JP3672134B2 - タイヤユニフォミティ測定装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、タイヤのユニフォミティ測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
タイヤのユニフォミティ測定装置は、回転軸に取り付けられた被測定タイヤに表面が平坦な代用路面としての回転ドラムを押しつけ、タイヤが回転するときに発生する3軸方向の力の成分を測定する。
【0003】
回転軸は、タイヤの移送ラインの途中にあり、上下のリムで支持し、その側方に回転ドラムが位置している。
従来は、1本の移送ラインに対して1個の回転ドラムが組になって設けられているのが一般的である(特公昭53−14598 号公報)。
【0004】
また1個の回転ドラムを2本の移送ラインが共用する例ががあるが、タイヤを支持する回転軸を駆動するモータ等もそれぞれ有して完全に独立した移送ラインが2本設けられたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前者の1本の移送ラインと1個の回転ドラムが組になった例では、回転軸の上下リムにタイヤを取付け・取外しを行うタイミングとタイヤを測定するタイミングを同時に行うことができず作業効率が悪い。
またサイズが異なるタイヤのユニフォミティを測定する場合は、リムを交換しなければならず、同時に2つのサイズのタイヤのユニフォミティ測定をすることはできない。
【0006】
後者の1個の回転ドラムを2本の移送ラインが共用する例では、各移送ラインが独立してモータ等をそれぞれ有しているので、設備コストが高くなる。
本発明は、かかる点に鑑みなされたもので、その目的とする処は、作業効率が良く、2サイズ同時の測定が可能で、設備が簡素化され設備コストの低減を図ることができるタイヤユニフォミティ測定装置を供する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用効果】
上記目的を達成するために、本発明は、タイヤを移送する左右平行な2ラインの移送コンベアと、同左右移送コンベアの互いに対向する途中個所の各移送コンベア上にそれぞれ設けられ上下のリムによってタイヤを支持する回転自在のリム軸と、駆動伝達手段を介して前記左右のリム軸のそれぞれを回転させる1個のモータと、前記左右のリム軸間に配設された垂直な支軸に回転自在に軸支された回転ドラムと、前記支軸をロードセルを介装して保持し左右に移動自在な保持部材と、前記保持部材を左右に移動して前記回転ドラムを前記リム軸に支持された一方のタイヤに押しつけ負荷を加えるタイヤ負荷手段とを備え、前記保持部材を左右に交互に移動して左右の移送コンベア上の各タイヤを交互に測定するタイヤユニフォミティ測定装置とした。
【0008】
2ラインの移送コンベアが1個の回転ドラムを共有しており、一方のラインの移送コンベアでリム軸の上下リムにタイヤを取付け・取外しを行っている時に、他方のラインの移送コンベアではタイヤを測定することができ、ユニフォミティ測定作業を効率良く行うことができる。
【0009】
また両移送コンベアのリム軸に互いに異なるリムを装着しておくことで、2種類のタイヤを同時に測定することができる。
左右のリム軸を1個のモータが回転させる構成であり、設備が簡素化され設備コストの削減を図ることができる。
【0010】
搬送されてきたタイヤを識別する識別手段と、識別されたタイヤを前記2ラインの移送コンベアのいずれかまたはその他に振り分ける振分手段とを備えた請求項1記載のタイヤユニフォミティ測定装置とすることで、タイヤの種類を識別して適切なラインの移送コンベアおよびその他に振り分けることができ、多彩な測定制御をすることができる。
また同種類のタイヤを2ラインの移送コンベアにタイミング良く交互に振り分けることで、ユニフォミティ測定の作業効率を向上させることができる。
【0011】
前記駆動伝達手段は、クラッチ機構を介したベルト駆動伝達手段である請求項1または請求項2記載のタイヤユニフォミティ測定装置とすることで、1個のモータを2ラインの移送コンベアが共有する構造を簡素化し、設備コストを低減することができる。
【0012】
前記保持部材は、矩形枠体であり、上下側壁で前記支軸を支持し前記回転ドラムが左右開口からはみ出すように回転自在に支持された請求項1または請求項2記載のタイヤユニフォミティ測定装置とすることで、矩形枠体の上下側壁が前後側壁に支持され構造的に十分な剛性・強度を確保することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下本発明に係る一実施の形態について図1ないし図5に図示し説明する。
本実施の形態に係るタイヤユニフォミティ測定装置1の一部省略した平面図であり、まず上流端のストックコンベア10からタイヤ識別装置11に被測定タイヤ2が1本ずつ搬入される。
【0014】
タイヤ識別装置11では、タイヤ2が垂直軸を中心に回転され、タイヤのサイドウォールに貼着されたバーコード識別紙をバーコードリーダー11aで読み取り当該タイヤの情報を入力する。
そして同時に潤滑剤塗布器11bによりタイヤのビード部にシリコンうすめ液を塗布する。
シリコンうすめ液はタイヤとリムとの嵌合を円滑にかつ確実にする。
【0015】
該タイヤ識別装置11の下流側に振分け装置12が配設され、振分け装置12はタイヤ2が載置される傾動板12aが左右に傾動するとともに前方へも傾動し、タイヤ2を3方のいずれかに振り分けることができる。
【0016】
測定を予定しているタイヤが2種類のときは、前記タイヤ識別装置11において入力されたタイヤの情報から判断されて左右いずれかに振り分けられるとともに、バーコードが読めなかったり予定外のタイヤが搬入されてきたときは、前方に振り分けられる。
【0017】
また同一種類のタイヤのみを測定する場合は、バーコード判読不能や予定外のタイヤが前方に振り分けられるほか、左右に交互に振り分けられる。
なお前方に振り分けられたタイヤは、落下口13から傾動板13a上に落下して、傾動板13aの左右いずれかの傾動により、一方はバーコード判読不能のタイヤが転がり出て、他方は予定外のタイヤが転がり出るようになっている。
【0018】
振分け装置12から左右に振り分けられたタイヤは、進行方向を直角に変更するカーブローラコンベア14,14により左右2ラインの平行な移送コンベア20,20のいずれかに搬送される。
左右の移送コンベア20,20は、両者間に所定の間隔を開けて互いに対称な構造をしており、両者間の長尺空間にはリム交換装置の一部が配設されている。
【0019】
左右の移送コンベア20,20が対称なので、一方について以下説明する。
移送コンベア20は、上流側から順にセンタリングブロック21,測定ブロック22,搬送ブロック23の3つのブロックからなり、各ブロックをローラコンベアで構成している。
【0020】
図1および図2を参照してセンタリングブロック21では、複数の搬送ローラがモータ21aにより等速で回転され、左右に一対のストッパー21b,21bとセンタリングアーム21c,21cが揺動自在に設けられており、搬送されてきたタイヤ2をストッパー21b,21bが停止させ、センタリングアーム21c,21cで左右から挟むようにしてタイヤ2のセンタリングを行い、以後所定中央位置を進行するように位置決めをする。
【0021】
次段の測定ブロック22は、複数のローラがモータ22aにより等速で回転され、同ローラは正転・逆転が可能で上流側への搬送もできる。
この測定ブロック22には、左右一対の位置決めアーム22b,22bが前後に2対所定位置に揺動自在に配設され、都合4本の位置決めアーム22bによりタイヤの位置決めがなされる。
こうして測定ブロック22でタイヤ2が位置決めされると、タイヤ2の鉛直方向に指向した中心軸が上下のリム軸25,26と一致する。
【0022】
測定ブロック22の位置決めされたタイヤ2を支持する部分のローラは左右に分割された短軸のものでタイヤ中心部分に空隙を形成している。
この空隙の上方に上側リム軸25が吊設されており、下端には上リム3が着脱自在に取り付けられており、同軸下方の下側リム軸26の上端には下リム4が着脱自在に取り付けられている。
【0023】
下側リム軸26は、昇降可能であり、上端に取り付けられた下リム4は前記短軸の搬送ローラが作る空隙を上下に貫通することができる。
一方上側リム軸25は、左右の測定ブロック22,22間に架設される支持フレーム30に回転自在に支持されており、上方に突出した部分にドリブンプーリ25aが嵌着されている(図2,図3参照)。
【0024】
支持フレーム30の左右中央部に立設されたブラケットにはサーボモータ31が固着支持されており、図2ないし図4に示すようにサーボモータ31の下方に突出した駆動軸31aには上下2つのドライブプーリ32,33が、それぞれクラッチを介して取り付けられており、上側のドライブプーリ32と前記左側(図3において右側)測定ブロック22のドリブンプーリ25a間にタイミングベルト34が架渡され、下側のドライブプーリ33と前記右側測定ブロック22のドリブンプーリ26a間にタイミングベルト35が架渡されている。
【0025】
したがってサーボモータ31の駆動でタイミングベルト34,35を介して左右の上側リム軸25,26を回転することができ、その際クラッチの係脱により一方のタイミングベルトのみ回動し、左右いずれかの上側リム軸を選択的に回転させることができる。
【0026】
支持フレーム30の中央下方には左右水平方向に指向して前後上下に敷設された4本のレール40に案内されて左右に摺動自在に保持部材たる矩形枠体41が配設されており、同矩形枠体41に回転ドラム42が垂直な支軸42aにより軸支されている。
【0027】
図4に示すように矩形枠体41は、上下側壁と前後側壁で矩形をなし左右を開口した姿勢で左右に摺動可能で、上下側壁で前記支軸42aを支持し前記回転ドラムが左右開口からはみ出すようにして回転自在に軸支されている。
【0028】
矩形枠体41の上側側壁の側方に油圧シリンダ43が支持フレーム30に吊設されており(図3参照)、同油圧シリンダ43のシリンダロッド43aの先端が矩形枠体41の側壁に固定され、該油圧シリンダ43のシリンダロッド43aの伸縮により矩形枠体41が回転ドラム42とともに左右に摺動する。
矩形枠体41の上下側壁が前後側壁に支持され構造的に十分な剛性・強度を確保して回転ドラム42を軸支することができる。
【0029】
回転ドラム42を軸支する支軸42aの軸受け部分にはロードセル45が備え付けられており、タイヤの半径方向の力の変動の大きさRFV(Radial Force Variation)、タイヤの横方向(軸方向)の力の変動の大きさLFV(Lateral Force Variation )などの検出を行う。
また測定ブロック22のローラコンベアの上方所定位置にマーキング装置27が吊設されている。
【0030】
移送コンベア20における上記測定ブロック22の次段の搬送ブロック23は、傾斜したローラコンベアであり、タイヤ2等は自重により搬送される。
その下流端近傍所定位置に出没自在のストッパー23aが設けられている。
【0031】
以上の移送コンベア20の下流側には、振分けコンベア50が左右の移送コンベア20,20に連続するように左右幅方向に長く配設されており、左右の移送コンベア20,20の延長にあたるローラコンベア51,51と、両ローラコンベア51,51間に挟まれたローラコンベア52の3列のローラコンベアが傾斜してタイヤ2を自重により下流側に搬送するようになっている。
【0032】
かかるローラコンベア51,52,51の各ローラ間を昇降して出没自在の複数のロープが左右方向に亘って架渡されてロープコンベア53を構成している。
したがって移送コンベア20から搬送されてきたタイヤ2は、ロープコンベア53が下降状態のままであればローラコンベア51を直線的に搬送されて搬出されるが、適当なタイミングでロープコンベア53が上昇すると、タイヤをロープコンベア53が支持することになり、よってロープコンベア53の回動によりタイヤ2を左右に移動することができる。
【0033】
適当に移動した処で、ロープコンベア53を下降するとローラコンベア52,51のいずれかに移載され、同移載されたローラコンベア52,51により搬出される。
またロープコンベア53によるタイヤ2の左右方向のいずれか一方への移動を端部を越えて行うと、左右いずれかの方向へ搬出することができる。
したがって図1に矢印で示すように振分けコンベア50においてタイヤ2を5つの場所に振り分けて搬出することができる。
【0034】
以上がタイヤユニフォミティ測定装置1の全体の概略構造であるが、本タイヤユニフォミティ測定装置1には、リム3,4を自動的に交換するリム交換装置60が設けられている。
左右の移送コンベア20,20間の空間がリム交換装置60に利用されており、センタリングブロック21,21間の空間には昇降リム保管棚61が配設されている。
【0035】
図5に示すように昇降リム保管棚61は、上下方向に長尺の箱体であるが、前方と左右側方が開口されており、内部に4段の棚段が載置コンベア62によって形成されている。
各載置コンベア62は、それぞれモータ63によりベルトを介して各ローラが等速で回転される。
【0036】
昇降リム保管棚61の背板にはスライダー64が突設され、立設された支持レール65にスライダー64が摺動自在に嵌合して昇降リム保管棚61を昇降自在に支持しており、支持レール65内にはネジ軸66が上下方向に延びており、前記スライダー64に螺合し貫通している。
【0037】
ネジ軸66は支持レール65の下端に固定されたモータ67によってタイミングベルト68を介して回転させられ、ネジ軸66の回転によりスライダー64を介して昇降リム保管棚61が上下に昇降する。
【0038】
上下リム3,4は、上下に重ねられた状態で板状のパレット5に載置されて、搬送されたり、昇降リム保管棚61の各載置コンベア62に載置されたりするもので、パレット5は、図5を参照して矩形板状をなし、中央に下リム4の外径より小さいが下側リム軸26の外径よりは大きい円孔5aと一側辺から同円孔5aに至る切欠き5bが形成されている。
なお図5に示すように上下リム3,4が載っていない空のパレット5も前記載置コンベア62に載置される。
【0039】
昇降リム保管棚61は、その昇降を制御して各載置コンベア62をセンタリングブロック21のローラと同じ高さに設定することができる。
センタリングブロック21,21の各外側に移載装置70が配置されており(図1参照)、同移載装置70はシリンダ71とその伸縮するシリンダロッドの先端に設けられた挟持アーム72とからなる。
【0040】
移載装置70は、シリンダロッドを伸長してセンタリングブロック21のローラと同じ高さにある昇降リム保管棚61の載置コンベア62上の上下リム3,4を取りに行き挟持アーム71が上下リム3,4を載せているパレット5を挟んで引張りセンタリングブロック21のローラ上に移すことができる。
【0041】
一方左右の移送コンベア20,20の搬送ブロック23,23間にはテーブルリフター74が配設されており、上下するテーブル74aはローラコンベアで形成されている。
テーブル74aの所定の上昇位置は、搬送ブロック23のローラより僅かに低い位置にある。
【0042】
このテーブルリフター74と前記昇降リム保管棚61間にはローラコンベアからなるリム搬送コンベア75が配設されており、同リム搬送コンベア75は前記左右の移送コンベア20,20よりも低い位置に配設され、モータ75a(図2参照)により各ローラが等速で回転される。
テーブルリフター74のテーブル74aの所定下降位置は、リム搬送コンベア75と同じ高さ位置である。
【0043】
左右の移送コンベア20,20の搬送ブロック23,23の各外側には、移載用シリンダ76が配置され、同移載シリンダ76の伸縮するシリンダロッドは内側に向き、先端は押圧バー76aを形成している。
【0044】
移載用シリンダ76は、シリンダロッドを伸長して押圧バー76aがセンタリングブロック21のローラ上のパレット5を押して、テーブルリフター70の上昇位置にあるテーブル70a上にパレット5を上下リム3,4とともにあるいはパレット5のみを移載することができる。
【0045】
本タイヤユニフォミティ測定装置1は、上記のようなリム交換装置60を備えている。
以下タイヤユニフォミティ測定装置1およびリム交換装置60の動作手順を説明する。
【0046】
当初左右の測定ブロック22,22の上下リム軸25,26には所定の上下リム3,4がそれぞれ装着されており、昇降リム保管棚61にはサイズの異なる上下リム3,4がパレット5に載って収納されるとともに空パレット5も収納されている。
【0047】
ストックコンベア10から搬入されたタイヤ2は、まずタイヤ識別装置11においてバーコードの読み取りによりタイヤ2が識別されるとともにビード部にシリコンうすめ液が塗布され、振分け装置12に移動され、識別不能のタイヤや所定サイズ以外のタイヤは前方に落下されて排出され、それ以外のタイヤはその識別されたサイズに応じて左右いずれかに振り分けられる。
なお左右の測定ブロックで同じ種類のタイヤがユニフォミティ測定される場合は、搬入されてくるタイヤを順次交互に左右に振り分ければよい。
【0048】
振り分けられたタイヤ2は、カーブローラコンベア14により方向を変えて移送コンベア20のセンタリングブロック21に入り、左右に一対のセンタリングアーム21c,21cによりセンタリングされ、ストッパー21b,21bにより所定のタイミングで測定ブロック22に移送される。
【0049】
測定ブロック22では前後左右の位置決めアーム22aによりタイヤ2は位置決めされ、下方に位置した下側リム軸26を上昇し、上端に装着された下リム4がタイヤ2のビード部を支持してタイヤ2を持ち上げ、上方で待っている上側リム軸25に装着された上リム3がタイヤ2のビード部を受け、上下リム3,4は係合し、タイヤ2は所定高さ(回転ドラム42と同じ高さ)で保持される。
そしてタイヤ内部に空気を供給して所定内圧とする。
【0050】
油圧シリンダ43を駆動して回転ドラム42を移動し、タイヤ2に所定圧力で押圧する。
サーボモータ31の駆動で、クラッチを介してタイミングベルト34,35のいずれかを回動して所定の上側リム軸25を回転してタイヤ2を回転させる。
回転ドラム42はともに回転する。
最初数回転程ならし回転を行ったのち、逆回転でユニフォミティ測定を行い、次いで正回転で測定を行う。
【0051】
ユニフォミティ測定はロードセル45による検出によりタイヤ全周に亘り行われ、ロードセル45が検出した結果はコンピュータにより処理され、ユニフォミティ測定値が算出され、RFVやLFV等の測定結果によりタイヤの評価がなされる。
なお一方の測定ブロック22でユニフォミティ測定がなされているときに、他方の測定ブロック22ではタイヤ2の上下リム3,4による取り付け等の作業が同時に行え作業効率が良い。
【0052】
ユニフォミティ測定のうち特にRFVの最大値を示したタイヤ個所には、マーキング装置27によりマークが付される。
サーボモータ31の駆動制御によりRFVの最大値を示したタイヤ個所が所定位置(例えば最下流側)に回転したときにタイヤ2の回転が停止されるようにしてマーキング装置27が指定された位置にマークを付すことができるようになっている。
【0053】
測定が終了すると回転ドラム42は元に戻り、タイヤ2の内圧も抜かれ、下側リム軸26が下降して測定ブロック22のローラ上にタイヤ2を載置し、搬送ブロック23に移送する。
搬送ブロック23のローラを搬送したタイヤ2は、振分けコンベア50に移り、同振分けコンベア50において前記ユニフォミティ測定による評価に従って5つの排出個所のいずれかから排出される。
【0054】
2ラインの移送コンベア20,20の左右の測定ブロック22,22が,1個の回転ドラム42を共有しており、一方の測定ブロック22で回転ドラム42を使って測定を行っている時に、他方の測定ブロック22で上下リム3,4へのタイヤ2の取付け・取外しを行うことができ、ユニフォミティ測定作業を効率良く行うことができる。
【0055】
また測定ブロック22の上下リム軸25,26に装着する上下リム3,4を、左右の測定ブロック22,22で互いに異ならしめることで、2種類のタイヤを同時に測定することができる。
左右の上側リム軸25,25を1個のサーボモータ31が回転させる構成であり、装置が簡素化され設備コストが削減される。
【0056】
次にリムの交換作業について説明する。
まず昇降リム保管棚61に収納されている空のパレット5を、移送コンベア20と同じ高さにした載置コンベア62から移載装置70によりセンタリングブロック21のローラ上に移し、センタリングした後、測定ブロック22に移送する。
【0057】
測定ブロック22では一度中央部を通過させた所でパレット5を停止させ、下側リム軸26を上昇させて下リム4を上リム3に係合して上リム3を上側リム軸25から脱着して、下リム4の上に重ねて支持されるようにする。
この間に測定ブロック22のローラを逆回転して下流側に停止していたパレット5を中央まで戻す。
【0058】
パレット5は上流側に切欠き5bを有するので、パレット5は中央の円孔5aに下側リム軸26が貫通する位置に至り停止する。
そして下側リム軸26を下降し、下リム4がパレット5上に載った処で下リム4を下側リム軸26から脱着する。
【0059】
上下リム3,4はパレット5上に載置された状態にあり、この状態で次の搬送ブロック23に移送され、ストッパー23aの突出で所定位置に停止され、側方に配置された移載シリンダ76によりパレット5が内側に押されて同じ高さで待機していたテーブルリフター74のテーブル74aに移される。
【0060】
テーブル74aがリム搬送コンベア75と同じ高さに下降した処で、上下リム3,4はパレット5とともにリム搬送コンベア75に移され昇降リム保管棚61へ搬送される。
昇降リム保管棚61では空いた状態にある所定の棚段の載置コンベア62をリム搬送コンベア75と同じ高さに設定しておくことで、リム搬送コンベア75で搬送されてきた上下リム3,4をパレット5とともに該載置コンベア62上に収納することができる。
【0061】
以上は使用済みの上下リム3,4の取り外し・回収作業であったが、この作業とタイミイングをいくらか遅らせて新たな上下リム3,4の供給・取付け作業が行われる。
すなわち空パレット5が昇降リム保管棚61から搬出された後、適当な時間をおいて昇降リム保管棚61に保管されていた新たな上下リム3,4がパレット5とともに移載装置70により移送コンベア20に移載され、使用済みの上下リム3,4が取り外され後の測定ブロック22に移送される。
【0062】
測定ブロック22では中央位置に新たな上下リム3,4およびパレット5を位置させ下側リム軸26を上昇させると、下側リム軸26はパレット5の円孔5aを貫通して下リム4を支持するとともに装着し、該下リム4の上に上リム3を重ねた状態のままさらに上昇して上方に位置した上側リム軸25に上リム3を当接し装着する。
【0063】
この間にローラ上に残ったパレット5を搬送ブロック23へ移送する。
パレット5の円孔5aを下側リム軸26が貫通した状態にあるが、切欠き5bが上流側を向いているので、パレット5は下側リム軸26から抜けて支障なく下流へ移動できる。
【0064】
パレット5が搬送ブロック23に移動した後、下側リム軸26を下降すれば上リム3は上方の上側リム軸25に装着された状態で残り、下リム4は下側リム軸26に装着された状態でローラの下方に位置して、タイヤの取り付けを待つ状態となる。
【0065】
なお搬送ブロック23に移送された空のパレット5は、移載装置76によりテーブルリフター74のテーブル74aに移載され、下降したテーブル74aからリム搬送コンベア75に移されて搬送され、所定の高さに設定された昇降リム保管棚61の載置コンベア62に収納される。
【0066】
以上のように使用済みの上下リム3,4の取り外し・回収作業および新たな上下リム3,4の供給・取付け作業を完全自動で効率良く円滑に遂行することができる。
タイヤユニフォミティ測定装置1の2ラインの移送コンベア20,20間の空間を利用して昇降リム保管棚61,テーブルリフター74,リム搬送コンベア75等が配設され、左右のユニフォミティ測定において共有することができ、設備コストの低減および設置スペースの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るタイヤユニフォミティ測定装置の一部省略した平面図である。
【図2】同側面図である。
【図3】測定ブロックの下流側から見た正面図である。
【図4】測定ブロックの部分的に省略した要部斜視図である。
【図5】リム交換装置の部分的に省略した要部斜視図である。
【符号の説明】
1…タイヤユニフォミティ測定装置、2…タイヤ、3…上リム、4…下リム、
5…パレット、
10…ストックコンベア、11…タイヤ識別装置、12…振分け装置、13…落下口、
14…カーブローラコンベア、
20…移送コンベア、21…センタリングブロック、22…測定ブロック、23…搬送ブロック、
25…上側リム軸、26…下側リム軸、27…マーキング装置、
30…支持フレーム、31…サーボモータ、32…上側ドライブプーリ、33…下側ドライブプーリ、34,35…タイミングベルト、
40…レール、41…矩形枠体、42…回転ドラム、43…油圧シリンダ、45…ロードセル、
50…振分けコンベア、51,52…ローラコンベア、53…ロープコンベア、
60…リム交換装置、61…昇降リム保管棚、62…載置コンベア、63…モータ、64…スライダー、65…支持レール、66…ネジ軸、67…モータ、68…タイミングベルト、
70…移載装置、71…シリンダ、72…挟持アーム、
74…テーブルリフター、75…リム搬送コンベア、76…移載シリンダ。

Claims (4)

  1. タイヤを移送する左右平行な2ラインの移送コンベアと、
    同左右移送コンベアの互いに対向する途中個所の各移送コンベア上にそれぞれ設けられ上下のリムによってタイヤを支持する回転自在のリム軸と、
    駆動伝達手段を介して前記左右のリム軸のそれぞれを回転させる1個のモータと、
    前記左右のリム軸間に配設された垂直な支軸に回転自在に軸支された回転ドラムと、
    前記支軸をロードセルを介装して保持し左右に移動自在な保持部材と、
    前記保持部材を左右に移動して前記回転ドラムを前記リム軸に支持された一方のタイヤに押しつけ負荷を加えるタイヤ負荷手段とを備え
    前記保持部材を左右に交互に移動して左右の移送コンベア上の各タイヤを交互に測定することを特徴とするタイヤユニフォミティ測定装置。
  2. 搬送されてきたタイヤを識別する識別手段と、
    識別されたタイヤを前記2ラインの移送コンベアのいずれかまたはその他に振り分ける振分手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載のタイヤユニフォミティ測定装置。
  3. 前記駆動伝達手段は、クラッチ機構を介したベルト駆動伝達手段であることを特徴とする請求項1または請求項2記載のタイヤユニフォミティ測定装置。
  4. 前記保持部材は、矩形枠体であり、上下側壁で前記支軸を支持し前記回転ドラムが左右開口からはみ出すように回転自在に支持されたことを特徴とする請求項1または請求項2記載のタイヤユニフォミティ測定装置。
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