JP3670632B2 - 電磁波シールドボックス - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話機などの無線端末の動作試験をするために無線端末を収納する電磁波シールドボックスであって、特に、無線端末の収納位置の再現性を得る電磁波シールドボックスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話機などの無線端末は、購入時あるいは購入後の使用における発振および受信状態が正常であるか否かを明確にする要求が生じている。このため、各販売営業所などには、窓口で容易に無線端末の動作試験が行える試験器が設置されている。
【0003】
この種の試験器で動作試験を行う際には、周囲の電磁波からシールドされた状態で無線端末を設置する空間を有する電磁波シールドボックスが用いられ、外部からの電磁波が試験対称となる無線端末のアンテナに入射して試験結果に悪影響を及ぼさないようにしている。
【0004】
電磁波シールドボックスは、図22に示すように、アルミなどの電磁波を反射し得る金属板を外筐とするボックス本体51と、蓋体52とで構成されている。ボックス本体51は、試験対象物である無線端末53を載置する収納部54を有している。収納部54は、蓋体52に対応する部分が開口した箱型形状をなしており、その開口縁には全周に渡って導電性のシールド部材55が埋設された凹溝56が形成されている。蓋体52の内壁面には、収納部54の凹溝56に嵌合される無端状の凸条57が設けられている。凸条57は、蓋体52をボックス本体51に取り付けた際に、凹溝56に嵌合されてシールド部材55に当接する。また、ボックス本体51において収納部54を形成する底側には、不図示の結合用アンテナが設けられている。
【0005】
上記電磁波シールドボックスを用いて無線端末53の動作試験を行うには、蓋体52を開けて試験対象物となる無線端末53を収納部54に収納した後、蓋体52を閉めて固定する。これにより、無線端末53は、周囲の電磁波からシールドされた状態でボックス本体51内に収納される。その後、無線端末53の動作試験が開始される。
【0006】
ところで、上記のように電磁波シールドボックスを用いて動作試験を行う際には、同種の無線端末53において、結合用アンテナに対する無線端末53のアンテナ53aの位置を常に同じ位置となるように再現性を得る必要がある。結合用アンテナに対する無線端末53のアンテナ53aの位置が変わると、電界分布が変化するため正確な測定が行えなくなる。したがって、同種の各無線端末53の各送受信性能を同一条件で常に正確な測定を行うために結合用アンテナに対する無線端末53のアンテナ53aの位置を常に同じくなるように位置決めしなければならない。
【0007】
この位置決めの構造には、以下の第一乃至第三の構造がある。
第一の位置決め構造は、無線端末53を置く収納部54の内底面54aに無線端末53を位置合せするための目盛が施されている。この目盛は、各種形状の異なる各種の無線端末53に対応してそれぞれ施されている。そして、各種に対応した目盛に無線端末53を合わせて置くことにより無線端末53の位置決めがなされ、同種の無線端末53の位置に再現性を得ようとしている。
【0008】
第二の位置決め構造は、特開2000−9779号公報に開示されており、無線端末53を置く収納部54の内底部において、二つの斜面を有したV型支持台に、前記二つの斜面に対して垂直な面をもつ衝立を設けてなる。そして、無線端末53の側面を斜面の一方に位置決めし、上面を衝立の面に位置決めすることにより位置決めがなされ、同種の無線端末53の位置に再現性を得ようとしている。
【0009】
第三の位置決め構造は、特開平11−177508号公報に開示されており、無線端末53を置く収納部54内に、無線端末53を挟持するホルダを設けている。そして、ホルダによって無線端末53を挟持することにより位置決めがなされ、同種の無線端末53の位置に再現性を得ようとしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の電磁波シールドボックスでは、第一の位置決め構造の場合、目盛を用いたとしても誰しもが同じ位置に置くことは難しく、また、特定の無線端末53を合わせるべき目盛以外の目盛に合わせてしまう置き間違いが生じるので、確実な再現性が得られないという問題があった。
【0011】
また、第二の位置決め構造の場合、無線端末53には様々な形状があるため、例えば、折畳式の無線端末などのように、その側面と上面とを斜面や衝立の面に合わせることができない形状の機種が存在し得ることとなる。無線端末53である携帯電話機は頻繁に新機種が発売されるので、新機種を含む全ての機種に対応することができないという問題がある。
【0012】
また、第三の位置決め構造の場合、無線端末53の挟持する部位を特定する要素がないため、確実な再現性が得られないという問題があった。さらに、第三の位置決め構造では、上記第二の位置決め構造と同様に、無線端末53には様々な形状があるため、ホルダによって挟持できない形状の機種が存在し得るという問題もある。
【0013】
そこで本発明は、上記課題を解消するために、同種の無線端末の位置の再現性を容易に得るとともに、各種の無線端末に対応した位置決めを行うことができる電磁波シールドボックスを提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明による請求項1記載の電磁波シールドボックスは、
無線端末4を収納する収納部5を有し、前記無線端末4のアンテナ4aと空間的に結合される結合用アンテナ14を前記収納部5の外底部分に有したボックス本体2と、該ボックス本体2に対して開閉可能とされて前記無線端末4を外部の電磁波からシールドする蓋体3とを備え、前記無線端末4を載置する非金属製の載置部31と、前記無線端末4の隣接して向きの異なる二つの外面4c,4dをそれぞれ突き当てる非金属製の突き当て手段32と、を備えた電磁波シールドボックスにおいて、
前記突き当て手段32は、
非折畳式の前記無線端末4Aの先端部外面4Acを突き当てる第一突き当て部32Aaと、折畳式の前記無線端末4Bを開いた状態での先端部外面4Bcを突き当てる第二突き当て部32Acと、折畳式の前記無線端末4Bを開いた載置状態を安定して支持する支持部32Abとからなる専用突き当て部32Aと、
前記各無線端末4A,4Bの側部外面4Ad,4Bdを突き当てる共用突き当て部32Bと、
を備えたことを特徴とする。
【0016】
請求項2記載の電磁波シールドボックスは、請求項1記載の電磁波シールドボックスにおいて、
前記第一突き当て部32Aaは前記載置部31と直交する直立面をなし、前記支持部32Abは前記第一突き当て部32Aaの上端から上向きに傾斜する斜面をなし、前記第二突き当て部32Acは前記支持部32Abと直交する立面をなして一体に形成されていることを特徴とする。
【0017】
請求項3記載の電磁波シールドボックスは、請求項1〜請求項2の何れかに記載の電磁波シールドボックスにおいて、
前記載置部31と前記突き当て手段32とに対して前記無線端末4(4A,4B)を押し付けるように前記無線端末4(4A,4B)に掛け回されてなる延性のある非金属製の固定手段33を備えたことを特徴とする。
【0018】
請求項4記載の電磁波シールドボックスは、請求項3記載の電磁波シールドボックスにおいて、
前記固定手段33は、単一もしくは複数の紐体からなることを特徴とする。
【0019】
請求項5記載の電磁波シールドボックスは、請求項3記載の電磁波シールドボックスにおいて、
前記固定手段33は、網目状とされていることを特徴とする。
【0020】
請求項6記載の電磁波シールドボックスは、請求項3記載の電磁波シールドボックスにおいて、
前記固定手段33は、透過性であることを特徴とする。
【0021】
請求項7記載の電磁波シールドボックスは、請求項3〜請求項6の何れかに記載の電磁波シールドボックスにおいて、
前記固定手段33は、前記突き当て手段32あるいは前記載置部31の何れか一方に固定された基端33aと、前記突き当て手段32あるいは前記載置部31の何れか他方に係止部材37を介して係脱可能とされた自由端33bとを有してなることを特徴とする。
【0022】
請求項8記載の電磁波シールドボックスは、請求項3〜請求項6の何れかに記載の電磁波シールドボックスにおいて、
前記固定手段33は、前記無線端末4(4A,4B)の下側となる前記載置部31の部位に固定された基端33aと、前記突き当て手段32に係止部材37を介して係脱可能とされた自由端33bとを有してなることを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して具体的に説明する。
図1は本発明による電磁波シールドボックスの一例を示す斜視図である。
【0024】
電磁波シールドボックスは、携帯電話機などの無線端末4の動作試験を行うために、無線端末4を周囲の電磁波からシールドするものであり、ボックス本体2と、蓋体3とを備えている。
【0025】
ボックス本体2は、アルミなどの電磁波を反射し得る金属板を外筐とし、その上面に試験対象物としての、例えば携帯電話機などの無線端末4が収納される収納部5が設けられている。
【0026】
収納部5は、その上面が矩形状に開口されており、開口した部分よりボックス本体2の内下方に進出した箱状の空間を有している。また、収納部5の開口縁には、全周に渡って凹溝6が形成されている。この凹溝6内には、導電性を有した断面略V字状の下部で分離接触したシールドバネ7が凹溝6に沿って設けられている。
【0027】
また、収納部5の内部には、無線端末4に設けられた制御コネクタ4bに接続される接続端子10が設けられている。接続端子10は、収納部5内においてケーブル10aによって引き出されている。
【0028】
蓋体3は、アルミなどの電磁波を反射し得る金属板により形成され、ボックス本体2に対して支軸8を介して回動自在に設けられている。この蓋体3には、収納部5の開口縁に設けられた凹溝6と対応して嵌合される無端状の凸条9が設けられている。この凸条9は、蓋体3を閉めた際に凹溝6に嵌合され、その端縁がシールドバネ7に当接される。なお、蓋体3を閉めた際には、不図示の係止手段によってボックス本体2側に係止されて閉めた状態が保たれるようになっている。
【0029】
図1に示すように、ボックス本体2の内部であって、収納部5の外底部分には、基板13が設けられている。この基板13の収納部5側に向く上面には、無線端末4のアンテナ4aと空間的に結合される結合用アンテナ14が設けられている。この結合用アンテナ14は、本実施の形態では、自己補対アンテナまたはそれに準じたアンテナによって形成されている。
【0030】
図2に示すように、結合用アンテナ14は、一対のアンテナ素子15,16が基板13の上面にパターン形成されてなる。一方のアンテナ素子15は、幅の狭い複数の扇状金属板17を有し、この扇状金属板17が、その扇状と同一形状の隙間をあけて放射状に並べて形成されている。各扇状金属板17は、放射中心側の給電部18で先端同士が接続されている。また、他方のアンテナ素子16は、一方のアンテナ素子15と同様に幅の狭い複数の扇状金属板17を有し、この扇状金属板17が、その扇状と同一形状の隙間をあけて放射状に並べて形成されている。各扇状金属板17は、放射中心側の給電部19で先端同士が接続されている。これら、一方のアンテナ素子15と、他方のアンテナ素子16とは、対称に形成されている。
【0031】
ここで、自己補対アンテナとは、アンテナ素子が金属板状の平面構造とされたアンテナにおいて、アンテナ素子を共通の点を中心に所定角度回転させたり、所定の線に対して折り返した時に、金属部分と空間(非金属)部分とが入れ代わる形状を有するアンテナである。この自己補対アンテナは、無限大のアンテナ素子を用いたときアンテナのインピーダンスが、周波数によらず一定(60πΩ)となるが、アンテナ素子が有限の大きさの場合は、その大きさによって最低使用周波数が決まる。
【0032】
たとえば、図3に示す結合用アンテナ14は、一対のアンテナ素子アンテナ素子15’,16’の扇状金属板17が設けられている角度範囲が、それぞれ180度まで広がっている。そして、扇状金属板17の長さを略半径とする円内で、アンテナ素子15’,16’を合わせた金属部分を所定角度回転させたときに金属部分以外の部分と一致するように形成されていれば、自己補対アンテナと見なすことができる。ゆえに、アンテナ素子15’,16’の大きさ(半径)で決まる周波数以上の広い周波数範囲で前記60πΩに近い一定のインピーダンスとなる。
【0033】
すなわち、図2に示す結合用アンテナ14は、各アンテナ素子15,16において、扇状金属板17が設けられている角度範囲が180度より狭く形成されているため、完全な自己補対アンテナとは言えないが、その角度範囲が極端に狭くなければ、自己補対アンテナに準じたアンテナと見なすことができ、広帯域特性が得られることとなる。
【0034】
また、図4に示す結合用アンテナ14は、直角二等辺三角形のアンテナ素子20,21からなる自己補対アンテナであり、各アンテナ素子20,21は、頂角の位置に給電部18,19が設けられている。そして、図5に示す結合用アンテナ14は、図4に示すアンテナ素子20,21に対して給電部18,19が設けられた頂角の角度を90度より狭めたアンテナ素子20’,21’からなる自己補対アンテナに準じたアンテナである。
【0035】
これら図2乃至図5に示す各結合用アンテナ14は、直線偏波型であり、給電部18,19からみたインピーダンスは、800MHz〜2.5GHzの範囲で60πΩに近い値(たとえば200Ω)で略一定となっている。
【0036】
また、図6に示す結合用アンテナ14は、対数周期型の二つのアンテナ素子22,23からなる自己補対アンテナである。そして、図7に示す結合用アンテナ14は、対数スパイラル型の二つのアンテナ素子24,25からなる自己補対アンテナである。これら図6および図7に示す各結合用アンテナ14は、円偏波型の自己補対アンテナである。
【0037】
図8に示すように、給電部18,19は、スルーホールメッキ加工によって基板13の一面側(上面側)から他面側(底面側)に貫通するように形成され、接続ライン27a,27bを介して基板13の底面側に実装されたインピーダンス変換器28の一端側に接続されている。
【0038】
図9に示すように、インピーダンス変換器28は、コア28a,28bとコイル28c〜28fからなるインピーダンス比4対1のバラン(平衡不平衡変換器)によって構成されており、その他端側(不平衡側)からアンテナ素子15,16側を見たインピーダンスをおよそ50Ωに変換している。このインピーダンス変換器28は、コア28a,28bの材質とコイル28c〜28fの巻き数を選択することで、800MHz〜2.5GHzまでの広い範囲にわたってインピーダンスの変換と平衡不平衡の変換とを安定して行うことができる。
【0039】
インピーダンス変換器28の他端側には、特性インピーダンス50Ωの同軸ケーブル29の一端側が接続されている。同軸ケーブル29の他端側は、ボックス本体2の外部に引き出されて不図示の試験装置に接続されている。
【0040】
上記結合用アンテナ14は、自己補対アンテナまたはそれに準じた構成を有しているため、無線端末4のアンテナ4aの位置の変化に対してアンテナ4aとの結合度が大きく変化しない。このため、無線端末4のアンテナ4aとの良好な結合状態を得るので、収納部5内に置いた無線端末4それぞれの安定した動作試験が行える。さらに、結合用アンテナ14は、自己補対アンテナまたはそれに準じた構成により、無線端末4のアンテナ4aの位置の変化に対してアンテナ4aとの結合度が大きく変化しないので、収納部5内に置いた無線端末4の位置が微小にズレたとしても、同種の無線端末4における動作試験の再現性を得ることが可能である。
【0041】
また、図2乃至図5に示す直線偏波型の結合用アンテナ14の場合、無線端末4を収納部5内に置く際、図10(a)に示すように、アンテナ4aの長さ方向が、結合用アンテナ14のアンテナ素子15,16の並び方と一致するようにセットすることが好ましく、両アンテナ4a,14の結合を強くできる。そして、図10(b)に示すように、無線端末4のアンテナ4aの長さ方向が結合用アンテナ14のアンテナ素子15,16の並び方に対して傾いても、結合に寄与するアンテナ素子15、16が代わるだけで結合度は大きく変化することがないので同種あるいは各種の無線端末4における動作試験の再現性が図られる。
【0042】
また、上述した図6および図7に示す円偏波型の結合用アンテナ14の場合、無線端末4のアンテナ4aの向きに関わらず結合度が略一定となるので、同種あるいは各種の無線端末4における動作試験の再現性がより図られる。
【0043】
また、結合用アンテナ14は、自己補対アンテナまたはそれに準じた構成を有し、800MHz〜2.5GHzまでの広帯域特性を有しているので、周波帯が異なる無線端末4の試験を安定して行うことが可能である。また、インピーダンス交換器28によって同軸ケーブル29のインピーダンスに整合させることで、アンテナ全体として容易、且つ、安価に製造が可能である。
【0044】
以下、無線端末4を上記結合用アンテナ14に対して位置決めする位置決め構造について説明する。
図1に示すように、収納部5内には、無線端末4を位置決めして載置する位置決め構造を有している。図11は位置決め構造を示す斜視図、図12は位置決め構造を示す平面図、図13(a)は図12におけるA−A断面図、図13(b)は図12におけるB−B断面図である。
【0045】
図11および図12に示すように、位置決め構造は、載置部31と、突き当て手段32と、固定手段33とを有してなる。
【0046】
まず、載置部31は、非金属製の例えばウレタン系発泡材などからなる。載置部31は、収納部5の底面に敷かれるように位置決め構造の基部をなす板状の基板30の平坦な上面として構成されている。本実施の形態での載置部31は、基板30の上面を凹設してなる平坦面であり、各種無線端末4を載置できる長手状の面積を有している。
【0047】
次に、突き当て手段32は、非金属製の例えばウレタン系発泡材などからなり、基板30aに一体にして突設されている。突き当て手段32は、無線端末4の隣接して向きの異なる二つの外面をそれぞれ突き当てるように構成されている。無線端末4の隣接して向きの異なる二つの外面とは、本実施の形態では、例えば、図1に示す略長手直方形状とされた無線端末4において、互いに直交する短手側の先端部外面4cと長手側の側部外面4dとを示す。その他二つの外面は、隣接して向きの異なる互いに直交する外面であればよい。
【0048】
突き当て手段32は、専用突き当て部32Aと、共用突き当て部32Bとを有している。
【0049】
図13(a)に示すように、専用突き当て部32Aは、第一突き当て部32Aaと、支持部32Abと、第二突き当て部32Acとからなる。
第一突き当て部32Aaは、載置部31と直交する直立面をなしている。支持部32Abは、第一突き当て部32Aaの上端から連続して上向きに傾斜する斜面をなしている。第二突き当て部32Acは、支持部32Abと直交する立面をなしている。これら第一突き当て部32Aa,支持部32Abおよび第二突き当て部32Acは、上述の非金属製である例えばウレタン系発泡材などで一体に形成されて基板30の上面に突設されている。
【0050】
図13(b)に示すように、共用突き当て部32Bは、前記第一突き当て部32Aaと直交する関係にあり、且つ、載置部31と直交する直立面をなしている。共用突き当て部32Bは、上述の非金属製である例えばウレタン系発泡材などで形成されて基板30の上面に突設されている。
【0051】
なお、図11および図12に示すように、専用突き当て部32Aと共用突き当て部32Bとの間には、載置部31と面一な面に連続する間隔34が設けられている。また、載置部31を間において共用突き当て部32Bと対面する部分には、共用突き当て部32Bに平行とされた共用突き当て部32B’が設けられ、この共用突き当て部32B’と専用突き当て部32Aとの間にも、載置部31と面一な面に連続する間隔34’が設けられている。
【0052】
また、図11および図12に示すように、共用突き当て部32B(共用突き当て部32B’)は、無線端末4を載置する載置部31の長手方向の範囲であって、専用突き当て部32Aがある側と相反する側において、基板30の上面に突出が無いように形成されている。すなわち、載置部31の長手方向の一部には、周囲に突設されたものが無い平面35が形成されていることとなる。これにより、載置部31に載置された無線端末4の長手方向の後端部外面4c’および側部外面4dの一部が、共用突き当て部32B(共用突き当て部32B’)の無い位置に存在し得る。
【0053】
また、図11および図12に示すように、前記平面35に連なる基板30の上面には、周囲が平面35で囲まれた突起部36が形成されている。
【0054】
次に、固定手段33は、非金属性の例えばゴム材などの延性を有した長手状の帯体からなる。また、固定手段33は、ゴム紐などの織製によって延性を有した長手状の帯体をなしていてもよい。
【0055】
この固定手段33は、基端33aが載置部31の底面側に固定され、自由端33b側が載置部31の一部に穿設された貫通穴31aから上方に引き出されている。すなわち、固定手段33は、基端33aが載置部31に載置された無線端末4の下側となる部位に固定されている。
【0056】
固定手段33の自由端33bには、係止部材37の一方37aが設けられている。また、係止部材37の他方37bは、共用突き当て部32Bの突設された上部に設けられている。係止部材37の一方37aと他方37bは、互いに係脱可能であり、本実施の形態では図11に示す雌雄面ファスナーが採用されている。また、係止部材37には、図14に示す雌雄フックや、不図示の雌雄ホックなども採用することが可能である。このように係止部材37は、固定手段33の自由端33bを、共用突き当て部32B側に係脱可能とする構成であれば如何なるものでもよい。
【0057】
また、固定手段33は、基端33aが共用突き当て部32B側に固定され、自由端33bが前記係止部材37によって載置部31側に係脱可能とされていてもよい。さらに、固定手段33は、係止部材37を用いず、一端(基端33a)が載置部31側に固定され、且つ、他端(自由端33b)が共用突き当て部32B側に固定されている構成であってもよい。
【0058】
なお、固定手段33は、図15に示すように、帯体に限らず、複数の紐体からなる構成や、図示しないが単一の紐体からなる構成であってもよい。さらに、固定手段33は、図16に示すように、帯体に限らず、網目状(メッシュ)とされていてもよい。また、固定手段33は、図示しないが透過性のものであってもよい。
【0059】
このように構成された電磁波シールドボックスを用いて無線端末4の動作試験を行う場合には、図1で示す蓋体3を開け、試験対象となる無線端末4の制御コネクタ4bに接続端子10を接続する。その後、収納部5内に無線端末4を位置決めして載置し、蓋体3を閉じる。これにより、収納部5の内部(無線端末4)が外部の電磁波に対してシールドされる。その後、ケーブル10aを介して入力される不図示の試験装置からの制御信号によって無線端末4を制御し、結合用アンテナ14に空間的に結合された無線端末4に対する発呼、着信、感度などの動作試験を行う。
【0060】
上記動作試験に際し、収納部5内における無線端末4の位置決めは、上述した位置決め構造による。また、上述した位置決め構造では、図17および図18(a),(b)に示すように非折畳式の無線端末4Aの位置決めを行い、且つ、図19および図20(a),(b)に示すように折畳式の無線端末4Bの位置決めを行う。
【0061】
先ず、非折畳式の無線端末4Aの位置決めを行う際には、図17および図18(a)に示すように、無線端末4Aのアンテナ4Aaを、専用突き当て部32Aと共用突き当て部32Bとの間の間隔34に挿通するようにして、載置部31に無線端末4Aを載置する。
【0062】
なお、無線端末4Aのアンテナ4Aaの位置が図17および図18(a)で示す位置と対称位置にある場合には、そのアンテナ4Aaを、専用突き当て部32Aと共用突き当て部32B’との間の間隔34’に挿通する。
【0063】
そして、無線端末4Aの先端部外面4Acを、専用突き当て部32Aにおける第一突き当て部32Aaの直立面に当接させるとともに、無線端末4Aの側部外面4Adを、共用突き当て部32Bの直立面に当接させる。
【0064】
そして、固定手段33の自由端33bを、無線端末4Aの周囲を囲むように引き延ばして係止部材37を係止させる。なお、固定手段33の基端33aおよび自由端33bが固定されている構成の場合は、固定手段33の輪の中に無線端末4Aを挿通すればよい。
【0065】
固定手段33は、無線端末4Aを、載置部31および共用突き当て部32Bの直立面に押し付け付勢して位置決めする。特に、固定手段33は、基端33aが載置部31に載置された無線端末4Aの下側に固定されているため、図18(b)に示すように、載置部31に載置された無線端末4Aの下側から、共用突き当て部32Bに当接されていない側部外面4Ad’を介して上側を通過するようにして自由端33bが固定される。このため、固定手段33は、図18(b)に示すように、無線端末4Aを、載置部31および共用突き当て部32Bの直立面に押し付ける付勢力を適宜生じることとなる。
【0066】
また、上述したように、固定手段33が、単一もしくは複数の紐体からなる構成や、網目状(メッシュ)の構成や、透過性の構成である場合には、無線端末4Aの表示部分や操作部分を現すことができるので、動作試験に際して無線端末4Aの操作を容易に行うことが可能である。
【0067】
また、無線端末4Aの制御コネクタ4Abは、無線端末4Aの後端部外面4Ac’に設けられていることが多いが、側部外面4Ad(側部外面4Ad’)に設けられていることもある。上述した位置決め構造では、図18(a)に示すように、平面35によって、載置部31に載置された無線端末4Aの長手方向の後端部外面4Ac’および側部外面4Adの一部が、共用突き当て部32B(共用突き当て部32B’)の無い位置に存在し得るため、無線端末4Aの位置決めを阻害することなく側部外面4Ad(側部外面4Ad’)に設けられた制御コネクタ4Abに接続端子10を接続することが可能である。
【0068】
また、上述した位置決め構造では、図17に示すように、基板30の上面に、周囲が平面35で囲まれた突起部36が形成されている。すなわち、突起部36に接続端子10から引き出されたケーブル10aを巻装することにより、各種無線端末4Aの制御コネクタ4Abに位置によって様々に収納部5内で配線されるケーブル10aを邪魔になることなく取り回すことが可能である。
【0069】
次に、折畳式の無線端末4Bの位置決めを行う際には、図19および図20(a)に示すように、無線端末4Bを開いた状態とし、そのアンテナ4Baを、専用突き当て部32Aと共用突き当て部32Bとの間の間隔34に挿通するようにして、載置部31に無線端末4Bを載置する。
【0070】
なお、無線端末4Bのアンテナ4Baの位置が図19および図20(a),(b)で示す位置と対称位置にある場合には、そのアンテナ4Baを、専用突き当て部32Aと共用突き当て部32B’との間の間隔34’に挿通する。
【0071】
なお、図19および図20(a)で示す折畳式の無線端末4Bは、折畳みの番い部分にアンテナ4Baが設けられているが、開いた先端部外面4Bcにアンテナ4Baが設けられているものもある。この場合でも上記と同様にアンテナ4Baを間隔34あるいは間隔34’に挿通すればよい。
【0072】
また、無線端末4Bは、開いた状態で番い部分を介して略15度の角度を有しているが、番い部分を介した一方は載置部31に載置され、他方は専用突き当て部32Aにおける支持部32Abの斜面に置かれる。
【0073】
そして、無線端末4Bを開いた状態の先端部外面4Bcを、専用突き当て部32Aにおける第二突き当て部32Acの立面に当接させるとともに、無線端末4Bの側部外面4Bdを、共用突き当て部32Bの直立面に当接させる。
【0074】
そして、固定手段33の自由端33bを、無線端末4Bの周囲を囲むように引き延ばして係止部材37を係止させる。なお、固定手段33の基端33aおよび自由端33bが固定されている構成の場合は、固定手段33の輪の中に無線端末4Bを挿通すればよい。
【0075】
固定手段33は、無線端末4Bを、載置部31および共用突き当て部32Bの直立面に押し付け付勢して位置決めする。特に、固定手段33は、基端33aが載置部31に載置された無線端末4Bの下側に固定されているため、図20(b)に示すように、載置部31に載置された無線端末4Bの下側から、共用突き当て部32Bに当接されていない側部外面4Bd’を介して上側を通過するようにして自由端33bが固定される。このため、固定手段33は、図20(b)に示すように、無線端末4Bを、載置部31および共用突き当て部32Bの直立面に押し付ける付勢力を適宜生じることとなる。
【0076】
また、上述したように、固定手段33が、単一もしくは複数の紐体からなる構成や、網目状(メッシュ)の構成や、透過性の構成である場合には、無線端末4Bの表示部分や操作部分を現すことができるので、動作試験に際して無線端末4Bの操作を容易に行うことが可能である。
【0077】
また、無線端末4Bの制御コネクタ4Bbは、無線端末4Bの後端部外面4Bc’に設けられていることが多いが、側部外面4Bd(側部外面4Bd’)に設けられていることもある。上述した位置決め構造では、図20(a)に示すように、平面35によって、載置部31に載置された無線端末4Bの長手方向の後端部外面4Bc’および側部外面4Bdの一部が、共用突き当て部32B(共用突き当て部32B’)の無い位置に存在し得るため、無線端末4Bの位置決めを阻害することなく側部外面4Bd(側部外面4Bd’)に設けられた制御コネクタ4Bbに接続端子10を接続することが可能である。
【0078】
また、上述した位置決め構造では、図17に示すように、基板30の上面に、周囲が平面35で囲まれた突起部36が形成されている。すなわち、突起部36に接続端子10から引き出されたケーブル10aを巻装することにより、各種無線端末4Bの制御コネクタ4Bbに位置によって様々に収納部5内で配線されるケーブル10aを邪魔になることなく取り回すことが可能である。
【0079】
なお、無線端末4(4A,4B)を位置決めするための突き当て手段32は、図21(a),(b)で示すピン状(棒状)に形成されていてもよい。
具体的には、図21(a),(b)に示すように、専用突き当て部32Aが、非折畳式の無線端末4Aの先端部外面4Acを突き当てるように載置部31に立設されたピン状の第一突き当て部32Aaと、折畳式の無線端末4Bを開いた状態での先端部外面4Bcを突き当てるように載置部31に第一突き当て部32Aaよりも長尺に立設されたピン状の第二突き当て部32Acと、折畳式の前記無線端末4Bを開いた載置状態を安定して支持するように第一突き当て部32Aaの頭部で構成された支持部32Abとからなる構成とされている。そして、共用突き当て部32Bが、各無線端末4A,4Bの側部外面4Ad,4Bdを突き当てるように載置部31に少なくとも二箇所に立設されたピン状に構成されている。また、この場合、図示しないが固定手段33は、共用突き当て部32Bを構成するピン状の部分に係止部材37によって係脱可能(あるいは自由端が固定)されていればよい。このような構成であっても上述の作用効果を得ることが可能である。
【0080】
【発明の効果】
以上説明したように本発明による電磁波シールドボックスは、無線端末を載置する非金属製の載置部と、無線端末の隣接して向きの異なる二つの外面をそれぞれ突き当てる非金属製の突き当て手段とを備えている。そして、突き当て手段は、非折畳式の無線端末の先端部外面を突き当てる第一突き当て部と、折畳式の無線端末を開いた状態での先端部外面を突き当てる第二突き当て部と、折畳式の無線端末を開いた載置状態を安定して支持する支持部とからなる専用突き当て部と、各無線端末の側部外面を突き当てる共用突き当て部とを備えている。これにより、共用突き当て部が各種無線端末の側部外面を位置決めし、専用突き当て部が非折畳式と折畳式の無線端末の先端部外面を各々位置決めするとともに支持部によって折畳式の無線端末を開いた載置状態を安定して支持する。したがって、動作試験を行う際の同種の無線端末の位置に再現性を得ることができ、且つ、形状、大きさ、アンテナの位置に関わらず各種の無線端末の位置決めとその再現を行うことができる。
【0081】
また、載置部と突き当て手段とに対して無線端末を押し付けるように無線端末に掛け回されてなる延性のある非金属製の固定手段を備えれば、無線端末の位置決めを適宜行うことができる。
【0082】
また、固定手段が、単一もしくは複数の紐体であったり、網目状であったり、透過性である場合には、位置決めした無線端末の表示部分や操作部分を現すことができるので、動作試験に際して無線端末の操作を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電磁波シールドボックスの一例を示す斜視図。
【図2】結合用アンテナのパターンを示す図。
【図3】他の結合用アンテナのパターンを示す図。
【図4】他の結合用アンテナのパターンを示す図。
【図5】他の結合用アンテナのパターンを示す図。
【図6】他の結合用アンテナのパターンを示す図。
【図7】他の結合用アンテナのパターンを示す図。
【図8】結合用アンテナの結線構成を示す図。
【図9】結合用アンテナのインピーダンス変換器の構成を示す図。
【図10】(a)(b)無線端末のアンテナとアンテナ素子との向きの関係を示す図。
【図11】位置決め構造を示す斜視図。
【図12】位置決め構造を示す平面図。
【図13】(a)図12におけるA−A断面図。(b)図12におけるB−B断面図。
【図14】係止部材を示す図。
【図15】固定手段の一例を示す図。
【図16】固定手段の他の例を示す図。
【図17】非折畳式の無線端末を位置決めした斜視図。
【図18】(a)(b)非折畳式の無線端末を位置決めした断面図。
【図19】折畳式の無線端末を位置決めした斜視図。
【図20】(a)(b)折畳式の無線端末を位置決めした断面図。
【図21】(a)(b)他の位置決め構造を示す斜視図。
【図22】従来の電磁波シールドボックスの一例を示す斜視図。
【符号の説明】
2…ボックス本体、3…蓋体、4(4A,4B)…無線端末、4a(4Aa,4Ba)…アンテナ、4c(4Ac,4Bc)…先端部外面、4d(4Ad,4Bd)…側部外面、5…収納部、31…載置部、32…突き当て手段、32A…専用突き当て部、32Aa…第一突き当て部、32Ab…支持部、32Ac…第二突き当て部、32B…共用突き当て部、33…固定手段、33a…基端、33b…自由端、37…係止部材。
Claims (8)
- 無線端末(4)を収納する収納部(5)を有し、前記無線端末のアンテナ(4a)と空間的に結合される結合用アンテナ(14)を前記収納部の外底部分に有したボックス本体(2)と、該ボックス本体に対して開閉可能とされて前記無線端末を外部の電磁波からシールドする蓋体(3)とを備え、前記無線端末を載置する非金属製の載置部(31)と、前記無線端末の隣接して向きの異なる二つの外面(4c,4d)をそれぞれ突き当てる非金属製の突き当て手段(32)と、を備えた電磁波シールドボックスにおいて、
前記突き当て手段(32)は、
非折畳式の前記無線端末(4A)の先端部外面(4Ac)を突き当てる第一突き当て部(32Aa)と、折畳式の前記無線端末(4B)を開いた状態での先端部外面(4Bc)を突き当てる第二突き当て部(32Ac)と、折畳式の前記無線端末を開いた載置状態を安定して支持する支持部(32Ab)とからなる専用突き当て部(32A)と、
前記各無線端末の側部外面(4Ad,4Bd)を突き当てる共用突き当て部(32B)と、
を備えたことを特徴とする電磁波シールドボックス。 - 前記第一突き当て部(32Aa)は前記載置部(31)と直交する直立面をなし、前記支持部(32Ab)は前記第一突き当て部の上端から上向きに傾斜する斜面をなし、前記第二突き当て部(32Ac)は前記支持部と直交する立面をなして一体に形成されていることを特徴とする請求項1記載の電磁波シールドボックス。
- 前記載置部(31)と前記突き当て手段(32)とに対して前記無線端末(4(4A,4B))を押し付けるように前記無線端末に掛け回されてなる延性のある非金属製の固定手段(33)を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項2の何れかに記載の電磁波シールドボックス。
- 前記固定手段(33)は、単一もしくは複数の紐体からなることを特徴とする請求項3記載の電磁波シールドボックス。
- 前記固定手段(33)は、網目状とされていることを特徴とする請求項3記載の電磁波シールドボックス。
- 前記固定手段(33)は、透過性であることを特徴とする請求項3記載の電磁波シールドボックス。
- 前記固定手段(33)は、前記突き当て手段(32)あるいは前記載置部(31)の何れか一方に固定された基端(33a)と、前記突き当て手段あるいは前記載置部の何れか他方に係止部材(37)を介して係脱可能とされた自由端(33b)とを有してなることを特徴とする請求項3〜請求項6の何れかに記載の電磁波シールドボックス。
- 前記固定手段(33)は、前記無線端末(4(4A,4B))の下側となる前記載置部(31)の部位に固定された基端(33a)と、前記突き当て手段(32)に係止部材(37)を介して係脱可能とされた自由端(33b)とを有してなることを特徴とする請求項3〜請求項6の何れかに記載の電磁波シールドボックス。
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