【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般住宅、ビル、工場等の建築物の屋上を緑化させる屋上緑化工法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、建築物の屋上緑化工法としては、
▲１▼ 屋上面に防水層を敷設した後に、該防水層上面に耐根シートを敷設し、該耐根シート上に、保水、通気層、雨水ろ過層、導水用多孔を、勾配付き屋上面の棟側から軒先側へ順次配設し、次いでこれら上面にフィルター層を敷設した後に、その上面に植生基材を層成する工法（例えば、特許公開２００２−１０７１１号公報）と、
▲２▼ 屋上材の上面側に耐久防水シートを敷設した後に、該耐久防水シートの上面側に通水性層を介して、その上面側に緑化客土を吹き付ける工法（例えば、特許公開２０００−１３９１９９号公報）等が知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかし乍ら、上記▲１▼及び▲２▼の両工法により、ビル等のコンクリート製屋上面を緑化するには、単に植物定着材層をコンクリート製屋上面に置くだけにするか、防水層の上の押えコンクリート面にアルミ又はステンレス等の固定用金物で全体を固定することになるが、アルミやステンレス材は熱伝導率が非常に高いので、夏季や冬季の外気温が容易に屋上面に伝えられ、断熱効率が悪くなる。従って、夏季や冬季における屋内への気温の影響が高く居住性が低下する。
【０００４】
【目的】
本発明は、上記した従来技術が有するこのような問題点に鑑みてなされたもので、防水材料に防水性樹脂成形板を用いることで、軽量化と断熱性と耐久性を高めると共に、植物定着材層を容易に固定でき、施工性の向上と、その施工価格を低減させることができ、又コンクリート製屋上及び波形の鋼板屋根並びに日本瓦、コロニアル瓦や鉄板瓦棒葺屋根等木造建築物一般にも実施可能で、汎用性のある建築物の屋上緑化工法を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項１では、建築物の屋根上面に直接又は支持部材を介して複数の防水性樹脂成形板を敷設すると共に、それら防水性樹脂成形板間を接着剤にて固定し、前記各防水性樹脂成形板上に複数のキャップピンの基板部を接着剤で固定し、さらに、その上に保水・排水層、植物定着材層を順次敷設した後に、前記各キャップピンの筒状部に脱着自在のキャップピンカバーを嵌合し、以って前記保水・排水層、植物定着材層及び防水性樹脂成形板を一体化することを特徴とする。
【０００６】
また、請求項２によれば、建築物のコンクリート製屋根面に所定の間隔を置いて複数の細孔を穿設し、さらに細孔に接着剤を介して平ピンをその上端フランジ部まで挿入、固定した後に、前記各平ピンのフランジ上面に接着剤を介して複数の防水性樹脂成形板を敷設することを特徴とする。
【０００７】
さらに、請求項３では、建築物のコンクリート製屋根面に穿設した複数の細孔に接着剤を介して平ピンを挿入、固定した後に、予め複数のキャップ付き排気筒の基板部を接着、固定した複数の防水性樹脂成形板を前記平ピンのフランジ上に接着剤を介して敷設することを特徴とする。
【０００８】
請求項４では、建築物の日本瓦、コロニアル瓦、波形鋼板屋根面の凹所上に所定の間隔を置いて支持ピンを接着剤で固定した後に、前記各支持ピンの上端面上に複数の防水性樹脂成形板を接着剤を介して敷設することを特徴とする。
【０００９】
請求項５では、建築物の日本瓦、コロニアル瓦、波形鋼板の屋根面の凹所上に接着固定した複数の支持ピンの上端面に、前記屋根面の凸部と上下方向へ所定の間隔をおいて複数の防水性樹脂成形板を接着剤で固定敷設することを特徴とする。
【００１０】
請求項６によれば、前記キャップピンは、全体が弾性を有する金属材料を素材とし、基板部と筒状部にて形成され、一方前記キャップピンカバーは、キャップピンの筒状部に脱自在に嵌合する複数の嵌合片と、その上端に設けられた操作板部と、その外側に設けられたカバー板部にて形成され、該カバー板部の外端に植物定着材層に突き刺さる下向きの係止爪を備えてなることを特徴とする。
【００１１】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る建築物の屋上緑化工法の実施の形態について図面を参照して説明する。
【００１２】
コンクリート製屋根上面に緑化を施す第１実施例を示すもので、
図１は、勾配付きコンクリート製屋根上面の斜視図を示し、図２は、コンクリート製の平らな屋根上面の斜視図を示し、図３は、屋上面に後述する防水性樹脂成形板を固定する支持部材としての平ピンの斜視図を示し、図４は、コンクリート製屋根上面に平ピンを接着、固定した状態の平面図を示し、図５は、図４におけるＡ−Ａ線矢視拡大断面図を示し、図６は、コンクリート製屋根上面に、複数の排気筒を固定した複数の防水性樹脂成形板を平ピンを介してコンクリート製屋根上面に敷設した状態の平面図を示し、図７は、図６におけるＢ−Ｂ線矢視拡大断面図を示し、図８は、図６におけるＣ−Ｃ線矢視拡大断面図を示し、図９は、防水性樹脂成形板に対する平ピンと、キャップピンと、排気筒の配置例の平面図を示し、図１０は、平ピンと、キャップピンとの組み合わせ部分の拡大断面図を示し、図１１は、キャップピンカバーの操作板部を押し下げ、該キャップピンカバーをキャップピンから取り外し可能とした状態の拡大断面図を示し、図１２は、防水性樹脂成形板上に保水・排水層と植物定着材層を順次敷設固定し、その植物定着材層に植物、例えばセダム類を定着させた状態の斜視図を示す。
【００１３】
図１及び図２に示したように、コンクリート製屋根１の上面１ａには、予め二軸方向に、例えば９００ｍｍの間隔ａ、ａを置いて、直径約１２ｍｍ、深さ３０ｍｍの有底状の複数の細孔２、２…を、図示しないコンクリートドルル等によって穿設しておく。
【００１４】
次いで、上記各細孔２、２…に図示しない挟着剤を注入して、直径ｄが約１０ｍｍ、長さｅが約３０ｍｍの円筒部３ａと、直径ｆが約５０ｍｍの上端のフランジ３ｂとから成る図３に示した平ピン３…を、上記各細孔２、２…に差し込み、固定する。
【００１５】
次いで、図５に示したように上記各平ピン３、３…のフランジ３ｂ上面に接着剤４を塗布し、図６に示したように、二軸方向の寸法ａ、ｂが９００ｍｍ×１８００ｍｍで、図７に示したように、厚さｃが約２ｍｍの複数の防水性樹脂成形板５、５…を、上記各ピン３、…のフランジ３ｂ上面に接着して固定する。
【００１６】
上記した複数の防水性樹脂成形板５、５…は、防水性に優れ、軽量でかつ、断熱性と耐久性に優れた合成樹脂を材料として平板状に成形される。
【００１７】
上記複数の防水性樹脂成形板５、５…は、図７に示したように、四方の端部上面を開先５ａ、５ａ…に加工して互いに突き合わせ、上記開先５ａ、５ａに接着剤６を充填することで防水性樹脂成形板５、５…同志を同一平面上にて接着し連結する。
このように、複数の防水性樹脂成形板５、５…同志が接着された時点で、防水工程は完成する。
また、上記開先５ａ、５ａ…は、防水性樹脂成形板５、５…同志の高い連結強度が得られるよう充分量の接着剤６が充填されるように略Ｖ字形状に設けられる。
【００１８】
上記したように、コンクリート製屋根上面１に防水性樹脂成形板５、５…を敷設すると、経年時のコンクリートから放出される水蒸気等により上記防水性樹脂成形板５、５…が上方へ膨むことがあるので、これを防止すべく複数の排気筒７が設けられる。
【００１９】
図８に示したように、排気筒７は、合成樹脂製の排気筒部８と、合成樹脂製のキャップ９の２部材で構成されている。
【００２０】
上記排気筒部８は、図８に明示したように、筒部８ａと、該筒部８ａ下端のフランジ８ｂとで一体に形成されている。
この排気筒部８は、図８及び図９に示したように、各防水性樹脂成形板５、５…の略中央部に形成した貫通孔５ｂに、上記筒部８ａを下方から上方へ差し込み、上記フランジ８ｂ上面を、防水性樹脂成形板５の裏面に接着剤にて接着することで、上記防水性樹脂成形板５に固定立設する。
【００２１】
上記排気筒部８は、コンクリート製屋根上面１ａに、防水性樹脂成形板５…を既述したようにして敷設する前に該防水性樹脂成形板５、５…に固定しておき、防水性樹脂成形板５…を敷設する際、フランジ８ｂ裏面を接着剤１０にてコンクリート製屋根上面１ａに接着し、固定する。
【００２２】
上記キャップ９は、図８に示したように、円板状の頂壁９ａの外周及び裏面内側から、径方向に所定の間隔ｈを置いて外筒部９ｂと内筒部９ｃを同心円状に、かつ略同一長さに垂設し、上記内筒部９ｃの外周と、上記した排気筒部８の筒部８ａの上部外周とにスクリュー状の溝９ｄ、８ｃを各形成すると共に、上記内筒部９ｃの周壁上部に複数の排気孔９ｅを貫通して形成してある。
【００２３】
従って、上記筒部８ａの上部に、上記内筒部９ｃを螺合することで、該キャップ９により筒部８ａの上端は覆われた状態で一体化されるが、コンクリート製屋根１から放出される水蒸気等は、上記筒部８ａ、排気孔９ｅを通して既述間隔ｈから外部に排気されることによって、防水性樹脂成形板５、５…の膨らみは防止される。尚、上記排気筒７の長さｌは後述する保水・排水層１１の層厚ｍと、植物定着材層１２の層厚ｎの和よりも所定寸法だけ長く設定してある。
【００２４】
コンクリート製の勾配付屋根上面１ａ及び平らな屋根上面１ａに、複数の防水性樹脂成形板５、５…を図９の配置で敷き込みが完成した後に、図１０に示したように、保水・排水層１１、植物定置材層１２を固定するための合成樹脂製のキャップピン１３…を、図９に示したように、二軸方向へ約４５ｍｍの間隔ｏで接着剤にて防水性樹脂成形板５、５…の上面に固定してある。
【００２５】
上記キャップピン１３は、図１０に明示したように、固定材としての合成樹脂製の円筒部１３ａと、ステンレス製のキャップピンカバー１３ｂとで構成されている。
【００２６】
上記円筒部１３ａの下端には円板状のフランジ１３ｃを一体に形成してある。
一方、キャップピンカバー１３ｂは、カバー板部１３ｄの裏面中央部に、半径方向へ開閉自在で、かつ上記円筒部１３ａに係脱自在な複数の嵌合片１３ｅ、１３ｅ…を同一円周線上に一体に垂設してあり、該各嵌合片１３ｅ、１３ｅ…の下端内面には、上記円筒部１３ａの外周面に凹設した切欠き１３ｉと係脱自在に係止する係止爪１３ｆを突設してある。
【００２７】
上記キャップピンカバー１３のカバー板部１３ｄの中央には、上方へ略半球状に膨出した操作板部１３ｇが形成されていると共に、カバー板部１３ｄの外周端には、植物定着材層１２の上面に突き刺さる下向きの複数の係止爪１３ｈ、１３ｈを突設してある。
【００２８】
従って、図１０に示したように、上記キャップピンカバー１３ｂを、円筒部１３ａに対し押し込むことで、嵌合片１３ｅ、１３ｅは円筒部１３ａに嵌合外装されて、係止爪１３ｆ、１３ｆが円筒部１３ａの切欠き１３ｉ、１３ｉと係止し、当該キャップピンカバー１３ｂは円筒部１３ａに固定され、この時、係止爪１３ｈ、１３ｈが植物定着材層１２に突き刺さり、保水・排水層１１と植物定着材層１２は互いにしっかりと防水性樹脂成形板５と一体化して、風による浮き上がりや、地震発生時の揺れにも耐えることができる。
【００２９】
また、防水性樹脂成形板５、５…を補修等の目的で取り外す時は、キャップピンカバー１３ｂの操作板部１３ｇを図１１に示したように押し込めば、嵌合片１３ｅ、１３ｅは外側へ開き、係止爪１３ｆ、１３ｆが切欠き１３ｉ、１３ｉから外れると同時、カバー板部１３ｄの係止爪１３ｈ、１３ｈは浮き上がって植物定着材層１２から外れて、キャップピンカバー１３ｂを取り外しできる。
【００３０】
図１２に示したように、植物定着材層１２に植物１４を定着することにより、屋上緑化工事は完成する。
又、屋上緑化植物１４には、散水の必要性の少ないメキシコマンネングサ（セダム類）を基本とする。
【００３１】
上記植物定着材層１２には、粒状や片状等の発泡スチロールをセメントで固形化したものが用いられる。
【００３２】
次に、第２実施例について説明する。
図１３に示したように、緑化を施す下地が日本瓦、コロニアル瓦の場合につき説明する。
図１３ないし図１６に示したように、日本瓦やコロニアル瓦にて施工済みの瓦屋根面の瓦１５、１５の凹所１５ａ上面に、予め瓦用支持ピン１６…を４５ｍｍ間隔をおいて、上下方向と水平方向に、接着剤にて固定し、上記瓦用支持ピン１６、１６…の上端面に接着剤にて防水性樹脂成形板５、５…を接着し固定する。
【００３３】
次いで、各防水性樹脂成形板５、５…同志の突き合わせ端上部に形成した開先５ａ、５ａに接着剤６を充填して防水性樹脂成形板５、５…同志を同一平面上で接着、固定するが、この際、瓦１５、１５…の凸部１５ｂとの間に、所定の間隔ｐを置いて、上記防水性樹脂成形板５、５…を固定する。
【００３４】
上記瓦用支持ピン１６は、図１４（Ａ）、（Ｂ）に示したように、座屈荷重の大きい円筒部１６ａと、該円筒部１６ａ上下に、大きい接着強度が得られるよう、直径の大きいフランジ１６ｂ、１６ｃを設けて一体に形成してある。
【００３５】
次いで、図１６に示したように、防水性樹脂成形板５、５同志の接着部の上面に、既述した構成のキャップピン１３を接着剤にて固定したならば、上記防水性樹脂成形板５、５…上面に、保水・排水層１１と植物定着材層１２を順番に敷設し、キャップピンカバー１３ｂの係止爪１３ｈ、１３ｈ…にて植物定着材層１２を定着することで、瓦屋根面の緑化工事は完成する。
尚、図１６において１７は、防水性樹脂成形板５、５上面に接着剤にて固定して屋の軒先側に設けた、保水・排水層１１、植物定着材層１２を支持するステンレス製のエンドカバーを示す。
【００３６】
さらに、第３実施例について説明する。
本実施例は、緑化を施す下地（屋根）が波形板で形成されている屋根の場合である。
図１７ないし図２１に示したように、波形板１８の溝１８ａ、１８ａ…の底面上に、複数の支持ピン１９、１９…を、その下端を接着剤にて固定して立設する。
【００３７】
次いで、上記支持ピン１９、１９…の上端面に、二軸方向寸法が９００ｍｍ×１８００ｍｍで、厚さが約５ｍｍの複数の防水性樹脂成形板５、５…を、互いに突き合わせた状態にて接着剤により接着し、固定する。この際、各防水性樹脂成形板５、５は、波形板１８の頭頂部１８ｂ間に、所定の間隔ｗを置いて固定する。
【００３８】
次いで、図２１に示したように、各防水性樹脂成形板５、５の突き合わせ端に切欠形成した開先５ａ、５ａに接着剤６を充填し、防水性樹脂成形板５、５…同志を、同一平面上に接着し、固定する。
【００３９】
以いで、防水性樹脂成形板５、５同志の接着部上において、防水性樹脂成形板５、５…上に既述した構造を有するキャップピン１３を接着にて固定し、該ピン１３のキャップピンカバー１３ｂを取り外した状態で、防水性樹脂成形板５、５…上面に、保水・排水層１１と、植物定着材層１２を順番に敷設したならば、キャップピン１３の円筒部１３ａにキャップピンカバー１３ｂを押し込み嵌合し、該カバー１３ｂの係止爪１３ｈ、１３ｈを、上記植物定着材層１２に突き刺し、該植物定着材層１２及び保水・排水層１１を防水性樹脂成形板５、５…上に固定して、屋根の緑化工事は完成する。
【００４０】
上記各支持ピン１９…は、図１９（Ａ）、（Ｂ）に明示した如く、主柱１９ａの上下両端に、幅の狭い長板１９ｂ、１９ｃを同一向きに、かつ水平に配設し、該各長板１９ｂ、１９ｃと主柱１９ａを各二枚のリブ１９ｄ、１９ｄ、１９ｅ、１９ｅにて連結して剛強度に、かつ高い接着強度が得られるように形成してある。
【００４１】
図２２は、波形板屋根の頂部の棟包の納まりを示している。
図２２及び図２３に示したように、棟包２０はステンレス板を中央部から略ヘの字型に折り曲げ加工し、該棟包２０と屋根２１とは、棟包支持金具２２、２２にて固定する。
【００４２】
即ち、上記棟包支持金具２２、２２は、一軸に長い底板２２ａの略中央部上面に、上端に外向へ折り曲げて形成した水平な係止板２２ｃを有する垂直板２２ｂを固定して形成してある。
【００４３】
上記棟包支持金具２２、２２は、屋根２１の棟２１ａの左右両側上面に、上記底板２２ａ、２２ａを接着剤等にて接着することで左右対称に固定し、その係止板２２ｃ、２２ｃを、棟包２０の裏面の左右に設けた係止溝２０ａ、２０ａに押し込んで係止することで屋根頂部の納まりは完成する。
【００４４】
上記したように構成された屋根頂部には、上記棟包２０と、植物定着材層１２との間に約６０ｍｍの隙間ｙが形成され、夏季に熱せられた空気が、この隙間ｙから屋外に放出されるので、植物定着材層１２と防水性樹脂成形板５、５…の下にまで達した熱は有効に外部に排出されて、屋根２１には夏の太陽光による、熱が伝わることはない。
【００４５】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項１及び請求項２の発明によれば、植物定着材層と防水性樹脂成形板とが一体となっていることで、防水性が高められ、他に防水工事を必要としないため、施工費を低くおさえることができ、又既存の建物の屋上を緑化する時も、下地の防水材が古くなり、取り替える必要性が生じても、当該工法による防水一体施工で老朽化した既存防水材の改修をする必要がない。
【００４６】
又、防水性樹脂成形板は耐久性があり、合成樹脂の性質上半永久的に性質が変化ないから、取り替える必要がなく、又、防水性樹脂成形板は、軽量でかつ熱伝導率が低いために、屋根に対する重量負荷が少ない上、夏季や冬季における屋内への気温の影響は低く居住性に優れる。
【００４７】
また、請求項３によれば、コンクリート製屋根のコンクリートから放出する水蒸気等は排気筒から外部へ排出されるので、水蒸気等による防水性樹脂成形板が浮き上ることはなく、もって、植物定着材層を安定した状態に固定できる。
【００４８】
さらに、請求項４の発明によれば、コンクリート製屋根はもとより、日本瓦、コロニア瓦、波形板からなる屋根等木材建築物の一般に用いられる屋根の屋根上面にも緑化施工することができて、汎用性がある。
【００４９】
請求項５の発明によれば、屋根面と防水性樹脂成形板との間に設けた間隔から、特に夏季においてコンクリート製屋根のコンクリートから放出する水蒸気等を外部に排出できて、防水性樹脂成形板の膨らみを防止でき、さらに請求項６の発明によればキャップピンと、そのカバーとで防水性樹脂成形板と、保水・排気層、植物定着材層をしっかりと一体化できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る建築物の屋上緑化工法が施工されるコンクリート製勾配付き屋根を示す斜視図である。
【図２】同上工法が施工される平らなコンクリート製屋根を示す斜視図である。
【図３】防水性樹脂成形板をコンクリート製屋根に固定する為の平ピンの斜視図である。
【図４】コンクリート製屋根に平ピンを接着、固定した状態を示す平面図である。
【図５】図４におけるＡ−Ａ矢視拡大断面図である。
【図６】コンクリート製屋根上に平ピンを介して防水性樹脂成形板を接着剤にて固定した状態を示す平面図である。
【図７】図６におけるＢ−Ｂ線矢視拡大断面図である。
【図８】図６におけるＣ−Ｃ線矢視拡大断面図である。
【図９】コンクリート製屋根上面に対する平ピンとキャップピンと排気筒の配置例を示した平面図である。
【図１０】コンクリート製屋根の屋上に緑化を完成した状態の一部拡大縦断面図である。
【図１１】キャップピンからキャップピンカバーを取り外す状態を示した縦断面図である。
【図１２】コンクリート製屋根の屋上に緑化を完成した状態を示す斜視図である。
【図１３】勾配付き日本瓦及びコロニアル瓦屋根を示す斜視図である。
【図１４】（Ａ）、（Ｂ）（Ａ）は瓦用支持ピンを示す平面図、（Ｂ）は瓦用支持ピンを示す正面図である。
【図１５】瓦屋根に対する瓦用支持ピンの配置例を示す平面図である。
【図１６】瓦屋根上に緑化施工した状態を示す一部拡大縦断面図である。
【図１７】波形板屋根上に防水性樹脂成形板を載置した状態を示す斜視図である。
【図１８】波形板屋根の溝底面に支持ピンを接着介在して防水性樹脂成形板を接着し固定した状態を示す一部の正面図である。
【図１９】（Ａ）、（Ｂ）（Ａ）は支持ピンを示す斜視図である。（Ｂ）は支持ピンを示す正面図である。
【図２０】波形板屋根及び防水性樹脂成形板に対する支持ピンの配置例を示す平面図である。
【図２１】波形板屋根上面を緑化施工した状態を示す一部の拡大断面図である。
【図２２】波形板屋根項部の棟包の納まり状態を示す正面図である。
【図２３】棟包の支持金具を示す斜視図である。
【符号の説明】
１ コンクリート製屋根
２ 細孔
３ 平ピン
３ａ フランジ
５ 防水性樹脂成形板
６ 接着剤
７ 排気筒
８ 円筒部
９ キャップ
１１ 保水・排水層
１２ 植物定着材層
１３ キャップピン
１３ａ 筒状部
１３ｂ キャップピンカバー
１３ｈ 係止爪
１５ 瓦
１５ａ 瓦の凹部
１６ 瓦用支持ピン
１８ 波形剛板
１８ａ 溝部
１８ｂ 頂頭部
１９ 支持ピン[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a rooftop greening method for greening a rooftop of a building such as a general house, a building, or a factory.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as rooftop greening method of building,
(1) After a waterproof layer is laid on the roof, a root-resistant sheet is laid on the waterproof layer, and a water retention, ventilation layer, rainwater filtration layer, and water-conducting pore are placed on the root-resistant sheet. After sequentially arranging from the ridge side to the eaves side, and then laying a filter layer on these upper surfaces, a method of stratifying a vegetation base material on the upper surface (for example, Patent Publication No. 2002-10711),
{Circle around (2)} After laying a durable waterproof sheet on the upper surface side of the roofing material, a method of spraying greening soil on the upper surface side of the durable waterproof sheet through the water-permeable layer (for example, Patent Publication 2000-139199) Etc.) are known.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in order to green the upper surface of a concrete house such as a building by the above methods (1) and (2), the plant fixing material layer is simply placed on the upper surface of the concrete house, or the waterproof layer is The entire upper presser concrete surface is fixed with fixing hardware such as aluminum or stainless steel, but aluminum and stainless steel materials have extremely high thermal conductivity, so the outdoor temperature in summer and winter can be easily applied to the roof. It is reported that the heat insulation efficiency deteriorates. Therefore, the influence of the indoor temperature in summer and winter is high, and the comfort is reduced.
[0004]
【the purpose】
The present invention has been made in view of the above-described problems of the prior art described above, and by using a waterproof resin molded plate as a waterproof material, the weight reduction, heat insulation and durability are improved, and the plant is fixed. The material layer can be fixed easily, the workability can be improved, and the construction cost can be reduced. Also, concrete rooftops and corrugated steel roofs, as well as Japanese roof tiles, colonial roof tiles, and iron roof tile roofs are commonly used for wooden buildings. The purpose of this project is to provide a versatile building rooftop greening method.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, in claim 1, a plurality of waterproof resin molded plates are laid directly on a roof surface of a building or via a support member, and an adhesive is provided between the waterproof resin molded plates. After fixing, fixing a plurality of cap pin substrates on each waterproof resin molding plate with an adhesive, and further sequentially laying a water retention / drainage layer and a plant fixing material layer thereon, each cap pin A detachable cap pin cover is fitted to the cylindrical portion, and thus the water retention / drainage layer, the plant fixing material layer, and the waterproof resin molded plate are integrated.
[0006]
According to claim 2, a plurality of pores are formed at predetermined intervals on the concrete roof surface of the building, and a flat pin is inserted into the pores through the adhesive to the upper end flange portion. After fixing, a plurality of waterproof resin-molded plates are laid on the upper surface of the flange of each flat pin via an adhesive.
[0007]
Furthermore, in claim 3, after inserting and fixing a flat pin through a plurality of pores drilled in a concrete roof surface of a building via an adhesive, the substrate portion of a plurality of exhaust pipes with caps is bonded in advance. A plurality of fixed waterproof resin-molded plates are laid on the flange of the flat pin via an adhesive.
[0008]
In Claim 4, after fixing a support pin with an adhesive agent on the concave part of the Japanese roof tile of a building, a colonial roof tile, and a corrugated steel roof surface with an adhesive agent, on the upper end surface of each said support pin, several A waterproof resin molded plate is laid through an adhesive.
[0009]
In claim 5, a predetermined interval in the vertical direction from the convex portion of the roof surface is formed on the upper end surfaces of the plurality of support pins bonded and fixed on the recesses of the roof surface of the Japanese roof tile, the colonial roof tile, and the corrugated steel sheet. A plurality of waterproof resin molded plates are fixedly laid with an adhesive.
[0010]
According to a sixth aspect of the present invention, the cap pin is made of a metal material having elasticity as a whole and is formed of a substrate portion and a cylindrical portion, while the cap pin cover is detachable to the cylindrical portion of the cap pin. Are formed by a plurality of fitting pieces that are fitted to each other, an operation plate provided at the upper end thereof, and a cover plate provided at the outer side thereof, and pierces the plant fixing material layer at the outer end of the cover plate. It is characterized in that it is provided with a downward locking claw.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of a rooftop greening method for a building according to the present invention will be described with reference to the drawings.
[0012]
In the first embodiment, the top surface of the concrete roof is greened.
FIG. 1 shows a perspective view of a top surface of a concrete roof with a gradient, FIG. 2 shows a perspective view of a top surface of a flat roof made of concrete, and FIG. 3 fixes a waterproof resin molding plate to be described later to the roof surface. 4 shows a perspective view of a flat pin as a support member, FIG. 4 shows a plan view of a state where the flat pin is bonded and fixed to the concrete roof top surface, and FIG. 5 is an enlarged cross-sectional view taken along line AA in FIG. FIG. 6 shows a plan view of a state in which a plurality of waterproof resin molded plates with a plurality of exhaust pipes fixed on a concrete roof top surface are laid on the concrete roof top surface via flat pins. Shows an enlarged sectional view taken along line BB in FIG. 6, FIG. 8 shows an enlarged sectional view taken along line CC in FIG. 6, and FIG. 9 shows a flat pin and a cap for the waterproof resin molded plate FIG. 10 shows a plan view of an arrangement example of pins and exhaust pipes. FIG. 11 shows an enlarged cross-sectional view of a state where the operation plate portion of the cap pin cover is pushed down and the cap pin cover can be removed from the cap pin. 12 shows a perspective view of a state in which a water retention / drainage layer and a plant fixing material layer are sequentially laid and fixed on a waterproof resin molded plate, and plants such as sedums are fixed on the plant fixing material layer.
[0013]
As shown in FIGS. 1 and 2, the top surface 1a of the concrete roof 1 has a bottomed shape having a diameter of about 12 mm and a depth of 30 mm with a spacing a, a of, for example, 900 mm in advance in two axial directions. A plurality of pores 2, 2... Are drilled with a concrete drool not shown.
[0014]
Then, a pinching agent (not shown) is injected into each of the pores 2, 2,..., A cylindrical portion 3a having a diameter d of about 10 mm and a length e of about 30 mm, and an upper flange 3b having a diameter f of about 50 mm; The flat pins 3 shown in FIG. 3 are inserted into the respective pores 2, 2.
[0015]
Next, as shown in FIG. 5, the adhesive 4 is applied to the upper surface of the flange 3b of each of the flat pins 3, 3,..., And the biaxial dimensions a and b are 900 mm × 1800 mm as shown in FIG. As shown in FIG. 7, a plurality of waterproof resin molded plates 5, 5... Having a thickness c of about 2 mm are adhered and fixed to the upper surface of the flange 3b of each pin 3,.
[0016]
The plurality of waterproof resin molded plates 5, 5... Are formed into a flat plate shape using a synthetic resin that is excellent in waterproofness, lightweight, and has excellent heat insulation and durability.
[0017]
As shown in FIG. 7, the plurality of waterproof resin molded plates 5, 5... Are processed into grooves 5a, 5a. By filling 6, the waterproof resin molded plates 5, 5... Are bonded and connected on the same plane.
In this way, the waterproof process is completed when the plurality of waterproof resin molded plates 5, 5,.
The grooves 5a, 5a,... Are provided in a substantially V shape so that a sufficient amount of the adhesive 6 is filled so that the waterproof resin molded plates 5, 5,.
[0018]
As described above, when the waterproof resin molded plates 5, 5... Are laid on the concrete roof top surface 1, the waterproof resin molded plates 5, 5. In order to prevent this, a plurality of exhaust pipes 7 are provided.
[0019]
As shown in FIG. 8, the exhaust cylinder 7 includes two members, an exhaust cylinder portion 8 made of synthetic resin and a cap 9 made of synthetic resin.
[0020]
As clearly shown in FIG. 8, the exhaust cylinder portion 8 is integrally formed of a cylinder portion 8a and a flange 8b at the lower end of the cylinder portion 8a.
As shown in FIGS. 8 and 9, the exhaust cylinder portion 8 is inserted into the through hole 5 b formed in the substantially central portion of each waterproof resin molded plate 5, 5. The upper surface of the flange 8b is fixedly erected on the waterproof resin molded plate 5 by adhering to the back surface of the waterproof resin molded plate 5 with an adhesive.
[0021]
The exhaust pipe portion 8 is fixed to the waterproof resin molded plates 5, 5, before laying the waterproof resin molded plates 5, as described above, on the concrete roof upper surface 1 a, and is waterproof. When the resin molded plates 5 are laid, the back surface of the flange 8b is bonded to the concrete roof top surface 1a with an adhesive 10 and fixed.
[0022]
As shown in FIG. 8, the outer cap 9b and the inner tube 9c are concentrically arranged at a predetermined interval h in the radial direction from the outer periphery and back inner surface of the disc-shaped top wall 9a. And screw-like grooves 9d and 8c are formed on the outer periphery of the inner cylinder part 9c and the upper outer periphery of the cylinder part 8a of the exhaust cylinder part 8 as described above. A plurality of exhaust holes 9e are formed through the upper portion of the peripheral wall of the cylindrical portion 9c.
[0023]
Therefore, by screwing the inner cylinder part 9c into the upper part of the cylinder part 8a, the upper end of the cylinder part 8a is integrated with the cap 9 but is released from the concrete roof 1. The water vapor or the like is exhausted from the interval h to the outside through the cylinder portion 8a and the exhaust hole 9e, thereby preventing the waterproof resin molded plates 5, 5. The length l of the exhaust pipe 7 is set longer by a predetermined dimension than the sum of a layer thickness m of a water retention / drainage layer 11 described later and a layer thickness n of the plant fixing material layer 12.
[0024]
After laying a plurality of waterproof resin-molded plates 5, 5... In the arrangement shown in FIG. 9 on the concrete sloped roof top surface 1a and the flat roof top surface 1a, as shown in FIG. As shown in FIG. 9, a synthetic resin cap pin 13 for fixing the drainage layer 11 and the plant placement material layer 12 is formed of waterproof resin with an adhesive at an interval o of about 45 mm in the biaxial direction. It is being fixed to the upper surface of board 5,5 ....
[0025]
As shown in FIG. 10, the cap pin 13 includes a synthetic resin cylindrical portion 13a as a fixing material and a stainless cap pin cover 13b.
[0026]
A disc-shaped flange 13c is integrally formed at the lower end of the cylindrical portion 13a.
On the other hand, the cap pin cover 13b has a plurality of fitting pieces 13e, 13e,... On the same circumferential line at the center of the back surface of the cover plate portion 13d, which can be opened and closed in the radial direction and detachable from the cylindrical portion 13a. A locking claw 13f that is detachably locked with a notch 13i that is recessed in the outer peripheral surface of the cylindrical portion 13a is provided on the lower end inner surface of each of the fitting pieces 13e, 13e. Projected.
[0027]
In the center of the cover plate portion 13d of the cap pin cover 13, an operation plate portion 13g bulging upward in a substantially hemispherical shape is formed, and at the outer peripheral end of the cover plate portion 13d, the plant fixing material layer 12 is formed. A plurality of downward locking claws 13h, 13h that pierce the upper surface of the projection.
[0028]
Therefore, as shown in FIG. 10, when the cap pin cover 13b is pushed into the cylindrical portion 13a, the fitting pieces 13e and 13e are fitted into the cylindrical portion 13a, and the locking claws 13f and 13f are engaged. The cap pin cover 13b is locked to the cylindrical portion 13a and is locked to the notches 13i and 13i of the cylindrical portion 13a. At this time, the locking claws 13h and 13h are pierced into the plant fixing material layer 12, and the water retention / drainage layer 11 is retained. The plant fixing material layer 12 can be firmly integrated with the waterproof resin molding plate 5 and can withstand the rising by the wind and the shaking in the event of an earthquake.
[0029]
Further, when the waterproof resin molded plates 5, 5... Are removed for the purpose of repair or the like, if the operation plate portion 13g of the cap pin cover 13b is pushed in as shown in FIG. At the same time when the locking claws 13f and 13f are released from the notches 13i and 13i, the locking claws 13h and 13h of the cover plate portion 13d are lifted and detached from the plant fixing material layer 12, and the cap pin cover 13b can be removed.
[0030]
As shown in FIG. 12, by fixing the plant 14 to the plant fixing material layer 12, the rooftop greening work is completed.
In addition, the rooftop greening plant 14 is based on Mexican manengusa (sedums) with little need for watering.
[0031]
The plant fixing material layer 12 is made by solidifying foamed polystyrene in the form of granules or flakes with cement.
[0032]
Next, a second embodiment will be described.
As shown in FIG. 13, the case where the ground to be greened is a Japanese roof tile or a colonial roof tile will be described.
As shown in FIGS. 13 to 16, tile support pins 16 are placed at 45 mm intervals in advance on the upper surfaces of the recesses 15 a of the tile roofs 15, 15 of the tile roof surface already constructed with Japanese tiles or colonial tiles. It fixes with an adhesive agent to an up-down direction and a horizontal direction, and waterproof resin-molded board 5,5 ... is adhere | attached and fixed to the upper end surface of the said roof support pins 16,16 ... with an adhesive agent.
[0033]
Next, each waterproof resin molded plate 5, 5 ... the grooves 5a, 5a formed at the upper ends of the mating ends are filled with an adhesive 6, and the waterproof resin molded plates 5, 5 ... are bonded on the same plane, In this case, the waterproof resin molded plates 5, 5... Are fixed at a predetermined interval p between the roofs 15, 15.
[0034]
As shown in FIGS. 14 (A) and 14 (B), the tile support pin 16 has a cylindrical portion 16a having a large buckling load and a diameter of the cylindrical portion 16a so that a large adhesive strength can be obtained above and below the cylindrical portion 16a. Large flanges 16b and 16c are provided and formed integrally.
[0035]
Next, as shown in FIG. 16, if the cap pin 13 having the above-described configuration is fixed to the upper surface of the adhesive portion between the waterproof resin molded plates 5 and 5 with an adhesive, the waterproof resin molded plate described above is used. 5, 5... Lay the water retaining / drainage layer 11 and the plant fixing material layer 12 in order on the upper surface, and fix the plant fixing material layer 12 with the locking claws 13 h of the cap pin cover 13 b. The greening of the roof will be completed.
In FIG. 16, reference numeral 17 denotes a waterproof resin molded plate 5, 5 made of stainless steel that supports the water retention / drainage layer 11 and the plant fixing material layer 12 provided on the eaves side of the shop fixed with an adhesive. The end cover is shown.
[0036]
Further, a third embodiment will be described.
In this embodiment, the roof (roof) to be greened is a roof formed of corrugated plates.
As shown in FIGS. 17 to 21, a plurality of support pins 19, 19... Are erected on the bottom surfaces of the grooves 18 a, 18 a.
[0037]
Next, a plurality of waterproof resin molded plates 5, 5 mm having a biaxial dimension of 900 mm × 1800 mm and a thickness of about 5 mm are bonded to the upper end surfaces of the support pins 19, 19. Glue and fix with agent. At this time, the waterproof resin molded plates 5 and 5 are fixed with a predetermined interval w between the tops 18 b of the corrugated plates 18.
[0038]
Next, as shown in FIG. 21, adhesives 6 are filled in the grooves 5 a, 5 a that are notched at the abutting ends of the waterproof resin molded plates 5, 5, and the waterproof resin molded plates 5, 5. Glue and fix on the same plane.
[0039]
Therefore, the cap pins 13 having the above-described structure are fixed on the waterproof resin molded plates 5, 5 on the bonding portions of the waterproof resin molded plates 5, 5, and the caps of the pins 13 are fixed. If the water-retaining / draining layer 11 and the plant fixing material layer 12 are laid in order on the top surface of the waterproof resin molded plates 5, 5... With the pin cover 13 b removed, the cap is attached to the cylindrical portion 13 a of the cap pin 13. The pin cover 13b is pushed in and fitted, the locking claws 13h, 13h of the cover 13b are pierced into the plant fixing material layer 12, and the plant fixing material layer 12 and the water retention / drainage layer 11 are waterproofed resin molded plate 5, 5 ... Fixing on the top, the greening of the roof is completed.
[0040]
As shown in FIGS. 19 (A) and 19 (B), the support pins 19 are arranged with narrow long plates 19b and 19c in the same direction and horizontally on the upper and lower ends of the main pillar 19a. The long plates 19b and 19c and the main pillar 19a are connected by two ribs 19d, 19d, 19e and 19e so as to obtain a rigid strength and a high adhesive strength.
[0041]
FIG. 22 shows the storage of the top ridge of the corrugated plate roof.
As shown in FIG. 22 and FIG. 23, the ridge parcel 20 is formed by bending a stainless steel plate into a substantially square shape from the center, and the ridge parcel 20 and the roof 21 are formed by ridge parcel support brackets 22 and 22. Fix it.
[0042]
That is, the ridge-wrap support brackets 22 and 22 are formed by fixing a vertical plate 22b having a horizontal locking plate 22c formed by bending outward at the upper end on the upper surface of a substantially central portion of a bottom plate 22a that is uniaxially long. is there.
[0043]
The building support brackets 22 and 22 are fixed symmetrically on the left and right upper surfaces of the building 21a of the roof 21 by adhering the bottom plates 22a and 22a with an adhesive or the like, and the locking plates 22c and 22c are fixed. Storing the roof top is completed by pushing and engaging the locking grooves 20a, 20a provided on the left and right sides of the back of the building package 20.
[0044]
On the roof top portion configured as described above, a gap y of about 60 mm is formed between the ridge wrap 20 and the plant fixing material layer 12, and air heated in the summer is exposed to the outdoors from the gap y. Since it is released, the heat that has reached the bottom of the plant fixing material layer 12 and the waterproof resin molded plates 5, 5... Is effectively discharged to the outside, and heat is transmitted to the roof 21 due to summer sunlight. There is no.
[0045]
【The invention's effect】
As described above, according to the inventions of claim 1 and claim 2, the plant fixing material layer and the waterproof resin molded plate are integrated, so that waterproofness is enhanced, and waterproofing work is additionally performed. Since it is not necessary, the construction cost can be reduced, and even when greening the roof of an existing building, even if the base waterproofing material becomes old and needs to be replaced, it is obsolete due to the waterproof integrated construction by the construction method There is no need to renovate existing waterproofing materials.
[0046]
In addition, the waterproof resin molded plate is durable and does not change semipermanently due to the properties of the synthetic resin, so there is no need to replace it, and the waterproof resin molded plate is lightweight and has low thermal conductivity. In addition, the weight load on the roof is small, and the influence of the indoor temperature in summer and winter is low and the comfort is excellent.
[0047]
Further, according to claim 3, since water vapor or the like released from the concrete of the concrete roof is discharged to the outside from the exhaust tube, the waterproof resin molded plate due to water vapor or the like does not float up, and the plant fixing material The layer can be fixed in a stable state.
[0048]
Furthermore, according to the invention of claim 4, greening can be applied not only to the concrete roof, but also to the roof top surface of roofs generally used for wood buildings such as roofs made of Japanese tile, colonia tile, corrugated board, Versatile.
[0049]
According to the invention of claim 5, the water vapor discharged from the concrete of the concrete roof can be discharged to the outside from the interval provided between the roof surface and the waterproof resin molded plate, particularly in the summer, and the waterproof resin molded The swelling of the plate can be prevented, and according to the invention of claim 6, the waterproof resin molded plate, the water retention / exhaust layer, and the plant fixing material layer can be firmly integrated with the cap pin and its cover.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a roof with a concrete slope on which a rooftop greening method for a building according to the present invention is constructed.
FIG. 2 is a perspective view showing a flat concrete roof on which the above construction method is applied.
FIG. 3 is a perspective view of a flat pin for fixing a waterproof resin molded plate to a concrete roof.
FIG. 4 is a plan view showing a state in which a flat pin is bonded and fixed to a concrete roof.
5 is an enlarged cross-sectional view taken along the line AA in FIG.
FIG. 6 is a plan view showing a state in which a waterproof resin molded plate is fixed on a concrete roof with an adhesive via a flat pin.
7 is an enlarged cross-sectional view taken along the line BB in FIG. 6;
8 is an enlarged cross-sectional view taken along line CC in FIG. 6;
FIG. 9 is a plan view showing an arrangement example of flat pins, cap pins, and exhaust pipes on the concrete roof top surface.
FIG. 10 is a partially enlarged longitudinal sectional view showing a state where greening is completed on the rooftop of a concrete roof.
FIG. 11 is a longitudinal sectional view showing a state where a cap pin cover is removed from the cap pin.
FIG. 12 is a perspective view showing a state in which greening is completed on the rooftop of a concrete roof.
FIG. 13 is a perspective view showing a Japanese tile with a gradient and a colonial tile roof.
14A and 14B are plan views showing roof tile support pins, and FIG. 14B is a front view showing roof tile support pins.
FIG. 15 is a plan view showing an arrangement example of tile support pins with respect to the tile roof.
FIG. 16 is a partially enlarged longitudinal sectional view showing a state where greening is performed on a tile roof.
FIG. 17 is a perspective view showing a state in which a waterproof resin molded plate is placed on the corrugated plate roof.
FIG. 18 is a partial front view showing a state in which a waterproof resin molded plate is bonded and fixed to a groove bottom surface of a corrugated plate roof with a support pin bonded thereto.
FIGS. 19A, 19B, and 19A are perspective views showing support pins. FIGS. (B) is a front view which shows a support pin.
FIG. 20 is a plan view showing an arrangement example of support pins with respect to the corrugated plate roof and the waterproof resin molded plate.
FIG. 21 is a partial enlarged cross-sectional view showing a state where the corrugated plate roof upper surface is greened.
FIG. 22 is a front view showing a state in which the ridge package of the corrugated plate roof section is stored.
FIG. 23 is a perspective view showing a support metal fitting for a ward package.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Concrete roof 2 Porous 3 Flat pin 3a Flange 5 Waterproof resin molding board 6 Adhesive 7 Exhaust pipe 8 Cylindrical part 9 Cap 11 Water retention / drainage layer 12 Plant fixing material layer 13 Cap pin 13a Cylindrical part 13b Cap pin cover 13h Locking claw 15 Tile 15a Tile recess 16 Tile support pin 18 Corrugated rigid plate 18a Groove 18b Top portion 19 Support pin
