JP3670165B2 - 電子楽器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、押鍵するタイミング毎に、曲データ中の対応する楽音を、該押鍵の強弱に合わせて発音せしめ、該曲データの演奏を進行させる機能を有する電子楽器に関する。
【0002】
【従来の技術】
これまでの電子楽器には、誰でも簡単に演奏が楽しめるようにするために、たとえば、曲のスタイルを選定した後、1本の指で鍵盤を弾くだけで、メロディパートや伴奏パートにおいて、次に弾く鍵盤の位置を視覚的に明示する機能を有するものなどがある。
【0003】
その中で鍵盤を習い初めの初心者にも、演奏が楽しめるものとして、押鍵するタイミング毎に、曲データ中の対応する楽音を、該押鍵の強弱に合わせて発音せしめ、該曲データの演奏を進行させる機能を有するものがある。
【0004】
このような鍵盤演奏補助機能を有するものは、電子楽器中に予め格納された1乃至複数の曲データに対してその機能が設定されており、そのため、該機能の設定の仕方によっては、格納された曲データをデモ曲として使用して、自動演奏させることも可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、該鍵盤演奏補助機能では、曲データの有しているベロシティに、鍵盤の押鍵によるベロシティが掛け算されて出力されるため、予め曲データには、そのことを考慮してベロシティデータが設定されていた。
【0006】
このため、該補助機能用の曲データをデモ曲として自動演奏させた場合、伴奏用パートとメロディ用パート間のベロシティバランスや、ベロシティによる強弱のニュアンスは望ましいものにはならないという問題があった。
【0007】
本発明は、以上のような問題に鑑み創案されたもので、上記のような鍵盤演奏補助機能を有するものに、さらに自動演奏機能を持たせた場合に、望ましいパート間のベロシティバランスやベロシティによる強弱のニュアンスが実現できる電子楽器を提供せんとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の基本的考え方は、押鍵するタイミング毎に、曲データ中の対応する楽音を、該押鍵の強弱に合わせて発音せしめ、該曲データの演奏を進行させる機能を有する電子楽器において、同一曲の曲データとして、異なるベロシティデータを有する曲データを備えたことにある。
【0009】
上記考え方によれば、同一曲の曲データとして、上記鍵盤演奏補助機能用のベロシティデータと自動演奏機能用のベロシティデータとを有することで、鍵盤演奏補助機能により演奏を行う場合は、鍵盤演奏補助機能用のベロシティデータを曲データの一部として使用し、また自動演奏機能により演奏を行う場合は、自動演奏機能用のベロシティデータを曲データの一部として使用することができ、自動演奏時には、自動演奏モード用のベロシティデータが使用されて曲データの演奏が行われるため、望ましいパート間のベロシティバランスやベロシティによる強弱のニュアンスが実現できるようになる。
【0010】
以上のようなベロシティデータの持ち方としては、同一曲の曲データとして、1の曲データ中に、複数の異なるベロシティデータを備えるようにすることもできるし、また同一曲の曲データとして、ベロシティデータの異なる複数の曲データを備えるようにすることも可能である。
【0011】
そして本願請求項1及び請求項2の構成は、以上のような構成をさらに具体化したものであり、そのうち請求項1の方は、同一曲の曲データとして、1の曲データ中に、複数の異なるベロシティデータを備える構成であり、また請求項2の方は、同一曲の曲データとして、ベロシティデータの異なる複数の曲データを備える構成である。
【0012】
すなわち、請求項1の電子楽器の構成は、
与えられた曲データに基づいて楽音を発生せしめる楽音発生手段と、
鍵盤演奏モード及び自動演奏モードの少なくともいずれかのモード設定が可能であり、これらのモードを切り替えるモード設定手段と、
同一曲の曲データとして、自動演奏モード用のベロシティデータと鍵盤演奏モード用のベロシティデータの両方を有する曲データを予め格納する曲データ格納手段と、
前記モード設定手段で設定されたモードが鍵盤演奏モードの時は、鍵盤演奏モード用のベロシティデータを、曲データのベロシティデータとして、前記曲データ格納手段から該曲データを読み出し、押鍵するタイミング毎に、曲データ中の対応する楽音のデータを該押鍵の強弱のデータと共に、前記楽音発生手段に出力し、また設定されたモードが自動演奏モードの時は、自動演奏モード用のベロシティデータを、曲データのベロシティデータとして、前記曲データ格納手段から該曲データを読み出し、読み出された曲データを前記楽音発生手段にそのまま出力するデータ制御手段と
を有することを特徴としている。
【0013】
また請求項2の電子楽器の構成は、
与えられた曲データに基づいて楽音を発生せしめる楽音発生手段と、
鍵盤演奏モード及び自動演奏モードの少なくともいずれかのモード設定が可能であり、これらのモードを切り替えるモード設定手段と、
同一曲の曲データとして、自動演奏モード用のベロシティデータを有する曲データと鍵盤演奏モード用のベロシティデータを有する曲データとを予め格納する曲データ格納手段と、
前記モード設定手段で設定されたモードが鍵盤演奏モードの時は、鍵盤演奏モード用のベロシティデータを有する曲データを前記曲データ格納手段から読み出し、押鍵するタイミング毎に、曲データ中の対応する楽音のデータを該押鍵の強弱のデータと共に、前記楽音発生手段に出力し、また設定されたモードが自動演奏モードの時は、自動演奏モード用のベロシティデータを有する曲データを前記曲データ格納手段から読み出し、読み出された曲データを前記楽音発生手段にそのまま出力するデータ制御手段と
を有することを特徴としている。
【0014】
以上の構成では、モード設定手段で設定されたモードに応じて、データ制御手段が、請求項1の構成にあっては、自動演奏モード用のベロシティデータ又は鍵盤演奏モード用のベロシティデータを、曲データのベロシティデータとして、前記曲データ格納手段から該曲データを読み出し、或いは、請求項2の構成にあっては、自動演奏モード用のベロシティデータを有する曲データ又は鍵盤演奏モード用のベロシティデータを有する曲データを前記曲データ格納手段から読み出し、夫々前記楽音発生手段に出力することになる。それに基づき、楽音発生手段は、楽音を発生する。そのため、自動演奏時には、自動演奏モード用のベロシティデータが使用されて曲データの演奏が行われるようになり、望ましいパート間のベロシティバランスやベロシティによる強弱のニュアンスが実現できるようになる。尚、鍵盤演奏モードの時は、データ制御手段は、押鍵するタイミング毎に、曲データ中の対応する楽音のデータを該押鍵の強弱のデータと共に、前記楽音発生手段に出力するため、曲データの演奏を、押鍵するタイミングに合わせて進行させることができるようになる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。
図1は本発明を実施する形態の一例である電子鍵盤楽器の外観構成を示す平面図である。同図において、電子鍵盤楽器の本体100には、後述する鍵盤部114と、パネル操作部115及びパネル操作などの状態を演奏者に視覚的に確認させるためのパネルディスプレイからなる表示部116などが設けられている。
【0016】
図2は、上記電子鍵盤楽器の回路図である。同図に示すように、バス110上に、CPU111、RAM112、ROM113、キースキャン回路114aを介して繋がる鍵盤部114、パネルスキャン回路115aを介して繋がるパネル操作部115、表示制御回路116aを介してつながる表示部116、楽音発生部117が、各接続されており、該バス110を通じてこれらのデバイスに各種命令やデータの受け渡しがなされる。また前記楽音発生部117には、発生せしめられた楽音をアナログに変換するD/A変換回路118と、それを増幅する増幅器及び外部に発音せしめるスピーカなどのサウンドシステム119が電気的に接続されている。
【0017】
図3は、本発明に係る構成を有する電子鍵盤楽器の機能ブロック図であり、同図に示されるように、本構成は、楽音発生手段1aと、モード設定手段2aと、曲データ格納手段3aと、データ制御手段4aとを有している。
【0018】
上記楽音発生手段1aは、与えられた曲データに基づいて楽音を発生せしめる構成であり、前記楽音発生部117と、D/A変換回路118及びサウンドシステム119を含む構成で実現される。
【0019】
上記モード設定手段2aは、鍵盤演奏モードと自動演奏モードのいずれかのモード設定、又はこれらのモード設定の解除を行う構成であり、CPU111により実現され、本実施形態では、後述する曲選択手段21による曲選択実行と演奏開始・停止指示手段22による演奏開始・停止指示に連動している。すなわち、曲選択手段21で曲データの選択が行われると、自動的に鍵盤演奏モードにモード設定される。またその後に演奏開始・停止指示手段22で演奏の開始が指示されれば、自動的に自動演奏モードにモード設定される。さらに一旦自動演奏モードに設定されて演奏が開始された後、演奏開始・停止指示手段22により該演奏停止が指示された時は、鍵盤演奏モードにモード設定される。本構成では、このようなモード設定が行われた時には、RAM112上に、鍵盤演奏モードか、自動演奏モードかの状態を示すフラグが夫々設定され、もし両方のフラグが設定されていない場合はモード設定解除の状態を示すことになる。
【0020】
この場合、上記鍵盤演奏モードとは、押鍵するタイミング毎に、曲データ中の対応する楽音を該押鍵の強弱に合わせて発音せしめ、曲データの演奏を進行させるモードである。本構成では、この鍵盤演奏モードと、曲データを自動的に演奏する上記の自動演奏モードが、設定できるようになっている。
【0021】
上記曲データ格納手段3aは、前記ROM113で構成されており、そこには、後述する図4に示すようなデータフォーマット構造で格納される鍵盤演奏モード用に複数の曲データが予め記憶されている。また格納された曲データには、同一曲の曲データとして、自動演奏モード用のベロシティデータと鍵盤演奏モード用のベロシティデータの両方を有している。
【0022】
上記データ制御手段4aは、前記CPU111で構成されており、RAM112上のフラグにおいて設定状態の示されるモードに応じ、自動演奏モード用のベロシティデータ又は鍵盤演奏モード用のベロシティデータを、曲データのベロシティデータとして、前記曲データ格納手段3aから該曲データの読み出しを行い、鍵盤演奏モードの時は、押鍵するタイミング毎に、曲データ中の対応する楽音のデータを該押鍵の強弱のデータと共に、前記楽音発生手段1aに出力し、また自動演奏モードの時は、読み出した曲データを前記楽音発生手段1aにそのまま出力する。
【0023】
さらに上記曲選択手段21は、前記曲データ格納手段3aに格納された複数の曲データの中から、演奏者によって曲の選択ができる構成であって、前記パネルスキャン回路115a及びパネル操作部115、さらにCPU111を含む構成で実現される。該曲選択手段21で鍵盤演奏モード用(又は自動演奏モード用)に曲選択が行われると、それに連動して、上記モード設定手段2aで鍵盤演奏モードにモード設定が行われる。またこの曲選択によって、前記データ制御手段4aは、選択された曲データの読み出しを行う。該鍵盤演奏モードでは、鍵盤部114での押鍵によって、上述のような曲データの演奏を進行するが、その際、鍵盤演奏モード用のベロシティデータを、選択された曲データのベロシティデータとして扱うことになる。
【0024】
他方上記演奏開始・停止指示手段22は、曲データの自動演奏を行う場合の演奏開始及び演奏停止を指示する構成である。一度鍵盤演奏モードに設定された後、本構成で演奏開始指示が与えられると、それに連動してモード設定手段2aは、自動演奏モードに自動的にモード変更し、データ制御手段4aは、読み出された曲データ中の自動演奏モード用のベロシティデータを、選択された曲データのベロシティデータとして扱って、前記楽音発生手段1aに曲データを送ることになる。他方一旦自動演奏モードに設定されて演奏が開始された後、本演奏開始・停止指示手段22により該演奏停止が指示された時は、それに連動してモード設定手段2aにより、再び鍵盤演奏モードにモード設定される。本演奏開始・停止指示手段22は、同じく前記パネルスキャン回路115a及びパネル操作部115、さらにCPU111を含む構成で実現される構成である。この演奏開始・停止指示手段22で演奏が実行された場合には、RAM112上に演奏中フラグ(図示なし)が設定され、また演奏が停止された場合には、該フラグはクリアされることになる。
【0025】
図4は、本実施形態構成における曲データ格納手段3aに格納されている曲データのデータフォーマット構造を示す説明図である。BARは小節の区切りを示しており、各小節内にあるNOTEで示された音符乃至休符を示すデータは、従来は、1byte目が音高を示すKEYNO、2byte目が小節内のSTEP数を示すSTEP TIME、3byte目が鍵盤演奏モード用の音量を示すVELOSITY、4byte目が鳴っている音の長さを示すGATE TIMEの各データからなるデータ構造であったが、本実施形態構成では、1byte目及び2byte目は、従来の場合と同じものの、3byte目が鍵盤演奏モード用の音量を示すVELOSITY1、4byte目が自動演奏モード用の音量を示すVELOSITY2、5byte目が鳴っている音の長さを示すGATE TIMEの各データからなるデータ構造を有している。
【0026】
図5及び図6は、本電子鍵盤楽器におけるメインの処理フローを示すフローチャートである。まず電源がONになると、図2に示す上記各回路構成の初期化を実行する(ステップS101)。そして鍵盤部114のスキャンを行い(ステップS102)、さらにパネル操作部115のスキャンを実行する(ステップS103)。
【0027】
後述する曲の選択が行われ、演奏開始スイッチのONイベントで、自動演奏モードのモード設定がなされ、その演奏処理が開始された場合の、演奏フラグをチェックし、自動演奏中であるか否かが先に検出される(ステップS104)。自動演奏中であれば(ステップS104;Yes)、クロックカウント分カレントステップを進め(ステップS105)、ゲートタイムを減算し、現在鳴っている楽音の消音処理を行う(ステップS106)と共に、次の曲データの読み出しを行い発音処理を行う(ステップS107)。このデータ読み出し及び発音処理については、後述する図7において説明する。
【0028】
またステップS104で、自動演奏中でなければ(ステップS104;No)、鍵盤イベントを検出する(ステップS108)。この鍵盤イベントが検出されなければ(ステップS108;No)、演奏者は何らのモード設定も、或いは演奏処理も実行していないとして、後述する曲選択スイッチイベントの検出処理(ステップS121)に移行する。
【0029】
反対に、鍵盤イベントが検出されれば(ステップS108;Yes)、演奏者による演奏が行われているものとして、後述するモード設定による鍵盤演奏モードが設定されているか否かのフラグチェックを行う(ステップS109)。鍵盤演奏モードが設定されていれば(ステップS109;Yes)、データ制御手段4aで保管している次の曲データを発音する(ステップS110)。それと同時にクロックカウント処理を実行し、16分音符分進める(ステップS111)。またクロックカウント分カレントステップを進め(ステップS112)、ゲートタイムを減算し、現在鳴っている楽音の消音処理を行う(ステップS113)と共に、次の曲データの読み出しを行い発音処理を行う(ステップS114)。このデータ読み出し及び発音処理についても、同様に、後述する。そしてデータ制御手段4aは、次のノートデータを検索して保管し、同時にポインタを次に進める(ステップS115)。
【0030】
前記ステップS109で、鍵盤演奏モードが設定されていなければ(ステップS109;No)、演奏者は上記補助機能を使用しない通常の鍵盤演奏を行うものとして、検出された鍵盤イベントのままの発音処理を行う(ステップS116)。
【0031】
鍵盤イベントが検出されなかった場合(ステップS108;No)、或いは前記ステップS107、ステップS115、ステップS116の各処理の後、曲選択手段21による曲選択スイッチイベントを検出する(ステップS121)。曲選択スイッチイベントが検出された場合(ステップS121;Yes)、モード設定手段2aは、モード設定を鍵盤演奏モードにするフラグ設定を行う(ステップS122)。そしてデータ制御手段4aは、曲データの出力位置を示すポインタを曲頭にセットし(ステップS123)、各トラックを初期状態にセットする(ステップS124)。さらにデータ制御手段4aは、先頭のノートデータを検索して保管し、前記ポインタを検索位置まで進める(ステップS125)。
【0032】
前記ステップS121で曲選択スイッチイベントが検出されなかった場合(ステップS121;No)、或いはステップS125の後、前記演奏開始・停止指示手段22におけるPLAY/STOPスイッチイベントを検出する(ステップS131)。PLAY/STOPスイッチイベントが検出された場合(ステップS131;Yes)、演奏中フラグをチェックし、自動演奏中であるか否かを検出する(ステップS132)。自動演奏中であれば(ステップS132;Yes)、前記PLAY/STOPスイッチイベントは自動演奏停止を指示するものとして、演奏モードを鍵盤演奏モードにするフラグ設定を行い(ステップS133)、演奏中フラグをクリアする(ステップS134)。
【0033】
他方前記ステップS132で自動演奏中でなかった場合(ステップS132;No)、モード設定手段2aは、モード設定を鍵盤演奏モードから自動演奏モードに変更するフラグ設定を行う(ステップS135)。そしてデータ制御手段4aは、曲データの出力位置を示すポインタを曲頭にセットし(ステップS136)、各トラックを初期状態にセットする(ステップS137)。さらに演奏中であることを示す演奏中フラグをセットする(ステップS138)。
【0034】
前記ステップS131でPLAY/STOPスイッチイベントが検出されなかった場合(ステップS131;No)、或いは前記ステップS134やステップS138の後、前記ステップS102の鍵盤部114のスキャン処理に復帰し、以上の処理を繰り返す。
【0035】
図7は、前記ステップS107及びステップS114のデータ読み出し/発音処理の処理フローを示すフローチャートである。まず曲データの1byte目を読み込む(ステップS201)。その1byte目が小節のTOPであるか否かをチェックする(ステップS202)。小節のTOP、すなわち図4のBARに相当していれば(ステップS202;Yes)、小節数のカウントや曲の終了を示すものとしてEND/BAR処理を行う(ステップS203)。そして該データ読み出し/発音処理を終了する。
【0036】
前記ステップS202で、1byte目が小節のTOPでなければ(ステップS202;No)、2byte目を読み込む(ステップS204)。この2byte目は図4に示すように、STEP TIME(小節内のSTEP数)を示すものである。そしてカレントステップが該STEP TIME以上であるか否かをチェックする(ステップS205)。
【0037】
カレントステップが該STEP TIME以上である場合(ステップS205;Yes)は、自動演奏モードであるか否かをチェックする(ステップS206)。自動演奏モードであれば(ステップS206;Yes)、曲データの4byte目のVELOSITY2を読み込む(ステップS207)。反対に自動演奏モードでなければ(ステップS206;No)、曲データの3byte目のVELOSITY1を読み込む(ステップS208)。そして5byte目のGATE TIMEを読み込み、ゲートタイムカウンタに割り当てる(ステップS209)。曲データの次の音符乃至休符(場合によりBARやENDの場合もある)の読み出し用に、ポインタをインクリースする(ステップS210)。その後発音処理を行う(ステップS211)。そして前記ステップS201に復帰する。
【0038】
他方ステップS205でカレントステップがSTEP TIME以上でなければ(ステップS205;No)、本データ読み出し/発音処理を終了する。
【0039】
図8は、CPU111で行われるタイマ割込処理の処理フローを示すフローチャートである。所定の時間毎にCPU111で割込処理が行われ、自動演奏モードであるか否かをチェックする(ステップS301)。自動演奏モードであれば(ステップS301;Yes)、クロックカウント処理行う(ステップS302)。このクロックカウント処理によって、前記ステップS105で、クロックカウント分カレントステップを進めることになる。
【0040】
以上の実施形態構成によれば、モード設定手段2aで設定されたモードに応じて、データ制御手段4aが、自動演奏モード用のベロシティデータ(VELOSITY2)又は鍵盤演奏モード用のベロシティデータ(VELOSITY1)を、曲データのベロシティデータとして、前記曲データ格納手段3aから該曲データを読み出し、前記楽音発生手段1aに出力することになる。それに基づき、楽音発生手段1aは、楽音を発生する。そのため、自動演奏時に、自動演奏モード用のベロシティデータ(VELOSITY2)を曲データのベロシティデータとして演奏が行われるため、望ましいパート間のベロシティバランスやベロシティによる強弱のニュアンスが実現できるようになる。
【0041】
図9は、本願請求項2に係る発明の実施形態構成に係る電子鍵盤楽器の機能ブロック図を示すものである。本実施形態構成では、図1と同様な外観構成を有しており、また該電子鍵盤楽器の回路構成も図2と同じであるので、その詳細は省略する。図9に示されるように、本構成は、楽音発生手段1bと、モード設定手段2bと、曲データ格納手段3bと、データ制御手段4bとを有している。このうち楽音発生手段1bとモード設定手段2b及び曲選択手段21と演奏開始・停止指示手段22は、前記実施形態構成と同じであるので、これらの構成の詳細な説明は省略する。
【0042】
上記曲データ格納手段3bは、同じくROM113で構成されており、そこには、複数の曲データが予め記憶されている。また格納された曲データには、同一曲の曲データとして、自動演奏モード用のベロシティデータを有する曲データと鍵盤演奏モード用のベロシティデータを有する曲データとが予め格納されている。
【0043】
上記データ制御手段4bは、前記CPU111で構成されており、RAM112上のフラグにおいて設定状態の示されるモードに応じ、自動演奏モード用のベロシティデータを有する曲データを前記曲データ格納手段3bから読み出し、又は鍵盤演奏モード用のベロシティデータを有する曲データを前記曲データ格納手段3bから読み出し、鍵盤演奏モードの時は、押鍵するタイミング毎に、曲データ中の対応する楽音のデータを該押鍵の強弱のデータと共に、前記楽音発生手段1aに出力し、また自動演奏モードの時は、読み出した曲データを前記楽音発生手段1aにそのまま出力する機能を有している。
【0044】
図10及び図11は、本電子鍵盤楽器におけるメインの処理フローを示すフローチャートである。そのうち図10のステップS401〜ステップS416までは、前記図5のステップS101〜ステップS116までと同じであるので、詳細な説明は省略する。
【0045】
ステップS408で、鍵盤イベントが検出されなかった場合(ステップS408;No)、或いは前記ステップS407、ステップS415、ステップS416の各処理の後、曲選択手段21による曲選択スイッチイベントを検出する(ステップS421)。曲選択スイッチイベントが検出された場合(ステップS421;Yes)、モード設定手段2bは、モード設定を鍵盤演奏モードにするフラグ設定を行う(ステップS422)。そしてデータ制御手段4bは、鍵盤演奏モード用の曲データを選択し(ステップS423)、曲データの出力位置を示すポインタを曲頭にセットする(ステップS424)。さらに各トラックを初期状態にセットする(ステップS425)。その後データ制御手段4bは、先頭のノートデータを検索して保管し、前記ポインタを検索位置まで進める(ステップS426)。
【0046】
前記ステップS421で曲選択スイッチイベントが検出されなかった場合(ステップS421;No)、或いはステップS426の後、前記演奏開始・停止指示手段22におけるPLAY/STOPスイッチイベントを検出する(ステップS431)。PLAY/STOPスイッチイベントが検出された場合(ステップS431;Yes)、演奏中フラグをチェックし、自動演奏中であるか否かを検出する(ステップS432)。自動演奏中であれば(ステップS432;Yes)、前記PLAY/STOPスイッチイベントは自動演奏停止を指示するものとして、演奏モードを鍵盤演奏モードにするフラグ設定を行い(ステップS433)、演奏中フラグをクリアする(ステップS434)。
【0047】
他方前記ステップS432で自動演奏中でなかった場合(ステップS432;No)、モード設定手段2bは、モード設定を鍵盤演奏モードから自動演奏モードに変更するフラグ設定を行う(ステップS435)。そしてデータ制御手段4bは、自動演奏モード用の曲データを選択し(ステップS436)、さらに曲データの出力位置を示すポインタを曲頭にセットする(ステップS437)。そして各トラックを初期状態にセットする(ステップS438)。さらに演奏中であることを示す演奏中フラグをセットする(ステップS439)。
【0048】
前記ステップS431でPLAY/STOPスイッチイベントが検出されなかった場合(ステップS431;No)、或いは前記ステップS434やステップS439の後、前記ステップS402の鍵盤部114のスキャン処理に復帰し、以上の処理を繰り返す。
【0049】
以上の実施形態構成によれば、モード設定手段2bで設定されたモードに応じて、データ制御手段4bが、自動演奏モード用のベロシティデータを有する曲データ又は鍵盤演奏モード用のベロシティデータを有する曲データを前記曲データ格納手段3bから読み出し、前記楽音発生手段1bに出力することになる。それに基づき、楽音発生手段1bは、楽音を発生する。そのため、自動演奏時に、自動演奏モード用のベロシティデータを有する曲データによって演奏が行われるため、望ましいパート間のベロシティバランスやベロシティによる強弱のニュアンスが実現できるようになる。
【0050】
尚、本発明の電子楽器は、上述の実施例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0051】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明の請求項1又は2記載の電子楽器によれば、同一曲の曲データとして、上記鍵盤演奏補助機能用のベロシティデータと自動演奏機能用のベロシティデータとを有することで、鍵盤演奏補助機能により演奏を行う場合は、鍵盤演奏補助機能用のベロシティデータを曲データの一部として使用し、また自動演奏機能により演奏を行う場合は、自動演奏機能用のベロシティデータを曲データの一部として使用することができ、自動演奏時には、自動演奏モード用のベロシティデータが使用されて曲データの演奏が行われるため、望ましいパート間のベロシティバランスやベロシティによる強弱のニュアンスが実現できるようになるという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の一例である電子鍵盤楽器の外観構成を示す平面図である。
【図2】電子鍵盤楽器の回路図である。
【図3】本発明に係る構成を有する電子鍵盤楽器の機能ブロック図である。
【図4】本実施形態構成における曲データ格納手段3aに格納されている曲データのデータフォーマット構造を示す説明図である。
【図5】本電子鍵盤楽器におけるメインの処理フローを示すフローチャートである。
【図6】上記メインの処理フローの続きを示すフローチャートである。
【図7】データ読み出し/発音処理の処理フローを示すフローチャートである。
【図8】CPU111で行われるタイマ割込処理の処理フローを示すフローチャートである。
【図9】本願請求項2に係る発明の実施形態構成に係る電子鍵盤楽器の機能ブロック図である。
【図10】本電子鍵盤楽器におけるメインの処理フローを示すフローチャートである。
【図11】上記メインの処理フローの続きを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1a、1b 楽音発生手段
2a、2b モード設定手段
3a、3b 曲データ格納手段
4a、4b データ制御手段
21 曲選択手段
22 演奏開始・停止指示手段
100 本体
110 バス
111 CPU
112 RAM
113 ROM
114 鍵盤部
114a キースキャン回路
115 パネル操作部
115a パネルスキャン回路
116 表示部
116a 表示制御回路
117 楽音発生部
118 A/D変換回路
119 サウンドシステム
Claims (2)
- 与えられた曲データに基づいて楽音を発生せしめる楽音発生手段と、
鍵盤演奏モード及び自動演奏モードの少なくともいずれかのモード設定が可能であり、これらのモードを切り替えるモード設定手段と、
同一曲の曲データとして、自動演奏モード用のベロシティデータと鍵盤演奏モード用のベロシティデータの両方を有する曲データを予め格納する曲データ格納手段と、
前記モード設定手段で設定されたモードが鍵盤演奏モードの時は、鍵盤演奏モード用のベロシティデータを、曲データのベロシティデータとして、前記曲データ格納手段から該曲データを読み出し、押鍵するタイミング毎に、曲データ中の対応する楽音のデータを該押鍵の強弱のデータと共に、前記楽音発生手段に出力し、また設定されたモードが自動演奏モードの時は、自動演奏モード用のベロシティデータを、曲データのベロシティデータとして、前記曲データ格納手段から該曲データを読み出し、読み出された曲データを前記楽音発生手段にそのまま出力するデータ制御手段と
を有することを特徴とする電子楽器。 - 与えられた曲データに基づいて楽音を発生せしめる楽音発生手段と、
鍵盤演奏モード及び自動演奏モードの少なくともいずれかのモード設定が可能であり、これらのモードを切り替えるモード設定手段と、
同一曲の曲データとして、自動演奏モード用のベロシティデータを有する曲データと鍵盤演奏モード用のベロシティデータを有する曲データとを予め格納する曲データ格納手段と、
前記モード設定手段で設定されたモードが鍵盤演奏モードの時は、鍵盤演奏モード用のベロシティデータを有する曲データを前記曲データ格納手段から読み出し、押鍵するタイミング毎に、曲データ中の対応する楽音のデータを該押鍵の強弱のデータと共に、前記楽音発生手段に出力し、また設定されたモードが自動演奏モードの時は、自動演奏モード用のベロシティデータを有する曲データを前記曲データ格納手段から読み出し、読み出された曲データを前記楽音発生手段にそのまま出力するデータ制御手段と
を有することを特徴とする電子楽器。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP15094999A JP3670165B2 (ja) | 1999-05-31 | 1999-05-31 | 電子楽器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15094999A JP3670165B2 (ja) | 1999-05-31 | 1999-05-31 | 電子楽器 |
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| JP2000338971A JP2000338971A (ja) | 2000-12-08 |
| JP3670165B2 true JP3670165B2 (ja) | 2005-07-13 |
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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-
1999
- 1999-05-31 JP JP15094999A patent/JP3670165B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JP2000338971A (ja) | 2000-12-08 |
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