JP3668273B2 - 押出機の冷却水槽 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、口金から溶融押出された合成樹脂パイプを整形しつつ冷却する冷却水槽であって、特に押出機の運転を開始した立ち上げの際に口金から溶融押出された合成樹脂パイプを簡単に通過させることができる冷却水槽に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から合成樹脂パイプを押出成形する場合、口金から溶融押出された合成樹脂パイプを冷却水槽内に導き、該合成樹脂パイプをゲート孔に挿通して整形しつつ冷却している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の冷却水槽は、押出機の運転を開始した立ち上げの際に口金から溶融押出された合成樹脂パイプの先端を冷却水槽内に導いてからゲート孔を通過させるのに手間がかかるという問題があった。
【0004】
本発明はかかる課題を解決したものであって、押出機の運転を開始した立ち上げの際に口金から溶融押出された合成樹脂パイプの先端を簡単にゲート孔に挿通することができる冷却水槽を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、口金から溶融押出された合成樹脂パイプを整形しつつ冷却する冷却水槽であって、合成樹脂パイプが通過する所定の内径を有するゲート孔の口金側に上下方向に高さ調整が可能なガイドロールを配設したことを特徴とする。
【0006】
【作用】
合成樹脂パイプが通過する所定の内径を有するゲート孔の前に上下方向に高さ調整が可能なガイドロールを配設したので、該ガイドロールで高さ調整を行ないつつ口金から溶融押出された合成樹脂パイプの先端を案内してゲート孔に挿通することができる。
【0007】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面にて詳細に説明する。
図1は本発明で使用する装置の一実施例を示す概略図、図2は冷却水槽の概略を示す斜視図、図3は冷却水槽の概略を示す正面図であって、図中の符号1は押出機の口金、2はサイジングダイ、3は冷却水槽、4は引取機、5は切断機、Pは合成樹脂パイプである。
【0008】
本発明は、押出機の口金1から溶融押出された合成樹脂パイプPをサイジングダイ2で整形しつつ冷却水槽3を通過させて冷却し、引取機4で引き取りつつ切断機5で所定の長さに切断するものである。前記冷却水槽3はゴム等の柔軟性を有する板材31によって複数個の水槽に区分されており、それぞれの板材31には合成樹脂パイプPが通過する所定の内径を有するゲート孔311が同一直線上に設けられている。
【0009】
そして、口金1に最も近いゲート孔311の口金側には、概ゲート孔311と同じ円弧面を有する支持台32aが配設されている。支持台32aの両側には一対のねじ棒33,33が垂設されており、それぞれのねじ棒33に支持台32aの両側に突設したねじ部材321が螺号している。また、それぞれのねじ棒33の下端部はベルト34を介して一体的に回転可能に接続しており、一方のねじ棒34の上端は傘歯車35を介してモータ36に接続している。従って、モータ36を駆動すると一対のねじ棒33が同時に回転し、一対のねじ部材321に案内された支持台32aが上下方向に移動するようになっている。
【0010】
また、その他のゲート孔311の口金側には、前記支持台32aと同様に上下方向に高さ調節が可能なガイドロール32bが配設されている。ガイドロール32bの両側には一対のねじ棒33,33が垂設されており、それぞれのねじ棒33にガイドロール32bの軸棒と接続したねじ部材321が螺号している。また、それぞれのねじ棒33の下端部はベルト34を介して一体的に回転可能に接続しており、一方のねじ棒33の上端は傘歯車35を介してモータ36に接続している。従って、モータ36を駆動すると一対のねじ棒33が同時に回転し、一対のねじ部材321に案内されたガイドロール32bが上下方向に移動するようになっている。
【0011】
次に、合成樹脂パイプPの成形工程を説明する。
押出機の運転を開始した立ち上げの際に、口金1から溶融押出された合成樹脂パイプPの先導部を冷却水槽内に導き、サイジングダイ2に挿通すると共にそれぞれのゲート孔311を通過させる。このとき、合成樹脂パイプPの先端を支持台32a、ガイドロール32bに載せて上下方向に移動させ、ゲート孔311の中心と高さを一致させて挿通する。そして、柔軟性を有する板材31によって区分したそれぞれの水槽内に満たされた冷却水で合成樹脂パイプPを冷却する。
【0012】
この様にして、口金1から溶融押出された合成樹脂パイプPを整形しつつ冷却し、冷却水槽から搬出された合成樹脂パイプPを引取機4で引き取りつつ切断機5で所定長さに切断する。
【0013】
【発明の効果】
以上詳述した如く、本発明は合成樹脂パイプが通過する所定の内径を有するゲート孔の口金側に上下方向に高さ調整が可能なガイドロールを配設したので、押出機の運転を開始したとき、ガイドロールで高さ調整を行ないつつ合成樹脂パイプの先端をゲート孔に挿通して立ち上げ作業が迅速に行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明で使用する装置の一実施例を示す概略図である。
【図2】図2は冷却水槽の概略を示す斜視図である。
【図3】図3は冷却水槽の概略を示す正面図である。
【符号の説明】
1 口金
2 サイジングダイ
3 冷却水槽
4 引取機
5 切断機
31 柔軟性を有する板材
311 ゲート孔
32a 支持台
32b ガイドロール
Claims (1)
- 口金(1)から溶融押出された合成樹脂パイプ(P)を整形しつつ冷却する冷却水槽であって、合成樹脂パイプ(P)が通過する所定の内径を有するゲート孔(311)の口金側に上下方向に高さ調整が可能なガイドロール(32b)を配設したことを特徴とする押出機の冷却水槽。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03256395A JP3668273B2 (ja) | 1995-02-21 | 1995-02-21 | 押出機の冷却水槽 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03256395A JP3668273B2 (ja) | 1995-02-21 | 1995-02-21 | 押出機の冷却水槽 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08224771A JPH08224771A (ja) | 1996-09-03 |
JP3668273B2 true JP3668273B2 (ja) | 2005-07-06 |
Family
ID=12362386
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03256395A Expired - Fee Related JP3668273B2 (ja) | 1995-02-21 | 1995-02-21 | 押出機の冷却水槽 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3668273B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN117261149B (zh) * | 2023-10-30 | 2024-09-13 | 杭州金泰塑业有限公司 | 一种pvc管材生产用挤出机及其生产方法 |
-
1995
- 1995-02-21 JP JP03256395A patent/JP3668273B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08224771A (ja) | 1996-09-03 |
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