JP3667246B2 - 電気掃除機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電気掃除機のサイクロン集塵装置の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
電動送風機により吸込んだ吸気を旋回させて塵埃を分離するサイクロン集塵装置を備えた電気掃除機が広く使用されている。このようなサイクロン集塵式電気掃除機の例を、例えば特開2000−166829号公報に見ることができる。当該公報に開示された電気掃除機の概略構成を図14に示す。電気掃除機1は、電動送風機3を内蔵した本体2にサクションホース4及び接続パイプ5を介して吸込口体6を接続する。吸込口体6は床面fに面する吸込み口7を有している。サクションホース4と接続パイプ5の間にはサイクロン集塵装置8が配置される。サイクロン集塵装置8の入口部は接続パイプ5に接続し、出口部はサクションホース4に接続しており、これにより、吸込口体6から接続パイプ5、サイクロン集塵装置8、サクションホース4を経て電動送風機3に至る吸気路が構成される。
【0003】
上記構成の電気掃除機1において、電動送風機3を駆動すると、吸気路に吸気流が発生し、吸込口体6の吸込み口7から床面等の塵埃が吸い込まれる。気流は接続パイプ5を経てサイクロン集塵装置8に至り、ここで気流が高速旋回し、気流中の塵埃が遠心分離される。塵埃はダストカップ9に集積され、空気のみサクションホース4から電動送風機3に吸引され、本体2の外へと排出される。
【0004】
図15はサイクロン集塵装置8の構造を示す縦断面図であり、接続パイプ5の長手方向を垂直にした場合を示している。10はサイクロン集塵装置8のサイクロン本体である。サイクロン本体10は連結管11の部分と塵埃分離室12の部分からなり、接続パイプ5に連結する連結管11の上端をエルボ状に水平に曲げ、その先端に塵埃分離室12を一体形設した構成となっている。接続パイプ5の軸線と連結管11の軸線は同一直線上に並ぶ。塵埃分離室12は浅いカップを伏せたような形状で、下端が開口部となっている。塵埃分離室12はほぼ円形の水平断面形状を有し、内壁の一部に連結管11の前記エルボ状部からの空気吹出し口13を開口させている。空気吹出し口13は、連結管11から塵埃分離室12の内壁に対し接線方向に気流が流入し、塵埃分離室12の内部に高速の旋回気流を形成するような位置と角度に設定されている。
【0005】
塵埃分離室12の中心付近には排気筒14を配置する。排気筒14は底面が閉じ、上面が開口した円筒形の部材であって、外周部に複数個の排気口15を有する。排気口15にはナイロン等の合成繊維を織って細かいメッシュを形成したフィルタ16を装着する。排気筒14の上面開口部は塵埃分離室12の天井面に形設された連結管17に挿入され、これにより排気筒14は、塵埃分離室12の天井面から垂下する形で取り付けられる。なお連結管17の他端にはサクションホース4が接続される。
【0006】
サイクロン本体10にはダストカップ9が気密に連結する。ダストカップ9は下端が閉じ、上端が開口した円筒形の部品であり、上端開口部に向け緩やかなテーパで広がっている。ダストカップ9の上端開口部を塵埃分離室12の下端の開口部にあてがい、ダストカップ9の上端開口部が所定の嵌合しろ分だけ塵埃分離室12に差し込まれるようダストカップ9を押し上げると、ダストカップ9の上端開口部の縁が塵埃分離室12の内壁に固定した環状のガスケット18に密着し、サイクロン本体10とダストカップ9との気密連結が完成する。この時、ダストカップ9の軸線方向は連結管11及び接続パイプ5の軸線方向と平行になる。すなわち、接続パイプ5の長手方向が垂直であればダストカップ9の軸線方向も垂直となる。
【0007】
上記サイクロン集塵装置8に気流が吸い込まれると、気流は連結管11から空気吹出し口13を通って塵埃分離室12の中に、塵埃分離室12の内壁に沿って接線方向に流入し、排気筒14の周囲に高速の旋回気流を形成する。高速旋回に伴う遠心力により、気流に含まれていた塵埃は気流から分離され、ダストカップ9の中に落下し集積されて行く。排気筒14の周囲を旋回した気流は排気口15から排気筒14の中に入り、サクションホース4に吸い込まれる。なおダストカップ9の底部に集積した塵埃が旋回気流によって再び舞い上がることを防止するため、ダストカップ9の内周面には垂直方向に延びるリブ19が複数条形設されている。リブ19はダストカップ9の底部より、ダストカップ9の高さの3分の1程度の高さまで延び、塵埃の集積の旋回を防ぎ、また、旋回気流がこれに当たったときには気流中の塵埃を分離させる。
【0008】
ダストカップ9は特定方向の動きを通じてのみサイクロン本体10に着脱可能である。その仕組は次のようになっている。ダストカップ9の上端開口部が塵埃分離室12の下端開口部に所定の嵌合しろ分だけ差し込まれることは前述の通りであるが、ダストカップ9の下部にも保持の仕掛けがある。すなわちダストカップ9の連結管11に向かい合う側の側面の下方に、上向きフック20を形設する。連結管11の側面には、この上向きフック17を係合させる、下向きフック21を形設する。
【0009】
サイクロン本体10から取り外されたダストカップ9に特定方向の動きを与えると、この場合で言えばダストカップ9の上端開口部が塵埃分離室12の下端開口部に接近して行くよう、ダストカップ9を連結管11と平行にスライドさせると、ダストカップ9の上端開口部が塵埃分離室12の下端開口部に挿入され、また上向きフック20が下向きフック21に係合する。ダストカップ9を限界まで押し込めば、ダストカップ9の上端開口部が塵埃分離室12の下端開口部に気密に嵌合するとともに上向きフック20が下向きフック21に深く係合し、ダストカップ9の下部に横方向の力が加わっても、ダストカップ9は連結管11から離れない。
【0010】
上記特定方向においてダストカップ9を逆に動かせば、すなわち上向きフック20が下向きフック21から外れ、ダストカップ9の上端開口部が塵埃分離室12の下端開口部から抜ける方向にダストカップ9をスライドさせれば、ダストカップ9はサイクロン本体10から抜き取られることになる。ダストカップ9の連結を維持しようと思えば、この動きを阻止しなければならない。この目的のため、次のような手段が用いられていた。
【0011】
まず、ダストカップ9の外面の上端近くに装着片22を取り付ける。装着片22は水平な軸23を介してダストカップ9に取り付けられ、垂直面内で回動可能である。装着片22の上端には、サイクロン本体10の外面の凸部24に係合する係止爪25が形設されている。装着片22の下部は、指で押すための押圧部26となる。押圧部26とダストカップ9の外面との間には圧縮コイルスプリング27が挿入され、係止爪25を凸部24に係合させる回転付勢力を装着片22に与えている。
【0012】
係止爪25と凸部24の相向かい合う面は、係止爪25の側が上向きの、凸部24の側が下向きの、それぞれ斜面となっている。そのため、ダストカップ9をサイクロン本体10に連結すべくダストカップ9をスライドさせて行くと、係止爪25と凸部24の斜面同士が当たり、装着片22は圧縮コイルスプリング27の付勢力に抗して回動する。係止爪25が凸部24を乗り越えれば両者は係合し、その係合状態は圧縮コイルスプリング27によって維持される。この状態になれば、ダストカップ9をサイクロン本体10から引き抜こうとしても引き抜くことはできない。押圧部26を押し、凸部24に対する係止爪25の係合を解除すれば、ダストカップ9は引き抜き可能となる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
上記の電気掃除機では、ダストカップをサイクロン本体に取り付けるための装着片がダストカップの外面の最も目立つ箇所に設けられており、美観を損なう。また装着片に物が当たって係止爪と凸部との係合が外れるといった事故を防ぐことができず、ダストカップの保持が安定しているとは言い難かった。
【0014】
そこで本発明は、サイクロン集塵装置を備えた電気掃除機において、サイクロン集塵装置のダストカップ取付構造を、ダストカップの着脱は容易でありながら、外部要因では容易にダストカップが脱落することのない構成とすることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明では、電動送風機の運転によって発生する気流により床面等の塵埃を吸込み口から吸い込み、前記吸込み口と連通する吸気路を介して吸い込んだ気流を旋回させて気流を塵埃と分離するサイクロン集塵装置を備えた電気掃除機において、前記サイクロン集塵装置は、吸込み口から吸い込んだ気流をサイクロン集塵装置に導入するサイクロン本体と、このサイクロン本体に所定の嵌合しろ分押し込まれることによりサイクロン本体に気密に連結し、気流から分離した塵埃を集積するダストカップとを有し、サイクロン本体、又は前記吸気路を構成する部材より、サイクロン本体と連結状態にあるダストカップの底面の下に保持部を張り出させ、この保持部と前記連結状態のダストカップとの間隙に介在し、且つ、第1の位置と第2の位置を選択可能であり、第1の位置にあってはサイクロン本体からのダストカップの引き抜きを阻止し、第2の位置にあっては前記引き抜きを可能とするストッパを設けたものである。
【0016】
このように、ストッパがどの位置にあるかによりダストカップの引き抜き可否が決定されるものであり、ダストカップの着脱作業が容易であるとともに、ストッパはダストカップの下に張り出した保持部とダストカップとの間隙という、目立たない箇所に置かれるものであるから、美観を損なうことが少なく、また外部の物体がストッパに当たってダストカップの保持が解除されてしまう危険性も少ない。ダストカップがサイクロン本体と保持部の間に挟まれているので、サイクロン集塵部の軸方向に衝撃が加わってもダストカップが脱落することはない。
【0017】
また本発明では、ストッパがダストカップの抜き差し方向と直角の方向にスライドして第1の位置と第2の位置との間を移動するものとした。このため、ダストカップからストッパに、ダストカップの軸線方向に圧力がかかってもストッパの移動には結びつかず、ダストカップの保持が安定化する。
【0018】
また本発明では、ストッパを第1の位置に向け弾性手段で付勢することとした。これにより、ダストカップにその軸線と直角方向に衝撃が加わり、ストッパが移動することがあったとしても、弾性手段によりストッパはすぐさま元の位置に戻り、ダストカップの保持が復活する。
【0019】
また本発明では、ストッパの位置を選択するシフタの内部に弾性手段を収納することとした。これにより、弾性手段全長を長くとることができ、ストッパが第1の位置にあるときと、第2の位置にあるときとでシフタに生じる弾発力の差が小さくなり、ストッパを第2の位置に移動させるのに極端に大きな力を要することもなく、また第1の位置に移動させるのに弾性手段の力が不足するということもないうえ、弾性手段をシフタで包み込んだことにより、弾性手段の滑らかな動きを阻害する要因の発生率、例えば塵埃とか水滴等が弾性手段に達する率も低下する。
【0020】
また本発明では、前記第1の位置はダストカップの中心に整列する位置であるものとした。これにより、ダストカップは力の偏りを生じることなく支持される。
【0021】
また本発明では、ストッパの位置を選択するシフタをダストカップに設けた。これにより、ダストカップを把持したその手でシフタを動かすことが可能になり、ダストカップの抜き差し操作を片手で容易に行うことができる。
【0022】
また本発明では、ストッパの位置を選択するシフタを保持部に設けた。これにより、ダストカップの構造が簡単になり、またダストカップが軽量化し、ダストカップを運搬したり、その内部に集積した塵埃を処理したりすることが容易になる。
【0023】
また本発明では、シフタに対し、外部物体の接触を防止する保護手段を講じた。これにより、シフタに不用意に外部物体が触れてストッパが第1の位置から第2の位置に動いてしまうことが防止され、ダストカップの保持が安定化する。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の各種実施形態を図1〜図13に基づき説明する。なお、これらの実施形態はいずれも、サイクロン本体にダストカップを装着する構造にのみ特徴を有するものであり、それ以外の電気掃除機としての基本構成は図14、15で紹介した従来構造と同じなので、従来構造と共通する構成要素については前の符号を流用し、説明は省略する。
【0025】
図1〜図8に本発明の第1の実施形態を示す。図2には連結管11から気流が流入する箇所の様子が示されている。すなわち気流は空気吹出し口13から塵埃分離室12の中に、塵埃分離室12の内壁に沿って接線方向に流入し、排気筒14の周囲に高速の旋回気流を形成し、高速旋回に伴う遠心力により塵埃を分離した後、フィルタ16を通って排気筒14の中に吸い込まれるものである。
【0026】
従来構造の説明において述べたように、サイクロン本体10に連結したダストカップ9の軸線方向は接続パイプ5及び連結管11の軸線方向と平行する。すなわち現在接続パイプ5と連結管11を垂直にした状況を想定して説明を進めているので、サイクロン本体10と連結状態にあるダストカップ9の軸線は垂直ということになる。このダストカップ9の底面の下に保持部30を張り出させる。保持部30は連結管11の側面から水平方向に張り出したブラケット状の部材であるが、これは連結管11に一体成形してもよく、別成形したものを連結管11に固定してもよい。あるいは、サイクロン本体10の他の箇所から張り出させてもよく、サイクロン本体10以外で吸気路を構成する部材(最も適しているのは接続パイプ5である)から張り出させてもよい。
【0027】
ダストカップ9の底部には保持部30を受け入れる凹部31が形設される。凹部31はダストカップ9の底面に、その中心を含んで直径方向に延びるように設けられた溝の形をしているが、ダストカップ9の一方の側面から他方の側面まで切り通しのように貫通する訳ではなく、他方の側面に達する手前で袋小路のように終端を迎えている。この凹部31の入口のある側がダストカップ9の背面側となり、その反対側がダストカップ9の正面側となる。
【0028】
ダストカップ9の内部にはシフタ収納部32が形設される。シフタ収納部32はダストカップ9の軸線と直角、すなわち水平な断面円形のトンネル状部で、ダストカップ9の底部に、その中心を含んで直径方向に延びるよう一体的に設けられている。シフタ収納部32と凹部31はシフタ収納部32を上として直角に立体交差する。シフタ収納部32の一端はダストカップ9の一側面に開口し、他端は袋小路となっている。このシフタ収納部32の中にシフタ33を挿入する。
【0029】
シフタ33は一端が閉じた円筒形の部材であって、シフタ収納部32の中で軸線方向にスライド可能であり、閉じた方の一端(頭部)をシフタ収納部32の外に突出させている。図4に示すように、ダストカップ9の側面にはすり鉢状の保護凹部34が形設されており、シフタ33はこの保護凹部34の中心に頭を出す。後で説明するが、シフタ33のスライド可能範囲は限定されており、最も突出した場合でもその頭部が保護凹部34より外に突き出すことはない。すなわちこの保護凹部34は、外部物体がシフタ33に接触するのを防止する保護手段としての役割を担う。
【0030】
35はサイクロン本体10と連結状態にあるダストカップ9の底面と保持部30の上面との間隙に介在するストッパである。ストッパ35は直方体の要所の角を面取りしたような形状をしており、その高さは、サイクロン本体10に限界まで押し込んだときのダストカップ9の底面(この場合は凹部31の底)と保持部30の上面との間隙の幅にほぼ等しくなっている。ガスケット18の圧縮を考慮し、ダストカップ9とガスケット18との間に適当な接触圧が生じるよう、ストッパ35の高さを設定する。図4に示すように、ストッパ35の上面から突出した軸36がシフタ収納部32の底に形設した長穴37を通ってシフタ33に連結し、このためストッパ35はシフタ33とともにスライドする。
【0031】
前述のように、シフタ収納部32はダストカップ9底面の中心を含んで直径方向に延びているため、ストッパ35もダストカップ9底面の直径と平行して移動する。図4における長穴37の左端がストッパ35のスライド限界、シフタ33にとっては突出限界となる。この突出限界においてシフタ33の頭部が保護凹部34から外に突き出さないよう、各部の寸法関係が設定されている。またこの時、ストッパ35はダストカップ9の中心に整列する位置、すなわちダストカップ9の中心の真下にくる。
【0032】
保持部30は、正面から、すなわち先端の方から見た場合、ダストカップ9の凹部31より僅かに狭い横幅を有する。この保持部30の正面から見て右上の隅には切り欠き38を形設する。切り欠き38は保持部30の先端から根元の方へ、ストッパ35が存在する位置より少し奥まで形設される。また正面寸法では、切り欠き38の方がストッパ35より幅も高さも少し大きくなっている。
【0033】
ストッパ35は第1の位置P1と第2の位置P2を選択可能である。第1の位置P1とは、サイクロン本体10と連結状態にあるダストカップ9の底面と、保持部30の上面との間にストッパ35が挟み込まれる位置であって、図4では実線で描かれている。第1の位置P1はストッパ35がスライド限界にきた時の位置と実質的に同じであり、ダストカップ9の中心に整列している。なおこの場合の「整列」とは、ダストカップ9の中心とストッパ35の中心がぴったり一致することを要求するものではなく、概ね並んでいればそれで十分という、誤差範囲を許容した概念である。第2の位置P2とは、ストッパ35が切り欠き38の上に並ぶ位置であって、図4では破線で描かれている。シフタ33のスライドにより、ストッパ35は第1の位置P1と第2の位置P2の間を移動することができる。
【0034】
シフタ33とストッパ35との結合体は、ストッパ35が第1の位置P1を通常の位置とするよう、弾性手段39によって付勢されている。弾性手段39は、シフタ33の内部に挿入され、一端をシフタ33の頭部の裏側に、他端をシフタ収納部32の奥の壁に、それぞれ当接させた圧縮コイルスプリングにより構成される。弾性手段39は圧縮コイルスプリングに限定される訳ではなく、弾性体のブロックや、ガスシリンダによって構成することもできる。このようにシフタ33の内部に弾性手段39を収納したことにより、弾性手段39の全長を長くとることができ、ストッパ35が第1の位置P1にあるときと、第2の位置P2にあるときとでシフタ33に及ぼす弾発力の差を小さくすることができる。すなわち、ストッパ35を第2の位置P2に移動させるのに極端に大きな力を要することもなく、また第1の位置P1に移動させるのに弾性手段39の力が不足するということもない。また弾性手段39をシフタ33で包み込んだことにより、弾性手段39の滑らかな動きを阻害する要因、例えば塵埃とか水滴等が弾性手段39に達する率も低下する。
【0035】
上記実施形態におけるダストカップ9の着脱について説明する。取り外していたダストカップ9をサイクロン本体10に装着するときは、図5のように、ダストカップ9の上端開口部の角を塵埃分離室12の下端開口部に係合させる。この時、ダストカップ9の背面側を連結管11に向ける。すなわち凹部31の入口を保持部30の先端に向ける。こうしておいて、ダストカップ9を図5の矢印Rのように回動させる。凹部31の内壁が保持部30を挟む形になるので、ダストカップ9は保持部30に案内され、一定の軌道に沿って横ぶれすることなく進む。こうしてダストカップ9の上向きフック20をサイクロン本体10の下向きフック21の下に位置させる。ダストカップ9の側面に下向きフック21が当たるところがこの動きの限界である。なおこの時、ダストカップ9を把持したその手の指(右手で把持したであれば右手の親指)でシフタ33を押さえてストッパ35を第2の位置P2に置き、図6のようにストッパ35が切り欠き38を通って所定の位置まで進入するようにする。
【0036】
次いで図7のように、ダストカップ9を矢印W方向(垂直方向)に押し上げ、その上端開口部を塵埃分離室12の下端開口部の中に所定の嵌合しろ分押し込む。これにより、ダストカップ9がサイクロン本体10に気密に連結するとともに、上向きフック20も下向きフック21に係合する。ここでシフタ33を押さえていた指を離すと、弾性手段39による付勢力でシフタ33とストッパ35の結合体が水平方向にスライドし、ストッパ35は図4のように第1の位置P1に移動する。この状態になると、ダストカップ9をサイクロン本体10から引き抜こうと思ってもその動きはストッパ35によって阻止され、引き抜くことはできない。ストッパ35がダストカップ9の中心に整列する位置に来ているため、ダストカップ9は力の偏りを生じることなく支持される。
【0037】
ダストカップ9をサイクロン本体10から取り外すときは、ダストカップ9の下部を把持した手の指でシフタ33を押し、ストッパ35を第2の位置P2に移動させる。すなわち図8の状態であり、ダストカップ9の底面と保持部30の上面との間にストッパ35が挟まっていないので、凹部31の底が保持部30の上面に当たるまで、ダストカップ9を下に降ろすことができる。図5に示す程度、すなわち上向きフック20が下向きフック21から外れる程度までダストカップ9を引き抜き、ダストカップ9の下部を手前に引くと、ダストカップ9はその上端開口部と塵埃分離室12の下端開口部との係合部を支点として図5の矢印Rと反対の方向に回動する。ダストカップ9の底面が保持部30の先端より外に出たところでダストカップ9を下に引けば、ダストカップ9をサイクロン本体10から完全に分離することができる。その後、集積した塵埃の廃棄、あるいはダストカップ9の洗浄等、必要な作業を行う。なおダストカップ9の下部を手前に引く際、シフタ33はずっと押したままにしておき、ストッパ35が凹部31の内壁との間で保持部30を挟みつけてブレーキをかけないようにする。
【0038】
図9に本発明の第2の実施形態を示す。この実施形態は、シフタに指を触れることなくストッパを保持部に押しつけるだけでストッパが第1の位置に収まるよう、保持部とストッパの形状を改良したものである。図9には保持部30aの要部とストッパ35aのみ示す。この保持部30aは、切り欠き38aの入口部に案内斜面40を形設している。また、切り欠き38aの保持部上面側の角にも案内斜面41が形設されている。またストッパ35aには、案内斜面40に接触する斜面42と、案内斜面41に接触する斜面43が形設されている。
【0039】
上記実施形態におけるダストカップの着脱について説明する。ダストカップを矢印Rのように回動させると、ストッパ35aの斜面42が保持部30aの案内斜面40に接触する。そのままダストカップを押して行くと、ストッパ35aは案内斜面40に沿って横方向にシフトする。ストッパ35aを付勢する弾性手段は押し縮められて行く。こうしてストッパ35aは破線で示す第2の位置P2に達する。この位置では、ストッパ35aは切り欠き38aの垂直側壁に当たってこれを押している。次いでダストカップを矢印Wの方向に押し込む。するとストッパ35aの斜面43が案内斜面41に当たってその上を滑り、ストッパ35aが保持部30aの上に乗り上げ、そのまま弾性手段によって第1の位置P1へと押し出されて行く。すなわちストッパ35aを第2の位置P2から第1の位置P1へ移動させるのにシフタの操作を必要としない。ダストカップを取り外すときは、シフタを押してストッパ35aを第2の位置P2に移動させ、ダストカップを矢印Wと逆の方向に引き戻してストッパ35aを切り欠き38aの中に入れ、さらに、ダストカップの下部を矢印Rと逆に引いてダストカップを保持部30aから分離する。
【0040】
図10は本発明の第3の実施形態を示すものであって、第1の実施形態における図4に対応する。この実施形態では、シフタを弾性手段により常に一方向に付勢するのでなく、指で力を加えることによりシフタが往復方向に移動するものとした。図10において、シフタ収納部32bはダストカップ9bの両側面に開口し、シフタ33bの各一端を露出させている。シフタ33bは中実で、その両端が頭部となっている。シフタ33bの上面には2個のノッチ44a、44bが間隔をおいて形設される。ノッチ44a、44bの間隔がストッパ35の第1の位置P1と第2の位置P2との間隔ということになる。シフタ収納部32bにはリテーナ収納部45が形設され、その中に、スチール製のリテーナボール46と、これをシフタ33bの側面に押しつける圧縮コイルスプリング47が収納されている。シフタ33bを図10において左方に押し、ストッパ35を第1の位置P1に置くと、リテーナボール46がノッチ44aに係合し、シフタ33bとストッパ35の結合体をその位置に維持する。シフタ33bを図10の右方に押し、ストッパ35を第2の位置P2に置くと、リテーナボール46がノッチ44bに係合し、シフタ33bとストッパ35の結合体をその位置に維持する。
【0041】
上記のように、シフタ33bはその両端の頭部をダストカップ9bの両側面に出没させるものであり、突出状態のシフタ33bに不用意に外部物体が当たってストッパ35bの位置が変わるのを防止する保護手段はダストカップ9bの両側面に設けられる。図10における保護手段は、シフタ33bを中心に置くようダストカップ9の両側面に形設したすり鉢状の凹部34bと、この凹部34bを囲むようにダストカップ9bから突出した環状の保護壁48からなる。シフタ33bは最大突出時でも保護壁48より外に突き出すことはない。凹部34bの深さと、保護壁48の高さとの合計の長さをもってシフタ33bのスライドストロークをカバーする。
【0042】
図11は本発明の第4の実施形態を示すものである。この実施形態は、ストッパ及びシフタを保持部の方に配置したことを特徴とする。すなわちここに示すダストカップ9cは、これまでの実施形態のダストカップと異なり、シフタ収納部を有していない。そしてダストカップ9cに代わり保持部30cの中にシフタ33cが収納されている。シフタ33cは保持部30cの長手方向にスライド可能であり、上面からはストッパ35c、下面からはトリガ49が突き出している。ストッパ33cは保持部30cの上部壁に形設した長穴50から上方に突出し、トリガ49は保持部30cの下部壁に形設した長穴51から下方に突出する。シフタ33cは弾性手段39cによって保持部30cの先端方向に押し出されており、この時のストッパ35cの位置が第1の位置P1となる。トリガ49を引き、ストッパ35cが連結管11のそばに寄った状態が第2の位置P2となる。なお保持部30cの下面にはトリガ49の前方及び下方を囲むように保護枠52が形設されており、これがシフタ33cに対する保護手段を構成する。
【0043】
上記実施形態におけるダストカップ9cの取り付けは次のようにして行う。まず、図5におけると同様、ダストカップ9cの上端開口部の角を塵埃分離室12の下端開口部に係合させ、ダストカップ9cの下部を保持部30cに向け押して行く。この時、ダストカップ9cを把持していない方の手で連結管11を支えるとともに、その手の指でトリガ49を引き、ストッパ35cを第2の位置P2に引き寄せておく。ダストカップ9cの側面が下向きフック21に当たったところで今度はダストカップ9cを押し上げるのであるが、その押し上げが進み、ダストカップcの上端開口部が塵埃分離室12の下端開口部に所定の嵌合しろ分押し込まれたところでトリガ49から指を離し、ストッパ35cを第1の位置P1に移動させる。これにより、サイクロン本体10に対するダストカップ9cの連結が維持される。ダストカップ9cを取り外すときはトリガ49を引いてストッパ35cを第2の位置P2に引き寄せる。なお図11において第1の位置P1はダストカップ9cの底面の端の方に位置しているが、これは極力ダストカップ9cの中心に近づけるのが望ましい。
【0044】
図12に本発明の第5の実施形態を示す。この実施形態は第4の実施形態の変形であり、第4の実施形態と同じくストッパとシフタが保持部の方に配置されているが、第3の実施形態と同様、シフタを弾性手段により常に一方向に付勢するのでなく、指で力を加えることによりシフタが往復方向に移動するものとした。すなわちダストカップ9dにはシフタ収納部を設けず、保持部30dの中にシフタ33dを収納する。シフタ33dは保持部30dの長手方向にスライド可能であり、上面からはストッパ35d、下面からはトリガ49dが突き出している。ストッパ35dは保持部30dの上部壁に形設した長穴50dから上方に突出し、トリガ49dは保持部30dの下部壁に形設した長穴51dから下方に突出する。トリガ49dには指掛けリング53が形設されている。
【0045】
シフタ33dには前後方向の貫通穴54が形設され、その内部底面には2個のノッチ55a、55bが間隔をおいて形設される。その間隔がストッパ35dの第1の位置P1と第2の位置P2との間隔ということになる。保持部30dの先端部の内面にはリーフスプリング56の根元部が固定される。リーフスプリング56はシフタ33dの貫通穴54に入り込むものであり、その自由端に形設したく字状の折曲部がノッチ55a、55bのいずれかに係合することにより、ストッパ35dを第1の位置P1又は第2の位置P2に維持する。なお保持部30dの先端部からはトリガ49dの突出長さより少し下まで突出する保護片57が垂下形設されており、これがシフタ33dに対する保護手段を構成する。
【0046】
ダストカップ9dの着脱手順は第4の実施形態の場合とほぼ同様である。異なるのはストッパ35dを第1の位置に移動させる原動力が弾性手段でなく指の力であるという点くらいである。弾性手段がないのでストッパ35dを第2の位置P2にとどめるのに指に力を込めてトリガ49dを引きつけておく必要がなく、この点は労力が軽減される。
【0047】
図13に本発明の第6の実施形態を示す。この実施形態も保持部の側にストッパを配置するのであるが、これまでのストッパのように第1の位置と第2の位置を選択するのにスライド動作によらず、回動をもって行うようにした点に特徴がある。すなわち保持部30eの一部に空間58を設け、この空間58の中に保持軸59を水平に固定する。保持軸59にはストッパ35eを回転自在に取り付ける。ストッパ35eは棒状あるいは板状の部材であって、保持軸59を中心として対称的に押圧部60a、60bを突出させている。図13は押圧部60aによりダストカップ9eの底面を押し上げたところで、このように押圧部60a又は60bによりダストカップ9eを支持する位置が第1の位置P1となる。ストッパ35eを回動させて水平又はそれに近い姿勢にし、ダストカップ9eが所定の嵌合しろ以上に降下できるようにしたときが第2の位置P2となる。
【0048】
この実施形態の場合、ダストカップ9eの持ち上げに関与していない側の押圧部が操作用のシフタの役割を果たす。シフタ役の押圧部に不用意に外部物体が触れないよう、シフタ役の押圧部が空間58の外に出ないような設計にしておくのがよい。また第1の位置P1と第2の位置P2が確実に定まるよう、ストッパ35eに対し適当な節動機構、例えば第3の実施形態で用いたようなリテーナボールと圧縮コイルスプリングによる節動機構を組み合わせておくのがよい。
【0049】
以上の各種実施形態は、さらに改変を加えることが可能である。一例を挙げれば、サイクロン本体の塵埃分離室の下端開口部にダストカップ9の上端開口部を差し込んでいるが、この構成を逆にし、ダストカップ9の上端開口部に塵埃分離室下端開口部が差し込まれる構成としても構わない。シフタのスライド方向にしてもダストカップの抜き差し方向に対し厳密に直角である必要はない。ダストカップの抜き差し方向が垂直方向であるとした場合、シフタのスライド方向が水平に対しやや傾くことは発明の主旨を逸脱するものではない。またシフタを保護手段の外に突き出させないこととしたが、外部物体に少しくらい接触してもシフタの位置が変動しないのであれば、シフタを保護手段から多少突出させることは許容される。この他、発明の主旨を逸脱しない範囲で更に種々の変更を加えて実施することができる。
【0050】
【発明の効果】
本発明により、次に掲げるような効果が奏される。
▲1▼電動送風機の運転によって発生する気流により床面等の塵埃を吸込み口から吸い込み、前記吸込み口と連通する吸気路を介して吸い込んだ気流を旋回させて気流を塵埃と分離するサイクロン集塵装置を備えた電気掃除機において、前記サイクロン集塵装置は、吸込み口から吸い込んだ気流をサイクロン集塵装置に導入するサイクロン本体と、このサイクロン本体に所定の嵌合しろ分押し込まれることによりサイクロン本体に気密に連結し、気流から分離した塵埃を集積するダストカップとを有し、サイクロン本体、又は前記吸気路を構成する部材より、サイクロン本体と連結状態にあるダストカップの底面の下に保持部を張り出させ、この保持部と前記連結状態のダストカップとの間隙に介在し、且つ、第1の位置と第2の位置を選択可能で、第1の位置にあってはサイクロン本体からのダストカップの引き抜きを阻止し、第2の位置にあっては前記引き抜きを可能とするストッパを設けたものであり、ダストカップの着脱作業が容易であるとともに、ストッパはダストカップの下に張り出した保持部とダストカップとの間隙という目立たない箇所に置かれ、美観を損なうことが少なく、また外部の物体がストッパに当たってダストカップの保持が解除されてしまう危険性も少ない。ダストカップがサイクロン本体と保持部の間に挟まれているので、サイクロン集塵部の軸方向に衝撃が加わったとしてもダストカップが脱落することはない。
【0051】
▲2▼ストッパがダストカップの抜き差し方向と略直角の方向にスライドして第1の位置と第2の位置との間を移動するものとしたから、ダストカップからストッパに、ダストカップの軸線方向に圧力がかかってもストッパの移動には結びつかず、ダストカップの保持が安定化する。
【0052】
▲3▼ストッパを前記第1の位置に向け弾性手段で付勢することとしたから、ダストカップにその軸線と直角方向に衝撃が加わり、ストッパが移動することがあったとしても、弾性手段によりストッパはすぐさま元の位置に戻り、ダストカップの保持が復活する。
【0053】
▲4▼ストッパの位置を選択するシフタの内部に弾性手段を収納することとしたから、弾性手段の全長を長くとることができ、ストッパが第1の位置にあるときと、第2の位置にあるときとでシフタに生じる弾発力の差が小さくなり、ストッパを第2の位置に移動させるのに極端に大きな力を要することもなく、また第1の位置に移動させるのに弾性手段の力が不足するということもないうえ、弾性手段をシフタで包み込んだことにより、弾性手段の滑らかな動きを阻害する要因の発生率、例えば塵埃とか水滴等が弾性手段に達する率も低下する。
【0054】
▲5▼前記第1の位置はダストカップの中心に整列する位置であるものとしたから、ダストカップは力の偏りを生じることなく支持される。
【0055】
▲6▼ストッパの位置を選択するシフタをダストカップに設けたから、ダストカップを把持したその手でシフタを動かすことが可能になり、ダストカップの抜き差し操作を片手で容易に行うことができる。
【0056】
▲7▼ストッパの位置を選択するシフタを保持部に設けたから、ダストカップの構造が簡単になり、またダストカップが軽量化し、ダストカップを運搬したり、その内部に集積した塵埃を処理したりすることが容易になる。
【0057】
▲8▼シフタに対し、外部物体の接触を防止する保護手段を講じたから、シフタに不用意に外部物体が触れてストッパが第1の位置から第2の位置に動いてしまうことが防止され、ダストカップの保持が安定化する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明電気掃除機の第1実施形態を示すサイクロン集塵装置の縦断面図
【図2】 図1のA−A線に沿って断面した水平断面図
【図3】 ダストカップと保持部の部分斜視図
【図4】 図1のB−B線に沿って断面した部分垂直断面図
【図5】 ダストカップの取り付け動作を説明する縦断面図
【図6】 図5に関連する部分垂直断面図
【図7】 ダストカップの取り付け動作を説明する縦断面図にして、図5よりさらに進んだ状態を示すもの
【図8】 図7に関連する部分垂直断面図
【図9】 本発明電気掃除機の第2実施形態を示すダストカップ固定要素の斜視図
【図10】 本発明電気掃除機の第3実施形態を示すサイクロン集塵装置の部分垂直断面図
【図11】 本発明電気掃除機の第4実施形態を示すサイクロン集塵装置の縦断面図
【図12】 本発明電気掃除機の第5実施形態を示すサイクロン集塵装置の縦断面図
【図13】 本発明電気掃除機の第6実施形態を示すサイクロン集塵装置の部分垂直断面図
【図14】 従来のサイクロン集塵方式電気掃除機の概略構成図
【図15】 従来のサイクロン集塵装置の縦断面図
【符号の説明】
1 電気掃除機
2 本体
3 電動送風機
4 サクションホース
5 接続パイプ
6 吸込口体
7 吸気口
8 サイクロン集塵装置
9 ダストカップ
10 サイクロン本体
11 連結管
12 塵埃分離室
13 空気吹込み口
14 排気筒
15 排気口
16 フィルタ
17 連結管
18 ガスケット
19 リブ
20 上向きフック
21 下向きフック
30 保持部
31 凹部
32 シフタ収納部
33 シフタ
34 保護凹部
35 ストッパ
36 軸
37 長穴
38 切り欠き
39 弾性手段
P1 第1の位置
P2 第2の位置
30a 保持部
35a ストッパ
38a 切り欠き
40、41 案内斜面
42、43 斜面
9b ダストカップ
32b シフタ収納部
33b シフタ
44a、44b ノッチ
45 リテーナ収納部
46 リテーナボール
47 圧縮コイルスプリング
48 保護壁
9c ダストカップ
30c 保持部
33c シフタ
35c ストッパ
49 トリガ
50、51 長穴
52 保護枠
9d ダストカップ
30d 保持部
33d シフタ
35d ストッパ
49d トリガ
50d、51d 長穴
53 指掛けリング
55a、55b ノッチ
56 リーフスプリング
57 保護片
9e ダストカップ
30e 保持部
58 空間
59 保持軸
60a、60b 押圧部

Claims (7)

  1. 電動送風機の運転によって発生する気流により床面等の塵埃を吸込み口から吸い込み、前記吸込み口と連通する吸気路を介して吸い込んだ気流を旋回させて気流を塵埃と分離するサイクロン集塵装置を備えた電気掃除機において、
    前記サイクロン集塵装置は、吸込み口から吸い込んだ気流をサイクロン集塵装置に導入するサイクロン本体と、前記サイクロン本体に所定の嵌合しろ分押し込まれることによりサイクロン本体に気密に連結し、気流から分離した塵埃を集積するダストカップとを有し、
    前記サイクロン本体又は前記吸気路を構成する部材より、サイクロン本体と連結状態にある前記ダストカップの底面の下に保持部を張り出させるとともに、この保持部と、前記連結状態のダストカップとの間隙に介在し、且つ、第1の位置と第2の位置を選択可能であり、前記第1の位置にあってはサイクロン本体からのダストカップの引き抜きを阻止し、前記第2の位置にあっては前記引き抜きを可能とするストッパを設け
    前記ストッパの位置を選択するシフタは、前記ダストカップに設けられていることを特徴とする電気掃除機。
  2. 前記シフタに対し、外部物体の接触を防止する保護手段が講じられていることを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機。
  3. 電動送風機の運転によって発生する気流により床面等の塵埃を吸込み口から吸い込み、前記吸込み口と連通する吸気路を介して吸い込んだ気流を旋回させて気流を塵埃と分離するサイクロン集塵装置を備えた電気掃除機において、
    前記サイクロン集塵装置は、吸込み口から吸い込んだ気流をサイクロン集塵装置に導入するサイクロン本体と、前記サイクロン本体に所定の嵌合しろ分押し込まれることによりサイクロン本体に気密に連結し、気流から分離した塵埃を集積するダストカップとを有し、
    前記サイクロン本体又は前記吸気路を構成する部材より、サイクロン本体と連結状態にある前記ダストカップの底面の下に保持部を張り出させるとともに、この保持部と、前記連結状態のダストカップとの間隙に介在し、且つ、第1の位置と第2の位置を選択可能であり、前記第1の位置にあってはサイクロン本体からのダストカップの引き抜きを阻止し、前記第2の位置にあっては前記引き抜きを可能とするストッパを設け
    前記ストッパの位置を選択するシフタは、前記保持部に設けられており、
    前記シフタに対し、外部物体の接触を防止する保護手段が講じられていることを特徴とする電気掃除機。
  4. 前記ストッパは前記ダストカップの抜き差し方向と直角の方向にスライドして前記第1の位置と第2の位置との間を移動することを特徴とする請求項1または請求項3に記載の電気掃除機。
  5. 前記ストッパは前記第1の位置に向け弾性手段で付勢されていることを特徴とする請求項1または請求項3に記載の電気掃除機。
  6. 前記ストッパの位置を選択するシフタの内部に前記弾性手段が収納されていることを特徴とする請求項5に記載の電気掃除機。
  7. 前記第1の位置は前記ダストカップの中心に整列する位置であることを特徴とする請求項1または請求項3に記載の電気掃除機。
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