JP3665090B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、プロセスガスをプラズマ状態にして半導体基板上にCVD膜を形成したりドライエッチング行うようにした半導体装置の製造方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
本発明の発明者は、高周波電源に接続される少なくとも1対の電極をチャンバ内に配設してなるエッチング装置内で、半導体基板に形成されたシリコン酸化膜の一部を反応性ガスとの反応により除去するようにしたドライエッチング法として、半導体基板をチャンバ内に設置し、チャンバ内に、少なくともハロゲン間化合物ガスと弗化炭素ガスとを導入してから、高周波電源から上記電極に高周波電圧を印加するようにしたドライエッチング法について提案している。これは、ハロゲン間化合物による非プラズマ状態におけるエッチング作用を利用して、反応ガスの分解,重合による付着物の生成を抑制し、メンテナンスフリー,パーティクルフリーのドライエッチングを行おうとする技術である。
【0003】
また、上記ドライエッチング方法を実施するために適したドライエッチング装置をも提案している。これは、図10に示すように、半導体基板X1を設置してガスによるエッチングを行うためのチャンバ51と、チャンバ51に反応性ガスを供給するガス供給装置56,57と、上記チャンバ内に配設された少なくとも1対の電極52a,52bと、この電極52a,52b間に高周波電圧を印加するための高周波電源53と、ガス供給装置56,57にガス配管を介して接続され、チャンバの上部からガスを吹き出すための多数の細孔を有する第1ガス吹出口54aと、ガス供給装置56,57にガス配管を介して接続され、チャンバの側部からガスを吹き出すための多数の細孔を有する第2ガス吹出口54bと、チャンバ51からガスを排出するための排出管55とを備えている。これは、細孔から吹き出すガスの流速が高いときには、付着物が生成されにくいという事実に着目し、チャンバを連続的に使用できる期間の延長を図るものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記先の発明におけるドライエッチング方法及びドライエッチング装置では、下記のような問題があった。
【0005】
第1に、化学的気相成長法つまりCVD法によって酸化膜等を形成する場合にも、チャンバ壁面に付着した反応生成物を除去する制御が必要となっており、CVDプロセスの円滑な進行を妨げている。しかし、上記先の発明では、CVD法等における反応生成物の付着をどのように抑制するかについての解決手段が講じられていなかった。本発明の第1の目的は、プロセスガスを使用するCVD法等の半導体装置の製造において生成される付着物の発生を抑制しうる方法を提供することにある。
【0006】
一方、上記公報の技術に開示されるClF3 ガス等を利用して、ポリシリコン膜等の導電性膜をエッチングしようとすると、下記のような問題があった。すなわち、ポリシリコン膜等の導電性膜のエッチングについては、一般に下地がゲート酸化膜や層間絶縁膜等のSiO2 系の膜になることが多いので、ポリシリコン膜とSiO2 系膜とのエッチング速度比つまり選択比を大きくとる必要がある。ところが、F原子がガス中に多く存在すると、SiO2 系膜のエッチングが促進されるため、選択比を大きくとることが困難であった。したがって、上記従来のドライエッチング技術をそのまま導電性膜に適用しても、実効を得られない虞れがあった。本発明の第2の目的は、配線部材等の導電性部材をエッチングする際に、下地のSiO2 系膜との選択比を高く維持しながら、付着物の生成を抑制する手段を講ずることにある。
【0007】
さらに、上記先の発明に示される図10の装置では、チャンバ内部において、天井側及び側方から高速のガスが供給されるものの、コーナー部分ではガスが十分回り込まない箇所が生じるという問題があった(同図の矢印部分参照)。本発明の第3の目的は、エッチング等の化学処理を行う装置として、高速のガス流がチャンバ内の全域に行き渡るようにチャンバを構成することにより、さらにチャンバの内壁への付着物の低減を図ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の半導体装置の製造方法は、反応室に半導体基板を設置する工程と、少なくとも、プラズマ状態で上記半導体基板上に膜を形成する成分を含む主ガスと、添加ガスとしてのXeF 2 ガスとを含むプロセスガスを反応室に導入する工程と、上記反応室内の半導体基板付近でプロセスガスをプラズマ状態にして、化学的気相成長法により上記半導体基板上に膜を形成する工程と備えている。
【0009】
上記膜は、シリコンを構成元素として含む膜であり、上記主ガスは珪素含有ガスであることが好ましい。
【0010】
本発明の第2の半導体装置の製造方法は、反応室に半導体基板を設置する工程と、少なくとも、シランガスとハロゲン間化合物ガスを含むプロセスガスを反応室に導入する工程と、上記反応室内の半導体基板付近で上記プロセスガスをプラズマ状態にして、化学的気相成長法により上記半導体基板上にシリコン酸化膜を形成する工程とを備えている。
【0011】
本発明の第3の半導体装置の製造方法は、反応室に半導体基板を設置する工程と、少なくとも、シランガスとXeF 2 ガスとを含むプロセスガスを反応室に導入する工程と、上記反応室内の半導体基板付近で上記プロセスガスをプラズマ状態にして、化学的気相成長法により上記半導体基板上にシリコン酸化膜を形成する工程とを備えている。
【0012】
本発明の第4の半導体装置の製造方法は、反応室に半導体基板を設置する工程と、少なくとも、ジクロールシランガスとアンモニアガスとを含むガス、及びハロゲン間化合物ガスを含むプロセスガスを反応室に導入する工程と、上記反応室内の半導体基板付近で上記プロセスガスをプラズマ状態にして、化学的気相成長法により上記半導体基板上にシリコン窒化膜を形成する工程とを備えている。
【0013】
本発明の第5の半導体装置の製造方法は、反応室に半導体基板を設置する工程と、少なくとも、ジクロールシランガスとアンモニアガスとを含むガス、及びXeF 2 ガスを含むプロセスガスを反応室に導入する工程と、上記反応室内の半導体基板付近で上記プロセスガスをプラズマ状態にして、化学的気相成長法により上記半導体基板上にシリコン窒化膜を形成する工程とを備えている。
【0014】
本発明の第6の半導体装置の製造方法は、反応室に半導体基板を設置する工程と、少なくとも、シランガスとフォスフィンガスとジボランガスとを含むガス、及びハロゲン間化合物ガスを含むプロセスガスを反応室に導入する工程と、上記反応室内の半導体基板付近で上記プロセスガスをプラズマ状態にして、化学的気相成長法により上記半導体基板上にBPSG膜を形成する工程とを備えている。
【0015】
本発明の第7の半導体装置の製造方法は、反応室に半導体基板を設置する工程と、少なくとも、シランガスとフォスフィンガスとジボランガスとを含むガス、及びXeF 2 ガスを含むプロセスガスを反応室に導入する工程と、上記反応室内の半導体基板付近で上記プロセスガスをプラズマ状態にして、化学的気相成長法により上記半導体基板上にBPSG膜を形成する工程とを備えている。
【0016】
【作用】
本発明の半導体装置の製造方法により、プラズマを介して半導体基板の表面では、プロセスガスの分解で生じたイオンがプラズマ状態となって重合し、半導体基板上に膜が形成される。一方、反応室の壁面では、膜の堆積の進行中もプラズマの影響をほとんど受けず、デポ種と添加ガスとの反応が優先的に生じて揮発性物質となる。したがって、半導体基板におけるCVD膜の形成が阻害されることなく、反応室壁面等への反応生成物の付着が抑制される。そして、付着物の除去のためのメンテナンスを行うまで連続的に反応室を使用できる時間が拡大する。特に、非プラズマ状態でハロゲン間化合物と主ガスとの反応で生じる物質は揮発性が大きいので、上記作用が確実に得られることになる。
【0017】
珪素含有膜を形成する場合、主ガスにはシリコン原子が含まれている。そして、このシリコン原子がデポ種の構成元素となるが、非プラズマ状態ではハロゲン間化合物とシリコン原子との反応で生じる物質は不揮発性である。したがって、上記膜は、シリコンを構成元素として含む膜であり、上記主ガスは珪素含有ガスであることにより、反応室内部の各部への反応生成物の付着の抑制作用が確実に得られることになる。
【0018】
添加ガスとしてXeF2 ガス等が使用された場合、半導体基板上に形成されるCVD膜中にCl原子が入り込むことがない。したがって、Cl原子の存在による半導体装置への悪影響が確実に回避される。
【0019】
半導体基板上に、シリコン酸化膜,窒化シリコン膜,BPSG膜を形成する際に、上記作用が得られ、反応室内部の各部への反応生成物の付着が抑制されることになる。
【0020】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0021】
(第1実施例)
まず、第1実施例について、図1および図2(a)〜(e)に基づき説明する。図1は第1実施例に係る半導体装置の製造装置の構成を示す。半導体装置の製造装置には、所定の雰囲気内で半導体基板X1をエッチングし、CVD膜を形成する等の化学的処理を行うためのチャンバ20と、高周波電源31と、マッチングコンデンサー32と、第1ガス供給装置33と、第2ガス供給装置34と、排気用ポンプ35と、排気される有毒ガスを吸着するためのスクラバー36とが配設されている。ここで、上記チャンバ20のケーシングは、下部ケーシング21bと上部ケーシング21aとに分割されており、上部ケーシング21aは、下部ケーシング21bに対して着脱自在に構成されている。
【0022】
上記上部ケーシング21aには、外壁部材22と内壁部材23とからなる底付二重円筒部材24が配設されている。該底付二重円筒部材24の外壁部材22は、円筒部22aの下端側が開放され、かつ円筒部22aの上端側に上底部22bが設けられてなる底付円筒形状を有し、円筒部22aの下端には、上記下部ケーシング21bとシール部材を介して接触する縁部が形成されている。また、外壁部材22の上底部の中央には、上記第1ガス供給装置33および第2ガス供給装置34からプロセスガスを導入するための導入口25が設けられている。一方、上記内壁部材23は、円筒部23aの下端が開放され、上底部23aが設けられてなる底付円筒形状を有し、円筒部23aの下端で外壁部材23の縁部に接続されている。また、内壁部材23の円筒部23aと上底部23bとには、各々多数の細孔26が設けられている。すなわち、上記導入口25から取り入れたプロセスガスを各細孔26を介してチャンバ内部に高速で吹き出すようにしている。なお、本実施例では、底付二重円筒部材24は開放端を下端に向け、倒置状態となっているが、開放端を上方に向けて下端が底部とし、処理対象となる半導体基板を上部電極に取り付け下方からプロセスガスを流すようにしてもよい。
【0023】
ここで、本実施例の特徴として、上記内壁部材23の円筒部23aの細孔26aは、上底部23bの細孔26bよりも大径に形成されている。すなわち、上部の導入口25から供給されるプロセスガスが上底部23bの細孔26bのみから吹き出されるのを防止し、内壁部材23の各部の細孔26からほぼ均一な風速で内部に供給されるようにしている。
【0024】
また、上記内壁部材23の上底部23bは、SUS又はAlをアルミナでコートした材料で構成されており、この部分が上部電極として機能する。そして、上記下部ケーシング21bの中央部には、下部電極27が配置され、この下部電極27は、マッチングコンデンサー32を介して高周波電源31に接続されている。この下部電極27の上に、処理対象となる半導体基板X1が取り付けられるように構成されている。すなわち、プロセスガスをチャンバ20内に導入した状態で、上部電極23bと下部電極27との間に高周波電源を印加し、半導体基板X1の空間ではプラズマからの影響を大きくして、半導体基板の上にCVD膜を形成し、あるいはプラズマエッチングを行うようにしている。したがって、上記内壁部材23内方の円筒状空間が反応室となっている。
【0025】
また、下部ケーシング21bの最下部には、プロセスガスを排出するための排出口28が設けられており、この排出口28は、排出管を介して排気用ポンプ35及びスクラバー36に接続されている。
【0026】
この図1に示すようなチャンバの構造の場合、上記図10に示すような従来のチャンバの構造に比べ、プロセスガスの流れが滞溜するような部分がないので、チャンバ内で生じる反応生成物の壁面への付着を有効に阻止することができる。
【0027】
次に、図2は上記構造を有するチャンバ内で製造されるDRAMのメモリセルにおける断面構造を示す。図2に示すように、基板本体1の上にはゲート酸化膜2が形成されており、その一部には素子分離3が形成されている。そして、素子分離3で区画される活性領域には、スイッチングトランジスタが設けられている。このスイッチングトランジスタは、ポリシリコン膜からなるゲート電極6と、ゲート電極6の上に形成されたシリコン酸化膜からなる上面保護膜7と、ゲート電極6の側方に形成されたシリコン酸化膜からなるサイドウォール8と、ゲート電極6の端部付近の下方の基板本体1内に低濃度不純物を導入してなるLDD(符号を付していない)と、LDD側方の活性領域に高濃度不純物を導入してなるソース・ドレイン(符号を付していない)とを備えている。このスイッチングトランジスタの上方には、第1層間絶縁膜9を介してビット線10が形成され、さらに、その上に第2層間絶縁膜11を介してストレージノード12,容量絶縁膜13及びプレート電極14が設けられている。上記第1層間絶縁膜9はボロン,リンをドープしたシリコン酸化膜(BPSG膜)からなり、ビット線10はポリシリコン膜及びWSi膜の2層膜(いわゆるポリサイド膜)からなり、第2層間絶縁膜11はボロン,リンをドープしたシリコン酸化膜(BPSG膜)からなり、ストレージノード12及びプレート電極14はポリシリコンからなり、容量絶縁膜13はシリコン窒化膜とシリコン酸化膜との積層膜からなる。そして、以上の部材の上方には、第3層間絶縁膜15を介して第1上層配線16が形成され、さらにその上方には、第4層間絶縁膜17を介して第2上層配線18が形成されている。上記各層間絶縁膜15はBPSG膜からなり、第4層間絶縁膜17はシリコン酸化膜からなり、各上層配線16,18はAl合金(例えば5%程度のSiを添加したAl)からなる。そして、最上部には、半導体基板X1にアルカリイオン等の各種不純物が侵入するのを防止するためのパッシベーション膜19が設けられている。このパッシベーション膜19はシリコン窒化膜とシリコン酸化膜との積層膜からなる。
【0028】
図3(a)〜(e)は、上述の構造を有するDRAMメモリセルの製造工程のうちスイッチングトランジスタの基本的な構造の形成工程における構造の変化を示す断面図である。まず、基板本体1の上にシリコン酸化膜2を形成した後、さらに公知のLOCOS法を用いて素子分離3を形成する。次に、基板X1の上にポリシリコン膜4とシリコン酸化膜7とをCVD法により堆積し(図3(b)参照)、さらにレジストを塗布した後、ゲート電極を形成しようとする部分のみを覆うレジストマスク5を形成する(図3(c)参照)。
【0029】
そして、図3(d)に示すように、ポリシリコン膜4及びシリコン酸化膜7のパターニングを行う。その際、本実施例の特徴として、ポリシリコン膜4をエッチングするときには、第1ガス供給装置33からBrClガスを供給し、第2ガス供給装置34からO2 ガスを供給して、プラズマエッチングを実行する。なお、BrClガスに代えてBrClガスにClF3 ガス(又はBrF3 ガス,BrF5 ガス等)を数%添加したものを用いてもよい。このパターニングの後レジストマスク5を除去すると、半導体基板X1は図3(e)に示す状態となる。
【0030】
以上のように、上記ポリシリコン膜4のプラズマエッチングの際、BrClガスを含むプロセスガスを用いることで、レジストマスク5の開口部に相当するポリシリコン膜4が選択的に除去され、かつ良好な選択比とほぼ真直なゲート電極6の端面形状とが得られる。一般に、ゲート電極等の良好な形状を実現するためにはエッチング中に開口部の壁面を保護して異方性エッチングが顕著になるようにする必要があり、壁面を保護するデポ膜としてBrの存在が有効であることは知られている。これは、プラズマを介して半導体基板表面では、分子式SiOxBry で表される化合物が生成されて開口部の壁面に付着するためと考えられる。そこで、従来からHBrがエッチングガスとして使用されているが、反面、このデポ膜が反応室壁面等に付着する問題がある。その場合、デポ種はSiBrx又はSiOx Bry で表される化合物と考えられ、これらの種は蒸気圧が低く揮発性が小さい。しかるに、本実施例のごとく、エッチング用ガスにハロゲン間化合物であるBrClを用いると、エッチングにより形成される開口部の壁面にはSiOx Bry からなる保護膜を形成する一方、プラズマの影響が極めて小さい反応室壁面等では、デポ種が塩素化されて例えばSiCl4 のような化合物になる。これらは、揮発性が高いので、反応室壁面等への反応生成物の付着が抑制される。
【0031】
上記ゲート電極6のパターニング後、詳細は省略するが、ゲート電極6の上面保護膜7およびサイドウォール8を形成し、不純物イオンの注入を行って、基板内にソース・ドレイン,LDD等(符号は省略する)を形成する。以上の工程により、スイッチングトランジスタの基本的な構造が形成される。
【0032】
次に、図4(a)〜(d)は、スイッチングトランジスタの形成後における製造工程における半導体基板X1の状態を示す断面図である。まず、図4(a)に示すように、プラズマCVD法により、基板X1の全面にシリコン酸化膜からなる第1層間絶縁膜9を堆積する。このとき、上記第1ガス供給装置33から主ガスとしてシランガスを供給し、第2ガス供給装置34から添加ガスとしてClF3 ガスを供給する。このとき、上記チャンバの内部において、半導体基板X1の表面ではシランガスがプラズマ状態となり、シラン分子から遊離したシリコン原子と酸素との反応によるシリコン酸化膜が成長する。一方、反応室壁面等ではプラズマの影響が極めて小さいので、デポ種との反応についての活性化エネルギーが極めて低いハロゲン間化合物ガスであるClF3 ガスの存在によって、下記反応式3Si+6O+4ClF3 →3SiF4 +3O2 +2Cl2で表される反応が進行する。上記反応式における生成物はいずれも揮発性物質である。したがって、反応室壁面等への反応生成物の付着を有効に抑制することができるのである。なお、プロセスガスとして、XeF2 ガスあるいはNF3 ガスで希釈されたF2 ガスを用いてもよい。その場合、ClF3 ガスを用いる場合のごとくシリコン酸化膜内にCl原子が入り込む虞れがないので、半導体装置の信頼性がより高くなる利点がある。
そして、図4(a)に示すように、第1層間絶縁膜9にビット線コンタクト形成のためのコンタクトホールを開口する。なお、ビット線コンタクトを形成する断面は、同図に示す断面とは異なる部位であるので、破断線で部分的に示す(次の図4(b)でも同様である)。その際、第1ガス供給装置33からCHF3 ガス(又はCH2 F2 ガス,CH3 Fガス,CH4 +H4 ガス)を供給し、第2ガス供給装置34からXeF2 ガス(又はNF3 ガスで希釈されたF2 ガス)を供給して、プラズマエッチングを実行する。これにより、シリコン酸化膜である第1層間絶縁膜9及び基板直上の酸化膜の除去と、チャンバの内壁等への反応生成物の付着の抑制とを図ることができる。
【0033】
次に、図4(b)に示すように、ポリシリコン及びWSi(タングステンシリサイド)を順次堆積したいわゆるポリサイド膜を形成した後(図では見易いように1層として扱っている)、これをパターニングしてビット線10を形成する。このポリサイド膜のうち上層のWSi膜のパターニングに際し、第1ガス供給装置33からBrF3 ガス(又はBrF5 ガス)を供給し、第2ガス供給装置34からO2 ガスを供給して、プラズマエッチングを実行する。そして、シリサイド膜のエッチングが終了した時点で、BrF3 −O2 ガスからBrCl−O2 ガスに切換えてポリシリコン膜のエッチングを行う。一般に、WSi等のシリサイド膜のエッチングにはF原子が必要であることは知られており、従来からHBr−SF6 −O2 の混合ガスが用いられている。しかし、ポリシリコン膜に対するHBrガスの使用と同様に、これらのガスによるエッチングによって生じるデポ種は揮発性が小さく反応室壁面等に反応生成物の付着を生じる。そこで、本実施例のごとく、BrF3 −O2 ガス又はBrF5 −O2 ガスを使用することで、プラズマを介して半導体基板表面では不揮発性物質であるSiOx Bry 等の保護膜が形成されて良好な開口部の形状が維持される一方、プラズマの影響が極めて小さい反応室壁面では揮発性物質(例えばWFx (WF6 等),SiF4 など)が生じて反応生成物の反応室壁面等への付着が抑制される。したがって、良好な選択比及び良好なビット線の形状を維持しながら、反応室壁面等への反応生成物の付着を抑制することができる。また、使用するガスの種類の低減をも図ることができる利点がある。
【0034】
なお、上記実施例ではポリサイド膜に対するエッチングの場合について説明したが、単にシリコン酸化膜の上にWSi膜等のシリサイド膜を設ける場合にも適用し得ることはいうまでもない。シリサイド膜として、WSi膜の代わりにTiSi2 膜,CoSi2 膜,NiSi2 膜等を用いてもよい。また、エッチングガスとして、BrCl−O2 ガスを用いても、良好な開口部の形状と反応室壁面等への反応生成物の付着抑制効果とを発揮することができる。特に、ポリサイド膜でなくシリコン酸化膜の上にシリサイド膜が設けられているような場合は、BrClガスを使用したほうが選択比が高く下地のシリコン酸化膜を保護し得る利点がある。
【0035】
次に、図4(c)に示すように、半導体基板X1の全面にBPSG膜からなる第2層間絶縁膜11を堆積する。その際、第1ガス供給装置33から主ガスとしてモノシラン,フォスフィン及びジボランの混合ガスを供給し、第2ガス供給装置34から添加ガスとしてClF3 ガスを供給して、プラズマCVD法を実行する。これにより、BPSG膜を形成しながら、反応室壁面等への反応生成物の付着を抑制することができる。その後、第2層間絶縁膜11にストレージノードのコンタクトホールを開口する。その際、第1ガス供給装置33からNF3 で希釈されたF2 ガスを供給し、第2ガス供給装置34からO2 ガスを供給して、プラズマエッチングを実行する。これにより、上述の第1層間絶縁膜9の選択的エッチングに使用したXeF2 ガスと同じ効果を得る。
【0036】
次に、図4(d)に示すように、ポリシリコン膜を堆積し、これをパターニングしてストレージノード12を形成する。このポリシリコン膜をパターニングする際、第1ガス供給装置33からBrClガスを供給し、第2ガス供給装置34からO2 ガスを供給して、プラズマエッチングを実行する。一般的に、DRAMメモリセルでは、大容量を確保すべくストレージノードを構成するポリシリコン膜の膜厚はかなり厚いものとなる。したがって、ポリシリコン膜をパターニングする際、従来のプラズマエッチング法では、反応生成物が大量に反応室壁面等に付着する。それに対し、本実施例では、上述のようなBrClによるデポ種のハロゲンを利用したクリーニング作用によって、反応室壁面等に対する反応生成物の付着を有効に抑制することができる。
【0037】
その後の図示を省略するが、ストレージノード12の上に容量絶縁膜13を形成し、さらに容量絶縁膜13の上にプレート電極14を形成した後、第3層間絶縁膜15を堆積する。これらの各膜の堆積やパターニングするためのプラズマエッチング行うに際しても、上述のハロゲン間化合物ガスを添加ガスとして供給しる。
【0038】
さらに、第3層間絶縁膜15の上に設けられる第1上層配線16や、第2上層配線18は、Al合金で構成される。この各上層配線16,18をパターニングするに際しては、第1ガス供給装置33からBrClガス供給し、第2ガス供給装置34からO2 ガスを供給して、プラズマエッチングを実行する。その際、プラズマを介して半導体基板表面では不揮発性物質(例えばAlOx Bry )からなる保護膜が形成される一方、プラズマの影響が極めて小さい反応室壁面等ではデポ種が揮発性物質(例えばAlCl3 )に代わり、反応室壁面等への反応生成物の付着が抑制される。また、プロセスガス中にF原子が存在しないことになり、プラズマエッチング時にAlF3 が基板から角状に成長するのを回避することができ、上述のクリーニング作用と併せて著効を発揮することができる。図5は、AlとSiO2 との選択比と反応室壁面への反応生成物の堆積速度(nm/min)との関係を示す。同図に示されるように、従来用いられているBCl3 −Cl2 の混合ガスでは、選択比を上げるとチャンバ内壁への反応生成物の堆積速度も上昇するので、結局、頻繁にチャンバ内部を清掃する等の手間を要し、連続的に処理し得るウェハの枚数も極めて少ない。それに対し、BrClガスを用いた場合には、選択比を上げても反応生成物の反応室壁面等への堆積速度は極めて小さい。したがって、選択比の向上とチャンバ内壁面への反応生成物の付着の抑制という相反する要求を同時に満足することができるのである。
【0039】
また、最上部のパッシベーション膜19の堆積に際しては、主ガスとしてジクロールシラン及びアンモニアの混合ガスを供給し、添加ガスとしてClF3 ガスを供給して、プラズマCVDを実行する。これにより、アルカリイオン等の侵入を防止する特性が良好なシリコン窒化膜を暑く形成するに際し、反応生成物が反応室壁面等に付着するのを抑制することができる利点がある。
【0040】
以上のように、本実施例では、シリコン酸化膜,シリコン窒化膜との絶縁膜の堆積,パターニングや、導電性膜の堆積,パターニングに際し、ハロゲン間化合物ガスあるいはXeF2 ガス等の非プラズマ状態でデポ種と反応しやすいガスをプロセスガスとして供給する。その場合、プラズマを介して半導体基板表面では、不揮発性の膜が形成される。この膜はCVDの場合には基板上に形成しようとするシリコン酸化膜等であり、エッチングの場合は開口部の側壁を保護する保護膜である。一方、非プラズマ状態では、これらのガスとデポ種との反応が優先的に生じ揮発性を有する化合物が形成されて、これらの物質は反応室壁面や配管等に付着することなく排出される。したがって、反応生成物のチャンバ内壁面等への付着を有効に抑制することができ、従来チャンバ等の付着物を除去するために要していた多大の手間を省略することができる。さらに、連続運転可能な時間が大幅に拡大するので、半導体装置の製造コストの大幅な低減に寄与することができる。
【0041】
また、図6は、ポンプ35からの距離と内壁部材23の各細孔26の開口率との最も好ましい関係を示し、ポンプ35からの距離が大きいほど細孔の開口率を小さくする。例えば10mm径の範囲ごとに径が1mmの細孔を設けた場合、開口率は1%となり、10mm径の範囲毎に径が0.5mmの細孔を設けた場合、開口率は0.25%となる。このように細孔の開口率を変化させることによって、各細孔におけるガスの流速がより均一なる利点がある。
【0042】
(第2実施例)
次に、第2実施例について説明する。図7は、第2実施例に係る半導体装置の製造装置の構成を示す。同図に示されるように、本実施例におけるチャンバ20の構造は、上記図1に示す第1実施例におけるチャンバ20の構成と基本的には同じである。本実施例では、底付二重円筒部材24の内部で、内壁部材23の上底部23bと外壁部材22の上底部22bとの間には円板状の抵抗部材29が配設されている。つまり、この抵抗部材29により、内壁部材23の上底部23bに設けられた細孔26bに流入しようとするプロセスガスの流れに抵抗を与えている。また、本実施例では、内壁部材23の上底部23bに埋設される上部電極はSUS又はAlで構成され、その上にカーボンの被覆層が設けられている。
【0043】
このように、抵抗部材29を設置することで、内壁部材23に設けられた側方部の細孔26aと上底部の細孔26bとの径を均一にしても、側方部の細孔26aにおけるプロセスガスの速度を十分高く維持することができる。したがって、チャンバの製造コストが安価に済むことになる。
【0044】
また、上記第1実施例のように、上部電極をAlで構成してアルマイトコートを施すと、Al原子がスパッタリングされて、半導体基板に付着し半導体装置のリーク等の悪影響を及ぼす虞れがある。そこで、しばしば従来ではSiからなる上部電極が使用されている。一方、従来のエッチングガスでカーボン電極を使用すると、電極に付着する反応生成物のため、エッチングの均一性が悪化することが知られている。すなわち、ドライエッチングの選択比は高いものの、生成物の付着率が高くなるためにエッチングの特性が経時変化したり、特性が悪化する傾向がある。
【0045】
それに対し、ハロゲン間化合物ガスやXeF2 ガス等の本発明で使用されるガスの場合、Si電極では電極自身のハロゲン間化合物によるエッチングが進行し、電極の寿命が短くなる。ところが、上部電極の少なくとも表面をカーボンで構成すると、エッチングの均一性が良好で、かつ選択比も高く電極の寿命も長い。したがって、本実施例では、プラズマエッチングの際に、高い選択比を維持しながら、適正な開口部壁面の保護膜の形成機能が確保され、エッチングの均一性が確保される。一方、非プラズマ状態における揮発性物質の生成によって反応生成物の反応室壁面等への付着が抑制されるので、上記第1実施例と同様の効果も得られる。
【0046】
ここで、本発明によって生じるスループットの向上効果について説明する。図8(a),(b)は、半導体ウェハのドライエッチング枚数に対するエッチング速度(E/R)の変化を示し、図8(a)はハロゲン間化合物ガスガス等を含まない従来のドライエッチングによる場合、図8(b)は、本発明のガスによる場合をそれぞれ示す。図8(a)に示す従来の異方性エッチングガスのみによる場合、反応室壁面等への反応生成物の付着のためにエッチング速度がすぐに低下するので、24〜48Hrの時間間隔でチャンバクリーニングが必要となる。一方、図8(b)に示す本発明のガスによる場合、反応室壁面等への反応生成物の付着がほとんどないことから、エッチング速度がほとんど低下せず、長時間の連続運転が可能となる。
【0047】
(第3実施例)
次に、第3実施例について説明する。図9に示すように、本実施例では、半導体装置の製造装置として、半導体基板の処理を行う反応部41と、反応部41にプロセスガスを供給するプロセスガス供給装置42と、反応部41からガスを排出するための排出管43と、反応部41かガスを吸引する排気手段としてのポンプ46と、スクラバー47とが配設されている。さらに本実施例の特徴として、上記排出管43の反応部41直下の部位には多数の細孔が形成されており、この細孔形成部には、排出管43にクリーニングガスを流入させるためのクリーニング用部材44が取り付けられている。すなわち、クリーニングガス供給装置45から例えばハロゲン間化合物ガス(BrClガス,ClF3 ガス等)などのクリーニング用ガスを供給して、反応部41で生成されるデポ種を揮発性物質に変化させて、排出管壁面への反応生成物の付着を抑制するようにしている。
【0048】
したがって、本実施例では、反応室だけでなく従来クリーニングが不可能であった排出管43における反応生成物の付着をも抑制することができる。
【0049】
なお、上記クリーニング用部材44は、上記第1,第2実施例におけるチャンバ20の排出管に取り付けてもよい。その場合、プロセスガスの一部であるハロゲン間化合物ガスや、XeF3 ガス等をクリーニングガスとして使用することで、使用するガスの種類を低減することができる。
【0050】
【発明の効果】
本発明の半導体装置の製造方法によれば、プラズマの影響が極めて小さい反応室の壁面では反応室壁面等への反応生成物の付着を抑制することができ、付着物の除去のためのメンテナンスを行うまで連続的に反応室を使用できる時間の拡大を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例に係る半導体装置の製造装置の構成を示す部分断面図である。
【図2】 実施例に係るDRAMメモリセルの構造を示す断面図である。
【図3】 実施例に係るDRAMメモリセルの製造工程のうちスイッチングトランジスタの形成までの工程における半導体装置の構造の変化を示す断面図である。
【図4】 実施例に係るDRAMメモリセルの製造工程のうちスイッチングトランジスタの形成後の工程における半導体装置の構造の変化を示す断面図である。
【図5】 BrClガスを使用した場合とHBr−Cl2 ガスを使用した場合の選択比及び反応生成物の堆積速度の相関関係を相違を示す図である。
【図6】 第1実施例における内壁部材の細孔の径とポンプからの距離との関係を示す図である。
【図7】 第2実施例に係る半導体装置の製造装置の構成を示す部分断面図である。
【図8】 従来のエッチング方法に対する本発明によるスループットの向上効果を示す図である。
【図9】 第3実施例に係る半導体装置の製造装置の構造を示す部分断面図である。
【図10】 従来の半導体装置の製造装置の構造を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 基板本体
2 ゲート酸化膜
3 素子分離
4 ポリシリコン膜
5 レジストマスク
6 ゲート電極
7 上面保護膜
8 サイドウォール
9 第1層間絶縁膜
10 ビット線
11 第2層間絶縁膜
12 ストレージノード
13 容量絶縁膜
14 プレート電極
15 第3層間絶縁膜
16 第1上層配線
17 第4層間絶縁膜
18 第2上層配線
19 パッシベーション膜
20 チャンバ
21 ケーシング
22 外壁部材
23 内壁部材
24 底付二重円筒部材
25 導入口
26 細孔
27 下部電極
28 排出口
31 高周波電源
32 マッチングコンデンサー
33 第1ガス供給装置
34 第2ガス供給装置
35 ポンプ
36 スクラバー

Claims (8)

  1. 反応室に半導体基板を設置する工程と、
    少なくとも、プラズマ状態で上記半導体基板上に膜を形成する成分を含む主ガスと、添加ガスとしてのXeF2ガスとを含むプロセスガスを反応室に導入する工程と、
    上記反応室内の半導体基板付近でプロセスガスをプラズマ状態にして、化学的気相成長法により上記半導体基板上に膜を形成する工程と
    を備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、
    上記膜は、シリコンを構成元素として含む膜であり、
    上記主ガスは珪素含有ガスであることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 反応室に半導体基板を設置する工程と、
    少なくとも、シランガスとハロゲン間化合物ガスを含むプロセスガスを反応室に導入する工程と、
    上記反応室内の半導体基板付近で上記プロセスガスをプラズマ状態にして、化学的気相成長法により上記半導体基板上にシリコン酸化膜を形成する工程と
    を備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 反応室に半導体基板を設置する工程と、
    少なくとも、シランガスとXeF 2 ガスとを含むプロセスガスを反応室に導入する工程と、
    上記反応室内の半導体基板付近で上記プロセスガスをプラズマ状態にして、化学的気相成長法により上記半導体基板上にシリコン酸化膜を形成する工程と
    を備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 反応室に半導体基板を設置する工程と、
    少なくとも、ジクロールシランガスとアンモニアガスとを含むガス、及びハロゲン間化合物ガスを含むプロセスガスを反応室に導入する工程と、
    上記反応室内の半導体基板付近で上記プロセスガスをプラズマ状態にして、化学的気相成長法により上記半導体基板上にシリコン窒化膜を形成する工程と
    を備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 反応室に半導体基板を設置する工程と、
    少なくとも、ジクロールシランガスとアンモニアガスとを含むガス、及びXeF 2 ガスを含むプロセスガスを反応室に導入する工程と、
    上記反応室内の半導体基板付近で上記プロセスガスをプラズマ状態にして、化学的気相成長法により上記半導体基板上にシリコン窒化膜を形成する工程と
    を備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 反応室に半導体基板を設置する工程と、
    少なくとも、シランガスとフォスフィンガスとジボランガスとを含むガス、及びハロゲン間化合物ガスを含むプロセスガスを反応室に導入する工程と、
    上記反応室内の半導体基板付近で上記プロセスガスをプラズマ状態にして、化学的気相成長法により上記半導体基板上にBPSG膜を形成する工程と
    を備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 反応室に半導体基板を設置する工程と、
    少なくとも、シランガスとフォスフィンガスとジボランガスとを含むガス、及びXeF 2 ガスを含むプロセスガスを反応室に導入する工程と、
    上記反応室内の半導体基板付近で上記プロセスガスをプラズマ状態にして、化学的気相成長法により上記半導体基板上にBPSG膜を形成する工程と
    を備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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