JP3665050B2 - X線異物検出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば生肉、魚、加工食品、医薬などの各品種の被検査物に対しX線を曝射するX線異物検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
X線異物検出装置は、搬送ライン上を順次搬送されてくる各品種の被検査物(生肉、魚、加工食品、医薬など)にX線を曝射し、金属、ガラス、石、骨などの異物が被検査物中に混入しているか否かを、曝射したX線の透過量から検出する装置である。
【0003】
すなわち、X線発生器から被検査物に曝射されたX線は、被検査物やその中に混入されている異物により減衰される。被検査物(異物含む)等の成分(原子番号と密度)と厚みによって減衰の割合は変わり、「原子番号×密度」が高いほど、また厚みが厚い程減衰量が多くなる。
【0004】
例えば金属や石等の異物は食品よりも「原子番号×密度」が高いため、これらの異物が混入した場所の下方にあるX線検出器によって検出されるX線量が減衰される。この得られたX線量を利用し、更に画像処理フィルタを用いて異物を強調する画像処理を施すことで、被検査物の影響の低減を行い、被検査物中に埋もれた異物の信号を抽出する。そして、所定の閾値により異物有りか否かの判定をすることで、被検査物内に混入されている異物が検出される(非特許文献1参照)。
【0005】
図11に示すように、このX線異物検出装置100に用いられるX線発生器101は、操作部102からの操作入力により制御部103を介して電力供給されて、X線を曝射する。このX線発生器101、特にX線管は高価な消耗品である。
【0006】
また、曝射されたX線を検出するX線検出器104も高価な消耗品である。X線検出器104は、X線を受けるシンチレータを介してフォトダイオードにより光電変換することによりX線量を検出するが、X線発生器101から曝射されたX線の一部は、シンチレータ以外にも、X線検出器内部のフォトダイオードやIC等の電子部品を曝射する。この曝射が長時間に及ぶと曝射された部品を構成する物質の組成や性質に変化が起こるため、電子部品が破壊されることとなる。
【0007】
このため、X線発生器104の通電時間を計時するために、X線異物検出装置100には、装置100本体にアワーメータ105が設けられている。アワーメータ105は、制御部103とX線発生器101とを接続する電源ライン106に接続されており、X線照射時間を計時する。そして、この積算された通電時間(計時時間)を目安として、X線発生器を交換するメンテナンス作業が行われている。
【0008】
また、アワーメータ107を装置100本体に設け、X線検出器104と電源ユニット108を接続する電源ライン109から引き出して接続することで、X線検出器104の通電時間を計時することも考えられる。アワーメータ107は、電源ユニット108からのX線検出器104への電源投入と同時に起動して計時を開始し、電源を切ると計時を停止する。そして、この積算された通電時間(計時時間)を目安として、X線検出器104を交換するメンテナンス作業が行われることとなる。
【0009】
一方、下記特許文献1には、X線ラインセンサの検出レベルを記憶するX線検査装置が開示されている。このX線検査装置によれば、X線ラインセンサの検出レベルの低下を監視して、X線源やX線ラインセンサが使用に耐えない状態になる前にこれらを交換することができる。(特許文献1参照)
【0010】
【非特許文献1】
阿部俊、「X線異物検出器KD7203AWの開発」、アンリツテクニカル、アンリツ株式会社、2002年1月31日、第80号、p81〜89
【特許文献1】
特開2002−148211号公報(第2頁−第7頁、第1図−第7図)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のように、アワーメータ105,107が装置100本体に取り付けられている状態で、X線発生器101又はX線検出器104を交換する場合、X線発生器101又はX線検出器104の交換時に、アワーメータ105,107の積算された通電時間を、別途管理者が紙に記録する必要がある。
【0012】
しかし、積算された通電時間を管理者が記録し忘れると、交換により外されたX線発生器101又はX線検出器104の通電時間及び交換により新たに取り付けられたX線発生器101又はX線検出器104の通電時間が不明となり、使用者は使用可能時間が経過したか否かを判別することができないこととなる。これにより、交換せずに使用を継続すると、X線異物検出装置100の検出精度が低下したまま使用を続行することとなり、誤検出してしまう場合がある。
【0013】
また、装置の取扱説明書に記載されている使用可能時間は、メーカーが推奨する時間であり、使用者が設定するX線管の設定電力によりばらつきがあり、上記使用可能時間を経過する前に交換が必要となったり、上記使用可能時間が経過した後でも交換が不要とされる場合もある。
【0014】
更に、上記特許文献1では、X線ラインセンサの検出レベルからX線源及びX線ラインセンサの寿命を把握することとしているが、X線ラインセンサの検出レベルの経時変化が、X線源の劣化によるものかX線ラインセンサの劣化によるものかが判別できず、まだ使用可能であるにもかかわらず使用に耐えない状態であるとして交換してしまうこととなる。
【0015】
本発明は、上述した従来技術の問題点を解消するため、X線発生器又はX線検出器の交換時において、通電時間の記録を不要とし、管理上の人為的ミスの防止,管理の簡便化及び信頼性の向上を図ることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
請求項1のX線異物検出装置は、被検査物WにX線を曝射しこのX線の曝射に伴って前記被検査物を透過してくるX線透過量から前記被検査物中の異物を検出するX線異物検出装置であって、
前記被検査物WにX線を曝射するX線発生器3と、
前記X線透過量を検出するX線検出器4と、
前記X線発生器又は前記X線検出器の少なくともいずれか一方のX線機器に一体に設けられ、前記X線の曝射状態を示すX線曝射情報が記憶されるX線曝射情報記憶手段17と、
該X線曝射情報記憶手段と接続可能とされ、前記X線曝射情報を作成し、前記接続されたX線機器のX線曝射情報記憶手段に記憶させる記憶制御手段46と
前記X線曝射情報記憶手段に記憶されている前記X線曝射情報を一時的に保持するバックアップメモリ30とを具備し、
前記記憶制御手段は、X線異物検出装置の起動時に前記X線曝射情報記憶手段内の前記X線曝射情報と前記バックアップメモリ内の前記X線曝射情報とを比較し、不一致の場合には前記バックアップメモリ内のX線曝射情報を前記X線曝射情報記憶手段に更新することを特徴とする。
【0017】
請求項1によれば、X線機器3,4とX線曝射情報記憶手段17(17A,17B)とが一体に設けられているため、X線機器3,4の交換作業と共にX線曝射情報記憶手段17(17A,17B)も交換し、その内部のX線曝射情報も取得することができる。
【0018】
また、交換後、X線機器3,4に一体に設けられたX線曝射情報をパソコン等のデータ取得装置に接続することによりX線機器3,4単体で管理することができ、管理の簡便化及び信頼性の向上を図ることができる。
【0019】
さらに、X線曝射情報のX線曝射情報記憶手段17(17A,17B)への書込み中に電源ユニットがOFFになった場合、X線曝射情報が正常に記憶されない場合がある。そこで、電源ユニットの再投入時に、X線曝射情報記憶手段17(17A,17B)とバックアップメモリ30との記憶内容を比較して、不一致の場合にはバックアップメモリ30の記憶内容に更新することで、X線曝射情報記憶手段17(17A,17B)内のX線曝射情報を常に最新の情報にすることができる。また、これにより、その後に積算されるX線曝射情報も誤って積算されることなく、正確な情報を得ることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
[X線異物検出装置1のハードウェア構成]
図1〜図3はX線異物検出装置1の概略ブロック構成図である。X線異物検出装置1は、搬送ラインの一部に設けられ、所定間隔をおいて順次搬送されてくる被検査物W中(表面も含む)に混入される金属、ガラス、石、骨などの異物の有無を検出するものである。
【0034】
このX線異物検出装置1のハードウェア構成について説明する。X線異物検出装置1は、搬送部2,X線発生器3,X線検出器4,処理部5,操作入力部6,表示部7,電源ユニット8で略構成される。
【0035】
搬送部2は、例えば生肉、魚、加工食品、医薬などの各種の被検査物Wを搬送するもので、例えば装置1本体に対して水平に配置されたベルトコンベアで構成される。ベルトコンベア2は、4つのプーリ10a,10b,10c,10dに無端状の搬送ベルト11が巻回されて構成されている。搬送部2は、プーリ10aに接続された駆動モータMの駆動により予め設定された所定の搬送速度で被検査物Wを搬送させる。
【0036】
図1に示すように、X線異物検出装置1は、搬送部2の上方に所定高さ離れて設けられるX線発生器3と、搬送部2内にX線発生器3と対向して設けられるX線検出器4を備えて構成される。
【0037】
X線発生器3は、図2に示すように、金属製の箱体12と、箱体12に封入されている絶縁油13と、絶縁油13に浸漬されているX線管14と、箱体12開口部を封止するとともに絶縁油13を冷却させる冷却フィン15と、X線管14に電力供給をする高圧基板16と、第1のX線曝射情報記憶手段17(17A)と、で構成されている。
【0038】
X線管14は、陽極と陰極とこれらを覆う円筒状の外筒によって構成される。陰極はタングステン等からなるフィラメントで構成され、ここに荷電した電子が陽極へ向けて放電する。陽極は電子の標的部位である。高圧基板16からの電圧印加によってX線管14により生成されたX線は、箱体12底面にX線管14の長手方向に沿って形成された不図示のスリットにより、下方のX線検出器4に向けて、略三角形状のスクリーン状にして曝射するようになっている。
【0039】
また、箱体12には、第1のX線曝射情報記憶手段17Aが設けられている。図4に示すように、第1のX線曝射情報記憶手段17Aは、例えば、ケース18(18A)と、リード/ライト可能な不揮発性メモリ20(20A)と、コネクタ21(21A)と、ケース18Aを箱体12の一側面に取り付けるための取付部材23(23A)と、で構成される。不揮発性メモリ20Aはケース18A内に設けられており、ケース18Aから取り出し可能とされている。コネクタ21Aはケース18Aから表出している。取付部材23Aは、例えばL字状に形成され、箱体12側面に対しネジ24(24A)等で固定される。なお、ケース18AはX線発生器3に溶着されている構成としてもよい。
【0040】
X線検出器4は、被検査物Wに対して曝射されたX線を検出する。図3に示すように、このX線検出器4には、例えば、ライン状に配列された複数のフォトダイオード25と、フォトダイオード25上に設けられたシンチレータ26と、を備えたアレイ状のラインセンサが用いられる。
【0041】
このX線検出器4では、被検査物Wに対してX線発生器3からX線が曝射されたときに、そのX線をシンチレータ26で受けて光に変換する。さらにシンチレータ26で変換された光は、その下部に配置されるフォトダイオード25によって受光される。そして、各フォトダイオード25は、受光した光を電気信号に変換し、A/D変換器によりデジタルデータに変換された後、バッファメモリ27を介してデータメモリ28に出力される。このデジタルデータは被検査物Wを透過したX線量に対応するX線透過データである。
【0042】
また、X線検出器4には、第2のX線曝射情報記憶手段17(17B)が設けられている。第2のX線曝射情報記憶手段17Bは、例えば、ケース18(18B)と、リード/ライト可能な不揮発性メモリ20(20B)と、コネクタ21(21B)と、ケース18BをX線検出器4の一側面に取り付けるための取付部材23(23B)と、で構成される。不揮発性メモリ20Bはケース18B内に設けられており、ケース18Bから取り出し可能とされている。コネクタ21Bはケース18Bから表出している。取付部材23Bは、例えばL字状に形成され、X線検出器4側面に対しネジ24(24B)等で固定される。なお、ケース18BはX線検出器4に溶着されている構成としてもよい。
【0043】
図1に示すように、処理部5は、X線検出器4からのX線透過データが格納されるデータメモリ28,バックアップメモリ30,X線発生器3を駆動させるX線発生器駆動回路31,モータMを駆動させるモータ駆動回路32,制御手段33及び及びこれらを接続するバスラインで略構成される。
【0044】
データメモリ28はRAM,HD等のリード/ライト可能な半導体メモリであり、そのデータメモリ28には、X線透過データが格納される。
【0045】
X線発生器駆動回路31は、図2に示すように、制御手段33からの指令によりX線発生器3を駆動制御及び出力制御するコントローラ34と、コントローラ34から出力された電圧を交流に変換するインバータ35と、で構成される。インバータ35から出力された電圧は、高圧基板16で高電圧に増幅されてX線管14に印加する。
【0046】
モータ駆動回路32は、制御手段33からの指令によりモータMに対し所定電力を供給してモータMを駆動させる。
【0047】
制御手段33は、CPU,ワークエリアであるRAM,記憶制御プログラム,表示制御プログラム,異物検出プログラムが格納されているROMで略構成されている。制御手段33は、各駆動回路31,32への駆動指令,データメモリ28からのデジタルデータの読み出し,各プログラムの実行,その他データの転送,種々の演算等を行う。
【0048】
バックアップメモリ30は、半導体メモリである。バックアップメモリ30としては、例えばEEPROMやフラッシュメモリ等のリード/ライト可能な不揮発性メモリや、RAM等のリード/ライト可能な揮発性メモリが用いられる。RAMを用いた場合は、電源ユニット8がOFFの場合でも、電源ユニット8のバックアップバッテリから電源供給を受けることで記憶内容を保持できるようになっている。このバックアップメモリ30は、各メモリ20A,20BへX線曝射情報を書き込む前に、これらを一時的に保持するメモリである。したがって、各メモリ20A,20BへのX線曝射情報の書き込み中に、停電や人為的操作ミスにより電源ユニット8がOFFとなった場合でも、最新のX線曝射情報が保持される。
【0049】
ケーブル36は、第1のX線曝射情報記憶手段17Aと制御手段33とを接続する。ケーブル36の一端にはコネクタ37が設けられ、第1のX線曝射情報記憶手段17のコネクタ21Aと接続する。同様に、ケーブル38は、第2のX線被曝情報記憶手段17Bと制御手段33とを接続する。ケーブル38の一端にはコネクタ40が設けられ、第2のX線曝射情報記憶手段17Bのコネクタ21Bと接続する。
【0050】
操作入力部6は、バスを介して制御手段33に接続される。図6に示すように、操作入力部6には、X線発生器3のON/OFFをするための曝射開始キー41及び曝射停止キー42,X線管14の管電圧値及び管電流値の設定をする出力設定キー43,各メモリ20A,20B内に記憶された情報を表示するためのテンキー等の情報表示キー44が設けられている。
【0051】
表示部7は、バスを介して制御手段33に接続される。表示部7は、例えば液晶ディスプレイ等が採用され、制御手段33からの指令により、被検査物Wの透過画像,被検査物の判定結果,X線曝射情報記憶手段17のメモリ20に記憶されているX線曝射情報等が表示される。なお、操作入力部6と表示部7は、タッチパネルのような一体型であってもよい。
【0052】
電源ユニット8は商用電源45に接続される。また、電源ユニット8は、電源ライン19,29を介して、X線検出器4,処理部5等に接続される。電源ユニット8は、メインスイッチと、電源コントローラと、バックアップバッテリと、を有する。メインスイッチは、電源供給をON/OFFするためのスイッチであり、操作者がこのスイッチをONにすると、X線検出器4,処理部5,操作入力部6及び表示部7に対し電源供給され、OFFにすると電源供給を遮断する。また、電源コントローラは、処理部5からの指令により、ON状態のメインスイッチをOFFにする。更に、バックアップバッテリは、リチウム電池等のバッテリであり、処理部5内の記憶保持の為に用いられる。
【0053】
[メモリ20の記憶内容]
次に、X線曝射情報記憶手段17(17A,17B)のメモリ20(20A,20B)に格納される識別情報とX線曝射情報について説明する。
【0054】
図5に示すように、識別情報はIDと製造情報を示すシリアル番号からなる。IDは、このメモリ20がX線発生器3かX線検出器4のいずれに取り付けられているかを判別するための情報である。ここでは、IDが「1」であればX線発生器3、「2」であればX線検出器4である。
【0055】
シリアル番号とは、このメモリ20が取り付けられているX線機器3,4の製造番号である。ID及びシリアル番号は、予めメモリ20内に記憶されており、上書きができないように設定されている。
【0056】
図5に示すように、X線曝射情報は、管電圧・管電流別曝射時間,電力量,X線曝射時間及び交換来歴を含む。
管電圧値とは、現在使用しているX線管14について設定された管電圧値である。管電流値とは、現在使用しているX線管14について設定された管電流値である。管電圧・管電流別曝射時間とは、X線管14に対して設定して印加された管電圧・管電流ごとの曝射時間である。本例では、管電圧値30kV,管電流値1.5mA,曝射時間100hと、管電圧値40kV,管電流値1.5mA,曝射時間200hが記憶されている。
【0057】
X線管14の電力量とは、各管電圧・管電流別曝射時間ごとの電力量が加算された総電力量がである。本例では、16500Whが記憶されている。
【0058】
X線管14の曝射時間とは、各管電圧・管電流別曝射時間ごとの曝射時間を合計した総曝射時間である。本例では、300hである。
【0059】
来歴とは、メンテナンス業者(製造元)にて書き込まれるX線管14やフォトダイオード25等の主要部品の交換情報であり、過去にX線管14等を交換した日時及びその交換されたX線管14の総曝射時間である。本例では、1回目の交換が、2001年10月2日12時26分で、このX線管14の総曝射時間は1500hである。また、2回目の交換が、2002年4月2日12時26分で、このX線管14の総曝射時間は1700hである。来歴には、X線管14を交換する度に交換日時及び総曝射時間が記憶される。
【0060】
[制御手段33の機能的構成]
次に、制御手段33の機能ブロック構成について説明する。制御手段33は、図6に示すように、記憶制御手段46と、表示制御手段47と、で機能的に構成される。上述した記憶処理プログラムは、CPUを記憶制御手段46として機能させるものであり、表示制御プログラムは、CPUを表示制御手段47として機能させるものである。
【0061】
記憶制御手段46は、フリーランの周期タイマを有し、カウンタ値Tを計数する。そして、曝射開始キー41の入力時のカウンタ値T1と、曝射停止キー42入力時のカウンタ値T2との差分(T2−T1)からX線曝射時間を算出する。そして、この算出されたX線曝射時間を、出力設定キー43からの入力に基づいて、出力設定キー43により設定された管電圧値及び管電流値毎の領域に分類してメモリ20に記憶する。
【0062】
表示制御手段47は、情報表示キー44の入力により、メモリ20に記憶されているX線曝射情報を表示部7に出力し、視認可能にする。
【0063】
なお、図示しないが、制御手段33は、画像処理手段と異物検出手段とを有する。異物検出プログラムは、CPUを画像処理手段及び異物検出手段として実行させるものである。この画像処理手段は、データメモリ28に格納されたデジタルデータを画素毎の最適輝度情報に変換して、透過画像を得る。透過画像は表示部7に表示される。異物検出手段は、透過画像の輝度情報から異物の有無を検出する。
【0064】
[全体処理]
次に、X線異物検出装置1の全体処理について説明する。図7に示すように、全体処理では、まず、バックアップ処理を実行する(S100)。これにより、X線異物検出装置1の起動時には常に最新の情報が保持されることとなる。次に、表示キー44の入力があった場合(S201−YES)、表示処理を実行する(S202)。これにより、各メモリ20A,20B内のX線曝射情報を表示部7にて確認することができる。このあと、異物検出プログラムによる異物検出処理と平行して記憶処理(S300)を実行する。この後電源ユニットをOFFにすると(S203−YES)終了する。ONを維持するとS201に移行する。
【0065】
[X線曝射情報の記憶処理手順]
次に、X線曝射情報の記憶処理について説明する。図8に示すように、まず、操作入力部6から出力設定キー43により管電圧値及び管電流値の出力設定がされると(S301−YES)、設定された管電圧値及び管電流値が制御手段33に一時的に保持される。
【0066】
出力設定後、曝射開始キー41の入力がされると(S302−YES)、このときの周期タイマのカウンタ値T1を取得するとともに(S303)、X線発生器3からX線が曝射される(S304)。計時開始時刻は制御手段33に一時的に保持される。また、この曝射は曝射停止キー42が入力されるまで継続する(S305−NO)。そして、使用者が曝射停止キー42を入力すると(S305−YES)、X線の曝射が停止する(S306)。同時にこのときの周期タイマのカウンタ値T2を取得する(S307)。このカウンタ値T1,T2も制御手段33に一時的に保持される。なお、制御手段33に一時的に保持された設定管電圧値,管電流値,カウンタ値T1,T2は総てバックアップメモリ30に保持される。この後、X線曝射情報のメモリ20への書込みが実行される(S308)。
【0067】
次に書込み処理について説明する。図9に示すように、まず、今回の曝射時間を算出して制御手段33及びバックアップメモリ30に保持する(S310)。今回の曝射時間は、制御手段33に保持されているカウンタ値T1,T2との差分により算出される。
【0068】
そして、算出された今回のX線曝射時間をバックアップメモリ30内の総曝射時間に積算する(S311)。次に、今回の電力量を算出し、バックアップメモリ30内の総電力量に積算する(S312)。そして、更新されたバックアップメモリ30内のX線曝射情報をメモリ20に上書き保存する。これにより、メモリ20内のX線曝射情報は最新の情報が記憶される。
【0069】
なお、X線発生器3を交換するときは、コネクタ21A,37同士を外すとともに、X線発生器3の高圧基板16から電源供給ライン9も外す。そして、新たなX線発生器3に対し、制御手段33に接続されたケーブル36先端のコネクタ37と新たなX線発生器3のコネクタ21A同士を連結すると共に、高圧基板16に電源供給ライン9を接続する。これにより、メモリ20Aの内容を紙に書き写したり、消去したりする作業をする必要がなく、管理上の人為的ミスの防止,管理の簡便化及び信頼性の向上を図ることができる。
【0070】
同様に、X線検出器4を交換するときは、コネクタ21B,40同士を外すとともに、X線検出器4から電源供給ライン19も外す。そして、新たなX線検出器4に対し、制御手段33に接続されたケーブル38先端のコネクタ40と新たなX線検出器4のコネクタ21B同士を連結すると共に、電源供給ライン19を接続する。これにより、メモリ20Bの内容を紙に書き写したり、消去したりする作業をする必要がなく、管理上の人為的ミスの防止,管理の簡便化及び信頼性の向上を図ることができる。
【0071】
[バックアップ処理]
次に、X線曝射情報のバックアップ処理(S100)について説明する。停電又は書込み中の電源OFF操作等の人為的ミスにより、各メモリ20A,20BへのX線曝射情報の書込み中に電源ユニット8がOFFとなる場合がある。この場合に備えて、再度電源ユニット8がONになったとき、図10に示すように、メモリ20に記憶されている識別情報と、バックアップメモリ30に保持された識別情報と、を比較する(S101)。両者が一致していれば(S101−YES)、X線機器3,4が交換されていないとみなしてS103に移行する。両者が不一致であれば(S101−NO)、X線機器3,4が交換されたとみなしてメモリ20から識別情報及びX線曝射情報を読み出してバックアップメモリ30に展開する(S102)。そして、メモリ20に記憶されているX線曝射情報と、バックアップメモリ30に保持されたX線曝射情報と、を比較する(S103)。両者が一致していれば(S103−YES)、書込み内容が正常であるとみなし、上述した表示処理を実行する。一方、不一致の場合(S103−NO)、書込み内容に異常があるとみなし、バックアップメモリ30のX線曝射情報をメモリ20に書き込む(S104)。この後、バックアップメモリ30内のX線曝射情報を消去して、上述した表示処理を実行する。
【0072】
これにより、停電又は交換のための電源OFF操作等の人為的ミスにより、各メモリ20A,20BへのX線曝射情報の書込み中に電源ユニット8がOFFとなっても、最新の情報が保持されたバックアップメモリ30の情報を用いることによって、メモリ20A,20B内の情報の修正が可能となり、最新の情報を保持することができる。
【0073】
[交換後のX線曝射情報の取得]
交換により取り外されたX線発生器3と一体に取り付けられているX線曝射情報記憶手段17Aのコネクタ21Aに、所定のインターフェースを介してパソコン等のデータ取得装置を接続することで、メモリ20A内部のX線曝射情報を取得することができる。これにより、サービスマンの作業効率を向上させることができ、例えば、現場での作業はX線発生器3の交換のみとしてX線曝射情報の取得に際しての現場での人為的ミスを防止し、外されたX線発生器3が複数ある場合は、これらを持ち帰ってX線曝射情報取得作業を行うこととすれば、作業効率を向上させることができる。また、X線発生器3の主要部品、例えばX線管14を製造元にて交換した場合でも、その交換情報をメモリ20Aに書き込むことができる。
【0074】
また、X線曝射情報の取得作業において、X線発生器3からX線曝射情報記憶手段17を取り外したり、ケース18A内のメモリ20を取り出すことにより、X線発生器3とは分離してX線曝射情報記憶手段17とデータ取得装置とを接続することができる。これにより、データ取得時における省スペース化を図ることができる。
【0075】
同様に、交換により取り外されたX線検出器4と一体に取り付けられているX線被曝情報記憶手段17Bのコネクタ21Bに、所定のインターフェースを介してパソコン等のデータ取得装置を接続することで、メモリ20B内部のX線曝射情報を取得することができる。これにより、サービスマンの作業効率を向上させることができ、例えば、現場での作業はX線検出器4の交換のみとしてX線曝射情報の取得に際しての現場での人為的ミスを防止し、外されたX線検出器4が複数ある場合は、これらを持ち帰ってX線曝射情報取得作業を行うこととすれば、作業効率を向上させることができる。また、X線検出器4の主要部品、例えばフォトダイオード25や電子回路を製造元にて交換した場合でも、その交換情報をメモリ20Bに書き込むことができる。
【0076】
また、X線被曝情報の取得作業において、X線検出器4からX線曝射情報記憶手段17Bを取り外したり、ケース19B内のメモリ20Bを取り出すことにより、X線検出器4とは分離してX線被曝情報記憶手段17Bとデータ取得装置とを接続することができる。これにより、データ取得時における省スペース化を図ることができる。
【0077】
なお、本実施の形態では、X線発生器3とX線検出器4にそれぞれ一体にX線曝射情報記憶手段17を設けた例について説明したが、X線発生器3とX線検出器4のうち少なくともいずれか一方のX線機器にX線曝射情報記憶手段17が一体に設けられていればよい。
【0078】
【発明の効果】
請求項1によれば、X線機器とX線曝射情報記憶手段とが一体に設けられているため、X線機器の交換作業と共にX線曝射情報記憶手段も交換し、その内部のX線曝射情報も取得することができる。
【0079】
また、交換後、X線機器に一体に設けられたX線曝射情報をパソコン等のデータ取得装置に接続することによりX線機器単体で管理することができ、管理の簡便化及び信頼性の向上を図ることができる。
【0080】
さらに、X線曝射情報のX線曝射情報記憶手段への書込み中に電源ユニットがOFFになった場合、X線曝射情報が正常に記憶されない場合がある。そこで、電源ユニットの再投入時に、X線曝射情報記憶手段とバックアップメモリとの記憶内容を比較して、不一致の場合にはバックアップメモリの記憶内容に更新することで、X線曝射情報記憶手段内のX線曝射情報を常に最新の情報にすることができる。また、これにより、その後に積算されるX線曝射情報も誤って積算されることなく、正確な情報を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるX線異物検出装置の概略ブロック構成図である。
【図2】本発明によるX線異物検出装置の一部を拡大した概略ブロック構成図である。
【図3】本発明によるX線異物検出装置の一部を拡大した概略ブロック構成図である。
【図4】(a)本発明のX線機器とX線曝射情報記憶手段との係合関係を示す側面図である。
(b)同ブロック構成図である。
【図5】X線曝射情報記憶手段に記憶されているX線曝射情報を示す図である。
【図6】本発明によるX線異物検出装置の概略機能ブロック構成図である。
【図7】本発明によるX線異物検出装置の全体処理手順を示すフローチャートである。
【図8】本発明によるX線異物検出装置の記憶処理手順を示すフローチャートである。
【図9】本発明によるX線異物検出装置の書込み処理手順を示すフローチャートである。
【図10】本発明によるX線異物検出装置のバックアップ処理手順を示すフローチャートである。
【図11】従来のX線異物検出装置の概略ブロック構成図である。
【符号の説明】
1…X線異物検出装置
3…X線発生器
4…X線検出器
7…表示部
17(17A,17B)…X線曝射情報記憶手段
30…バックアップメモリ
33…制御手段
46…記憶制御手段
47…表示制御手段
W…被検査物

Claims (1)

  1. 被検査物(W)にX線を曝射しこのX線の曝射に伴って前記被検査物を透過してくるX線透過量から前記被検査物中の異物を検出するX線異物検出装置であって、
    前記被検査物(W)にX線を曝射するX線発生器(3)と、
    前記X線透過量を検出するX線検出器(4)と、
    前記X線発生器又は前記X線検出器の少なくともいずれか一方のX線機器に一体に設けられ、前記X線の曝射状態を示すX線曝射情報が記憶されるX線曝射情報記憶手段(17)と、
    該X線曝射情報記憶手段と接続可能とされ、前記X線曝射情報を作成し、前記接続されたX線機器のX線曝射情報記憶手段に記憶させる記憶制御手段(46)と
    前記X線曝射情報記憶手段に記憶されている前記X線曝射情報を一時的に保持するバックアップメモリ(30)とを具備し、
    前記記憶制御手段は、X線異物検出装置の起動時に前記X線曝射情報記憶手段内の前記X線曝射情報と前記バックアップメモリ内の前記X線曝射情報とを比較し、不一致の場合には前記バックアップメモリ内のX線曝射情報を前記X線曝射情報記憶手段に更新することを特徴とするX線異物検出装置。
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