JP3664962B2 - 情報転送装置およびその機能更新方法、機能更新システム - Google Patents

情報転送装置およびその機能更新方法、機能更新システム Download PDF

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  • Communication Control (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報転送装置に関する。特に、本発明は、機能の更新によって、種々のメッセージ/プロトコルに柔軟に対応し、かつ、消費電力の低減化を実現する情報転送装置、および、その情報転送装置の機能を更新する方法、並びに、その情報転送装置の機能を更新するための機能更新システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
パーソナルコンピュータおよびインターネットの爆発的な普及により、インターネット上の通信販売等といった、いわゆるE−コマース(電子商取引)が注目を集めている。現在は、エンドユーザがサーバ上に仮想的に構築された店舗にパーソナルコンピュータでアクセスし、そこで注文をする、といった形態が中心であるが、近年のマイクロプロセッサ、半導体技術の急速な進展による、パーソナルコンピュータおよびネットワーク機器の性能向上に合わせ、そのサービス項目は増加の傾向にある。たとえば、インターネットの双方性に注目し、エンドユーザと店舗側の従業員がリアルタイムにTV電話で会話し、個々のエンドユーザに合わせたサービスを提供する、といった形態も考えられる。こういったサービスは、現状の文字、画像データ中心の比較的低速の通信のみならず、リアルタイムの音声や動画像をも含む高速の通信がインターネット上で行われ、一般家庭にて利用されることを意味する。
【0003】
リアルタイムの音声、動画像は、現状でも、AM/FMラジオや、VHF/UHFテレビ、BS/CSテレビといった、地上波・衛星波によるデータ配信サービスや、CATV網に代表される有線通信技術を使ったデータ配信サービス等として一般家庭に提供されている。これらのデータ配信サービスは、それぞれ将来に向けて、そのサービス項目が増加の方向にある。また、すでに普及しているテレビ、ビデオテープレコーダ、AM/FMラジオ、コンパクトディスクプレーヤ等の既存のAV機器の他、小型ビデオカメラ、高性能テレビゲーム、DVDプレーヤといった新しい機器も、家庭内に徐々に普及しつつある。さらに、これらのサービスや機器で使用される、情報源符号化法も多様化している。たとえば、音声データに関しては、電話品質のμLow、コンパクトディスクの品質等の他、近年圧縮率の高い符号化法としてMP3と呼ばれる方式が注目を集めているし、画像データに関しても、MotionJPEG、MPEG1といった従来から使用されてきた画像符号化法に、さらに、MPEG2(高画質)、MPEG4(低速の通信路向け)といった方式が近年注目を集めている。
【0004】
このように、家庭内で享受可能なサービスは近年増加傾向にあり、そのサービスを提供するためのプロトコルも近年増加傾向にある。上述の、家庭内に既に普及した、またはこれから普及するディジタル機器には、たとえば、IEEE1394といった、これらをネットワーキングするためのインターフェースが付けられているのが普通であり、これらの機器をネットワーキングして有機的に融合することで得られる新しいサービスに対しても期待が高まっている。こういった家庭内のディジタル機器をネットワーキングし、さらに、外部のインターネット等に接続するためには、家庭内と外部の通信網との間を接続するための情報転送装置を新たに家庭に導入することを考えるのが一般的である。
【0005】
将来家庭内に導入される情報転送装置は、上述したような多種多様な既存/新規の情報源/情報サービス/プロトコルに柔軟に対応できる必要がある。多種多様な既存/新規の情報源/情報サービス/プロトコルに柔軟に対応可能な、従来の情報転送装置の構成法としては、たとえば、必要と目される機能のすべてをあらかじめ作り込んだハードウェア、具体的にはLSIを準備する方法が考えられる。しかし、新規の情報源/情報サービス/プロトコルが新たに提供された場合、一旦準備されたLSIでは対応することができず、新たなLSIをさらに準備する必要が生じてしまう。
【0006】
このため、超高性能のプロセッサを利用し、必要とされるすべての機能をソフトウェアで実現する方法が考えられる。この方法によれば、上記のハードウェアで構成する場合と異なり、ソフトウェアの更新だけで、新規の情報源等に容易に対応することができる。しかしながら、この方法の場合、すべての機能をソフトウェアで実現するので、そのソフトウェアを処理するプロセッサの消費電力は多大なものとなってしまう。このような高消費電力である情報転送装置を一般家庭に導入することは実際には容易なことではない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術に係る情報転送装置では、上述したように、次のような問題点を有している。情報転送装置をハードウェアで構成した場合、新たに提供される情報源/情報サービス/プロトコルに対応しようとすれば、新たなハードウェアを別途準備しなければならない。
【0008】
一方、情報転送装置をソフトウェアで構成した場合、ソフトウェアを更新することで、新規の情報源等に対しても容易に対応可能である。しかしながら、あらゆる情報源等に対応しようとすると、ソフトウェア量は膨大となり、そのソフトウェアを実行するプロセッサの消費電力は必然的に大きなものとなってしまう。
【0009】
すなわち、従来技術による情報転送装置は、(a)新規の情報源/情報サービス/プロトコルに対応できる柔軟性、および、(b)一般家庭への導入のためには非常に重要な事柄である低消費電力性、を両立させることができないという問題点を具備していた。
【0010】
本発明は、上記事情に鑑みて成されたものであり、新規の情報源/情報サービス/プロトコルに対応できる柔軟性、および、一般家庭への導入のためには非常に重要な事柄である低消費電力性、を両立させることができる情報転送装置、その機能更新方法、および、情報転送装置の機能を更新するための機能更新システムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、図1に例示するように、論理構成データ(コンフィギュレーションデータ)の書き込みによる論理構成の再設定が可能で、2つ以上の異なる網間でデータをやり取りするための各種の機能を実現する論理素子部(プログラマブルロジック素子)101と、プログラマブルロジック素子101に接続され、各種の網(第2の通信網、データ配信網、家庭網)16,18,20とデータ通信できるように各種の通信プロトコルを実行可能な、少なくとも1つの通信プロトコル実行部(通信モジュール)102−1,102−2,102−3と、コンフィギュレーションデータを構築するためにあらかじめ用意された複数の回路ブロックデータ(半導体IP)を格納する格納部(ローカル構成DB)106と、プログラマブルロジック素子101の再設定時に、プログラマブルロジック素子101の機能更新が必要である場合には、ローカル構成DB106から必要な半導体IPを取得し、その取得された半導体IPを含む新規のコンフィギュレーションデータを作成し、その新規のコンフィギュレーションデータをプログラマブルロジック素子101に書き込む制御部104と、を具備する情報転送装置であることを第1の特徴とする。ここで、プログラマブルロジック素子101には、通信モジュール102以外に、プログラマブルロジック素子101の機能に組み込み可能な拡張機能を実現する、少なくとも1つの拡張機能実現部(拡張モジュール)103を、さらに接続することが可能である。
【0012】
本発明の第1の特徴では、リコンフィギュア可能なプログラマブルロジック素子101を内蔵し、そのコンフィギュレーションデータを更新することで、利用者が要求する、各種の機能を自由に実現することができる。また、プログラマブルロジック素子101に拡張モジュール103を接続することで、必要に応じて利用者が情報転送装置10の能力を増強できる。
【0013】
本発明の第2の特徴は、上記の第1の特徴の情報転送装置の機能更新方法に係り、論理構成データ(コンフィギュレーションデータ)の書き込みによる論理構成の再設定が可能で、2つ以上の異なる網間でデータをやり取りするための各種の機能を実現する論理素子部(プログラマブルロジック素子)101を含む情報転送装置10の機能更新方法において、(イ)プログラマブルロジック素子101の再設定時に、プログラマブルロジック素子101の機能更新が必要であるか否かを判定する工程と、(ロ)プログラマブルロジック素子101の機能更新が必要である場合には、コンフィギュレーションデータを構築するために、情報転送装置10の内部にあらかじめ保持された複数の回路ブロックデータ(半導体IP)の中から必要な半導体IPを取得し、その取得した半導体IPから新規のコンフィギュレーションデータを情報転送装置10の内部で作成する工程と、(ハ)プログラマブルロジック素子101へのその作成された新規のコンフィギュレーションデータの書き込みによってプログラマブルロジック素子101の論理構成を再設定し、プログラマブルロジック素子101の機能を更新する工程、を含む機能更新方法であることである。
【0014】
本発明の第3の特徴は、論理構成データ(コンフィギュレーションデータ)の書き込みによる論理構成の再設定が可能で、2つ以上の異なる網間でデータをやり取りするための各種の機能を実現する論理素子部(プログラマブルロジック素子)101と、プログラマブルロジック素子101に接続され、各種の網(第2の通信網、データ配信網、家庭網)16,18,20とデータ通信できるように各種の通信プロトコルを実行可能な、少なくとも1つの通信プロトコル実行部(通信モジュール)102−1,102−2,102−3と、プログラマブルロジック素子101の再設定時にプログラマブルロジック素子101の機能更新が必要である場合には、新規のコンフィギュレーションデータの作成要求を送出する制御部104と、を有する情報転送装置10と、コンフィギュレーションデータを構築するためにあらかじめ用意された複数の回路ブロックデータ(半導体IP)を格納する格納部(リモート構成DB)142と、新規のコンフィギュレーションデータの作成要求を受け取った場合には、リモート構成DB142から必要な半導体IPを取得し、その取得された半導体IPを含む新規のコンフィギュレーションデータを作成する処理部141と、を有する遠隔処理装置(サービスセンタ)14と、情報転送装置10とサービスセンタ14との間に接続され、少なくとも制御部104から送出される新規のコンフィギュレーションデータの作成要求およびその作成された新規のコンフィギュレーションデータの受け渡しを行なう通信回線12と、から構成される機能更新システムであることである。
【0015】
本発明の第3特徴では、情報転送装置10のプログラマブルロジック素子101等にプログラムされる新規のコンフィギュレーションデータの作成を、情報転送装置10の外部に配置されたサービスセンター14の内部で実行する。そして、コンフィギュレーションデータ作成後、そのデータを情報転送装置10にダウンロードし、プログラマブルロジック素子101に対するプログラミングを実施する。このため、大規模の半導体IPのライブラリを用意することができ、より利用者の要求に合った機能が情報転送装置10において実現されることになる。
【0016】
本発明の第4の特徴は、上記の第3の特徴の機能更新システムの機能更新方法に係り、論理構成データ(コンフィギュレーションデータ)の書き込みによる論理構成の再設定が可能で、2つ以上の異なる網間でデータをやり取りするための各種の機能を実現する論理素子部(プログラマブルロジック素子)101を含む情報転送装置10の機能更新方法において、(イ)プログラマブルロジック素子101の再設定時に、プログラマブルロジック素子101の機能更新が必要であるか否かを判定する工程と、(ロ)プログラマブルロジック素子101の機能更新が必要である場合には、コンフィギュレーションデータを構築するために、情報転送装置10の外部にあらかじめ用意された複数の回路ブロックデータ(半導体IP)の中から必要な半導体IPを取得し、その取得された半導体IPから新規のコンフィギュレーションデータを情報転送装置10の外部で作成する工程と、(ハ)作成された新規のコンフィギュレーションデータを、情報転送装置10の外部から内部に送信する工程と、(ニ)プログラマブルロジック素子101へのその送信された新規のコンフィギュレーションデータの書き込みによってプログラマブルロジック素子101の論理構成を再設定し、プログラマブルロジック素子101の機能を更新する工程と、を含む機能更新方法であることである。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一または類似の部分には同一または類似の符号を付している。以下では、まず最初に、本発明に係る情報転送装置およびその動作について説明し、続いて、本発明に係る情報転送装置の機能更新方法について2つの実施の形態で説明する。
【0018】
(情報転送装置)
1.情報転送装置の構成
図1は、本発明に係る情報転送装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように、本発明に係る情報転送装置10は、リコンフィギュア可能なハードウェアであるプログラマブルロジック素子101と、各種の通信プロトコルを実行する通信モジュール102(102−1,102−2,102−3)と、プログラマブルロジック素子101の規模や、機能等を拡張するための拡張モジュール103と、プログラマブルロジック素子101の論理構成のプログラミングを制御する制御部104と、情報転送装置10と第1の通信網12とを接続するための通信インターフェース(通信I/F)105と、プログラマブルロジック素子101の論理構成を示す論理構成データを保持するローカル構成データベース(ローカル構成DB)106と、を少なくとも含んでいる。プログラマブルロジック素子101は、たとえば、FPGA(Field Programmable Gate Array)で構成される。
【0019】
そして、バス(システムバス)107は、プログラマブルロジック素子101、制御部104、通信インターフェース105およびローカル構成DB106を互いに接続し、各種のデータの受け渡しを実行する。また、通信モジュール102および拡張モジュール103は、プログラマブルロジック素子101に設けられたソケット108(108−1,108−2,108−3,108−4)を介して、プログラマブルロジック素子101に接続している。情報転送装置10の利用者は、ソケット108を用いて、これらのモジュール102,103を任意にプログラマブルロジック素子101に接続することで、情報転送装置10のシステム構成を自由に選択することが可能となる。
【0020】
図1では、説明の簡単化等のため、プログラマブルロジック素子101に接続される通信モジュール102を3つ、また拡張モジュール103を1つとしているが、本発明はこれらの数の組み合わせに限定されるものではない。たとえば、通信モジュール102を2つとし、拡張モジュール103も2つとしても、もちろん構わない。また、すべてのソケット108を利用する必要もない。さらに、プログラマブルロジック素子101に設けられるソケット108の数も4つに限定されるものではない。したがって、4つ以下、あるいは4つ以上であっても、もちろん良い。ただし、プログラマブルロジック素子101に接続可能な通信モジュール102,拡張モジュール103,ソケット108の数は、プログラマブルロジック素子101の入出力ピン数に制限されることは当然のことである。
【0021】
図1では、本発明に係る情報転送装置10は、第1の通信網12を介して、サービスセンター14に接続すると共に、第2の通信網16、データ配信網18および家庭網20それぞれに接続している。第2の通信網16、データ配信網18および家庭網20との接続は、通信モジュール102−1,102−2および102−3を介して行われる。通信モジュール102それぞれは、割り当てられた網16,18,20上でのデータ通信に使用される通信プロトコルを実行する。
【0022】
図1のサービスセンタ14は、情報転送装置10の利用者に提供されるサービスの管理、および、情報転送装置10の構成の管理、を遠隔地から実行するセンタである。このサービスセンタ14は、利用者に所望のサービスを提供できるように、利用者からのサービス要求を処理する処理部141と、情報転送装置10の構成を示す構成データを保持するリモート構成データベース(リモート構成DB)142と、を少なくとも含んでいる。サービスセンタ14は、第1の通信網12を経由することで、情報転送装置10を遠隔から管理する。
【0023】
図1の情報転送装置10に接続されている、第1および第2の通信網12,16、データ配信網18は、たとえば、次のようなものである。第1および第2の通信網12,16は、インターネット、N−ISDN網、B−ISDN網といった、比較的少数の利用者の間で情報のやりとりを主に行う目的で構築された網を意味している。一方、データ配信網18は、CATV網や、地上波TV放送、衛星TV放送、FMラジオ放送といった、大多数の利用者に向けて情報の配信を主に行う目的で構築された網を意味している。図1では、情報転送装置10には、1つの家庭網20と、1つのデータ配信網18と、2つの通信網12,16が接続されているが、これらは、たとえば、家庭網20がIEEE1394網であり、データ配信網18がCATV網であり、第1の通信網12がインターネットであり、第2の通信網16が電話網である構成であって良い。
【0024】
図1では、情報転送装置10に接続される家庭網20を1つ、データ配信網18を1つ、通信網12,16を2つとする構成が示されているが、本発明はもちろんこれらの数の組み合わせに限定されるものではない。たとえば、近年、情報転送が比較的少ない数の利用者間で実施されるように構築されて来たインターネットで、大多数に向けられるTV放送を配信しようという議論が盛んである。この技術が適用される場合には、以下に説明する、本発明の情報転送装置10がデータ配信網18および第1の通信網12それぞれに期待している機能の両方が、単一のインターネット上で実現されていると考えれば良い。
【0025】
また、本発明の情報転送装置10は、必ずしも2つの通信網12,16に接続する必要もない。たとえば、以下に説明する、本発明の情報転送装置10が第1および第2の通信網12,16それぞれに期待している機能の両方が、単一のインターネットもしくは電話網上で実現されている場合であっても本発明は適用可能である。
【0026】
本発明の情報転送装置10に接続される家庭網20も複数存在しても、もちろん構わない。家庭網20は、テレビ、ビデオ録画再生装置、家庭用ビデオカメラ、パソコンなどへの接続網を示しており、具体的には、たとえば、無線LANや、IEEE1394バスなどで接続された機器または機器群を指している。また、本発明の情報転送装置10とこれらの機器のいくつかとが、物理的に一体となった複合機器も存在し得るが、その場合であっても、本発明は有効に作用する。なぜなら、その複合機器の機能は、図1に示すように、家庭網20に接続された機能と情報転送装置10の機能とに、論理的には、分離することが可能だからである。
【0027】
図1の情報転送装置10は、通信インターフェース105を介して、第1の通信網12に接続しているが、通信インターフェース105に替えて、他の網16,18,20と同様、通信モジュール102を利用して、第1の通信網12に接続するように構成しても、もちろん構わない。図2は、本発明に係る情報転送装置の他の構成を示すブロック図である。図2の情報転送装置10aでは、ソケット108−5に接続された通信モジュール102−4を介して、第1の通信網12に接続している。
【0028】
本発明に係る情報転送装置10では、上述したように、プログラマブルロジック素子101に、ソケット108を介して、通信モジュール103を接続する。このため、種々の信号レベル、たとえば、TV放送のRF信号、アナログ電話のモデム信号、IEEE1394の信号といった、種々の形式のアナログ信号を扱う情報転送装置10を容易に実現することができる。
【0029】
また、本発明の情報転送装置10は、アナログ信号を扱う部分を通信モジュール103によって実現するので、特殊なアナログ信号処理が必要となる無線通信方式、たとえば、Bluetoothや、IEEE802.11無線LAN、また、たとえば、W−CDMAや、cdma2000といった、いわゆる次世代セルラ、等も収容可能である。
【0030】
2.情報転送装置の情報転送動作
次に、本発明に係る情報転送装置10の情報転送動作について説明する。ここでは、データ配信網18あるいは第2の通信網16と、家庭網20との間で情報をやり取りする際の、情報転送装置10の動作について3つの実施例で説明する。
【0031】
2−1.第1の実施例
図3は、本発明に係る情報転送装置10の機能構成例を示すブロック図であり、図1の情報転送装置10が、地上波TV放送であるデータ配信網18から受け取った情報、たとえば、TV放送番組を、家庭網20内部での視聴の目的で、IEEE1394である家庭網20に送出する場合を示している。
【0032】
図3に示すように、この情報転送装置10では、データ配信網18および家庭網20それぞれに対応して、通信モジュール102−2および102−1がプログラマブルロジック素子101に接続されている。もちろん、図1に示したように、通信モジュール102−1はソケット108−2を介して、通信モジュール102−2はソケット108−1を介して、それぞれプログラマブルロジック素子101に接続されている。
【0033】
図3において、通信モジュール102−2は、チューナ機能10221と、MotionJPEGキャプチャ機能10222と、から構成されている。チューナ機能10221は、外部、ここでは、データ配信網(地上波TV放送)18から入力されたRF信号をNTSC信号に変換する機能を有している。また、MotionJPEGキャプチャ機能10222は、チューナ機能10221から出力されたNTSC信号を、MotionJPEGと呼ばれる画像符号化方式にしたがって、ディジタル情報として出力する機能を有している。一方、通信モジュール102−1は、IEEE1394プロトコル処理機能10211から構成されている。また、プログラマブルロジック素子101には、MotionJPEG→MPEG2トランスコーダ機能10101が少なくとも含まれている。
【0034】
本発明に係る情報転送装置10では、情報転送装置10の外部からプログラマブルロジック素子101をプログラムすることで、利用者が要求する種々の機能を実現することができる。図3の場合、プログラマブルロジック素子101には、MotionJPEG→MPEG2トランスコーダ機能10101がプログラムされている。プログラマブルロジック素子101にプログラムされる機能は、たとえば、家庭網(IEEE1394)20の先に接続された機器、ここでは、TV番組を視聴するためのTVセットが標準的に受け付ける符号化方式や、利用者が所有している複数の通信モジュール102が有する機能等に応じて、利用者が選択することになる。なお、図3のMotionJPEG→MPEG2トランスコーダ機能10101は、所定の著作権保護方式を含んでいても良い。
【0035】
さらに、プログラマブルロジック素子101にプログラムされる機能は、外部の設計業者から購入した設計データ、いわゆる半導体IPで構築することも可能である。この場合、たとえば、図3では、通信モジュール102−2のMotionJPEGキャプチャ機能10222が出力する信号方式と、プログラマブルロジック素子101のMotionJPEG→MPEG2トランスコーダ機能10101が入力として受け付け可能な信号形式と、が異なってしまう場合が起こり得る。このような場合には、これらの信号形式を合わせる第1の整合化回路機能10102をさらにプログラマブルロジック素子101の機能として含ませれば良い。同様に、MotionJPEG→MPEG2トランスコーダ機能10101が出力する信号形式と、IEEE1394プロトコル処理機能10211が入力する信号形式とが異なる場合、これらの信号形式を合わせる第2の整合化回路機能10103をさらにプログラマブルロジック素子101の機能としてプログラムすれば良い。
【0036】
このように、この第1の実施例によれば、内蔵されたプログラマブルロジック素子101に、必要に応じて選択的に機能をプログラムすることが可能となる。したがって、従来のハードウェアベースの実装技術による場合のように、必要になると想定される全ての機能をあらかじめ準備しておく必要はない。このため、ハード量の大幅な減少、および、それに伴う消費電力の低減を実現することができる。また、利用者の選択によってプログラマブルロジック素子101をプログラムするので、利用者それぞれに異なる所望の機能を提供することが可能になる。特に、低消費電力であるという特質は、家庭内に導入される機器には非常に好ましいものである。さらに、本発明の情報転送装置10が設計された後に開発された画像符号化方式に対応しなければならなくなった場合であっても、新たに開発された画像符号化方式を実現するようプログラマブルロジック素子101をプログラムすれば対応可能である。
【0037】
一方、従来のソフトウェアベースの実装技術による場合とは異なり、この第1の実施例によれば、たとえば、図3に示すように、必要となる機能を順次カスケードに接続する形式で必要となる機能群を提供することができる。このため、システム全体の動作周波数を劇的に低減することが可能になる。したがって、安価な実装技術を適用可能とし、システム全体の実装コストを低減化し、また、動作周波数の低減によって消費電力を低く抑えることができるという顕著な効果を得ることができる。このことは、上記と同様、家庭内に導入される機器として非常に好ましい特質である。
【0038】
なお、通信モジュール102による機能の実現は、ハードウェアベースによる実装、ソフトウェアベースによる実装、あるいは、プログラマブルロジック素子ベースによる実装のいずれによるものであっても構わない。さらに、これらの組み合わせによって実現してももちろん良い。
【0039】
2−2.第2の実施例
図4は、本発明に係る情報転送装置10の機能構成例を示すブロック図であり、具体的には、図1および図3に示した情報転送装置10が、さらに、第2の通信網(アナログモデム経由のインターネット)16に接続している場合を示している。図4では、インターネット16に対して接続する端末は、家庭網(IEEE1394)20に接続されている。
【0040】
図4に示すように、この情報転送装置10では、さらに、モデム機能10231を有する通信モジュール102−3がプログラマブルロジック素子101に接続されている。そして、プログラマブルロジック素子101には、さらに、IPプロトコル処理機能10104、IPover1394プロトコル処理機能10105、および、情報振り分け機能10106が追加されている。IPプロトコル処理機能10104は、IPプロトコルを処理する機能を有し、半導体IPで構築しても良い。そして、半導体IPの受け付ける信号形式とモデム機能10231の信号形式が異なる場合には、それらを合わせるための第3の整合化回路10107を設けても良い。また、IPover1394プロトコル処理機能10105は、IEEE1394プロトコルのサービスデータユニットを処理する機能であり、1394プロトコルに運ばれるIPパケットとIPレイヤのパケットとの間のフォーマット変換を行う機能である。情報振り分け機能10106は、IEEE1394プロトコルのサービスデータユニットのレベルで、データ配信網(地上波TV放送)18側から流れてくる画像情報と、第2の通信網(アナログモデム経由のインターネット)16−家庭網(IEEE1394)20に接続された端末間でやり取りされるIPパケット流と、を合流/分流し、IEEE1394プロトコル処理機能10211に渡す役割を果たしている。
【0041】
この第2の実施例によれば、たとえば、家庭網(IEEE1394)20上の複数の端末がそれぞれ、ある端末では地上波TV放送18を視聴し、別の端末ではインターネット16へのアクセスを行う、といったことが実現可能となる。
【0042】
2−3.第3の実施例
図5は、本発明に係る情報転送装置10の機能構成例を示すブロック図であり、具体的には、図4に示した情報転送装置10に、さらに、MPEG2→MPEG4トランスコーダ機能10301を有する拡張モジュール103が、プログラマブルロジック素子101の拡張機能として、追加されている場合を示している。図5の例は、家庭網(IEEE1394)20に接続されたIEEE1394端末から送出されるMPEG2動画像を、MPEG2→MPEG4トランスコーダ機能10301によってMPEG4形式に変換した後、第2の通信網(アナログモデム経由のインターネット)16に送出する例である。
【0043】
当然のことながら、図1のプログラマブルロジック素子101にプログラム可能な機能の数には限りがある。このため、本発明に係る情報転送装置10では、プログラマブルロジック素子101に拡張モジュール103の接続を可能としている。そして、その接続によって、プログラマブルロジック素子101に機能追加の余裕がない場合であっても、新たな機能の追加を実現することができる。たとえば、上記の図5の例では、プログラマブルロジック素子101に、MPEG2→MPEG4トランスコーダ機能10301を持つ拡張モジュール103を接続することで、プログラマブルロジック素子101にトランスコーダ機能10301を追加している。
【0044】
なお、図5において、MPEG2→MPEG4トランスコーダ機能10301が受け付ける信号形式と情報振り分け機能10106が受け付ける信号形式とが異なる場合には、整合化回路機能10108を追加すれば良い。また、拡張モジュール103による機能の実現は、ハードウェアベースによる実装、ソフトウェアベースによる実装、あるいは、プログラマブルロジック素子ベースによる実装のいずれによるものであっても構わない。さらに、これらの組み合わせによって実現してももちろん良い。
【0045】
このように、本発明に係る情報転送装置10は、リコンフィギュア可能なプログラマブルロジック素子101を内蔵し、そのコンフィギュレーションデータを更新することで、利用者が要求する、各種の機能を自由に実現することができる。
【0046】
また、プログラマブルロジック素子101に通信モジュール102を接続することで、プログラマブルロジック素子101が提供していない論理レベルで情報のやり取りを行っている通信網との接続が可能となる。
【0047】
さらに、プログラマブルロジック素子101に拡張モジュール103を接続することで、必要に応じて利用者が情報転送装置10の能力を増強することができる。
【0048】
(第1の実施の形態)
次に、本発明の第1の実施の形態について説明する。この第1の実施の形態は、図1および図2に示した本発明に係る情報転送装置10の機能更新方法に係るものであり、具体的には、情報転送装置10のプログラマブルロジック素子101および必要に応じて通信モジュール102や拡張モジュール103に対して所望の機能をプログラムする方法に関するものである。特に、この第1の実施の形態は、情報転送装置10の内部で、プログラマブルロジック素子1010等のコンフィギュレーションデータを作成する例である(ローカルで論理合成する機能更新方法)。
【0049】
図6は、本発明の第1の実施の形態に係る機能更新方法の処理手順を示すフローチャートである。図6に示すように、情報転送装置10に電源が投入されると(ステップS101)、まず最初に、情報転送装置10の制御部104は、プログラマブルロジック素子101のソケット108それぞれに接続されている通信モジュール102および拡張モジュール103の種別を参照し、情報転送装置10の構成を把握する(ステップS102)。
【0050】
ここで、制御部104は、たとえば、周知のマイクロプロセッサシステムから構成される。また、通信モジュール102および拡張モジュール103の種別は、たとえば、各モジュール102,103それぞれに設けられたレジスタに保持される。制御部104は、それぞれのレジスタによって、各モジュール102,103の種別を取得することができる。この取得は、たとえば、図1の制御信号Aを介して、実行されることになる。
【0051】
次に、制御部104は、情報転送装置10のローカル構成DB106を参照する(ステップS103)。ローカル構成DB106には、情報転送装置10に接続されているモジュール102,103の種別に関する情報と、プログラマブルロジック素子101にプログラムされるコンフィギュレーションデータと、を少なくとも含む構成情報が格納されている。また、必要に応じて、プログラマブルロジック素子101のコンフィギュレーションデータを作成するための、各種の半導体IPに関する情報も、ローカル構成DB106に格納される。プログラマブルロジック素子101に書き込まれるコンフィギュレーションデータは、たとえば、VHDL、verilog−HDL、といったハードウェア記述言語によって表現される。
【0052】
ここで、ローカル構成DB106は、たとえば、ハードディスク、フラッシュメモリ、CD−R、DVD−RAM、フロッピーディスクといった書き込み可能な記憶デバイスや、CD−ROMやDVD−ROMといった読み出し専用の記憶デバイスなどで構成される。もちろん、本発明は、ローカル構成DB106の具体的な種類によって限定されるものではない。
【0053】
次に、制御部104は、ステップS102で把握された構成と、ステップS103でローカル構成DB106から読み込まれた構成情報と、を比較する。そして、その比較結果に基づいて、制御部104は、情報転送装置10に含まれている通信モジュール102および拡張モジュール103の構成・種別が、前回の電源断時から変更されているか否かを判断する(ステップS104)。そして、構成に変更がなければ(ステップS104NO)、制御部104は、ローカル構成DB106内のコンフィギュレーションデータを読み込み、そのコンフィギュレーションデータをプログラマブルロジック素子101にプログラムする。また、必要に応じて、通信モジュール102や拡張モジュール103に対してもプログラミングを実行する(ステップS105)。
【0054】
そして、プログラマブルロジック素子101、通信モジュール102、拡張モジュール103のプログラミングが終了すると、本発明に係る情報転送装置10は、プログラムされた機能に応じて、所定の通常動作を実施する状態へと移行する(ステップS106)。
【0055】
一方、前回の電源断時から構成に変更があった場合(ステップS104YES) 、および、通常動作状態中に利用者による新たな機能変更の要求があった場合(ステップS107YES)、制御部104は、プログラマブルロジック素子101等の機能を更新する。このため、制御部104は、新たなコンフィギュレーションデータの獲得を実行する(ステップS108)。そして、ステップS105に戻り、新たに獲得したコンフィギュレーションデータを、制御部104は、再び、プログラマブルロジック素子101等にプログラムすることになる。
【0056】
ここで、利用者による機能変更の要求(ステップS107YES)を制御部104に通知する方法としては、たとえば、情報転送装置100の筐体にスイッチを設け、利用者によるスイッチ操作によって制御部104に通知する方法が考えられる。また、利用者が新しい通信モジュール102を購入した場合には、電源投入された情報転送装置10への、その通信モジュール102の接続操作によって、利用者による機能変更の要求があったものと見なせば良い。この際、たとえば、新規の通信モジュール102または拡張モジュール103がソケット108に挿入されると、制御信号Aを介して、制御部104にその接続、およびモジュール102,103の種別が自動的に送信されるような構成とすれば良い。
【0057】
次に、図6のステップS108の処理手順について説明する。上述したように、新規の通信モジュール102、新規の拡張モジュール103がソケット108に挿入された場合や、利用者から機能変更が要求された場合には、新しいコンフィギュレーションデータの獲得処理が実行される。本発明の第1の実施の形態に係る機能更新方法では、情報転送装置10が保持するローカル構成DB(情報転送装置10に挿入されたCD−ROMやメモリカード等のメディアを含む。)106内に格納された半導体IPライブラリの中から、利用者の要求する機能を実現できる半導体IPを選択し、それらを連結することで、プログラマブルロジック素子101等のコンフィギュレーションデータを作成する。このため、情報転送装置10の利用者は、柔軟に必要な機能を選択することができる。ちなみに、後述する第2の実施の形態は、第2の通信網12を介して情報転送装置10に接続されたサービスセンタ14内のリモート構成DB142内に格納された半導体IPライブラリを利用する例である。
【0058】
図7は、本発明の第1の実施の形態に係る機能更新方法における、図6のステップS108の処理手順を示すフローチャートである。図7に示すように、制御部104は、まず、ローカル構成DB106内に格納されている半導体IPの名称の一覧を作成し(ステップS201)、その一覧を利用者に提示する(ステップS202)。半導体IPの名称提示は、たとえば、アイコンを用いて行なえば良い。また、その提示の際、半導体IPの属性、たとえば、機能、性能、価格、半導体IPベンダのWebページへのリンク、なども同時に表示されるようにすれば良い。より多くの情報を提供することで、利用者は半導体IPの選択を容易に実施することができる。また、たとえば、以前に購入済みの半導体IPのうち、価格面でメリットがあるものがあれば、そのことを示せば良い。さらに、通信網からダウンロード可能な半導体IPのリストを提示してもよい。この場合、利用者によって選択された半導体IPは、通信網を介して、ローカル構成DB106にダウンロードされることになる。
【0059】
ここで、上記のステップS201での半導体IPの名称一覧作成の際、その作成の時点でソケット108に挿入されている通信モジュール102の種別に対応して、使用可能な半導体IPの名称のみを表示するようにすれば良い。不要な半導体IPの名称は利用者に提示しないことで、利用者が簡便に機能を選択することが可能になる。
【0060】
また、半導体IPの名称の一覧の提示は、具体的には、たとえば、次のように行なえば良い。まず、制御部104が、ローカル構成DB106に含まれる半導体IPの名称の一覧をHTMLデータとして、家庭網20に接続されたパーソナルコンピュータ(図示せず)に転送する。そして、利用者は、そのパーソナルコンピュータに搭載されたインターネットブラウザを用いて、そのHTMLデータを閲覧する。なお、当然のことながら、半導体IPの名称の一覧の提示方法は、本発明の有効性に何等影響を与えるものではない。
【0061】
次に、半導体IPの名称の一覧の提示を受けた利用者は、必要とする半導体IPそれぞれの名称を選択し、さらに、選択された半導体IP間の接続関係を規定する。そして、それらを制御部104に通知する(ステップS203)。もちろん、使用する半導体IPの名称およびそれらの接続関係が自動的に判断可能な場合には、ステップS203の処理は利用者の介在なしに実施することも可能である。また、使用する半導体IPの名称から、それらの接続関係が自動的に判断可能な場合には、ステップS203において、利用者は接続関係は指定せず、半導体IPの名称のみ指定すれば良い。利用者による、半導体IPの間の接続関係の規定は、たとえば、家庭網20上のパーソナルコンピュータの画面のウィンドウ上で行なえば良い。利用者が選択した半導体IPに対応するボックスを表示し、利用者がそのウィンドウ上で、表示されたボックス間に線を引く、といった、CADによるLSI設計時によく採られる手法を用いれば良い。パーソナルコンピュータは、利用者により引かれた線により規定された半導体IP間の接続関係を、以降の処理に適した形式に変換し、制御部104に通知することになる。さらに、利用者による、使用する半導体IPの名称やその間の接続関係の規定は、情報転送装置10の制御部104が簡便な入出力装置、たとえば小画面のLCDディスプレイとテンキー、を持っているならば、これらの入出力装置を用いて行っても良い。
【0062】
次に、制御部104は、必要とされる半導体IPの名称群およびこれらの接続関係の通知を受け取ると、まず、対応する半導体IPをローカル構成DB106から取り出し、次に、取り出した半導体IPを通知された接続関係にしたがってまとめ、新しいコンフィギュレーションデータを作成する(ステップS204)。このコンフィギュレーションデータの作成方法は、使用しているプログラマブルロジック素子101を供給するベンダによって規定された論理合成の方法であって構わない。
【0063】
次に、制御部104は、上記のステップS204で作成されたコンフィギュレーションデータが実際に使用可能であるか否かを判定する(ステップS205)。その判定には、たとえば、次の判定基準が利用される。
【0064】
(a)接続された半導体IP間で、その入出力の信号形式が一致しているか否か。
【0065】
(b)選択された半導体IPとその接続関係との間に何らかの矛盾があるか否か。
【0066】
(c)期待する周波数で動作するか否か。
【0067】
(d)作成されたコンフィギュレーションデータの規模がプログラマブルロジック素子101に書き込むには大きすぎるか否か。
【0068】
そして、上記の(a)乃至(d)のような判定基準に基づいて、作成されたコンフィギュレーションデータは使用不可能である判定されると(ステップS205NO)、再び、上記のステップS202に戻ることになる。
【0069】
ここで、たとえば、上記の(a)の判定基準によって使用不可能であると判定されたとする。この場合、制御部104は、利用者にそのことを通知し、半導体IPの名称群およびこれらの接続関係の再度の規定(ステップS203)を促しても良い。あるいは、入出力の信号形式が一致しない半導体IPの間に整合化回路機能を自動的に論理合成し、それらの間に配置しても構わない。この自動的な論理合成方法は、たとえば、米国Y Explorations, Inc社が提唱している方法であって構わない。
【0070】
また、上記の(b)の判定基準によって使用不可能であると判定された場合においても、そのことを利用者に通知し、半導体IPの名称群およびこれらの接続関係を規定し直すように促すのが望ましい。
【0071】
さらに、上記の(d)の場合には、制御部104は、その旨を利用者に通知し、選択する半導体IPを減らして、再度、半導体IPの名称群およびこれらの接続関係を規定するか、もしくは拡張モジュール103を新たにソケット108に挿入するように促すのが望ましい。
【0072】
一方、コンフィギュレーションデータが正常に作成できれば(ステップS205YES)、新しいコンフィギュレーションデータの獲得に必要な一連の手続は終了する。
【0073】
なお、上記のステップS203で、新たに半導体IPを獲得した場合には、その半導体IPをローカル構成DB106に蓄積するようにすることが望ましい。それにより、次回以降にコンフィギュレーションデータを作成する際、その半導体IPを再利用でき、同じ半導体IPを何度も購入するといった無駄を省くことができる。
【0074】
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。上記の第1の実施の形態では、新しいコンフィギュレーションデータ獲得処理の際には(図6のステップS108)、情報転送装置10の内部で新しいコンフィギュレーションデータの作成を実行していたが、この第2の実施の形態では、情報転送装置10の外部、つまり、情報転送装置10から離れた遠隔地で、この第2の実施の形態では、サービスセンタ14で、プログラマブルロジック素子101等に書き込まれる新しいコンフィギュレーションデータを作成する例である(リモートで論理合成し、コンフィギュレーションデータをダウンロードする機能更新方法)。
【0075】
本発明に係る情報転送装置10は、主として、家庭に導入される機器であると想定している。このため、この情報転送装置10に内蔵されるローカル構成DB106に、大規模なDBを採用することは現実的ではない。したがって、当然、ローカル構成DB106に含まれる半導体IPライブラリの規模も小さいものとなってしまう。
【0076】
一方、たとえば、MPEG2のエンコード処理といった、比較的大きな規模の半導体IPを必要とする機能を利用者が要求することも考えられる。
【0077】
そこで、本発明の第2の実施の形態では、情報転送装置10のプログラマブルロジック素子101等にプログラムされる新規のコンフィギュレーションデータの作成を、情報転送装置10の外部に配置されたサービスセンター14の内部で実行する。そして、コンフィギュレーションデータ作成後、そのデータを情報転送装置10にダウンロードし、プログラマブルロジック素子101等に対するプログラミングを実施する。
【0078】
図8および図9は、本発明の第2の実施の形態に係る機能更新方法における、図6のステップS108の処理手順を示すフローチャートである。図8に示すように、まず最初に、制御部104は、通信インターフェース105および第1の通信網12を経由して、サービスセンタ14内の処理部141にアクセスする。そして、アクセス時における情報転送装置10の構成情報を、情報転送装置10に固有の装置識別子に関連付けて、処理部141に通知する(ステップS301)。同時に、情報転送装置10の利用者に、自分の利用者識別子およびオーセンティケーション情報、たとえば、パスワード、を通知させるようにするのが望ましい。
【0079】
次に、サービスセンタ14の処理部141は、通知された利用者識別子とオーセンティケーション情報を参照し、このアクセスが正当なものであるか確認する(ステップS302)。そして、通知された利用者識別子およびオーセンティケーション情報が登録されていなければ、つまり、不当なアクセスであれば(ステップS302NO)、処理部141は、制御部104からのアクセスを許可せず(ステップS303)、ここで終了する。
【0080】
一方、通知された利用者識別子およびオーセンティケーション情報が登録されていれば、つまり、正当なアクセスであれば(ステップS302YES)、続いて、処理部141は、通知された構成情報を参照し、サービスセンタ14内のリモート構成DB142内に格納されている半導体IPの中から使用可能なものを選択する。そして、選択した半導体IPの名称の一覧を作成する(ステップS304)。処理部141は、作成した一覧を、第1の通信網12、通信インターフェース105を経由して、制御部104に送付する(ステップS305)。この送付先は、先に通知された情報転送装置10の装置識別子によって、特定されることになる。
【0081】
次に、制御部104は、送付された一覧を利用者に提示する(ステップS306)。ここで、一覧の提示は、上記の第1の実施の形態の場合と同様の方法で行なえば良い。
【0082】
次に、半導体IPの名称の一覧が提示されると、利用者は、必要とする機能を実現する半導体IPそれぞれの名称を選択し、さらに、選択された半導体IP間の接続関係を規定し、制御部104に通知する(ステップS307)。使用する半導体IPの名称およびそれらの接続関係が自動的に判断可能な場合には、ステップS307の処理は利用者の介在なしに実施できる。この場合、利用者の操作を簡略化することができる。また、使用する半導体IPの名称から、それらの接続関係が自動的に判断可能な場合には、ステップS307において、利用者は接続関係は指定せず、半導体IPの名称のみ指定すれば良い。
【0083】
次に、制御部104は、必要とされる半導体IPの名称群およびこれらの接続関係の通知を受け取ると、それらを通信インターフェース105および第1の通信網12を経由して、サービスセンタ14内の処理部141に送付する(ステップS308)。そして、処理部141は、受け取った半導体IPの名称群およびそれらの接続関係から、必要な半導体IPをリモート構成DB142から取り出し、これらを利用者が指定した接続関係にしたがって接続し、新しいコンフィギュレーションデータを作成する(ステップS309)。このコンフィギュレーションデータの作成方法は、第1の実施の形態における、ローカル構成DB106内の半導体IPライブラリを使用した場合と同様の方法であって良い。
【0084】
その後、処理部141は、作成したコンフィギュレーションデータが正常に使用可能であるか否かを判定する(ステップS310)。ここで、上記のステップS301で制御部104から通知される構成情報に、プログラマブルロジック素子101の規模を示す情報が含まれていれば、処理部141は、次のような対応が可能となる。すなわち、新規のコンフィギュレーションデータの規模が大きく、プログラマブルロジック素子101に書き込むことができない場合、上記のステップS306に戻り、利用者に対して、再度必要とする半導体IPの選択、および、それらの接続関係を規定し直すことを促すことができる。
【0085】
処理部141は、コンフィギュレーションデータが正常に作成されていた場合(ステップS310YES)、情報転送装置10の制御部104に、作成したコンフィギュレーションデータを、第1の通信網12および通信インターフェース105を経由して送付する(ステップS311)。そして、制御部104は、新しいコンフィギュレーションデータを受信し(ステップS312)、サービスセンタ14を利用した新しいコンフィギュレーションデータの獲得の一連の動作が終了する。
【0086】
ここで、図9のステップS313における課金処理について説明する。利用者の要求により使用された半導体IPに関して、その著作権者から使用料の請求を受ける場合があり得る。通常、サービスセンタ14のリモート構成DB142は、半導体IPの使用料(または価格)を累積するデータエントリを、各利用者ごとに登録している。そこで、情報転送装置10の制御部104に新規のコンフィギュレーションデータをダウンロードした後(図9のステップS311およびS312)、このデータエントリに、著作権者から請求された使用料を加算し、記録するようにすれば良い。こうしておけば、サービスセンタ14は、その記録を参照することで、新規のコンフィギュレーションデータ作成のために使用された半導体IPの使用料も徴収することが可能となる。また、半導体IPの使用料は、各利用者に対して、合計額のみを請求するだけでなく、利用履歴を保存しておき、その明細も提示するようにすれば良い。利用者とデータエントリとの対応付けは、上記のステップS301で処理部141に通知される、各利用者それぞれが有する利用者識別子に基づいて実行すれば良い。
【0087】
また、各利用者が利用料を払った半導体IPの名称を、サービスセンタ14で記録しておいても良い。半導体IPの著作者がその再利用を許している場合に、再度コンフィギュレーションデータを作成するとき、すでに利用料を払っている半導体IPを記録しておけば、再度使用料を徴収することなくその半導体IPを使用できる。
【0088】
以上説明したように、本発明に係る情報転送装置によれば、プログラマブルロジック素子の回路構成を論理合成することで、情報転送装置の購入後であっても、利用者はその構成を変更することができる。このため、本発明は、バリエーションが非常に多く、それに応じた多品種少量の製品を販売することが商業的に困難であるカテゴリの装置の実現方法として特に有効に作用する。たとえば、順次必要な機器を購入していくことになる家庭環境では、ネットワーキングを行うすべての機器が持つ機能が、ある標準のあるバージョンに準拠するということは考えにくい。こういった環境の機器を接続する情報転送装置の構成方法として、本発明は有効である。
【0089】
また、一度購入した半導体IPを情報転送装置の構成を変更した後でも有効に活用できることも本発明の大きな利点である。本発明により、利用者は少ししか違わないコンフィギュレーションデータをいくつも購入する必要がないという利点がある。
【0090】
(その他の実施の形態)
以上、本発明者らによって成された発明を記載したが、この開示の一部をなす論述および図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例および運用技術が明らかとなろう。
【0091】
たとえば、上記の第1および第2の実施の形態では、利用者等からの機能変更要求に応じて、情報転送装置10内部またはサービスセンタ14で、新規のコンフィギュレーションデータを作成する場合について説明したが、あらかじめ準備されたコンフィギュレーションデータを情報転送装置10のプログラマブルロジック素子101に書き込むだけで十分な場合もあり得る。そこで、本発明に係る情報転送装置10を、オンデマンドに論理合成したコンフィギュレーションデータと、あらかじめ準備されたコンフィギュレーションデータと、を使い分ける構成としても良い。たとえば、工場出荷状態用や最小構成状態用のコンフィギュレーションデータを、CD−ROMなどであらかじめ準備し、購入直後や動作不良時に、そのコンフィギュレーションデータを使用するようにしても良い。
【0092】
また、上記の図2で示した本発明に係る情報転送装置10aでは、図1の情報転送装置10の通信インターフェース105に替えて、差し替え可能な通信モジュール102−4を採用している。このため、サービスセンタ14との間で通信するための通信網や通信方式の変更に対して、通信モジュール102−4や、プログラマブルロジック素子101のコンフィギュレーションデータの変更だけで柔軟に対応できるという利点を有している。ここで、この情報転送装置10aの場合、サービスセンタ14から新規のコンフィギュレーションデータAをダウンロードするためには、まず、サービスセンタ14と接続するためのコンフィギュレーションデータBを取得する必要がある。このため、この場合には、上述したように、コンフィギュレーションデータBとして、あらかじめ準備された工場出荷状態用コンフィギュレーションデータや、CD−ROMなどで配布されたコンフィギュレーションデータを利用すれば良い。
【0093】
さらに、ここで開示した実施例では、情報転送装置10を家庭網に組み込まれる機器としていたが、本発明の情報転送装置10は、特にこれに限られるわけではない。たとえば、携帯電話機の構成方法として、ここで開示した実施例のように、単一もしくは複数の通信モジュール102をプログラマブルロジック素子101にて接続するといった場合にも本発明は有効に作用する。たとえば、通信モジュール102として、W−CDMAとBluetoothを採用し、これらの間をプログラマブルロジック素子101にて接続すれば、W−CDMAから受け取った情報をBluetooth側に転送するとき、その情報源符号化や情報転送プロトコルの変換をプログラマブルロジック素子101にて実行でき、ソフトウェアで実行する場合に比べて高速に実行でき、かつ消費電力を削減できる。また、ハードウェアで実行する場合に比べれば、ここで開示した機能更新方法に従えば、携帯電話側で、その時点でキャリアから提供されているサービスの全てに対応するための論理回路を準備しておく必要がなくなるので、携帯電話の低消費電力化、および小型化に貢献すると共に、個々のユーザの携帯電話をユーザの好みに応じてカスタマイズでき、ユーザの満足感が向上する。
【0094】
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を包含するということを理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ限定されるものである。
【0095】
【発明の効果】
本発明によれば、新規の情報源/情報サービス/プロトコルに対応できる柔軟性、および、一般家庭への導入のためには非常に重要な事柄である低消費電力性、を両立させた情報転送装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報転送装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る情報転送装置の他の構成を示すブロック図である。
【図3】図1の情報転送装置10の機能構成例を示すブロック図であり、図1の情報転送装置10が、データ配信網18から受け取った情報を家庭網20に送出する場合を示すものである。
【図4】図1の情報転送装置10の機能構成例を示すブロック図であり、図1および図3に示した情報転送装置10が、さらに、第2の通信網に接続している場合を示すものである。
【図5】図1の情報転送装置10の機能構成例を示すブロック図であり、図4に示した情報転送装置10に、さらに、拡張モジュール103が、プログラマブルロジック素子101の拡張機能として、追加されている場合を示すものである。
【図6】本発明の第1および第2の実施の形態に係る機能更新方法の処理手順を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る機能更新方法における、図6のステップS108の処理手順を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る機能更新方法における、図6のステップS108の処理手順を示すフローチャートである(その1)。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る機能更新方法における、図6のステップS108の処理手順を示すフローチャートである(その2)。
【符号の説明】
10,10a 情報転送装置
12 第1の通信網
14 サービスセンタ
16 第2の通信網
18 データ配信網
20 家庭網
101,101a プログラマブルロジック素子
102−1,102−2,102−3,102−4 通信モジュール
103 拡張モジュール
104 制御部
105 通信インターフェース(通信I/F)
106 ローカル構成データベース(ローカル構成DB)
107 バス
108−1,108−2,108−3,108−4,108−5 ソケット
141 処理部
142 リモート構成データベース(リモート構成DB)
10221 チューナ機能
10222 MotionJPEGキャプチャ機能
10101 MotionJPEG→MPEG2トランスコーダ機能
10102,10103,10107 整合化回路機能
10104 IPプロトコル処理機能
10105 IPover1394プロトコル処理機能
10106 情報振り分け機能
10301 MPEG2→MPEG4トランスコーダ機能

Claims (18)

  1. 論理構成データの書き込みによる論理構成の再設定が可能で、2つ以上の異なる網間でデータをやり取りするための各種の機能を実現する論理素子部と、
    前記論理素子部に接続され、各種の網とデータ通信できるように各種の通信プロトコルを実行可能な、少なくとも1つの通信プロトコル実行部と、
    前記論理構成データを構築するためにあらかじめ用意された複数の回路ブロックデータを格納する格納部と、
    前記論理素子部の再設定時に、前記論理素子部の機能更新が必要である場合には、前記複数の回路ブロックデータの中で前記通信プロトコル実行部が使用可能である回路ブロックデータの一覧を作成し、前記一覧から選択された回路ブロックデータを前記格納部から取得し、該取得された回路ブロックデータを含む新規の論理構成データを作成し、該新規の論理構成データを前記論理素子部に書き込む制御部
    とを具備することを特徴とする情報転送装置。
  2. 前記論理素子部に接続され、前記論理素子部の機能に組み込み可能な拡張機能を実現する、少なくとも1つの拡張機能実現部を、さらに具備することを特徴とする請求項1に記載の情報転送装置。
  3. 前記格納部は、前記論理素子部に接続された通信プロトコル実行部および拡張機能実現部それぞれに関する情報を含む、随時更新可能な、前記情報転送装置の構成情報を、さらに含み、
    前記制御部は、前記論理素子部の再設定時における前記情報転送装置の構成と、最後に更新された前記情報転送装置の構成とが異なる場合に、前記新規の論理構成データを作成することを特徴とする請求項2に記載の情報転送装置。
  4. 前記制御部は、前記論理素子部の機能変更が利用者から要求された場合に、前記新規の論理構成データを作成することを特徴とする請求項2に記載の情報転送装置。
  5. 論理構成データの書き込みによる論理構成の再設定が可能で、2つ以上の異なる網間でデータをやり取りするための各種の機能を実現する論理素子部、および前記論理素子部に接続され、各種の網とデータ通信できるように各種の通信プロトコルを実行可能な、少なくとも1つの通信プロトコル実行部を含む情報転送装置の機能更新方法であって
    前記論理素子部の再設定時に、前記論理素子部の機能更新が必要であるか否かを判定する工程と、
    前記論理素子部の機能更新が必要である場合に、前記情報転送装置の内部にあらかじめ保持された複数の回路ブロックデータの中で前記通信プロトコル実行部が使用可能である回路ブロックデータの一覧を作成する工程と、
    前記一覧から選択された回路ブロックデータを取得し、該取得した回路ブロックデータから新規の論理構成データを前記情報転送装置の内部で作成する工程と、
    前記論理素子部への前記作成された新規の論理構成データの書き込みによって前記論理素子部の論理構成を再設定し、前記論理素子部の機能を更新する工程
    とを含むことを特徴とする情報転送装置の機能更新方法。
  6. 前記機能更新判定工程は、
    前記論理素子部の再設定時における前記情報転送装置の構成と、最後に更新された前記情報転送装置の構成とが異なっている場合に、前記論理素子部の機能更新が必要であると判断する工程、および、
    前記論理素子部の機能変更が利用者から要求された場合に、前記論理素子部の機能変更が必要であると判断する工程
    のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項5に記載の情報転送装置の機能更新方法。
  7. 前記情報転送装置は、前記論理素子部に接続され、前記論理素子部の機能に組み込み可能な拡張機能を実現する、少なくとも1つの拡張機能実現部を備え、
    前記情報転送装置の構成は、前記論理素子部に接続された通信プロトコル実行部および拡張機能実現部それぞれに関する情報を含み、かつ、随時更新可能である、ことを特徴とする請求項6に記載の情報転送装置の機能更新方法。
  8. 前記新規の論理構成データ作成工程と前記論理素子部の機能更新工程との間に、前記作成された新規の論理構成データを検証する工程を、さらに含むことを特徴とする請求項5に記載の情報転送装置の機能更新方法。
  9. 論理構成データの書き込みによる論理構成の再設定が可能で、2つ以上の異なる網間でデータをやり取りするための各種の機能を実現する論理素子部、および前記論理素子部に接続され、各種の網とデータ通信できるように各種の通信プロトコルを実行可能な、少なくとも1つの通信プロトコル実行部を含む情報転送装置の機能更新方法であって、
    前記論理素子部の再設定時に、前記論理素子部の機能更新が必要であるか否かを判定する工程と、
    前記論理素子部の機能更新が必要である場合には、前記情報転送装置の外部にあらかじめ用意された複数の回路ブロックデータの中で前記通信プロトコル実行部が使用可能である回路ブロックデータの一覧を作成する工程と、
    前記一覧から選択された回路ブロックデータを取得し、該取得された回路ブロックデータから新規の論理構成データを前記情報転送装置の外部で作成する工程と、
    前記作成された新規の論理構成データを、前記情報転送装置の外部から内部に送信する工程と、
    前記論理素子部への前記送信された新規の論理構成データの書き込みによって前記論理素子部の論理構成を再設定し、前記論理素子部の機能を更新する工程
    とを含むことを特徴とする情報転送装置の機能更新方法。
  10. 前記あらかじめ用意された複数の回路ブロックデータの保持および新規の論理構成データの作成は、通信回線を介して前記情報転送装置に接続された遠隔処理装置の内部で行なわれる、ことを特徴とする請求項に記載の情報転送装置の機能更新方法。
  11. 前記機能更新判定工程は、
    前記論理素子部の再設定時における前記情報転送装置の構成と、最後に更新された前記情報転送装置の構成とが異なっている場合に、前記論理素子部の機能更新が必要であると判断する工程、および、
    前記論理素子部の機能変更が利用者から要求された場合に、前記論理素子部の機能変更が必要であると判断する工程
    のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項に記載の情報転送装置の機能更新方法。
  12. 前記情報転送装置は、前記論理素子部に接続され、前記論理素子部の機能に組み込み可能な拡張機能を実現する、少なくとも1つの拡張機能実現部を備え、
    前記情報転送装置の構成は、前記論理素子部に接続された通信プロトコル実行部および拡張機能実現部それぞれに関する情報を含み、かつ、随時更新可能である、ことを特徴とする請求項11に記載の情報転送装置の機能更新方法。
  13. 前記新規の論理構成データ作成工程と前記新規の論理構成データ送信工程との間に、前記作成された新規の論理構成データを検証する工程を、さらに含むことを特徴とする請求項に記載の情報転送装置の機能更新方法。
  14. 前記新規の論理構成データ送信工程は、
    前記新規の論理構成データに含まれる回路ブロックデータの使用料を、利用者ごとに登録する工程と、該登録結果を参照して、利用者それぞれに対する課金処理を行なう工程と、を含むことを特徴とする請求項に記載の情報転送装置の機能更新方法。
  15. 論理構成データの書き込みによる論理構成の再設定が可能で、2つ以上の異なる網間でデータをやり取りするための各種の機能を実現する論理素子部と、前記論理素子部に接続され、各種の網とデータ通信できるように各種の通信プロトコルを実行可能な、少なくとも1つの通信プロトコル実行部と、前記論理素子部の再設定時に前記論理素子部の機能更新が必要である場合には、新規の論理構成データの作成要求を送出する制御部と、を有する情報転送装置と、
    前記論理構成データを構築するためにあらかじめ用意された複数の回路ブロックデータを格納する格納部と、前記新規の論理構成データの作成要求を受け取った場合には、前記複数の回路ブロックデータの一覧を作成し、利用者に選択された回路ブロックデータを前記格納部から取得し、該取得された回路ブロックデータを含む新規の論理構成データを作成する処理部と、を有する遠隔処理装置と、
    前記情報転送装置と前記遠隔処理装置との間に接続され、少なくとも前記制御部から送出される新規の論理構成データの作成要求前記作成された新規の回路構成データ、および前記一覧の受け渡しを行なう通信回線
    とを備え、前記制御部は、前記一覧から前記通信プロトコル実行部が使用可能である回路ブロックデータのみを前記利用者に提示することを特徴とする機能更新システム。
  16. 前記情報転送装置は、前記論理素子部に接続され、前記論理素子部の機能に組み込み可能な拡張機能を実現する、少なくとも1つの拡張機能実現部を、さらに有することを特徴とする請求項15に記載の機能更新システム。
  17. 前記情報転送装置は、前記拡張機能実現部それぞれに関する情報を含む、随時更新可能な、前記情報転送装置の構成情報を格納する格納部を、さらに有し、
    前記制御部は、前記論理素子部の再設定時における前記情報転送装置の構成と、最後に更新された前記情報転送装置の構成と、が異なっている場合に、前記新規の論理構成データの作成要求を送出することを特徴とする請求項16に記載の情報転送装置システム。
  18. 前記制御部は、前記論理素子部の機能変更が利用者から要求された場合に、前記新規の論理構成データの作成要求を送出することを特徴とする請求項15に記載の機能更新システム。
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