JP3664711B2 - トンネル覆工内面への耐火板取付構造 - Google Patents
トンネル覆工内面への耐火板取付構造 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばシールドトンネル等のトンネル覆工内面への耐火板取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えばシールドトンネルにおいては、トンネル内面の覆工材としてコンクリート製のセグメントを用いるのが一般的であり、また最近この種のシールドトンネルを耐火構造にすることが求められる場合が多い。
【0003】
その耐火構造としては、例えば下記特許文献1のようにセグメント内面に耐火材料を直接吹き付け塗布して耐火被膜を形成する方法や、特許文献2のようにセグメントに予め埋設したインサートナットにスタッドボルトをねじ込むことによって耐火板をセグメント内面に直接取付ける方法等が提案されている。
【0004】
しかしながら、上記前者のように、耐火材料を吹き付け塗布するものは、その作業中に粉塵が発生し、それによりトンネル内の作業環境が悪化する等の不具合がある。またシールドトンネル等に用いる耐火構造としては、耐火性能だけでなく耐震性能も考慮する必要があるが、上記前者のようにセグメント内面に耐火材料を直接吹き付け塗布して耐火被膜を形成したり、前記後者のように耐火板をボルトで直接セグメント内面に取付けた場合には、地震による振動等でセグメントが僅かに動いただけでも、耐火被膜や耐火板が剥がれたり、破損する等のおそれがあった。
【0005】
【特許文献1】
特開平8−74497号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の問題点に鑑みて提案されたもので、粉塵等が発生することなく、施工性が良く、しかも耐火性能と耐震性能とを同時に満足させることのできるトンネル覆工内面への耐火板取付構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本発明によるトンネル覆工内面への耐火板取付構造は以下の構成としたものである。即ち、トンネル覆工用セグメントに対する取付部と、その取付部に対して略直角方向に屈曲した折曲部と、その折曲部の上記取付部と反対側の端部に上下方向に突出する差込片および下方に突出する押さえ片とを有する間隔保持金具を、上記セグメントの内面に埋設したインサートナットにボルトで取付けると共に、両端部を耐火板に固定した略帯状の係止金具を上記耐火板背面の上下両辺部に設け、その各係止金具と耐火板との間に形成されるスリット状の隙間内に上記間隔保持金具の上下方向に突出する差込片を挿入係合させると共に、上記耐火板の上辺部に設けた係止金具を上記間隔保持金具の下方に突出する差込片と押さえ片とで両側から狭持することによって上記耐火板をセグメント内面に所定の間隔をおいて取付け支持させるようにしたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示す実施形態に基づいて具体的に説明する。図1〜図7は本発明によるトンネル覆工内面への耐火板取付構造の一実施形態を示すもので、図において、1はトンネルTの内面に敷設したコンクリート製のトンネル覆工用セグメントで、そのセグメント1は図5に示すように円弧状に形成され、それをトンネル周方向に順次配設すると共に、トンネル軸方向(長手方向)にも順次配設してトンネル内面全面に被覆するもので、その隣り合うセグメントは連結ボルト等で順次連結固定する構成であるが、図には省略した。
【0009】
上記のようにしてセグメント1を敷設したトンネルTの底部内面には、通常図1のようにインバートコンクリート2を打設するもので、そのインバートコンクリート2よりも上側のセグメント内周に耐火板3を敷設する。図1はセグメント内周の一部にのみ耐火板3を敷設した状態を示す。
【0010】
上記各セグメント1の内面には、図5に示すように予め所定の位置にインサートナット4が埋設されており、本実施形態においては円弧状のセグメント1の周方向に6列、幅方向(トンネル軸方向)に3列のインサートナット4が埋設されている。
【0011】
上記耐火板3の材質は適宜であるが、例えば珪酸カルシウム板またはセラミック系の板材等を用いることができる。また耐火板3の大きさ形状等も適宜であるが、本実施形態においては、図2に示すように横長の長方形状に形成され、そのトンネル軸方向(図2(c)において左右方向)の長さはセグメント1の幅方向長さと略同等で、トンネル周方向の長さは上記セグメント1に埋設したインサートナット4の周方向の配列ピッチ(間隔)と略同等に形成されている。
【0012】
上記耐火板3は、図3および図4に示すようにセグメント1の内面に間隔保持金具5等を介して取付ける構成であり、その間隔保持金具5は、図6に示すように上記インサートナット4に対する取付部5aと、その取付部5aの下部にそれと一体に且つ直角方向に設けた折曲部5bと、その折曲部5bの取付部5aと反対側の端部にそれらと一体かつ上記取付部5aと略平行な方向であって、上記折曲部5bから互いに反対方向(図の場合は上下方向)に突出する差込片5c・5dおよび押さえ片5eとよりなる。
【0013】
上記折曲部5bから上方に突出する上向きの差込片5cは、本実施形態においては一対設けられ、その両差込片5c・5c間に、上記差込片5cと反対側すなわち下向きに突出する差込片5dと押さえ片5eとが設けられている。また上記上向きの差込片5c・5cと、下向きの差込片5dは、取付部5aと略平行な同一平面内にあるように構成され、押さえ片5eは取付部5aと略平行で下向きの差込片5dよりも取付部5a側に位置するように構成されている。
【0014】
上記の間隔保持金具5は、前記セグメント1のインサートナット4にボルト6をねじ込むことによって取付ける構成であり、上記間隔保持金具5の取付部61には上記取付ボルト6の挿通孔50が設けられ、そのボルト挿通孔50は、取付ボルト6の頭部が挿通可能な大径部50aと、取付ボルト6の軸部が挿通可能で上記ボルト頭部よりも小さい小径部50bとよりなる、だるま状に形成されている。
【0015】
一方、耐火板3の背面側(セグメント側)の上下両辺部には、前記の差込片5c・5dを係合させる係止金具7を設けたもので、本実施形態においては前記セグメント1に埋設したインサートナット4に対応して各耐火板3の背面側の上下両辺部にそれぞれ係止金具7が3つずつ設けられている。
【0016】
その各係止金具7は、本実施形態においては、図6に示すように長手方向両端部が略Z字状に屈曲した全体略帯板状に形成され、その両端部に設けた取付孔(不図示)に図3および図4に示すように固定用ボルト8を挿通し、そのボルト8を耐火板3内に予め埋設したインサートナット9にねじ込むことによって上記各係止金具7を耐火板3に固定する構成である。
【0017】
その係止金具7の長手方向中間部と耐火板3との間には、図6に示すようにスリット状の隙間Sが形成され、その隙間S内に前記間隔保持金具5の差込片5c・5dを図3および図4のように差し込んで係合保持させる構成である。なお図4において、10はトンネル軸方向に隣り合う耐火板相互間の裏面側(セグメント側)に配設した耐火性のシール材で必要に応じて設ける。
【0018】
上記のように構成された耐火板取付構造を施工するに当たっては、予め工場等でインサートナット4、9をそれぞれ埋設し、各々所定の形状に形成したセグメント1と耐火板3、及び同様に工場等で所定の形状に成形した間隔保持金具5や係止金具7等を施工現場に搬入する。その際、必要に応じて耐火板3の背面側の上下両辺部に係止金具7を予め工場等で組み付けておくこともできる。
【0019】
そしてトンネルTの内面へのセグメント1の組み付け設置作業およびインバートコンクリート2の打設作業が終了したところから、そのインバートコンクリート2よりも上側のセグメント内面側に耐火板3を順次敷設するもので、その作業は例えばトンネル両側の下から上に向かって耐火板3を順に積み上げるようにして敷設して行けばよい。
【0020】
その際、耐火板3には予め間隔保持金具5を組み付けてから設置するもので、図6に示すように、間隔保持金具5の下向きの差込片5dを、耐火板3と、その裏面側に取付けた係止金具7との間のスリット状の隙間S内に差し込む。すると、図示例においては、上記差込片5dと押さえ片5eとによって、係止金具7を両側から挟持するようにして間隔保持金具5が耐火板3に係合保持される。
【0021】
一方、セグメント1に埋設したインサートナット4には、図7(a)に示すように間隔保持金具5の取付ボルト6を軽くねじ込んでおく。あるいは上記セグメント1を製造する際に、上記取付ボルト6をインサートナット4に予めねじ込んだ状態で埋設してもよく、その場合には間隔保持金具5を取付ける際に取付ボルト6を緩めて、その頭部とインサートナット4との間に間隔保持金具5の板厚以上の隙間を形成する。
【0022】
そして上記取付ボルト6の頭部に、図7(b)に示すように間隔保持金具5のボルト挿通孔50を係合させながら、耐火板3を位置決めする。その際、前記のスリット状の隙間Sは左右方向に充分な長さを有し、間隔保持金具5のボルト挿通孔50は、上下方向に余裕があるので、耐火板3の位置調整が可能である。
【0023】
上記の耐火板3を位置決めしたところで、図7(c)のように、取付ボルト6を締め付けると、耐火板3は係止金具7および間隔保持金具5を介してインサート1に取付け支持される。なお上記耐火板3の下部は、上記と同様にセグメント1に埋設したインサートナット4に予め取付ボルト6で取付けた間隔保持金具5の上向きの差込片5cに、耐火板3の下部に設けた係止金具7を上記と略同様の要領で係合保持させるか、或いはインバートコンクリート2に支持金物や溝等を介して耐火板3の下部を係合保持させるようにしてもよい。
【0024】
上記のようにして最下位の耐火板3の取付けが終了したところで、その上に次の耐火板3を設置するもので、その場合にも該耐火板3の上辺部に予め取付けた係止金具7に間隔保持金具5を係合保持させた状態で、上記耐火板3の下辺部に予め取付けた係止金具7を、前記図7(c)に示すように先に取付けた間隔保持金具5の上向きの差込片5cに係合保持させる。
【0025】
次いで、上記耐火板3の上辺部の係止金具7に係合保持させた間隔保持金具5を前記と同様の要領で取付ボルト6によりセグメント1に取付ければよく、これを順次繰り返してトンネル幅方向両側のセグメント内面下側から上方に向かって耐火板3を順次積み上げるようにして敷設して行けばよい。
【0026】
以上のように本発明においては、耐火板3の背面側の上下両辺部に設けた係止金具7に間隔保持金具5の差込片5c・5dを順次差し込むと共に、間隔保持金具5をボルト止めする作業を繰り返すだけで、耐火板3を容易に取付けることができ、その際、上記ボルト止め作業はセグメント1と耐火板3のとの間(通常は手を入れることは困難な場合が多い)に手を差し込んで作業を行う必要はなく、施工性が良く、容易・迅速に作業を行うことができる。
【0027】
また上記耐火板3は間隔保持金具5および係止金具7等を介してセグメント内面に敷設した構成であるから、セグメント1と耐火板3および耐火板同士が、間隔保持金具5および係止金具7を介して間接的に係合保持され、さらに間隔保持金具5の差込片5c・5dは係止金具7と耐火板3との間のスリット状の隙間S内でスライドすることも可能であるため、地震等でセグメント1に動きがあった場合にも、個々の耐火板が個別に動きに追従することとなって、剥がれたり、破損することがない。従って、耐震性にも優れる。
【0028】
また万一、火災によって耐火板3や間隔保持金具5および係止金具7等が熱膨張しても、それらの金具で耐火板3の動きが規制されることがなく、耐火板3が変形したり、割れてしまうことがない。よって、耐火性能を良好に維持し続けることができるので、信頼性が高い。
【0029】
なお、上記実施形態のように耐火板3をインバートコンクリート2の上部のトンネル両側下部から上方に向かって順次敷設していくと、トンネル天端部では前記と同要領で敷設できない場合があるが、そのような場合には、例えば図8のように隣り合う耐火板3の端部3aを重ね合わせて固定するようにしてもよい。図の場合は上記重ね合わせ部に位置するトンネル天端部のセグメント1に、あと施工アンカーを打設すると共に、その内側に間隔保持用の耐火性スペーサ11と上記重ね合わせ端部3aとを順に配置してボルト12・ナット13で固定した構成である。
【0030】
また前記実施形態は、間隔保持金具5のボルト挿通孔50を、だるま状に形成したが、例えば図9に示すように長孔状に形成してもよい。また間隔保持金具5の差込片5c・5dおよび押さえ片5eの配置位置や個数等は適宜であり、例えば図10に示すように下向きの差込片5dの両側に押さえ片5eを設けてもよく、あるいは図11に示すように中央部に押さえ片5eを設け、その両側に下向きの差込片5dを設けるようにしてもよい。
【0031】
さらに上記実施形態は、間隔保持金具5を耐火板3の上側の係止金具7に組み付けてからセグメント1のインサートナット4に取り付けるようにしたが、インサートナット4に間隔保持金具5を仮組してから係止金具7に組み付けることもできる。
【0032】
図12はその一例を示すもので、同図(a)のようにセグメント1のインサートナット4に取付ボルト6を軽くねじ込むか、或いはインサートナット4に予めねじ込んでおいた取付ボルト6を緩めた状態で、その取付ボルト6に同図(b)のように間隔保持金具5のボルト挿通孔50を挿通係合させて仮組みする。
【0033】
次いで、上記取付ボルト6が係合するボルト挿通孔50の範囲内で間隔保持金具5を同図(c)のように上方に引き上げ、その状態で上記間隔保持金具5の下方に耐火板3を配置するもので、その際、上記間隔保持金具5よりも下側に取付けた間隔保持金具5に上記耐火板3の下側の係止金具7を係合させて該耐火板3の上部をセグメント1側に回動すると、該耐火板3の上端部背面側が同図(c)のように上側の間隔保持金具5の下向きの差込片5dの下端部に当接するように構成されている。
【0034】
その状態で、上記間隔保持金具5を引き下げると、その間隔保持金具5の差込片5dと押さえ片5eとの間に同図(d)のように上記耐火板3の上側の係止金具7が挟持された状態で係合保持され、その状態で取付ボルト6を締め付けると、上記耐火板3の上部が上記間隔保持金具5を介してセグメント1に固定される。
【0035】
次に、上記間隔保持金具5の上向きの差込片5cに、同図(e)のように上記耐火板3の上方に配置される次の耐火板3の下側の係止金具7を挿入係合させれば、同図(f)のように耐火板3を順次上方に積み重ねるようにして配置固定できるもので、順次これを繰り返せばよい。
【0036】
なおこの場合、図12(f)のように間隔保持金具5の折曲部5bと、それよりも下側に配置される耐火板3の上部の係止金具7の上端部との間に、間隔を設けると、上側の耐火板3の荷重が間隔保持金具5を介して下側の耐火板3にかかるのを防ぐことができる。
【0037】
また上下方向または/およびトンネル軸方向に隣り合う耐火板3の端面を図12(f)のように傾斜面にすると、万一隣り合う耐火板3・3間に隙間が生じても、火災発生時に火炎等が、上記の隙間から耐火板3の背面側すなわちセグメント1側に進入するのを可及的に低減することができる。
【0038】
さらに前記図3および図12のように押さえ片5eの下端部に折曲部5e’を設けると、その押さえ片5eと差込片5dとの間に係止金具7を挿入する際に、上記折曲部5e’をガイドにして容易に挿入することが可能となる。
【0039】
【発明の効果】
本発明は上記のようにトンネル覆工用セグメント1の内面側に間隔保持金具5および係止金具7を介して耐火板3を取付けるようにしたから、前記従来例の耐火板をスタッドボルトで直接取付ける場合のように、地震等による振動でセグメントが動いた場合にも耐火板が剥がれたり、破損するのを良好に防止することができる。
【0040】
また上記セグメントや耐火板および間隔保持金具5や係止金具7を、予め工場等で製造および所要の組付けを行っておき、施工現場では上記両金具等を用いて単に差し込み及びボルト止め等を行うだけで施工できるので、現場での作業を容易・迅速に行うことができる。
【0041】
さらに耐火板を下から上に順に積み上げるようにして施工できるので、例えばテーパーセグメントや普通セグメントも含めてパレットに1リング分を分積などして施工位置に搬入可能である。よって、施工管理システムの構築が可能かつ容易で、施工作業の省力化を図ることができる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による耐火板取付構造の施工状態を示すトンネルの横断面図。
【図2】(a)は上記耐火板取付構造の一部の拡大断面図。
(b)はその内面側の展開図。
(c)は(b)におけるc−c断面図。
【図3】(a)は上記耐火板取付構造の一部の拡大縦断面図。
(b)は更にその一部の拡大図。
【図4】上記耐火板取付構造の一部の横断面図。
【図5】(a)はセグメントの側面図。
(b)はその内面図。
【図6】間隔保持金具と係止金具の組付け要領を示す斜視図。
【図7】(a)〜(c)は上記耐火板取付構造の施工要領を示す説明図。
【図8】トンネル天端部への耐火板取付例を示す断面図。
【図9】間隔保持金具の変更例を示す斜視図。
【図10】間隔保持金具の他の変更例を示す斜視図。
【図11】間隔保持金具の更に他の変更例を示す斜視図。
【図12】(a)〜(f)は耐火板取付構造の他の施工要領を示す説明図。
【符号の説明】
1 セグメント
2 インバートコンクリート
3 耐火板
4、9 インサートナット
5 間隔保持金具
5a 取付部
5b 折曲部
5c、5d 差込片
5e 押さえ片
6 取付ボルト
7 係止金具
8 固定用ボルト
10 シール材
T トンネル
S 隙間
Claims (1)
- トンネル覆工用セグメントに対する取付部と、その取付部に対して略直角方向に屈曲した折曲部と、その折曲部の上記取付部と反対側の端部に上下方向に突出する差込片および下方に突出する押さえ片とを有する間隔保持金具を、上記セグメントの内面に埋設したインサートナットにボルトで取付けると共に、両端部を耐火板に固定した略帯状の係止金具を上記耐火板背面の上下両辺部に設け、その各係止金具と耐火板との間に形成されるスリット状の隙間内に上記間隔保持金具の上下方向に突出する差込片を挿入係合させると共に、上記耐火板の上辺部に設けた係止金具を上記間隔保持金具の下方に突出する差込片と押さえ片とで両側から狭持することによって上記耐火板をセグメント内面に所定の間隔をおいて取付け支持させるようにしたトンネル覆工内面への耐火板取付構造。
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