JP3664458B2 - 配線器具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、速結端子を有する配線器具に関し、特に屋内の電源,スイッチ,コンセント等をあかじめ定めた配線回路にしたがって接続するための配線器具、およびその他一般の配線器具に関する。
【0002】
【従来の技術】
屋内の各所に電力を供給するための屋内配線には、電源への接続とともに各部屋や廊下等に設けたコンセント,スイッチへの接続配線など、複雑な作業が必要となり、しかも一つの配線ミスも許されないという慎重さが要求される。このため屋内配線作業には、電気工事士などの資格を有した専門技術者があたるが、そのような専門技術者であっても人間である限り配線ミスを引き起こすことは避けられない。特に、家電製品や音響機器等の普及に伴い、一家屋におけるコンセントやスイッチ類の設置個数が増える傾向にある昨今は、屋内配線が一層複雑化してきているため、配線の専門技術者であっても迅速かつ正確に配線作業をすることが困難な状況となってきた。
【0003】
そこで、屋内配線作業の容易化を図るため、屋内配線回路を内蔵した配線器具が開発され、作業者は配線器具の指定された端子穴に電線を挿入するだけで、容易かつ正確に屋内配線ができるようになった。
【0004】
図18乃至図21は、従来のこの種の配線器具を説明するための図である。ケース301とカバー302とで構成される装置本体300の両側面には、複数の電線差込部303が形成してあり、これら電線差込部303にはそれぞれ一組(3本)の電線を差し込むための電線挿入孔304が三箇所に穿設してある。
装置本体300の内部には、図20,図21に示すような金属製の接続端子部材310によって、例えば図18に示すごとき配線回路100が形成されており、電線挿入孔304に差し込まれた電線を該配線回路100のとおりに導通させる。
【0005】
ここで、接続端子部材310は、複数の速結端子311,段付き金具312,接続架橋導体313で形成してあり、装置本体300の内部に形成する配線回路100に応じて、速結端子311の位置を調整した複数種類(図18に示す配線回路100の場合は3種類)のものを製造する。速結端子311は、配線回路100に応じて適宜の電線挿入孔304と対向した位置に配設され、同一の接続端子部材310は、各速結端子311の間が接続架橋導体313を介して導通している。また、各種類の接続端子部材310の相互間で接続架橋導体313が干渉しないように、接続架橋導体313の位置は、それぞれ幅方向にずらしてある(図21の想像線参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の配線器具において、接続端子部材310は、速結端子311,段付き金具312,接続架橋導体313がそれぞれ別部品となっており、速結端子311の基端に段付き金具312をかしめるとともに、段付き金具312の上面に接続架橋導体313をかしめて一つの接続端子部材310を製作していた。したがって、各部品のかしめ作業が煩雑であるとともに生産性が悪く、そのことが製品コストを高価格なものとしていた。しかもかしめによる接合部は電気抵抗が大きくなり、発熱し易いという問題があった。
【0007】
また、従来の配線器具は、図19に示すようにケース301とカバー302とが熱硬化性樹脂材料で形成されており、その境界部分に電線差込部303および電線挿入孔304が形成されていた。ケース301とカバー302とは、ねじによる締結あるいはかしめ接合して一体化しているが、配線回路によっては電線差込部303が同図のように3段構成の場合だけではなく、5段,7段といったものもあり、多段構成になるほど装置本体が長尺になっていく。その結果、ケース301およびカバー302のそれぞれに反りが生じ易く、反りの生じたケース301とカバー302とを無理に締結またはかしめ接合した場合、内部に過大な応力が生じて破損しやすくなったり、衝撃に対する強度が低下するという問題があった。
【0008】
さらに、従来の配線器具は、図19に示すように電線挿入孔304の近傍に、速結端子311の電線挾持状態を解除するための解除孔305が穿設してあり、この解除孔305にドライバ等の工具を差し込むことにより、速結端子311内に配設してある電線押えばね(図示せず)を押圧して電線の挾持状態を解除する構成となっていた。
さて、配線器具は、天井裏の壁面に上面または底面を接触させた状態で据え付けられることが多く、そのような場合、解除孔305と天井裏の壁面との間隔が狭くなり、作業者の視線を解除孔305と平行におくことが困難となる。しかも差し込まれた電線が、解除孔305へ工具を挿入する際に邪魔となる。このようなことから解除作業が煩わしく作業性が悪いという問題があった。
【0009】
この種の電線解除作業の煩わしさは、速結端子を有するスイッチ,コンセント等、従来一般の各種配線器具にも共通した欠点となっている。
【0010】
そこで、この発明の配線器具は、生産性の高い接続端子部材を組み込むことにより、製品コストの低価格化を実現することを目的とする。
またこの発明の配線器具は、ケースおよびカバー部材に過大な内部応力が発生することを防止し、しかも速結端子部間の絶縁性能を向上させることを目的とする。
さらにこの発明の配線器具は、接続した電線の解除作業を容易に行なえるようにすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明の配線器具は、上面または底面に開口を有するとともに、対向する両側面にそれぞれ一組の電線を適宜差し込むための電線挿入窓を複数形成したケースと、電線挿入窓から差し込まれる電線を挾持するとともにケース内で適宜の配線回路を形成する接続端子部材と、ケースの開口を閉塞するカバー部材とを備えている。
【0012】
そして、上記の接続端子部材は、帯状の接続架橋部とこの接続架橋部の適宜箇所から段差をつけて延出する複数の速結端子部とを一体成形してなり、該速結端子部を適宜の電線挿入窓に対向させた状態でケース内に配設するようになっている。
このように接続端子部材を一体成形することにより、部品点数が減少するとともに、接続端子部材の製造工程を簡素化することができるので、接続端子部材の生産性が向上し、ひいては製品コストの低価格化を実現することができる。しかも、かしめ手段等による電気的接続部を最小にすることができるので、従来例に比べ接続部における発熱を少なくすることができ、製品の性能の安定化を図ることができる。
【0013】
上記の接続端子部材は、接続架橋部および段差部分の幅方向位置を異ならせた第1,第2の接続端子部材と、これら第1,第2の接続端子部材と逆向きに段差を形成した第3の接続端子部材とを含む構成としてもよい。
このような三種類の接続端子部材を組み合せることによって、各種の配線回路をケース内に構成することができる。しかも三種類の接続端子部材のうち第3の接続端子部材は、他の接続端子部材と逆向きに段差を形成したので、高さ方向位置のずれによって接続架橋部の干渉を回避でき、その結果、三種類の接続端子部材とも接続架橋部および段差部分の幅方向位置を異ならせた場合に比べ、横幅の広がりを抑えることができ、小形化を実現することができる。
【0014】
また、ケースを可塑性樹脂材料で形成するとともに、このケース内に絶縁性の熱硬化性樹脂材料を一体成形してなる絶縁部材を組み込んでもよい。絶縁部材は、電線挿入窓と対応する部位に設けた複数の電線挿入孔と、各電線挿入孔から連続した部位にそれぞれ形成した速結端子配置部とを備えた構成とし、接続端子部材の速結端子部をそれぞれ適宜の速結端子配置部に配置する。
ケースを可塑性樹脂材料で形成することにより、カバー部材を装着したときケースが柔軟に対応するので、過大な内部応力の発生を防止することができる。また、ケース内に絶縁部材を組み込むことにより、速結端子部間の絶縁性能が向上する。
【0015】
さらに、ケース内に配設された接続端子部材の速結端子部に、電線挾持用の押えばねを設けるとともに、この押えばねの一部がカバー部材と対面するように切欠きを形成し、該速結端子部と対向するカバー部材の所定位置にスライド案内孔を形成して、該スライド案内孔に、勾配面を有するスライド部材を摺動自在に装着し、かつ押えばねとスライド部材との間に、勾配面を有する解除部材を設け、各勾配面の係合により、スライド部材の摺動に伴い、解除部材が押えばねを押圧する方向に移動して電線の挾持状態を解除させるようにしてもよい。
このような構成により、カバー部材と対向する側からスライド部材を操作して電線の挾持状態を解除できるので、該電線の解除作業を容易に行なうことができる。
【0016】
一方、この発明は、本体壁面の所定箇所に電線挿入孔を有し、かつ電線挿入孔から差し込まれた電線を押えばねと協同して挾持する速結端子が本体内部に配設された配線器具において、電線挿入孔の形成面以外の本体壁面に形成したスライド案内孔と、スライド案内孔へ摺動自在に装着するスライド部材と、スライド部材と押えばねとの間に配設され、スライド部材の摺動に伴い移動して、押えばねを電線解除方向に押圧する解除部材とを備えている。
このような構成により、電線挿入孔から電線が導出している以外の本体壁面からスライド部材を操作して電線の挾持状態を解除できるので、電線に煩わされることなく該電線の解除作業を容易に行なうことができる。
【0017】
また、押圧ばねの電線解除方向がスライド部材の摺動方向に対してほぼ直交している場合には、スライド部材および解除部材の少なくとも一方に勾配面を形成し、かつこれらスライド部材と解除部材とを該勾配面で当接させ、スライド部材の摺動に伴い、該摺動方向とほぼ直行する方向に解除部材が移動して押圧ばねを押圧する構成とすることが好ましい。
【0018】
さらに、電線挿入孔を複数有するとともに該電線挿入孔に対応して速結端子が複数箇所に配設されている場合には、一の解除部材によって、任意の複数箇所に配設した速結端子の押圧ばねを一括して電線挾持方向に押圧するように構成すれば、電線の解除作業が一括してでき一層作業性が向上する。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1はこの発明の実施形態に係る配線器具の分解斜視図、図2は同平面図、図3は図2の矢視A−A線図、図4はカバー部材を取り外した状態の平面図、図5は図2のB−B線断面図、図6は図2の矢視C−C線図、図7は図2のD−D線図である。
【0020】
図1に示すように、この実施形態の配線器具は、ケース1、絶縁部材2、第1乃至第3の接続端子部材3,4,5、およびカバー部材6を備えている。
ケース1は、上面または底面(図では上面)が開口した薄形の筐体構造となっており、対向する両側面の各三箇所に電線挿入窓10が形成してある。ケース1の内部には、絶縁部材2の組込空間11が、中央のリブ12を境界として各側面寄りに別れて形成してある。このケース1は、可塑性樹脂材料で一体成形してあるので、外力に対して柔軟性を有し、後述するカバー部材6を装着したときにも過大な内部応力を生じることがなく、また落下等に伴う衝撃力にも強く破損等のおそれが少ない。
【0021】
絶縁部材2は、同一形状のものを一組(2個)用意する。これらの絶縁部材2は、絶縁性の熱硬化性樹脂材料によって一体成形してある。絶縁部材2には、ケース1の電線挿入窓10と対応する三箇所に嵌合凸部20が形成してある。各嵌合凸部20は、ケース1の片面に形成された電線挿入窓10にそれぞれ嵌合する寸法形状としてある。この嵌合凸部10には、それぞれ三個の電線挿入孔21が並べて設けてある。
そして、各電線挿入孔21の内側開口部から連続した部分には、各接続端子部材3,4,5の速結端子部30,40,50をがたつきなく配置するための速結端子配置部22が形成してある。各速結端子配置部22の間は、絶縁壁23によって仕切られている。
【0022】
一組の絶縁部材2は、ケース1のそれぞれの組込空間11へ対称に装着する。このとき、絶縁部材2の嵌合凸部20をケース1の電線挿入窓10に嵌め込み、嵌合凸部20に設けた電線挿入孔21が、ケース1の両側面にそれぞれ開口するようにする(図5,図6参照)。
【0023】
さて、この実施形態では、第1乃至第3の接続端子部材3,4(および後述する補助接続端子部材7)によって、図2に示したような配線回路101をケース1内に構成する。図8および図9は第1の接続端子部材3、図10および図11は第2の接続端子部材4、図12および図13は第3の接続端子部材5の構成例をそれぞれ示している。
【0024】
各接続端子部材3,4,5は、帯状の接続架橋部31,41,51と、この接続架橋部31,41,51の適宜箇所から段差をつけて延出する複数の速結端子部30,40,50とを有している。これら各接続端子部材3,4,5は、例えばプレス加工機を用いて、金属板を打ち抜いた後、段差部32,42,52および速結端子部30,40,50を折曲げ加工することにより、各部を一体成形してある。
ここで、第1,第2の接続端子部材3,4は、互いに接続架橋部31,41および段差部32,42の形成位置を幅方向に異ならせてあり、ケース1内に組み込んだとき接続架橋部31,41相互の干渉を回避してある(図4参照)。
【0025】
また、第1,第2の接続端子部材3,4は上向き凸に段差部32,42を形成してあり、一方、第3の接続端子部材5は、下向き凸に段差部52を形成してある(図9,図11,図13参照)。これによって、第3の接続端子部材5をケース1内に組み込んだとき、同部材5の接続架橋部51が、他の接続端子部材3,4に形成した接続架橋部41,51と干渉することを回避している(図5参照)。このように、第3の接続端子部材5は、段差部52の向きを違えることにより接続架橋部51の干渉を回避しているので、接続架橋部51の幅方向位置は任意でよく、他の接続端子部材3,4における接続架橋部31,41と交差しても問題はない。したがって、ケース1の幅を短縮して、装置の小形化を実現することができる。
【0026】
各接続端子部材3,4,5とも、速結端子部30,40,50には電線の押えばね8が装着され、この押えばね8と速結端子部30,40,50の天井面との間で電線を挾持する構造となっている。各接続端子部材3,4,5の各速結端子部30,40,50は、図2に示した配線回路101に対応して、絶縁部材2に形成した適宜の速結端子配置部22に配置する。この配置状態で、各速結端子部30,40,50の側端面(電線挿入のため開口している)は、絶縁部材2の電線挿入孔21と対面する。
さらに、各接続端子部材3,4,5における速結端子部30,40,50の上壁部には、押えばね8の電線挾持端を一部露出させる切欠き30a,40a,50aが形成してある(図8,図10,図12参照)。
【0027】
さて、ケース1へ対称に組み込んだ一組の絶縁部材2は、同一形状のものを使用して、生産コストの低減を図ると共に生産性の向上を図っている。このように、同一形状の絶縁部材を対称に組み込む結果、速結端子部30,40,50を配置するための連結端子配置部22はそれぞれ逆向となる。
そこで、速結端子部30,40,50は、一方の絶縁部材2の連結端子配置部22に配置するものと、他方の絶縁部材2の連結端子配置部22に配置するものとが、それぞれ逆向きとなるように成形してある。
【0028】
なお、この実施形態でケース1内に構成する配線回路101は(図2参照)、幅方向の対称な二箇所に位置する速結端子部を電気的に導通させる回路構成部分101aが含まれている。
この回路構成部分101aについては、単に幅方向の対称な二箇所のみを配線するだけのため、上記の各接続端子部材3,4,5は使用せず、補助接続端子部材7を用いて構成するようにしてある。補助接続端子部材7は、両端に速結端子部70を有し、各速結端子部70の間を接続導体部71で連結したもので、接続導体部71と速結端子部70の間には段差を設けていない。図2に示す配線回路101に対応させて、絶縁部材2に形成した所定の速結端子配置部22に、この補助接続端子部材7の速結端子部70を配置する。
【0029】
絶縁部材2における一の嵌合凸部20に設けた三個の電線挿入孔21に対面する三つの速結端子部30,40,50(または70)は、一組の端子ユニット(すなわち、電源側端子、接地側端子,接地極端子)を構成しており、この一組の端子ユニットに、例えば一の配線器具から導かれてくる三本の電線が接続される。
【0030】
カバー部材6は、熱硬化性の樹脂材料で形成してあり、ケース1の開口を閉塞するようにしてケース1に締結あるいはかしめられる。このカバー部材6には、複数のスライド案内孔61が形成してある。一のスライド案内孔61は、上記一組の端子ユニットを構成する三つの速結端子部30,40,50(または70)と対向する部位に穿設してある。
【0031】
各スライド案内孔61には、それぞれ一組の対称な形状のスライド部材62が摺動自在に装着してある。
各スライド部材62の一端には、図7に示すように屈曲形状のばね状部62aが延出しており、このばね状部62aをカバー部材6の下面に形成したリブ6aに係合している。これにより、一組のスライド部材62は付勢され、スライド案内孔61の中央部で互いに当接する。また、各スライド部材62の下部には、上記当接面側が低く、ばね状部の延出端方向に向かって徐々に高くなっていく勾配面62bが形成してある。
【0032】
そして、一組のスライド部材62とこれに対向する速結端子部30,40,50(または70)との間の空間には、それぞれ解除部材9が設けてある。解除部材9の上部には、スライド部材62に形成した勾配面62bと逆向きの勾配面9aが形成してあり、これらの勾配面62b,9aを互いに摺接させてある。
さらに、解除部材9の下部には、速結端子部30,40,50(または70)に配設した押えばね8と切欠き30a,40a,50a等を介して対面する三箇所の部位に押圧突起9bが形成してあり、これらの押圧突起9bが押えばね8の挾持端と接触している。
【0033】
次に、上述した構成の配線器具の組立方法について説明する。
まず、ケース1内の組込空間に各絶縁部材2を装着する。このとき、絶縁部材2の嵌合凸部20をケース1の電線挿入窓10に嵌め込み、嵌合凸部10に設けた電線挿入孔21が、ケース1の両側面にそれぞれ開口するようにする(図5,図6参照)。
【0034】
続いて、構成すべき配線回路101を参照して、絶縁部材2の速結端子配置部22…に、各接続端子部材3,4,5,7の速結端子部30,40,50,70をそれぞれ配置する。このとき、第1乃至第3の接続端子部材3,4,5における接続架橋部31,41,51はそれぞれ段差をつけてあるので、速結端子部30,40,50,70と接触することがない。また、各接続架橋部31,41,51の相互間も、第1,第2の接続端子部材3,4では幅方向に位置を異ならせてあるので干渉することがなく、第3の接続端子部材5は逆向きに段差をつけて接続架橋部51の高さ位置を異ならせてあるので、他の接続架橋部31,41と干渉するおそれがない(図4参照)。
【0035】
次いで、速結端子部30,40,50,70に配設した押えばね8の上に、切欠き30a,40a,50a等を介して解除部材9の押圧突起9bを配置する。このとき、一組の端子ユニットを構成する三つの速結端子部30,40,50(または70)内の押えばね8に対して、一つの解除部材9を配置していく。一方、カバー部材6のスライド案内孔61には、一組のスライド部材62を嵌め込んでおく。
【0036】
そして、スライド部材62の勾配面62bを解除部材9の勾配面9aに摺接させた状態で、カバー部材6をケース1の開口部分に装着する。カバー部材6の装着は、ねじによる締結やかしめ手段によって行なうが、このとき、ケース1に反りがあっても、ケース1は可塑性樹脂材料で成形してあるので柔軟に対応し、過大な内部応力の発生を防止でき、破損のおそれがない。
【0037】
配線器具は、例えば屋内の天井裏などに固定され、電源,配線器具等から導かれてきた電線を所定の電線挿入孔21に差し込むだけで、ケース1内に構成した配線回路101にしたがった接続状態を形成することができる。電線挿入孔21は、同一の電線挿入窓10内にある三つが一組となっており、これら電線挿入孔21に連通する三つの速結端子部30,40,50(または70)が、上述した一組の端子ユニット(電源側端子、接地側端子,接地極端子)となっている。
【0038】
電線挿入孔21に差し込まれた電線は、速結端子部30,40,50(または70)の天井面と押えばね8の挾持端との間に挾持固定される(図5参照)。これにより速結端子部30,40,50(または70)との電気的接続状態が形成され、その結果、各接続端子部材3,4,5,7で形成した配線回路101に沿った屋内配線を容易に実現することができる。
【0039】
速結端子部30,40,50(または70)に挾持固定してある電線を取り外すときは、図7に示すように、カバー部材6に設けた一組のスライド部材62の境界部に、マイナスドライバなどの工具Tを差し込み、続いて回転させるだけでよい。すなわち、工具Tの回転によって各スライド部材62が拡開する方向に摺動する。この動作に伴いスライド部材62の勾配面62bが、解除部材9の勾配面9aを押えばね8の方向に押圧し、その押圧力によって解除部材9が押し込まれ、押えばね8の挾持端を変形させる。これにより、速結端子部30,40,50(または70)の天井面と押えばね8の挾持端とによる電線の挾持状態が解除されるので、電線を電線挿入孔21から引き抜くことができる。
【0040】
この電線の取り外しは、電線挿入孔21と離れた部位(カバー部材6の表面)に設けてあるスライド部材62に対しての作業となるので、差し込まれた電線に煩わされることなく、容易かつ迅速に行なうことができる。また、カバー部材6側を表面にした状態で屋内の壁面などに固定すれば、スライド部材62と対面して電線の取外し作業を行なうことができ、一層作業が容易となる。
【0041】
なお、この発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の技術的範囲内で、種々の変形または応用が可能である。例えば、上記の実施形態では、接続端子部材として、図8乃至図13に示した第1乃至第3の接続端子部材3,4,5および一の補助接続端子部材7を用意したが、これらの接続端子部材3,4,5,7は、図2に示した配線回路101を構成するために適する構造としたものである。したがって、接続端子部材は、構成する配線回路に応じて適宜設計変更しなければならない。同様に、他の構成要素も、構成する配線回路に応じて適宜設計変更する必要がある。
【0042】
図14は、屋内配線に使用する配線回路の構成例を示す図である。同図(a),(b),(c)は六組の端子ユニットの相互間に構成した配線回路例102,103,104を、同図(d)は十組の端子ユニットの相互間に構成した配線回路例105を、同図(e)は十四組の端子ユニットの相互間に構成した配線回路例106をそれぞれ示している。なお、同図(b)の配線回路103は、図2のカバー部材6上に示した配線回路101と同じである。
【0043】
これらの配線回路のうちいずれかを構成する場合にも、帯状の接続架橋部と、この速結端子部の適宜箇所から段差をつけて延出する複数の速結端子部とを有した第1,第2,第3の接続端子部材を用いることは共通している(もっとも、速結端子部の数や形成箇所はそれぞれ異なる。)。
そしてさらに、同図(b)の配線回路103では、幅方向の対称な二箇所に位置する速結端子部を電気的に導通させる回路構成部分(スイッチ回路の構成部分)が一箇所(図示103a)に、同図(c)の配線回路では二箇所(図示104a,104b)に、同図(d)の配線回路では二箇所(図示105a,105b)に、同図(e)の配線回路では三箇所(図示106a,106b,106c)にそれぞれ存在するので、これらの回路構成部分は、先の実施形態で用いたものとほぼ同様の補助接続端子部材を用いて構成すればよい。
【0044】
図14に示した構成例以外にも、第1乃至第3の接続端子部材と必要により補助接続端子部材とを用いて、適宜の配線回路を構成できることは勿論である。
なお、このような各種の配線回路を想定して、各配線回路に適合した速結端子部を一部に有する第1乃至第3の接続端子部材を製作しておき、実際の配線回路に応じて、不要な速結端子部を切断して使用する構造としてもよい。これにより接続端子部材製作用のプレス金型を共通化でき、一層製作コストを引き下げることができる。
【0045】
また、スライド部材および解除部材による電線の解除機構は、上述した実施形態に係る配線器具のみならず、速結端子を有する各種一般の配線器具(例えば、スイッチ,コンセント)にも応用することができる。
図15はこの種一般の配線器具に、上述した電線の解除機構を応用する場合の要部構成を示す側面断面図、図16および図17は同じく正面断面図である。
【0046】
配線器具の本体200には、所定の壁面(図では側面)に複数の電線挿入孔201が穿設してあり、これらの電線挿入孔201から差し込まれる電線の侵入箇所に、金属板を屈曲してなる速結端子210が内蔵されている。周知のとおり速結端子(螺子なし端子ともいう)210は、電線挿入孔201から差し込まれた電線を、押えばね211と協同して挾持固定する機能を有している。この速結端子210は、配線器具の種類に応じ、本体200に内蔵した所要の構成部品と電気的に接続されている。例えば、配線器具がスイッチの場合は接点と、またコンセントの場合は刃受金具とそれぞれ接続されている。
【0047】
本体200の電線挿入孔201を形成していない任意の壁面(図では上面)には、スライド案内孔202が穿設してあり、このスライド案内孔202に一組の対称な形状のスライド部材220が摺動自在に装着してある。このスライド部材220は、図1に示した前述の実施形態におけるスライド部材62とほぼ同一の構造となっている。
すなわち、各スライド部材220の一端には、例えば図16に示すように、屈曲形状のばね状部221が延出しており、このばね状部221を本体200の内壁に係合させることにより、各スライド部材220に付勢力をもたせている。各スライド部材220は、この付勢力をもってがスライド案内孔202の中央部で互いに接触している。また、各スライド部材220の底部には、上記当接面側が低く、ばね状部221の延出端方向に向かって徐々に高くなっていく勾配面222が形成してある。
【0048】
そして、一組のスライド部材220とこれに対向する速結端子210との間の空間には、それぞれ解除部材230が設けてある。この解除部材230は、図1に示した前述の実施形態における解除部材9に相当する。解除部材230の上部には、対面するスライド部材220の勾配面222と逆向きに傾斜する勾配面231が形成してあり、これらの勾配面222,231が互いに摺接している。
解除部材230の下端には、複数の押圧突起232が形成してあり、これらの押圧突起232が各速結端子210内に配置した押えばね211の挾持端211aと接触している。なお、速結端子210の上壁には、押圧突起232を導入するための切欠き210aが形成してある。
【0049】
電線挿入孔201に差し込まれた電線は、速結端子210の天井面と押えばね211の挾持端211aとの間に挾持固定される。速結端子210に挾持固定してある電線を取り外すときは、図16に示すように、一組のスライド部材220の境界部に、マイナスドライバなどの工具Tを差し込み、軸中心に90°程回動させるだけでよい。
すなわち、工具Tの回動によって各スライド部材220が離間する方向へ摺動する。この動作に伴いスライド部材220の勾配面222が、解除部材230の勾配面231を押えばね211の方向に押圧し、その押圧力によって解除部材230が押し込まれる。これにより、解除部材230の押圧突起232が押えばね211の挾持端211aを押圧し、押えばね211の挾持端211aと速結端子210の天井面とによる電線の挾持状態を解除する。挾持状態が解除された電線は、そのまま電線挿入孔201から引き抜くことができる。
【0050】
ここでスライド部材220は、本体200における電線挿入孔201を形成していない任意の壁面に装着してあるので、該スライド部材220を操作するに際し、電線挿入孔201に差し込んである電線に煩わされることがなく、したがって電線の取り外し作業を容易かつ迅速に行なうことができる。
【0051】
なお、図16,図17に示した応用形態では、二個の速結端子210に対して、一の解除部材230により一括して電線を解除できる構成としたが、押圧突起232の数を変更するだけで、単一の速結端子または三個以上の速結端子に対して、一の解除部材により一括して電線を解除する構成とすることもできる。
また、図16,図17に示した応用形態では、スライド部材220と解除部材230の接触面をともに勾配面222,231としたが、いずれか一方のみを勾配面とするだけで、スライド部材220の摺動を解除部材230による押えばね211の押圧動作に変換することができる。
【0052】
さらに、図15乃至図17に示した配線器具は、押圧ばね211の電線解除方向がスライド部材220の摺動方向に対してほぼ直交していたので、スライド部材220と解除部材230との接触面を勾配面222,231としたが、押圧ばねの電線解除方向がスライド部材の摺動方向とほぼ平行な場合にはこのような勾配面を設けず、解除部材に対してスライド部材の摺動方向にそのまま押圧力を付与すればよい。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように、接続端子部材を一体成形したこの発明の配線器具によれば、部品点数が減少するとともに、接続端子部材の製造工程を簡素化することができるので、接続端子部材の生産性が向上し、ひいては製品コストの低価格化を実現することができる。
また、スライド部材および解除部材を介して速結端子の電線挾持状態を解除するようにしたこの発明の配線器具によれば、接続した電線の解除作業を容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係る配線器具の分解斜視図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】図2の矢視A−A線図である。
【図4】カバー部材を取外した状態の平面図である。
【図5】図2のB−B線断面図である。
【図6】図2の矢視C−C線図である。
【図7】図2のD−D線図である。
【図8】この発明の実施形態に係る配線器具に使用する第1の接続端子部材を拡大して示す平面図である。
【図9】同じく正面図である。
【図10】この発明の実施形態に係る配線器具に使用する第2の接続端子部材を拡大して示す平面図である。
【図11】同じく正面図である。
【図12】この発明の実施形態に係る配線器具に使用する第3の接続端子部材を拡大して示す平面図である。
【図13】同じく正面図である。
【図14】この発明の配線器具で構成することができる配線回路例を示す図である。
【図15】この発明の電線解除機構部分に関する応用形態を説明するための側面断面図である。
【図16】同応用形態の電線解除動作を説明するための正面断面図である。
【図17】図16に続く電線解除動作を説明するための正面断面図である。
【図18】配線器具の従来例を説明するための平面図である。
【図19】同じく側面図である。
【図20】従来の配線器具に組み込まれていた接続端子部材の平面図である。
【図21】同じく正面図である。
【符号の説明】
1:ケース 2:絶縁部材
3:第1の接続端子部材 4:第2接続端子部材
5:第3の接続端子部材 6:カバー部材
7:補助接続端子部材 8:押えばね
9:解除部材 10:電線挿入窓
20:嵌合凸部 21:電線挿入孔
22:速結端子配置部 23:絶縁壁
30,40,50:速結端子部
31,41,51:接続架橋部
32,42,52:段差部
30a,40a,50a:切欠き
61:スライド案内孔 62:スライド部材
200:本体 201:電線挿入孔
202:スライド案内孔 210:速結端子
210a:切欠き 211:押えばね
211a:挾持端 220:スライド部材
221:ばね状部 222:勾配面
230:解除部材 231:勾配面
232:押圧突起

Claims (5)

  1. 上面または底面に開口を有するとともに、対向する両側面にそれぞれ一組の電線を適宜差し込むための電線挿入窓を複数形成したケースと、
    前記電線挿入窓から差し込まれる電線を挟持するとともに前記ケースと内で適宜の配線回路を形成する接続端子部材と、
    前記ケースの開口を閉塞するカバー部材とを備え、
    前記接続端子部は、帯状の接続架橋部とこの接続架橋部の適宜箇所から段差をつけて延出する複数の速結端子部とを一体成形してなり、該速結端子部を前記適宜の電線挿入窓に対向した状態で前記ケース内に配設され、
    かつ、前記ケースを可塑性樹脂材料で形成するとともに、
    絶縁性の熱硬化性樹脂材料を一体形成してなり、前記電線挿入窓と対応する部位に設けた複数の電線挿入孔と、各電線挿入孔から連続した部位にそれぞれ絶縁壁で仕切って形成した複数の速結端子配置部とを有し、前記ケース内に配設する絶縁部材を備え、
    前記接続端子部材の速結端子部をそれぞれ前記適宜の速結端子配置部に配置することを特徴とする配線器具。
  2. 請求項1記載の記載の配線器具において、
    前記ケースに配設された接続端子部材の速結端子部に、電線挟持用の押えばねを設けるとともに、この押えばねの一部が前記カバー部材と対面するように切欠きを形成し、
    該速結端子部と対向する前記カバー部材の所定位置にスライド案内孔を形成して、該スライド案内孔に勾配面を有する一組の対称な形状のスライド部材を摺動自在に装着し、
    かつ前記押えばねとスライド部材との間に、スライド部材の勾配面と逆向きに傾斜する勾配面を有する解除部材を設け、
    前記各勾配面の係合により、スライド部材の離間する方向への摺動に伴い、前記解除部材が前記押えばねを押圧する方向に移動して電線の挟持状態を解除させるようにしたことを特徴とする配線器具。
  3. 本体壁面の所定箇所に電線挿入孔を有し、かつ前記電線挿入孔から差し込まれた電線を押えばねと協同して挟持する速結端子が本体内部に配設された配線器具において、
    前記電線挿入孔の形成面以外の本体壁面に形成したスライド案内孔と、
    前記スライド案内孔へ摺動自在に装着する一組の対称な形状のスライド部材と、
    前記スライド部材と押えばねとの間に配設され、前記スライド部材の離間する方向への摺動に伴い移動して、前記押えばねを電線解除方向に押圧する解除部材と、を備えたことを特徴とする配線器具。
  4. 前記押圧ばねの電線解除方向が前記スライド部材の摺動方向に対してほぼ直交している請求項3記載の配線器具において、
    前記スライド部材および解除部材の少なくとも一方に勾配面を形成し、かつこれらスライド部材と解除部材とを該勾配面で当接させ、前記スライド部材の摺動に伴い、該摺動方向とほぼ直交する方向に前記解除部材が移動して前記押えばねを押圧するようにしたことを特徴とする配線器具。
  5. 前記電線挿入孔を複数形成するとともに、該電線挿入孔に対応して前記速結端子を複数箇所に配設した請求項3または4記載の配線器具において、
    前記解除部材が、任意の複数箇所に配設した前記速結端子の押えばねを一括して電線挟持方向に押圧するようにしたことを特徴とする配線器具。
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