JP3664133B2 - 樹脂製歯車 - Google Patents

樹脂製歯車 Download PDF

Info

Publication number
JP3664133B2
JP3664133B2 JP2001400474A JP2001400474A JP3664133B2 JP 3664133 B2 JP3664133 B2 JP 3664133B2 JP 2001400474 A JP2001400474 A JP 2001400474A JP 2001400474 A JP2001400474 A JP 2001400474A JP 3664133 B2 JP3664133 B2 JP 3664133B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
glass fiber
unsaturated organic
component
organic acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001400474A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003201398A (ja
Inventor
智彦 田中
晶一 池田
裕樹 中濱
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Chemical Corp filed Critical Mitsubishi Chemical Corp
Priority to JP2001400474A priority Critical patent/JP3664133B2/ja
Publication of JP2003201398A publication Critical patent/JP2003201398A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3664133B2 publication Critical patent/JP3664133B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gears, Cams (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、寸法精度に優れ、機械的強度の長期持続性に優れた樹脂製歯車に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、樹脂を成形して得られる樹脂製歯車の成形材料としては、比較的強度を要求されない用途にはポリオキシメチレンを代表とする非強化樹脂が用いられ、強度が要求される用途には繊維強化ポリアミド、繊維強化ポリフェニレンスルフィド等の繊維強化樹脂が用いられてきた。
【0003】
しかし、繊維強化樹脂で樹脂製歯車を成形した場合、成形金型のゲート近傍とウエルド近傍とで繊維の配向が異なるものとなり、この繊維の配向差のために、得られる歯車の真円度が悪くなり、寸法ないし形状精度に優れた樹脂製歯車を得ることができないという問題があった。また、ナイロン6、ナイロン66やナイロン46等をベースにした繊維強化ナイロンの場合には、成形後、吸湿により寸法変化が起こり、寸法精度をより一層悪化させるという問題があった。
【0004】
これに対して、メタキシリレンジアミンと炭素数6〜12の脂肪族ジカルボン酸とを反応させて得られたポリアミドは、吸湿による寸法変化が小さく、これにガラス繊維を配合すると、ガラス繊維強化ナイロン6やナイロン66に比較して化学的、熱的、機械的諸性質に優れた成形材料となることが報告されている(特開昭50−61449号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特開昭50−61449号公報に記載される、メタキシリレンジアミンと炭素数6〜12の脂肪族ジカルボン酸とを反応させて得られたポリアミドにガラス繊維を配合したガラス繊維強化樹脂を成形して得られる樹脂製歯車は、長期強度、即ち、機械的強度の長期持続性、耐久性が、ガラス繊維で強化したナイロン6やナイロン66を成形して得られた樹脂製歯車に比べて十分とは言えず、その改善が望まれていた。
【0006】
本発明は、上記従来の問題点を解決し、寸法精度、長期強度に優れた樹脂製歯車を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の樹脂製歯車は、(A)メタキシリレンジアミンを70モル%以上含むジアミンと、炭素数6〜12のα,ω−脂肪族ジカルボン酸を70モル%以上含むカルボン酸とを重合して得られたポリアミド80〜96重量%と、(B)不飽和有機酸を0.5〜5重量%含む不飽和有機酸変性ポリオレフィン2〜10重量%と、(C)超高分子量ポリエチレン2〜10重量%とを含み、(B)不飽和有機酸変性ポリオレフィンと(C)超高分子量ポリエチレンとの配合比が(B)不飽和有機酸変性ポリオレフィン:(C)超高分子量ポリエチレン=1:0.5〜10(重量比)である樹脂成分100重量部に対して、(D)ガラス繊維40〜250重量部を配合して得られる樹脂組成物を成形してなることを特徴とする。
【0008】
メタキシリレンジアミンを主体とするジアミンと炭素数6〜12のα,ω−脂肪族ジカルボン酸を主体とするジカルボン酸とを重合させて得られるポリアミドに、不飽和有機酸変性ポリオレフィン、超高分子量ポリエチレン及びガラス繊維を所定の割合で配合してなる樹脂組成物であれば、従来のガラス繊維強化ナイロン樹脂組成物に比べて吸湿による寸法変化も小さく、良好な長期強度を有する樹脂製歯車を成形することができる。
【0009】
即ち、前述の如く、メタキシリレンジアミンを主体とするジアミンと炭素数6〜12のα,ω−脂肪族ジカルボン酸を主体とするジカルボン酸とを重合させて得られるポリアミドは、吸湿による寸法変化が小さく、樹脂製歯車の寸法安定性に寄与する。また、化学的、熱的、機械的強度の面においても良好な特性を示すが、長期強度の面で問題があった。
【0010】
このようなポリアミドに超高分子量ポリエチレンを配合することにより、超高分子量ポリエチレンがポリアミド中に島(ドメイン)状に分散し、得られる樹脂製歯車の表面にも存在して滑り剤(潤滑剤)として機能し、樹脂製歯車の摺動性、耐摩耗性の向上に寄与する。
【0011】
また、不飽和有機酸変性ポリオレフィンは、ポリアミドと超高分子量ポリエチレンとの親和性を高め、超高分子量ポリエチレンの脱落を防止すると共に、不飽和有機酸変性ポリオレフィン自体も樹脂製歯車の耐摩耗性の向上に寄与する。
【0012】
このようなことから、ポリアミドに超高分子量ポリエチレンと不飽和有機酸変性ポリオレフィンとを配合することにより、樹脂製歯車の摺動性、耐摩耗性が高められ、長期強度が改善される。
【0013】
本発明において、強化繊維として用いるガラス繊維は、特に、平均残存繊維長が80〜1000μmであることが好ましく、とりわけ、長さ方向に直角な断面における長径と短径との比が1.5〜6:1の非円形断面ガラス繊維であることが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の樹脂製歯車の実施の形態を詳細に説明する。
【0015】
本発明で用いる(A)成分のポリアミドは、メタキシリレンジアミンを70モル%以上含むジアミンと炭素数6〜12のα,ω−脂肪族ジカルボン酸を70モル%以上含むジカルボン酸を重合して得られる。ジアミン成分としては、メタキシリレンジアミン単独又はメタキシリレンジアミン70モル%以上とパラキシリレンジアミン30モル%以下のキシリレンジアミン混合物を用いる。酸成分としては炭素数6〜12のα,ω−脂肪族ジカルボン酸、例えばアジピン酸、セバシン酸、スベリン酸、ドデカン二酸、エイコジオン酸等が挙げられ、これらは1種を単独で用いても良く、2種以上の混合物として用いても良い。酸成分としては好ましくはアジピン酸が挙げられる。
【0016】
(A)成分のポリアミドは、この両成分の重縮合反応によって製造されるものである。なお、このポリアミドは通常のナイロン6等と比較して結晶化が遅いという難点があり、結晶核剤として特開昭50−61449号公報に記載の少量のタルク、特開昭51−63860号に記載の少量のナイロン66、特開平3−52953号公報に記載のモンタン酸塩、モンタン酸エステルもしくはモンタン酸エステル塩、或いは平均粒径1〜10μmのタルクを配合してもよい。
【0017】
(A)成分のポリアミドとしては市販品を用いることもできる。後述の実施例で用いた三菱エンプラ社製「レニー6002」は、メタキシリレンジアミンと、アジピン酸とを重縮合反応させて得られるポリアミドに、核剤としてナイロン66及びタルクを配合したものであり、本発明の(A)成分として用いることができる。
【0018】
本発明の(B)成分の不飽和有機酸変性ポリオレフィンとは、例えばポリエチレン、ポリプロピレン又はこれらの誘導体等を不飽和有機酸で変性したポリオレフィンであり、特に、密度0.941〜0.965の高密度ポリエチレンを不飽和有機酸で変性したものが好ましい。不飽和有機酸としては、フマル酸、マレイン酸、ナディック酸、テトラヒドロフタル酸、メタクリル酸、アクリル酸等、或いはこれらの無水物が挙げられる。高密度ポリエチレンの密度がこの範囲よりも低いと摺動性の改善効果が十分でない場合があり、この範囲よりも高いと、成形収縮が大きくなって寸法精度が悪くなる恐れがある。変性に用いる不飽和有機酸の濃度は得られる不飽和有機酸変性ポリオレフィン中の含有量で0.5〜5重量%とする。変性処理方法としては過酸化物系開始剤の存在下での溶液反応、又は溶融押出での混練による反応が挙げられる。
【0019】
樹脂成分中の(B)成分の不飽和有機酸変性ポリオレフィンの配合量が少ないと不飽和有機酸変性ポリオレフィンの配合効果を十分に得ることはできず、多いと寸法精度が低下する恐れがあることから、樹脂成分中の(B)成分の配合割合は2〜10重量%とする。
【0020】
本発明の(C)成分の超高分子量ポリエチレンは、ISO 1628−3:1991(135℃のデカリン溶液中)で測定した極限粘度が6〜40dl/g、好ましくは10〜30dl/gであるようなポリエチレンである。
【0021】
樹脂成分中の(C)成分の超高分子量ポリエチレンの配合量が少ないと超高分子量ポリエチレンの配合効果を十分に得ることができず、多いと流動性が低下し、かつポリアミドとの親和性不良により成形性が低下することから、樹脂成分中の(C)成分の配合割合は2〜10重量%とする。
【0022】
なお、本発明に係る樹脂成分は、上記配合割合で(B)成分の不飽和有機酸変性ポリオレフィンと(C)成分の超高分子量ポリエチレンとを含有し、残部は実質的に(A)成分のポリアミドよりなるが、樹脂成分中には、本発明の目的を損なわない範囲で、結晶化促進のため、タルク、シリカ、マイカ等の無機質充填剤を(A)成分に対して0.5〜5重量%程度、また(A)成分とは異なり(A)成分と比較して10℃以上、好ましくは15℃以上融点の高い結晶性熱可塑性樹脂好ましくはポリアミド(例えばポリアミド66)を(A)成分に対して1〜15重量%程度配合するのが良い。
【0023】
樹脂成分中の(B)成分の不飽和有機酸変性ポリオレフィンと(C)成分の超高分子量ポリエチレンとの配合比は、これらの再成分を配合することによる効果を十分に得るために、(B)成分の不飽和有機酸変性ポリオレフィン:(C)成分の超高分子量ポリエチレン=1:0.5〜10(重量比)とする。これらの合計の配合割合は4〜20重量%であることが好ましい。
【0024】
本発明の(D)成分のガラス繊維は一般に樹脂強化用として使用されているものであれば良く、特に制限はないが、通常は3mm程度の長さを有するチョップドストランドが用いられる。
【0025】
長期強度に優れた樹脂製歯車を作製するためには、樹脂製歯車中の平均残存繊維長(測定法は後述)は80〜1000μmであることが好ましく、100〜500μmであることが特に好ましい。ガラス繊維の平均残存繊維長が80μm未満では、得られる歯車の長期強度が実現せず、1000μmを超えると成形品表面へのガラス繊維の突出等により、歯車の寸法精度が低下する。歯車の平均残存繊維長を上記の範囲にするためには、ガラス繊維の長さ方向の断面の面積は、7×10−5〜5×10−4mmが好ましい。
【0026】
(D)成分のガラス繊維の繊維長さ方向に直角な断面における形状は円形であっても良いが、長径と短径との比が1.5〜6:1程度の非円形、例えば楕円、長円、繭型等の非円形断面形状であることが好ましい。このような非円形断面のガラス繊維であれば、円形断面のガラス繊維よりも比表面積が大きくなり、繊維と樹脂との密着性が向上して補強効果が高められ、得られる歯車の長期強度が改善される。
【0027】
このような(D)成分のガラス繊維の配合割合は、前述の樹脂成分100重量部に対して40〜250重量部とする。この範囲よりもガラス繊維が少ないと十分な補強効果が得られず、多いと成形性が損なわれる。ガラス繊維の好ましい配合量は、前述の樹脂成分100重量部に対して60〜200重量部である。
【0028】
本発明で成形材料となる樹脂組成物を調製する方法としては特に制限はなく、例えば、(A)〜(D)成分の所定量を十分に混合し、これを押出機にて混練し、ストランド状に押し出し、ストランドカッターにてペレット化する等の方法を採用することができる。この場合、(D)成分のガラス繊維は、歯車の平均残存繊維長を確保するため、押出機の途中からサイドフィードする等の方法で供給することが好ましい。
【0029】
なお、本発明に係る樹脂組成物には、必要に応じて、スチレン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、ナイロン46、11、12、6、6/6T、6/6I等のポリアミド系樹脂、ポリフェニレンスルフィド系樹脂、ポリスルフォン、ポリエーテルスルフォン、ポリフェニレンエーテル、ポリエーテルエーテルケトン等の熱可塑性樹脂;炭素繊維、シリカ繊維、シリカ・アルミナ繊維、チタン酸カリウム繊維、ほう酸アルミニウム繊維、ステンレス繊維、アルミニウム繊維等の無機繊維状強化材;アラミド繊維、ポリイミド繊維、フッ素樹脂繊維等の有機繊維状強化材;タルク、炭酸カルシウム、マイカ、ガラスビーズ、ガラスパウダー、ガラスバルーン等の無機充填剤;フッ素樹脂パウダー、黒鉛、二硫化モリブデン等の固体潤滑剤;パラフィンオイル等の可塑剤;酸化防止剤;熱安定剤;光安定剤;紫外線吸収剤;中和剤;滑剤;相溶化剤;防曇剤;アンチブロッキング剤;スリップ剤;分散剤;着色剤;防菌剤;蛍光増白剤等といった各種添加剤を加えることもできる。
【0030】
本発明の樹脂製歯車の成形方法としては、押出成形法、射出成形法、射出圧縮成形法などが挙げられるが、中でも射出成形法がコストの面で望ましい。
【0031】
【実施例】
以下に実施例及び比較例を挙げて本発明をより具体的に説明する。
【0032】
なお、以下の実施例及び比較例で成形材料として用いた各成分の仕様は下記の通りである。
(A)成分
ポリアミド:三菱エンプラ社製「レニー6002」
(B)成分
無水マレイン酸変性高密度ポリエチレン:密度0.945g/cmの高密度ポリエチレンを無水マレイン酸と押出機中で溶融反応させて得た、無水マレイン酸濃度0.8重量%、MFR0.8g/10minの変性ポリエチレン
(C)成分
超高分子量ポリエチレン:極限粘度14dl/g、密度0.94g/cm
(D)成分
ガラス繊維A:日東紡績社製「CSH3PA−870S」
繭型断面
断面積;1.8×10−4mm
長径;約20μm,短径;約10μm
長径/短径の比;約2
ガラス繊維B:日本電気硝子社製「ECS03T−289K」
円型断面
断面積;1.3×10−4mm
繊維直径;13μm
長径/短径の比;1
【0033】
実施例1〜3、比較例1〜5
表1に示す成分(A)〜(C)を予めブレンドし、2軸押出機にて溶融混練し、成分(D)のガラス繊維はサイドフィーダーから投入してペレット状の樹脂組成物を得た。混練温度は260℃とした。
【0034】
得られた樹脂のペレットを射出成形機(アーブルグ社製「オールラウンダー750−210−320D」)の直径1mmのゲート3点から射出成形し、シリンダー温度:260℃、金型温度:120℃、保持圧:40%で3秒間かけて下記の評価用歯車を成形した。
[評価用歯車]
歯車形状 :平歯車
歯外径 :42mm
歯数 :40枚
モジュール:1
圧力角 :20°
ねじれ角 :0°
ピッチ :円直径
歯幅 :5mm
【0035】
得られた評価用歯車につき、下記の特性評価試験を行い、結果を表1に示した。
[歯車長期強度試験]
評価用歯車を駆動側に、相手歯車を従動側に固定し、従動側を200rpmで回転させ、従動側に30kg・cmの負荷トルクを加え、評価用歯車が破壊するまでの噛合回数を測定した。なお、相手歯車としては、材質は金属、形状は平歯車、歯数40枚、モジュール1、圧力角20°、ねじれ角0°、ピッチ円直径、歯幅10mmのものを用いた。
[平均残存繊維長]
評価用歯車の中から約1gの試験片を切り出し、高周波加熱電気炉にて700℃で15分間加熱して灰化し、光学顕微鏡写真を撮り、繊維200本を抽出測定し、その平均値を求めた。
【0036】
【表1】
Figure 0003664133
【0037】
表1より、メタキシリレンジアミンを主体とするジアミンとα,ω−脂肪族ジカルボン酸を主体とするジカルボン酸とを重合してなるポリアミドに、不飽和有機酸変性ポリオレフィン、超高分子量ポリエチレン及びガラス繊維を配合してなる樹脂組成物を成形してなる本発明の樹脂製歯車は、良好な長期強度を示すことが明らかである。
【0038】
【発明の効果】
以上詳述した通り、本発明によれば、形状ないし寸法精度とその安定性に優れると共に、高強度で長期強度にも優れた樹脂製歯車が提供される。
本発明の樹脂製歯車は、優れた機械的性質、寸法安定性を有するため、電気機器、自動車、その他一般機器において、強度と寸法精度、更には耐久性が要求されるような樹脂製歯車として極めて有用である。

Claims (3)

  1. (A)メタキシリレンジアミンを70モル%以上含むジアミンと、炭素数6〜12のα,ω−脂肪族ジカルボン酸を70モル%以上含むカルボン酸とを重合して得られたポリアミド80〜96重量%と、
    (B)不飽和有機酸を0.5〜5重量%含む不飽和有機酸変性ポリオレフィン2〜10重量%と、
    (C)超高分子量ポリエチレン2〜10重量%とを含み、
    (B)不飽和有機酸変性ポリオレフィンと(C)超高分子量ポリエチレンとの配合比が(B)不飽和有機酸変性ポリオレフィン:(C)超高分子量ポリエチレン=1:0.5〜10(重量比)である樹脂成分100重量部に対して、
    (D)ガラス繊維40〜250重量部を配合して得られる樹脂組成物を成形してなる樹脂製歯車。
  2. 請求項1において、(D)ガラス繊維の平均残存繊維長が80〜1000μmである樹脂製歯車。
  3. 請求項1又は2において、(D)ガラス繊維が、長さ方向に直角な断面における長径と短径との比が1.5〜6:1の非円形断面ガラス繊維である樹脂製歯車。
JP2001400474A 2001-12-28 2001-12-28 樹脂製歯車 Expired - Fee Related JP3664133B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001400474A JP3664133B2 (ja) 2001-12-28 2001-12-28 樹脂製歯車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001400474A JP3664133B2 (ja) 2001-12-28 2001-12-28 樹脂製歯車

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003201398A JP2003201398A (ja) 2003-07-18
JP3664133B2 true JP3664133B2 (ja) 2005-06-22

Family

ID=27639885

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001400474A Expired - Fee Related JP3664133B2 (ja) 2001-12-28 2001-12-28 樹脂製歯車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3664133B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006028327A (ja) * 2004-07-15 2006-02-02 Unitika Ltd 精密部品用成形材料
JP5098167B2 (ja) * 2005-12-19 2012-12-12 日本精工株式会社 電動パワーステアリング装置用減速ギア
WO2007080754A1 (ja) 2006-01-13 2007-07-19 Mitsubishi Engineering-Plastics Corporation 携帯電子機器用ポリアミド樹脂組成物および携帯電子機器用成形品
JP5243006B2 (ja) 2006-12-04 2013-07-24 三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社 難燃性ポリアミド樹脂組成物および成形品
JP2011137563A (ja) * 2009-12-25 2011-07-14 Denso Corp インタークーラ用の熱交換器
CN105143350B (zh) 2013-04-16 2017-06-27 东洋纺株式会社 玻璃纤维强化聚酰胺树脂组合物
JP6449371B2 (ja) * 2017-05-15 2019-01-09 バンドー化学株式会社 樹脂部材
US20200139309A1 (en) * 2018-11-01 2020-05-07 Entegris, Inc. Porous polyethylene filter membrane with asymmetric pore structure, and related filters and methods
JP7290004B2 (ja) * 2019-03-13 2023-06-13 グローバルポリアセタール株式会社 成形体
CN109971170B (zh) * 2019-03-26 2021-07-20 南京德尔隆工程塑料有限公司 一种高强高韧耐磨pa66合金材料及其制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003201398A (ja) 2003-07-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5106564A (en) Method of and apparatus for making fiber-reinforced polymer compositions
WO2008053911A1 (fr) Mélange de granules d'une composition de résine de polyamide, article moulé et procédé de production du mélange de granules
JP5451970B2 (ja) ポリアミド樹脂組成物ペレットブレンド物、成形品およびペレットブレンド物の製造方法
JP5182086B2 (ja) 摺動部品用材料
JP5560056B2 (ja) ポリアミド樹脂成形品の製造方法
TW201602237A (zh) 導電性聚醯胺模製材料
JP2006528260A (ja) 熱安定成形組成物
JP3664133B2 (ja) 樹脂製歯車
WO2011074536A1 (ja) 共重合ポリアミド
WO2007139987A1 (en) High modulus thermoplastic compositions
WO2022009616A1 (ja) 熱可塑性樹脂組成物及び部材、並びに熱可塑性樹脂組成物からなる部材の製造方法及び機械強度の向上方法
WO2019167854A1 (ja) 熱可塑性樹脂組成物、成形品、熱可塑性樹脂組成物の製造方法、および、メッキ付成形品の製造方法
WO2015001996A1 (ja) 吸水時の振動性に優れた高融点ポリアミド樹脂組成物
JP2008214526A (ja) 摺動部品製造用熱可塑性樹脂組成物、および摺動部を有する筐体
JP6269044B2 (ja) 吸水時の振動性と熱間剛性に優れた高融点ポリアミド樹脂組成物
JP5818184B2 (ja) 吸水時の振動性と外観に優れた高融点ポリアミド樹脂組成物
JP3464242B2 (ja) 強化ポリアミド樹脂組成物の製造方法
KR101740687B1 (ko) 유동성이 우수한 폴리아미드계 고분자 조성물 및 이를 이용하여 제조되는 폴리아미드계 복합소재
JP3456501B2 (ja) ポリアミド樹脂組成物
JP2005298663A (ja) 樹脂製自動車内装部品
JP2022127208A (ja) 樹脂組成物および成形品
JP2007112915A (ja) 高強度ポリアミド樹脂組成物およびその製造方法
WO2022009690A1 (ja) 無機強化ポリアミド樹脂組成物
KR101795675B1 (ko) 고리형 화합물이 첨가된 폴리아미드계 고분자 조성물 및 이를 이용한 폴리아미드계 복합소재
JPH01240561A (ja) 繊維強化ポリマー組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040728

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041027

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041207

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050308

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050321

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090408

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090408

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100408

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100408

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110408

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees