JP3662602B2 - 標示板 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、例えば、道路や公共施設等において好適に用いられ、逆光時においても誘目性及び視認性に優れた標示板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、道路や公共施設等においては、様々な標示板が用いられている。
この標示板は、方形、三角形、円形等の形状の板の片面もしくは両面に、認識すべき図形、例えば、線形誘導、進行方向、駐車場等を表わす図形が形成されたもので、瞬間的に図形を識別する必要があることから、該図形の形状や色調は、誘目性及び視認性を十分に考慮して決定されている。
ところで、これらの標示板は、太陽光と同一側から視る場合、容易に識別することができるが、太陽光と反対側から視る場合、例えば、該標示板が西日の方向に在る様な場合では、該標示板が逆光により西日の陰になってしまい該標示板を識別し難いという問題点がある。また、夜間においては、特に周りに照明が無い様な場合には顕著であるが、暗すぎて瞬間的に前記図形を識別し難いという問題点がある。そこで、反射式、内照式、外照式等の各種標示板が提案され実用に供されている。
【0003】
反射式とは、前記標示面に光の反射率の大きなシートを貼着したもので、特に、夜間において、前記図形の視認性を向上させたものである。
また、内照式とは、例えば、前記図形が形成された標示面を半透明のプラスチック板等とし、該標示板の内側にバックライトとなる光源を配置して該光源により前記標示面を照らすことにより、前記図形の視認性を向上させたものである。
また、外照式とは、例えば、前記図形が形成された標示面の上方に光源を配置して該光源により前記標示面を照らすことにより、前記図形の視認性を向上させたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した反射式においては、前記標示面の前方に光源がある場合には効果的であるが、該標示面が西日の方向に在る様な場合には、従来の標示板と同様に、標示面が西日の陰になってしまい該標示板を識別することができない。
また、内照式においては、従来の無照明のものと比べては前記図形の視認性が向上しているものの、特に強い西日の方向に標示板が在る様な場合には、該西日が強すぎるために前記光源に打ち勝って該標示面が陰ってしまい、前記図形を容易に識別することができないという問題点がある。
また、外照式においても、前記内照式と同様の問題点がある。
【0005】
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであって、逆光時においても誘目性及び視認性に優れた標示板を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は次の様な標示板を採用した。
すなわち、請求項1記載の標示板は、少なくとも一方の面に認識すべき図形が形成された標示板において、前記図形部分のみに多数の孔を形成したことを特徴としている。
【0008】
また、請求項2記載の標示板は、請求項1記載の標示板において、前記孔は、前記図形に均一に分布していることを特徴としている。
【0009】
また、請求項3記載の標示板は、少なくとも一方の面に認識すべき図形が形成された標示板において、前記面の図形以外の部分のみに多数の孔を形成したことを特徴としている。
【0012】
【作用】
請求項1記載の標示板では、少なくとも一方の面に認識すべき図形が形成された標示板において、前記標示板の図形部分のみに多数の孔を形成したことにより、該標示板が逆光になった様な場合、光が多数の前記孔を通過するので該通過した光から前記図形の全体像を認識することが可能になる。したがって、図形を容易に識別することが可能になり、該標示板の誘目性及び視認性が向上する。
また、多数の孔を形成したことにより、前記標示板がその分だけ軽量になる。
【0013】
また、請求項2記載の標示板では、前記孔を前記図形に均一に分布したので、前記孔を通過する光の面内分布が均一になり、前記図形の全体像を明瞭かつ容易に認識することが可能になる。したがって、図形を明瞭にかつ速やかに識別することが可能になり、該標示板の誘目性及び視認性がさらに向上する。
【0014】
また、請求項3記載の標示板では、前記面の図形以外の部分のみに多数の孔を形成したことにより、該標示板が逆光になった様な場合、光が多数の前記孔を通過するので該通過した光から前記図形と前記図形以外の部分とが明瞭に区分され、前記図形の全体像を認識することが可能になる。したがって、図形を容易に識別することが可能になり、該標示板の誘目性及び視認性が向上する。
また、多数の孔を形成したことにより、前記標示板がその分だけ軽量になる。
【0016】
【実施例】
以下、本発明の各実施例の標示板について、図面に基づき説明する。
(実施例1)
図1は本発明の一実施例の標示板を示す正面図であり、例えば、道路の曲率半径の小さいカーブ区間に進行して来る自動車を誘導するものである。
この標示板1は、矩形状の板2の表面2aに、進行方向を表わす「くの字」状の複数の図形(認識すべき図形)3が形成され、該図形3全体に多数の円形状の孔4が均一に分布する様に形成されている。
この孔4の大きさは、逆光に対して最も誘目性及び視認性が良好となるように、その形状及び大きさが設定されている。
【0017】
この標示板1では、前記図形3全体に多数の孔4を形成したことにより、該標示板1が逆光になった様な場合、すなわち、特に強い西日の方向に該標示板1が在る様な場合、該西日が多数の前記孔4を通過するので該通過した西日により前記図形3と前記図形3以外の部分とが明瞭に区分され、前記図形3の全体像を明瞭にかつ速やかに認識することが可能になる。したがって、前記図形3は該図形3の周囲と明瞭にかつ速やかに識別することが可能になり、該標示板1の誘目性及び視認性が向上する。
【0018】
以上説明した様に、本実施例の標示板1によれば、矩形状の板2の表面2aに認識すべき図形3を形成し、該図形3全体に多数の孔4を均一に分布する様に形成したので、該標示板1が逆光になった様な場合、光が多数の前記孔4を通過することにより、該通過した光から前記図形3の全体像を容易に認識することができ、したがって、前記図形3を明瞭にかつ速やかに識別することができ、該標示板1の誘目性及び視認性を向上させることができる。
しかも、多数の孔4を形成したので、該標示板1を軽量化することができ、運搬が容易になり、作業性が向上する。
【0019】
なお、表面2aに透光性を有する反射シートを貼着すれば、該標示板1が西日の方向に在る様な場合においても、裏からの西日を透過することができ、また、表面2aの前方に光源がある場合に該光源からの光を反射することにより前記図形3の識別を容易にすることができ、該図形3の誘目性及び視認性を向上させることができる。
【0020】
図2は、本実施例の標示板の変形例を示す正面図であり、この標示板11は、矩形状の板12の表面12aに進行方向を表わす矢印状の図形(認識すべき図形)13が形成され、該図形13全体に多数の孔4が均一に分布する様に形成されている。
この標示板11においても、上記標示板1と全く同様の作用・効果を奏することができる。
【0021】
(実施例2)
図3は本発明の他の実施例の標示板を示す正面図である。
この標示板21は、矩形状の板12の表面12aに矢印状の認識すべき図形13が形成され、該図形13以外の部分全体に多数の円形状の孔4が均一に分布する様に形成されている。
【0022】
この標示板21では、表面12aの図形13以外の部分全体に多数の孔4を形成したことにより、該標示板21が逆光になった様な場合、すなわち、特に強い西日の方向に該標示板21が在る様な場合、該西日が多数の前記孔4を通過するので該通過した西日により前記図形13は前記図形13以外の部分によりシルエットとなり、該シルエット部分は西日が通過する前記図形13以外の部分と明瞭に区分され、前記図形13の全体像を明瞭にかつ速やかに認識することが可能になる。したがって、前記図形13を明瞭にかつ速やかに識別することが可能になり、該標示板21の誘目性及び視認性が向上する。
【0023】
以上説明した様に、本実施例の標示板21によれば、矩形状の板12の表面12aに認識すべき図形13を形成し、該図形13以外の部分全体に多数の孔4を均一に分布する様に形成したので、該標示板21が逆光になった様な場合、光が多数の前記孔4を通過することにより、シルエットとなる前記図形13の全体像を容易に認識することができ、したがって、前記図形13を明瞭にかつ速やかに識別することができ、該標示板21の誘目性及び視認性を向上させることができる。
しかも、多数の孔4を形成したので、該標示板21を軽量化することができ、運搬が容易になり、作業性が向上する。
【0024】
上記実施例1,2は、図形3全体または図形13以外の部分全体のいずれかに多数の孔4を均一に分布する様に形成した場合を示したが、例えば、板2の表面2a全体に多数の孔4を形成した構成としてもよい。この場合、光が多数の前記孔4を通過するので該通過した光から前記標示板の全体像を認識することができ、誘目性及び視認性を向上させることができる効果がある。さらに、表面2a全体に透光性を有する反射シートを貼着すれば、該標示板が西日の方向に在る様な場合においても、裏からの西日を透過することができ、また、表面2aの前方に光源がある場合に該光源からの光を反射することにより該標示板の識別を容易に行うことができ、誘目性及び視認性を向上させることができる。
【0026】
【発明の効果】
以上説明した様に、請求項1記載の標示板によれば、少なくとも一方の面に認識すべき図形が形成された標示板において、前記図形部分のみに多数の孔を形成したので、該標示板が逆光になった様な場合、光が多数の前記孔を通過することにより、該通過した光から前記図形の全体像を認識することができる。したがって、図形を容易に識別することが可能になり、該標示板の誘目性及び視認性が向上させることができる。
しかも、多数の孔を形成したことにより、前記標示板を軽量化することができ、運搬が容易になり、作業性が向上する効果がある。
【0027】
また、請求項2記載の標示板によれば、前記孔を前記図形に均一に分布することとしたので、前記孔を通過する光の面内分布を均一にすることができ、前記図形の全体像を明瞭かつ容易に認識することができる。したがって、図形を明瞭にかつ速やかに識別することができ、該標示板の誘目性及び視認性をさらに向上させることができる。
【0028】
また、請求項3記載の標示板によれば、少なくとも一方の面に認識すべき図形が形成された標示板において、前記面の図形以外の部分のみに多数の孔を形成したので、該標示板が逆光になった様な場合、光が多数の前記孔を通過することにより、該通過した光からシルエットとなる前記図形の全体像を認識することができる。したがって、図形を明瞭かつ速やかに識別することができ、該標示板の誘目性及び視認性を向上させることができる。
しかも、多数の孔を形成したので、前記標示板を軽量化することができ、運搬が容易になり、作業性が向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の標示板を示す正面図である。
【図2】本発明の実施例1の標示板の変形例を示す正面図である。
【図3】本発明の実施例2の標示板を示す正面図である。
【符号の説明】
1 標示板
2 板
2a 表面
3 認識すべき図形
4 孔
11 標示板
12 板
12a 表面
13 認識すべき図形
21 標示板
Claims (3)
- 少なくとも一方の面に認識すべき図形が形成された標示板において、前記図形部分のみに、光を通過させるための多数の孔を形成したことを特徴とする標示板。
- 前記孔は、前記図形に均一に分布していることを特徴とする請求項1記載の標示板。
- 少なくとも一方の面に認識すべき図形が形成された標示板において、前記面の図形以外の部分のみに、光を通過させるための多数の孔を形成したことを特徴とする標示板。
Priority Applications (1)
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JP04750294A JP3662602B2 (ja) | 1994-03-17 | 1994-03-17 | 標示板 |
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JPH07259027A JPH07259027A (ja) | 1995-10-09 |
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JP04750294A Expired - Lifetime JP3662602B2 (ja) | 1994-03-17 | 1994-03-17 | 標示板 |
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JP2009256996A (ja) * | 2008-04-18 | 2009-11-05 | Katsuhiko Arakawa | 表示用品 |
-
1994
- 1994-03-17 JP JP04750294A patent/JP3662602B2/ja not_active Expired - Lifetime
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