JP3660218B2 - 肉質の改善された豚肉 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、に多量の梅の実を主成分とする飼料添加物を飼料に混和して与えて得られた肉質の改善された肉であり、更に、詳細には、一般の肉類より鮮度が長く保たれる肉質の改善された肉に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、養豚や魚の養殖等において、飼料に種々の添加物を混ぜて与えることにより病気をおさえると共に、増体量等の改善を行なうようにすることは広く行なわれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
然し乍ら、従来、使用されている飼料の添加物として、例えば、ビヒィズス菌、ホリゴ糖、その他抗生物質を用いて増体量や飼料要求量(飼料摂取量)等の改善を行なっているもので、肉類そのものの鮮度を維持させるための改善まで至っていないのが実情である。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る改善された肉類は前述のような実情に鑑みてなされたものであって、重量比にして主成分として梅の実50〜80パーセント、改質成分として焼酎1〜3パーセント、及び、砂糖18〜45パーセント、ビタミン剤等その他の添加物1〜4パーセントを混合して所定期間漬け込んでなる第1の飼料添加物と、重量比にして主成分として梅の実65〜85パーセント、塩15〜35パーセントを混合して所定期間漬け込んでなる第2の飼料添加物と、第1の飼料添加物と第2の飼料添加物とを略1対1で混合して重量比にして0.3〜0.7パーセントの添加物を添加させた飼料を家畜等に継続的に与えて得たものである。
【0005】
【作用】
本発明の改善された肉類は、前述の飼料添加物を家畜等に与えることにより、梅の果肉に含まれているクエン酸やリンゴ酸が新陳代謝機能、つまり、クエン酸回路の働きを活発にして食下飼料は効率良くエネルギーに転換されるので、飼料の消化が良くなり、又、梅の果肉のもつ有機酸のクエン酸やリンゴ酸、コハク酸、酒石酸により、及びオレアノール酸等のトリテルペンの働きにより家畜等の種々の病気に効めを表わし疾病率が低下すると共に、家畜の活力が増進し体が強健となり家畜等の増体量や飼料要求率が大巾に向上するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の改善された肉類の詳細な実施の形態を説明する。
【0007】
図1は本発明の改善された肉類と一般の肉類との屠殺後の鮮度を表わしたグラフである。
【0008】
本発明は、に多量の梅の実を主成分とする飼料添加物を飼料に混和して与えて得られた肉質の改善された肉であり、更に、詳細には、一般の肉類より鮮度が長く保たれる肉質の改善された肉に関するものであり、主成分として梅の実50〜80重量パーセント、改質成分として焼酎1〜3重量パーセント及び砂糖18〜45重量パーセント、並びにその他の添加物としてビタミン剤等1〜4重量パーセントとを混合して所定期間漬け込んでなる第1の飼料添加物と、主成分として梅の実65〜85重量パーセント、塩15〜35重量パーセントとを混合して所定期間漬け込んでなる第2の飼料添加物とよりなり、前記第1の飼料添加物と前記第2の飼料添加物とを略1対1の割合で混合してなる混合飼料添加物を飼料に対して0.3〜0.7重量パーセント添加してなる飼料を用いて飼育した肉豚より得られるものである。
【0009】
即ち、本発明の実施の形態として、先ず、第1の飼料添加物を主成分として梅の実(青梅)を73パーセント(重量比・以下同じ)、改質成分として焼酎1パーセント、及び、砂糖24パーセント、その他ビタミン剤等の添加物を2パーセントの割合で混合して漬け込むものである。
【0010】
次いで、第2の飼料添加物を重量比にして主成分として梅の実を(青梅)60パーセント(重量比・以下同じ)、塩40パーセントの割合でを混合して漬け込むものであり、塩は飼料添加物に必須のものであり、これを梅の実と混合させることにより更に良好な結果が得られるものである。
【0011】
この状態で第1の飼料添加物と第2の飼料添加物とを夫々所定期間(例えば約1ケ月)貯蔵して梅の実に含まれ家畜の健康に有効なアミグダリンが青酸に分解されるのを防止するものである。
【0012】
そして、前記第1の飼料添加物と前記第2の飼料添加物とを略1対1の割合で混合してなる混合飼料添加物を飼料に対して0.5重量パーセント添加した飼料を肉豚に毎日乃至10日毎に与えるものであり、梅の果肉のもつクエン酸、リンゴ酸、コハク酸又は酒石酸等の有機酸或いはオレアノール酸等のトリテルペンの働きにより雑菌の増殖を抑え家畜は種々の病気に対する抵抗力を付け、且つ、強健となるものである。
【0013】
つまり、梅の実に大量に含まれているクエン酸やリンゴ酸、コハク酸が新陳代謝機能、すなわちクエン酸回路(動物が食物をエネルギーに変える新陳代謝の機能をつかさどっている回路)の働きを活発にして食下飼料を効率良くエネルギーに転換するものである。
【0014】
このため、飼料の消化が良くなり、品質の良い食肉を備えた肉豚に成長するものである。
【0015】
前記クエン酸はこの回路の第1段階で極めて重要な役割を果たすものであり、クエン酸が欠乏状態になると、回路の働きが悪くなりエネルギーへの変換効率が落ち、疲労の原因となる乳酸を体内で過剰に生産し、病気の発生等家畜に悪影響を及ぼすものであるが、本発明の飼料添加物を肉豚に与えることにより肉豚の新陳代謝機能が極めて活発となるため、活力が増進し体が強健となり肉豚の増体量や飼料要求率が大巾に改善されるばかりでなく疾病率が著しく低下し、抗生物質の投与も極力少なくて済むものでありながら生存率も向上するものである。
【0016】
すなわち、従来、肉豚として出荷までに必要な飼料は1頭当り平均330kgであるが、本発明の飼料添加物を肉豚に継続的に投与したところ、前記330kgの飼料を飼料要求率100パーセントとすると、飼料要求率を74パーセント(約244kg)まで改善され、これにより餌代を大巾に節約することを可能としたものである。
【0017】
又、一般に、家畜の育成率は80パーセント前後であるが、本飼料添加物により家畜の育成率を約96パーセントまで引き上げることができるものである。
【0018】
更に又、種豚に投与したところ種豚の平均寿命を約2倍に延ばすことが可能と成り、加えて、公的機関に依頼して測定してもらった結果、屠殺後の肉も一般の肉と比べはるかに色、鮮度に優れた結果得られたものである。
【0019】
なお、本発明の改善された肉類(豚の筋肉)と一般の飼育方法で成長させた肉類(豚の筋肉)とを財団法人日本食品分析センター九州支所で、鮮度測定器によって鮮度、つまり、K値(%)を屠殺後7日、14日、21日に別けて測定分析した結果、図1に示すように成ったものであり、Aは本発明の改善された肉類で有り、Bは一般の飼育方法で成長させた肉類であり、屠殺後7日ではAは33%、Bは44%であり、屠殺後14日では、Aは51%、Bは67%であり、屠殺後21日では、Aは58%、Bは63%であり、K値が低いほど新鮮な肉類であるとされるものである。
【0020】
本発明は図1に図示する如く、肉豚屠殺後食卓にのぼる間の鮮度が良好に維持されるため、色合い、味わい等も新鮮な状態で食すことを可能とするものである。
【0021】
【発明の効果】
本発明は前述のように構成したので、多量の梅の実を主成分とする本飼料添加物を家畜等に与えることにより、梅の果肉に含まれているクエン酸やリンゴ酸が新陳代謝機能、つまり、クエン酸回路の働きを活発にして食下飼料は効率良くエネルギーに転換させることができ、もって飼料の消化を良好にし、しかも、新陳代謝機能の活発化に伴なって、家畜の活力が増進し体が強健となり、且つ、梅の実の持つ殺菌効果によって雑菌の増殖が抑えられ疾病率が著しく低下し、抗生物質や薬品を投与することも殆ど無くなりもので、家畜等の育成率及び生存率を一層向上させることができ、更には、肉類の品質も改善され鮮度が維持できる等極めて有用な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の改善された肉類と一般の肉類との屠殺後の鮮度を表わしたグラフである。
【符号の説明】
A 本発明の肉類
B 一般の肉類

Claims (1)

  1. 主成分として梅の実50〜80重量パーセント、改質成分として焼酎1〜3重量パーセント及び砂糖18〜45重量パーセント並びにその他の添加物としてビタミン剤等1〜4重量パーセントとを混合して所定期間漬け込んでなる第1の飼料添加物と、主成分として梅の実65〜85重量パーセント及び塩15〜35重量パーセントとを混合して所定期間漬け込んでなる第2の飼料添加物とよりなり、前記第1の飼料添加物と前記第2の飼料添加物とを略1対1の割合で混合してなる混合飼料添加物を飼料に対して0.3〜0.7重量パーセント添加してなる飼料を用いて飼育したより得られることを特徴とする肉質の改善された肉。
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