JP3658749B2 - データ記録再生システム、放送システム、記録装置、並びに記録再生装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、新聞、雑誌、書籍など、毎日、あるいは定期的に配達、販売される、テキスト(文字)を中心とした情報を、衛星を用いて電子的に配信して記録媒体に記録し、これを再生する場合に用いて好適なデータ記録再生システム、放送システム、記録装置、並びに記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
新聞、雑誌、書籍等の情報は、紙に印刷された状態で配布されることが多い。また、近年、公衆電話網を用いたデータ通信技術の進歩に伴い、電子的な手段によりこれらの情報を配信することが可能になってきた。例えばパソコンを使って公衆電話網を経由して新聞等のデータベースにアクセスし、必要な情報を検索するオンラインサービスが広く行われている。
【0003】
さらに、あらかじめサービスセンタと契約しておき、希望する新聞や雑誌の記事情報をファックスで配信してもらうというサービスも既に実用化されている。
【0004】
しかしながら、紙による情報の配信は、以下のような問題点を有している。
(1)新聞を一紙読む、あるいは雑誌を一冊読む場合にはそれ程でもないが、複数の新聞、あるいは雑誌を読むという場合には量が大変かさばり、不便である。
(2)新聞を一家で一紙購読している場合、家族の人数が多くても、同時には一人しか読むことができず、不便である。
(3)紙を大量に消費するため、木材、パルプの消費量が多くなる。
(4)輸送、配達のために配達員を確保する必要があり、輸送コストが高くなる。
(5)輸送、配達に自動車、二輪車などが用いられ、排気ガスを発生することから、環境破壊のおそれがある。
【0005】
また、電子的な方法による情報の配信は、センタのデータベースにアクセスする為のアクセス料が高く、しかも通信費も要するため、コストが大変高いものになり、一般の人が手軽に利用できるものではない。
【0006】
さらに、ファックスを使って送信するという方法は、サービスセンタにおいて契約者毎に希望した記事情報を選択するという人手を多く要する作業が必要となる為に、やはり情報料が大変高いものになり、一般の人が手軽に利用できるものではなかった。
【0007】
そこで、本出願人は、例えば特願平5−116480号として、テキストデータを衛星を介して電子的に受信者に伝送することを先に提案した。このシステムにおいては、受信側において受信したデータを記録媒体に記録し、所望のタイミングにおいて記録媒体を再生し、テキストデータをモニタなどにより見るようにする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、先の提案においては、記録媒体に記録されたデータがコピーされ、受信契約をしていない者により、テキストデータが読まれてしまう恐れがあった。
【0009】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、所定の者だけが記録情報を再生することができるようにするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明のデータ記録再生システムは、記録再生装置が、データを提供する情報提供装置から伝送されるデータ及びキーコードを受信する受信手段と、受信手段により受信されたキーコードを、記録媒体に記録すると共に、受信手段により受信されたデータを、キーコードに応じて発生される書き込みアドレスに従って、記録媒体に記録する記録制御手段と、記録媒体から読み出されたキーコードに応じて発生される読み出しアドレスに従って、記録媒体に記録されたデータの再生順序を制御する再生制御手段とを備えることを特徴とする。
【0011】
記録媒体は、メモリカードとすることができる。
本発明の第1の放送システムは、情報処理装置が、データを蓄積する蓄積手段と、蓄積手段に蓄積されるデータを受信装置に放送すると共に、所定のタイミングでキーコードを送信する放送手段とを備え、受信装置が、放送手段により放送されたデータ及びキーコードを受信する受信手段と、受信手段により受信されたキーコードを記録媒体に記録すると共に、受信されたデータを、キーコードに応じて発生される書き込みアドレスに従って記録媒体に記録する記録制御手段とを備えることを特徴とする。
前記受信装置は、ユーザによりキーコードを入力可能な入力手段をさらに備え、記録制御手段は、入力手段により入力されるキーコードと、受信されるキーコードとに応じて生成されるキーコードを記録媒体に記録することができる。
本発明の第2の放送システムは、情報提供装置が、データを蓄積する蓄積手段と、蓄積手段に蓄積されるデータをスクランブルし、スクランブルデータを生成するスクランブルデータ生成手段と、生成されたスクランブルデータを受信装置に放送すると共に、所定タイミングでキーコードを送信する放送手段とを備え、受信装置が、放送手段により放送されたスクランブルデータ及びキーコードを受信する受信手段と、受信手段により受信されたスクランブルデータをデスクランブルし、デスクランブルされたデータを出力するデスクランブル手段と、デスクランブル手段により出力されたデータを記録する記録手段と、記録手段からデータを読み出すと共に、受信手段により受信されたキーコードを外部記録媒体に記録し、キーコードに応じて発生される書き込みアドレスに従って読み出されたデータを記録媒体に記録する記録制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明の記録装置は、データを提供する情報提供装置から伝送されるデータ及びキーコードを受信する受信手段と、受信手段により受信されたデータを記録する記録手段と、記録手段からデータを読み出す読み出し手段と、外部メモリカード内のメモリに対して読み書きを制御する制御手段とを備え、制御手段は、受信手段により受信されたキーコードを外部メモリカード内のメモリの一部に記録すると共に、キーコードに応じて発生する書き込みアドレスに従って読み出し手段により記録手段から読み出されたデータをメモリの他部に記録することを特徴とする。
本発明の記録再生装置は、データを提供する情報提供装置から伝送されるデータ及びキーコードを受信する受信手段と、受信手段により受信されたキーコードを、記録媒体に記録すると共に、受信手段により受信されたデータを、キーコードに応じて発生される書き込みアドレスに従って、記録媒体に記録する記録制御手段と、記録媒体から読み出されたキーコードに応じて発生される読み出しアドレスに従って、記録媒体に記録されたデータの再生順序を制御する再生制御手段とを備えることを特徴とする。
【0012】
【作用】
上記構成のデータ記録再生システム、放送システム、記録装置、並びに記録再生装置においては、記録媒体から再生したキーコードに対応して、データの再生順序が制御される。従って、比較的簡単かつ確実に、キーコードを知らない者がデータを再生することを禁止することができる。
【0013】
【実施例】
図1は、本発明を応用するデータ放送システムの構成例を示している。情報提供者としての新聞社は、大型計算機1を有している。この大型計算機1には、紙面データベースが蓄えられている。この紙面データベースには、新聞に印刷するための記事情報や、レイアウト情報などを含んでいる。このデータベースのデータは、必要に応じてワークステーション2に伝送され、そこにおいて編集される。
【0014】
即ち、各紙面(ジャンル)毎に、受信側において最も検索し易い形に記事データを編集する。例えば、この編集により、レイアウトはそのままで、見出しだけが見える形で紙面がそのまま縮小された検索のための画面を作成する。さらにまた、この見出しから、それに対応する記事を表示することができるように、検索の画面(見出し)と、その詳細を記述した記事との関係付けが行われる。このように、受信側で検索し易い形態に編集したデータが、地上のデータ回線を介して放送センタ(放送局)3に伝送される。
【0015】
放送センタ3は、伝送されてきたデータをスクランブルして、衛星4に伝送する。このスクランブルを行うために、放送センタ3は、例えば図2に示すようなスクランブル装置を有している。
【0016】
即ち、図2に示すように、このスクランブル装置においては、初期値レジスタ21に設定されている所定の初期値が、M系列発生器22に供給されるようになされている。M系列発生器22は、初期値レジスタ21より所定の初期値がセットされると、この初期値から、ランダム系列のデータを発生する。このランダム系列のデータは、イクスクルーシブオア回路23に供給され、情報提供者(新聞社)から伝送されてきた伝送すべきデータと排他的論理和の演算が行われる。これにより、伝送データがスクランブルされることになる。
【0017】
放送センタ3から、このようにスクランブルされたデータが衛星4に伝送されると、衛星4は、このデータを各受信者に伝送する。
【0018】
各受信者は、室外装値5により衛星4からの電波を受信し、データ受信装置6で受信したデータを復調する。データ受信装置6は、図2に示したスクランブル装置に対応するデスクランブル装置を内蔵しており、受信したデータをデスクランブルする。デスクランブルされたデータは、テレビジョン受像機10に供給され、表示される。あるいはまた、記録装置7に供給され、内蔵する記録媒体としてのハードディスク、光磁気ディスクなどに記録される。そして、これらのハードディスクあるいは光磁気ディスクなどに記録されたデータは、さらに必要に応じてメモリカード8に転送し、記録することができる。
【0019】
受信者は、ハードディスクあるいは光磁気ディスクなどに記録されたデータを再生し、テレビジョン受像機10によりモニタすることができる。あるいはまた、メモリカード8を専用のビューア9に装着し、モニタすることができる。
【0020】
記録装置7は、受信したデータをメモリカード8に対して記録または再生するために、図3に示すような構成を有している。CPU31は、ROM32に記憶されているプログラムに従って、メモリカード8に対する記録再生(書き込み、読み出し)動作を制御する。RAM33は、CPU31が各種の処理を実行する上において必要なデータなどを記憶する。アドレス発生器34は、メモリカード8に対する書き込みアドレスおよび読み出しアドレスを発生する。入力部35は、使用者により操作され、インタフェース36を介して、操作に対応する指令をCPU31に出力する。
【0021】
アドレス発生器34は、例えば図4に示すように構成されている。この実施例においては、アドレスカウンタ51が出力する32ビットのカウント値が、32個のイクスクルーシブオア回路541乃至5432に供給されるようになされている。イクスクルーシブオア回路541乃至5432には、キーコードレジスタ52が出力する32ビットのキーコードも供給されている。イクスクルーシブオア回路541乃至5432は、アドレスカウンタ51の出力とキーコードレジスタ52の出力との排他的論理和を演算し、アドレスレジスタ53に出力する。アドレスレジスタ53にラッチされたデータが、書き込みアドレスまたは読み出しアドレスとして、メモリカード8に供給されるようになされている。
【0022】
次に、メモリカード8に対する記録再生の動作について説明する。各受信者は、受信を希望する情報を提供する情報提供者としての新聞社、雑誌者などと個々に契約を行う。情報提供者は、各受信契約者に対して、スクランブルされたデータをデスクランブルするためのキーコードとして、例えば図2における初期値レジスタ21に設定する、M系列のデータを発生するための初期値データを、所定のタイミングで、衛星4を介してデータ受信装置6に伝送する。データ受信装置6は、受信したキーコードを、内蔵する不揮発性メモリに記憶させる。そして、このキーコードは、記録装置7のRAM33に転送され、記憶される。さらにまた、このキーコードは、RAM33から読み出され、メモリカード8の所定の領域に転送され、記憶される。
【0023】
即ち、メモリカード8は、図5に示すように、その記憶領域の最初の32ビットに、新聞、雑誌、書籍などの記録するデータの種類に対応するコードが書き込まれ、次の32ビットには、その新聞、雑誌、書籍などの情報を提供する会社A乃至Gに対応するコードが記録される。そして、さらに、その次の32ビットに、上述したM系列の初期値としてのキーコードが記録されるように、そのフォーマットが規定されている。
【0024】
CPU31は、メモリカード8の最初の96ビットにデータを記録するとき、アドレス発生器34のキーコードレジスタ52に、32ビットがすべて0のデータをセットさせる。このため、アドレスカウンタ51がカウント動作を行った結果発生する1,2,3,4,5,・・・などの1ずつインクリメントする値が、32個のイクスクルーシブオア回路541乃至5432を介して、そのままアドレスレジスタ53に供給される。従って、このアドレスレジスタ53にラッチされるアドレスは、アドレスカウンタ51が発生する、1ずつインクリメントされるデータそのものとなる。このようにして、メモリカード8の最初の96ビットに、図5に示した特定のコードを書き込むことができる。
【0025】
次にCPU31は、メモリカード8の上記した最初の96ビット以外の領域にデータを書き込むとき、メモリカード8の第3番目の32ビットの領域に書き込んだキーコードを読み出し、アドレス発生器34のキーコードレジスタ52に転送し、記憶させる。その結果、アドレスカウンタ51が、1ずつインクリメントして発生するデータは、イクスクルーシブオア回路541乃至5432により、キーコードレジスタ52にラッチしたキーコードとの排他的論理和が演算されるため、ランダムな(必ずしも1ずつインクリメントする値ではない)アドレスデータとなる。従って、ハードディスクや光磁気ディスクから転送されてきた正しい時系列のデータが、メモリカード8のスクランブルされた領域上に書き込まれることになる。
【0026】
次に、メモリカード8に書き込まれたデータを読み出す場合の動作について説明する。尚、この読み出しの動作は、メモリカード8をビューア9に装着して行う場合も同様となる。
【0027】
入力部35を操作して、メモリカード8の再生が指令されると、CPU31は、最初に、キーコードレジスタ52に、32ビットがすべて0のデータをセットし、アドレスカウンタ51に所定の値を発生させ、その値をそのままアドレスレジスタ53に転送させる。これにより、図5に示したメモリカード8の第3番目の32ビットのキーコードが記録されている領域に対応する読み出しアドレスを発生させる。従って、そこに記録されているキーコードが読み出される。
【0028】
CPU31は、このようにして読み出したキーコードをRAM33に転送し、記憶させる。そして、アドレスカウンタ51が96以上の値を出力するとき、RAM33に記憶したキーコードを読み出し、キーコードレジスタ52に記憶させる。その結果、アドレスカウンタ51が出力する、1ずつインクリメントするデータは、キーコードレジスタ52に記憶したキーコードと、イクスクルーシブオア回路541乃至5432において排他的論理和が演算され、ランダムな読み出しアドレスとなる。但し、この読み出しアドレスは、書き込み時において発生されたアドレスに対応しているため、ランダムなアドレスに記憶されているデータを元の時系列の順番に戻して読み出すことができる。
【0029】
読み出したデータは、データ受信装置6を介してテレビジョン受像機10に供給され、表示される。メモリカード8がビューア9に装着されている場合においては、ビューア9に設けられているモニタに出力され、表示される。
【0030】
一方、このメモリカード8を、データ受信装置6により受信したデータを再生する専用の(正規の)ビューア9以外の再生装置により再生すると、このような再生装置には、図4に示したキーコードレジスタ52が設けられていないため、アドレスカウンタ51が順次1ずつインクリメントして発生する読み出しアドレスにより指定される領域からのデータが順次再生される。しかしながら、上述したように、このメモリカード8(正規のメモリカード8)においては、アドレスの順番とデータの書き込みの順番とが一致していない。このため、データを正しく再生することができなくなる。
【0031】
また、キーコードが記録されていないメモリカード(正規ではないメモリカード)を、正規の記録装置7あるいはビューア9に装着し、再生したとしても、キーコードレジスタ52に正しいキーコードを設定することができないために、データを正しく再生することができない。
【0032】
このように、メモリカード8またはビューア9のうち、少なくとも一方が正規のものでない場合においては、記憶データを正しく再生することができなくなる。
【0033】
以上の実施例においては、メモリカード8の所定の領域に記憶されているキーコードを、キーコードレジスタ52に設定させるようにしたが、各受信者に、例えば手紙などでキーコードを通知し、使用者に入力部35を操作させ、そのキーコードをRAM33に記憶させるようにすることもできる。この場合、CPU31は、メモリカード8より読み出したキーコードと、RAM33より読み出したキーコードとの排他的論理和を演算し、その演算結果をキーコードレジスタ52に設定する。このようにすれば、両方のキーコードが一致した場合にのみ、正しいキーコードがキーコードレジスタ52に設定される。
【0034】
従って、メモリカード8と記録装置7が両方とも正規の装置であったとしても、それが、契約対象とされている情報提供者以外の情報提供者の情報を再生するための装置である場合においては、各情報提供者毎にキーコードが異なっているため、メモリカード8に記憶されているデータを正しく再生することができなくなる。
【0035】
尚、上記したキーコードは、M系列の初期値以外に任意の値を用いるようにすることもできる。
【0036】
さらに、上記した実施例においては、デスクランブルした後のデータをメモリカード8に記憶させるようにしたが、デスクランブルする前のデータをメモリカード8に記憶させるようにすることもできる。勿論、この場合においては、メモリカード8より読み出したデータをデスクランブルするための装置を、記録装置7あるいはビューア9に設ける必要がある。
【0037】
さらにまた、上記実施例においては、キーコードをメモリカード8の第3番目の32ビットの領域に記憶させるようにしたが、データの種類およびデータの提供者を表すコードの中に、このキーコードを含めさせることも可能である。また、メモリカード以外の記録媒体を用いる場合にも、本発明を適用することが可能である。
【0038】
以上、本発明を新聞データを伝送する場合を例として説明したが、雑誌、書籍、その他のキャラクタデータを伝送する場合にも、本発明は応用することが可能である。さらにまた、キャラクタデータ以外に、イメージデータや音声データを同時に伝送することも可能である。
【0039】
【発明の効果】
以上の如く本発明のデータ記録再生システム、放送システム、記録装置、並びに記録再生装置によれば、記録媒体から再生したキーコードに対応して、データの再生順序を制御するようにしたので、正規のものでない記録媒体や再生装置により、データが再生されることを禁止することが可能となる。また、契約していない情報提供者から供給される情報の再生も、禁止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を応用したデータ放送システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1の放送センタ3が有するスクランブル装置の構成例を示すブロック図である。
【図3】図1の記録装置7の構成例を示すブロック図である。
【図4】図3のアドレス発生器34の構成例を示すブロック図である。
【図5】図1のメモリカード8のフォーマットを説明する図である。
【符号の説明】
1 大型計算機
2 ワークステーション
3 放送センタ
4 衛星
5 室外装置
6 データ受信装置
7 記録装置
8 メモリカード
9 ビューア
10 テレビジョン受像機
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、新聞、雑誌、書籍など、毎日、あるいは定期的に配達、販売される、テキスト(文字)を中心とした情報を、衛星を用いて電子的に配信して記録媒体に記録し、これを再生する場合に用いて好適なデータ記録再生システム、放送システム、記録装置、並びに記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
新聞、雑誌、書籍等の情報は、紙に印刷された状態で配布されることが多い。また、近年、公衆電話網を用いたデータ通信技術の進歩に伴い、電子的な手段によりこれらの情報を配信することが可能になってきた。例えばパソコンを使って公衆電話網を経由して新聞等のデータベースにアクセスし、必要な情報を検索するオンラインサービスが広く行われている。
【0003】
さらに、あらかじめサービスセンタと契約しておき、希望する新聞や雑誌の記事情報をファックスで配信してもらうというサービスも既に実用化されている。
【0004】
しかしながら、紙による情報の配信は、以下のような問題点を有している。
(1)新聞を一紙読む、あるいは雑誌を一冊読む場合にはそれ程でもないが、複数の新聞、あるいは雑誌を読むという場合には量が大変かさばり、不便である。
(2)新聞を一家で一紙購読している場合、家族の人数が多くても、同時には一人しか読むことができず、不便である。
(3)紙を大量に消費するため、木材、パルプの消費量が多くなる。
(4)輸送、配達のために配達員を確保する必要があり、輸送コストが高くなる。
(5)輸送、配達に自動車、二輪車などが用いられ、排気ガスを発生することから、環境破壊のおそれがある。
【0005】
また、電子的な方法による情報の配信は、センタのデータベースにアクセスする為のアクセス料が高く、しかも通信費も要するため、コストが大変高いものになり、一般の人が手軽に利用できるものではない。
【0006】
さらに、ファックスを使って送信するという方法は、サービスセンタにおいて契約者毎に希望した記事情報を選択するという人手を多く要する作業が必要となる為に、やはり情報料が大変高いものになり、一般の人が手軽に利用できるものではなかった。
【0007】
そこで、本出願人は、例えば特願平5−116480号として、テキストデータを衛星を介して電子的に受信者に伝送することを先に提案した。このシステムにおいては、受信側において受信したデータを記録媒体に記録し、所望のタイミングにおいて記録媒体を再生し、テキストデータをモニタなどにより見るようにする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、先の提案においては、記録媒体に記録されたデータがコピーされ、受信契約をしていない者により、テキストデータが読まれてしまう恐れがあった。
【0009】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、所定の者だけが記録情報を再生することができるようにするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明のデータ記録再生システムは、記録再生装置が、データを提供する情報提供装置から伝送されるデータ及びキーコードを受信する受信手段と、受信手段により受信されたキーコードを、記録媒体に記録すると共に、受信手段により受信されたデータを、キーコードに応じて発生される書き込みアドレスに従って、記録媒体に記録する記録制御手段と、記録媒体から読み出されたキーコードに応じて発生される読み出しアドレスに従って、記録媒体に記録されたデータの再生順序を制御する再生制御手段とを備えることを特徴とする。
【0011】
記録媒体は、メモリカードとすることができる。
本発明の第1の放送システムは、情報処理装置が、データを蓄積する蓄積手段と、蓄積手段に蓄積されるデータを受信装置に放送すると共に、所定のタイミングでキーコードを送信する放送手段とを備え、受信装置が、放送手段により放送されたデータ及びキーコードを受信する受信手段と、受信手段により受信されたキーコードを記録媒体に記録すると共に、受信されたデータを、キーコードに応じて発生される書き込みアドレスに従って記録媒体に記録する記録制御手段とを備えることを特徴とする。
前記受信装置は、ユーザによりキーコードを入力可能な入力手段をさらに備え、記録制御手段は、入力手段により入力されるキーコードと、受信されるキーコードとに応じて生成されるキーコードを記録媒体に記録することができる。
本発明の第2の放送システムは、情報提供装置が、データを蓄積する蓄積手段と、蓄積手段に蓄積されるデータをスクランブルし、スクランブルデータを生成するスクランブルデータ生成手段と、生成されたスクランブルデータを受信装置に放送すると共に、所定タイミングでキーコードを送信する放送手段とを備え、受信装置が、放送手段により放送されたスクランブルデータ及びキーコードを受信する受信手段と、受信手段により受信されたスクランブルデータをデスクランブルし、デスクランブルされたデータを出力するデスクランブル手段と、デスクランブル手段により出力されたデータを記録する記録手段と、記録手段からデータを読み出すと共に、受信手段により受信されたキーコードを外部記録媒体に記録し、キーコードに応じて発生される書き込みアドレスに従って読み出されたデータを記録媒体に記録する記録制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明の記録装置は、データを提供する情報提供装置から伝送されるデータ及びキーコードを受信する受信手段と、受信手段により受信されたデータを記録する記録手段と、記録手段からデータを読み出す読み出し手段と、外部メモリカード内のメモリに対して読み書きを制御する制御手段とを備え、制御手段は、受信手段により受信されたキーコードを外部メモリカード内のメモリの一部に記録すると共に、キーコードに応じて発生する書き込みアドレスに従って読み出し手段により記録手段から読み出されたデータをメモリの他部に記録することを特徴とする。
本発明の記録再生装置は、データを提供する情報提供装置から伝送されるデータ及びキーコードを受信する受信手段と、受信手段により受信されたキーコードを、記録媒体に記録すると共に、受信手段により受信されたデータを、キーコードに応じて発生される書き込みアドレスに従って、記録媒体に記録する記録制御手段と、記録媒体から読み出されたキーコードに応じて発生される読み出しアドレスに従って、記録媒体に記録されたデータの再生順序を制御する再生制御手段とを備えることを特徴とする。
【0012】
【作用】
上記構成のデータ記録再生システム、放送システム、記録装置、並びに記録再生装置においては、記録媒体から再生したキーコードに対応して、データの再生順序が制御される。従って、比較的簡単かつ確実に、キーコードを知らない者がデータを再生することを禁止することができる。
【0013】
【実施例】
図1は、本発明を応用するデータ放送システムの構成例を示している。情報提供者としての新聞社は、大型計算機1を有している。この大型計算機1には、紙面データベースが蓄えられている。この紙面データベースには、新聞に印刷するための記事情報や、レイアウト情報などを含んでいる。このデータベースのデータは、必要に応じてワークステーション2に伝送され、そこにおいて編集される。
【0014】
即ち、各紙面(ジャンル)毎に、受信側において最も検索し易い形に記事データを編集する。例えば、この編集により、レイアウトはそのままで、見出しだけが見える形で紙面がそのまま縮小された検索のための画面を作成する。さらにまた、この見出しから、それに対応する記事を表示することができるように、検索の画面(見出し)と、その詳細を記述した記事との関係付けが行われる。このように、受信側で検索し易い形態に編集したデータが、地上のデータ回線を介して放送センタ(放送局)3に伝送される。
【0015】
放送センタ3は、伝送されてきたデータをスクランブルして、衛星4に伝送する。このスクランブルを行うために、放送センタ3は、例えば図2に示すようなスクランブル装置を有している。
【0016】
即ち、図2に示すように、このスクランブル装置においては、初期値レジスタ21に設定されている所定の初期値が、M系列発生器22に供給されるようになされている。M系列発生器22は、初期値レジスタ21より所定の初期値がセットされると、この初期値から、ランダム系列のデータを発生する。このランダム系列のデータは、イクスクルーシブオア回路23に供給され、情報提供者(新聞社)から伝送されてきた伝送すべきデータと排他的論理和の演算が行われる。これにより、伝送データがスクランブルされることになる。
【0017】
放送センタ3から、このようにスクランブルされたデータが衛星4に伝送されると、衛星4は、このデータを各受信者に伝送する。
【0018】
各受信者は、室外装値5により衛星4からの電波を受信し、データ受信装置6で受信したデータを復調する。データ受信装置6は、図2に示したスクランブル装置に対応するデスクランブル装置を内蔵しており、受信したデータをデスクランブルする。デスクランブルされたデータは、テレビジョン受像機10に供給され、表示される。あるいはまた、記録装置7に供給され、内蔵する記録媒体としてのハードディスク、光磁気ディスクなどに記録される。そして、これらのハードディスクあるいは光磁気ディスクなどに記録されたデータは、さらに必要に応じてメモリカード8に転送し、記録することができる。
【0019】
受信者は、ハードディスクあるいは光磁気ディスクなどに記録されたデータを再生し、テレビジョン受像機10によりモニタすることができる。あるいはまた、メモリカード8を専用のビューア9に装着し、モニタすることができる。
【0020】
記録装置7は、受信したデータをメモリカード8に対して記録または再生するために、図3に示すような構成を有している。CPU31は、ROM32に記憶されているプログラムに従って、メモリカード8に対する記録再生(書き込み、読み出し)動作を制御する。RAM33は、CPU31が各種の処理を実行する上において必要なデータなどを記憶する。アドレス発生器34は、メモリカード8に対する書き込みアドレスおよび読み出しアドレスを発生する。入力部35は、使用者により操作され、インタフェース36を介して、操作に対応する指令をCPU31に出力する。
【0021】
アドレス発生器34は、例えば図4に示すように構成されている。この実施例においては、アドレスカウンタ51が出力する32ビットのカウント値が、32個のイクスクルーシブオア回路541乃至5432に供給されるようになされている。イクスクルーシブオア回路541乃至5432には、キーコードレジスタ52が出力する32ビットのキーコードも供給されている。イクスクルーシブオア回路541乃至5432は、アドレスカウンタ51の出力とキーコードレジスタ52の出力との排他的論理和を演算し、アドレスレジスタ53に出力する。アドレスレジスタ53にラッチされたデータが、書き込みアドレスまたは読み出しアドレスとして、メモリカード8に供給されるようになされている。
【0022】
次に、メモリカード8に対する記録再生の動作について説明する。各受信者は、受信を希望する情報を提供する情報提供者としての新聞社、雑誌者などと個々に契約を行う。情報提供者は、各受信契約者に対して、スクランブルされたデータをデスクランブルするためのキーコードとして、例えば図2における初期値レジスタ21に設定する、M系列のデータを発生するための初期値データを、所定のタイミングで、衛星4を介してデータ受信装置6に伝送する。データ受信装置6は、受信したキーコードを、内蔵する不揮発性メモリに記憶させる。そして、このキーコードは、記録装置7のRAM33に転送され、記憶される。さらにまた、このキーコードは、RAM33から読み出され、メモリカード8の所定の領域に転送され、記憶される。
【0023】
即ち、メモリカード8は、図5に示すように、その記憶領域の最初の32ビットに、新聞、雑誌、書籍などの記録するデータの種類に対応するコードが書き込まれ、次の32ビットには、その新聞、雑誌、書籍などの情報を提供する会社A乃至Gに対応するコードが記録される。そして、さらに、その次の32ビットに、上述したM系列の初期値としてのキーコードが記録されるように、そのフォーマットが規定されている。
【0024】
CPU31は、メモリカード8の最初の96ビットにデータを記録するとき、アドレス発生器34のキーコードレジスタ52に、32ビットがすべて0のデータをセットさせる。このため、アドレスカウンタ51がカウント動作を行った結果発生する1,2,3,4,5,・・・などの1ずつインクリメントする値が、32個のイクスクルーシブオア回路541乃至5432を介して、そのままアドレスレジスタ53に供給される。従って、このアドレスレジスタ53にラッチされるアドレスは、アドレスカウンタ51が発生する、1ずつインクリメントされるデータそのものとなる。このようにして、メモリカード8の最初の96ビットに、図5に示した特定のコードを書き込むことができる。
【0025】
次にCPU31は、メモリカード8の上記した最初の96ビット以外の領域にデータを書き込むとき、メモリカード8の第3番目の32ビットの領域に書き込んだキーコードを読み出し、アドレス発生器34のキーコードレジスタ52に転送し、記憶させる。その結果、アドレスカウンタ51が、1ずつインクリメントして発生するデータは、イクスクルーシブオア回路541乃至5432により、キーコードレジスタ52にラッチしたキーコードとの排他的論理和が演算されるため、ランダムな(必ずしも1ずつインクリメントする値ではない)アドレスデータとなる。従って、ハードディスクや光磁気ディスクから転送されてきた正しい時系列のデータが、メモリカード8のスクランブルされた領域上に書き込まれることになる。
【0026】
次に、メモリカード8に書き込まれたデータを読み出す場合の動作について説明する。尚、この読み出しの動作は、メモリカード8をビューア9に装着して行う場合も同様となる。
【0027】
入力部35を操作して、メモリカード8の再生が指令されると、CPU31は、最初に、キーコードレジスタ52に、32ビットがすべて0のデータをセットし、アドレスカウンタ51に所定の値を発生させ、その値をそのままアドレスレジスタ53に転送させる。これにより、図5に示したメモリカード8の第3番目の32ビットのキーコードが記録されている領域に対応する読み出しアドレスを発生させる。従って、そこに記録されているキーコードが読み出される。
【0028】
CPU31は、このようにして読み出したキーコードをRAM33に転送し、記憶させる。そして、アドレスカウンタ51が96以上の値を出力するとき、RAM33に記憶したキーコードを読み出し、キーコードレジスタ52に記憶させる。その結果、アドレスカウンタ51が出力する、1ずつインクリメントするデータは、キーコードレジスタ52に記憶したキーコードと、イクスクルーシブオア回路541乃至5432において排他的論理和が演算され、ランダムな読み出しアドレスとなる。但し、この読み出しアドレスは、書き込み時において発生されたアドレスに対応しているため、ランダムなアドレスに記憶されているデータを元の時系列の順番に戻して読み出すことができる。
【0029】
読み出したデータは、データ受信装置6を介してテレビジョン受像機10に供給され、表示される。メモリカード8がビューア9に装着されている場合においては、ビューア9に設けられているモニタに出力され、表示される。
【0030】
一方、このメモリカード8を、データ受信装置6により受信したデータを再生する専用の(正規の)ビューア9以外の再生装置により再生すると、このような再生装置には、図4に示したキーコードレジスタ52が設けられていないため、アドレスカウンタ51が順次1ずつインクリメントして発生する読み出しアドレスにより指定される領域からのデータが順次再生される。しかしながら、上述したように、このメモリカード8(正規のメモリカード8)においては、アドレスの順番とデータの書き込みの順番とが一致していない。このため、データを正しく再生することができなくなる。
【0031】
また、キーコードが記録されていないメモリカード(正規ではないメモリカード)を、正規の記録装置7あるいはビューア9に装着し、再生したとしても、キーコードレジスタ52に正しいキーコードを設定することができないために、データを正しく再生することができない。
【0032】
このように、メモリカード8またはビューア9のうち、少なくとも一方が正規のものでない場合においては、記憶データを正しく再生することができなくなる。
【0033】
以上の実施例においては、メモリカード8の所定の領域に記憶されているキーコードを、キーコードレジスタ52に設定させるようにしたが、各受信者に、例えば手紙などでキーコードを通知し、使用者に入力部35を操作させ、そのキーコードをRAM33に記憶させるようにすることもできる。この場合、CPU31は、メモリカード8より読み出したキーコードと、RAM33より読み出したキーコードとの排他的論理和を演算し、その演算結果をキーコードレジスタ52に設定する。このようにすれば、両方のキーコードが一致した場合にのみ、正しいキーコードがキーコードレジスタ52に設定される。
【0034】
従って、メモリカード8と記録装置7が両方とも正規の装置であったとしても、それが、契約対象とされている情報提供者以外の情報提供者の情報を再生するための装置である場合においては、各情報提供者毎にキーコードが異なっているため、メモリカード8に記憶されているデータを正しく再生することができなくなる。
【0035】
尚、上記したキーコードは、M系列の初期値以外に任意の値を用いるようにすることもできる。
【0036】
さらに、上記した実施例においては、デスクランブルした後のデータをメモリカード8に記憶させるようにしたが、デスクランブルする前のデータをメモリカード8に記憶させるようにすることもできる。勿論、この場合においては、メモリカード8より読み出したデータをデスクランブルするための装置を、記録装置7あるいはビューア9に設ける必要がある。
【0037】
さらにまた、上記実施例においては、キーコードをメモリカード8の第3番目の32ビットの領域に記憶させるようにしたが、データの種類およびデータの提供者を表すコードの中に、このキーコードを含めさせることも可能である。また、メモリカード以外の記録媒体を用いる場合にも、本発明を適用することが可能である。
【0038】
以上、本発明を新聞データを伝送する場合を例として説明したが、雑誌、書籍、その他のキャラクタデータを伝送する場合にも、本発明は応用することが可能である。さらにまた、キャラクタデータ以外に、イメージデータや音声データを同時に伝送することも可能である。
【0039】
【発明の効果】
以上の如く本発明のデータ記録再生システム、放送システム、記録装置、並びに記録再生装置によれば、記録媒体から再生したキーコードに対応して、データの再生順序を制御するようにしたので、正規のものでない記録媒体や再生装置により、データが再生されることを禁止することが可能となる。また、契約していない情報提供者から供給される情報の再生も、禁止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を応用したデータ放送システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1の放送センタ3が有するスクランブル装置の構成例を示すブロック図である。
【図3】図1の記録装置7の構成例を示すブロック図である。
【図4】図3のアドレス発生器34の構成例を示すブロック図である。
【図5】図1のメモリカード8のフォーマットを説明する図である。
【符号の説明】
1 大型計算機
2 ワークステーション
3 放送センタ
4 衛星
5 室外装置
6 データ受信装置
7 記録装置
8 メモリカード
9 ビューア
10 テレビジョン受像機
Claims (10)
- 所定のデータとともに、キーコードが記録される記録媒体と、
前記記録媒体に対してデータを記録及び再生する記録再生装置とからなるデータ記録再生システムにおいて、
前記記録再生装置は、
データを提供する情報提供装置から伝送される前記データ及び前記キーコードを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信されたキーコードを、前記記録媒体に記録すると共に、前記受信手段により受信されたデータを、前記キーコードに応じて発生される書き込みアドレスに従って、前記記録媒体に記録する記録制御手段と、
前記記録媒体から読み出された前記キーコードに応じて発生される読み出しアドレスに従って、前記記録媒体に記録された前記データの再生順序を制御する再生制御手段と
を備えることを特徴とするデータ記録再生システム。 - 前記記録媒体は、メモリカードである
ことを特徴とする請求項1に記載のデータ記録再生システム。 - 前記キーコードは、情報提供者毎に異なる
ことを特徴とする請求項1に記載のデータ記録再生システム。 - 情報処理装置から受信装置にデータを放送する放送システムにおいて、
前記情報処理装置が、
前記データを蓄積する蓄積手段と、
前記蓄積手段に蓄積されるデータを前記受信装置に放送すると共に、所定のタイミングでキーコードを送信する放送手段とを備え、
前記受信装置が、
前記放送手段により放送されたデータ及び前記キーコードを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信されたキーコードを記録媒体に記録すると共に、前記受信されたデータを、前記キーコードに応じて発生される書き込みアドレスに従って前記記録媒体に記録する記録制御手段と
を備えることを特徴とする放送システム。 - 前記受信装置は、ユーザによりキーコードを入力可能な入力手段をさらに備え、
前記記録制御手段は、前記入力手段により入力されるキーコードと、前記受信されるキーコードとに応じて生成されるキーコードを前記記録媒体に記録する
ことを特徴とする請求項4に記載の放送システム。 - 情報提供装置から受信装置にデータを放送する放送システムにおいて、
前記情報提供装置は、
前記データを蓄積する蓄積手段と、
前記蓄積手段に蓄積されるデータをスクランブルし、スクランブルデータを生成するスクランブルデータ生成手段と、
前記生成されたスクランブルデータを前記受信装置に放送すると共に、所定タイミングでキーコードを送信する放送手段とを備え、
前記受信装置は、
前記放送手段により放送されたスクランブルデータ及び前記キーコードを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信されたスクランブルデータをデスクランブルし、前記デスクランブルされたデータを出力するデスクランブル手段と、
前記デスクランブル手段により出力されたデータを記録する記録手段と、
前記記録手段から前記データを読み出すと共に、前記受信手段により受信された前記キーコードを外部記録媒体に記録し、前記キーコードに応じて発生される書き込みアドレスに従って前記読み出されたデータを前記記録媒体に記録する記録制御手段と
を備えることを特徴とする放送システム。 - データを提供する情報提供装置から伝送されるデータ及びキーコードを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信されたデータを記録する記録手段と、
前記記録手段から前記データを読み出す読み出し手段と、
外部メモリカード内のメモリに対して読み書きを制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、前記受信手段により受信された前記キーコードを前記外部メモリカード内のメモリの一部に記録すると共に、前記キーコードに応じて発生する書き込みアドレスに従って前記読み出し手段により前記記録手段から読み出された前記データを前記メモリの他部に記録する
ことを特徴とする記録装置。 - データを提供する情報提供装置から伝送されるデータ及びキーコードを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信されたキーコードを、記録媒体に記録すると共に、前記受信手段により受信されたデータを、前記キーコードに応じて発生される書き込みアドレスに従って、前記記録媒体に記録する記録制御手段と、
前記記録媒体から読み出された前記キーコードに応じて発生される読み出しアドレスに従って、前記記録媒体に記録されたデータの再生順序を制御する再生制御手段と
を備えることを特徴とする記録再生装置。 - 前記記録媒体は、メモリカードである
ことを特徴とする請求項8に記載の記録再生装置。 - 前記キーコードは、情報提供者毎に異なる
ことを特徴とする請求項8に記載の記録再生装置。
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JP21258594A JP3658749B2 (ja) | 1994-09-06 | 1994-09-06 | データ記録再生システム、放送システム、記録装置、並びに記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP21258594A JP3658749B2 (ja) | 1994-09-06 | 1994-09-06 | データ記録再生システム、放送システム、記録装置、並びに記録再生装置 |
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JPH0879196A JPH0879196A (ja) | 1996-03-22 |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP3658749B2 (ja) |
-
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- 1994-09-06 JP JP21258594A patent/JP3658749B2/ja not_active Expired - Fee Related
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