JP3657760B2 - 砂の脱水機における水切体の洗浄装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、沈殿槽等から排出された砂の脱水機における水切体の洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の沈殿槽等から排出された砂は含水率が多く後処理に欠点があることから、本発明者がその砂をさらに真空吸引で砂間の水分を強制脱水する脱水機を発明したのであるが、真空吸引による吸引で水切体に目詰まりが生じ易くなる問題点が考えられるのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は、水切体の目詰まりを解消して真空吸引を良好に確保できる砂の脱水機における水切体の洗浄装置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
このため本発明は、脱水槽の上部に設けた水切体上に沈殿槽等から排出された砂を供給する砂供給装置と、水切体上の砂を排出端まで移送する移送装置と、脱水槽における水切体の下を負圧状態として水切体上の砂間の水を脱水槽内に吸引する真空吸引装置とを含む脱水機において、移送装置は水切体の上に間隔を置いて配置した砂の移送板をエンドレス走行させる様にし、水切体の下には高圧ポンプの吐出側に連結した洗浄管を配置し、高圧水を水切体の下に噴射することで水切体の目詰まりを除去する構成の砂の脱水機における水切体の洗浄装置である。なお、洗浄管を移動可能としてもよい。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の詳細を図示した形態例で説明する。図1乃至図3で示す形態例において、1は細長い脱水槽であり、一側端部寄りに上端から仕切板10を上部まで垂下させてその一側部上端を閉塞すると共に、他側上端を開口させ、その開口部に水切体2を被着して閉塞している。
【0006】
脱水槽1の仕切板10寄りの側胴上部には、真空装置としてのブロア3に連結した吸引配管31が開口接続してある。また、脱水槽1の下端には長い水位保持管12を垂下連設してその下端を貯水槽4内に臨ませ、貯水槽4の下部には排水ポンプ40に連結した排水管41が開口接続してある。なお、貯水槽4の満水位を検知して排水ポンプ40を作動制御する液面検知器43が設けてあり、また補給水管15が貯水槽4に臨ませている。
【0007】
水切体2は、図4のように、下端を巾狭状にした細長いステンレス棒体20を僅かな間隙をおいて多数並列させたものであり、その間隙は、載置した砂が落下しないで水切りができる間隙である。
【0008】
5は砂の移送装置であって、モータ50でエンドレスに反転走行する一対のチエン51間に取付桿52を等間隔に固着し、開放端が鋸歯状の移送板53を該取付桿52に固着している。なお、6は砂の投入ホッパ、7は移送された脱水砂の排出コンベアである。
【0009】
本例で特徴ある構成は水切体2の洗浄装置8を備えたことであり、高圧ポンプ80の吐出側に接続した供給管81に洗浄管82を複数分岐接続させて脱水槽1内における水切体2の下に複数の洗浄管82を水平状態に配置するのである。なお、夫々の洗浄管82には上端にノズル噴出孔が穿設され、また高圧ポンプ80の吸込側には清水槽84に接続した給水管85が接続してある。
【0010】
次に本例の作用を説明すると、投入ホッパ6から水切体2の一側端上に砂9が供給され、モータ50の回転で移送板53が走行するため、砂9が水切体2上を移動して他側端に送られ、排出コンベア7に落下して排出されるのである。
【0011】
この際、ブロア3による吸引で連通している脱水槽1内が負圧状態となるため、水切体2上に載置された砂間の水分が脱水槽1内に吸引されるのである。即ち、真空吸引によって水切体2上の砂間から外部の空気が脱水槽1内に吸引され吸引配管31から排気されることで砂間の水が分離されて吸引されるのである。これにより、砂9が脱水され含水率の少ない砂が得られるのである。
【0012】
吸引された水は脱水槽1から貯水槽4に貯留され、水位が所定上位置まで上がると液面検知器43が検知て排水ポンプ40を作動させて排水管41から排水し、水位が所定下位置まで下がると排水ポンプ40を停止させて排水を止めるのである。なお、補給水管15は貯水槽4に補給水することによって脱水槽1内の水位をある程度一定に保持するのであり、真空吸引を良好に確保できるのである。
【0013】
本例で特徴あることは、真空吸引によって水切体2が目詰まりを生じやすいのであり、目詰まりを生じた場合、高圧ポンプ80を駆動して清水槽84からの給水を供給管81に圧送し、洗浄管82のノズル噴出孔から高圧水を水切体2に向けて噴射するのである。これにより、図4のように、夫々の棒体20間に挟持された砂が高圧水で払拭されて目詰まりが除去されるのである。なお、その際ある程度の砂9が貯水槽4に落下するが水と共に排出されるため支障はない。
【0014】
本形態例は上記の構成としたが、本発明においてはこれに限定されない。例えば、脱水槽の形状や大きさは問わない。また、水切体の構成も限定されず、網状体でもよく、或いは上下方向に撓む棒体を間隙のないよう並列させて構成してもよい。さらに、水切体上に供給された砂を排出側に移送する砂移送装置も適宜である。また、脱水槽内における水切体の下を負圧にして砂間の残留水分を脱水槽内に吸引する真空吸引装置も任意である。
【0015】
さらに、水切体の洗浄装置としては、高圧ポンプの吐出側に連結した洗浄管を脱水槽内における水切体の下に配置することで高圧水を水切体の下に噴射して水切体の目詰まりを除去できればよい。このため、図5のように、洗浄管82を分岐させる供給管81をシリンダ86で砂の移送方向に可逆移動可能に構成してもよく、これによると少ない洗浄管82で均一に目詰まりを除去できるのである。
【0016】
【発明の効果】
本発明の請求項1によると、洗浄管からの高圧水の噴射により水切体に目詰まりしている砂が払拭されて目詰まりが除去され、真空吸引が良好に保持できるのである。また、請求項2では、少ない洗浄管で均一に目詰まりを除去できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一形態例の縦断正面図である。
【図2】その一部切欠した拡大平面図である。
【図3】その縦断側面図である。
【図4】水切体に高圧水を噴射させている要部拡大縦断側面図である。
【図5】別例の洗浄装置の斜視図である。
【符号の説明】
1 脱水槽
2 水切体
3 ブロア
4 貯水槽
40 排水ポンプ
5 砂の移送装置
53 移送板
8 洗浄装置
80 高圧ポンプ
82 洗浄管
84 清水槽
Claims (2)
- 脱水槽1の上部に設けた水切体上に沈殿槽等から排出された砂を供給す
る砂供給装置と、水切体上の砂を排出端まで移送する移送装置5と、脱水槽1における水
切体2の下を負圧状態として水切体上の砂間の水を脱水槽内に吸引する真空吸引装置とを
含む脱水機において、移送装置5は水切体2の上に間隔を置いて配置した砂の移送板53
をエンドレス走行させる様にし、水切体2の下には高圧ポンプ80の吐出側に連結した洗
浄管82を配置し、高圧水を水切体2の下に噴射することで水切体2の目詰まりを除去す
ることを特徴とする砂の脱水機における水切体の洗浄装置。 - 洗浄管を移動可能とした請求項1の洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36299197A JP3657760B2 (ja) | 1997-12-12 | 1997-12-12 | 砂の脱水機における水切体の洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36299197A JP3657760B2 (ja) | 1997-12-12 | 1997-12-12 | 砂の脱水機における水切体の洗浄装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11169611A JPH11169611A (ja) | 1999-06-29 |
JP3657760B2 true JP3657760B2 (ja) | 2005-06-08 |
Family
ID=18478248
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36299197A Expired - Fee Related JP3657760B2 (ja) | 1997-12-12 | 1997-12-12 | 砂の脱水機における水切体の洗浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3657760B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013208580A (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-10 | Narita Koki Kk | 夾雑物を含有した排水の微細浮遊物除去装置 |
-
1997
- 1997-12-12 JP JP36299197A patent/JP3657760B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11169611A (ja) | 1999-06-29 |
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