JP3657681B2 - 静磁波s/nエンハンサ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、マイクロ波信号など高周波信号の雑音を軽減するデバイスに係わり、特に、磁性薄膜を伝搬する静磁波(magnetostatic wave:MSWと略称される)の周波数選択的な電力飽和現象を利用して動作する静磁波S/Nエンハンサに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種類の静磁波S/Nエンハンサは、例えば、文献J.D.Adam et al. “A magnetostatic wave signal-to-noise enhancer ”, Appl. Phys. Lett.36 (6), 485-487, 1980や、本願人の出願に係わる特開平5−41605号公報「静磁波S/Nエンハンサ」および特開平4−123502号公報「静磁波S/Nエンハンサ」等によって知られている。そして、これらの静磁波S/Nエンハンサにおいては、磁性薄膜に印加される外部直流磁界は、磁性薄膜の面内で、かつ、MSWを励振するための高周波磁界に直角に印加されるように構成され、MSWのモードの一つである純粋な静磁表面波(MSSW)の周波数選択的飽和現象を利用するものである。
【0003】
ここで、従来の静磁波S/Nエンハンサの一例として、上述の特開平4−123502号公報に記載されているものを図4に示す。図4において、11は入力端子、12は出力端子、13は励振電極を構成するマイクロストリップ線路、14は磁性薄膜、15はGGG基板、16は導体板、17は誘電体基板、および18は静磁波吸収体をそれぞれ示している。また、矢印は磁性薄膜14に印加される外部直流磁界を示し、これが、高周波磁界の方向(マイクロストリップ線路13に直交する方向)と直交するように、従来の静磁波S/Nエンハンサは構成されていた(詳細は、上記公報等を参照されたい)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の静磁表面波を用いた静磁波S/Nエンハンサは、それぞれの動作周波数においては、高周波信号の雑音を軽減するという目的を十分に達成しているものの、動作周波数は、ほぼ2GHz以上(例えば、上述の文献(Appl. Phys. Lett.)においては飽和磁化1780Gの磁性材料を用いて2〜4GHz程度の例が示されている)であり、衛星放送受信機のBS−IF帯である1〜1.3GHzにおいては使用することができない。
静磁表面波を用いた静磁波S/Nエンハンサは、その動作周波数は磁性薄膜に励起される静磁表面波の存在領域に制限される。静磁表面波の存在領域は、周波数をf、磁性薄膜の飽和磁化をMs、外部直流磁界に基づいた磁性薄膜の内部磁界をHo 、磁気回転比をγとすると、
【数1】
γ・{Ho ・(Ho +Ms)}1/2 <f<γ・(Ho +Ms/2) (1)
で表され、静磁波S/Nエンハンサの動作周波数もこの範囲内となる。エンハンサの動作周波数を低くするためには、(1) 式に従って、磁性薄膜の内部磁界Ho あるいは飽和磁化Msを小さくすればよい。
【0005】
しかし実際には、内部磁界Ho を極端に小さくするとMSWの励振効率が低下し、あるいは、飽和磁化Msを小さくすると磁性薄膜の結晶性が劣化して良好なデバイス特性が得られなくなり、静磁波S/Nエンハンサの動作周波数を低くすることには限界がある。このようなことから、従来の方法において、静磁波S/Nエンハンサを1GHzあるいはそれ以下の周波数で動作させることは非常に困難であった。
【0006】
また、静磁波の飽和過渡応答特性は静磁波S/Nエンハンサにとって、その信号対雑音比(SN比)の改善に影響を与える重要な特性である。T.Kuki et al. “A Consideration on Improvement of MSW Signal-to-Noise Enhancer Operation”, APMC '94 Proc., 795-798, 1994 において、静磁波の飽和過渡応答時間は静磁波の群遅延時間と強く相関し、飽和時の周波数選択性が一定という条件の下では、群遅延時間が大きいほど飽和過渡応答時間が短くなることが示されている。静磁波S/Nエンハンサの信号対雑音比を改善するためには、飽和過渡応答時間を短くすることが必要である。
【0007】
本発明の目的は、1GHz程度以下の低い周波数で動作し、従って衛星放送受信機等においても十分使用可能となり、かつ飽和過渡応答時間が短縮された静磁波S/Nエンハンサを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明静磁波S/Nエンハンサは、従来の静磁波S/Nエンハンサが純粋な静磁表面波(MSSW)のモードを利用していたのに代えて、MSSWと静磁後退体積波(MSBVW)の混成モードを使用することにより、動作周波数の低周波数化と飽和過渡応答時間の短縮を実現したものである。
【0009】
MSSW/MSVBW混成モードでは、従来の純粋なMSSWモードに比べ内部磁界Ho が極端に弱くても静磁波を効率よく、かつ低い周波数の電磁波で励振することができる。また、静磁波の分散関係から、MSSW/MSBVW混成モードの群遅延特性を理論的に検討すると、励振電極により生成された高周波磁界と外部直流磁界とがなす角度φを90°に比して小さく(例えば、φ=10°,20°,30°)したとき、すなわち、斜交させたときはMSSW(φ=90°)のときよりも群遅延時間が極めて大きくなることが判明した(図1参照)。
【0010】
このMSSW/MSBVW混成モードは、静磁波S/Nエンハンサ(あるいは、電磁波を静磁波に変換する回路)を、本発明に従って、次のように構成することによって得られる。
【0011】
すなわち、本発明静磁波S/Nエンハンサは、基板上に配置され入力に従って高周波磁界を生成する励振電極と、該励振電極上に配置される磁性薄膜と、該磁性薄膜に直流磁界を印加する直流磁界印加手段とを少なくとも具え、周波数選択的に非線形な振幅制限特性を有して電磁波を静磁波に変換する回路からなる静磁波S/Nエンハンサにおいて、前記直流磁界は、前記磁性薄膜の前記励振電極と接する面に平行で、かつ前記生成された高周波磁界に対しては斜交させ、静磁表面波/静磁後退体積波の混成モードを励振することを特徴とするものである。
【0012】
また、本発明静磁波S/Nエンハンサは、前記励振電極が誘電体基板上に配置されて直線状に延在するマイクロストリップ線路からなることを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照し、実施の形態に基づいて本発明を詳細に説明する。
図2は、本発明静磁波S/Nエンハンサの一実施形態を斜視図にて示している。
図2において、1は励振電極、2は磁性薄膜としてのYIG薄膜、3は方向性結合器、4は方向性結合器の入力端子、5は同じく方向性結合器の出、入力端子、6は同じく方向性結合器の出力端子、7,8は永久磁石、9はヨーク、および10は誘電体基板である。
【0014】
以下、動作につき説明する。
外部から供給され、雑音を軽減することを目的として供給されるマイクロ波の電磁波は、方向性結合器3の入力端子4に供給される。この電磁波は方向性結合器の出、入力端子5に現われ、励振電極1に供給される。一方、励振電極1において方向性結合器3の方向に反射された電磁波は、方向性結合器3の出、入力端子5で受信され、その出力端子6に現われる。上記において、出力端子6に現われた電磁波は、入力端子4に供給された電磁波に比べ、本発明によって改善される分だけ信号対雑音比が改善されている。
【0015】
なお、上述の動作は、方向性結合器3をサーキュレータに置き換えても全く同様に行えるため、サーキュレータを使用する構成にしてもよい。
【0016】
次に、本発明静磁波S/Nエンハンサの主要部分について説明する。ここでは、図2から上述の方向性結合器の部分を除いた部分、即ち、励振電極1、YIG薄膜2、永久磁石7,8およびヨーク9からなる部分の上面図を図3に示し、この図をも参照しながら説明する。
【0017】
励振電極1は、通常誘電体基板10上に一端短絡(方向性結合器3との接続点から最も離れた端において)のマイクロストリップ線路として形成され、その線路の延在する方向は、図3によって明らかなように、永久磁石7,8の向かい合った面に対し斜交する方向(従来は磁石の面に対し垂直方向)に形成されている。このように励振電極1を磁石の面に対し斜交(これにより、高周波磁界と直流磁界とが斜交することになる)させることによって、本発明による静磁波S/Nエンハンサは、MSSW/MSBVW混成モードで動作することになる。
【0018】
また、YIG薄膜2は励振電極1に密着して配置され、永久磁石7,8とそれらを磁気的に繋ぐヨーク9によって構成される磁気回路によって外部から直流磁界が与えられている。ここで、YIG薄膜2は他の磁性薄膜、例えば、YIGのイットリウムや鉄原子を他の原子に置換したようなガーネット薄膜や、リチウムフェライト薄膜などに置き換えて利用することもできる。また、磁気回路もここに例示した永久磁石を用いたもののみならず、他の磁界発生装置、例えばソレノイドコイルを用いた磁気回路等も利用することができる。
【0019】
本発明静磁波S/Nエンハンサは、周波数選択性を備えた一種のレベルフィルタで、入力信号(電磁波)の電力がある閾値(静磁波の周波数選択的飽和が始まる電力値)より大きい場合(希望波が相当する)には挿入損失が小さく、閾値より小さい場合(雑音または妨害波が相当する)には挿入損失が大きくなるデバイスであり、このような入力電力に応じた挿入損失の差から、入力信号の信号対雑音比が改善されて出力信号が取り出される。図1の場合、方向性結合器3の入力端子4に供給された電磁波は、方向性結合器の出、入力端子5を介して励振電極1に達し、YIG薄膜2へ静磁波を励振する。
【0020】
このとき、入力した電磁波の電力が磁性薄膜の飽和電力の閾値より小さい場合には、入力電力のほとんどが静磁波へ変換され、励振電極から反射される電力は小さい。従って、方向性結合器3の出力端子6から取り出される電力は小さく、従って、雑音または妨害波に対して挿入損失は大きくなる。
【0021】
一方、入力電力が磁性薄膜の飽和電力の閾値より大きい場合には、磁性薄膜の静磁波に周波数選択的な飽和が起こり、入力電力の一部は静磁波に変換されるが、閾値を越えた分の電力は励振電極から反射されて方向性結合器3の端子6から取り出される。従って、出力電力は、入力電力が小さい場合に比べ大きくなり、希望波の挿入損失は小さくなる。
【0022】
本発明において特徴的なことは、図2に示すように、励振電極1と磁気回路2の配置に関し、永久磁石7,8およびヨーク9によって構成される磁気回路から発生する直流磁界と、励振電極1により静磁波を励振する高周波磁界とのなす角度がMSSW/MSBVW混成モードを所望の動作周波数で効率よく励振できる角度、すなわち、直流磁界と高周波とのなす角度φが0°<φ<90°(すなわち、斜交)となるように配置することである。このように、外部直流磁界の方向と静磁波を励振する高周波磁界とのなす角度をこの範囲の値にすることによりMSSW/MSBVW混成モードが励振され、従来の純粋なMSSWの励振に比べて低い周波数の静磁波が励振し易くなり、動作周波数の低周波数化が可能になると同時に、飽和過渡応答時間の短縮を図ることができる。
【0023】
以上においては、本発明に係わる静磁波S/Nエンハンサを図1,図2に示す構成の実施形態に基づいて説明してきた。この実施形態では、本願人の出願に係る特開平5−41605号公報に見られるような、入力電力の変化に従い静磁波変換回路の励振電極構造から決まる電磁波と静磁波の整合状態が変化することを利用して反射型の静磁波S/Nエンハンサを構成している。
【0024】
本発明のとり得る他の実施形態としては、従来技術の項において述べたJ.D.Adam et al. による文献に見られるように、伝送線路上に磁性薄膜を装荷した静磁波S/Nエンハンサに構成し、または、本願人の出願に係る特開平4−123502号公報に見られるような2つの静磁波フィルタを用いた静磁波S/Nエンハンサに構成してもよい。しかし、いずれの場合においても、本発明では、磁性薄膜に印加する外部直流磁界の方向と静磁波を励振する高周波磁界とを斜交させてMSSW/MSBVW混成モードを励振させることが必須の要件である。
【0025】
最後に、本発明静磁波S/Nエンハンサにおいては、上述の磁性薄膜に印加する外部直流磁界は、また、YIG薄膜など磁性薄膜のこれが励振電極と接する面に平行に印加するものとする。
【0026】
【発明の効果】
従来、例えば、飽和磁化1780GのYIGを使用し、純粋にMSSWのモードの静磁波S/Nエンハンサでは2GHz程度が動作可能な周波数の下限であったが、本発明によれば、動作周波数が1GHzでしかも良好な特性を有する静磁波S/Nエンハンサを実現することができる。
【0027】
静磁波S/Nエンハンサを衛星放送受信機の雑音軽減に応用することを考えると、動作周波数がBS−IF帯である1〜1.3GHzに一致させることが望まれる。しかし、上記の飽和磁化1780GのYIGを用いたものでは、静磁波S/Nエンハンサの動作周波数の下限が2GHzであるため、BS−IF帯に合わせるために周波数変換回路を設けて、衛星放送受信に適応させていた。本発明により、静磁波S/Nエンハンサの動作周波数を1GHz程度に低周波数化することにより、これをBS−IF帯の周波数に合わせることができ、従って、周波数変換回路の必要が無くなり、衛星放送受信機の回路の簡素化を図ることができる。
【0028】
また、本発明によれば、群遅延時間の大きい静磁波S/Nエンハンサが得られるため、飽和過渡応答時間が短縮され、静磁波S/Nエンハンサによる衛星放送受信の映像信号の信号対雑音比の改善効果が大きくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】静磁波S/Nエンハンサにおける、励振電極により生成された高周波磁界と磁性薄膜に印加される外部直流磁界がなす角の群遅延時間に与える影響を示している。
【図2】本発明静磁波S/Nエンハンサの一実施形態を斜視図にて示している。
【図3】図2に示す静磁波S/Nエンハンサの一実施形態から方向性結合器を除いた部分を上面図にて示している。
【図4】従来の静磁波S/Nエンハンサの一例の構成を示している。
【符号の説明】
1 励振電極(マイクロストリップ線路)
2 磁性薄膜(YIG薄膜)
3 方向性結合器
4 方向性結合器の入力端子
5 方向性結合器の出、入力端子
6 方向性結合器の出力端子
7,8 永久磁石
9 ヨーク
10 誘電体基板
Claims (2)
- 基板上に配置され入力に従って高周波磁界を生成する励振電極と、該励振電極上に配置される磁性薄膜と、該磁性薄膜に直流磁界を印加する直流磁界印加手段とを少なくとも具え、周波数選択的に非線形な振幅制限特性を有して電磁波を静磁波に変換する回路からなる静磁波S/Nエンハンサにおいて、前記直流磁界は、前記磁性薄膜の前記励振電極と接する面に平行で、かつ前記生成された高周波磁界に対しては斜交させ、静磁表面波/静磁後退体積波の混成モードを励振することを特徴とする静磁波S/Nエンハンサ。
- 請求項1記載の静磁波S/Nエンハンサにおいて、前記励振電極は誘電体基板上に配置されて直線状に延在するマイクロストリップ線路からなることを特徴とする静磁波S/Nエンハンサ。
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