JP3657169B2 - 水門扉直吊型油圧シリンダの油圧回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ダム・堰・水門等の水門扉を直吊して開閉する油圧シリンダの油圧回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
水門扉を直吊して開閉する油圧シリンダには、ダム・河川管理に重大な影響を及ぼすおそれがあるので、2系統の油圧回路を設置することになっている。例えば、図2に示されるように、水門扉1を吊持する油圧シリンダ2を駆動する油圧ユニット3は、2系統の油圧回路4,5を有し、各油圧回路4,5に、電動モータ6により回転される油圧ポンプ7と、該油圧ポンプ7から供給される圧油の方向を切り換える方向制御弁8と、油圧シリンダ2の圧油をロックして水門扉1の落下を防止するパイロットチェック弁9とをそれぞれ備えている。
【0003】
ところで、水門扉1と油圧シリンダ2とは河川内に設けられるが、油圧ポンプ7、方向制御弁8、パイロットチェック弁9等の油圧ユニット3は堤防内に設置される場合、油圧ユニット3から油圧シリンダ2までの油圧配管が長くなる。この場合に、パイロットチェック弁9と油圧シリンダ2間の配管が損傷を受けると、パイロットチェック弁2が作動せず、水門扉が落下してしまう虞があるので、油圧シリンダ2近傍に落下防止弁10を設けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述の構成では、パイロットチェック弁の残圧を逃すために、方向制御弁にABR又はABT接続のブロックを用いているので、各油圧回路の上昇側及び下降側回路にそれぞれパイロットチェック弁が必要となる。また、落下防止弁も必要となるので、回路構成が複雑となる。
【0005】
そこで本発明は、油圧ユニットから油圧シリンダまでの配管が万一損傷を受けても水門扉の落下を防止することができる水門扉直吊型油圧シリンダの油圧回路を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するため、本発明は、水門扉を吊持する油圧シリンダに上昇側回路及び下降側回路をそれぞれ接続し、該上昇側回路及び下降側回路に前記油圧シリンダを駆動する2系統の油圧回路を有する油圧ユニットを接続し、各油圧回路に方向制御弁を備えた水門扉直吊型油圧シリンダの油圧回路において、前記方向制御弁にオールポートブロックタイプを用い、前記上昇側回路の油圧シリンダの近傍にパイロットチェック弁を備えたマニホールドブロックを配置するとともに、前記下降側回路からタンクへの圧油排出回路にシャットオフ弁を設け、該シャットオフ弁は、通常は前記下降側回路と前記圧油排出回路とを連通させて前記パイロットチェック弁のパイロット圧を逃し、前記水門扉の昇降時に前記下降側回路と前記圧油排出回路との連通を遮断するものであることを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を、図1に示す実施形態例に基づいて、さらに詳細に説明する。なお、前記従来例と同一要素には同一の符号を付して説明する。水門扉1を吊持する油圧シリンダ2は、ピストンロッド2aを架台11に接続し、シリンダボア2bにて水門扉1を吊持している。油圧シリンダ2を駆動する油圧ユニット3は、2系統の油圧回路4,5で構成されている。
【0008】
各油圧回路4,5は、電動モータ6により回転される油圧ポンプ7と、該油圧ポンプ7から供給される圧油の方向を切り換える方向制御弁8とを有している。各方向制御弁8には、オールポートブロックタイプのものが用いられている。油圧シリンダ2には、Aポートに上昇側回路12が、Bポートに下降側回路13がそれぞれ接続され、上昇側回路12に流量制御弁14が設けられている。各方向制御弁8は、上昇側回路12に接続される回路15と、下降側回路13に接続される回路16とを有している。
【0009】
油圧シリンダ2の近傍には、上昇側回路12にパイロットチェック弁9を備えたマニホールドブロック17が配置され、該パイロットチェック弁9には、下降側回路13からパイロット圧回路18が接続されている。このパイロットチェック弁9は、水門扉1を上昇させるときには、上昇側回路12からAポートに供給される圧油によりチェック弁9aが開き、上昇側回路12からの圧油の供給が止まるとチェック弁9aが閉じて、Aポートから流れる圧油をロックし、水門扉1の下降を防止する。水門扉1を下降させるときには、下降側回路13からパイロット圧回路18を介して供給される圧油によりチェック弁9aが開き、Aポートから圧油をタンク19に排出する。
【0010】
また、下降側回路13からタンク19への圧油排出回路20には、パイロットチェック弁9のパイロット圧を逃すシャットオフ弁21が設けられている。このシャットオフ弁21は、通常は、下降側回路13と圧油排出回路20とを連通させており、水門扉1の昇降時には、下降側回路13と圧油排出回路20との連通を遮断する。
【0011】
このように、油圧シリンダ2の近傍にパイロットチェック弁9を配置することにより、油圧シリンダ2と油圧ユニット3間の上昇側回路12又は下降側回路13が万一破損した場合でも、水門扉1の落下を防止できる。また、オールポートブロックタイプの方向制御弁8を用いることにより、パイロットチェック弁9が1個で済むとともに、落下防止弁が不要となるから、回路構成が簡略化し、コスト及び維持管理の面で有利である。
【0012】
お、油圧シリンダ2のピストンロッド2aで水門扉1を吊持する構成では、上昇側回路にパイロットチェック弁9を設ければよい
【0013】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の水門扉直吊型油圧シリンダの油圧回路は、方向制御弁にオールポートブロックタイプを用い、パイロットチェック弁を油圧シリンダの近傍に配置するとともに、パイロット圧を逃すシャットオフ弁を設けたので、油圧シリンダと油圧ユニット間の配管が万一破損した場合でも、水門扉の落下を防止でき、安全性が向上する。また、オールポートブロックタイプの方向制御弁を用いることにより、パイロットチェック弁が1個で済むとともに、落下防止弁が不要となるから、回路構成が簡略化し、コスト及び維持管理の面で有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態例を示す油圧回路図
【図2】 従来の油圧回路図
【符号の説明】
1…水門扉、2…油圧シリンダ、3…油圧ユニット、4,5…油圧回路、8…方向制御弁、9…パイロットチェック弁、12…上昇側回路、13…下降側回路、21…シャットオフ弁

Claims (1)

  1. 水門扉を吊持する油圧シリンダに上昇側回路及び下降側回路をそれぞれ接続し、該上昇側回路及び下降側回路に前記油圧シリンダを駆動する2系統の油圧回路を有する油圧ユニットを接続し、各油圧回路に方向制御弁を備えた水門扉直吊型油圧シリンダの油圧回路において、前記方向制御弁にオールポートブロックタイプを用い、前記上昇側回路の油圧シリンダの近傍にパイロットチェック弁を備えたマニホールドブロックを配置するとともに、前記下降側回路からタンクへの圧油排出回路にシャットオフ弁を設け、該シャットオフ弁は、通常は前記下降側回路と前記圧油排出回路とを連通させて前記パイロットチェック弁のパイロット圧を逃し、前記水門扉の昇降時に前記下降側回路と前記圧油排出回路との連通を遮断するものであることを特徴とする水門扉直吊型油圧シリンダの油圧回路。
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