JP3656575B2 - 衛星追尾用アンテナ制御装置 - Google Patents

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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は衛星追尾用アンテナ制御装置に関し、特に車両や船舶、航空機等の移動体に搭載されて通信衛星との間で通信を行う衛星追尾用アンテナ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図9は、例えば特開平8−271561号公報に示された従来のアンテナ装置のブロック図である。図において、1は対向して配置されたアンテナからの送信波を受信するアンテナ、2はアンテナ1の指向方向を変更するアンテナ駆動部、3は電界強度測定用の電波を送信する送信部、4は電界強度測定のための受信信号を受信する受信部、5は電界強度を測定する電界強度測定部、6は測定した電界強度と測定時刻を記録するデータ記録部、7はアンテナ1の指向方向の変更、電界強度の測定、及びデータ記録における時刻の整合を行う時刻整合部、8はこれらのアンテナ駆動部2と送信部3と電界強度測定部5とデータ記録部6と時刻整合部7とを制御するアライメント制御部である。
【0003】
指向性を有するアンテナを用いて2地点間で移動体通信を行う場合、互いに相手側の通信装置の位置を特定し、最も受信電界強度の高い方向を探知してアンテナを固定する必要がある。このため、図9に示した従来のアンテナ装置は、時刻整合部7により予め設定した時刻に相手側が送信した送信波をアンテナ1により受信し、この受信の際に、アンテナ駆動部2によりアンテナ1を走査する。アンテナ1を走査するとともに、電界強度測定部5により受信電界強度を測定し、データ記録部6により受信電界強度、時刻及びアンテナの指向方向とを記録し、得られた記録から相手側の通信装置の方向を決定することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように従来のアンテナ装置は構成されているので、2地点に配置されたアンテナ装置相互のアンテナ指向方向のアライメント調整が可能となる。しかし、移動体と通信衛星との間で相対位置関係が変化しながら通信するようなアンテナ装置においては、アンテナを相手側のアンテナ装置に指向させる際に、その移動体が有するジャイロ等の位置及び姿勢の情報に基づいてアンテナ駆動するオープンループ駆動制御と、受信レベルに基づくフィードバック駆動制御とを併用する場合があり、このジャイロ等の測定装置の基準軸(ジャイロ等は通常、移動体に固定されており、この意味において以下、「移動体固定座標系の軸」と呼ぶ。)とアンテナ駆動軸(以下、アンテナの「ジンバル座標系の軸」と呼ぶ。)との間に軸ずれがある場合には、オープンループ駆動制御内に軸ずれ分の指向方向誤差が発生し、高精度な追尾制御ができないという問題点があった。また、特に航空機等に搭載され、衛星との間で通信を行うアンテナ装置では、例えば空港の滑走路上では移動体固定座標系の軸とジンバル座標系の軸との軸ずれ量が既知となっていても、離陸後の気圧や気温等の環境変化より、さらに移動体固定座標系の軸とジンバル座標系の軸との軸ずれ量が変化するという問題点があった。
【0005】
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたものであり、移動体と通信衛星との間で通信を行う際に、移動体固定座標系とアンテナのジンバル座標系との間の軸ずれ量を算出し変更することにより、高精度なアンテナの衛星追尾制御が可能となり、また軸ずれ量の補正に関する保守性を高めた衛星追尾用アンテナ制御装置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明に係る衛星追尾用アンテナ制御装置は、移動体に設けられた慣性航法装置から出力される上記移動体の位置情報及び姿勢情報と追尾対象の衛星の位置情報とに基づいて、上記移動体に固定された移動体固定座標系における上記衛星の方位角及び仰角を算出する衛星方向算出部と、上記移動体固定座標系と上記移動体に搭載されたアンテナのジンバル座標系の軸ずれ量によって、上記衛星方向算出部において算出された上記衛星の方位角及び仰角を補正して駆動指令信号として出力する軸ずれ量補正部と、この駆動指令信号に基づいて駆動された上記アンテナを介して、上記衛星から送信される信号を受信する受信機と、この受信機により受信した受信信号のレベルがピークとなる方向に上記アンテナを駆動するピーク方向駆動制御部と、このピーク方向駆動制御部により駆動された上記アンテナのジンバル座標系における方位角及び仰角を検出する角度検出器と、この角度検出器により検出した上記アンテナのジンバル座標系における方位角及び仰角と、上記衛星方向算出部により算出した上記衛星の方位角及び仰角とのずれ量を算出し、上記軸ずれ量補正部へ軸ずれ量の変更を指令する軸ずれ量演算部とを備えたものである。
【0007】
請求項2の発明に係る衛星追尾用アンテナ制御装置は、請求項1の発明に係る衛星追尾用アンテナ制御装置において、上記軸ずれ量演算部は、上記慣性航法装置から出力される上記移動体の姿勢情報に基づいて、上記移動体が直進していると判定した場合に、上記軸ずれ量補正部へ軸ずれ量の変更を指令するものである。
【0008】
請求項3の発明に係る衛星追尾用アンテナ制御装置は、請求項1の発明に係る衛星追尾用アンテナ制御装置において、上記軸ずれ量演算部は、上記慣性航法装置から出力される上記移動体の高度情報に基づいて、上記移動体が所定の高度に達したと判定した場合に、上記軸ずれ量補正部へ軸ずれ量の変更を指令するものである。
【0009】
請求項4の発明に係る衛星追尾用アンテナ制御装置は、請求項1の発明に係る衛星追尾用アンテナ制御装置において、上記軸ずれ量演算部は、上記移動体の出発時から所定の時間が経過したと判定した場合に、上記軸ずれ量補正部へ軸ずれ量の変更を指令するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
この発明の実施の形態1に係る衛星追尾用アンテナ制御装置を図1によって説明する。図1はこの発明の実施の形態1に係る衛星追尾用アンテナ制御装置の構成を示すブロック図である。図において、9は追尾対象の衛星であり、10は衛星9との間で無線により通信するアンテナである。11は、アンテナ10を介して衛星9から送信される信号を受信する受信機、12は受信機11により受信した受信信号のレベルがピークとなる方向にアンテナ10を駆動するピーク方向駆動制御部、13はアンテナ10のジンバル座標系における方位角及び仰角を検出する角度検出器である。ピーク方向駆動制御部12内において、14は受信機11により受信した受信信号の電力レベルに基づいて、受信信号がピークとなるアンテナ10の方向を推定し、そのピーク方向への駆動量を出力するピーク方向推定部、15は後述の駆動指令信号とピーク方向推定部14から出力される駆動量とを加算し、ピーク方向推定後の駆動指令信号として出力する加算器、16は加算器15から出力される駆動指令信号と、角度検出器13からのアンテナ10方位角及び仰角とに基づいて、アンテナ10を駆動指令信号が指令する角度に駆動するアンテナ駆動装置である。17は移動体の位置情報及び姿勢情報を検出する慣性航法装置、18は衛星9の位置を軌道情報に基づいて算出する衛星位置算出部、19は慣性航法装置17から出力される移動体の位置情報及び姿勢情報と、衛星位置算出部18から出力される衛星9の位置情報とに基づいて、移動体固定座標系における衛星9の方位角及び仰角を算出する衛星方向算出部である。20は移動体固定座標系とアンテナ10のジンバル座標系との軸ずれ量により、衛星方向算出部19により算出された衛星9の方位角及び仰角を補正して駆動指令信号として出力する軸ずれ量補正部、21は角度検出器13が出力するアンテナ10のジンバル座標系における方位角及び仰角と、衛星方向算出部19により算出した衛星9の方位角及び仰角とのずれ量を算出し、軸ずれ量補正部20へ軸ずれ量の変更を指令する軸ずれ量演算部である。
【0011】
次に実施の形態1に係る衛星追尾用アンテナ制御装置の動作について説明する。まず、移動体に搭載したアンテナ10を衛星9の方向に指向させるためには、衛星の方向を決定しなければならない。衛星位置算出部18は装置内に記憶している追尾対象衛星の軌道情報を用いて、例えば、衛星9の緯度及び経度及び高度等で表される衛星の位置を算出し出力する。一方、慣性航法装置17には、移動体の姿勢を検出する3軸ジャイロや加速度を検出する3軸加速度計、地球磁気軸に対する移動体の方位を検出する磁気方位計、圧力差などを用いて移動体の高度を算出する高度計、移動体の位置を検出するGPS等が搭載され、これらの計測装置の検出値に基づき、例えば、緯度及び経度及び高度で表される移動体の位置と、例えば、ロール角及びピッチ角及び真方位で表される移動体の姿勢を算出し出力する。本発明に云う慣性航法装置とは、航空機、船舶等の移動体のみならず、車両や飛行船その他の移動体において搭載されている装置を指すものである。またその移動体の航行に使用される通常の慣性航法装置に加え、必ずしも航行の用に供するものでなくても、その移動体に搭載されてその移動体の位置情報や姿勢情報を検出する上記のような計測装置全般も特許請求の範囲及び発明の詳細な説明に記載された本発明の慣性航法装置に包含されるものであり、このことは以下の実施の形態においても同様である。
【0012】
衛星方向算出部19は、衛星位置算出部18から出力される衛星位置情報と、慣性航法装置17から出力される移動体の位置及び移動体の姿勢の情報から、移動体に固定された移動体固定座標系における衛星の方位角及び仰角を算出し出力する。また、この衛星方向算出部19から出力する衛星方向情報は移動体固定座標系における原点からみた衛星方向の単位ベクトルであってもよい。
【0013】
軸ずれ量補正部9は、衛星方向算出部19から出力される移動体固定座標系における衛星9の方位角及び仰角を、上記軸ずれ量補正部内に記憶している、例えばロール角及びピッチ角及びヨー角等のオイラー角で表された移動体固定座標系とアンテナ10のジンバル座標系との軸ずれ量を用いて、上記ジンバル座標系における衛星9の方位角及び仰角に変換することによって補正し、アンテナ10の駆動指令信号として出力する。この変換は、上記のオイラー角を用いて座標変換行列を作り、移動体固定座標系における衛星9の方位角及び仰角から一意に計算される移動体固定座標系における衛星方向の単位ベクトルに、この座標変換行列を乗じて得られるジンバル座標系における衛星方向の単位ベクトルからジンバル座標系における衛星の方位角及び仰角を一意に得ることで行われる。
【0014】
軸ずれ量補正部20から出力される駆動指令信号は、ピーク方向推定部14から出力されるピーク方向への駆動量と加算されてアンテナ駆動装置16に入力される。アンテナ駆動装置16は、加算器15からの駆動指令信号と角度検出器13から出力されたアンテナ10のジンバル座標系における方位角及び仰角により算出されるフィードバック信号によってアンテナ10を駆動する。このように駆動されたアンテナ10を介して、衛星9から送信される信号を受信機11により受信する。受信機11は、アンテナ10で受信された追尾対象衛星の高周波信号を平滑化処理し、その受信レベルをピーク方向推定部14へ出力する。ここで、角度検出器13は、アンテナ10の方位角方向と仰角方向の機械系の回転を電気信号に変換することでアンテナ10のジンバル座標系における方位角及び仰角を検出し出力する。
【0015】
ピーク方向推定部14は、受信機11から出力される受信信号のレベルと角度検出器4から出力されるアンテナ10のジンバル座標系における方位角及び仰角とにより、ジンバル座標系における受信信号のレベルのピーク方向を推定し、このピーク方向にアンテナ10を駆動させるための駆動指令信号に対する補正量を駆動量として算出し、ここで算出された駆動量は上述のように加算器15において、軸ずれ量補正部20からの駆動指令信号に加算される。
【0016】
ピーク方向推定部14は、さらにアンテナ10の指向方向が上記受信信号のレベルのピーク方向へ収束したかどうかを判定し、アンテナ10の指向方向が収束していると判定している間は、収束している旨の制御信号を軸ずれ量演算部21へ出力する機能を有する。
【0017】
上記のようにピーク方向推定部14からアンテナ10の指向方向が収束している旨の制御信号が出力されている場合に、軸ずれ量演算部21は、角度検出器13から出力されるアンテナ10のジンバル座標系における方位角及び仰角と、衛星方向算出部19から出力される移動体固定座標系における衛星方向の方位角及び仰角とを、上記軸ずれ量演算部21内の記憶装置に蓄積し、データの数が所定の値に達するごとに移動体固定座標系とアンテナ10のジンバル座標系との軸ずれ量を算出し、軸ずれ量補正部20内に記憶されている軸ずれ量の変更を指令し、上記記憶装置の初期化と、ピーク方向推定部14におけるピーク方向への駆動量の初期化を行う。
【0018】
軸ずれ量演算部21の機能を代数的に説明するため、以下の座標系と変数を定義する。移動体固定座標系の3軸をxyz軸と定義する。このxyz軸は、それぞれ移動体のロール軸、ピッチ軸、ヨー軸に対応する。また、アンテナ10のジンバル座標系の3軸をx’y’z’軸と定義する。このアンテナが移動体に理想的に取り付けられた場合、移動体固定座標系とジンバル座標系とは一致するため、軸の定義も移動体固定座標系のものと一致するが、通常は完全に座標系を一致させてアンテナ10を移動体に取り付けることは困難であり、これらの座標系の軸には、ずれが生じている。移動体固定座標系基準のジンバル座標系のオイラー角φ=(φ、φ、φ)と定義する。このオイラー角は、それぞれロール回転角、ピッチ回転角、ヨー回転角に対応するものとする。移動体固定座標系からジンバル座標系への座標変換行列W(φ)と定義する。座標変換における座標回転はヨー回転、ピッチ回転、ロール回転の順に行うものとする。移動体固定座標系における衛星の方位角と仰角とをΨ=(ψ,θ)と定義する。方位角は移動体固定座標系x軸からxy面内をz軸正方向から見て反時計回りに、仰角はxy平面からz軸の正方向が正になるように測る。ジンバル座標系から見た衛星の方位角と仰角とをΨ’=(ψ’,θ’)と定義する。定義は移動体固定座標系のものに準じる。上記両方位角および仰角の差をδΨ=Ψ’−Ψ=(δψ,δθ)=(ψ’−ψ,θ’−θ)と定義する。さらに移動体固定座標系における衛星方向の単位ベクトルをnと定義し、ジンバル座標系におけるアンテナの指向方向の単位ベクトルをn’と定義する。
【0019】
軸ずれ量演算部21において蓄積している複数組(Ψ,Ψ’)に対して、軸ずれ量φを算出するための式を導くために、以下でいくつかの基礎となる式を導出する。
【0020】
移動体固定座標系とジンバル座標系の間の軸ずれは、アンテナを移動体に据え付ける際に微小なものとなるように据え付けられるものであり、また、据え付け後の機体の変形などによる軸ずれも微小なものであると予測できるので、軸ずれ量φは微小であると仮定してもよい。この仮定の下、座標変換行列W(φ)は以下のように近似できる。
【0021】
【数1】
Figure 0003656575
【0022】
衛星方向算出部19により算出した移動体固定座標系における衛星の方位角、仰角Ψを用いれば、移動体固定座標系における衛星方向の単位ベクトルnは以下のようになる。
【0023】
【数2】
Figure 0003656575
【0024】
角度検出器13から出力されたアンテナ10のジンバル座標系における方位角及び仰角Ψ’を用いれば、アンテナ10のジンバル座標系における指向方向の単位ベクトルn’は以下のようになる。
【0025】
【数3】
Figure 0003656575
【0026】
数式(3)をΨと差δΨとを用いて、軸ずれ量φが微小であることからδΨも微少量であるとして書きなおすと、次のようになる。
【0027】
【数4】
Figure 0003656575
【0028】
【数5】
Figure 0003656575
【0029】
座標変換行列、数式(1)を用いれば、単位ベクトルnとn’との関係は次のように表せる。
【0030】
【数6】
Figure 0003656575
【0031】
数式(4)と数式(6)とから、δΨとφとの間の関係式を次のように得ることができる。
【0032】
【数7】
Figure 0003656575
【0033】
数式(7)において、Iは単位行列である。未知量であるφを陽に表すために、数式(7)の右辺を書きなおすと以下の式をえる。
【0034】
【数8】
Figure 0003656575
【0035】
【数9】
Figure 0003656575
【0036】
さらに、数式(8)に適当な行列演算を加えることにより、以下の軸ずれ量φに対する観測方程式を得る。
【0037】
【数10】
Figure 0003656575
【0038】
【数11】
Figure 0003656575
【0039】
複数組の(Ψ,Ψ’)が得られている場合、それらデータ組を(Ψ,Ψ’)、(i=1,・・・,n)と表せば、その差Ψ’− ΨをδΨとして、軸ずれ量φの最小二乗推定値を以下の数式(12)で表すことができる。
【0040】
【数12】
Figure 0003656575
【0041】
ただし、W(i=1,・・・,n)は、所定の3行3列の重みである。軸ずれ量演算部21では、蓄積された複数組の値(Ψ,Ψ’)に対して、まず、その差δΨ=Ψ’− Ψを計算し、その値と(Ψ,Ψ’)の値から、数式(12)により軸ずれ量φの最小2乗推定値が算出される。この軸ずれ量φの最小2乗推定値を、軸ずれ量補正部20に出力する。
【0042】
もし、軸ずれ量演算部21で算出される量δΨの測定誤差の誤差共分散行列Rが既知であるならば、軸ずれ量φの最尤推定値を以下のように得ることができる。
【0043】
【数13】
Figure 0003656575
【0044】
さらに、軸ずれ量φの推定誤差共分散行列を以下のように得ることができる。
【0045】
【数14】
Figure 0003656575
【0046】
推定誤差共分散行列、数式(14)により推定された軸ずれ量φの推定誤差の分散値を算出することが可能となる。よって、軸ずれ量演算部21で算出される量δΨの測定誤差の誤差共分散行列Rが既知であるならば、実施の形態1の別の実施例として、軸ずれ量演算部21の機能を以下のようにすることもできる。即ち、ピーク方向推定部14からアンテナ10の指向方向が収束している旨の制御信号が出力されているときに、角度検出器13から出力されるアンテナ10のジンバル座標系における方位角及び仰角と、衛星方向算出部19から出力される移動体固定座標系における衛星方向の方位角及び仰角とを、上記軸ずれ量演算部21内の記憶装置に蓄積し、データが蓄積されるごとに蓄積されたデータから軸ずれ量φの推定誤差の分散値を算出し、算出された推定誤差の分散値が所定の値を下回った時点で、蓄積されたデータから移動体固定座標系とアンテナ10のジンバル座標系との軸ずれ量を算出し、軸ずれ量補正部20内に記憶されている軸ずれ量の変更を行い、上記記憶装置の初期化と、ピーク方向推定部14の補正量の初期化を行う。
【0047】
実施の形態2.
この発明の実施の形態2に係る衛星追尾用アンテナ制御装置を図2から図4によって説明する。図2はこの発明の実施の形態2に係る衛星追尾用アンテナ制御装置の軸ずれ演算部の構成を示すブロック図であり、図3はこの発明の実施の形態2に係る衛星追尾用アンテナ制御装置の軸ずれ演算部での移動体直進判定を伴うデータ記憶処理の流れを示すフローチャートであり、図4はこの発明の実施の形態2に係る衛星追尾用アンテナ制御装置の軸ずれ演算部での軸ずれ量算出の流れを示すフローチャートである。図2において、22は角度検出器13から出力されるアンテナ10のジンバル座標系における方位角及び仰角と、衛星方向算出部19から出力される移動体固定座標系における衛星方向の方位角及び仰角と、慣性航法装置17から出力される移動体姿勢情報とを記憶する第1記憶装置部であり、この第1記憶装置部22での記憶の処理は、ピーク方向推定部14からアンテナ指向方向が収束している旨の制御信号が出力されている場合に行う。23は第1記憶装置部22に記憶されたアンテナ10のジンバル座標系における方位角及び仰角それぞれの平均値と、衛星方向算出部19から出力される移動体固定座標系における衛星方向の方位角及び仰角それぞれの平均値と、慣性航法装置17から出力される移動体の姿勢情報それぞれの分散値とを計算し出力する統計量算出部、24は統計量算出部23から出力される移動体の姿勢情報それぞれの分散値に基づき、第1記憶装置部22が各データの記憶を行っている間に移動体が直進していたかを判定する移動体直進判定部、25は統計量算出部23から出力されるアンテナ10のジンバル座標系における方位角及び仰角それぞれの平均値と、衛星方向算出部19から出力される移動体固定座標系における衛星方向の方位角及び仰角それぞれの平均値とを記憶する第2記憶装置部、26は第2記憶装置部25に記憶されたアンテナ10のジンバル座標系における方位角及び仰角それぞれの平均値と、衛星方向算出部19から出力される移動体固定座標系における衛星方向の方位角及び仰角それぞれの平均値に基づき、軸ずれ量の算出を行う軸ずれ量算出部である。なお、この実施の形態2に係る衛星追尾用アンテナ制御装置は図1に示した衛星追尾用アンテナ制御装置において、軸ずれ演算部21を図2に示すように構成したものである。
【0048】
次に実施の形態2に係る衛星追尾用アンテナ制御装置の軸ずれ量演算部21の動作について図3及び図4のフローチャートを参照して説明する。まず、図3のステップS1において、第1記憶装置部22は初期化される。次にステップS2において、第1記憶装置部22は、ピーク方向推定部14からアンテナ指向方向が収束している旨の制御信号が出力されている場合に、角度検出器13から出力されるアンテナ10のジンバル座標系における方位角及び仰角と、衛星方向算出部19から出力される移動体固定座標系における衛星方向の方位角及び仰角と、慣性航法装置17から出力される移動体姿勢情報とを取得し記憶する。次にステップS3において、データ数が所定の数に達したか、あるいはデータ取得開始から所定の時間が経過したかを条件判定し、いずれかの条件が満たされているときにステップS4へ移行する。条件が満たされていない場合にはステップS2のデータ取得を繰り返す。
【0049】
ステップS4においては、統計量算出部13により慣性航法装置17から出力される移動体の姿勢情報それぞれの分散値を算出し、ステップS5において移動体直進判定部24は、統計量算出部23から出力される移動体の姿勢情報それぞれの分散値と、所定値との比較により移動体が直進していたかどうかを判定する。即ち、統計量算出部23から出力される移動体の姿勢情報それぞれの分散値が所定値よりも小さいときに移動体が直進していたと判定し、ステップS6へ移行する。ステップS6では、統計量算出部23により第1記憶装置部22から出力されたアンテナ10のジンバル座標系における方位角及び仰角それぞれの平均値と、衛星方向算出部19から出力される移動体固定座標系における衛星方向の方位角及び仰角それぞれの平均値を算出し、第2記憶装置部25へ出力する。ここで第1記憶装置部22内のデータは全て使用されたことになるので、第1記憶装置部22から統計量算出部23へのデータ出力後、第1記憶装置部22のデータを消去し初期化しておく。また、ステップS5において移動体直進判定部24が、移動体は直進していなかったと判定した場合には、再度のデータ取得のためにステップS1まで処理を戻す。直進していない場合に再度データ取得を行う理由は、移動体の姿勢が安定していない状態においては、アンテナによる衛星追尾制御が行われている状態にあり、この追尾制御時のアンテナ指向方向と衛星方向との誤差を軸ずれ量としないようにするためである。
【0050】
次に図3の軸ずれ量演算フローを参照しながら、軸ずれ量演算部21の処理を説明する。まず、第2記憶装置部25はステップS7において記憶装置内が初期化されているものとし、ステップS8では上述の図3のステップS6における統計量算出部23からの出力を受けとる。即ち、ステップS8において、第2記憶装置部25は、統計量算出部23から出力される上記アンテナ10のジンバル座標系における方位角及び仰角それぞれの平均値と、上記衛星方向算出部19から出力される移動体固定座標系における衛星方向の方位角及び仰角それぞれの平均値とを取得し記憶する。次にステップS9において、第2記憶装置部25のデータ数が所定数に達しているかどうかを判定し、所定数に達している場合にはステップS10へ移行し、達していない場合にはステップS8によるデータ取得と記憶を繰り返す。ステップS10において、軸ずれ量算出部26は、第2記憶装置部25に記憶されたアンテナ10のジンバル座標系における方位角及び仰角それぞれの平均値と、上記衛星方向算出部19から出力される移動体固定座標系における衛星方向の方位角及び仰角それぞれの平均値のデータ数が所定の数に達すると実施の形態1において説明した計算式に基づき、軸ずれ量の変更値を算出し、軸ずれ量補正部10へ出力する。
【0051】
実施の形態3.
この発明の実施の形態3に係る衛星追尾用アンテナ制御装置を図5及び図6により説明する。図5は、この発明の実施の形態3に係る衛星追尾用アンテナ制御装置の軸ずれ量演算部の構成を示すブロック図であり、図6はこの発明の実施の形態3に係る衛星追尾用アンテナ制御装置の軸ずれ量演算部での処理の流れを示すフローチャートである。図5において、27はピーク方向推定部14からアンテナ指向方向が収束している旨の制御信号が出力されている場合に、角度検出器13から出力されるアンテナ10のジンバル座標系における方位角及び仰角と、衛星方向算出部19から出力される移動体固定座標系における衛星方向の方位角及び仰角とを取得し記憶する記憶装置部、28は慣性航法装置17から出力される移動体の高度により、移動体の高度が所定の値に達すると、記憶装置部27にデータ取得の開始を指令する制御信号を出力する高度判定部、29は記憶装置部に記憶されたアンテナ1のジンバル座標系における方位角及び仰角それぞれの平均値と、上記衛星方向算出部6から出力される移動体固定座標系における衛星方向の方位角及び仰角それぞれの平均値を算出し、算出したこれらの平均値に基づいて軸ずれ量の算出を行う軸ずれ量算出部である。なお、この実施の形態3に係る衛星追尾用アンテナ制御装置は図1に示した衛星追尾用アンテナ制御装置において、軸ずれ演算部21を図3に示すように構成したものである。
【0052】
次に実施の形態3に係る衛星追尾用アンテナ制御装置の軸ずれ量演算部21の動作について図6のフローチャートを参照して説明する。軸ずれ演算機能がスタートすると、ステップS11において、高度判定部28によって移動体の高度が所定の高度に達したかどうかを判定する。移動体が所定の高度に達していない場合には、処理はこの判定の直前に帰還する。移動体が所定の高度に達していると判定した場合には、ステップS12に移行し、記憶装置部27を初期化する。次にステップS13に移行し、記憶装置部27により各データを取得する。記憶装置部27は、ピーク方向推定部14からアンテナ指向方向が収束している旨の制御信号が出力されている場合に、角度検出器13から出力されるアンテナ10のジンバル座標系における方位角及び仰角と、衛星方向算出部19から出力される移動体固定座標系における衛星方向の方位角及び仰角とを取得し記憶する。次にステップS14に移行し、記憶装置部27に記憶したデータ数が所定の数に達しているかどうかを判定する。所定の数に達していない場合には、ステップS13に帰還してデータ取得を行う。記憶装置部27に記憶したデータ数が所定の数に達すると、ステップS15に移行し、記憶装置部27に記憶した全データを用いて軸ずれ量を算出し、軸ずれ量補正部20へ出力する。その後、処理は移動体の高度を判定するステップS11に帰還する。
【0053】
実施の形態3は、移動体の高度の変化によって生じる温度変化や、移動体の機体内外の気圧差等に起因する機体の変形によって生じる移動体固定座標系とジンバル座標系と軸ずれを逐次補正することができる。特に高度変化の激しい航空機等の移動体において、航行中に軸ずれ量の補正することによって、アンテナの高精度な衛星追尾制御が可能となる。
【0054】
実施の形態4.
この発明の実施の形態4に係る衛星追尾用アンテナ制御装置を図7により説明する。図7は、この発明の実施の形態4に係る衛星追尾用アンテナ制御装置の軸ずれ量演算部の構成を示すブロック図である。図7において、30は移動体の電源が入った時点あるいは移動体の出発時等の時間原点から所定の時間が経過したかどうかを判定する時間経過判定部である。図7において、図5と同一の符号を付した回路は図5のそれらの回路と同一又は相当する回路を示す。この図7に示す軸ずれ演算部21は、実施の形態3において説明した図5の軸ずれ演算部21の高度判定部28を時間経過判定部30に置き換え、高度判定部28に対する慣性航法装置17からの入力を消去したものである。なお、この実施の形態4に係る衛星追尾用アンテナ制御装置は図1に示した衛星追尾用アンテナ制御装置において、軸ずれ演算部21を図7に示すように構成したものである。
【0055】
時間経過判定部19は、移動体の電源が入った時点あるいは移動体の出発時等の時間原点から所定の時間が経過すると、記憶装置部にデータ取得の開始を指令する制御信号を出力し、その後、記憶装置部27及び軸ずれ量算出部29が行う処理は、実施の形態3において図5及び図6により説明した処理と同様である。このように移動体の電源が入った時点あるいは移動体の出発時等の時間原点からの所定時間経過によって、軸ずれ量の算出を行い軸ずれ量補正部20における軸ずれ量補正値を変更することにより、衛星追尾用アンテナ制御装置の保守性が向上する。
【0056】
実施の形態5.
この発明の実施の形態5に係る衛星追尾用アンテナ制御装置を図8により説明する。図8は、この発明の実施の形態5に係る衛星追尾用アンテナ制御装置の軸ずれ量演算部の構成を示すブロック図である。図8において、31は高度判定部28による移動体の高度判定、又は時間経過判定部30による時間経過判定を行う軸ずれ量取得条件判定部である。図8において、図2と同一の符号を付した回路は図2のそれらの回路と同一又は相当する回路を示す。また、図8における高度判定部28及び時間経過判定部30は図5及び図7において同一符号を付した回路と同一又は相当する回路を示す。
【0057】
実施の形態5に係る衛星追尾用アンテナ制御装置の軸ずれ量演算部21は、図2及び図2に対応する実施の形態2において説明した軸ずれ量演算部21において、第2記憶装置部25が図4のステップS8のデータ取得及び記憶を行う条件として、高度判定部28での高度判定又は時間経過判定部30での時間経過判定を付加したものである。即ち、高度判定部28での高度判定又は時間経過判定部30での時間経過判定により、第2記憶装置部25はデータの取得及び記憶を開始し、データ数が所定数に達すると軸ずれ量算出部26において軸ずれ量を算出する。このように構成した軸ずれ量演算部により、衛星追尾用アンテナ制御装置の軸ずれ量を算出及び変更することによって、移動体の複雑な運用形態に対応して高精度な衛星追尾制御とその制御装置の保守が可能となる。
【0058】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、受信信号レベルがピークとなる方向に駆動されたアンテナのジンバル座標系における方位角及び仰角と、慣性航法装置からの位置及び姿勢情報に基づいて算出した衛星の移動体固定座標系における方位角及び仰角とに基づいてジンバル座標系と移動体固定座標系の軸ずれ量を算出して変更するので、高精度にアンテナを衛星方向に追尾制御することができる。
【0059】
請求項2の発明によれば、移動体が直進していることを条件として軸ずれ量を算出し変更するので、アンテナによる衛星追尾制御時のアンテナ指向方向と衛星方向との誤差が軸ずれ量として混入することを抑制することができる。
【0060】
請求項3の発明によれば、移動体が所定の高度に達したことを条件として軸ずれ量を算出し変更するので、移動体の高度の変化に起因する機体の変形によって生じる移動体固定座標系とジンバル座標系と軸ずれを補正することができる。
【0061】
請求項4の発明によれば、移動体の電源が入った時点あるいは移動体の出発時等の時間原点からの所定時間経過によって、軸ずれ量を算出し変更するので、衛星追尾用アンテナ制御装置の保守性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る衛星追尾用アンテナ制御装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態2に係る衛星追尾用アンテナ制御装置の軸ずれ演算部の構成を示すブロック図である。
【図3】 この発明の実施の形態2に係る衛星追尾用アンテナ制御装置の軸ずれ演算部での移動体直進判定を伴うデータ記憶処理の流れを示すフローチャートである。
【図4】 この発明の実施の形態2に係る衛星追尾用アンテナ制御装置の軸ずれ演算部での軸ずれ量算出の流れを示すフローチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態3に係る衛星追尾用アンテナ制御装置の軸ずれ量演算部の構成を示すブロック図である。
【図6】 この発明の実施の形態3に係る衛星追尾用アンテナ制御装置の軸ずれ量演算部での処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】 この発明の実施の形態4に係る衛星追尾用アンテナ制御装置の軸ずれ量演算部の構成を示すブロック図である。
【図8】 この発明の実施の形態5に係る衛星追尾用アンテナ制御装置の軸ずれ量演算部の構成を示すブロック図である。
【図9】 従来のアンテナ装置のブロック図である。
【符号の説明】
11 受信機
12 ピーク方向駆動制御部
13 角度検出器
19 衛星方向算出部
20 軸ずれ量補正部
21 軸ずれ量演算部
24 移動体直進判定部
28 高度判定部
30 時間経過判定部

Claims (4)

  1. 移動体に設けられた慣性航法装置から出力される上記移動体の位置情報及び姿勢情報と追尾対象の衛星の位置情報とに基づいて、上記移動体に固定された移動体固定座標系における上記衛星の方位角及び仰角を算出する衛星方向算出部と、上記移動体固定座標系と上記移動体に搭載されたアンテナのジンバル座標系の軸ずれ量によって、上記衛星方向算出部において算出された上記衛星の方位角及び仰角を補正して駆動指令信号として出力する軸ずれ量補正部と、この駆動指令信号に基づいて駆動された上記アンテナを介して、上記衛星から送信される信号を受信する受信機と、この受信機により受信した受信信号のレベルがピークとなる方向に上記アンテナを駆動するピーク方向駆動制御部と、このピーク方向駆動制御部により駆動された上記アンテナのジンバル座標系における方位角及び仰角を検出する角度検出器と、この角度検出器により検出した上記アンテナのジンバル座標系における方位角及び仰角と、上記衛星方向算出部により算出した上記衛星の方位角及び仰角とのずれ量を算出し、上記軸ずれ量補正部へ軸ずれ量の変更を指令する軸ずれ量演算部とを備えたことを特徴とする衛星追尾用アンテナ制御装置。
  2. 上記軸ずれ量演算部は、上記慣性航法装置から出力される上記移動体の姿勢情報に基づいて、上記移動体が直進していると判定した場合に、上記軸ずれ量補正部へ軸ずれ量の変更を指令することを特徴とする請求項1に記載の衛星追尾用アンテナ制御装置。
  3. 上記軸ずれ量演算部は、上記慣性航法装置から出力される上記移動体の高度情報に基づいて、上記移動体が所定の高度に達したと判定した場合に、上記軸ずれ量補正部へ軸ずれ量の変更を指令することを特徴とする請求項1に記載の衛星追尾用アンテナ制御装置。
  4. 上記軸ずれ量演算部は、上記移動体の出発時から所定の時間が経過したと判定した場合に、上記軸ずれ量補正部へ軸ずれ量の変更を指令することを特徴とする請求項1に記載の衛星追尾用アンテナ制御装置。
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