JP3656557B2 - 壁材およびその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、壁材およびその製造方法に関し、さらに詳しくは、材料としてケナフを使用し、エコロジーに対して充分に考慮されたものであり、住宅などの建物内の壁などに取り付けられるのに有用な壁材およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の壁材およびその製造方法としては、例えば、合板、中密度繊維板(MDFといわれている)などの木製の基板の表面側に樹脂製の化粧シートまたは突き板を貼り付けるとともに、その化粧シートまたは突き板の上に着色や塗装を施していたものが知られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような壁材およびその製造方法においては、基板の表面側に貼り付けられた化粧シートまたは突き板にて表面の化粧が充分に施されて、外観上での見栄えは良いものの、住宅などの建物内の壁などに取り付けられた場合、この化粧シートまたは突き板では建物内の湿気などに対しての調湿機能を持ち合わせることができないものであった。
【0004】
本発明は、上述の事実に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、表面の化粧が充分に施されながら、調湿機能を保持することができる壁材およびその製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る壁材は、基板(1)の表面側に高圧縮板(3)とこの高圧縮板(3)の上に配した低圧縮板(4)とを複合した2層からなるケナフボード(2)を設けたことを特徴とする。
【0006】
本発明の請求項2に係る壁材は、上記ケナフボード(2)の繊維を同方向または異方向に組み合わせてなることを特徴とする。
【0007】
本発明の請求項3に係る壁材は、上記ケナフボード(2)のうち、上記低圧縮板(4)の繊維を同方向または異方向に組み合わせてなることを特徴とする。
【0008】
本発明の請求項4に係る壁材は、上記高圧縮板(3)の厚さが、1.0mm〜6.0mmであり、上記低圧縮板(4)の厚さが、0.1mm〜2.0mmであることを特徴とする。
【0009】
本発明の請求項5に係る壁材は、上記高圧縮板(3)の圧縮条件が、10kg/cm2〜50kg/cm2であり、上記低圧縮板(4)の圧縮条件が、0.1kg/cm2〜10kg/cm2であることを特徴とする。
【0010】
本発明の請求項6に係る壁材の製造方法は、基板(1)があって、この基板(1)の表面側に高圧縮板(3)とこの高圧縮板(3)の上の低圧縮板(4)を接着剤を塗布して複合成型された2層としたケナフボード(2)を配設して、このケナフボード(2)を上記基板(1)の表面側に貼り付けることを特徴とする。
【0011】
本発明の請求項7に係る壁材の製造方法は、上記ケナフボード(2)を2層とする際に、上記接着剤を着色した上で、この接着剤を塗布して複合成型することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を実施形態に係る図面に基づいて詳しく説明する。
【0013】
図1は、本発明の一実施形態に係る壁材を示した断面図である。図2は、本発明の第1の実施形態に係る壁材を示した斜視図である。図3は、本発明の第2の実施形態に係る壁材を示した斜視図である。図4は、本発明の第3の実施形態に係る壁材を示した斜視図である。図5は、本発明の第4の実施形態に係る壁材を示した斜視図である。図6は、本発明の第5の実施形態に係る壁材を示した斜視図である。
【0014】
そして、図7は、本発明の壁材およびその製造方法に用いられる一実施形態に係る一次解繊機を示した斜視図である。図8は、本発明の壁材およびその製造方法に用いられる一実施形態に係る二次解繊機を示した斜視図である。図9は、本発明の壁材およびその製造方法に用いられる一実施形態に係る三次解繊機を示した斜視図である。図10は、本発明の壁材の製造方法における一実施形態に係る含浸工程からプレス工程までを示した斜視図である。図11は、本発明の壁材の製造方法における一実施形態に係る表裏サンディング工程から梱包までを示した斜視図である。
【0015】
本発明の壁材は、図1ないし図11に示すごとく、基板(1)の表面側に高圧縮板(3)とこの高圧縮板(3)の上に配した低圧縮板(4)とを複合した2層からなるケナフボード(2)を設けているものである。
【0016】
上記基板(1)としては、木製のものであり、具体的には、合板、中密度繊維板(MDFといわれている)などのような従来と同様のものが採用されてかまわないものである。
【0017】
上記ケナフボード(2)は、図1に示すごとく、2層からなっているものであり、具体的には、高圧縮板(3)とこの高圧縮板(3)の上に配した低圧縮板(4)とを複合しているものである。
【0018】
上記高圧縮板(3)は、高圧プレスを行って得られるものである。この高圧縮板(3)は、図1に示すごとく、高圧プレスによりその内部が密に詰まっており、空間部分が少なくなっているものである。すなわち、この高圧縮板(3)は、空気層が少なくなっているものである。
【0019】
上記低圧縮板(4)は、低圧プレスを行って得られるものである。この低圧縮板(4)は、図1に示すごとく、低圧プレスによりその内部が疎になっており、空間部分が多くなっているものである。すなわち、この低圧縮板(4)は、空気層が多くなっているものである。
【0020】
本発明は、このような構成をとることによって、基板(1)の表面側に貼り付けられた高圧縮板(3)とこの高圧縮板(3)の上に配した低圧縮板(4)とを複合した2層からなるケナフボード(2)にて表面の化粧が充分に施されて、外観上での見栄えが良くなっているうえに、住宅などの建物内の壁などに取り付けられた場合、この高圧縮板(3)と低圧縮板(4)とを複合した2層からなるケナフボード(2)で調湿機能を持たせることができるものである。
【0021】
このケナフボード(2)による調湿機能について、具体的には、高圧プレスを行って得られる高圧縮板(3)で空気層が少ないために吸湿を少なくすることができるとともに、低圧プレスを行って得られる低圧縮板(4)で空気層が多いために吸湿を多くすることができるものであり、その結果、住宅などの建物内の壁などに取り付けられた場合、表面側に位置する低圧縮板(4)で建物内の湿気の量などに応じて吸湿されるものとなり、しかも、低圧縮板(4)の下側にある高圧縮板(3)にて基板(1)の内部まで吸湿された湿気が浸入するのを防止しており、確実な調湿機能を果たせるものである。
【0022】
すなわち、本発明は、表面の化粧が充分に施されながら、調湿機能を保持することができるものである。
【0023】
また、図1ないし図3に示すごとく、上記ケナフボード(2)の繊維を同方向または異方向に組み合わせてなっているものであると、ケナフボード(2)の表面の凹凸感や立体感を持たせることができ、その結果、同方向または異方向に組み合わせてなっているケナフボード(2)の繊維により、デザイン性や意匠性を確実に向上させることができるものとなる。
【0024】
さらに、図1ないし図3に示すごとく、上記ケナフボード(2)のうち、上記低圧縮板(4)の繊維を同方向または異方向に組み合わせてなっているものであると、ケナフボード(2)の表面に位置している低圧縮板(4)にて同ケナフボード(2)の表面の凹凸感や立体感を効率的、かつ、確実に持たせることができ、その結果、同方向または異方向に組み合わせてなっている低圧縮板(4)の繊維により、デザイン性や意匠性をより一層確実に向上させることができるものとなる。
【0025】
なお、デザイン性や意匠性を向上させるのに各柄を付与する際に、図9に示すごときレイヤー(9)が非常に重要なものとなっている。例えば、図2に示すごとく、縦柄を付与するのであれば、レイヤー(9)において、縦方向中心で積層するものである。
【0026】
また、図3に示すごとく、横柄を付与するのであれば、レイヤー(9)において、横方向中心で積層するものである。次に、図4に示すごとく、ランダム柄を付与するのであれば、レイヤー(9)において、繊維のひっぱりを弱くして、方向性が出ないように積層するものである。さらに、図5に示すごとく、ネット柄を付与するのであれば、レイヤー(9)において、縦方向と横方向とを組み合わせて積層するものである。そして、図6に示すごとく、市松柄を付与するのであれば、レイヤー(9)において、縦方向中心で積層した後、所々で横方向の繊維を入れて仕上げるものである。
【0027】
ところで、上記高圧縮板(3)の厚さが、1.0mm〜6.0mmであり、上記低圧縮板(4)の厚さが、0.1mm〜2.0mmであると、表面の化粧が充分に施されるものでありながら、このような厚さの高圧縮板(3)や低圧縮板(4)により、最適な調湿機能を有するものとなり、その結果、調湿機能としてはより一層確実に保持することができるものである。
【0028】
さらに、上記高圧縮板(3)の圧縮条件が、10kg/cm2〜50kg/cm2であり、上記低圧縮板(4)の圧縮条件が、0.1kg/cm2〜10kg/cm2であると、表面の化粧が充分に施されるものでありながら、このような圧縮条件の高圧縮板(3)や低圧縮板(4)により、最適な調湿機能を有するものとなり、その結果、調湿機能としてはより一層確実に保持することができるものである。
【0029】
本発明の壁材の製造方法は、図1ないし図11に示すごとく、基板(1)があって、この基板(1)の表面側に高圧縮板(3)とこの高圧縮板(3)の上の低圧縮板(4)を接着剤を塗布して複合成型された2層としたケナフボード(2)を配設して、このケナフボード(2)を上記基板(1)の表面側に貼り付けているものである。
【0030】
基本的なケナフボード(2)の製造の流れとしては、最初に解繊機(5)にて解繊がなされるものであるが、本実施形態では、解繊機(5)を三次にわたって設けているものであり、すなわち、図7ないし図9に示すごとく、一次解繊機(6)による一次解繊から三次解繊機(8)による三次解繊まで三次にわたって行われるようになっているものである。まず、図7に示すごとく、一次解繊機(6)による一次解繊が行われ、次いで、図8に示すごとく、二次解繊機(7)による二次解繊が行われ、最後に、図9に示すごとく、三次解繊機(8)による三次解繊が行われるようになっているものである。
【0031】
上記三次解繊の後、図9に示すごとく、レイヤー(9)を経由して、ニードルパンチ(10)の後、切断機(11)にて切断を行い、図10に示すごとき含浸槽(12)による含浸工程へと移されるまでの間に過酸化水素で漂白または着色、さらには、漂白と着色との両方を行い、乾燥しているものである。そして、乾燥後に、図10に示すごとく、含浸槽(12)による含浸、乾燥機(13)による乾燥、積層とプレス機(14)によるプレスなどを行い、図11に示すごとく、サンディング機(15)によるサンディングや切断機(11)にて切断を経て、ケナフボード(2)が製造されるものである。
【0032】
本発明は、このような製造方法をとることによって、基板(1)の表面側に貼り付けられた高圧縮板(3)とこの高圧縮板(3)の上に配した低圧縮板(4)とを接着剤を塗布して複合成型した2層からなるケナフボード(2)にて表面の化粧が充分に施されて、外観上での見栄えが良くなっているうえに、住宅などの建物内の壁などに取り付けられた場合、この高圧縮板(3)と低圧縮板(4)とを複合成型した2層からなるケナフボード(2)で調湿機能を持たせることができるものである。
【0033】
このケナフボード(2)による調湿機能について、具体的には、高圧プレスを行って得られる高圧縮板(3)で空気層が少ないために吸湿を少なくすることができるとともに、低圧プレスを行って得られる低圧縮板(4)で空気層が多いために吸湿を多くすることができるものであり、その結果、住宅などの建物内の壁などに取り付けられた場合、表面側に位置する低圧縮板(4)で建物内の湿気の量などに応じて吸湿されるものとなり、しかも、低圧縮板(4)の下側にある高圧縮板(3)にて基板(1)の内部まで吸湿された湿気が浸入するのを防止しており、確実な調湿機能を果たせるものである。
【0034】
すなわち、本発明の製造方法は、表面の化粧が充分に施されながら、調湿機能を保持することができるものである。
【0035】
また、図10に示すごとく、上記ケナフボード(2)を2層とする際に、上記接着剤を着色した上で、この接着剤を塗布して複合成型しているものであると、着色した接着剤がケナフボード(2)の高圧縮板(3)と低圧縮板(4)との間に塗布されて複合成型されるものとなり、その結果、得られる壁材としては、色柄のデザインが確実に付与されるものとなる。
【0036】
【発明の効果】
本発明の請求項1に係る壁材によると、基板(1)の表面側に貼り付けられた高圧縮板(3)とこの高圧縮板(3)の上に配した低圧縮板(4)とを複合した2層からなるケナフボード(2)にて表面の化粧が充分に施されて、外観上での見栄えが良くなっているうえに、住宅などの建物内の壁などに取り付けられた場合、この高圧縮板(3)と低圧縮板(4)とを複合した2層からなるケナフボード(2)で調湿機能を持たせることができるものである。
【0037】
このケナフボード(2)による調湿機能について、具体的には、高圧プレスを行って得られる高圧縮板(3)で空気層が少ないために吸湿を少なくすることができるとともに、低圧プレスを行って得られる低圧縮板(4)で空気層が多いために吸湿を多くすることができるものであり、その結果、住宅などの建物内の壁などに取り付けられた場合、表面側に位置する低圧縮板(4)で建物内の湿気の量などに応じて吸湿されるものとなり、しかも、低圧縮板(4)の下側にある高圧縮板(3)にて基板(1)の内部まで吸湿された湿気が浸入するのを防止しており、確実な調湿機能を果たせるものである。
【0038】
すなわち、本発明は、表面の化粧が充分に施されながら、調湿機能を保持することができるものである。
【0039】
本発明の請求項2に係る壁材によると、請求項1記載の場合に加えて、ケナフボード(2)の表面の凹凸感や立体感を持たせることができ、その結果、同方向または異方向に組み合わせてなっているケナフボード(2)の繊維により、デザイン性や意匠性を確実に向上させることができるものとなる。
【0040】
本発明の請求項3に係る壁材によると、請求項2記載の場合に加えて、ケナフボード(2)の表面に位置している低圧縮板(4)にて同ケナフボード(2)の表面の凹凸感や立体感を効率的、かつ、確実に持たせることができ、その結果、同方向または異方向に組み合わせてなっている低圧縮板(4)の繊維により、デザイン性や意匠性をより一層確実に向上させることができるものとなる。
【0041】
本発明の請求項4に係る壁材によると、請求項1ないし請求項3いずれか記載の場合に加えて、表面の化粧が充分に施されるものでありながら、このような厚さの高圧縮板(3)や低圧縮板(4)により、最適な調湿機能を有するものとなり、その結果、調湿機能としてはより一層確実に保持することができるものである。
【0042】
本発明の請求項5に係る壁材によると、請求項1ないし請求項4いずれか記載の場合に加えて、表面の化粧が充分に施されるものでありながら、このような圧縮条件の高圧縮板(3)や低圧縮板(4)により、最適な調湿機能を有するものとなり、その結果、調湿機能としてはより一層確実に保持することができるものである。
【0043】
本発明の請求項6に係る壁材の製造方法によると、基板(1)の表面側に貼り付けられた高圧縮板(3)とこの高圧縮板(3)の上に配した低圧縮板(4)とを接着剤を塗布して複合成型した2層からなるケナフボード(2)にて表面の化粧が充分に施されて、外観上での見栄えが良くなっているうえに、住宅などの建物内の壁などに取り付けられた場合、この高圧縮板(3)と低圧縮板(4)とを複合成型した2層からなるケナフボード(2)で調湿機能を持たせることができるものである。
【0044】
このケナフボード(2)による調湿機能について、具体的には、高圧プレスを行って得られる高圧縮板(3)で空気層が少ないために吸湿を少なくすることができるとともに、低圧プレスを行って得られる低圧縮板(4)で空気層が多いために吸湿を多くすることができるものであり、その結果、住宅などの建物内の壁などに取り付けられた場合、表面側に位置する低圧縮板(4)で建物内の湿気の量などに応じて吸湿されるものとなり、しかも、低圧縮板(4)の下側にある高圧縮板(3)にて基板(1)の内部まで吸湿された湿気が浸入するのを防止しており、確実な調湿機能を果たせるものである。
【0045】
すなわち、本発明の製造方法は、表面の化粧が充分に施されながら、調湿機能を保持することができるものである。
【0046】
本発明の請求項7に係る壁材の製造方法によると、請求項6記載の場合に加えて、着色した接着剤がケナフボード(2)の高圧縮板(3)と低圧縮板(4)との間に塗布されて複合成型されるものとなり、その結果、得られる壁材としては、色柄のデザインが確実に付与されるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る壁材を示した断面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る壁材を示した斜視図である。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る壁材を示した斜視図である。
【図4】本発明の第3の実施形態に係る壁材を示した斜視図である。
【図5】本発明の第4の実施形態に係る壁材を示した斜視図である。
【図6】本発明の第5の実施形態に係る壁材を示した斜視図である。
【図7】本発明の壁材およびその製造方法に用いられる一実施形態に係る一次解繊機を示した斜視図である。
【図8】本発明の壁材およびその製造方法に用いられる一実施形態に係る二次解繊機を示した斜視図である。
【図9】本発明の壁材およびその製造方法に用いられる一実施形態に係る三次解繊機を示した斜視図である。
【図10】本発明の壁材の製造方法における一実施形態に係る含浸工程からプレス工程までを示した斜視図である。
【図11】本発明の壁材の製造方法における一実施形態に係る表裏サンディング工程から梱包までを示した斜視図である。
【符号の説明】
1 基板
2 ケナフボード
3 高圧縮板
4 低圧縮板

Claims (7)

  1. 基板の表面側に高圧縮板とこの高圧縮板の上に配した低圧縮板とを複合した2層からなるケナフボードを設けたことを特徴とする壁材。
  2. 上記ケナフボードの繊維を同方向または異方向に組み合わせてなることを特徴とする請求項1記載の壁材。
  3. 上記ケナフボードのうち、上記低圧縮板の繊維を同方向または異方向に組み合わせてなることを特徴とする請求項2記載の壁材。
  4. 上記高圧縮板の厚さが、1.0mm〜6.0mmであり、上記低圧縮板の厚さが、0.1mm〜2.0mmであることを特徴とする請求項1ないし請求項3いずれか記載の壁材。
  5. 上記高圧縮板の圧縮条件が、10kg/cm2〜50kg/cm2であり、上記低圧縮板の圧縮条件が、0.1kg/cm2〜10kg/cm2であることを特徴とする請求項1ないし請求項4いずれか記載の壁材。
  6. 基板があって、この基板の表面側に高圧縮板とこの高圧縮板の上の低圧縮板を接着剤を塗布して複合成型された2層としたケナフボードを配設して、このケナフボードを上記基板の表面側に貼り付けることを特徴とする壁材の製造方法。
  7. 上記ケナフボードを2層とする際に、上記接着剤を着色した上で、この接着剤を塗布して複合成型することを特徴とする請求項6記載の壁材の製造方法。
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