JP3654231B2 - ネブライザの吸入用アタッチメント - Google Patents
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【発明の属する技術分野】
本発明は、呼吸器系疾患などの治療に用いるネブライザの吸入用アタッチメント、更に言えば、ネブライザの吸入用アタッチメントである吸入マスク、マウスピース、ノーズピースなどの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
呼吸器疾患や気管支喘息などの治療には、いわゆるエアロゾル吸入療法が普及しており、効果を上げている。このエアロゾル吸入療法は、水或いは薬剤を微細な粒子にして、鼻腔或いは口腔から肺内の気管支へ直接投与沈着させる治療法であるが、そのためのツールであるネブライザ(吸入器)はかねてより市販されており、エアロゾル吸入療法に貢献している。特に、近年、電池駆動でポケッタブルの小型超音波式ネブライザが開発され、小児の突発性の喘息発作や老人の慢性閉塞性肺疾患の応急処置として有効であり、高い評価を得ている。
【0003】
このようなネブライザの例を図8〜図12に図示する。
【0004】
図8は、長時間使用も可能な病院用及び家庭用の超音波式ネブライザ70の外観斜視図を示す。このネブライザ70は、ネブライザ本体71内の噴霧部(図示せず)の水或いは薬剤を超音波で霧化し、吸気ホース72とマウスピース73を通して口腔より投与するものである。吸気ホース72はネブライザ本体71に対して着脱可能であり、マウスピース73も吸気ホース72の先端に着脱可能に取付けられる。図8は、吸入用アタッチメントとしてマウスピース73を用いた例であるが、吸入マスクやノーズピースが用いられることもある。
【0005】
また、図9は、携帯用の小型超音波式ネブライザ80を示し、ネブライザ本体81に薬液ボトル82を装着した外観斜視図である。このネブライザ80では、使用時には、吸入用アタッチメントとして、図10の(a)のようにマスクアダプタ91を、薬液ボトル82全体を覆うようにネブライザ本体81に装着する。装着後の状態を示すのが図10の(b)である。次に、図11〔装着前の状態図(a)、装着後の状態図(b)〕に示すように吸入マスク92をマスクアダプタ91に装着するか、又は図12〔装着前の状態図(a)、装着後の状態図(b)〕に示すようにマウスピース93をマスクアダプタ91に装着する。そして、例えば吸入マスク92を用いる場合は、図13のように、ネブライザ80を手で持って、口や鼻を覆うようにして吸入マスク92を顔面下部に当てて施療する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような従来のネブライザには次のような問題点があった。
【0007】
吸入マスク、マウスピース、ノーズピースなどの吸入用アタッチメントを用いて施療していると、使用者の唾液や鼻水が漏出してくるのが常態で、この唾液や鼻水が吸入用アタッチメントを介してネブライザ本体内の噴霧されるべき薬液に混入してしまうことが頻発していた。図14は、携帯用小型超音波式ネブライザ80において、吸入用アタッチメントとして図12のようにマウスピース93を用いた例であるが、使用者の唾液100、特に小児の場合、多量の「よだれ」が発生し、このよだれ100が薬液ボトル82内の薬液85に流入していた。
【0008】
薬液85に唾液や鼻水が混入すると、その分だけ薬液量が増加し、噴霧が所定時間に終了せず、薬液が残り、十分な治療ができないだけでなく、薬液の粘度が変化し、霧化効果が低減する。或いは、唾液や鼻水の混入による薬効の変化も懸念される。また、使用者が自らの唾液や鼻水を吸入してしまう可能性も有り得る。
【0009】
更に、無視できない問題点は、超音波式ネブライザにおいては、多数の微細な穴を有するメッシュ(図示せず)を超音波で振動させて薬液を霧化するのであるが、唾液や鼻水の混入によりこのメッシュが目詰まりしてしまい、霧化効果が低減するだけでなく、薬液が霧化されないというトラブルを招いていた。このメッシュの目詰まりが発生すると、そのたびにメッシュ洗浄が必要となり、煩雑であるばかりでなく、突発性喘息発作のような緊急時の治療に役に立たない可能性も否定できなかった。このような問題点は、噴霧される液体が薬液ではなく水の場合でも同様である。
【0010】
加えて、使用者の唾液や鼻水が吸入マスク、マウスピース、ノーズピースなどの吸入用アタッチメントに漏出してくると、吸入用アタッチメントを洗浄しなければならないが、必ずしも現行の吸入用アタッチメントは洗浄容易な構造にはなっておらず、唾液や鼻水の洗浄が極めて不便であり、また洗浄時にこれらの吸入用アタッチメントを破損するなどの不具合が散見していた。
【0011】
本発明は、そのような問題点に着目してなされたものであって、使用中に使用者の口腔や鼻腔から吸入用アタッチメントへ漏れ出てくる唾液や鼻水などの漏出液が噴霧されるべき薬液などの液体に混入するのを防ぐこと、漏出液によるメッシュの目詰まりを防止すること、漏出液などの汚れを簡単に洗浄できることを実現したネブライザの吸入用アタッチメントを提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明においては、使用者の鼻腔や口腔に挿入したり、或いは使用者の顔面下部に当てて用いる吸入マスク、マウスピース、ノーズピースなどのネブライザの吸入用アタッチメントにおいて、使用者の口腔や鼻腔から吸入用アタッチメントの中へ漏出してくる唾液や鼻水などの漏出液を、当該吸入用アタッチメント外へ流出させる開口部を当該吸入用アタッチメントに設け、開口部を設けた当該吸入用アタッチメントの内壁面の開口部のネブライザ本体側に突起部を、突起部と相対する側に傾斜部を形成した構造の吸入用アタッチメントとした。
【0013】
本発明の吸入用アタッチメントでは、使用者の口腔や鼻腔から吸入用アタッチメントの中へ漏出してくる唾液や鼻水などの漏出液がネブライザ本体内の噴霧される薬液や水に混入することはない。また、それら漏出液により吸入用アタッチメントが汚れることもなく、極めて使い易いネブライザを提供できる。
【0014】
更に、本発明において、開口部には、使用者からの吸入用アタッチメントへ漏出してきた漏出液を貯液する漏出液貯液部を設けるのがよい。特に吸入用アタッチメントに開口部を設ける場合、漏出液貯液部は吸入用アタッチメントに対し着脱可能とすれば、使用中に漏出液貯液部に溜まった漏出液は、漏出液貯液部を吸入用アタッチメントから外すことで、簡単に捨てることができる。しかも、漏出液貯液部が着脱可能であるから、漏出液貯液部の洗浄が容易である。
【0015】
なお、本発明において、着脱可能な漏出液貯液部や各々の吸入用アタッチメントは、消毒可能な耐薬品性を有する材料で製作することにより、薬液消毒が可能となり、消毒が容易で、極めて使い易くなる。或いは、耐薬品性以外にも煮沸可能な耐高温性を有する材料で製作すれば、煮沸消毒が可能となり、消毒が容易で、極めて使い易くなる。勿論、耐薬品性と耐高温性を併有する材料で製作すればなお好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態により、この発明を更に詳細に説明する。
【0017】
なお、ネブライザ自体は、図8に示す超音波式ネブライザ70や図9に示す携帯用の小型超音波式ネブライザ80でもよく、従来のものと何ら変わりはないので、ネブライザ自体の説明は省略し、本発明は、それらのネブライザ本体に着脱可能に取付けられる吸入用アタッチメントに特徴があるので、吸入用アタッチメントを中心に説明する。
【0018】
一実施形態に係る吸入用アタッチメントとして、マウスピースを図1〔斜視図(a)、(a)のA−A線における断面図(b)〕に示す。このマウスピース10には、適切な位置(使用時に下側に相当する部分)に、円形状の漏出液流出用開口部15が設けられている。このマウスピース10は、その嵌入用の一端部11をネブライザ本体(図示せず、図8の符号71参照)からの吸気ホース72の先端に嵌着し、口部用開口部12を使用者の口に当てて、マウスピース10の開口部15が設けられている側を下側にして用いる。
【0019】
使用開始後しばらく、霧状になっている薬剤や水(エアロゾル)を吸入していると、使用者の口から唾液がマウスピース10内に漏れ出てくるが、この漏出液は、口部用開口部12からマウスピース10の内壁の下側を伝わって開口部15からマウスピース10の外部へ流れ出るので、吸気ホース72側へ流入することはない。なお、使用者は開口部15の外側にタオルやガーゼを当てて漏れ出てきた唾液を吸い取ってもよいし、或いは小容器で唾液を受けてもよい。
【0020】
図1は、マウスピース10に漏出液流出用の開口部15を設けた例であるが、漏出液貯液部を設けた例を図2〔斜視図(a)、(a)のB−B線における断面図(b)〕に示す。ここでは、マウスピース10はダイレクトジョイント20を介して吸気ホース72に連結されるので、そのダイレクトジョイント20に漏出液貯液部21が一体に設けられている。漏出液貯液部21は下が底で上が開口の円柱状であり、ダイレクトジョイント20の内部に連通している。
【0021】
使用中の唾液などの漏出液は、マウスピース10の口部用開口部12から一端部11を通ってダイレクトジョイント20内に流れ込み、漏出液貯液部21に貯液されるので、吸気ホース72側へ流入することはない。使用後は、漏出液貯液部21付きのダイレクトジョイント20を外せば、漏出液貯液部21に溜まった漏出液を捨てることができ、更に洗浄することで漏出液貯液部21付きのダイレクトジョイント20を綺麗にすることができる。なお、漏出液貯液部21は、5ml程度の容量があれば充分であるが、適宜、任意に変更可能である。
【0022】
図3〔斜視図(a)、(a)のC−C線における断面図(b)〕では、ダイレクトジョイント20ではなくマウスピース10に漏出液貯液部30が設けられている。この漏出液貯液部30は、例えばマウスピース10にネジ部31の螺合により取付けられており、マウスピース10に対して着脱できる。上記図2の例と同様に、使用中の唾液などの漏出液は、マウスピース10の口部用開口部12から内壁下側を伝って漏出液貯液部30に貯液されるので、吸気ホース72側へ流入することはない。使用後は、漏出液貯液部30をマウスピース10から外して洗浄することができる。
【0023】
また、より好適には、図3の(b)に示すように、漏出液貯液部30が取付けられているマウスピース10の内壁面は、口部用開口部12側に傾斜部17が形成され、吸気ホース72側に突起部18が設けられている。これらの工夫により、漏出液は傾斜部17により漏出液貯液部30に流入し易く、また突起部18により吸気ホース72側へ流出しない。
【0024】
図4及び図5(図4のD−D線における断面図)は、携帯用の小型超音波式ネブライザ80(図9参照)において、漏出液貯液部40を一体にしたマウスピース93を用いた例である。マウスピース93の口部用開口部93aの近傍には、底部が閉じた円柱状の漏出液貯液部40が設けられており、漏出液貯液部40は、口部用開口部93aの近傍に形成された開口部41を通じてマウスピース93内に連通している。また、携帯用の小型超音波式ネブライザ80は一般に図13や図14のように斜めにして使用されることが常態となるので、つまりマウスピース93を上側にネブライザ本体81を下側にして使用するので、漏出液貯液部40は、マウスピース93に対し或る一定の角度を持って取付けられている。
【0025】
このマウスピース93では、使用中の唾液は、マウスピース93の口部用開口部93aから開口部41を通り、漏出液貯液部40に流入し貯液される。使用後は、マスクアダプタ91から漏出液貯液部40付きのマウスピース93を外して洗浄する。
【0026】
図6は、他の実施形態を示すもので、ネブライザ用の複数の吸入用アタッチメント、例えば吸入マスク51、ガラス製吸入マスク52、マウスピース53、小児用マウスピース54、ノーズピース55などの使用者の口や鼻に当てるアタッチメントと、ダイレクトジョイント56と、アダプタセット58と、ネブライザ本体側のアタッチメント59とから構成される複数の吸入用アタッチメント50において、そのうちの1つのアタッチメントであるダイレクトジョイント56に漏出液貯液部57が一体に設けられている例である。漏出液貯液部57は、図7(図6のE−E線における断面図)に示すように有底の円柱状である。
【0027】
図6のように、口や鼻に当てるアタッチメント(51〜55)を使用する場合に必ず用いるダイレクトジョイント56に漏出液貯液部57を設けることで、使用者に当てるアタッチメントが変わろうとも漏出液貯液部57付きのダイレクトジョイント56を組み込むことができ、常に最適な使用ができる。
【0028】
言及するまでもないが、上記実施形態では、マウスピースに漏出液流出用開口部を設けた例、並びにマウスピース又はダイレクトジョイントに漏出液貯液部を設けた例を記載したが、漏出液流出用開口部や漏出液貯液部は、他の吸入用アタッチメントに設けても差し支えなく、またその設ける位置も適宜任意に設定でき、漏出液貯液部をアタッチメントに対して着脱できるようにするか、アタッチメントと一体にするか、などは適宜変更可能である。漏出液流出用開口部や漏出液貯液部の形状も、上記実施形態では、漏出液流出用開口部を円状、漏出液貯液部を円柱状にしたが、これらに限定されない。
【0029】
また、好ましくは、漏出液貯液部を含めた吸入用アタッチメントは、消毒可能な耐薬品性、又は煮沸可能な耐高温性を有する材料、或いは耐薬品性と耐高温性を併有する材料で製作されていることが求められる。
【0030】
以上のように、吸入マスク、マウスピース、ノーズピースなどのネブライザの吸入用アタッチメントにおいて、使用者からの唾液や鼻水などの漏出液を当該吸入用アタッチメント外へ流出させる開口部を設けた構造の吸入用アタッチメント、或いは前記漏出液を一時貯液する漏出液貯液部を設けた構造の吸入用アタッチメントとしたので、前記漏出液がネブライザ本体内の噴霧される薬液や水に混入することがない。
【0031】
従って、前記漏出液の混入が無いため、薬液量や水量は増加することなく噴霧によって消費され、薬液や水が残ることなく噴霧は所定時間に終了し、常に適切で充分な治療ができる。更に、漏出液の混入によるメッシュの目詰まりがなくなり、使用中に薬液が霧化されないというトラブルはなくなり、またメッシュ洗浄の回数は大きく軽減でき、極めて使い易いネブライザを提供できる。
【0032】
また、漏出液により当該吸入用アタッチメントが汚れることもなく、着脱可能な吸入用アタッチメントや漏出液貯液部は洗浄が容易で、極めて使い易いネブライザ用の吸入用アタッチメントを提供できる。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、次の効果が得られる。
(1)ネブライザ本体内の噴霧されるべき薬液や水に使用者の唾液や鼻水が混入しないため、薬液量や水量の増加はなく、薬液や水の粘度が変化したり、霧化効果が低減したりすることもなく、唾液や鼻水の混入による薬効の変化もない。
(2)薬液や水が残ることなく全て噴霧され、所定時間に噴霧が終了し、いつも適切で充分な治療ができる。
(3)懸案となっていた唾液や鼻水の混入によるメッシュの目詰まりが解決でき、薬液が霧化されないという故障はなくなる。
(4)メッシュ洗浄の回数は大きく軽減でき、極めて使い易いネブライザを提供できる。
(5)吸入マスク、マウスピース、ノーズピースなどの吸入用アタッチメントが着脱可能であると共に、漏出液貯液部自体又は漏出液貯液部を有するアタッチメントが着脱可能であるので、吸入用アタッチメントは洗浄が極めて容易で気軽に取り扱え、洗浄時の吸入用アタッチメントの破損などの事故も殆ど皆無である。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態に係る吸入用アタッチメントとして、漏出液流出用開口部を設けたマウスピースなどの斜視図(a)、及び(a)のA−A線における断面図(b)である。
【図2】別実施形態に係る吸入用アタッチメントとして、漏出液貯液部を一体に設けたダイレクトジョイントなどの斜視図(a)、及び(a)のB−B線における断面図(b)である。
【図3】更に別実施形態に係る吸入用アタッチメントとして、漏出液貯液部を着脱可能に設けたマウスピースなどの斜視図(a)、及び(a)のC−C線における断面図(b)である。
【図4】更に別実施形態に係る吸入用アタッチメントとして、漏出液貯液部を一体に設けたマウスピースを有する携帯用の小型超音波式ネブライザの正面図である。
【図5】図4のD−D線における断面図である。
【図6】更に別実施形態に係る吸入用アタッチメントとして、漏出液貯液部を一体に設けたダイレクトジョイントなどの複数の吸入用アタッチメントの斜視図である。
【図7】図6のE−E線における断面図である。
【図8】超音波式ネブライザの外観斜視図である。
【図9】携帯用の小型超音波式ネブライザの外観斜視図である。
【図10】図9のネブライザにマスクアダプタを取付ける様子を示す図(a)、及び取付後の状態を示す図(b)である。
【図11】図10のマスクアダプタを取付けたネブライザに吸入マスクを取付ける様子を示す図(a)、及び取付後の状態を示す図(b)である。
【図12】図10のマスクアダプタを取付けたネブライザにマウスピースを取付ける様子を示す図(a)、及び取付後の状態を示す図(b)である。
【図13】図11の吸入マスクを取付けたネブライザの使用例を示す図である。
【図14】図9のネブライザの使用中に使用者の唾液や鼻水が薬液ボトル内の薬液に混入する様子を示す正面図である。
【符号の説明】
10,93 マウスピース(吸入用アタッチメント)
15 漏出液流出用開口部
20,56 ダイレクトジョイント(吸入用アタッチメント)
21,30 漏出液貯液部
40,57 漏出液貯液部
50 吸入用アタッチメント
70 ネブライザ
72 吸気ホース
80 小型超音波式ネブライザ
91 マスクアダプタ
Claims (2)
- ネブライザ本体に着脱可能に取付けられ、ネブライザ本体からの噴霧を吸入するのに使用する吸入用アタッチメントにおいて、
使用者からの吸入用アタッチメントへ漏出してきた漏出液を当該吸入用アタッチメント外へ流出させる開口部を当該吸入用アタッチメントに設け、前記開口部を設けた当該吸入用アタッチメントの内壁面の前記開口部のネブライザ本体側に突起部を、前記突起部と相対する側に傾斜部を形成したことを特徴とするネブライザの吸入用アタッチメント。 - 前記開口部には、使用者からの吸入用アタッチメントへ漏出してきた漏出液を貯液する漏出液貯液部を有することを特徴とする請求項1記載のネブライザの吸入用アタッチメント。
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