JP3653796B2 - Multi-row planting rice transplanter - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、10条植え等の多条植え田植機の機体幅を縮小させる構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
田植機において左右に最も張り出しているのは植付部の苗載台であるから、苗載台の最外端条部分を折りたたみ可能に構成することで、運搬や格納時に植付部の左右幅を縮小するようにした8条植え田植機が開発されている。例えば、苗載台の最外端条部分を折りたたむことにより、平均的な荷台広さの2トン積みトラックに積載することが可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来、一般に実用化されている田植機の多くは8条植えまでであったが、農業経営の大規模化に伴い10条植えを超える多条植え田植機の開発が不可欠となっている。このような多条植え田植機となると、特に植付部の左右幅が大きくなるが、やはり2トン積み程度のトラックに積載可能であって欲しいという農業現場からの要望が強い。
【0004】
例えば10条植え田植機の場合、苗載台については、外側から左右2条分づつの苗載せ部分を折りたたむことにより2トン積みトラックに積載可能な左右幅となる。しかしながら、最外側の植付装置や最外側の整地フロートは、折りたたんだ苗載台よりも左右に大きく張り出しているため、2トン積みトラックの荷台からはみ出してしまう。そこで、これら植付装置や整地フロートが設けられている部分の左右幅も縮小できるようにする必要が生じてきた。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は次のような構成とした。すなわち、本発明にかかる多条植え田植機は、各条の植付装置を左右並列に配した複数の植付フレームでそれぞれ支持し、これら各植付フレームを左右方向の連結フレームで連結した多条植え田植機において、前記連結フレームを伸縮可能に構成すると共に、その連結フレームを伸びた状態及び縮んだ状態で固定するロック機構を設け、当該ロック機構は、連結フレームを伸びた状態で固定操作する操作具と連結フレームを縮んだ状態で固定操作する操作具とが共通の操作具として設けられていることを特徴としている。
【0006】
【作用】
連結フレームを収縮させることにより、その連結フレームよりも外側に位置する植付フレームや該植付フレームに取り付けられている植付装置、整地フロートを内側に移動させ、植付部の左右幅を縮小する。ロック機構によって連結フレームを伸びた状態及び縮んだ状態で固定することができるので、植付作業時や運搬時に連結フレームがガタつかず安全である。また、ひとつの操作具で連結フレームを伸びた状態に固定する操作と、連結フレームを縮んだ状態に固定する操作とを行えるので、これらの操作を一連の動作で行うことができ操作が容易であると共に、いずれの状態でも固定忘れが生じにくく安全である。
【0007】
【実施例】
以下、本発明の実施例について説明する。
図示の田植機1は、走行車体2の後側に昇降リンク装置3を介して10条植えの植付部4を昇降可能に装着すると共に、走行車体2と植付部4にまたがって施肥装置5を装着してなり、全体で乗用施肥田植機として構成されている。
【0008】
走行車体2は、駆動輪である左右各一対の前輪7,7及び後輪8,8を備えた四輪駆動車両である。機体の前部に配したミッションケース10の左右側面部から前輪アクスルフレーム11,11が左右側方に延ばされ、その前輪アクスルフレーム11,11の端部に前輪ファイナルケース12,12が設けられ、更にその前輪ファイナルケースの下側に前輪支持ケース13,13が変向可能に設けられ、その外側部から横向きに突出する前輪車軸7a,7aに前輪7,7が取り付けられている。また、ミッションケース10の背面部には左右一対の縦フレーム15,15の前端部が固着されていて、これら縦フレームの後端部に横フレーム16が固着されている。そして、横フレーム16の左右中央部に後輪ローリング軸17が軸心を前後水平に向けて固定状態で嵌合させてあり、その後輪ローリング軸17にローリング自在に支持した後輪フレーム18の左右端部に後輪ギヤケース19,19が設けられ、該後輪ギヤケースの外側部から横向きに突出する後輪車軸8a,8aに後輪8,8が取り付けられている。
【0009】
エンジン21は、縦フレーム15,15に固定して設けた水平状のエンジン台22の上に搭載されている。エンジン21の右側方には冷却ファン23aを具備するラジエータ23が設けられ、また、エンジン21の右側方で、エンジン21よりも低位の位置に燃料タンク25が設けられている。エンジン21、ラジエータ23等の上側、前側及び左右両側はエンジンカバー28で覆われている。そして、そのエンジンカバー28の上に操縦席30が設置されている。
【0010】
エンジン21の回転動力は、エンジンの左右両側に突出する第一出力軸21aと第二出力軸21bに取り出される。そして、第一出力軸21aの回転は、第一ベルト伝動装置32によってミッションケース10の上に設けた油圧ポンプ33の駆動軸33aに一旦伝動され、更にそこから無段変速式の第二ベルト伝動装置34によってミッションケース10の入力軸10aに伝達されると共に、第三ベルト伝動装置35によってエンジン21の左後方に取り付けたオルタネータ36へ伝達される。また、第二出力軸21bの回転は、第四ベルト伝動装置37によってラジエータの冷却ファン23aに伝達される。
【0011】
ミッションケース10内に入力された回転動力はミッションで変速され、前輪駆動用動力が前輪アクスルフレーム11,11、前輪ファイナルケース12,12、及び前輪支持ケース13,13内の伝動機構を介して前輪車軸7a,7aに伝達され、後輪駆動用動力が伸縮自在な後輪駆動軸38,38によって後輪ギヤケース19,19に伝達され、また植付部駆動用動力が第一植付伝動軸39によって植付クラッチケース40に伝達される。
【0012】
機体前部の中央上側はフロントカバー42で覆われていて、その上方に前輪7,7を操向するハンドル43が設けられている。また、フロントカバー43には各種作動状態を表示する表示パネル、操作用の各種レバー、ペダル類が設けられている。
【0013】
エンジンカバー28及びフロントカバー42の周囲は、操縦者が自由に歩行できる水平状のメインステップ44になっている。メインステップ44の後部44aは、後輪8,8と干渉しないように高くなっている。また、メインステップ44の後部左右両側に、ステップ面がメインステップ44とほぼ同レベルとなるように拡張ステップ45,45が設けられている。これら拡張ステップ45,45もメインステップ44と同様に後部45a,45aが高くなっている。左右の拡張ステップ45,45は、平面視で後輪8,8よりも外方に位置し、かつ後記苗載台80の左右折りたたみ部分80−1,80−2,80−9,80−10よりも内側に位置するように設けられている。この拡張ステップ45,45の下側には、機体左右側からステップ上に乗り降りするときに使用する昇降ステップ46,46が設けられている。更に、拡張ステップ45,45の前側には予備苗載台フレーム48a,48aに取り付けた格子状ステップ47,47が設けられていて、この格子状ステップ47,47を通って機体前側からも容易にメインステップ44に乗り降りすることができる。機体前側から乗り込む時は圃場内から乗り込む場合が多いので、ステップを格子状とすることで靴に付着した泥を落とし、泥をメインステップ44上に持ち込まないようにしている。
【0014】
また、機体の前部左右両側には補給用の苗を載せておく予備苗載台48,48が設けられている。各予備苗載台48は、前記予備苗載台フレーム48aに支持ポスト48bを水平面内で旋回可能に設け、該支持ポストに苗枠フレーム48cを垂直軸回りに回動自在に装着して設け、該苗枠フレームに複数段の苗枠48d,…を所定間隔で取り付けている。
【0015】
昇降リンク装置3は、縦フレーム15,15の後端部に固定して設けたリンクベース50に回動自在に取り付けられている上リンク51及び下リンク52,52を備え、これら上下リンクの後端部に縦リンク53が連結されている。そして、縦リンク53の下端部から後方に突出する軸受部に植付部側に固着した連結軸54が回転自在に挿入連結され、植付部4が進行方向に対して左右に回動自在に装着される。昇降リンク装置駆動用の油圧シリンダ56は、その基部側が縦フレーム15,15に固着した支持部材に枢支され、そのピストンロッド側が上リンク51の基部に一体に設けたスイングアーム57の下端部に連結されている。油圧シリンダ56を伸縮させると昇降リンク装置3が昇降作動し、植付部4が一定姿勢のまま昇降するようになっている。この油圧シリンダ56は植付部4に設けた油圧バルブ58によって切替制御される。
【0016】
植付部4は10条植えの構成で、フレームを兼ねる伝動ケース60、苗を載せておく苗載台80、該苗載台上の苗を圃場面に植え付けてゆく計10組の植付装置160,…等を備えている。
【0017】
伝動ケース60は、苗載台駆動ケース61と、5個の植付フレーム62−1〜62−5と、固定長さの連結フレーム63,63と、伸縮可能な連結フレーム64,64とを組み合わせてなる。左右中央部に位置する苗載台駆動ケース61の背面に植付フレーム62−3の前端部を固着し、また苗載台駆動ケース61の左右側面に固定長さの連結フレーム63,63の内端部を固着し、その連結フレーム63,63の外端部に植付フレーム62−2,62−4の前部内面を固着し、その植付フレーム62−2,62−4の前部外面に伸縮可能な連結フレーム64,64の内端部を固着し、その連結フレーム64,64の外端部に植付フレーム62−1,62−5の前部内面を固着している。そして、各植付フレーム62−1〜62−5の後部から左右両側に突出する植付装置取付軸65,…の各突出部に計10組の植付装置160,…を取り付けている。
【0018】
走行車体2の植付部駆動用動力は、前記植付クラッチケース40より第二植付伝動軸66を介して伝動する。伝動ケース60に入力された動力は、苗載台駆動ケース61の下部を貫通して各植付フレーム62−1〜62−5の前部及び連結フレーム63,63,64,64の内部に支承されている植付主軸67に伝えられ、更に、条別植付クラッチ68−1〜68−5によって植付主軸67と伝動入り切り可能なチエン69,…を介して植付装置取付軸65,…へ伝動される。各条別植付クラッチ68−1〜68−5は個別に入り切り操作する。よって、植付条PL1〜PL10を2条ごとの単位で植付け作動と植付け停止を選択可能できる。
【0019】
なお、前記連結軸54は苗載台駆動ケース61の前面中央部に突設している。また、苗載台駆動ケース61の左右両側面部からは、一定方向に回転する苗縦送り駆動軸70と、左右往復動する苗載台左右移動用の横移動棒71とが突出している。
【0020】
前記伸縮可能な連結フレーム64は、植付フレーム62−2(或は62−4)側の大径パイプ64aと植付フレーム62−1(或は72−5)側の小径パイプ64bとからなり、大径パイプの内側に小径パイプがスライド可能に嵌合している。植付フレーム62−1(或は62−5)に一端を固着して小径パイプ64bと平行に設けたガイド棒72が、大径パイプ64aの先端部に固着したストッパプレート73のガイド穴73aに摺動自在に嵌合しており、小径パイプ64bのスライドの案内をしている。ガイド棒72の先端部にはフランジ付きボス74が取り付けられていて、そのボス74の外端面がストッパプレート73の内面に当接することにより、大径パイプ64aから小径パイプ64bが抜けないようにしている。
【0021】
これら大径パイプ64aと小径パイプ64bの相対位置を変えることで連結フレーム64の長さを調節する。すなわち、両者の先端部のみが嵌合する作業位置では所定の条間が得られる連結フレーム64の長さとなり、両者が根元部分まで嵌合する収納位置では連結フレーム64がそれよりも短くなる。
【0022】
上記作業位置と収納位置に固定するロック機構Aが左右の連結フレーム64にそれぞれ設けられている。このロック機構Aは、作業位置固定用のロックレバー75及びロックレバー係合部材76と、収納位置固定用のロックプレート77及びロックプレート係合部材78とを備えている。
【0023】
ロックレバー75は、ストッパプレート73に一体形成した左右方向の筒部73bに回転自在に支持される軸部75aと、該軸部に対して直角に屈曲したレバー部75bとからなる。また、ロックレバー係合部材76は、前記ボス74に固着されていて、ロックレバー75の軸部75aが挿通可能な切欠部76aが形成されている。連結フレーム64が作業位置にある状態で、ロックレバー75を下側に回動させる(図6において実線で示す位置)と、ロックレバー75がロックレバー係合部材76に係合して、ガイド棒72の内側への移動が規制され、連結フレーム64が作業位置に固定される。
【0024】
ロックプレート77は、ロックレバー75に固着の支持プレート77aに支持されており、ロックレバー75と一体に動作する。ロックプレート77は側面視で段状に成形されている。また、ロックプレート係合部材78は、最外側の植付フレーム62−1(或は62−5)に一体成形されており、その外面の適所にストッパボルト78aが植え込まれている。連結フレーム64が収納位置にある状態で、ロックプレート77がストッパボルト78aに当接する位置(図6において実線で示す位置)へ回動させると、ロックプレート77がロックプレート係合部材78に係合して、ガイド棒72の外側への移動が規制され、連結フレーム64が収納位置に固定される。
【0025】
次いで、連結フレーム64を作業位置固定状態から収納位置固定状態にする場合の具体的な操作方法について説明する。まず、図5及び図6において実線で示す作業位置固定状態から、ロックレバー75を上側に回動させ、図6において鎖線で示す如くレバー部75bがロックレバー係合部材76の切欠部76aから外れる姿勢にして、作業位置固定状態を解除する。そして、連結フレーム64を収納位置に収縮し、ロックレバー75を下側に回動させて、ロックプレート77をストッパボルト78aに当接する位置まで回動させる。これにより、収納位置固定状態となる。収納位置固定状態から作業位置固定状態にする場合は、上記と逆の操作を行えばよい。すなわち、作業位置固定操作とその解除操作、及び収納位置固定操作とその解除操作を1本のロックレバー75の操作で行うことができる。このため、作業位置と収納位置の切替操作が容易であると共に、切替後の固定操作忘れが生じにくい。
【0026】
ロック機構A,Aは平面視でフロート170とフロート170の間に位置すると共に後輪8,8の外側に位置するので、フロートや後輪が邪魔にならず、ロックレバー75の操作がし易い。また、側面視で植付フレーム62とフロート170の間にロック機構Aをはじめとする部材が設けられていないので、植付フレーム62を低位に配置することができる。
【0027】
大径パイプの先端部64a′は内径が小さく、かつ小径パイプの先端部64b′及び根元部64b″は外径が大きく成形されていて、大径パイプの先端部64a′と小径パイプの先端部64b′及び根元部64b″とが隙間なく嵌合するようになっている。また、ガイド棒72のストローク両端部72′,72″は他の部分よりも径が大きく、該ストローク両端部ではガイド棒72がガイド穴73aにほとんど隙間なく嵌合するようになっている。よって、作業時状態と収納時状態において連結フレーム64のガタつきが生じず、最外側の植付フレーム62−1,62−5及びそれに取り付けられている植付装置160,…が正確な位置に保持される。また、作業時状態から収納時状態へ、或は収納時状態から作業時状態へスライドさせる時は、大径パイプ64aと小径パイプ64bとの間及びガイド棒72とガイド穴73aとの間に隙間があるので、スライド操作の抵抗が少ない。
【0028】
連結フレーム64,64の両側の植付フレーム62−1と62−2、及び62−4と62−5は、その左右中心が連結フレーム64,64から見て外側に偏位している(l1 >l2 )。このため、作業時状態における連結フレーム両側の植付フレームの間隔が広く、連結フレーム64,64の収縮量を大きくできる。
【0029】
連結フレーム64の部分の植付主軸67は、六角軸67aとそれに摺動自在に嵌合する筒軸67bとからなり、連結フレーム64が伸縮するのに応じて植付主軸67も長さが変わるようになっている。
【0030】
苗載台80は、前側が上位となるよう傾斜して設けられており、その上面が仕切壁81,…によって植付条数分に分割された苗載面80a,…となっている。苗載台80は苗載面80a,…の裏側で左右動自在に支持されている。その支持構造は、苗載面80a,…の裏面側下部に左右方向に設けた横枠82に係合摺接部材84,…を固着し、該係合摺接部材を植付フレーム62,…の上に設けた左右に長い支持レール83に左右に摺動自在に係合させていると共に、植付フレーム62−2,62−4に基部を固着して苗載台支持フレーム85を設け、該苗載台支持フレームの上端部に取り付けたローラ86,86を苗載面80a,…の裏面上部に固着した支持枠87のコ字状凹部に係合させている。前記横移動棒71の両端部が連結部材87,87を介して下の横枠82に固着した取付部材88,88に取り付けられており、横移動棒71が左右往復動することにより苗載台80も支持レール83に沿って左右往復動するようになっている。なお、各苗載面80a,…の上端部には、延長苗載せ部89,…が苗載面側へ回動可能に取り付けられている。
【0031】
前記支持レール83は、係合摺接部材84,…が係合する断面長方形の部位83aと、苗載面80a,…上にある苗の下端面を受け止める断面L字状の部位83bとを一体成形したものであり、各苗載面80a,…に対応させて10箇所にコ字状に切り欠かれた苗分割口90,…が形成されている。苗載台80が左右往復動することにより、苗載面80a,…の下端部に位置する苗が1株分づつこの苗分割口90,…に順次供給される。苗載台80の苗を分離する際に、植付装置の後記植付具162がこの苗分割口90を通過する。なお、苗分割口90の縁部左右側にはゴム製の苗分割案内具91,91が取り付けられていると共に、苗分割口90の縁部前側に植付具162の先端軌跡に沿う形状に形成された金属線材製のガイド部材92が取り付けられている。
【0032】
苗載台80の下部にはベルト式の苗縦送り装置94,…が各条ごとに設けられており、苗載面80a,…の下端部に位置する横1列分の苗が全て移植されると、苗載面80a,…上の苗を下方に移送するようになっている。この苗縦送り装置94は、外周部に小突起が形成された無端の苗送りベルト95を駆動ローラ96と従動ローラ97に張架させている。駆動ローラ96が取り付けられているローラ駆動軸96aには駆動アーム98がラチェット機構99を介して取り付けられている。また、前記苗縦送り駆動軸71には苗縦送り駆動アーム100,…が一体に取り付けられており、該苗縦送り駆動アームの先端部にローラ101,…が支持されている。苗載台80が左右行程の端部に到達すると、駆動アーム98がローラ101に接当し、ローラ駆動軸96aが所定角度回転させられ、これによって苗送りベルト95が所定量だけ作動するようになっている。ローラ101が駆動アーム98から離れると、スプリング103の張力によって駆動アーム98が駆動前の姿勢に戻る。従動ローラ97の回転軸97aは、スプリング104によって苗送りベルト95を張る方向に引っ張られている。
【0033】
支持レール83は植付フレーム62,…に固着のブラケット105,…に支持レール取付部材106,…を介して取り付けられている。支持レール取付部材106はブラケット105に対して上下に摺動自在である。ブラケット105には苗取り量調節棒107が回転自在に嵌合しており、該苗取り量調節棒に固着したアーム108が支持レール取付部材に設けたピン109に係合している。図示を省略した苗取り量調節レバーを用いて苗取り量調節棒107を回転させると、支持レール取付部材106とそれに一体な支持レール83とが苗載台80と平行に上下移動し、それにより植付具162による苗取り量が調節される。
【0034】
また、各苗載面80aの下部には、苗が浮き上がるのを防止するための苗押え具110が設けられている。この苗押え具110は、両側の仕切壁81,81に突設した支柱111,111に取り付けた支持部材111a,111aに支持されており、図7において実線で示す苗押え作用状態と同図において鎖線で示す苗押え非作用状態を選択できるようになっている。その構造は、支持部材111a,111aに横棒112が回動自在に支持され、該横棒112に主苗押え棒113,113が苗縦送り方向に軸心が向くよう固着され、さらに該主苗押え棒の下端部が横棒115で連結されている。また、主苗押え棒113,…の間に短い補助苗押え棒116が並行して設けられ、その下端部が下側の横棒115に固着されている。下側の横棒115の左右両端部115a,115aは、苗載面80aの下端方向に屈曲しており、仕切壁81,81の下端側上面に固着された係止部材118,118に設けた係合孔118a,118aに係合させられるようになっている。横棒115の左右両端部115a,115aを係合孔118a,118aに係合させれば、苗押え具110が苗押え作用状態に固定され、上記係合を外して苗押え具110を上側の横棒112回りに上方へ回動させれば、苗押え具110が苗押え非作用状態になる。
【0035】
更に、各苗載面80a,…の下端部には、最下段に位置する苗の葉を受けて葉が下方に垂れ下がらないように持ち上げておく抵抗棒119,…も水平に設けられている。
【0036】
ところで、この苗載台80は、中央6条の部分80−3〜80−8は一体に設けられているが、外側2条の部分80−1・2,80−9・10はこれとは別体に設けられ、該外側条部分が内側に反転させて折りたたみ可能に構成されている。その折りたたみ部の構造は次のようになっている。
【0037】
外側から2番目の条とその内側の条を仕切る仕切壁81−3,81−9は、内側の部位81aと外側の部位81bに分割されており、内側の部位81aは中央部分80−3〜80−7に一体形成され、外側の部位81bは反転部分80−1・2または80−9・10に一体形成されている。また、この仕切壁81−3,81−9は他の仕切壁よりも苗載面80aに対して高く形成されている。そして、両部位81a,81bの上端部に形成した筒状部120a,120b,…に1本の回動軸121を挿通して設け、この回転軸121を中心として反転部分80−1・2,80−9・10を内側に反転させ、当該部分をその内側条部分80−3・4,80−7・8の上に重ね合せた状態に折りたたむようにしている。外側から4番目と5番目の仕切壁81−4,81−5,81−7,81−8に設けた支柱111,…の頂部には凹状の支柱受け122,…が固着されており、折りたたみ状態では折りたたみ部の仕切壁81−1,81−2,81−10,81−11に設けた支柱111,…の頂部がこの支柱受け122,…に係合するようになっている。
【0038】
なお、前記筒状部の配置に関し、筒状部120a,120bは上下3組に分けて配置され、上から120b,120a,120b,120a,120a,120bの順に並んでいる。また、上2組の筒状部120a,120b間には隙間がないが、最下部の筒状部120a,120bには隙間Sが設けられている。これは次の理由による。すなわち、支持レール83のL状部位83aは側面視で鋭角になっているので、苗載台の最外端条部分80−1,80−8をそのままの位置では反転させることができず、L状部位83aとの干渉を避けるために苗載台の傾斜に沿って隙間S分だけ押し上げた状態で反転部分80−1・2,80−9・10を反転させるためである。
【0039】
苗載台80の展開時には、反転部分80−1・2,80−9・10を上下2箇所で中央部分80−3〜80−8に固定する(図12、図13参照)。
【0040】
図12における82は前記横枠で、この横枠は苗載台80の中央部分80−3〜80−7と反転部分80−1・2,80−9・10の境界部近傍で中央部分側82aと反転部分側82b,82bに分離している。そして、中央部分側82aの左右両端部に前記取付部材88,88が固着されているとともに、反転部分側82b,82bの内端部に取付部材88,88に対向させて固定部材124,124が固着されている。固定部材124には左右に貫通する丸孔125が穿設され、また取付部材88には前記丸孔125の延長線上にねじ孔126が穿設されている。先端部にねじが切られた固定棒127を外側から固定部材124の丸孔125に挿入し、その先端ねじ部を取付部材88のねじ孔126に螺合させることにより、反転部分80−1・2(または80−9・10)を中央部分80−3〜80−8に固定する。なお、固定棒127の適所に小径部127aが形成されており、苗載台80を折りたたむに際して固定棒127をねじ孔126から引き抜くと、この小径部127aにノックピン128の先端が係合するため、固定棒127がそれ以上抜けないようになっている。小径部127aの外側の壁面はテーパ状になっているので、固定棒127を押し込むことはできる。図中の129はノックピン128を固定棒側に付勢するスプリングである。
【0041】
図13における131は苗載台の裏面上部に設けた横パイプで、この横パイプも苗載台80の中央部分80−3〜80−8と反転部分80−1・2,80−9・10の境界部近傍で中央部分側131aと反転部分側131bに分離している。そして、中央部分側131aの中空部内端側に雄ねじ部材132が嵌装されている。先端部にねじ孔133が形成された固定棒134を外側から横パイプ131内に挿入し、そのねじ孔133を雄ねじ部材132に螺合させることにより、反転部分80−1・2(または80−9・10)を中央部分80−3〜80−8に固定する。この固定棒134の抜落ち防止機構は、前記固定棒127のそれと同様で、スプリング136で付勢されたノックピン137を固定棒134の小径部134aに係合させるようになっている。
【0042】
苗載台の反転部分を展開した場合、反転部分の苗縦送り装置94−1,94−2と中央部分の苗縦送り装置94−3、及び反転部分の苗縦送り装置94−9,94−10と中央部分の苗縦送り装置94−8がそれぞれ連動するようになる(図9参照)。すなわち、中央部分の苗縦送り装置94−3(または94−8)のローラ駆動軸96a−3(96a−8)は、その内端部に駆動アーム98がラチェット機構99を介して取り付けられ、外端部にクラッチ爪を備えた駆動クラッチ体140が一体に取り付けられている。この駆動クラッチ体140には、反転部分のローラ駆動軸96a−1・2(96a−9・10)に取り付けた従動クラッチ体141が咬み合うようになっている。従動クラッチ体141は、ローラ駆動軸96a−1・2(96a−9・10)に一体回転し、かつ軸心方向に摺動可能であり、さらにスプリング142によって軸端側の付勢されている。したがって、両クラッチ体140,141を連結する際に、双方のクラッチ爪同士が突き合っても、従動クラッチ体141が逃げることができるので、両クラッチ体140,141の位相が合っていなくても無理なく連結することができるともに、迅速に咬み合い状態になる。
【0043】
また、田植機で最も左右幅の広い部材は支持レール83であり、この支持レール83とその近傍に位置する苗取り量調節棒107も左右両端部を折り曲げて全幅を短縮させられるようになっている。その折曲げ部の構造について説明する。
【0044】
支持レール83は、外側から2番目の苗分割口90,90の外側近傍位置で中央部分83′と末端の折曲げ部分83″,83″とに分離されており、両部分83′,83″が芯材150を介して連結される。芯材150は、支軸151によって中央部分83′に回動自在に取り付けられていると共に、長穴152,152に挿通したボルト153,153によって折曲げ部分83″に固定するようになっている。また、折曲げ部分83″には、支軸151に係合する凹部154aが形成された位置決めプレート154が固着されている。
【0045】
支持レール83を伸ばした状態では、長穴152,152の内端部に位置するボルト153,153によって芯材150が折曲げ部分83″に固定されていて、位置決めプレート154の凹部154aが支軸151に係合している。この状態から、ボルト153,153を緩め、折曲げ部分83″を外方に引き出し、さらに折曲げ部分83″を上方に約90度回動させ、長穴152,152の外端部に位置するボルト153,153によって芯材150を折曲げ部分83″に固定する。この支持レール83の折曲げ操作は、後記係止具157を外した状態で行う。
【0046】
前記苗取り量調節棒107も、支持レール83と同様に、中央部分107′と折曲げ部分107″,107″とに分離されており、両部分が折曲げ部分側の六角軸部107aとそれに回転不可能に嵌合する中央部分側の筒軸部107bとで連結される。また、ブラケット105は、植付フレーム側部材105aと支持レール側部材105bとからなり、植付フレーム側部材105aに設けた位置決めピン155,155を支持レール側部材105bに穿設した位置決め孔156,156に嵌合させると共に、折曲げ部分107″に設けた係止具157を植付フレーム側部材105aに設けたフック158に引っ掛けることにより、両部材105a,105bが結合される。
【0047】
よって、係止具157を外した状態で支持プレート83の折曲げ操作を行うと、支持プレートの折曲げ部分83″が外方に引き出されるに連動して、苗取り量調節棒の折曲げ部分107″が外方に引き抜され、更に支持プレートの折曲げ部分83″が上方に約90度回動させられるのに連動して、苗取り量調節棒の折曲げ部分107″が上方に約90度回動させられる。
【0048】
植付装置160は、前記植付装置取付軸66に連結された回転ケース161と、該回転ケースの両端側部に取り付けられた一対の植付具162,162とからなる。回転ケース161内の伝動機構により植付具162,162が回転ケース161の回転方向と逆方向に回転し、植付具に固定したフォーク状の苗分離具(図示省略)の先端が上下に変形楕円状の閉軌跡を描くよう作動する。これにより、植付具162,…の苗分離具が、苗載台80の苗分割口90,…に供給された苗を分離して保持し、それを圃場面に植え付ける。
【0049】
植付部4の下部には、整地用フロート170−1〜170−5が設けられている。各フロート170,…は、フロート支持アーム171,…の後端部に枢支軸172,…によって上下に揺動自在に取り付けられ、圃場の泥面に接地した状態では機体重量の一部がこの接地部で受けられる。フロートを接地させた状態で機体を進行させると、フロートが泥面を整地しつつ滑走する。各フロート170,…はそれに対応する植付フレーム62,…に設けられている植付装置160,…による植付条、例えばフロート170−1であれば植付条PL1,PL2、フロート170−2であれば植付条PL3,PL4を整地する。
【0050】
フロート支持アーム171,…の前端部が固着されているフロート支持パイプ173は、植付フレーム62−2〜62−4の下側に支持される大径パイプ部分173aと、植付フレーム62−1,62−5の下側に支持される小径パイプ部分173b,173bとに分離しており、大径パイプ部分173aの内側に小径パイプ部分が173b,173bが軸回りに回転不可かつ軸方向に摺動自在に嵌合している。よって、前記連結フレーム64,64の伸縮に応じて、フロート支持パイプ173も収縮する。
【0051】
また、中央のフロート170−3は圃場面の凹凸を検出するセンサフロートでもあり、両フロートは一体に上下動するように設けられ、その上下動に応じて油圧バルブ58が作動するようになっている。すなわち、センサフロートが上動すると油圧シリンダ56を伸ばす方向に油圧バルブ58が作動され、逆にセンサフロートが下動すると油圧シリンダ56を縮める方向に油圧バルブ58が作動されるのである。
【0052】
施肥装置5は、肥料を入れる各条共用の肥料ホッパ190と、繰出ロール(図示せず)の回転により前記肥料ホッパ190内の肥料を順次下方に繰り出す繰出器191,…と、圃場の苗植付用溝に臨んで設けられた施肥ホッパ192,…と、前記繰出器191,…と前記施肥ホッパ192,…とを結ぶフレキシブルな施肥ホース193,…とからなり、ブロア194によって各施肥ホース193,…内に送り込まれる圧風の作用で繰出器191,…から繰り出される肥料を施肥ホッパ192,…へ搬送するようになっている。
【0053】
この田植機は以上の構成であって、非作業時に機体の左右幅を縮小するための構造が各所に施されている。例えば苗植付作業が終了して田植機をトラック等に積み込むに際には、次の順序で機体の左右幅を縮小化する。
【0054】
まず、苗載台80の反転部分80−1・2,80−9・10を内側に折りたたむ。反転部分を折りたたむと、その条の延長苗載せ部89,…は図1において鎖線で示す如く下方に垂れ下がった状態となるため、全体高さが高くなりすぎることが防がれる。次いで、支持レール83の折曲げ部分83b,83bと苗取り量調節棒107の折曲げ部分107b,107bを、苗載台80の側面に沿わせて前方に約90度折り曲げる。そして、伝動ケース60の連結フレーム64,64を収納位置に収縮させる。これによって、最外側の植付フレーム62−1,62−5とそれに取り付けられている最外側のフロート170−1,170−5が内側へ移動し、植付部の左右幅が縮小される。また、必要に応じて予備苗載台48,48も収納位置へ旋回させる。
【0055】
【発明の効果】
以上に説明した如く、本発明にかかる糸条植え田植機は、連結フレームを収縮させることにより、その連結フレームよりも外側に位置する植付フレームや該植付フレームに取り付けられている植付装置、整地フロートを内側に移動させ、植付部の左右幅を縮小する構成であり、連結フレームを伸びた状態で固定操作する操作具と連結フレームを縮んだ状態で固定操作する操作具とを共通の操作具として設けているので、連結フレームを伸びた状態及び縮んだ状態で固定するロック機構の構造が簡略で、かつそのロック操作が容易となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例である田植機の側面図である。
【図2】図1に示す田植機の平面図である。
【図3】走行車体の一部を省略した平面図である。
【図4】植付部の一部を省略した平面図である。
【図5】連結フレームとロック機構の平面断面図である。
【図6】連結フレームとロック機構の側面図である。
【図7】苗載台下部の側部断面図である。
【図8】図7におけるA矢視図である。
【図9】図7におけるB矢視図である。
【図10】苗載台の反転部分を折りたたんだ状態を示す図である。
【図11】苗載台下部の断面図である。
【図12】苗載台の中央部分と反転部分の上部連結部の断面図である。
【図13】苗載台の中央部分と反転部分の下部連結部の断面図である。
【図14】支持レールと苗取り量調節棒の支持部の構造を示す側面図である。
【図15】支持レールのみを示した図14におけるA矢視図である。
【図16】主として苗取り量調節棒の支持部を示した図14におけるA矢視図である。
【図17】左右幅縮小状態の田植機の平面図である。
【符号の説明】
A ロック機構
1 田植機
2 走行車体
3 昇降リンク装置
4 植付部
5 施肥装置
60 伝動ケース
62 植付フレーム
63 固定長さの連結フレーム
64 伸縮可能な連結フレーム
75 ロックレバー(操作具)
77 ロックプレート
80 苗載台
83 支持レール
160 植付装置
170 フロート[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a configuration for reducing the body width of a multi-row planting rice transplanter such as 10-row planting.
[0002]
[Prior art]
In the rice transplanter, it is the seedling stage of the planting part that protrudes most to the left and right, so by configuring the outermost end portion of the seedling stage so that it can be folded, An 8-row rice transplanter has been developed to reduce the size of the plant. For example, by folding the outermost end portion of the seedling stage, it can be loaded on a two-ton truck having an average cargo bed size.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
Conventionally, most of the rice transplanters that have been put to practical use have been up to eight-row planting, but with the expansion of agricultural management, the development of multi-row planting rice transplanters that exceed ten-row planting is indispensable. With such a multi-row planting rice transplanter, the right and left width of the planting part is particularly large, but there is a strong demand from the agricultural field that it should be able to be loaded on a truck of about 2 tons.
[0004]
For example, in the case of a 10-row planting rice transplanter, the seedling mounting platform has a lateral width that can be loaded on a 2-ton truck by folding the seedling mounting portion in two left and right strips from the outside. However, since the outermost planting device and the outermost leveling float float to the left and right larger than the folded seedling platform, they protrude from the loading platform of the 2-ton truck. Therefore, it has become necessary to reduce the left and right widths of the portions where the planting device and the leveling float are provided.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the present invention has the following configuration. That is, the multi-row planting rice transplanter according to the present invention supports a plurality of planting devices by a plurality of planting frames arranged in parallel in the left and right directions, and connects each of these planting frames with a horizontal connecting frame. In the row planting rice transplanter, the connection frame is configured to be extendable and contracted, and a lock mechanism is provided to fix the connection frame in an extended state and a contracted state, and the lock mechanism is fixed in a state in which the connection frame is extended. The operation tool to be operated and the operation tool to be fixedly operated in a state where the connecting frame is contracted are provided as a common operation tool.
[0006]
[Action]
By shrinking the connection frame, the planting frame located outside the connection frame, the planting device attached to the planting frame, and the leveling float are moved inward to reduce the lateral width of the planting part. To do. Since the connection frame can be fixed in an extended state and a contracted state by the lock mechanism, the connection frame is not rattled during planting work or transportation. In addition, since the operation of fixing the connecting frame in the extended state with one operation tool and the operation of fixing the connecting frame in the contracted state can be performed, these operations can be performed in a series of operations and the operation is easy. In addition, it is safe to forget fixing in any state.
[0007]
【Example】
Examples of the present invention will be described below.
The illustrated
[0008]
The
[0009]
The
[0010]
The rotational power of the
[0011]
The rotational power input into the mission case 10 is shifted by the transmission, and the front wheel driving power is transmitted to the front wheels via the transmission mechanisms in the front
[0012]
The center upper side of the front part of the machine body is covered with a
[0013]
Around the
[0014]
In addition, on the left and right sides of the front part of the machine body, there are provided spare seedling stands 48 and 48 on which supplementary seedlings are placed. Each
[0015]
The elevating
[0016]
The
[0017]
The
[0018]
The power for driving the planting portion of the traveling
[0019]
The connecting shaft 54 protrudes from the center of the front surface of the seedling
[0020]
The extendable connecting
[0021]
The length of the
[0022]
Lock mechanisms A for fixing the working position and the storage position are provided on the left and right connecting
[0023]
The
[0024]
The
[0025]
Next, a specific operation method when the
[0026]
Since the lock mechanisms A and A are located between the
[0027]
The
[0028]
The right and left centers of the planting frames 62-1 and 62-2 and 62-4 and 62-5 on both sides of the connection frames 64 and 64 are offset outward as viewed from the connection frames 64 and 64 (l.1 > L2 ). For this reason, the space | interval of the planting frame of the connection frame both sides in the state at the time of a work is wide, and the shrinkage | contraction amount of the connection frames 64 and 64 can be enlarged.
[0029]
The planting
[0030]
The seedling mounting table 80 is provided so as to be inclined so that the front side is higher. The upper surface of the seedling mounting table 80 is a
[0031]
The
[0032]
A belt-type seedling
[0033]
The
[0034]
In addition, a
[0035]
Further, at the lower end of each
[0036]
By the way, in this
[0037]
The partition walls 81-3 and 81-9 that divide the second strip from the outside and the strip on the inside are divided into an
[0038]
Regarding the arrangement of the cylindrical portions, the
[0039]
When the
[0040]
In FIG. 12,
[0041]
In FIG. 13, 131 is a horizontal pipe provided on the upper back of the seedling table. This horizontal pipe is also a central portion 80-3 to 80-8 and an inverted portion 80-1, 2, 80-9, 10 of the seedling table 80. In the vicinity of the boundary portion, the
[0042]
When the inverted part of the seedling stage is developed, the seedling vertical feed devices 94-1 and 94-2 and the seedling vertical feed device 94-3 at the reverse part and the seedling vertical feed devices 94-9 and 94 at the reverse part are developed. −10 and the seedling vertical feeding device 94-8 in the center portion are interlocked with each other (see FIG. 9). That is, the
[0043]
The widest member in the left-right width of the rice transplanter is the
[0044]
The
[0045]
In a state where the
[0046]
Similarly to the
[0047]
Therefore, when the
[0048]
The
[0049]
The leveling floats 170-1 to 170-5 are provided below the
[0050]
The float support pipe 173 to which the front ends of the
[0051]
The central float 170-3 is also a sensor float for detecting unevenness in the farm scene, and both floats are provided so as to move up and down integrally, and the
[0052]
The
[0053]
This rice transplanter has the above-described configuration, and is provided with various structures for reducing the left and right widths of the aircraft when not working. For example, when the seedling planting operation is completed and the rice transplanter is loaded onto a truck or the like, the left and right widths of the aircraft are reduced in the following order.
[0054]
First, the inversion portions 80-1, 2, 80-9, 10 of the
[0055]
【The invention's effect】
As described above, the yarn planting rice planting machine according to the present invention includes a planting frame positioned outside the connection frame and a planting device attached to the planting frame by contracting the connection frame. The leveling float is moved inward to reduce the lateral width of the planting part, and the operation tool for fixing operation with the connecting frame extended and the operation tool for fixing operation with the connecting frame contracted are common. Therefore, the structure of the lock mechanism for fixing the connecting frame in the extended state and the contracted state is simple, and the lock operation becomes easy.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of a rice transplanter according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a plan view of the rice transplanter shown in FIG.
FIG. 3 is a plan view in which a part of a traveling vehicle body is omitted.
FIG. 4 is a plan view in which a part of the planting part is omitted.
FIG. 5 is a plan sectional view of a connection frame and a lock mechanism.
FIG. 6 is a side view of a connection frame and a lock mechanism.
FIG. 7 is a side sectional view of the lower part of the seedling mount.
8 is a view on arrow A in FIG. 7;
9 is a view taken in the direction of arrow B in FIG. 7;
FIG. 10 is a diagram showing a state in which the inverted part of the seedling stage is folded.
FIG. 11 is a cross-sectional view of the lower part of the seedling stage.
FIG. 12 is a cross-sectional view of the upper connecting portion of the center part and the inverted part of the seedling stage.
FIG. 13 is a cross-sectional view of a lower connecting portion of a center portion and an inverted portion of a seedling stage.
FIG. 14 is a side view showing the structure of the support portion of the support rail and the seedling amount adjustment rod.
15 is a view on arrow A in FIG. 14 showing only the support rail.
16 is a view taken in the direction of arrow A in FIG.
FIG. 17 is a plan view of a rice transplanter in a state where the left-right width is reduced.
[Explanation of symbols]
A Lock mechanism
1 Rice transplanter
2 Driving body
3 Lifting link device
4 planting department
5 Fertilizer
60 Transmission case
62 Planting frame
63 Connecting frame of fixed length
64 Stretchable connecting frame
75 Lock lever (operating tool)
77 Lock plate
80 Seedling stand
83 Support rail
160 Planting device
170 float
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