【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、乗用走行車体の後側に昇降リンク装置を介して苗植付部が昇降可能に装着された乗用田植機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
乗用走行車体の後側に昇降リンク装置を介して苗植付部が昇降可能に装着された乗用田植機における前記苗植付部には、フレームを兼ねる伝動ケース、苗を載せる苗載台、前記伝動ケースに取り付けられる植付条数分の苗植付装置、苗植付に先行して泥面を整地する複数のフロート、及び各フロートの上下位置を変更できるフロート支持軸等が設けられているのが一般的である。
【０００３】
従来のこの種の乗用田植機には、前記苗植付部を分割構造として、その左幅を縮小できるようにしたものがある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、苗植付部を分割構造として、左右幅を縮小できるようにする場合は、フロートを支持する左右方向のフロート支持軸を分割して、連結具で連結するように構成する必要があるが、フロート支持軸は、使用中に泥をかぶるので、その連結具等に泥をかみ込んで、連結不良が生じることがあった。そこで本発明は、左右幅を縮小できる構造の乗用田植機において、複数の部分に分割されたフロート支持軸を連結する連結具等に泥のかみ込みによる連結不良が生じないようにすることを課題としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は次のように構成した。すなわち、本発明にかかる乗用田植機は、乗用走行車体の後側に昇降リンク装置を介して苗植付部が昇降可能に装着された乗用田植機であって、苗植付部には、フレームを兼ねる伝動ケース、苗を載せる苗載台、前記伝動ケースに取り付けられる植付条数分の苗植付装置、苗植付に先行して泥面を整地する複数のフロート、及び各フロートの上下位置を変更できるフロート支持軸を設けるとともに、前記伝動ケース、苗載台、及びフロート支持軸を分割して左右幅を縮小可能に構成し、さらに、前記フロート支持軸を中央部分と左右部分とに分割して、これら両部分にそれぞれ固着された断面Ｕ字状の連結具を設け、該連結具は、連結状態でその内側に前後に連通する空間部が形成されるように構成したことを特徴としている。
【０００６】
このような構成では、連結具の内側に形成された前後に連通する空間部を通って泥が後方へ抜けるため、泥等を咬み込むことによる連結不良が生じない。
【０００７】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態を図面に基づいて説明する。
図１乃至図３４に示す水田作業機１は、乗用走行車体２の後側に昇降リンク装置３を介して１０条植えの苗植付部４が昇降可能に装着された乗用田植機であって、苗植付部４側に肥料吐出口を設けた施肥装置５の本体部が走行車体２の後部に装着され、さらに苗植付部４には除草剤散布装置６が装着されている。
【０００８】
四輪駆動車両である走行車体２は、機体の前部に配したミッションケース１０の左右側方に前輪ファイナルケース１３，１３が設けられ、その前輪ファイナルケースから外向きに突出する前輪車軸に前輪１４，１４が取り付けられ、またミッションケース１０の背面部にはメインフレーム１５の前端部が固着されており、そのメインフレームの後端部に左右の後輪ギヤケース１９，１９がローリング自在に支持され、その後輪ギヤケースから外向きに突出する後輪車軸に主後輪２０，２０及び補助後輪２１，２１，２２，２２が取り付けられている。なお、補助後輪２１，２１，２２，２２を内側にスライドさせられるように構成されている。
【０００９】
メインフレーム１５の上にエンジン２５が搭載され、該エンジンの上部を覆うエンジンカバー３０の上に座席３１が設置されている。また、機体前部の中央上側はフロントカバー３２で覆われていて、その上方に前輪１４，１４を操向操作するハンドル３３が設けられている。
【００１０】
エンジンカバー３０及びフロントカバー３２の左右両側とエンジンカバー３０の後側は、操縦者の通路となるメインステップ３５になっている。メインステップ３５のエンジンカバー後側部分は、主後輪２０，２０と干渉しないように高くなっている。また、メインステップ３５の左右両側には、メインステップ３５とほぼ同レベルで拡張ステップ３６，３６が設けられている。拡張ステップ３６，３６の後部も、主後輪２０，２０及び補助後輪２１，２１，２２，２２と干渉しないように高くなっている。更に、左右の拡張ステップ３６の前部と側部には、拡張ステップに乗り降りするときに使用する側部足掛け３７，３７が取り付けられている。この拡張ステップ３６，３６の外側部分３６ａ，３６ａは取り外し可能になっている。
【００１１】
機体の左右両側部には、後記苗載台８０に補給する苗を載せておく予備苗載台３８，３８が設けられている。この予備苗載台３８は、前記マーカ支持フレーム４１の第一フレーム４１ａに基部が支持された予備苗載台フレーム３８ａに複数段の苗載せ枠３８ｂ，…が取り付けられており、各段の苗載せ枠３８ｂ，…に苗箱を長手方向が前後を向く状態で横並びで２個づつ載置するようになっている。苗載せ枠３８ｂは、内側部分３８ｂＡと外側部分３８ｂＢを蝶番３８ｃで連結した構造で、格納時等には外側部分３８ｂＢを内側部分３８ｂＡの上に反転させられるようになっている。
【００１２】
また、機体の左右両側部には、機体の進行に伴って次行程で機体が通る位置を表土面に線引きするための線引きマーカ４０，４０が設けられている。この線引きマーカ４０は、図３に示す如く、機体から側方に突出するマーカ支持フレーム４１の先端部に前後方向の回動支点軸４２を支点にして回動自在に取り付けられたマーカアーム４０ａと、該マーカアームの先端部に垂直に取り付けた線引き作用部４０ｂとからなり、マーカアーム４０ａの中間部に固着したワイヤ連結具４０ｃに後記昇降用油圧シリンダ５６の伸縮動作に連動する線引きマーカ作動用ワイヤ４３が連結されている。ワイヤ４３が弛んでいるときは、線引きマーカ４０が側方に転倒し、その線引き作用部４０ａの先端部が圃場の泥の中に挿入された作用状態（図３において実線で示す）になる。また、ワイヤ４３が引かれると、線引きマーカ４０がほぼ垂直に起立した非作用状態（図３において鎖線で示す）になる。左右の線引きマーカ作動用ワイヤ４３，４３は苗植付部昇降用油圧シリンダ５６の伸縮動作に連動して交互に引かれるようになっており、圃場を折り返しながら作業を行う際、次行程で機体が通る側の線引きマーカ４０が作用状態になり、当該線引きマーカ４０が次行程で機体の左右中心が通る位置を表土面に線引きする。
【００１３】
線引きマーカ４０が非作用状態にあるとき、マーカアーム４０ａとワイヤ４３の連結点４４が回動支点軸４２を通る垂線４５よりも内側に超えない位置にあるので（図示のものは回動支点軸４２がほぼ垂線４５上に位置するようになっている）。線引きマーカ４０が作用状態から非作用状態へ回動する際、始めは回動速度が速く、その後徐々に回動速度が遅くなる。このため、線引きマーカ４０が非作用状態で停止する時及びその直前時に線引き作用部４０ｂに付着している泥が内側に向けて飛び散ることがなく、オペレータや機体を汚さない。
【００１４】
図３５は線引きマーカ取付部の異なる構成を表している。この構成は、マーカアーム４０ａの基部と一体のマーカ作動アーム４０ｄの上端部にスプリング４３ａを介して線引きマーカ作動用ワイヤ４３を連結し、また上記アーム４０ｄの下端部とマーカ支持フレーム４１との間にダンパ４６を設け、ダンパ４６の作用で線引きマーカ４０の作用状態から非作用状態への回動速度を遅くしている。ダンパ４６によってワイヤ４３にかかる過度の荷重はスプリング４３ａに吸収される。符号４７は、ワイヤ４３の引きが解除されたとき線引きマーカ４０を非作用状態から作用状態へ戻すための戻しスプリングである。この構成は、線引きマーカ４０の作用状態から非作用状態への回動速度が徐々に減速するわけではないが、その回動速度が全般的に遅くなるので、線引き作用部４０ｂに付着している泥が内側に向けて飛び散ることを防止している。
【００１５】
マーカ支持フレーム４１は、機体に左右水平に固定された第一フレーム４１ａと、該第一フレームの先端部に上下方向の軸を支点にして回動自在に取り付けられた第二フレーム４１ｂと、該第二フレームの先端部に上下方向の軸を支点にして回動自在に取り付けられた第三フレーム４１ｃとからなっている。そして、第三フレーム４１ｃの先端部に、前述の如く線引きマーカ４０が回動支点軸４２を支点にして回動自在に取り付けられている。また、第二フレーム４１ｂの先端部に、最外側の苗植付条の位置を示すサイドマーカ４８が上下方向の軸を支点にして回動可能に取り付けられている。圃場での作業時にはマーカ支持フレーム４１，４１の各部を真っ直ぐに延ばした状態にし、運搬時や格納時にはマーカ支持フレーム４１，４１を折りたたむことにより左右幅を縮小する。
【００１６】
昇降リンク装置３は、メインフレーム１５の後端部に固定して設けたリンクベースフレーム５０に回動自在に取り付けられている上リンク５１及び下リンク５２，５２を備え、これら上下リンクの後端部に縦リンク５３が連結されている。そして、縦リンク５３の下端部から後方に突出する軸受部に苗植付部側に固着した連結軸５４が回転自在に挿入連結され、苗植付部４が連結軸５４を中心にしてローリング自在に装着される。基部側がメインフレーム１５に固着した支持部材に枢支され、ピストンロッド側が上リンク５１の基部に一体に設けたスイングアーム５７の下端部に連結されている昇降用油圧シリンダ５６を伸縮させると、昇降リンク装置３が昇降作動し、苗植付部４がほぼ一定姿勢のまま昇降する。油圧シリンダ５６は走行車体２に設けた油圧バルブ５８によって切替制御される。また、ローリング用電動モータ５９により、苗植付部４を連結軸５４を中心にローリングさせられるようになっている。。
【００１７】
苗植付部４は１０条植えの構成で、フレームを兼ねる伝動ケース６０、苗を載せておく苗載台８０、該苗載台上の苗を圃場に植え付ける植付条数分の苗植付装置２００，…、苗植付けに先行して泥面を整地するフロート２１０，…等を備えている。
【００１８】
伝動ケース６０は、左右中央部に位置する苗載台駆動ケース６１の背面に植付伝動ケース６２−３の前端部を固着し、また苗載台駆動ケース６１の左右側面に第一連結パイプ６３，６３の内端部を固着し、その第一連結パイプ６３，６３の外端部に植付伝動ケース６２−２，６２−４の前部内面を固着し、その植付伝動ケース６２−２，６２−４の前部外面に第二連結パイプ６４，６４の内端部を固着し、その第二連結パイプ６４，６４の外端部に植付伝動ケース６２−１，６２−５の前部内面を固着している。伝動ケース６０の上側に苗載台８０が支持されていると共に、各植付伝動ケース６２−１〜６２−５の後部に支承されている植付駆動軸６５，…の左右突出部に苗植付装置２００−１〜２００−１０が取り付けられている。
【００１９】
走行車体２のミッションケース１０より伝動される苗植付部駆動用動力が、伝動ケース６０の入力部に伝動される。その回転動力が、苗載台駆動ケース６１の下部を貫通して植付伝動ケース６２−２〜６２−４の前部と第一連結パイプ６３，６３の内部に支承されているセンター植付主軸６９に伝えられ、更に、畦クラッチ７１−２〜７１−４によってセンター植付主軸６９と伝動入・切可能なチエン７２，…を介して植付伝動ケース６２−２〜６２−４の各植付駆動軸６５，…へ伝動される。また、センター植付主軸６９の回転動力が、畦クラッチ７１−１，７１−５によって、第二連結パイプ６４，６４の内部と植付伝動ケース６２−１，６２−５の前部に支承されているサイド植付主軸７０，７０に伝動入・切可能に伝えられ、更にサイド植付主軸７０，７０からチエン７２，７２を介して植付伝動ケース６２−１，６２−５の植付駆動軸６５，６５へ伝動される。
【００２０】
また、センター植付主軸６９の回転は、後記苗縦送り装置１０１，…を駆動する苗縦送り駆動軸７３と、苗載台８０を左右移動させる横移動棒７４とに伝動される。
【００２１】
各畦クラッチ７１，…は個別に入・切操作するようになっているので、植付条ＰＬ１〜ＰＬ１０を２条づつの単位で植付け・非植付けを切り替えられる。外側２条分の畦クラッチ７１−１，７１−５を操作する畦クラッチレバー７５−１，７５−５は走行車体２に設けられ、中央６条分の畦クラッチ７１−２〜７１−４を操作する畦クラッチレバー７５−２〜７５−４は苗植付部４に設けられ、それぞれの操作レバーと畦クラッチのクラッチピン７６，…とを操作ワイヤ７７，…で結んでいる。
【００２２】
苗載台８０は、前側が上位となるよう傾斜して設けられており、仕切壁８１，…によって各苗植付条ごとの苗載部８０−１〜８０−１０に区分されている。苗載台８０は苗載面の裏面側で左右動自在に支持されている。その支持構造は、苗載面の裏面側下部に左右方向に設けた横枠８２に係合摺接部材８４，…を固着し（図６に図示）、該係合摺接部材を植付伝動ケース６２，…の上に設けた左右に長い支持レール８３に左右に摺動自在に係合させていると共に、植付伝動ケース６２−２，６２−４に基部が支持された苗載台支持フレーム８５に取り付けたローラ８６，…を苗載面の裏面上部に固着した左右方向の断面コ字状の上部レール８７に係合させている。前記横移動棒７４の両端部に取り付けた連結部材７４ａ，７４ａが横枠８２に固着の取付部材８８，８８に連結させてあり（図１１に図示）、横移動棒７４が左右往復動することにより苗載台８０も支持レール８３に沿って左右往復動する。なお、各苗載面の上端部には、延長苗載せ部８９，…が苗載面側へ回動可能に取り付けられている。
【００２３】
前記支持レール８３は、図６に示すごとく、係合摺接部材８４，…が係合する断面長方形の部位８３ａと、苗載台上の苗の下端面を受け止める断面Ｌ字状の部位８３ｂとを一体成形したものであり、各苗載置部に対応させて１０箇所にコ字状に切り欠かれた苗分割口９０，…が形成されている。苗載台８０が左右往復動することにより、各苗載置部の下端部に位置する苗がこの苗分割口９０，…に順次供給される。苗植付装置２００の後記植付具２０２が苗分割口９０を通過し、苗を一株分に分割して取り出す。また、図７に示すごとく、苗分割口９０の縁部左右側にゴム製の苗分割案内具９１，９１が取り付けられていると共に、苗分割口９０の縁部前側に植付具２０２の先端軌跡に沿う形状に形成された金属線材製のガイド部材９２が取り付けられている。
【００２４】
支持レール８３の支持部の構造は下記のようになっている（図６参照）。すなわち、植付伝動ケース６２，…に固着のブラケット９４，…に支持レール上下動ガイドプレート９５，…を取り付け、該ガイドプレートに対し上下に摺動自在に支持レール取付部材９６，…を設け、さらに該取付部材９６，…に支持レール８３を取り付けている。また、ブラケット９４，…には左右方向の苗取り量調節軸９７が回転自在に嵌合しており、該苗取り量調節軸に固着した支持レール上下動アーム９８，…の先端部が支持レール取付部材９６，…にピン９９にて連結されている。図示を省略した苗取り量調節レバーを用いて苗取り量調節軸９７を回転させると、支持レール取付部材９６，…と支持レール８３が苗載台８０と平行に上下移動し、それにより植付具２０２による苗取り量が調節される。
【００２５】
各苗載置部８０−１〜８０−１０の裏面側下部には、苗載置部の下端部に位置する横１列分の苗が全て移植されると苗を下方に移送するベルト式の苗縦送り装置１０１，…がそれぞれ設けられている。この苗縦送り装置１０１は、図６及び図７に示すように外周部に小突起が形成された無端の苗送りベルト１０２を駆動ローラ１０３と従動ローラ１０４に張架し、引っ張りスプリング１０５によって従動ローラ１０４の回転軸１０４ａを苗送りベルト１０２が張る方向に引っ張っている。駆動ローラ１０３が取り付けられているローラ駆動軸１０３ａには駆動アーム１０７がラチェット機構１０８を介して取り付けられている。また、図９及び図１０に示すように前記苗縦送り駆動軸７３には苗縦送りアーム１０９，…が一体に取り付けられており、該苗縦送りアームの先端部にローラ１１０，…が支持されている。苗載台８０が左右行程の端部に到達すると、駆動アーム１０７がローラ１１０に接当し、ローラ駆動軸１０３ａが所定角度回転させられ、これによって苗送りベルト１０２が所定量だけ作動するようになっている。ローラ１１０が駆動アーム１０７から離れると、トルクスプリング１１１の張力によって駆動アーム１０７が駆動前の姿勢に戻る。また、前記畦クラッチ７１を操作する操作具７１ａとワイヤ１１２を介して連動する作動停止部材１１３が設けられており、畦クラッチ７１が「切」に操作されると、この作動停止部材１１３が従動ローラ１０４に係合して苗送りベルト１０２が送り作動しないようになる。
【００２６】
各苗載置部の上面側下部には、苗が浮き上がるのを防止する苗押え具１１５と、最下段に位置する苗の葉を受けて葉が下方に垂れ下がらないように持ち上げる抵抗棒１１６，…とが設けられている。苗押え具１１０は、仕切壁８１，８１に突設した支柱１１７，１１７に回動自在に支持されており、図６において実線で示す苗押え作用状態と同図において鎖線で示す苗押え非作用状態とに切り替えられるようになっている。
【００２７】
苗植付装置２００は、前記植付駆動軸６５に連結された回転ケース２０１と、該回転ケースの両端側部に取り付けられた一対の植付具２０２，２０２とからなる。回転ケース２０１内の伝動機構により植付具２０２，２０２が回転ケース２０１の回転方向と逆方向に回転し、植付具に固定したフォーク状の苗分離具の先端が上下に変形楕円状の閉軌跡を描くよう作動する。これにより、植付具２０２，…の苗分離具が、苗分割口９０，…に供給される苗を分離して保持し、それを圃場面に植え付ける。
【００２８】
フロートとして、外側から５番目の苗植付条ＰＬ５（或はＰＬ６）を整地するセンターフロート２１０Ｃと、外側から３番目と４番目の苗植付条ＰＬ３，ＰＬ４（或はＰＬ７，ＰＬ８）を整地するミッドフロート２１０Ｍ，２１０Ｍと、外側から１番目と２番目の苗植付条ＰＬ１，ＰＬ２（或はＰＬ９，ＰＬ１０）を整地するサイドフロート２１０Ｓ，２１０Ｓとを備えている。
【００２９】
各フロートの支持構造について説明する。植付伝動ケース６２，…の下側に回動自在に支持された左右に長いフロート支持軸２１１に左右一対づつのフロート支持アーム２１２，２１２，…が一体に設けられ、その左右一対のフロート支持アームの後端部に左右方向の枢支軸２１３，…を介してフロートの上面に固着した取付脚２１４，…が回動自在に連結されている。よって、各フロート２１０，…は上下に揺動自在となっている。植付深さ調節レバー２１５を操作してフロート支持軸２１１を回動させると、各フロート２１０，…の上下位置が変わり、苗の植付深さが変更される。符号２１６は植付深さ調節レバーのレバーガイドで、苗の植付深さを複数段階に調節できるようになっている。
【００３０】
センターフロート２１０Ｃの水平面に対する角度（フロート向い角）が対地高さ検出機構２１８を介してフロート向い角センサ２１９に検出され、その検出結果に基づいて前記油圧バルブ５８が駆動される。例えば、表土面が高くなっているところでは、センターフロート２１０Ｃの前部が押し上げられ、フロート向い角が小さく検出される。すると、油圧シリンダ５６を突出作動させるように油圧バルブ５８に出力指令を出し、苗植付部４を上昇させる。また、表土面が低くなっているところでは、センターフロート２１０Ｃの前部が下がるので、向い角が大きく検出される。すると、油圧シリンダ５６を収縮作動させるように油圧バルブ５８に出力指令を出し、苗植付部４を下降させる。このように、圃場表土面の高低に応じて苗植付部４の対地高さを制御することにより、苗の植付深さを一定に維持する。
【００３１】
また、サイドフロート２１０Ｓ，２１０Ｓには該フロートの揺動量を検出するサイドフロートセンサ２２１，２２１が設けられている。これら左右のサイドフロートセンサの検出値が等しくなるように、前記ローリング用電動モータ５９を駆動して苗植付部４をローリング制御することにより、各条の苗の植付深さを等しくする。
【００３２】
サイドフロートセンサ２２１は、フロート支持アーム２１２と、それに平行に設けたリンク２２２とを連結する部材２２３に一体の取付ステー２２４に取り付けられている。そして、サイドフロートセンサの検出アーム２２１ａが、取付脚２１４と一体の検出用ステー２１５と検出用リンク２１６を介して連結されている。これにより、サイドフロート２１０Ｓが上下揺動すると、その揺動量がサイドフロートセンサ２２１に検出される。フロート支持アーム２１２とリンク２２２は平行リンク機構を構成しているため、フロート支持アーム２１２を上下回動させて植付深さを変更しても、サイドフロートセンサ２２１とサイドフロート２１０Ｓの相対位置は変わらず、常にサイドフロートの揺動量を正確に検出できる。
【００３３】
サイドフロートセンサ２２１に内蔵されているトルクスプリング（図示せず）によって検出アーム２２１ａが図２１の矢印方向に付勢され、常にサイドフロート２１０Ｓの前部を表土面に押し付けているため、表土面の凹凸に正確に追従してサイドフロート２１０Ｓが揺動する。
【００３４】
センターフロート２１０Ｃは、中央の本体部２１０Ｃａとその左右両側に取り付けた補助フロート２１０Ｃｂ，２１０Ｃｂとからなり、補助フロート２１０Ｃｂ，２１０Ｃｂの前端部の下側に前輪１４，１４の通過跡（前輪跡）を埋め戻すための泥寄せ板２３０，２３０が設けられている。泥寄せ板２３０は、図２３に示すように、フロートの上面に固着した支持部材２３１に回転自在に支持された上下方向の回動軸２３２に後端部が取り付けられ、スプリング２３３によって前端側が外側に回動するように付勢されている。スプリング２３３の張力は張力調節ナット２３３ａで調節することができる。泥寄せ板２３０の前端部に取り付けた回動規制ピン２３４がフロートに固着した回動規制プレート２３５の長穴２３５ａに遊嵌し、泥寄せ板２３０の回動範囲が規制されている。さらに、泥寄せ板２３０が最も外側に回動したときに回動軸２３２に固着の係止板２３６ａに係止する回動規制ボルト２３６が設けられており、この回動規制ボルト２３６のねじ込み量を変更することにより、泥寄せ板２３０の最大外側回動位置を調節することができる。
【００３５】
センタフロート２１０Ｃが泥面を滑走するとき、泥寄せ板２３０が泥を外側に押し出して前輪跡を埋め戻す。土壌が硬い場合ほど、泥寄せ板２３０が土壌から受ける抵抗が大きいので、スプリング２３３の張力に抗して泥寄せ板２３０が内側に回動し、泥寄せ板２３０の平面角度αが大きくなる。その結果、泥寄せ板２３０が泥を外側に押し出す作用が大きくなり、硬い土壌の流動性の低い泥も前輪の通過跡に導くことができる。このように、土壌の硬軟に応じて泥寄せ板２３０の角度αが自動的に調節される構成とすることにより、常に前輪跡を良好に埋め戻すことができる。
【００３６】
図３６は泥寄せ板の異なる構成を表している。この泥寄せ板２３０′は、フロート２１０Ｃに固着の支持部材２３７に回動自在に支持された上下方向の軸２３８に前端部が取り付けられている。軸２３８と一体のプレート２３８ａにスプリング２３９によって下向きに付勢された角度固定ピン２４０が設けられており、このピン２４０の先端部を支持部材２３７の３個のピン穴２３７ａ，…のいずれかに挿入することにより、泥寄せ板２３０′が軸２３８回りに回動しないように固定する。泥寄せ板２３０′の角度調節を行う時は、人手で角度固定ピン２４０をピン穴２３７ａから抜き、泥寄せ板２３０′を土壌の硬軟に適した位置へ回動させる。土壌が固い場合は、角度固定ピン２４０を外側のピン穴２３７ａに挿入して、泥寄せ板１９５の平面角度αを大きくし（前端部よりも後端部の方が外側に位置する）、泥を外側に押し出す作用を大きくする。土壌が比較的軟らかい場合は角度固定ピン２４０を中央のピン穴２３７ａに挿入して、泥寄せ板２３５の平面角度αを小さくし（前端部よりも後端部の方が外側に位置する）、泥を外側に押し出す作用を小さくする。また、角度固定ピン２４０を内側のピン穴２３７ａに挿入すると、泥寄せ板２３０′が進行方向とほぼ平行になり、泥を外側に押し出さない。
【００３７】
センターフロート２１０Ｃとミッドフロート２１０Ｍの間隔部における泥寄せ板２３０よりも後方の位置に、前輪跡消し前レーキ２４２及び後レーキ２４３が設けられている。これらのレーキ２４２，２４３は、図２４及び図２５に示すように、後部が左右の脚部に分岐した二股状で、前上りに傾斜させて設けられている。前レーキ２４２は、内側の脚部２４２ａ（Ｉ）の方が外側の脚部２４２ａ（Ｏ）よりも位置を高くし、泥寄せ板２３０によって上記間隔部に押し出される泥が前輪跡に導かれやすくしてある。軟らかい土壌の流動性の高い泥の場合に、泥が前レーキ２４２とミッドフロート２１０Ｍの間を通りやすくするために、前レーキ２４２をミッドフロート２１０Ｍの前端部よりも前側の位置に配置しておくのが好ましい。後レーキ２４３は、内外の脚部２４３ａ（Ｉ），２４３ａ（Ｏ）をともに同じ高さにしてあり、主として埋め戻された前輪の通過跡を均す役割をする。
【００３８】
レーキ２４２（或は２４３）を支持するステー２４４は、第一連結パイプ６３に固着した取付部材２４５に垂設したレーキ取付軸２４６に取り付けられている。その取付部の構造は、ステー２４４の筒部２４４ａをレーキ取付軸２４６に下方から嵌合させ、スプリング２４７によって前向きに付勢されたステー側の固定ピン２４８の前端部をレーキ取付軸２４６の背面部に穿設された上下に複数のピン穴２４６ａ，…のいずれかに挿入するようにしている。固定ピン２４８を挿入するピン穴２４６ａの位置を変えることにより、レーキ２４２（或は２４３）の取付高さを調節できる。固定ピン２４８の後部は鉤状に屈曲しており、そこに指を掛けて引っ張ることにより固定ピン２４８をピン穴２４６ａから抜き出すことができるので、レーキの取付高さ調節を片手で容易に行える。
【００３９】
なお、図３７に示すように、前輪跡消しレーキ２５０をレーキ取付軸２４６回りに回動自在に設けると共に、前輪跡消しレーキ２５０の左右中心に対しレーキ取付軸２４６を若干内側に偏位させると、土壌の抵抗に応じて前輪跡消しレーキ２５０の平面角度が変わり、泥の流れがスムーズになるため、泥寄せ板２３０によって押し出される泥が前輪跡に導かれやすくなる。
【００４０】
主後輪２０，２０は外側から３番目と４番目の苗植付条ＰＬ３，ＰＬ４（或はＰＬ７，ＰＬ８）の中間部に位置し、その通過跡はミッドフロート２１０Ｍ，２１０Ｍによって整地される。また、外側の補助後輪２２，２２は外側から１番目と２番目の苗植付条ＰＬ１，ＰＬ２（或はＰＬ９，ＰＬ１０）の中間部に位置し、その通過跡はサイドフロート２１０Ｓ，２１０Ｓによって整地される。
【００４１】
内側の補助後輪２１，２１は外側から３番目の苗植付条ＰＬ３（或はＰＬ８）のほぼ同じ左右位置にあり、その通過跡はミッドフロート２１０Ｍ，２１０Ｍとサイドフロート２１０Ｓ，２１０Ｓの間隔部に設けた補助後輪跡消しレーキ２５２，２５２によって均される。この補助後輪跡用レーキ２５２は、図２６に示すように、前上りに傾斜した計５本の脚部２５２ａ…を備え、中央３本の脚部は前部で一体化してステー２５２ｂに取り付けられているが、左右両端の脚部はそれぞれ独立にステー２５２ｂに取り付けられている。これは、中央３本の脚部と左右両端の脚部の間に位置する後述の固定ハンドル１８７に干渉しないようにするためである。
【００４２】
この田植機１は、運搬時や格納時に苗植付部４の左右幅を縮小させるための構成が各所に施されている。まず、苗載台８０の左右端部を折りたたみむ構成について説明する（図７〜図１２参照）。
【００４３】
左から３番目の苗載置部８０−３と４番目の苗載置部８０−４を仕切る仕切壁８１−４は、内側の部位８１ａと外側の部位８１ｂとに分割されており、内側の部位８１ａは中央部の苗載置部８０−４〜８０〜８と一体に形成され、外側の部位８１ｂは左外側３条の苗載置部８０−１，８０−２，８０−３と一体に形成されている。この仕切壁８１−４は、仕切壁８１−９を除く他の仕切壁よりも苗載面に対して高く形成されている。そして、両部位８１ａ，８１ｂの上端部に形成した筒状部１２０ａ，１２０ｂ，…に１本の回動軸１２１を挿通して設け、この回転軸１２１を中心として左外側３条の苗載置部８０−１，８０−２，８０−３を上側内向きに反転させ、当該部分を左から４番目乃至６番目の苗載置部８０−４，８０−５，８０−６の上に重なり合う状態に折りたたむようにしている。左から５番目乃至７番目の仕切壁８１−５，８１−６，８１−７に設けた支柱１１７，…の頂部には凹状の支柱受け１２２，…が固着されており、左外側３条の苗載置部が折りたたまれたとき仕切壁８１−１，８１−２，８１−３に設けた支柱１１７，…の頂部がこの支柱受け１２２，…に係合する。
【００４４】
また、右から２番目の苗載置部８０−９と３番目の苗載置部８０−８を仕切る仕切壁８１−９は、内側の部位８１ａと外側の部位８１ｂとに分割されており、内側の部位８１ａは中央部の苗載置部８０−４〜８０−８と一体に形成され、外側の部位８１ｂは右外側２条の苗載置部８０−９，８０−１０と一体に形成されている。この仕切壁８１−９は仕切壁８２−４よりも更に苗載面に対して高く形成されている。そして、両部位８１ａ，８１ｂの上端部に形成した筒状部１２０ａ，１２０ｂ，…に１本の回動軸１２１を挿通して設け、この回転軸１２１を中心として右外側２条の苗載置部８０−９，８０−１０を上側内向きに反転させ、当該部分を右から３番目と４番目の苗載置部８０−７，８０−８の上に重なり合う状態に折りたたむようにしている。一番左側の仕切壁８１−１の底面に凹状の支柱受け１２２が固着されており、右外側２条の苗載置部が折りたたまれたときに一番右側の仕切壁８１−１１に設けた支柱１１７の頂部がこの支柱受け１２２に係合する。また、仕切壁８１−８の設け支柱１１７の頂部と仕切壁８１−１０に設けた支柱１１７の頂部を補助支柱１２３で連結して、苗載置部８０−９，８０−１０を支える。
【００４５】
なお、前記筒状部の配置に関し、筒状部１２０ａ，１２０ｂは上下３組に分けて配置され、上から１２０ｂ，１２０ａ，１２０ｂ，１２０ａ，１２０ａ，１２０ｂの順に並んでいる。また、上２組の筒状部１２０ａ，１２０ｂ間には隙間がないが、最下部の筒状部１２０ａ，１２０ｂには隙間Ｓが設けられている。これは次の理由による。すなわち、支持レール８３のＬ状部位８３ｂは側面視で鋭角になっているので、左外側３条の苗載置部８０−１，８０−２，８０−３及び右外側２条の苗載置部８０−９，８０−１０をそのままの位置では反転させることができず、Ｌ状部位８３ａとの干渉を避けるために苗載台の傾斜に沿って隙間Ｓ分だけ押し上げた状態で上記苗載置部を反転させるためである。
【００４６】
図１１における８２は前記横枠で、この横枠は中央部の苗載置部８０−４〜８０−８と左右外側部の苗載置部８０−１，８０−２，８０−３（或は８０−９，８０−１０）の境界部近傍で中央部分８２Ａと外側部分８２Ｂに分離している。そして、中央部分８２Ａの左右両端部に前記取付部材８８が固着されていると共に、外側部分８２Ｂの内端部に取付部材８８に対向させて固定部材１２４が固着されている。固定部材１２４には左右に貫通する丸孔１２５が穿設され、また取付部材８８には前記丸孔１２５の延長線上にねじ孔１２６が穿設されている。先端部にねじが切られた固定棒１２７を外側から固定部材１２４の丸孔１２５に挿入し、その先端ねじ部を取付部材８８のねじ孔１２６に螺合させることにより、左右外側部の苗載置部８０−１，８０−２，８０−３（或は８０−９，８０−１０）を中央部の苗載置部８０−４〜８０−８に固定する。なお、固定棒１２７の適所に小径部１２７ａが形成されており、左右外側部の苗載置部を折りたたむに際して固定棒１２７をねじ孔１２６から引き抜くと、この小径部１２７ａにノックピン１２８の先端が係合するため、固定棒１２７がそれ以上抜けないようになっている。小径部１２７ａの外側の壁面はテーパ状になっているので、固定棒１２７を押し込むことはできる。図中の１２９はノックピン１２８を固定棒側に付勢するスプリングである。
【００４７】
図１２における１３１は苗載台の裏面上部に設けた横パイプで、この横パイプも中央部の苗載置部８０−４〜８０−８と左右外側部の苗載置部８０−１，８０−２，８０−３（或は８０−９，８０−１０）の境界部近傍で中央部分１３１Ａと外側部分１３１Ｂに分離している。そして、中央部分１３１Ａの中空部内端側に雄ねじ部材１３２が嵌装されている。先端部にねじ孔１３３が形成された固定棒１３４を外側から横パイプ１３１内に挿入し、そのねじ孔１３３を雄ねじ部材１３２に螺合させることにより、左右外側部の苗載置部８０−１，８０−２，８０−３（或は８０−９，８０−１０）を中央部の苗載置部８０−４〜８０−８に固定する。この固定棒１３４の抜落ち防止機構は、前記固定棒１２７のそれと同様で、スプリング１３６で付勢されたノックピン１３７を固定棒１３４の小径部１３４ａに係合させるようになっている。
【００４８】
左右外側部の苗載置部を展開した状態では、中央部の苗縦送り装置１０１Ａと左右外側部の苗縦送り装置１０１Ｂが伝動連結されるように構成されている（図７参照）。すなわち、中央部の苗縦送り装置１０１Ａのローラ駆動軸１０３ａＡは、その内端部に駆動アーム１０７がラチェット機構１０８を介して取り付けられていると共に、外端部にクラッチ爪を備えた駆動クラッチ体１４０が一体に取り付けられている。駆動クラッチ体１４０には、外側部のローラ駆動軸１０３ａＢに取り付けた従動クラッチ体１４１が咬み合うようになっている。従動クラッチ体１４１は、外側部のローラ駆動軸１０３ａＢに一体回転するように嵌合し、かつ軸心方向に摺動可能で、スプリング１４２によって軸端側に付勢されている。したがって、両クラッチ体１４０，１４１を連結する際に、双方のクラッチ爪同士が突き合っても、従動クラッチ体１４１が逃げることができるので、両クラッチ体１４０，１４１の位相が合っていなくても無理なく連結すると共に、迅速に咬み合い状態になる。
【００４９】
苗載台支持フレーム８５は、図５に示すように、植付伝動ケース６２−２，６２−４に基部が固着された縦フレーム８５ａ，８５ａの上部に横フレーム８５ｂを水平に設け、該横フレームの左右端部に回動フレーム８５ｃ，８５ｃを回動自在に設けた構成で、縦フレーム８５ａ，８５ａの上端部に中央部の苗載置部８０−４〜８０−８を支持するローラ８６，８６が取り付けられ、また回動フレーム８５ｃ，８５ｃの先端部に左右外側の苗載置部８０−１，８０−２，８０−３（或は８０−９，８０−１０）を支持するローラ８６，８６が取り付けられている。
【００５０】
左右外側の苗載置部を支持するローラ８６は、図１３に示すごとく、そのローラ軸８６ａが回動フレーム８５ｃのローラ軸孔に軸方向に摺動自在に嵌合しており、ローラ軸８６ａに遊嵌するスプリング８６ｂにて回動フレーム８５ｃから離れる方向に付勢されローラ軸８６ａに挿通した割りピン８６ｃによって抜止めされている。ローラ軸８６ａの端部には、指掛け８６ｄが固着されている。この指掛け８６ｄに指を掛けてローラ軸８６ａを下方に引き下げると、ローラ８６が上部レール８７のコ字状凹部から外れる。
【００５１】
横フレーム８５ｂと回動フレーム８５ｃの連結部は、横フレーム８５ｂ側の軸８５ｄに回動フレーム８５ｃ側の筒部８５ｅが回動自在かつ軸方向に摺動自在に嵌合している。筒部８５ｅには波状のカム８５ｆが一体に形成されており、軸８５ｄに直交させて挿通したピン８５ｇがこのカム８５ｆに接当するようにスプリング８５ｈによって筒部８５ｅが上向きに付勢されている。常時は、カム８５ｆの凹部にピン８５ｇが係合し、回動フレーム８５ｃが左右側方を向く状態で安定するようになっている。その安定状態よりも回動フレーム８５ｃが苗載台側に回動しないようにするストッパ８５ｉがカム８５ｆに固着されている。
【００５２】
更に、前記外側２条部分の苗送りベルト作動停止用ワイヤ１１２の中間部が、回動フレーム８５ｃの適所に固定されている。このため、左右外側の苗載置部を支持するローラ８６が上部レール８７のコ字状凹部から外れた状態で苗載台の外側２条部分を折りたたむと、ワイヤ１１２に引かれて回動フレーム８５ｃが後方に回動する。この時、ピン８５ｇが波状のカム８５ｆに沿って摺動するため、回動フレーム８５ｃの回動は滑らかに行われる。
【００５３】
図１４は支持レールの分割部の構造を表している。支持レール８３は、中央６条分の苗分割口９０，…を有する固定部分８３Ａと、左右外側２条分の苗分割口９０，９０を有する取外し部分８３Ｂとに分離されており、両部分８３Ａ，８３Ｂは固定部分側のピン穴１５０に取外し部分側の接続ピン１５１を挿入させて接続され、更に固定部分側のストッパピン１５２に取外し部分側のフック１５３を引っ掛け、該フックをレバー１５４で外向きに引っ張っておくことにより両部分８３Ａ，８３Ｂを密着させている。レバー１５４を内側に回動させると、ストッパピン１５２とフック１５３の係合が外れると共に、フック１５３の頭部が固定部分のプレート１５５を内向きに押すことにより、その反作用で取外し部分８３Ｂが外側に押し出される。このため、ピン穴１５０から接続ピン１５１が少し抜けた状態となり、以後の取外し作業が容易である。
【００５４】
また、図１５〜１７は苗取り量調節軸の分割部の構造を表している。苗取り量調節軸９７は、支持レールの固定部分８３Ａに対応する中空パイプ状の固定部分９７Ａと、支持レールの取外し部分８３Ｂに対応する中実の折りたたみ部分９７Ｂとに分割されている。折りたたみ部分９７Ｂは、外側２条分の苗植付装置に伝動する植付伝動ケース６２−１（或は６２−５）に固着のブラケット９４，９４に左右方向に摺動自在に設けたガイドパイプ１６０に回動自在に嵌合している。そして、ガイドパイプ１６０に外側２条の支持レール上下動ガイドプレート９５，９５を一体に取り付け、該ガイドプレートに対し支持レール取付部材９６，９６を上下に摺動自在に設けている。この外側２条の支持レール取付部材９６，９６と支持レールの取外し部分８３Ｂとは着脱可能になっている。また、折りたたみ部分９７Ｂには、外側２条の支持レール上下動アーム９８，９８が一体に取り付けられている。
【００５５】
作業時には、固定部分９７Ａの外端部に折りたたみ部分９７Ｂの内端部が挿入すると共に、固定部分９７Ａのフランジ１６１に開けられたピン穴１６１ａに折りたたみ部分９７Ｂの内側の支持レール上下動アーム９８に固着したピン１６２が係合し、両部分９７Ａ，９７Ｂが一体回転するように連結される。そして、ガイドパイプ１６０に取り付けた係止具１６３をブラケット９４に固着した被係止具１６４に引っ掛けて、上記連結状態が外れないように固定する。
【００５６】
機体左右幅を縮小させる時には、外側２条の支持レール取付部材９６，９６と支持レールの取外し部分８３Ｂとの結合を外すと共に、前記係止具１６３を前記被係止具１６４から外し、折りたたみ部分９７Ｂをガイドパイプ１６０ごと外側に引き抜く。そして、ブラケット９４に回動自在に設けた連結解除状態維持レバー１６６を内側の支持レール上下動ガイドプレート９５の係合部９５ａに係合させ、固定部分９７Ａと折りたたみ部分９７Ｂの連結が解除された状態に固定する。連結解除状態維持レバー１６６はトルクスプリング１６７によって上記係合部９５ａに係合する側に付勢されているので、外力が加わらない限り両者１６６，９５ａの係合が外れることはない。この連結解除状態で後述する如く伝動ケース６０の左右端部を上側に折り曲げると、最外側の植付伝動ケース６２−１（或は６２−５）と共に苗取り量調節軸の折りたたみ部分９７Ｂが上側に回動する。
【００５７】
次に、図１８〜２０に基づき、伝動ケース６０の左右端折曲げ部の構造について説明する。
第二連結パイプ６４は、植付伝動ケース６２−２（或は６２−４）側の内側パイプ６４Ａと植付伝動ケース６２−１（或は６２−５）側の外側パイプ６４Ｂとからなり、両パイプの接合部の上方に位置する前後方向の回動支点軸１７０を支点にして、内側パイプ６４Ａに対し外側パイプ６４Ｂが上側に回動可能になっている。回動支点軸１７０は、その中央部が外側パイプ６４Ｂの回動支点軸支持部１７１に穿設した回動支点軸挿通孔１７２に挿通され、その前後端部が内側パイプ６４Ａに固着した前後の連結プレート１７４，１７５にそれぞれ設けたベアリング１７６，１７６によって回転自在に支承されている。
【００５８】
回動支点軸１７０の前後中央部には平面状の面取り部１７０ａが形成されており、回動支点軸支持部１７１の上面側からねじ込んだ回動支点軸固定ボルト１７８の先端部を上記面取り部１７０ａに係合させ、回動支点軸１７０を上下方向にガタつかないように固定している。また、連結プレート１７４，１７５の外面側からねじ込んだベアリング固定ボルト１７９，１７９によって、前記ベアリング１７６，１７６を固定することにより、回動支点軸１７０が左右方向にガタつかないようにしている。
【００５９】
両パイプ６４ａ，６４ｂの接合部は、内側パイプ６４Ａ側のテーパ状凸部１８３と外側パイプ６４Ｂ側のテーパ状凹部１８４が嵌合する構造になっている。接合部の下方に、ロックナット１８５ａ，１８５ａにて内側パイプ６４Ａに螺着された左右一対の調節ボルト１８５，１８５が設けられており、この調節ボルトの頭部で外側パイプ６４Ｂの内端面下部を受けている。調節ボルト１８５，１８５のねじ込み量を変更することにより、内側パイプ６４Ａに対する外側パイプ６４Ｂの左右及び上下の傾きを調節することができる。
【００６０】
第二連結パイプ６４が真っ直ぐな状態では、内側パイプ６４Ａに基部が左右軸回り回動自在に支持されている固定ハンドル１８７に固着された固定用プレート１８８に、外側パイプ６４Ｂにロックナット１８９ａにて螺着された固定用ボルト１８９の頭部が当接することにより、内外両パイプ６４Ａ，６４Ｂが離れないように固定する。この時、固定ハンドル１８７は係止アーム１９０の係合凹部１９０ａに係合し、固定ハンドル１８７が回動しないように係止される。
【００６１】
係止アーム１９０は、係止アーム回動軸１９１に回動自在に取り付けられ、トルクスプリング１９２によって固定ハンドル１８７に係合する側に付勢されている。このため、固定ハンドル１８７を固定位置へ上向きに回動させる時には、係止アームの下端傾斜面１９０ｂが固定ハンドル１８７に押されて係止アーム１９０が外向きに回動し、固定ハンドル１８７が固定位置まで回動すると、トルクスプリング１９２の作用で、固定ハンドル１８７に係合凹部１９０ａが係合するように係止アーム１９０が内向きに回動し、内側パイプ６４Ａと外側パイプ６４Ｂが接合する状態に自動的に固定されるのである。
【００６２】
上記状態から、係止アーム１９０を手動で外側に回動して係合凹部１９０ａと固定ハンドル１８７の係合を外し、固定ハンドル１８７を下側に回動させると、第二連結パイプ６４の固定が解除される。その状態で、内側パイプ６４Ａに対し外側パイプ６４Ｂを上側に９０度折り曲げると、外側パイプ６４Ｂに設けられているロックピン１９３の先端部が連結プレート１７４に形成されているロックピン穴１７４ａに嵌り込み、その姿勢で第二連結パイプ６４が固定される。
【００６３】
サイド植付主軸７０は、第二連結パイプ６４の折曲げ部の位置で内側部７０Ａと外側部７０Ｂに分かれており、内側パイプ６４Ａと外側パイプ６４Ｂが接合する状態では爪クラッチ１９４にて両部７０Ａ，７０Ｂが連結され、第二連結パイプ６４を折り曲げると、爪クラッチ１９４が外れて外側部７０Ｂは外側パイプ６４Ｂと共に回動するようになっている。爪クラッチ１９４は内側部７０Ａ側の爪１９４ａと外側部７０Ｂ側の爪１９４ｂとが一箇所でだけ噛み合う構成であるので、内側部７０Ａと外側部７０Ｂを連結する際に爪クラッチ１９４の噛み合わせを誤り、外側２条の苗植付装置２００−１，２００−２（或は２００−９，２００−１０）の作動の位相がずれることが防止される。
【００６４】
図２２はフロート支持軸の分割部の構造を表す図である。フロート支持軸２１１は、センターフロート２１０Ｃ及びミッドフロート２１０Ｍ，２１０Ｍを支持する中央部分２１１Ａと、サイドフロート２１０Ｓ，２１０Ｓを支持する左右端部分２１１Ｂ，２１１Ｂとからなり、両部にそれぞれ固着した断面Ｕ字状の連結具２６０，２６１を互いに係合させてある。連結具２６０，２６１は前後に長く成形されているので、植付深さレバー２１５の操作による中央部分２１１Ａの回動が左右端部分２１１Ｂ，２１１Ｂへ確実に伝達される。また、この構成にすると、連結具２６０，２６１の内側に形成された前後に連通する空間部２６２を通って泥が後方に抜けるため、泥等を咬み込むことによる連結不良が生じない。
【００６５】
伝動ケース６０の左右端部を上側に回動させて折り曲げると、それに連動して折りたたみ部２１１Ｂ，２１１Ｂも上側に折りたたまれ、また伝動ケース６０の左右端部を本体側に連結すると、それに連動して両部２１１Ａ，２１１Ｂが連結される。このように、フロート支持軸２１１については折りたたみ時及び戻し時に操作を行わなくてもよいので、水田作業機全般の左右幅縮小作業の労力が軽減される。なお、フロート支持軸２１１を折りたたむ際には、植付深さレバー２１５を運搬位置すなわちフロート２１０，…が持ち上がる位置に操作して行う。この時、連結具２６０，２６１が回動支点軸１７０と平行になるようしてあるので、フロート支持軸２１１を折りたたんだときに連結具２６０，２６１が下方に突出せず邪魔にならない。
【００６６】
また、連結具２６０，２６１の連結部分のガタつきを防止するために、図２１に示すように、サイドフロート２１０Ｓの枢支軸２１３と植付伝動ケース６２−１（或は６２−５）に固着のプレート２６５との間に引っ張りスプリング２６６が張設されている。このようにサイドフロート２１０Ｓを上向きに引っ張っておけば、何らかの事情で連結部分にガタが生じた場合でも、フロートが上動する側にフロート高さが変位するので、苗の植付け深さが浅くなることはなく、浅植えに起因する浮き苗の発生が防止される。
【００６７】
施肥装置５は、肥料貯蔵部２７０，…と肥料繰出部２７１，…が走行車体２の後部上側に設けられており、肥料貯蔵部２７０，…に貯えられている粒状の肥料を肥料繰出部２７１，…によって一定量づつ繰り出し、その肥料を施肥ホース２７２，…を通してフロート２１０，…に取り付けた施肥ガイド２７３，…へ移送し、その施肥ガイド２７３，…の前側に設けた作溝体２７４，…によって苗植付条の側部近傍に形成される施肥溝内に肥料を落とし込む構成となっている。
【００６８】
肥料貯蔵部は、中央６条分の肥料を貯蔵する中央肥料貯蔵部２７０Ａと外側２条分の肥料を貯蔵する左右肥料貯蔵部２７０Ｂ，２７０Ｂとからなっている。各肥料貯蔵部２７０は、上部の開口部から肥料を投入する。この開口部には蓋２７０ａが取り付けられている。肥料貯蔵部２７０の下部は漏斗状になっていて、中の肥料が自由落下で肥料繰出部２７１，…へ供給される。
【００６９】
肥料繰出部２７１は、外周部に肥料搬送用凹部２７６ａ，…が形成された繰出ロール２７６を備えている。走行車体からの動力で間欠回転する施肥駆動軸２７７の回転が、伝動ベルト２７８を介して、繰出ロール２７６を取り付けた繰出軸２７９に伝達され、繰出ロール２７６が図２７の矢印方向に回転する。それによって、肥料貯蔵部２７０内の肥料が、凹部２７６ａ，…に搬送されて一定量づつ下方に繰り出される。上記凹部２７６ａ，…の開度（図２７における紙面と直交する方向の長さ）を変更することで、肥料繰出し量を調節する。符号２８０は開度調節軸で、この軸を回転させると、凹部２７６ａ，…の開度が変更されるようになっている。
【００７０】
肥料繰出部２７１，…の下端部には前後に連通する接続管２８２，…が形成され、この接続管２８２，…の後端部に施肥ホース２７２，…が接続されている。また、各条の接続管２８２，…の前端部は左右方向に設けたエアチャンバ２８３の背面部に挿入連結されている。エアチャンバ２８３の左端部にはモータ２８４で駆動されるブロア２８５の主吹出し口２８５ａが接続されており、このブロア２８５から吹き出されるエアがエアチャンバ２８３を通って各条の接続管２８２，…に吹き込まれ、肥料繰出部２７１，…から繰り出される肥料をエアと共に肥料移送管２７２，…内を施肥ガイド２７３，…まで搬送する。
【００７１】
また、肥料繰出部２７１の背面部には、レバー２８７で開閉する肥料回収扉２８８が設けられている。そして、この肥料回収扉２８８の出口側に続く道管２８９が、肥料繰出部２７１の背面側にある左右方向に長い肥料回収管２９０に接続されている。肥料回収管２９０の左右中央部とブロア２８５の副吹出し口２８５ｂとがエア供給管２９１で接続されている。ブロアの副吹出し口を開いた状態で各条の肥料繰出部２７１，…の肥料取出扉２８８，…を開けると、肥料貯蔵部２７０，…内の肥料が肥料回収管２９０へ排出され、その肥料がエア供給管２９１を通って供給されるエアによって肥料回収管２９０の左右端部に設けられた肥料回収口へ運ばれる。
【００７２】
エアチャンバ２８３は固定部材２９３によってリンクベースフレーム５０に固定され、そのエアチャンバ２８３に各条の肥料貯蔵部２７０，…及び肥料繰出部２７１，…が一体に取り付けられている。エアチャンバ２８３は、中央６条分の肥料貯蔵部２７０Ａ及び肥料繰出部２７１，…が取り付けられた中央部分２８３Ａと、外側２条分の肥料貯蔵部２７０Ｂ及び肥料繰出部２７１，２７１が取り付けられた左右端部分２８３Ｂ，２８３Ｂとに分割されており、中央部分２８３Ａに固着した連結部材２９５と左右端部分２８３Ｂに固着した連結部材２９６とが上下方向の連結軸２９７で連結されている。よって、連結軸２９７を支点にして、エアチャンバの左右端部分２８３Ｂを肥料貯蔵部２７０Ｂ及び肥料繰出部２７１，２７１ごと前側に約９０度回動させられるようになっている。
【００７３】
また、施肥駆動軸２７７、開度調節軸２８０、肥料回収管２９０及びエア供給管２９１も、エアチャンバ２８３の分割面を左右同位置で中央部分２７７Ａ，２８０Ａ，２９０Ａ，２９１Ａと左右端部分２７７Ｂ，２８０Ｂ，２９０Ｂ，２９１Ｂに分割されており、エアチャンバの左右端部分２８３Ｂを前側に回動させると、それと一体になって各左右端部分２７７Ｂ，２８０Ｂ，２９０Ｂ，２９１Ｂも回動させられる。
【００７４】
エアチャンバ２８３の中央部分２８３Ａと左右端部分２８３Ｂを連結した状態においては、両部分を固定具２９８によって固定する。この固定具２９８は、エアチャンバ２８３の後側の位置に、その操作部が上向きに設けられている。このため、ステップ３５，３６の上から固定具２９８の係脱操作を行うことができる。また、エアチャンバの左右端部分２８３Ｂを前側に回動した状態においては、該左右端部分に取り付けた固定フック２９９をステップ３５に設けた係止具２９９ａに引っ掛けて固定する。
【００７５】
施肥装置本体部の前側には、苗補給や肥料補給の際に体を支えるための手すり３００が設けられている。この手すり３００は、拡張ステップ３６の後部に設けた支柱３０１，３０１の上端部に左右水平に固定されている固定部分３００Ａと、該固定部の左右端部に前後方向の軸３００ａにて回動自在に取り付けれているＬ形の折りたたみ部分３００Ｂ，３００Ｂとからなっている。作業時には、ロックボルト３０２にて折りたたみ部分３００Ｂが水平になるように締め付け固定しておく。
【００７６】
また、支柱３０１には、苗補給や肥料補給の際に膝を載せたり或は補助作業者の腰掛けとして使用される補助ステップ３０３と、該補助ステップに腰掛けた補助作業者のための補助手すり３０４とが支柱３０１回りに回動自在に取り付けられている。これら補助ステップ３０３及び補助手すり３０４は、固定ピン３０５にて支柱３０１の任意の高さに固定される支持部材３０６によって支えられている。
【００７７】
図３１に外側２条の施肥ホースの支持部を示す。植付伝動ケース６２−１（或は６２−５）に固着した取付プレート３１０に設けた左右方向の軸３１１に施肥ホースステー３１２，３１３の筒状基部が回動自在に嵌合し、その施肥ホースステーの上端部が外側２条の施肥ホースの２７２，２７２の中間部にそれぞれ連結されている。取付プレート３１０にストッパプレート３１５が一体に設けられ、さらに該ストッパプレートにストッパボルト３１６が取り付けられており、これらストッパプレート３１５とストッパボルト３１６によって最外側の施肥ホース２７２−１（或は２７２−１０）を支持する施肥ホースステー３１２の回動範囲が規制されている。死点越えするように設けた引張りスプリング３１７によって、施肥ホースステー３１２が回動範囲の上限位置Ｈ１と下限位置Ｈ２でそれぞれ安定するようになっている。また、この施肥ホースステー３１２に一体に取り付けられたコ字状パイプ３１８によって、当該ステーより上側に０〜βの範囲内に位置するように外側から２番目の施肥ホース２７２−２（或は２７２−９）を支持する施肥ホースステー３１３の回動範囲が規制されている。
【００７８】
左右肥料貯蔵部２７０Ｂ及びその肥料繰出部２７１，２７１を作業時位置に展開した状態では、施肥ホースステー３１２，３１３が共に上限位置Ｈ１にあり、外側２条の施肥ホースの２７２，２７２が苗載台８０の裏面に沿うように配置される。左右肥料貯蔵部２７０Ｂ等を前側に回動させると、それに引っ張られて施肥ホースステー３１２は下限位置Ｈ２まで回動する。一方、施肥ホースステー３１３は、施肥ホースステー３１２に比べ左右肥料貯蔵部２７０Ｂ等による引っ張り量が少ないので、上限位置Ｈ１と下限位置Ｈ２の中間位置Ｈ３まで回動する。
【００７９】
外側から２番目の施肥ホース２７２−２（或は２７２−９）は前記苗取り量調節軸９７の連結解除状態維持レバー１６６と平面視でほぼ同位置にあるため、当該施肥ホースが下方へ回動し過ぎると、連結解除状態維持レバー１６６に当たり、苗取り量調節軸９７の連結解除状態のロックが外れるおそれがある。これを回避するために、上記のように施肥ホースステー３１２，３１３の回動角度をずらしているのである。
【００８０】
除草剤散布装置６は、植付伝動ケース６２−２，６２−４の後端部に固着したステー３２０，３２０にそれぞれ支持された計２個の除草剤タンク３２１，３２１を備え、該タンク内の液状の除草剤を一定時間ごとにノズル３２２，３２２から圃場の水面に滴下するようになっている。除草剤を滴下するタイミングを決定するスイッチ３２４は、図３２に示すように、苗載台フレーム８５に固定して取り付けられ、苗載台８０が左右横移動するとき苗載台８０の裏面に取り付けたスイッチ作動部材３２５によってスイッチのアクチュエータ３２４ａが押されると、スイッチＯＮになる。このスイッチ３２４は、作業停止時等に苗載台８０の左右中心を検出するためのスイッチを兼ねている。よって、苗載台８０が左右中心を通る時に除草剤が滴下される。
【００８１】
この水田作業機１は以上の構成で、運搬時や格納時には次のようにして機体の左右幅を縮小する（図３３、図３４）。
（１）補助ステップ３０３を前側に回動させる。
（２）固定具２９８を外し、左右肥料貯蔵部２７０Ｂ，２７０Ｂを前側に回動させる。これに伴って、左右２条の施肥ホース２７２，…も前方に引かれる。
（３）苗載せ枠３８ｂ，…の外側部分３８ｂＢ，…を内側部分３８ｂＡ，…の上に反転させる。
（４）拡張ステップ３６，３６の外側部分３６ａ，３６ａを側部足掛け４７，４７と共に取り外す。
（５）マーカ支持フレーム４１，４１を折りたたんで、線引きマーカ４０，４０及びサイドマーカ４８，４８を収納する。
（６）補助車輪２１，２１，２２，２２を内側にスライドさせる。
【００８２】
（７）左端部３条分の苗載置部８０−１，８０−２，８０−３を上側内向きに反転させると共に、右端部２条分の苗載置部８０−９，８０−１０を上側内向きに反転させ、苗載台８０を折りたたむ。これに伴って、苗載台支持フレーム８５の回動フレーム８５ｃ，８５ｃが後方に回動させられる。
（８）苗載台駆動機構を作動させて、折りたたまれた苗載台８０の中心が車体の左右中心になるようにする。
（９）係止具１６３を被係止具１６４から外し、苗取り量調節軸の折りたたみ部分９７Ｂ，９７Ｂを外側に引き抜く。そして、連結解除状態維持レバー１６６を操作して、苗取り量調節軸９７を連結解除状態にロックする。
（１０）支持レール８３の取外し部分８３Ｂ，８３Ｂを取り外す。
（１１）伝動ケース６０の第二連結パイプ６４を中間部で上側に約９０度折り曲げ、最外側の植付伝動ケース６２−１，６２−５とそれに取り付けられている外側２条の苗植付装置９０−１，９０−２，９０−９，９０−１０を上方へ回動させる。これに連動して、苗取り量調節軸の折りたたみ部分９７Ｂ，９７Ｂが上側に折りたたまれると共に、フロート支持軸２１１の左右端部分２１１Ｂ，２１１Ｂがサイドフロート２１０Ｓ，２１０Ｓごと上側に回動する。
【００８３】
【発明の効果】
以上に説明から明らかなように、本発明にかかる乗用田植機は、苗植付部を分割構造としたので、必要に応じてその左右幅を縮小することができ、運搬や保管に便利なものとなった。苗植付部のフロートを支持するフロート支持軸は複数の部分に分割され、連結具で連結されるようになっているが、その連結具は、連結状態でその内側に前後に連通する空間部が形成されるので、泥が当該空間部を通って後方へ抜けるようになり、作業中における泥の咬み込みによる連結不良が生じにくいものとなった。
【図面の簡単な説明】
【図１】作業状態にある水田作業機の側面図である。
【図２】作業状態にある水田作業機の平面図である。
【図３】線引きマーカ取付部の背面図である。
【図４】苗植付部の一部を省略した平面図である。
【図５】苗植付部の一部を省略した背面図である。
【図６】苗載台下部の側部断面図である。
【図７】図６におけるＡ矢視図である。
【図８】左右外端部の苗載置部を折りたたんだ状態を示す苗載台の側面図である。
【図９】一部を省略して表した図８におけるＡ矢視図その１である。
【図１０】一部を省略して表した図８におけるＡ矢視図その２である。
【図１１】中央部の苗載置部と左右外側部の苗載置部との上部連結部の断面図である。
【図１２】中央部の苗載置部と左右外側部の苗載置部との下部連結部の断面図である。
【図１３】苗載台支持フレームの要部の正面図である。
【図１４】支持レールの分割部の（ａ）連結状態、及び（ｂ）非連結状態を示す背面図である。
【図１５】苗取り量調節軸の分割部の平面図である。
【図１６】図１５におけるＳ１−Ｓ１断面図である。
【図１７】図１５におけるＳ２−Ｓ２断面図である。
【図１８】伝動ケースの折曲げ部の背面断面図である。
【図１９】図１８におけるＳ１−Ｓ１断面図である。
【図２０】図１８におけるＳ２−Ｓ２断面図である。
【図２１】サイドフロートの取付部の側面図である。
【図２２】フロート支持軸の分割部の（ａ）平面図、及び（ｂ）平面図である。
【図２３】泥寄せ板の（ａ）平面図、及び（ｂ）側面図である。
【図２４】前輪跡消し前レーキの（ａ）側面図、（ｂ）平面図、及び（ｃ）背面図である。
【図２５】前輪跡消し後レーキの（ａ）側面図、（ｂ）平面図、及び（ｃ）背面図である。
【図２６】補助後輪跡消しレーキの（ａ）平面図、及び（ｂ）背面図である。
【図２７】施肥装置本体部の側面断面図である。
【図２８】施肥装置本体部の平面図である。
【図２９】施肥装置本体部の折りたたみ状態の側面図である。
【図３０】手すりの正面図である。
【図３１】外側２条の施肥ホース支持部の（ａ）側面図、及び（ｂ）背面図である。
【図３２】除草剤散布用スイッチの取付位置を示す図である。
【図３３】左右幅縮小状態にある田植機の側面図である。
【図３４】左右幅縮小状態にある田植機の平面図である。
【図３５】異なる線引きマーカ取付部の背面図である。
【図３６】異なる泥寄せ板の（ａ）平面図、及び（ｂ）側面図である。
【図３７】異なる前輪跡消しレーキの平面図である。
【図３８】従来の線引きマーカの背面図である。
【符号の説明】
１ 田植機（水田作業機）
２ 走行車体
３ 昇降リンク装置
４ 苗植付部
５ 施肥装置
６ 除草剤散布装置
４０ 線引きマーカ
４１ マーカ支持フレーム
４３ マーカ作動用ワイヤ
８０ 苗載台
２００ 苗植付装置
２１０ フロート[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present inventionThe present invention relates to a riding rice transplanter in which a seedling planting part is mounted on the rear side of a riding traveling vehicle body through a lifting link device so as to be lifted and lowered.
[0002]
[Prior art]
In the seedling planting part of the riding rice transplanter in which the seedling planting part is mounted on the rear side of the riding vehicle body so as to be capable of ascending and descending via a lifting link device, a transmission case that also serves as a frame, a seedling platform on which seedlings are placed, There are provided seedling planting devices for the number of planting strips attached to the transmission case, multiple floats that level the mud surface prior to seedling planting, and float support shafts that can change the vertical position of each float. It is common.
[0003]
In this type of conventional rice paddy machine, there is one in which the seedling planting part is divided into a split structure so that the left width can be reduced.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, when the seedling planting part has a split structure so that the left and right width can be reduced, it is necessary to divide the left and right float support shafts that support the float and connect them with a connector. However, since the float support shaft is covered with mud during use, the connection may be poor due to the mud being bitten into the connector. Therefore, the present invention is a riding rice transplanter having a structure capable of reducing the left-right width, and it is an object to prevent connection failure due to mud biting in a connection tool that connects float support shafts divided into a plurality of portions. It is said.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the present invention is configured as follows. That is, the riding rice transplanter according to the present invention isA riding rice transplanter in which a seedling planting part is mounted on the rear side of the riding vehicle body so as to be capable of ascending and descending via a lifting link device. The seedling planting part has a transmission case that also serves as a frame and a seedling platform on which seedlings are placed. , A seedling planting device for the number of planting strips attached to the transmission case, a plurality of floats that level the mud surface prior to seedling planting, and a float support shaft that can change the vertical position of each float, The transmission case, the seedling platform, and the float support shaft are divided so that the left and right width can be reduced, and the float support shaft is divided into a central portion and a left and right portion, and fixed to both of these portions. A connecting portion having a U-shaped cross section is provided, and the connecting portion is formed with a space portion communicating in the front-rear direction in the connected state.It is characterized by being configured as described above.
[0006]
In such a configuration, mud passes backward through a space portion formed on the inner side of the coupler and communicates with the front and rear, so that poor coupling due to biting mud or the like does not occur.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
A paddy field work machine 1 shown in FIGS. 1 to 34 is a riding rice transplanter in which a seedling planting part 4 for 10-row planting is mounted on a rear side of a riding traveling vehicle body 2 via a lifting link device 3 so as to be movable up and down. The body portion of the fertilizer application device 5 provided with a fertilizer discharge port on the seedling planting portion 4 side is attached to the rear portion of the traveling vehicle body 2, and the herbicide spraying device 6 is attached to the seedling planting portion 4.
[0008]
The traveling vehicle body 2 that is a four-wheel drive vehicle is provided with front wheel final cases 13 and 13 on the left and right sides of the transmission case 10 disposed at the front of the airframe, and the front wheels on the front wheel axle that protrudes outward from the front wheel final case. 14 and 14 are attached, and the front end portion of the main frame 15 is fixed to the rear portion of the transmission case 10, and left and right rear wheel gear cases 19 and 19 are supported on the rear end portion of the main frame so as to be able to roll freely. The main rear wheels 20 and 20 and the auxiliary rear wheels 21, 21, 22 and 22 are attached to the rear wheel axle that protrudes outward from the rear wheel gear case. The auxiliary rear wheels 21, 22, 22 and 22 are configured to slide inward.
[0009]
An engine 25 is mounted on the main frame 15, and a seat 31 is installed on an engine cover 30 that covers an upper portion of the engine. Further, the center upper side of the front part of the machine body is covered with a front cover 32, and a handle 33 for steering the front wheels 14, 14 is provided above the front cover 32.
[0010]
The left and right sides of the engine cover 30 and the front cover 32 and the rear side of the engine cover 30 are main steps 35 that serve as a passage for the operator. The engine cover rear side portion of the main step 35 is raised so as not to interfere with the main rear wheels 20 and 20. Further, expansion steps 36 and 36 are provided at substantially the same level as the main step 35 on both the left and right sides of the main step 35. The rear portions of the expansion steps 36 and 36 are also raised so as not to interfere with the main rear wheels 20 and 20 and the auxiliary rear wheels 21, 21, 22 and 22. Further, side footrests 37, 37 used for getting on and off the expansion step are attached to the front and side portions of the left and right expansion steps 36, respectively. The outer portions 36a, 36a of the expansion steps 36, 36 are removable.
[0011]
On both the left and right sides of the machine body, there are provided preliminary seedling platforms 38 and 38 on which seedlings to be replenished to the seedling mounting table 80 described later are placed. In this preliminary seedling stage 38, a plurality of seedling mounting frames 38b,... Are attached to a preliminary seedling stage frame 38a whose base is supported by the first frame 41a of the marker support frame 41. Two seedling boxes are placed side by side on the mounting frames 38b,. The seedling mounting frame 38b has a structure in which an inner part 38bA and an outer part 38bB are connected by a hinge 38c, and the outer part 38bB can be inverted on the inner part 38bA when stored.
[0012]
In addition, drawing markers 40 and 40 are provided on both the left and right sides of the aircraft to draw the position where the aircraft passes in the next stroke as the aircraft advances to the topsoil surface. As shown in FIG. 3, the drawing marker 40 includes a marker arm 40 a rotatably attached to a tip end portion of a marker support frame 41 projecting sideways from the machine body with a pivoting fulcrum shaft 42 in the front-rear direction as a fulcrum. And a drawing action portion 40b attached perpendicularly to the tip of the marker arm, and for drawing a marker operating in conjunction with the expansion / contraction operation of the lifting / lowering hydraulic cylinder 56 to a wire connector 40c fixed to an intermediate portion of the marker arm 40a. The wire 43 is connected. When the wire 43 is slack, the drawing marker 40 falls to the side, and the leading end of the drawing action portion 40a is inserted into mud in the field (shown by a solid line in FIG. 3). Further, when the wire 43 is pulled, the drawing marker 40 is brought into a non-operating state (indicated by a chain line in FIG. 3) standing almost vertically. The left and right wire drawing marker actuating wires 43, 43 are alternately drawn in conjunction with the expansion / contraction operation of the raising / lowering hydraulic cylinder 56 for raising the seedling planting part. The drawing marker 40 on the side through which the aircraft passes becomes the active state, and the drawing marker 40 draws the position through which the center of the aircraft passes in the next stroke on the topsoil surface.
[0013]
When the drawing marker 40 is in a non-acting state, the connecting point 44 between the marker arm 40a and the wire 43 is in a position that does not exceed the perpendicular 45 passing through the rotation fulcrum shaft 42 (the illustrated one is the rotation fulcrum shaft). 42 is located approximately on the perpendicular 45). When the drawing marker 40 rotates from the operating state to the non-operating state, the rotation speed is initially high, and then the rotation speed gradually decreases. For this reason, when the drawing marker 40 stops in a non-operating state and immediately before that, mud adhering to the drawing operation portion 40b does not scatter toward the inside, and the operator and the machine body are not soiled.
[0014]
FIG. 35 shows a different configuration of the drawing marker attaching portion. In this configuration, the marker operating wire 43 is connected to the upper end of the marker operating arm 40d integral with the base of the marker arm 40a via a spring 43a, and between the lower end of the arm 40d and the marker support frame 41. The damper 46 is provided with the function of the damper 46 to slow the rotational speed of the drawing marker 40 from the operating state to the non-operating state. An excessive load applied to the wire 43 by the damper 46 is absorbed by the spring 43a. Reference numeral 47 is a return spring for returning the drawing marker 40 from the non-operating state to the operating state when the pulling of the wire 43 is released. In this configuration, the rotation speed from the operating state to the non-operating state of the drawing marker 40 is not gradually reduced, but the rotation speed is generally slowed down, so that the drawing marker 40 is attached to the drawing operation unit 40b. It prevents mud from splashing inward.
[0015]
The marker support frame 41 includes a first frame 41a that is fixed horizontally to the airframe, a second frame 41b that is pivotally attached to the tip of the first frame with a vertical axis as a fulcrum, The third frame 41c is rotatably attached to the tip of the second frame with a vertical axis as a fulcrum. As described above, the drawing marker 40 is rotatably attached to the tip of the third frame 41c with the rotation fulcrum shaft 42 as a fulcrum. Moreover, the side marker 48 which shows the position of the outermost seedling planting strip is attached to the front-end | tip part of the 2nd frame 41b so that rotation is possible about the axis | shaft of an up-down direction. The left and right widths are reduced by folding the marker support frames 41 and 41 during transportation and storage in a state where each part of the marker support frames 41 and 41 is straightened during work on the field.
[0016]
The elevating link device 3 includes an upper link 51 and lower links 52, 52 that are rotatably attached to a link base frame 50 that is fixed to the rear end of the main frame 15, and the rear ends of these upper and lower links. A vertical link 53 is connected to the part. Then, the connecting shaft 54 fixed to the seedling planting portion side is rotatably inserted and connected to the bearing portion projecting rearward from the lower end portion of the vertical link 53, and the seedling planting portion 4 can be rolled around the connecting shaft 54. It is attached to. When the lifting hydraulic cylinder 56, whose base side is pivotally supported by a support member fixed to the main frame 15 and whose piston rod side is connected to the lower end of a swing arm 57 provided integrally with the base of the upper link 51, is extended and lowered, The link device 3 moves up and down, and the seedling planting unit 4 moves up and down with a substantially constant posture. The hydraulic cylinder 56 is switch-controlled by a hydraulic valve 58 provided in the traveling vehicle body 2. Further, the seedling planting part 4 can be rolled around the connecting shaft 54 by the electric motor 59 for rolling. .
[0017]
The seedling planting section 4 has a structure of 10-row planting, a transmission case 60 that also serves as a frame, a seedling stage 80 on which seedlings are placed, and seedling planting for the number of planting stripes on which seedlings on the seedling stage are planted The apparatus 200, ..., the float 210, ..., etc. for leveling the mud surface prior to seedling planting are provided.
[0018]
The transmission case 60 has a front end portion of the planting transmission case 62-3 fixed to the rear surface of the seedling stage drive case 61 located in the left and right center part, and the first connection pipe 63 on the left and right side surfaces of the seedling stage drive case 61. , 63 are fixed to the inner ends of the first connection pipes 63, 63, and the front inner surfaces of the planting transmission cases 62-2, 62-4 are fixed to the planting transmission case 62-2. 62-4 are fixed to the front outer surfaces of the second connection pipes 64, 64, and the outer ends of the second connection pipes 64, 64 are attached to the front of the planting transmission cases 62-1 and 62-5. The inner surface of the part is fixed. A seedling stage 80 is supported on the upper side of the transmission case 60, and seedlings are planted on the left and right projecting portions of the planting drive shafts 65,... Supported on the rear portions of the planting transmission cases 62-1 to 62-5. Attachment devices 200-1 to 200-10 are attached.
[0019]
The seedling planting portion driving power transmitted from the transmission case 10 of the traveling vehicle body 2 is transmitted to the input portion of the transmission case 60. The center planting spindle whose rotational power is supported by the front part of the planting transmission cases 62-2 to 62-4 and the first connection pipes 63, 63 through the lower part of the seedling stage drive case 61. 69, and planting transmission cases 62-2 to 62-4 through a center planting main shaft 69 and a chain 72 that can be turned on and off by hook clutches 71-2 to 71-4. It is transmitted to the attached drive shaft 65. Further, the rotational power of the center planting main shaft 69 is supported by the hook clutches 71-1 and 71-5 on the inside of the second connection pipes 64 and 64 and the front portions of the planting transmission cases 62-1 and 62-5. Is transmitted to the side planting main shafts 70, 70 so that they can be turned on and off, and the planting drive cases 62-1 and 62-5 are driven from the side planting main shafts 70, 70 via the chains 72, 72. It is transmitted to the shafts 65 and 65.
[0020]
Further, the rotation of the center planting main shaft 69 is transmitted to a seedling vertical feed drive shaft 73 that drives a seedling vertical feed device 101, which will be described later, and a laterally moving rod 74 that moves the seedling stage 80 left and right.
[0021]
Since the hook clutches 71 are individually turned on and off, the planting strips PL1 to PL10 can be switched between planting and non-planting in units of two strips. The saddle clutch levers 75-1 and 75-5 for operating the saddle clutches 71-1 and 71-5 for the two outer stripes are provided on the traveling vehicle body 2, and the saddle clutches 71-2 to 71-4 for the central six stripes are provided. The heel clutch levers 75-2 to 75-4 to be operated are provided in the seedling planting portion 4, and the respective operation levers and the clutch pins 76 of the heel clutch are connected by operation wires 77,.
[0022]
The seedling mounting base 80 is provided so as to be inclined so that the front side is higher, and is divided into seedling mounting portions 80-1 to 80-10 for each seedling planting line by partition walls 81. The seedling mounting base 80 is supported on the back side of the seedling mounting surface so as to be movable left and right. The supporting structure is such that the engagement sliding contact members 84,... Are fixed to a horizontal frame 82 provided in the left-right direction at the lower part of the back side of the seedling mounting surface (shown in FIG. 6), and the engagement sliding contact members are planted and transmitted. A seedling stand support that is slidably engaged with the left and right support rails 83 provided on the cases 62,... And that the base is supported by the planting transmission cases 62-2, 62-4. Rollers 86 attached to the frame 85 are engaged with an upper rail 87 having a U-shaped cross section in the left-right direction fixed to the upper part of the rear surface of the seedling mounting surface. The connecting members 74a and 74a attached to both ends of the lateral movement rod 74 are connected to attachment members 88 and 88 fixed to the lateral frame 82 (shown in FIG. 11), and the lateral movement rod 74 reciprocates left and right. As a result, the seedling stage 80 also reciprocates left and right along the support rail 83. In addition, the extended seedling mounting part 89, ... is attached to the upper end part of each seedling mounting surface so that rotation to the seedling mounting surface side is possible.
[0023]
As shown in FIG. 6, the support rail 83 has a rectangular section 83 a that engages the engaging sliding contact members 84,..., And an L-shaped section 83 b that receives the lower end surface of the seedling on the seedling mount. Are formed in one piece, and seedling dividing ports 90,..., Which are notched in a U shape, are formed at 10 locations corresponding to each seedling placement portion. As the seedling mounting table 80 reciprocates left and right, seedlings positioned at the lower end of each seedling mounting unit are sequentially supplied to the seedling dividing ports 90,. The planting device 202 described later of the seedling planting apparatus 200 passes through the seedling dividing port 90, and the seedlings are divided into one stock and taken out. Further, as shown in FIG. 7, rubber seedling division guides 91 and 91 are attached to the left and right sides of the edge of the seedling dividing port 90, and the tip of the planting tool 202 is disposed on the front side of the edge of the seedling dividing port 90. A guide member 92 made of a metal wire formed in a shape along the locus is attached.
[0024]
The structure of the support portion of the support rail 83 is as follows (see FIG. 6). That is, the support rail vertical movement guide plates 95,... Are attached to the brackets 94,... Fixed to the planting transmission cases 62,..., And the support rail attachment members 96,. Further, a support rail 83 is attached to the attachment members 96. Further, a seedling adjustment shaft 97 in the left-right direction is rotatably fitted to the brackets 94,..., And the tip ends of the support rail vertical movement arms 98,. .. Are connected to mounting members 96,. When the seedling amount adjusting shaft 97 is rotated using a seedling amount adjusting lever (not shown), the support rail mounting members 96,... And the support rail 83 are moved up and down in parallel with the seedling mounting table 80, thereby planting. The amount of seedling taken by the tool 202 is adjusted.
[0025]
Belt type that transfers the seedlings downward when all seedlings for one horizontal row located at the lower end of the seedling placement part are transplanted in the lower part of the back side of each seedling placement part 80-1 to 80-10 A seedling vertical feed device 101 is provided. As shown in FIGS. 6 and 7, the seedling vertical feeding device 101 stretches an endless seedling feeding belt 102 with small protrusions formed on the outer peripheral portion between a driving roller 103 and a driven roller 104, and is driven by a tension spring 105. The rotating shaft 104a of the roller 104 is pulled in the direction in which the seedling feeding belt 102 is stretched. A drive arm 107 is attached via a ratchet mechanism 108 to the roller drive shaft 103a to which the drive roller 103 is attached. 9 and 10, a seedling vertical feed arm 109 is integrally attached to the seedling vertical feed drive shaft 73, and a roller 110,... Is supported at the tip of the seedling vertical feed arm. Has been. When the seedling stage 80 reaches the end of the left and right stroke, the drive arm 107 comes into contact with the roller 110 and the roller driving shaft 103a is rotated by a predetermined angle, so that the seedling feeding belt 102 operates by a predetermined amount. It has become. When the roller 110 moves away from the drive arm 107, the drive arm 107 returns to the pre-drive posture due to the tension of the torque spring 111. In addition, an operation stop member 113 that is linked to the operation tool 71a for operating the hook clutch 71 via a wire 112 is provided. When the hook clutch 71 is operated to “disengage”, the operation stop member 113 is driven. The seedling feeding belt 102 does not feed by engaging with the roller 104.
[0026]
At the lower part on the upper surface side of each seedling placement section, a seedling presser 115 that prevents the seedling from floating, and a resistance bar 116 that receives the leaf of the seedling positioned at the bottom and lifts the leaf so that it does not hang down downward, ... and are provided. The seedling presser 110 is rotatably supported by support columns 117 and 117 projecting from the partition walls 81 and 81, and the seedling presser non-acting state indicated by a chain line in FIG. It can be switched to the state.
[0027]
The seedling planting apparatus 200 includes a rotating case 201 connected to the planting drive shaft 65 and a pair of planting tools 202 and 202 attached to both side portions of the rotating case. The planting tools 202, 202 are rotated in a direction opposite to the rotation direction of the rotating case 201 by the transmission mechanism in the rotating case 201, and the tip of the fork-shaped seedling separating tool fixed to the planting tool is vertically deformed and closed in an elliptical shape. Operates to draw a trajectory. Thereby, the seedling separating tool of the planting tools 202,... Separates and holds the seedling supplied to the seedling dividing port 90,.
[0028]
Center float 210C for leveling the fifth seedling planting strip PL5 (or PL6) from the outside, and the third and fourth seedling planting strips PL3, PL4 (or PL7, PL8) from the outside as the float Midfloats 210M and 210M, and side floats 210S and 210S for leveling the first and second seedling planting lines PL1 and PL2 (or PL9 and PL10) from the outside.
[0029]
The support structure for each float will be described. A pair of left and right float support arms 212, 212,... Are integrally provided on a left and right float support shaft 211 that is rotatably supported on the lower side of the planting transmission case 62,. Are attached to the rear end of the arm via pivot shafts 213 in the left and right direction so as to be rotatable. Therefore, each float 210,... Can swing up and down. When the planting depth adjustment lever 215 is operated to rotate the float support shaft 211, the vertical positions of the floats 210,... Change, and the planting depth of the seedling is changed. Reference numeral 216 denotes a lever guide of a planting depth adjustment lever, which can adjust the planting depth of the seedlings in a plurality of stages.
[0030]
The angle (float direction angle) of the center float 210C with respect to the horizontal plane is detected by the float direction angle sensor 219 via the ground height detection mechanism 218, and the hydraulic valve 58 is driven based on the detection result. For example, when the topsoil surface is high, the front part of the center float 210C is pushed up, and the float orientation angle is detected small. Then, an output command is issued to the hydraulic valve 58 to cause the hydraulic cylinder 56 to project, and the seedling planting unit 4 is raised. In addition, when the topsoil surface is low, the front portion of the center float 210C is lowered, so that a large angle is detected. Then, an output command is issued to the hydraulic valve 58 so that the hydraulic cylinder 56 is contracted, and the seedling planting unit 4 is lowered. Thus, the planting depth of the seedling is kept constant by controlling the ground height of the seedling planting unit 4 according to the height of the field topsoil surface.
[0031]
The side floats 210S and 210S are provided with side float sensors 221 and 221 for detecting the swing amount of the float. By driving the rolling electric motor 59 and controlling the seedling planting part 4 so that the detection values of the left and right side float sensors are equal, the planting depth of the seedlings of each line is made equal.
[0032]
The side float sensor 221 is attached to a mounting stay 224 that is integral with a member 223 that connects the float support arm 212 and a link 222 provided in parallel thereto. The detection arm 221 a of the side float sensor is connected via a detection stay 215 and a detection link 216 integrated with the mounting leg 214. Thus, when the side float 210S swings up and down, the amount of swing is detected by the side float sensor 221. Since the float support arm 212 and the link 222 constitute a parallel link mechanism, even if the planting depth is changed by rotating the float support arm 212 up and down, the relative position between the side float sensor 221 and the side float 210S remains unchanged. The amount of rocking of the side float can always be accurately detected without change.
[0033]
The detection arm 221a is urged in the direction of the arrow in FIG. 21 by a torque spring (not shown) built in the side float sensor 221, and always presses the front part of the side float 210S against the topsoil surface. The side float 210S swings following the unevenness accurately.
[0034]
The center float 210C is composed of a central main body 210Ca and auxiliary floats 210Cb and 210Cb attached to the left and right sides of the center float 210C. The passage marks (front wheel traces) of the front wheels 14 and 14 are provided below the front end portions of the auxiliary floats 210Cb and 210Cb. Mud gathering plates 230, 230 for backfilling are provided. As shown in FIG. 23, the mud collecting plate 230 has a rear end portion attached to a vertical rotation shaft 232 rotatably supported by a support member 231 fixed to the upper surface of the float, and a front end side is outside by a spring 233. It is urged to rotate. The tension of the spring 233 can be adjusted by a tension adjusting nut 233a. A rotation restricting pin 234 attached to the front end of the mud draw plate 230 is loosely fitted in the elongated hole 235a of the turn restricting plate 235 fixed to the float, and the turning range of the mud draw plate 230 is restricted. Further, a rotation restricting bolt 236 is provided to be engaged with an engaging plate 236a fixed to the turning shaft 232 when the mud collecting plate 230 is turned to the outermost side, and the screwing amount of the turn restricting bolt 236 is provided. Can be adjusted to adjust the maximum outer rotational position of the mud collecting plate 230.
[0035]
When the center float 210C slides on the mud surface, the mud gathering plate 230 pushes the mud outward and backfills the front wheel traces. The harder the soil, the greater the resistance that the mud draw plate 230 receives from the soil, so that the mud draw plate 230 rotates inward against the tension of the spring 233, and the planar angle α of the mud draw plate 230 increases. As a result, the action of the mud collecting plate 230 to push the mud outward increases, and mud with low fluidity of hard soil can be guided to the passage of the front wheel. In this way, the front wheel trace can be always backfilled satisfactorily by adopting a configuration in which the angle α of the mud draw plate 230 is automatically adjusted according to the hardness of the soil.
[0036]
FIG. 36 shows a different configuration of the mud collecting plate. The mud gathering plate 230 'has a front end portion attached to a vertical shaft 238 rotatably supported by a support member 237 fixed to the float 210C. An angle fixing pin 240 urged downward by a spring 239 is provided on a plate 238 a integrated with the shaft 238, and the tip of the pin 240 is attached to one of the three pin holes 237 a of the support member 237. By inserting, the mud collecting plate 230 ′ is fixed so as not to rotate around the shaft 238. When adjusting the angle of the mud draw plate 230 ', the angle fixing pin 240 is manually pulled out from the pin hole 237a, and the mud draw plate 230' is rotated to a position suitable for soil hardness. When the soil is hard, the angle fixing pin 240 is inserted into the outer pin hole 237a to increase the plane angle α of the mud collecting plate 195 (the rear end portion is located outside the front end portion), and mud Enlarge the action of pushing out the outside. When the soil is relatively soft, the angle fixing pin 240 is inserted into the central pin hole 237a to reduce the plane angle α of the mud sucker plate 235 (the rear end is located outside the front end), Reduce the action of pushing mud outwards. Further, when the angle fixing pin 240 is inserted into the inner pin hole 237a, the mud collecting plate 230 'becomes substantially parallel to the traveling direction and does not push mud outward.
[0037]
A front wheel mark erasing rake 242 and a rear rake 243 are provided at a position rearward of the mud gathering plate 230 in the space between the center float 210C and the mid float 210M. As shown in FIGS. 24 and 25, these rakes 242 and 243 are bifurcated with the rear portion branched to the left and right leg portions, and are inclined forward. In the front rake 242, the position of the inner leg portion 242 a (I) is higher than that of the outer leg portion 242 a (O), so that mud pushed out by the mud gathering plate 230 to the space is easily guided to the front wheel trace. It is. In the case of mud having a high fluidity in soft soil, the front rake 242 is disposed at a position ahead of the front end of the mid float 210M so that the mud can easily pass between the front rake 242 and the mid float 210M. Is preferred. The rear rake 243 has both inner and outer legs 243a (I) and 243a (O) having the same height, and mainly serves to level the passage marks of the back-filled front wheels.
[0038]
The stay 244 that supports the rake 242 (or 243) is attached to a rake attachment shaft 246 that is suspended from an attachment member 245 fixed to the first connection pipe 63. The structure of the mounting portion is such that the cylindrical portion 244a of the stay 244 is fitted to the rake mounting shaft 246 from below, and the front end portion of the stay side fixing pin 248 biased forward by the spring 247 is used as the back surface of the rake mounting shaft 246. Are inserted into any of a plurality of pin holes 246a,. The mounting height of the rake 242 (or 243) can be adjusted by changing the position of the pin hole 246a into which the fixing pin 248 is inserted. The rear portion of the fixing pin 248 is bent in a hook shape, and the fixing pin 248 can be extracted from the pin hole 246a by placing a finger on the pin and pulling it, so that the rake mounting height can be easily adjusted with one hand.
[0039]
As shown in FIG. 37, when the front wheel mark erasing rake 250 is provided so as to be rotatable around the rake mounting shaft 246, and the rake mounting shaft 246 is slightly displaced inward with respect to the left and right center of the front wheel mark erasing rake 250. The plane angle of the front wheel mark erasing rake 250 changes according to the resistance of the soil, and the flow of mud becomes smooth, so that the mud pushed out by the mud draw plate 230 is easily guided to the front wheel marks.
[0040]
The main rear wheels 20, 20 are located in the middle of the third and fourth seedling planting lines PL3, PL4 (or PL7, PL8) from the outside, and the passing traces are leveled by the mid floats 210M, 210M. Further, the outer auxiliary rear wheels 22 and 22 are located in the middle part of the first and second seedling planting strips PL1 and PL2 (or PL9 and PL10) from the outside, and the passing traces are formed by the side floats 210S and 210S. It is leveled.
[0041]
The inner auxiliary rear wheels 21 and 21 are located at substantially the same left and right positions of the third seedling planting line PL3 (or PL8) from the outside, and the passing traces are the gaps between the mid floats 210M and 210M and the side floats 210S and 210S. Are leveled by auxiliary rear wheel mark erasing rakes 252 and 252. As shown in FIG. 26, the auxiliary rear wheel track rake 252 includes a total of five legs 252a... Inclined forward and the central three legs are integrated at the front and attached to the stay 252b. However, the left and right leg portions are independently attached to the stay 252b. This is to prevent interference with a fixed handle 187, which will be described later, located between the three legs at the center and the legs at the left and right ends.
[0042]
This rice transplanter 1 is provided with various configurations for reducing the lateral width of the seedling planting unit 4 during transportation and storage. First, the structure which folds the right-and-left end part of the seedling mounting stand 80 is demonstrated (refer FIGS. 7-12).
[0043]
A partition wall 81-4 that divides the third seedling placement part 80-3 and the fourth seedling placement part 80-4 from the left is divided into an inner part 81a and an outer part 81b. The part 81a is formed integrally with the center seedling placement parts 80-4 to 80-8, and the outer part 81b is integrated with the seedling placement parts 80-1, 80-2, 80-3 of the left outer three stripes. Is formed. This partition wall 81-4 is formed higher than the other partition walls except the partition wall 81-9. Then, a cylindrical shaft 120a, 120b,... Formed at the upper ends of both parts 81a, 81b is provided by inserting one rotating shaft 121, and three seedlings are placed on the left outer side around the rotating shaft 121. The portions 80-1, 80-2, 80-3 are inverted inwardly, and the portions overlap the fourth to sixth seedling placement portions 80-4, 80-5, 80-6 from the left. I try to fold it into a state. .. Are attached to the tops of the columns 117,... Provided on the fifth to seventh partition walls 81-5, 81-6, 81-7 from the left. When the seedling placement portion is folded, the tops of the columns 117,... Provided on the partition walls 81-1, 81-2, 81-3 engage with the column receivers 122,.
[0044]
Moreover, the partition wall 81-9 that partitions the second seedling placement unit 80-9 and the third seedling placement unit 80-8 from the right is divided into an inner part 81a and an outer part 81b. The inner part 81a is formed integrally with the center seedling placement parts 80-4 to 80-8, and the outer part 81b is formed integrally with the right outer two seedling placement parts 80-9 and 80-10. Has been. The partition wall 81-9 is formed higher than the partition wall 82-4 with respect to the seedling mounting surface. Then, a cylindrical shaft 120a, 120b,... Formed at the upper ends of both parts 81a, 81b is provided by inserting one rotating shaft 121, and two seedlings are placed on the right outer side around the rotating shaft 121. The portions 80-9 and 80-10 are inverted inwardly, and the portions are folded so as to overlap the third and fourth seedling placement portions 80-7 and 80-8 from the right. A concave column support 122 is fixed to the bottom surface of the leftmost partition wall 81-1, and provided on the rightmost partition wall 81-11 when the seedling placement portion of the right outer two stripes is folded. The top of the column 117 engages with this column receiver 122. Further, the top of the support column 117 provided on the partition wall 81-8 and the top of the support column 117 provided on the partition wall 81-10 are connected by the auxiliary support column 123 to support the seedling placement units 80-9 and 80-10.
[0045]
Regarding the arrangement of the cylindrical portions, the cylindrical portions 120a and 120b are arranged in three upper and lower groups, and are arranged in the order of 120b, 120a, 120b, 120a, 120a, and 120b from the top. Further, there is no gap between the upper two sets of cylindrical portions 120a and 120b, but a gap S is provided in the lowermost cylindrical portions 120a and 120b. This is due to the following reason. That is, since the L-shaped part 83b of the support rail 83 has an acute angle in a side view, the seedling placement parts 80-1, 80-2, and 80-3 on the left outer stripe and the seedling placement on the right outer stripe are provided. The parts 80-9 and 80-10 cannot be reversed at the same positions, and the seedlings are pushed up by the gap S along the inclination of the seedling stage in order to avoid interference with the L-shaped part 83a. This is for inverting the mounting portion.
[0046]
In FIG. 11, reference numeral 82 denotes the horizontal frame, which is a seedling placement unit 80-4 to 80-8 at the center and seedling placement units 80-1, 80-2, 80-3 at the left and right outer sides (or Are separated into a central portion 82A and an outer portion 82B in the vicinity of the boundary portions 80-9 and 80-10). The mounting member 88 is fixed to both left and right end portions of the central portion 82A, and the fixing member 124 is fixed to the inner end portion of the outer portion 82B so as to face the mounting member 88. The fixing member 124 is provided with a round hole 125 penetrating left and right, and the attachment member 88 is provided with a screw hole 126 on an extension line of the round hole 125. A fixing rod 127 threaded at the tip is inserted into the round hole 125 of the fixing member 124 from the outside, and the tip screw is screwed into the screw hole 126 of the mounting member 88, so The placement units 80-1, 80-2, 80-3 (or 80-9, 80-10) are fixed to the seedling placement units 80-4 to 80-8 in the center. A small-diameter portion 127a is formed at an appropriate position of the fixing rod 127. When the fixing rod 127 is pulled out from the screw hole 126 when the seedling placement portion on the left and right outer sides is folded, the tip of the knock pin 128 is engaged with the small-diameter portion 127a. For this purpose, the fixing rod 127 cannot be removed any further. Since the outer wall surface of the small diameter portion 127a is tapered, the fixing rod 127 can be pushed in. 129 in the figure is a spring that urges the knock pin 128 toward the fixed rod.
[0047]
Reference numeral 131 in FIG. 12 denotes a horizontal pipe provided at the upper part of the back surface of the seedling mount. This horizontal pipe is also a seedling mounting section 80-4 to 80-8 at the center and seedling mounting sections 80-1, 80 at the left and right outer portions. The central portion 131A and the outer portion 131B are separated in the vicinity of the boundary portion of −2, 80-3 (or 80-9, 80-10). A male screw member 132 is fitted on the inner end side of the hollow portion of the central portion 131A. A fixing bar 134 having a screw hole 133 formed at the tip is inserted into the horizontal pipe 131 from the outside, and the screw hole 133 is screwed into the male screw member 132, whereby the seedling placement portion 80-1 at the left and right outer portions is inserted. , 80-2, 80-3 (or 80-9, 80-10) are fixed to the seedling placement units 80-4 to 80-8 in the center. The mechanism for preventing the fixing bar 134 from dropping is the same as that of the fixing bar 127, and the knock pin 137 urged by the spring 136 is engaged with the small diameter portion 134a of the fixing bar 134.
[0048]
In a state in which the seedling placement portion at the left and right outer portions is expanded, the center seedling vertical feeding device 101A and the right and left outer seedling vertical feeding device 101B are configured to be transmission-coupled (see FIG. 7). In other words, the roller drive shaft 103aA of the center seedling vertical feed device 101A is a drive clutch body having a drive arm 107 attached to its inner end via a ratchet mechanism 108 and a clutch pawl at its outer end. 140 is integrally attached. The drive clutch body 140 is engaged with a driven clutch body 141 attached to the outer roller drive shaft 103aB. The driven clutch body 141 is fitted to the roller drive shaft 103aB on the outer side so as to rotate integrally, is slidable in the axial direction, and is urged toward the shaft end side by a spring 142. Therefore, when the clutch bodies 140 and 141 are connected, the driven clutch body 141 can escape even if both clutch claws collide with each other, so the phases of the clutch bodies 140 and 141 are not in phase. Connected without difficulty and quickly engaged.
[0049]
As shown in FIG. 5, the seedling support frame 85 is provided with a horizontal frame 85b horizontally above the vertical frames 85a and 85a whose bases are fixed to the planting transmission cases 62-2 and 62-4. Roller frames 85c and 85c are rotatably provided at the left and right ends of the frame, and rollers 86 that support the seedling placement portions 80-4 to 80-8 in the central portion at the upper ends of the vertical frames 85a and 85a. 86, and a roller that supports the right and left outer seedling placement portions 80-1, 80-2, 80-3 (or 80-9, 80-10) at the tip portions of the rotating frames 85c, 85c. 86, 86 are attached.
[0050]
As shown in FIG. 13, the roller 86 that supports the left and right outer seedling placement portions has a roller shaft 86a fitted in the roller shaft hole of the rotating frame 85c so as to be slidable in the axial direction. The spring 86b is loosely fitted to the rotary frame 85c and is urged in a direction away from the rotating frame 85c, and is prevented by a split pin 86c inserted into the roller shaft 86a. A finger hook 86d is fixed to the end of the roller shaft 86a. When the finger is put on the finger hook 86 d and the roller shaft 86 a is pulled downward, the roller 86 is detached from the U-shaped recess of the upper rail 87.
[0051]
The connecting portion between the horizontal frame 85b and the rotating frame 85c is fitted to the shaft 85d on the side of the horizontal frame 85b so that the cylindrical portion 85e on the side of the rotating frame 85c is rotatable and slidable in the axial direction. A wavy cam 85f is formed integrally with the cylinder 85e, and the cylinder 85e is urged upward by a spring 85h so that a pin 85g inserted perpendicularly to the shaft 85d contacts the cam 85f. Yes. Normally, the pin 85g is engaged with the concave portion of the cam 85f, and the rotation frame 85c is stabilized in a state of facing the left and right sides. A stopper 85i is fixed to the cam 85f so that the rotation frame 85c does not rotate to the seedling stage side than the stable state.
[0052]
Further, the middle part of the seedling feed belt operation stopping wire 112 of the outer two strips is fixed at an appropriate position of the rotating frame 85c. For this reason, when the roller 86 that supports the left and right outer seedling placement portions is detached from the U-shaped concave portion of the upper rail 87, the outer two strips of the seedling placement base are folded and pulled by the wire 112. 85c rotates backward. At this time, since the pin 85g slides along the wavy cam 85f, the rotation frame 85c rotates smoothly.
[0053]
FIG. 14 shows the structure of the dividing portion of the support rail. The support rail 83 is separated into a fixed portion 83A having the seedling dividing ports 90,... For the center six strips and a removal portion 83B having the seedling dividing ports 90, 90 for the two left and right outer strips. 83B is connected to the pin hole 150 on the fixed part side by inserting the connection pin 151 on the removal part side, and further hooks the hook 153 on the removal part side on the stopper pin 152 on the fixed part side, and the lever 154 is used to remove the hook. By pulling in the direction, both portions 83A and 83B are brought into close contact with each other. When the lever 154 is turned inward, the stopper pin 152 and the hook 153 are disengaged, and the head portion of the hook 153 pushes the plate 155 of the fixed portion inward so that the removal portion 83B is moved outward by the reaction. Extruded. For this reason, the connection pin 151 is slightly removed from the pin hole 150, and subsequent removal work is easy.
[0054]
Moreover, FIGS. 15-17 represents the structure of the division | segmentation part of a seedling amount adjustment axis | shaft. The seedling removal amount adjusting shaft 97 is divided into a hollow pipe-like fixed portion 97A corresponding to the support rail fixing portion 83A and a solid folding portion 97B corresponding to the support rail removal portion 83B. The folding portion 97B is a guide pipe provided on the brackets 94, 94 fixed to the planting transmission case 62-1 (or 62-5) that is transmitted to the seedling planting apparatus for the two outer strips so as to be slidable in the left-right direction. 160 is rotatably fitted. Then, two guide rail vertical movement guide plates 95 and 95 are integrally attached to the guide pipe 160, and support rail attachment members 96 and 96 are slidable up and down with respect to the guide plate. The two outer support rail attachment members 96, 96 and the support rail removal portion 83B are detachable. Further, two outer support rail vertical movement arms 98, 98 are integrally attached to the folding portion 97B.
[0055]
At the time of work, the inner end portion of the folding portion 97B is inserted into the outer end portion of the fixed portion 97A, and the pin rail 161a formed in the flange 161 of the fixed portion 97A is inserted into the support rail vertical movement arm 98 inside the folding portion 97B. The fixed pins 162 are engaged with each other, and both portions 97A and 97B are connected so as to rotate together. Then, the locking tool 163 attached to the guide pipe 160 is hooked on the locked tool 164 fixed to the bracket 94 to fix the connection state so as not to be released.
[0056]
When the lateral width of the machine body is reduced, the coupling between the outer two support rail mounting members 96, 96 and the support rail removal portion 83B is removed, and the locking device 163 is detached from the locked device 164, and the folding portion 97B is pulled out together with the guide pipe 160. Then, the connection release state maintaining lever 166 provided rotatably on the bracket 94 is engaged with the engagement portion 95a of the inner support rail vertical movement guide plate 95, and the connection between the fixed portion 97A and the folding portion 97B is released. Fix to state. Since the disengagement state maintaining lever 166 is biased by the torque spring 167 to engage with the engaging portion 95a, the engagement between the two members 166 and 95a will not be disengaged unless an external force is applied. When the left and right ends of the transmission case 60 are bent upward as described later in this disengaged state, the folding portion 97B of the seedling amount adjusting shaft is moved upward along with the outermost planting transmission case 62-1 (or 62-5). To turn.
[0057]
Next, based on FIGS. 18-20, the structure of the right-and-left end bending part of the transmission case 60 is demonstrated.
The second connection pipe 64 includes an inner pipe 64A on the planting transmission case 62-2 (or 62-4) side and an outer pipe 64B on the planting transmission case 62-1 (or 62-5) side. The outer pipe 64B is pivotable upward with respect to the inner pipe 64A, with the pivot point 170 in the front-rear direction positioned above the joint of both pipes as a fulcrum. The rotation fulcrum shaft 170 is inserted through a rotation fulcrum shaft insertion hole 172 formed at the center of the rotation fulcrum shaft support 171 of the outer pipe 64B, and the front and rear ends thereof are fixed to the inner pipe 64A. It is rotatably supported by bearings 176 and 176 provided on the connecting plates 174 and 175, respectively.
[0058]
A flat chamfered portion 170a is formed at the front and rear central portion of the rotation fulcrum shaft 170, and the tip end portion of the rotation fulcrum shaft fixing bolt 178 screwed from the upper surface side of the rotation fulcrum shaft support portion 171 is the chamfered portion. The rotating fulcrum shaft 170 is fixed so as not to rattle in the vertical direction. Further, by fixing the bearings 176 and 176 with bearing fixing bolts 179 and 179 screwed from the outer surface side of the connecting plates 174 and 175, the rotation fulcrum shaft 170 is prevented from rattling in the left-right direction.
[0059]
The joint part of both the pipes 64a and 64b has a structure in which the tapered convex part 183 on the inner pipe 64A side and the tapered concave part 184 on the outer pipe 64B side are fitted. A pair of left and right adjustment bolts 185 and 185 screwed to the inner pipe 64A by lock nuts 185a and 185a are provided below the joint, and the lower end of the inner end surface of the outer pipe 64B is attached to the head of the adjustment bolt. is recieving. By changing the screwing amount of the adjusting bolts 185 and 185, the left and right and up and down inclinations of the outer pipe 64B with respect to the inner pipe 64A can be adjusted.
[0060]
When the second connecting pipe 64 is straight, a fixing plate 188 fixed to a fixing handle 187 whose base is pivotally supported by the inner pipe 64A so as to be rotatable about the left-right axis is fixed to the outer pipe 64B by a lock nut 189a. When the head of the screwed fixing bolt 189 contacts, both the inner and outer pipes 64A and 64B are fixed so as not to be separated. At this time, the fixed handle 187 engages with the engaging recess 190a of the locking arm 190, and the fixed handle 187 is locked so as not to rotate.
[0061]
The locking arm 190 is rotatably attached to the locking arm rotation shaft 191 and is urged toward the side that engages with the fixed handle 187 by a torque spring 192. Therefore, when the fixed handle 187 is rotated upward to the fixed position, the lower end inclined surface 190b of the locking arm is pushed by the fixed handle 187, the locking arm 190 is rotated outward, and the fixed handle 187 is fixed. When rotated to the position, the locking spring 190 rotates inward so that the engaging recess 190a engages with the fixed handle 187 by the action of the torque spring 192, and the inner pipe 64A and the outer pipe 64B are joined. It is fixed automatically.
[0062]
When the locking arm 190 is manually rotated outward from the above state to disengage the engaging recess 190a and the fixed handle 187, and the fixed handle 187 is rotated downward, the second connecting pipe 64 is fixed. Is released. In this state, when the outer pipe 64B is bent 90 degrees upward with respect to the inner pipe 64A, the tip of the lock pin 193 provided on the outer pipe 64B is fitted into the lock pin hole 174a formed in the connecting plate 174. The second connecting pipe 64 is fixed in this posture.
[0063]
The side planting main shaft 70 is divided into an inner portion 70A and an outer portion 70B at the position of the bent portion of the second connecting pipe 64. When the inner pipe 64A and the outer pipe 64B are joined, both portions are engaged by the claw clutch 194. When 70A and 70B are connected and the second connecting pipe 64 is bent, the claw clutch 194 is released and the outer portion 70B rotates together with the outer pipe 64B. Since the claw clutch 194 has a configuration in which the claw 194a on the inner side 70A side and the claw 194b on the outer side 70B side mesh with each other only at one place, the claw clutch 194 is engaged when the inner side 70A and the outer side 70B are connected. It is possible to prevent errors in the phase of operation of the outer two seedling planting devices 200-1 and 200-2 (or 200-9 and 200-10).
[0064]
FIG. 22 is a diagram illustrating the structure of the split portion of the float support shaft. The float support shaft 211 includes a center portion 211A that supports the center float 210C and the mid floats 210M and 210M, and left and right end portions 211B and 211B that support the side floats 210S and 210S. The connecting members 260 and 261 are engaged with each other. Since the couplers 260 and 261 are formed long in the front-rear direction, the rotation of the central portion 211A by the operation of the planting depth lever 215 is reliably transmitted to the left and right end portions 211B and 211B. In addition, with this configuration, mud flows backward through the space portion 262 that is formed inside the couplers 260 and 261 and communicates with the front and rear, so that poor connection due to biting mud or the like does not occur.
[0065]
When the left and right end portions of the transmission case 60 are turned upward and bent, the folding portions 211B and 211B are also folded upward, and when the left and right end portions of the transmission case 60 are connected to the main body side, they are linked. Thus, the two parts 211A and 211B are connected. Thus, since it is not necessary to operate the float support shaft 211 at the time of folding and returning, the labor for reducing the lateral width of the paddy field work machine in general is reduced. When the float support shaft 211 is folded, the planting depth lever 215 is operated to the transport position, that is, the position where the floats 210 are lifted. At this time, since the couplers 260 and 261 are parallel to the rotation fulcrum shaft 170, the couplers 260 and 261 do not protrude downward and do not get in the way when the float support shaft 211 is folded.
[0066]
In order to prevent rattling of the connecting portions of the connecting tools 260 and 261, as shown in FIG. 21, the pivot shaft 213 of the side float 210S and the planting transmission case 62-1 (or 62-5) are provided. A tension spring 266 is stretched between the fixed plate 265. If the side float 210S is pulled upward in this way, even if a looseness occurs in the connecting portion for some reason, the float height is displaced to the side where the float moves upward, so that the seedling planting depth becomes shallow. This prevents the occurrence of floating seedlings caused by shallow planting.
[0067]
In the fertilizer applicator 5, fertilizer storage units 270,... And fertilizer feeding units 271,... Are provided on the rear upper side of the traveling vehicle body 2, and the granular fertilizer stored in the fertilizer storage units 270,. ,... Are fed out by a certain amount, and the fertilizer is transferred to the fertilizer guides 273,... Attached to the floats 210,... Through the fertilizer hoses 272, ..., and the grooved bodies 274 provided on the front side of the fertilizer guides 273,. Therefore, the fertilizer is dropped into the fertilizer groove formed near the side of the seedling planting strip.
[0068]
The fertilizer storage part is composed of a central fertilizer storage part 270A for storing fertilizers for the central six strips and left and right fertilizer storage units 270B and 270B for storing fertilizers for the two outer strips. Each fertilizer storage part 270 inputs fertilizer from an upper opening. A lid 270a is attached to the opening. The lower part of the fertilizer storage part 270 is funnel-shaped, and the fertilizer in it is supplied to the fertilizer supply part 271, ... by free fall.
[0069]
The fertilizer feeding unit 271 includes a feeding roll 276 in which concave portions 276a,. The rotation of the fertilizer driving shaft 277 that intermittently rotates with the power from the traveling vehicle body is transmitted to the feeding shaft 279 to which the feeding roll 276 is attached via the transmission belt 278, and the feeding roll 276 rotates in the direction of the arrow in FIG. Thereby, the fertilizer in the fertilizer storage part 270 is conveyed to the recessed part 276a, ..., and is drawn | feeded out by fixed amount. The fertilizer feed amount is adjusted by changing the opening of the recesses 276a,... (The length in the direction orthogonal to the paper surface in FIG. 27). Reference numeral 280 denotes an opening adjustment shaft. When this shaft is rotated, the opening of the recesses 276a,... Is changed.
[0070]
.. Are connected to the lower ends of the fertilizer feeding sections 271,..., And fertilizer hoses 272 are connected to the rear ends of the connection pipes 282,. Further, the front end portions of the connecting pipes 282,... Of each strip are inserted and connected to the back surface portion of the air chamber 283 provided in the left-right direction. A main outlet 285a of a blower 285 driven by a motor 284 is connected to the left end portion of the air chamber 283, and the air blown from the blower 285 passes through the air chamber 283 to connect the connecting pipes 282,. The fertilizer that is blown into the fertilizer and is fed from the fertilizer feeding section 271,... Is conveyed along with the air to the fertilizer guides 273,.
[0071]
In addition, a fertilizer collection door 288 that is opened and closed by a lever 287 is provided on the back surface of the fertilizer feeding unit 271. A road pipe 289 that follows the outlet side of the fertilizer recovery door 288 is connected to a fertilizer recovery pipe 290 that is long in the left-right direction on the back side of the fertilizer feeding portion 271. An air supply pipe 291 connects the left and right central portions of the fertilizer recovery pipe 290 and the sub outlet 285 b of the blower 285. When the fertilizer take-out doors 288,... Of the fertilizer feed sections 271,... Of each row are opened with the sub blowout opening of the blower opened, the fertilizer in the fertilizer storage sections 270,... Is discharged to the fertilizer collection pipe 290. Is conveyed to the fertilizer recovery port provided at the left and right ends of the fertilizer recovery pipe 290 by the air supplied through the air supply pipe 291.
[0072]
The air chamber 283 is fixed to the link base frame 50 by a fixing member 293, and the fertilizer storage portions 270,... And the fertilizer feeding portions 271,. The air chamber 283 is provided with a central portion 283A to which the fertilizer storage portion 270A and the fertilizer feeding portion 271,... For the central six strips are attached, and a fertilizer storage portion 270B and a fertilizer feeding portion 271 and 271 for the outer two strips are attached. The left and right end portions 283B and 283B are divided, and a connecting member 295 fixed to the central portion 283A and a connecting member 296 fixed to the left and right end portions 283B are connected by a connecting shaft 297 in the vertical direction. Therefore, with the connecting shaft 297 as a fulcrum, the left and right end portions 283B of the air chamber are rotated about 90 degrees forward together with the fertilizer storage portion 270B and the fertilizer feed portions 271 and 271.
[0073]
In addition, the fertilizer application drive shaft 277, the opening adjustment shaft 280, the fertilizer recovery pipe 290, and the air supply pipe 291 also have the center portion 277A, 280A, 290A, 291A and the left and right end portions 277B at the same left and right positions of the air chamber 283. When the left and right end portions 283B of the air chamber are rotated forward, the left and right end portions 277B, 280B, 290B, and 291B are also rotated together with the air chamber.
[0074]
In a state where the central portion 283A and the left and right end portions 283B of the air chamber 283 are connected, both portions are fixed by the fixture 298. The fixture 298 is provided with an operation portion facing upward at a position on the rear side of the air chamber 283. For this reason, the engaging / disengaging operation of the fixture 298 can be performed from above the steps 35 and 36. Further, in a state where the left and right end portions 283B of the air chamber are rotated forward, the fixing hooks 299 attached to the left and right end portions are hooked and fixed to the locking tools 299a provided in the step 35.
[0075]
On the front side of the fertilizer applicator main body, a handrail 300 is provided to support the body during seedling supply and fertilizer supply. The handrail 300 is fixed by a fixed portion 300A that is horizontally fixed to the upper ends of the columns 301, 301 provided at the rear portion of the expansion step 36, and a shaft 300a in the front-rear direction at the left and right ends of the fixed portion. It consists of L-shaped folding parts 300B and 300B that are freely attached. At the time of work, the lock bolt 302 is fastened and fixed so that the folding portion 300B is horizontal.
[0076]
In addition, an auxiliary step 303 used to place a knee on the support 301 or a stool of an auxiliary worker when supplying seedlings or fertilizers, and an auxiliary handrail 304 for an auxiliary operator sitting on the auxiliary step. Are rotatably attached around the support column 301. The auxiliary step 303 and the auxiliary handrail 304 are supported by a support member 306 that is fixed to an arbitrary height of the column 301 by a fixing pin 305.
[0077]
FIG. 31 shows the support portion of the outer two fertilization hoses. The cylindrical base portions of the fertilizer hose stays 312 and 313 are rotatably fitted to the left and right shafts 311 provided on the mounting plate 310 fixed to the planting transmission case 62-1 (or 62-5), and the fertilizer is applied thereto. The upper ends of the hose stays are connected to the intermediate portions of 272 and 272 of the outer two fertilization hoses, respectively. A stopper plate 315 is integrally provided on the mounting plate 310, and a stopper bolt 316 is attached to the stopper plate. The outermost fertilization hose 272-1 (or 272-10) is attached to the stopper plate 315 and the stopper bolt 316. The rotation range of the fertilizer hose stay 312 that supports The fertilization hose stay 312 is stabilized at the upper limit position H1 and the lower limit position H2 of the rotation range by the tension spring 317 provided so as to exceed the dead point. Further, the U-shaped pipe 318 integrally attached to the fertilization hose stay 312 allows the second fertilization hose 272-2 (or 272 from the outside to be located within the range of 0 to β above the stay. The range of rotation of the fertilizer hose stay 313 that supports -9) is restricted.
[0078]
In a state in which the left and right fertilizer storage unit 270B and its fertilizer feeding units 271 and 271 are deployed at the working position, the fertilizer hose stays 312 and 313 are both at the upper limit position H1, and the outer two fertilizer hose 272 and 272 are seedlings. It arrange | positions along the back surface of the base 80. FIG. When the left and right fertilizer storage unit 270B and the like are rotated forward, the fertilizer hose stay 312 is rotated to the lower limit position H2 by being pulled by it. On the other hand, the fertilizer hose stay 313 is rotated to an intermediate position H3 between the upper limit position H1 and the lower limit position H2 because the amount of pulling by the left and right fertilizer storage portions 270B is smaller than that of the fertilizer hose stay 312.
[0079]
Since the second fertilization hose 272-2 (or 272-9) from the outside is substantially in the same position as the disengagement state maintaining lever 166 of the seedling adjustment shaft 97, the fertilization hose rotates downward. If it moves too much, it may hit the disconnected state maintaining lever 166 and the seedling amount adjusting shaft 97 may be unlocked in the disconnected state. In order to avoid this, the rotation angles of the fertilizer hose stays 312 and 313 are shifted as described above.
[0080]
The herbicide spraying device 6 includes a total of two herbicide tanks 321 and 321 supported by stays 320 and 320 fixed to the rear ends of the planting transmission cases 62-2 and 62-4, respectively. The liquid herbicide is dripped onto the water surface of the field from nozzles 322 and 322 at regular intervals. As shown in FIG. 32, the switch 324 for determining the timing of dropping the herbicide is fixedly attached to the seedling stage frame 85 and attached to the back surface of the seedling stage 80 when the seedling stage 80 moves laterally. When the switch actuator 324a is pushed by the switch actuating member 325, the switch is turned on. The switch 324 also serves as a switch for detecting the left and right center of the seedling stage 80 when the work is stopped. Therefore, the herbicide is dripped when the seedling stage 80 passes through the left and right centers.
[0081]
This paddy field machine 1 is configured as described above, and reduces the lateral width of the machine body during transportation and storage as follows (FIGS. 33 and 34).
(1) The auxiliary step 303 is rotated forward.
(2) Remove the fixture 298 and rotate the left and right fertilizer storage parts 270B and 270B forward. Along with this, the left and right two fertilization hoses 272, ... are also pulled forward.
(3) The outside portions 38bB,... Of the seedling placement frames 38b,... Are inverted on the inside portions 38bA,.
(4) The outer portions 36a, 36a of the expansion steps 36, 36 are removed together with the side legs 47, 47.
(5) The marker support frames 41 and 41 are folded and the drawing markers 40 and 40 and the side markers 48 and 48 are accommodated.
(6) The auxiliary wheels 21, 21, 22, and 22 are slid inward.
[0082]
(7) The seedling placement portions 80-1, 80-2, 80-3 for the left end three strips are inverted inward and the right end portion two seedling placement portions 80-9, 80-10. Is inverted inward and the seedling stage 80 is folded. Along with this, the rotation frames 85c and 85c of the seedling support frame 85 are rotated backward.
(8) The seedling stage drive mechanism is operated so that the center of the folded seedling stage 80 is the left and right center of the vehicle body.
(9) The locking tool 163 is removed from the locked tool 164, and the folding portions 97B and 97B of the seedling removal amount adjusting shaft are pulled out to the outside. Then, the connection release state maintaining lever 166 is operated to lock the seedling removal amount adjusting shaft 97 in the connection release state.
(10) Remove the removal portions 83B and 83B of the support rail 83.
(11) The second connecting pipe 64 of the transmission case 60 is bent upward by about 90 degrees at the middle, and the outermost planting transmission cases 62-1 and 62-5 and the two outer seedlings attached thereto are planted. The devices 90-1, 90-2, 90-9, 90-10 are rotated upward. In conjunction with this, the folding portions 97B and 97B of the seedling collection adjustment shaft are folded upward, and the left and right end portions 211B and 211B of the float support shaft 211 are rotated upward together with the side floats 210S and 210S.
[0083]
【The invention's effect】
As apparent from the above description, the present invention is applied.The riding rice transplanter has a split structure for seedling planting, so the width of the left and right can be reduced as necessary, making it convenient for transportation and storage. The float support shaft that supports the float of the seedling planting part is divided into a plurality of parts and is connected by a connector, but the connector is a space part that communicates with the inside in the connected state back and forth. Since mud is formed, mud can escape backward through the space, and connection failure due to mud biting during operation is less likely to occur.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of a paddy field machine in a working state.
FIG. 2 is a plan view of the paddy field machine in a working state.
FIG. 3 is a rear view of a drawing marker attaching portion.
FIG. 4 is a plan view in which a part of a seedling planting part is omitted.
FIG. 5 is a rear view in which a part of a seedling planting part is omitted.
FIG. 6 is a side sectional view of the lower part of the seedling table.
7 is a view taken in the direction of arrow A in FIG.
FIG. 8 is a side view of the seedling mounting stand showing a state in which the seedling mounting portions at the left and right outer ends are folded.
FIG. 9 is a first view taken along the arrow A in FIG.
FIG. 10 is a second view taken along the arrow A in FIG.
FIG. 11 is a cross-sectional view of an upper connecting portion between a seedling placement portion at the center and a seedling placement portion at the left and right outer sides.
FIG. 12 is a cross-sectional view of a lower connecting portion between a seedling placement portion at the center and a seedling placement portion at the left and right outer portions.
FIG. 13 is a front view of the main part of the seedling support frame.
FIGS. 14A and 14B are rear views showing (a) a connected state and (b) a non-connected state of the divided portion of the support rail.
FIG. 15 is a plan view of a divided portion of the seedling removal amount adjusting shaft.
16 is a cross-sectional view taken along line S1-S1 in FIG.
17 is a cross-sectional view taken along line S2-S2 in FIG.
FIG. 18 is a rear sectional view of a bent portion of the transmission case.
19 is a cross-sectional view taken along line S1-S1 in FIG.
20 is a cross-sectional view taken along line S2-S2 in FIG.
FIG. 21 is a side view of the attachment portion of the side float.
22A is a plan view and FIG. 22B is a plan view of a split portion of a float support shaft. FIG.
FIGS. 23A and 23B are a plan view and a side view of the mud collecting plate.
24A is a side view, FIG. 24B is a plan view, and FIG. 24C is a rear view of the rake before front wheel mark erasing. FIG.
FIG. 25 is a (a) side view, (b) plan view, and (c) rear view of a rake after front wheel mark erasing.
26A is a plan view of an auxiliary rear wheel mark erasing rake, and FIG. 26B is a rear view thereof.
FIG. 27 is a side cross-sectional view of a fertilizer applicator body.
FIG. 28 is a plan view of a fertilizer applicator body.
FIG. 29 is a side view of the fertilizer applicator main body in a folded state.
FIG. 30 is a front view of a handrail.
FIG. 31A is a side view and FIG. 31B is a rear view of two fertilization hose support portions on the outer side.
FIG. 32 is a view showing a mounting position of the herbicide spraying switch.
FIG. 33 is a side view of the rice transplanter in a state where the left-right width is reduced.
FIG. 34 is a plan view of the rice transplanter in a state where the left-right width is reduced.
FIG. 35 is a rear view of a different drawing marker attaching portion.
FIG. 36 is (a) a plan view and (b) a side view of different mudding plates.
FIG. 37 is a plan view of a different front wheel mark erasing rake.
FIG. 38 is a rear view of a conventional drawing marker.
[Explanation of symbols]
1 Rice transplanter (paddy field machine)
2 Driving body
3 Lifting link device
4 seedling planting department
5 Fertilizer
6 Herbicide spraying equipment
40 Drawing marker
41 Marker support frame
43 Marker actuation wire
80 Seedling stand
200 Seedling planting device
210 float
