JP3652908B2 - 回転検出センサ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転検出センサ及び回転検出センサ用回転板に係り、詳しくはバイアスマグネットを用いた回転検出センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は、回転検出センサとして、回転板の回転面の周方向に向かって所定間隔毎に磁路形成のための磁路変更片を立設し、同回転板に対して、対向して配置されるとともに所定の向きに配設されたバイアスマグネットと該バイアスマグネットを検出する磁気抵抗素子とを備えた回転検出センサを提案している。この回転検出センサは、回転中の回転板とともに一体に移動する磁路変更片にてバイアスマグネットの磁束の向きが変更されたことを磁気抵抗素子にて検出するようにされている。
【0003】
そのときの、磁気抵抗素子から出力されるセンサ出力波形は、図9(a)に示すような波形となる。そして、このセンサ出力波形の中心Aにコンパレータ等によってスレッショルド(閾値)を設けると、温度特性や、磁路変更片とのギャップの変動によって安定した出力が得られる。この理由は、センサ出力波形の中心は出力電圧が大きく変動している部分であり、そのため、その部分においては、回転角度変化が少ない部分となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、磁路変更片の移動位置である検出したいポイント(検出ポイント)が、前記磁路変更片の回転方向又は反回転方向のエッジ部分の前後で磁界の乱れ等が生じるため、上記回転板、バイアスマグネット、磁気抵抗素子等の各部材の配置の合わせ込みによっても、センサ出力の中心とならない場合があった。
【0005】
このような場合、センサ出力の信号が入力される回路に、調整抵抗を入れて、センサ出力波形中心のところに検出したいポイントが位置するように補正したり、あるいは、ソフト的に解消する方法が考えられる。
【0006】
しかし、回路的に補正する場合には、その回転検出センサ毎にその抵抗値を変えたりする等の必要があり、結果的にコスト上昇の原因となる問題がある。又、ソフト的に解消できる場合は、問題を解消できる範囲が限定的な事象のものに限られており、全面的な解決手法とはならない問題がある。
【0007】
本発明の目的は、上記問題を解消するためになされたものであって、調整抵抗や、ソフト的な手法によらず、簡単な構成で、センサ出力中心に検出したいポイントをもってくることができ、精度の高い回転検出を行うことができる回転検出センサを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、回転面の周方向に所定の間隔に磁路変更片を立設した回転板と、前記回転板に対して所定の向きに配設された磁石と該磁石を検出する磁気検知素子とを備えた回転検出センサにおいて、前記磁路変更片の回転方向側部及び反回転方向側部の少なくとも一方には、エッジ切欠部が形成されている回転検出センサを要旨とするものである。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の回転検出センサにおいて、前記回転板に形成した磁路変更片は磁路形成片であり、前記磁気検知部材の前記磁気検知素子は磁束の向きによってその出力信号のレベルが変化する磁気抵抗素子であって、前記磁石とともに前記磁路形成片より内側に配設したものであることを要旨とする。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の回転検出センサにおいて、前記回転板に形成した磁路変更片は磁路遮蔽片であり、前記磁気検知部材を構成する前記磁気検知素子及び前記磁石のいずれか一方を前記磁路形成片より内側に配設し、他方を前記磁路形成片より外側に配設したものであることを要旨とする。
【0011】
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、磁路変更片の回転方向側部及び反回転方向側部の少なくとも一方には、エッジ切欠部を形成した。従って、このエッジ切欠部によって、検出したいポイントが図9(a)に示すセンサ出力中心となるように設定される。この結果、検出したポイントにセンサ出力が中心なっていると、種々の要因による出力変化、オフセット変化に対して安定したデューティ出力が得られることになる。
【0012】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の作用に加えて、磁石及び磁気抵抗素子の少なくともいずれか一方を前記回転板に形成した磁路形成片より内側に配設した。従つて、磁路形成片より外側から内側に対して磁束に悪影響を与えるノイズは、該磁路変更片にて低減される。
【0013】
請求項3に記載の発明によれば、請求項1の作用に加えて、磁石及び磁気検知素子の少なくともいずれか一方を前記回転板に形成した磁路遮蔽片より内側に配設した。従って、磁路遮蔽片より外側から内側に対して磁束に悪影響を与えるノイズは、該磁路遮蔽片にて低減される。
【0014】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、本発明を回転位置センサに具体化した一実施形態を図1〜図9を参照して説明する。
【0015】
図1は、回転位置センサの要部分解斜視図である。回転検出センサ1は、鉄板よりなる回転板2と磁気検知部材3とから構成されている。回転板2は、ステアリングシャフト4の回転とともに、その軸心Oを回転中心に回転する。
【0016】
図2に示すように、前記回転板2の回転面内の最外周部において、前記軸心Oを中心とする円弧状の3個の磁路変更片6a,6b,6cが同回転板2から延出形成されている。磁路変更片6a,6b,6cは、一端から他端までが前記軸心Oからみて60度の角度をなすように形成されている。又、各磁路変更片6a,6b,6cが互いになす間隔は、前記軸心Oからみて60度の角度をなすように形成されている。
【0017】
従って、回転板2の面内の最外周部において、軸心Oからみて60度の角度毎にこれらの磁路変更片6a,6b,6cと、これら磁路変更片6a,6b,6cが形成されていない空間7a,7b,7cが交互に存在することになる。
【0018】
又、磁路変更片6a,6b,6cの回転方向(図1及び図2において、矢印方向)の側端部先端はエッジ切欠部としての切欠部16が斜状に形成されている。同切欠部16は、後記する第1〜第3磁気検知体13、14、15の各センサ出力の中心が検出ポイントPに位置するように設定されている。なお、検出ポイントPについては後で説明する。
【0019】
回転板2の中央に対してボス部17が一体に形成されるとともに、ボス部17から若干離間して3個の磁路変更片18a,18b,18cが設けられている。すなわち、図2に示すように、磁路変更片18a,18b,18cは回転板2に対して、前記ボス部17とは軸心Oから若干離間した位置において、前記軸心Oを中心とした断面円弧状に、延出形成されている。磁路変更片18a,18b,18cは、一端から他端までが、磁路変更片6a,6b,6cにそれぞれ対応するように前記軸心Oからみて60度の角度をなすように形成されている。又、各磁路変更片18a,18b,18cが互いになす間隔は、前記軸心Oからみて60度の角度をなすように形成されている。
【0020】
従って、回転板2の面内の最外周部において、軸心Oからみて60度の角度毎にこれらの磁路変更片18a,18b,18cと、これら磁路変更片18a,18b,18cが形成されていない空間19a,19b,19cが交互に存在することになる。
【0021】
又、磁路変更片18a,18b,18cの回転方向の側端部先端はエッジ切欠部としての切欠部24が斜状に形成されている。同切欠部24は、前記磁路変更片6a,6b,6cの切欠部16とともに、後記する第1〜第3磁気検知体13、14、15の各センサ出力の中心が検出ポイントPに位置するように設定されている。
【0022】
従って、図3に示すように磁路変更片6a,6b,6cから軸心Oに向かって回転板2を切断した場合の断面形状は、磁路変更片6a,6b,6c、回転板2及び磁路変更片18a,18b,18cとでコの字状となる。
【0023】
又、ボス部17は貫通孔9が形成され、前記ステアリングシャフト4を貫挿固着されている。
前記磁気検知部材3は、検知部本体10と支持アーム11とから構成されている。検知部本体10は、回転板2に形成した磁路変更片6a、6b、6cの内側であって、その磁路変更片6a、6b、6cと磁路変更片18a,18b,18cとの間に位置する空間内に配設される。
【0024】
検知部本体10は、3個の第1〜第3の磁気検知体13、14、15が樹脂モールド材12にて封止され、前記支持アーム11の先端部に固設されている。支持アーム11の基端部は図示しない固定部材に固定されている。
【0025】
第1の磁気検知体13は、第1磁気抵抗素子13aと第1バイアスマグネット13bとから構成されている。第1バイアスマグネット13bは軸心O側がS極で外側がN極となるように配設されるとともに、第1磁気抵抗素子13aに対して軸心O側で、且つ図2において時計回り方向(この実施形態では、回転板2の回転方向)にオフセットさせて配置されている。
【0026】
第1磁気抵抗素子13aは、第1バイアスマグネット13bの磁束の向きによって、検出電圧Voutが変化する磁気検知素子であって、図7に示すような2個の磁束の向きによってその抵抗値が変化する抵抗体RA、RBとから構成されている。本実施形態では、第1磁気抵抗素子13aは磁束の向きが前記軸心Oから略半径方向に対し略+45°の向きとなるとき(図6(b)参照)、検出電圧Voutが最も低い電位(Lレベル)となり、磁束の向きが前記略半径方向に対して略−45度の向きになるとき、検出電圧Voutが最も高い電位(Hレベル)となるように配置される(図6(a)参照)。なお、図6において、角度は時計回り方向を+としている。
【0027】
第2の磁気検知体14は、第2磁気抵抗素子14aと第2バイアスマグネット14bとから構成されている。第2磁気抵抗素子14aと第2バイアスマグネット14bとの間の配置関係は前記第1磁気抵抗素子13aと第1バイアスマグネット13bとの間の配置関係と同じである。そして、第2磁気抵抗素子14aと第2バイアスマグネット14bは、それぞれ前記第1磁気抵抗素子13aと第1バイアスマグネット13bに対して、図2において、前記軸心Oを中心に時計回り方向に40度の位置に配設される。
【0028】
第2磁気抵抗素子14aは、前記第1磁気抵抗素子13aと同様に第2バイアスマグネット14bの磁束の向きによって、検出電圧Voutが変化する磁気検知素子であって、図7に示すような2個の磁束の向きによってその抵抗値が変化する抵抗体RA、RBとから構成されている。本実施形態では、第2磁気抵抗素子14aは、前記第1磁気抵抗素子13aと同様に、磁束の向きが前記軸心Oから略半径方向に対し+45°の向きになるとき、検出電圧Voutが最も低い電位(Lレベル)となり、磁束の向きが前記略半径方向に対して略−45度の向きになるとき(図6(b)参照)、検出電圧Voutが最も高い電位(Hレベル)となるように配置される(図6(a)参照)。
【0029】
第3の磁気検知体15は、第3磁気抵抗素子15aと第3バイアスマグネット15bとから構成されている。第3磁気抵抗素子15aと第3バイアスマグネット15bとの間の配置関係は前記第1磁気抵抗素子13aと第1バイアスマグネット13bとの間の配置関係と同じである。そして、第3磁気抵抗素子15aと第3バイアスマグネット15bは、それぞれ前記第1磁気抵抗素子13aと第1バイアスマグネット13bに対して、図2において、前記軸心Oを中心に反時計回り方向に40度の位置に配設される。
【0030】
第3磁気抵抗素子15aは、前記第1磁気抵抗素子13aと同様に第3バイアスマグネット15bの磁束の向きによって、検出電圧Voutが変化する磁気検知素子であって、図7に示すような2個の磁束の向きによってその抵抗値が変化する抵抗体RA、RBとから構成されている。本実施形態では、第3磁気抵抗素子15aは、前記第1磁気抵抗素子13aと同様に、磁束の向きが前記軸心Oから略半径方向に対し+45°の向きになるとき(図6(b)参照)、検出電圧Voutが最も低い電位(Lレベル)となり、磁束の向きが前記略半径方向に対して略−45度の向きになるとき、検出電圧Voutが最も高い電位(Hレベル)となるように配置される(図6(a)参照)。
【0031】
そして、第1〜第3バイアスマグネット13b〜15bと磁路変更片6a〜6cとの相対位置関係において、第1〜第3バイアスマグネット13b〜15bが、図2に示す第3バイアスマグネット15bの位置にあるとき、即ち、軸心OからN極を通る放射線上(以下、外側方という)に磁路変更片6a〜6c,18a〜18cがある場合には、それら磁束は略半径方向に対して+45°の向きとなる(図5参照)。
【0032】
これは、磁路変更片6a〜6c、回転板2及び磁路変更片18a〜18cとからなるコ字状の磁路が形成され、第1〜第3バイアスマグネット13b〜15bのN極から磁束が磁路変更片6a〜6c及び磁路変更片18a〜18cに引き寄せられるからである。その結果、磁束の向きは、磁路変更片6a〜6c側、及び磁路変更片18a〜18c、即ち略半径方向に対し+45°の向きとなる。つまり、磁路変更片6a〜6c及び磁路変更片18a〜18cは磁路形成片となる。
【0033】
従って、この場合には、第1〜第3磁気抵抗素子13a〜15aはLレベルの検出電圧Voutを出力する。
又、第1〜第3バイアスマグネット13b〜15bと磁路変更片6a〜6c,18a〜18cとの相対位置関係において、第1〜第3バイアスマグネット13b〜15bが、図2に示す第2バイアスマグネット14bの位置にあるとき、即ち、N極及びS極の外側方及び内側方に磁路変更片6a〜6c,18a〜18cがない場合には、それら磁束は略半径方向に対して略−45度の向きとなる(図4及び図6(a)参照)。これは、磁路を形成する磁路変更片6a〜6c,18a〜18cがないため、磁束は引き込まれるものがないからである。その結果、磁束は放射状にのび、磁束の向きは略半径方向に対して略−45度の向きとなる。
【0034】
従って、この場合には第1〜第3磁気抵抗素子13a〜15aはHレベルの検出電圧Voutを出力する。
さらに、第1〜第3バイアスマグネット13b〜15bと磁路変更片6a〜6c,18a〜18cとの相対位置関係において、第1〜第3バイアスマグネット13b〜15bが、図2に示す第1バイアスマネット13bの位置にあって、磁路変更片6a〜6c,18a〜18cがない位置から磁路変更片6a〜6c,18a〜18cの端を通過する時には、それら磁束の向きは略半径方向に対して略−45度の向きから略半径方向に対し+45°の向きに変わる。
【0035】
この磁路変更片6a〜6c,18a〜18cがない位置から磁路変更片6a〜6c,18a〜18cの端を通過する時は、本実施形態における検出ポイントPとしている。
【0036】
従って、この場合には、第1〜第3磁気抵抗素子13a〜15aはHレベルからLレベルに立ち下がる検出電圧Voutを出力する。
さらに、磁路変更片6a〜6c,18a〜18cがある位置からその端を通過する時には、それら磁束の向きは略半径方向に対し+45°の向きから略−45度の向きに変わる。
【0037】
従って、この場合には、第1〜第3磁気抵抗素子13a〜15aはLレベルからHレベルに立ち上がる検出電圧Voutを出力する。このような繰り返しにより、検出電圧Voutは図9(a)に示す通りとなる。なお、図9(a)において、Aはセンサ出力中心を示している。
【0038】
第1〜第3磁気抵抗素子13a〜15aの検出電圧Voutは、図7(a)、図7(b)に示すようにそれぞれ公知のコンパレータ25に出力され、予め定められた基準電位と比較される。そして、このコンパレータ25によって、検出電圧Voutは基準電位以上の時Hレベル(図8(b)参照)、基準電位未満の時Lレベル(図8(a)参照)となる立ち上がり及び立ち下がりが急峻となる検出信号に波形整形され、図9(b)に示す検出信号となる。
【0039】
前記各コンパレータ25に用いられる基準電位は、第1〜第3の磁気検知体13〜15が図2に示す第1の磁気検知体13の位置にある時に、第1〜第3磁気抵抗素子13a〜15aが出力している検出電圧Voutのレベルを基準電位としている。
【0040】
本実施形態において、切欠部16,24は次の理由から設定されている。
センサ出力波形は、図9(a)に示すような波形となる。そして、このセンサ出力波形の中心Aに前記コンパレータ25によってスレッショルド(閾値)を設けると、温度特性や、磁路変更片とのギャップの変動によって安定した出力が得られる。この理由は、センサ出力波形の中心は出力電圧が大きく変動している部分であり、そのため、その部分においては、回転角度変化が少ない部分となる。
【0041】
しかし、検出ポイントPが、磁路変更片6a〜6c,18a〜18cの回転方向のエッジ部分の前後で磁界の乱れ等が生じるため、回転板2、バイアスマグネット13b〜15b、磁気抵抗素子13a〜15aの各部材の配置の合わせ込みによっても、センサ出力の中心とならない場合がある。
【0042】
ここで、検出ポイントPとは、この実施形態では、磁路変更片6a〜6c,18a〜18cの回転方向側の端部であって、第1〜第3バイアスマグネット13b〜15bと磁路変更片6a〜6c,18a〜18cとの相対位置関係において、第1〜第3バイアスマグネット13b〜15bが、図2に示す第1バイアスマネット13bの位置にあって、磁路変更片6a〜6c,18a〜18cがない位置から磁路変更片6a〜6c,18a〜18cの端を通過する時の位置をいう。
【0043】
そして、この実施形態では、予め磁路変更片6a〜6c,18a〜18cの回転方向のエッジ部分の前後で磁界の乱れ等によるセンサ出力波形を測定し、そのセンサ出力波形の中心Aに前記検出ポイントPが位置するように、磁路変更片6a〜6c,18a〜18cの切欠部16,26の切欠量が決められて切欠形成されている。
【0044】
次に、上記のように構成した回転位置センサ1の特徴について説明する。
(1)本実施形態では、回転板2の回転面の最外周及び内周側において周方向に所定の角度間隔(60°)に磁路変更片6a〜6c,18a〜18cを立設し、回転板2に対して所定の向きに配設されたバイアスマグネット13b〜15bとバイアスマグネット13b〜15bを検出する磁気抵抗素子13a〜13cとを備えた回転検出センサ1において、磁路変更片6a〜6c,18a〜18cの回転方向側部に、切欠部16,24(エッジ切欠部)を形成した。
【0045】
この結果、切欠部16,24によって、図9に示すようにセンサ出力中心Aとなるように検出ポイントPが設定され、種々の要因による出力変化、オフセット変化に対して安定したデューティ出力が得られる。
【0046】
又、切欠部16,24を設けるだけで、検出ポイントPをセンサ出力中心Aに設定できるため、磁気検知体13〜15を移動調整して、検出ポイントPをセンサ出力中心Aに設定する場合と異なり、その調整は行いやすいものとなる。すなわち、磁気検知体13〜15を移動調整する場合、磁気検知部3の製造時において、その調整を行うことになるため、大変面倒なものとなる。
【0047】
それに対して、本実施形態では、磁気検知体13〜15の移動調整を行う必要がなく、同一規格で配置した磁気検知体13〜15を備えた磁気検知部3に対して予め切欠量が設定された切欠部16,24を有する磁路変更片6a〜6c,18a〜18cを含む回転板2を所定位置に配置するだけで対応することができる。
【0048】
(2)本実施形態では、第1〜第3磁気抵抗素子13a〜15aと第1〜第3バイアスマグネット13b〜15bからなる検知部本体10を磁路変更片6a〜6cと磁路変更片18a〜18cとの間に位置する空間内に配設した。
【0049】
従って、第1〜第3バイアスマグネット13b〜15bが出す磁束に悪影響を与える外側からのノイズをその磁路変更片6a〜6c,18a〜18cにより低減させることができる。さらに、第1〜第3磁気抵抗素子13a〜15aは、その外側方を通過する磁路変更片6a〜6cを正確に検知することができる。
【0050】
(3)本実施形態では、外部からのノイズを低減させる磁路変更片6a〜6c,18a〜18cは、回転板2と一体に形成されているため、部品点数の増加はなく、組み付け工数も増加することはない。
【0051】
(4)さらに、本実施形態では検知部本体10を磁路変更片6a〜6cと磁路変更片18a〜18cとの間に位置する空間内に配設したので、回転位置センサが大型化することはない。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態を図10〜図13に従って説明する。
【0052】
尚、説明の便宜上、第1実施形態と共通の部材について符号を同じにしてその詳細な説明は省略する。図10及び図11に示すように、回転位置センサ1を構成する磁気検知部材20には3個の第1〜第3の磁気検知体21、22、23が樹脂モールド材12にて封止され、前記支持アーム11の先端部に固設されている。
【0053】
第1〜3磁気検知体21〜23は、それぞれ第1〜第3磁気抵抗素子21a〜23aと第1〜第3バイアスマグネット21b〜23bとから構成されている。第1〜第3磁気抵抗素子21a〜23aは、回転板2の磁路変更片6a〜6cの外側に位置するように配置されている。又、対応する第1〜第3バイアスマグネット21b〜23bは、軸心O側がS極で外側がN極となるように、回転板2の磁路変更片6a〜6cの内側に位置するように配置されている。なお、第1〜第3バイアスマグネット21b〜23bを、軸心O側がN極で外側がS極となるように配置しても良い。
【0054】
従って、第1〜第3磁気抵抗素子21a〜23aと第1〜第3バイアスマグネット21b〜23bとの間を前記回転板2の磁路変更片6a〜6cが通過する。第1バイアスマグネット21bは、第1磁気抵抗素子21aに対して軸心O側で且つ図10において時計回り方向にオフセットさせて配置されている。そして、第1バイアスマグネット21bはその磁束の向きが、第1磁気抵抗素子21aの面上を前記軸心Oを中心とする略半径方向に対して略45度の向きになるように相対配置されている。
【0055】
第1磁気抵抗素子21aは、図12に示すような2個の磁束の向きによってその抵抗値が変化する抵抗体RA、RBとから構成されている。本実施形態では、図12(a)に示すように第1磁気抵抗素子21aは、磁束の向きが略半径方向に対し略45度の向きで同素子21a上を通過しているとき、検出電圧Voutが図13に示すように最も高い電位(=V;Hレベル)となり、図12(b)に示すように磁束が通過していない時、検出電圧Voutが図13に示すように最も低い電位(=V/2;Lレベル)となるように配置される。
【0056】
図10において、第2磁気抵抗素子22aと第2バイアスマグネット22bは、それぞれ前記第1磁気抵抗素子21aと第1バイアスマグネット21bに対して、前記軸心Oを中心に時計回り方向に40度の角度をおいた位置に配設される。
【0057】
第2磁気抵抗素子22aは、前記第1磁気抵抗素子21aと同様に、図12に示すような2個の磁束の向きによってその抵抗値が変化する抵抗体RA、RBとから構成されている。本実施形態では、図12(a)に示すように第2磁気抗素子22aは磁束の向きが略半径方向に対し略45度の向きで同素子22a上を通過しているとき、検出電圧Voutが図13に示すように最も高い電位(=V;Hレベル)となり、図12(b)に示すように磁束が通過していない時、検出電圧Voutが図13に示すように最も低い電位(=V/2;Lレベル)となるように配置される。
【0058】
図10において、第3磁気抵抗素子23aと第2バイアスマグネット23bは、それぞれ前記第1磁気抵抗素子21aと第1バイアスマグネット21bに対して、前記軸心Oを中心に反時計回り方向に40度の角度をおいた位置に配設される。第3磁気抵抗素子23aは、前記第1磁気抵抗素子21aと同様に、図12に示すような2個の磁束の向きによってその抵抗値が変化する抵抗体RA、RBとから構成されている。本実施形態では、図12(a)に示すように第3磁気抵抗素子23aは、磁束の向きが略半径方向に対し略45度の向きで同素子23a上を通過しているとき、検出電圧Voutが図13に示すように最も高い電位(=V;Hレベル)となり、図12(b)に示すように磁束が通過していない時、検出電圧Voutが図13に示すように最も低い電位(=V/2;Lレベル)となるように配置される。
【0059】
そして、第1〜第3バイアスマグネット21b〜23bと磁路変更片6a〜6cとの相対位置関係において、第1〜第3バイアスマグネット21b〜23bが、図10に示す第3バイアスマグネット23bの位置にあるとき、即ち、N極の外側方に磁路変更片6a〜6cが間に介在されている場合には、それら磁束は磁路変更片6a〜6cにシールドされて、対応する第1〜第3磁気抵抗素子21a〜23aに到達しない。つまり、磁路変更片6a〜6cは磁路遮蔽片となる。
【0060】
従って、この場合には、第1〜第3磁気抵抗素子21a〜23aはLレベルの検出電圧Voutを出力する。
又、第1〜第3バイアスマグネット21b〜23bと磁路変更片6a〜6cとの相対位置関係において、第1〜第3バイアスマグネット21b〜23bが、図10に示す第2バイアスマグネット22bの位置にあるとき、即ち、N極の外側方に磁路変更片6a〜6cがない場合には、対応する第1〜第3バイアスマグネット21b〜23bの磁束は略半径方向に対して略45度の向きで対応する第1〜第3磁気抵抗素子21a〜23a上を通過する。これは、磁束を遮蔽する磁路変更片6a〜6cがないからである。
【0061】
従って、この場合には、第1〜第3磁気抵抗素子21a〜23aはHレベルの検出電圧Voutを出力する。
さらに、第1〜第3バイアスマグネット21b〜23bと磁路変更片6a〜6cとの相対位置関係において、第1〜第3バイアスマグネット21b〜23bが、図10に示す第1バイアスマグネット21bの位置にあって、磁路変更片6a〜6cがない位置から磁路変更片6a〜6cの端を通過する時には、対応する第1〜第3磁気抵抗素子21a〜23a上を通過する磁束は消失する。
【0062】
従って、この場合には、第1〜第3磁気抵抗素子21a〜23aはHレベルからLレベルに立ち下がる検出電圧Voutを出力する。
さらに、磁路変更片6a〜6cがある位置からその端を通過する時には、対応する素子21a〜23a上を通過する磁束が発生する。それら磁束の向きは略半径方向から略45度の向きとなる。従って、この場合には、第1〜第3磁気抵抗素子21a〜23aはLレベルからHレベルに立ち上がる検出電圧Voutを出力する。
【0063】
第1〜第3磁気抵抗素子21a〜23aの検出電圧Voutは、それぞれ図示しない公知のコンパレータに出力され、予め定められた基準電圧と比較される。そして、このコンパレータによって、検出電圧Voutは基準電圧以上の時Hレベル、基準電圧未満の時Lレベルとなる立ち上がり及び立ち下がりが急峻となる検出信号に波形成形される。
【0064】
前記各コンパレータに用いられる基準電圧は、それぞれ第1〜第3の磁気検知体21〜23が図10に示す第1の磁気検知体21の位置にある時に、第1〜第3磁気抵抗素子21a〜23aから出力されている検出電圧Voutのレベルを基準電圧としている。
【0065】
本実施形態での検出ポイントPは、磁路変更片6a〜6cの回転方向側の端部であって、第1〜第3バイアスマグネット21b〜23bと磁路変更片6a〜6cとの相対位置関係において、第1〜第3バイアスマグネット21b〜23bが、図10に示す第1バイアスマネット21bの位置にあって、磁路変更片6a〜6cがない位置から磁路変更片6a〜6cの端を通過する時の位置をいう。
【0066】
そして、この実施形態では、予め磁路変更片6a〜6cの回転方向のエッジ部分の前後で磁界の乱れ等によるセンサ出力波形を測定し、そのセンサ出力波形の中心Aに前記検出ポイントPが位置するように、磁路変更片6a〜6cの切欠部16の切欠量が決められて切欠形成されている。
【0067】
なお、本実施形態では、第1実施形態のボス部17、及び磁路変更片6a〜6c,18a〜18cは省略されている。
次に、上記のように構成した回転位置センサの特徴について説明する。
【0068】
(1)本実施形態では、本実施形態では、回転板2の回転面の最外周及び内周側において周方向に所定の間隔角度(60°)に磁路変更片6a〜6cを立設し、回転板2に対して所定の向きに配設されたバイアスマグネット13b〜15bとバイアスマグネット13b〜15bを検出する磁気抵抗素子13a〜13cとを備えた回転検出センサ1において、磁路変更片6a〜6cの回転方向側部に、切欠部16(エッジ切欠部)を形成した。
【0069】
この結果、切欠部16,24によって、センサ出力中心Aとなるように検出ポイントPが設定され、種々の要因による出力変化、オフセット変化に対して安定したデューティ出力が得られる。
【0070】
又、切欠部16を設けるだけで、検出ポイントPをセンサ出力中心Aに設定できるため、磁気検知体13〜15を移動調整して、検出ポイントPをセンサ出力中心Aに設定する場合と異なり、その調整は行いやすいものとなる。すなわち、第1実施形態の(1)で述べた理由により、本実施形態においても、磁気検知体13〜15の移動調整を行う必要がなく、同一規格で配置した磁気検知体13〜15を備えた磁気検知部3に対して予め切欠量が設定された切欠部16を有する磁路変更片6a〜6cを含む回転板2を所定位置に配置するだけで対応することができる。
【0071】
(2)本実施形態では、磁気検知部材20を構成する第1〜第3磁気抵抗素子21a〜23aと第1〜第3バイアスマグネット21b〜23bのうち、第1〜第3バイアスマグネット21b〜23bを磁路変更片6a〜6cの内側に配設した。
【0072】
従って、第1〜第3バイアスマグネット21b〜23bが出す磁束に悪影響を与える外側からノイズをその磁路変更片6a〜6cにより低減させることができる。さらに、第1〜第3磁気抵抗素子21a〜23aは、その外側方を通過する磁路変更片6a〜6cを正確に検知することができる。
【0073】
(3)本実施形態においても、第1実施形態と同様に、外部からのノイズを低減させる磁路変更片6a〜6cは、回転板2と一体に形成されているため、部品点数の増加はなく、組み付け工数も増加することはない。
【0074】
(4)さらに、本実施形態では磁気検知部材20の第1〜第2バイアスマグネット21a〜23aを磁路変更片6a〜6cの内側に配設したので、回転位置センサが大型化することはない。
【0075】
尚、実施形態は上記に各実施形態に限定されるものではなく、次のように変更してもよい。
○ 第1実施形態の磁路変更片18a〜18cを図14に示すように省略すること。
【0076】
○ 前記各実施形態では、磁路変更片6a,6b,6cは、一端から他端までが軸心Oからみて60度の角度をなすようにし、すなわち、60度間隔とし、各磁気検知体13,14,15を軸心Oからみて40度間隔とした。この代わりに、磁路変更片を30度間隔とし、各磁気検知体13,14,15の間隔を20度間隔としてもよい。こうすると、各実施形態よりも細かい角度が検出できる。
【0077】
○ 前記第2実施形態においては、第1〜第3磁気抵抗素子21a〜23aを磁路変更片6a〜6cの外側に、第1〜第3バイアスマグネット21b〜23bを磁路変更片6a〜6cの内側に位置するように配置した。これをバイアスマグネット21b〜23bを磁路変更片6a〜6cの外側に、第1〜第3磁気抵抗素子21a〜23aを磁路変更片6a〜6cの内側に配置してもよい。
【0078】
この場合にも、前記第2実施形態で述べた作用効果を得ることができる。
○ 図15に示すように磁路変更片6a〜6c,18a〜18cの切欠部16,24を第1実施形態及び第2実施形態と異なり、斜状に切欠形成するのではなく、Rをもって円弧状に切欠形成すること。なお、図15〜図18においては、矢印方向が回転板の回転方向を示している。
【0079】
○ 図16に示すように、磁路変更片6a〜6c,18a〜18cの回転方向及び反回転方向側の側部に切欠部16,24を段部状に形成すること。
従って、ここでの検出ポイントPとは、第1実施形態、第2実施形態で説明した検出ポイントPとともに、さらに以下の検出ポイントも含む。
【0080】
すなわち、第1実施形態では、磁路変更片6a〜6c,18a〜18cの反回転方向側の端部であって、第1〜第3バイアスマグネット13b〜15bと磁路変更片6a〜6c,18a〜18cとの相対位置関係において、第1〜第3バイアスマグネット13b〜15bが、図2に示す第3バイアスマネット15bの位置にあって、磁路変更片6a〜6c,18a〜18cがある位置から磁路変更片6a〜6c,18a〜18cの端を通過する時の位置をいう。
【0081】
又、第2実施形態では、磁路変更片6a〜6cの反回転方向側の端部であって、第1〜第3バイアスマグネット21b〜23bと磁路変更片6a〜6cとの相対位置関係において、第1〜第3バイアスマグネット21b〜23bが、図10に示す第3バイアスマネット23bの位置にあって、磁路変更片6a〜6cがある位置から磁路変更片6a〜6cの端を通過する時の位置をいう。
【0082】
○ 図16図に示した段状の切欠部16,24の代わりに、R状の切欠部16,24を形成すること。
○ 第1実施形態及び第2実施形態では、磁路変更片6a〜6c,18a〜18cの回転方向側の側端部先端に切欠部16,24を設けたが、反回転方向側の側端部先端のみに切欠部を設けてもよい。
【0083】
○ 第1〜第3磁気抵抗素子13a〜15a,21a〜23aについて、検出電圧VoutがHレベルのとき、抵抗体RAの抵抗値が最小となり、抵抗体RBの抵抗値が最大となり、反対に、検出電圧VoutがLレベルのとき、抵抗体RAの抵抗値が最大となり、抵抗体RBの抵抗値が最小となるように、第1〜第3磁気抵抗素子13a〜15a,21a〜23aを配置するようにしてもよい。
【0084】
この場合、検出電圧VoutのHレベルとLレベルの振幅値が最大となり、感度の高い検出電圧Voutを得ることができる。
○ なお、本発明と異なり、磁路変更片6a〜6c,18a〜18cに切欠部16,24を設ける代わりに、磁路変更片6a〜6c,18a〜18cを等間隔に配置するかわりに、センサ出力波形中心のところに検出したいポイントが位置するように下記のように補正することも可能である。
【0085】
すなわち、図18に示すように、磁路変更片6a〜6c,18a〜18cを一定間隔(一定角度)ではなく、その離間ピッチを異ならせて配置したり、或いは、磁気検知体13〜15、21〜23の離間ピッチを異ならせて配置すること。又は、磁路変更片6a〜6c,18a〜18cを第1実施形態とは異なり、60°間隔ではなく、50数度間隔というように一定間隔(一定角度)とすること。
【0086】
しかしながら、切欠部16,24を形成する場合に比較して、その調整は難しいものとなる。
次に、上記した実施の形態から把握できる請求項に記載した発明以外の技術的思想について、それらの効果とともに以下に記載する。
【0087】
(1)請求項2に記載の回転検出センサにおいて、前記回転板の中心部には、磁路形成凸部を磁路形成片と同方向に形成した回転検出センサ。
この場合、上記第1実施形態(1)〜(4)に示す同じ効果を奏する。
【0088】
(2)請求項2に記載の回転検出センサにおいて、前記回転板の中心部には、回転板の外周側に設けた磁路形成片と対応するように磁路形成片を形成した回転検出センサ。
【0089】
こうすることにより、回転検出センサの感度を向上することができる。
【0090】
【発明の効果】
請求項1〜3に記載の発明によれば、調整抵抗や、ソフト的な手法によらず、簡単な構成で、センサ出力中心に検出したいポイントをもってくることができ、精度の高い回転検出を行うことができる。
【0091】
請求項2及び請求項3に記載の発明によれば、磁路形成片より外側から内側に対して磁束に悪影響を与えるノイズは、該磁路変更片にて低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の回転位置センサの要部分解斜視図。
【図2】同じく回転板と磁気検知部材の配置関係を示す平面図。
【図3】同じく回転位置センサの要部断面図。
【図4】同じく磁路変更片がない場合の磁束のかかり方を示す磁気検知体の要部斜視図。
【図5】同じく磁路変更片がある場合の磁束のかかり方を示す磁気検知体の要部斜視図。
【図6】磁気抵抗素子への磁束のかかり方を説明するための説明図であって、(a)は磁路変更片がない場合の磁束のかかり方を示し、(b)は磁路変更片がある場合の磁束のかかり方を示す。
【図7】(a)及び(b)は磁気抵抗素子の等価回路図。
【図8】(a)及び(b)は信号出力を示す説明図。
【図9】センサ出力と信号出力を示す説明図。
【図10】第2実施形態を説明するための回転板と磁気検知部材の配置関係を示す平面図。
【図11】同じく回転位置センサの要部断面図。
【図12】(a)及び(b)は磁気抵抗素子の等価回路図。
【図13】第2実施形態における信号出力を示す電気特性図。
【図14】他の実施形態における回転板と磁気検知部材の配置関係を示す平面図。
【図15】他の実施形態の磁路変更片の要部正面図。
【図16】同じく他の実施形態の磁路変更片の要部正面図。
【図17】同じく他の実施形態の磁路変更片の要部正面図。
【図18】検出ポイントを調整するための磁路変更片の間隔を表す説明図。
【符号の説明】
1…回転位置センサ、2…回転板、3…磁気検知部材、
4…回転体としてのステアリングシャフト、6a,6b,6c…磁路変更片、
7a,7b,7c…空間、8…磁路形成凸部、9…貫通孔、
10…検知部本体、11…支持アーム、12…樹脂モールド材、
13,21…第1の磁気検知体,14,22…第2の磁気検知体,
15,23…第3の磁気検知体、13a,21a…第1磁気抵抗素子、
13b,21b…第1バイアスマグネット、
14a,22a…第2磁気抵抗素子、
14b,22b…第2バイアスマグネット、
15a,23a…第3磁気抵抗素子、
15b,23b…第3バイアスマグネット、
16,24…切欠部(エッジ切欠部)、
Vout…検出電圧、RA,RB…抵抗体。

Claims (3)

  1. 回転面の周方向に所定の間隔に磁路変更片(6a〜6c,18a〜18c)を立設した回転板(2)と、
    前記回転板(2)に対して所定の向きに配設された磁石と該磁石を検出する磁気検知素子とを備えた回転検出センサにおいて、
    前記磁路変更片(6a〜6c,18a〜18c)の回転方向側部及び反回転方向側部の少なくとも一方には、エッジ切欠部が形成されていることを特徴とする回転検出センサ。
  2. 請求項1に記載の回転検出センサにおいて、
    前記回転板(2)に形成した磁路変更片(6a〜6c,18a〜18c)は、磁路形成片であり、
    前記磁気検知部材(3)の前記磁気検知素子は磁束の向きによってその出力信号のレベルが変化する磁気抵抗素子であって、前記磁石とともに前記磁路変更片(6a〜6c,18a〜18c)より内側に配設したものである回転検出センサ。
  3. 請求項1に記載の回転検出センサにおいて、
    前記回転板(2)に形成した磁路変更片(6a〜6c)は、磁路遮蔽片であり、
    前記磁気検知部材(3)を構成する前記磁気検知素子及び前記磁石のいずれか一方を前記磁路変更片(6a〜6c)より内側に配置し、他方を前記磁路変更片(6a〜6c)より外側に配設したものである回転検出センサ。
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