JP3652717B2 - 離散コサイン高速演算器 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、計算機システムの演算器に係り、特にマルチメディア処理分野において、複数個の定数関数値を利用した積和計算をし、データの圧縮/伸長を高速処理するのに好適な離散コサイン高速演算器に関する。
【0002】
【従来の技術】
音声・画像処理などによく使われている離散フーリエ変換(DFT)およびその各種変形である離散コサイン変換(DCT)などは、複数個の三角関数値を利用しており、それらとデータとの積和計算が主体である。一般に、乗算の方が加減算に比べて計算コストが高いために、複数個の三角関数値間の関係(倍/半角公式など)を巧みに利用して乗算回数を少なくした高速計算アルゴリズムが従来いくつか考案されている。これらについては、日経エレクトロニクス1990.10.15,No.511,115〜142ページにおいてまとめられている。複数個の三角関数値は定数としてメモリに格納して利用している場合が多い。特に、桁数が比較的少ないので、データと三角関数値の積の全結果をメモリに格納しておく方法も使われている。また、座標回転の原理を利用したCORDIC法や関数近似式で計算する方法で、直接、各三角関数値を計算する方法も知られているので利用することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
複数個の三角関数値を定数としてメモリに格納しておいて利用する、あるいはCORDIC法などで直接計算する従来方法は、乗算回数を巧妙なアルゴリズムで削減しても、ある一定のかなりの乗算を必要とする。しかも、それらの乗算に対して各乗算器を設けることは現実的ではなく、逐次的に利用することになる。これが高速演算を妨げる原因になっている。また、乗算器は任意の値の入力を仮定しているので、2進入力データのある桁の値がゼロであってもその桁に関する部分積が無駄に計算されてしまっている。データと三角関数値の積の全結果をメモリに格納して利用する方法も、設計が容易であるが、メモリ容量が大きく、チップサイズが大きくなる。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明では、各三角関数値が定数であることから、それらの2進数展開した数の非ゼロ係数の個数が最少に近くなるように、あらかじめ{−1,0,+1}の冗長2進数表現にリコードおよびシフトし、各桁ごとに非ゼロ係数値の対を最適グループ化し、対応するデータ対を係数の符号に応じて加減算し、さらにそれらの結果を定められた位置に桁合わせシフトして加算器群に入力することによって部分積を求め、各部分積を総和することで無駄なく構成し、コンパクトかつ高速に動作する離散コサイン高速演算器を提供することにある。
【0005】
【作用】
定数の非ゼロ係数の個数を少なくして、また各桁ごとに非ゼロ係数値の対をグループ化して加算を最適共通化するため、加算器の総個数が減少するとともに、総ゲート段数も減少する。
【0006】
【実施例】
8点の離散コサイン変換(以下DCTと略称)について説明する。DCTの式は、入力データをxk、計算データをXnとすると、
【0007】
【数1】
Figure 0003652717
【0008】
によって表される。また、逆DCT(以下IDCTと略称)の式は、
【0009】
【数2】
Figure 0003652717
【0010】
によって表される。ただし、
【0011】
【数3】
Figure 0003652717
【0012】
である。g(i)=cos(πi/16)とおけば、数式(1)は図2に示すように行列表現できる。また、数式(2)は図2の行と列を転置したもので表現できる。
【0013】
今、DCTの計算を実現する前に、まず次のような積和式
【0014】
【数4】
Figure 0003652717
【0015】
を考える。ここで、
【0016】
【数5】
Figure 0003652717
【0017】
とすると、
【0018】
【数6】
Figure 0003652717
【0019】
である。ただし、ak,i∈{−1,0,1}とする。もし、相異なるkとjについて、ak,i=|aj,i|=1なる係数の対ak,iとaj,iが存在するならば、
【0020】
【数7】
Figure 0003652717
【0021】
となる。さらに、相異なるiとmについて、ak,i=|aj,m|=1なる係数の対ak,iとaj,mが存在するならば、
【0022】
【数8】
Figure 0003652717
【0023】
となる。xk・ak+xj・ajの積和について、もし、数式(7)または(8)を満たす係数の対が復数個存在するならば、数式(7)によって示される原理に従って、あらかじめxkとxjの和と差、あるいは数式(8)によって示される原理に従って、一方を2のn乗(n=m−i桁シフト)したものとの和と差を計算し、これらを上記条件を満たす桁位置まで各々シフトして互いに加算することによって部分積和の計算回数を削減することができる。
【0024】
さらに、i個の非ゼロ係数を2個にまで削減することができる正準リコードと呼ばれている
【0025】
【数9】
Figure 0003652717
【0026】
なる関係を適当に使用することによって数のシフト操作を行い、数式(7)または(8)を満たす係数の対を増加させることができる。
【0027】
これら原理を適用して、DCTの部分積和計算量を削減する方法を以下に説明する。まず、7個のコサイン定数g(i)の16桁までの2進数展開値を図3に示す。あわせて正準リコード値も示しておく(リコードによって非ゼロ係数の個数は59から42になる)。ただし、−1は1の上に横棒をつけて表現する。さらに、g(4)は2の平方根倍すれば1と簡単になるので、g(i)の2の平方根倍の値も示しておく(非ゼロ係数の個数は46から43になる)。このように、もとのコサイン定数に適当な定数を掛けることによって、リコード後の非ゼロ係数の個数が増減することから、どこかに最適解が存在することが予想できる。もちろん、仮定する桁数にも依存する。ここでは、シフト操作によって容易に桁合わせできることから逆DCTの計算も考えると(逆DCTでは、掛けた定数で逆に割ることになる)、g(i)とその2の平方根倍のどちらかしか意味がないことを指摘しておくが、もし、DCTあるいは逆DCTのどちらか一方の計算しか利用しない場合はこのかぎりではない。本実施例では、主として2の平方根倍をした場合を仮定して説明する。
【0028】
DCTの計算では、図2に示すように、g(2k+1)が奇数行に出現し、g(2k)が偶数行に出現し、グループ化されている。また、各g(k)について互いに異符号で2つの列iとjに出現しているので、xiとxjの差、uk=xi−xjをあらかじめ計算しておく。そして、例えば、1行目について、u1=x0−x7、u3=x1−x6、u5=x2−x5、u7=x3−x4とすると、総和:u1・g(1)+u3・g(3)+u5・g(5)+u7・g(7)=1.011000110001u1+1.001011010000u3+0.110010010010u5+0.010001101010u7(小数点以下12桁目までで丸めた)の計算は、図4に示すように、まず、u1+u3、u1−u3、u5+u7を前加算し、続いて、それら結果およびu1、u3、u5、u7が単独出現する桁位置へシフト入力し、一括して後加算する。次に、2行目について、u2=(x0+x7)−(x3+x4)、u6=(x1+x6)−(x2+x5)とすると、総和:u2・g(2)+u6・g(6)=1.010011101000u2+0.100010101001u6の計算は、図4に示すように、まず、u2とu6を計算し、u2+u6を前加算し、続いて、それら結果およびu2、u6が単独出現する桁位置へシフト入力し、一括して後加算する。さらに、0行目または4行目について、u4=(x0+x7)+(x3+x4)、u4’=−(x1+x6)−(x2+x5)とすると、まず、u4とu4’を計算し、総和:(u4+u4’)・g(4)=u4+u4’の計算をすればよい。残りの、3、6と5、7行目についても、それぞれ1行目と2行目とほぼ同じ構成で加算できる。そこで、図5に示すように、セレクタs1、s3、s5、s7、s2、s3、s4、s4’を設ければ、加算部のハードウェアは共通化でき、奇数行と偶数行について各行が逐一計算される。もちろん加算部のハードウェアを共通化しないでこれらを並列化することもできる。すなわち、図2に示す行列表現の各行の総和を並列に計算するために、各々の加算ハードウェアを独立に設ける。
【0029】
図5において、加算器120〜126,220〜241の種類については全加算器、桁上げ伝播のない加算器など適当に選べばよいが、特に、高速化を狙うならば、桁上げ伝播のない加算器を選ぶべきである。その場合には、総和した結果を通常の2進数表現に変換する部分210,211が必要である。また、桁上げ伝播のない加算器についても、桁上げ保存型と冗長2進型があるが、どちらを選択してもかまわない。本実施例では、冗長2進加算器特有の性質を利用した回路構成法について説明する。桁上げ伝播のない加算器は各桁が同じ回路で構成されていることから、任意の1桁分について考えればよい。まず、uk=xi−xj100〜103の各桁の計算回路は、0−0=0、0−1=−1、1−0=+1、1−1=0であるから、加算回路を使わなくても、図6に示す簡単なゲート回路によって構成できる。uk=xi+xj104〜107の各桁の計算回路も、uk=xi+xj=xi−(−xj)と考えればよい。−xjは2の補数表現によって、xjの反転+1によって得られる。xjの反転はxjの上に横棒をつけて示す。そして、2段目以降の加算は、{+1,0,−1}の冗長2進数表現であるから、各桁の冗長2進加算回路には、図7に示す回路を使用する。冗長2進数表現で得られる総和結果は通常の2進数に変換される。この変換回路210,211は、冗長2進数が、正と負の2進数に分解できることから、減算器で容易に構成できる。この減算器には、加算器における桁上げ先見回路に相当する桁借りを先見する専用回路を付加してもよい。
【0030】
次に、IDCTの計算について説明する。IDCTは図2に示すように、DCTの行列表現の行と列を転置したものである。IDCTとDCTとの相違は、DCTではg(k)の出現が奇数と偶数のkについて分かれたが、IDCTではすべてのkについてg(k)が現れることである。しかし、g(1),g(3),g(5),g(7)が0列目に出現するが、7列目にこれらとは異符号のものが出現する。g(4),g(2),g(4),g(6)は0列目と7列目に同符号で出現する。また、g(3),−g(7),−g(1),−g(5)が1列目に出現し、6列目にこれらとは異符号のものが出現する。g(4),g(6),−g(4),−g(2)が1列目と6列目に同符号で出現する。g(5),−g(1),g(7),g(3)が2列目に出現し、5列目にこれらとは異符号のものが出現する。g(4),−g(6),−g(4),g(2)が2列目と5列目に同符号で出現する。そして、g(7),−g(5),g(3),−g(1)が3列目に出現し、4列目にこれらとは異符号のものが出現する。g(4),−g(2),g(4),−g(6)が3列目と4列目に同符号で出現する。従って、奇数kのg(k)に関してグループ化した総和について、前列目と後列目とでは異符号のかたちで加算することで、同時に2列分のIDCT結果を得ることができる。これら回路240,241とそれらのセレクタおよび入力データ110〜117のセレクタを図5に追加することでDCT/IDCT回路のハードウェアを共通化することができる。
【0031】
以上説明してきた図5のDCT/IDCTブロック図を図2の各行についての計算ごとに並列化してまとめると、図1に示す本発明の離散コサイン高速演算器の構成図が得られる。すなわち、8個の元データ/計算データが同時に入力され、まず前加算部10において、入力データそれ自体の和および/あるいは差(コサイン定数値のリコードによって求められる),それら入力データの定数倍の和および/または差(コサイン定数値の桁シフトによって求められる)を予め計算する。次に、後加算部20において、前加算部10の結果を定められた位置に桁合わせシフトして加算器群に入力することによって部分積を計算し、各部分積を総和することで8個の出力データ(計算データ/元データ)が同時に得られる。従来の乗算器ベースのものでは、12回の乗算(11×12=132回の加算)と29回の加算が必要だったので、合計161個の加算器が必要であった。また、加算1回を1段と数える段数では、加算14段であった。本発明方式によれば、合計116(=29×4)個の加算器が必要で、加算5段である。したがって、従来の約2/3の加算器で約3倍の速度が達成できるという効果がある。
【0032】
今まで説明してきたDCT/IDCTは、1次元のものでこれらは主として音声などの圧縮/伸長に利用される。(x,y)座標をもつ2次元の画像などの圧縮/伸長に利用するためには、図8の上部に示すように2つの1次元の要素x方向走査とy方向走査に分解する。すなわち、まずx方向に走査する第1の1次元要素の結果をRAM(ランダム・アクセス・メモリ)に一旦格納し、これらの行と列の役割を転置し、y方向に走査する第2の1次元要素に入力して計算する。結果として2次元のものが得られる。従来のこのような方式に対して、以下では1次元の要素に分解することなく、直接2次元で計算する本発明方式を説明する。ここでは、説明が複雑になるのを避けるため、2次元の4×4点で説明する。8×8点には容易に拡張できる。2次元では、cosα・cosβの定数計算が必要で、もし、cosαとcosβの定数値を別々に求めておいたものを利用するならば、乗算が必要になるが、4×4点では図9に示すように、あらかじめ6個の組み合せについて掛け合わされた定数値を求めておけばこれら定数同士の乗算が不要になる。さらに、2つの1次元の要素に分解する従来方式で必要なRAMへの格納動作も不要になり高速化が実現できる。f(i)=cos(πi/8)とおく。2次元4×4点のDCT/IDCTの行列は、図10/11に示すようになる。ただし、ここではシフトできる係数項は説明上本質的でないので省略した。
【0033】
図10の2次元DCTの式から、図12に示すように(浮動小数点以下16桁)、加算の対を(f(1)f(2),f(2)f(3))と(f(1)f(1),f(3)f(3)),そして単独加算をf(1)f(3)とf(2)f(2)とすればよいことがわかり、1次元のときと同様に前加算10の対が選ばれ、対応する桁位置へシフト入力され、後加算20で一括計算される。2次元の4×4点DCTのブロック図をまとめると、図13に示すようになる。ここでは、すべてのデータが並列に計算されることを想定している。したがって、4×4=16個のデータxijはすでにバッファ・メモリまたはレジスタに格納されている。xij−xkl60の計算は、回路600のゲート(1桁分)によって加算器なしに行われる。xij+xkl61の計算は、回路610のゲート(1桁分)によって加算器なしに行われる。ただし、xij−(−xkl)によって求める。それ以降の加算に使う加算器50,51などは冗長2進加算器で、その1桁分の回路は図7に示すものである。加算器群の加算タイプは3種類70,71,72に分かれていて、合計16ブロックある。2次元の4×4点IDCTの式は図11に示すとおりなので、1次元のときと類似の方法でDCTのハードウェアと共有できる。本発明方式によれば、2次元を2つの1次元に分解する必要がないので、転置用RAMに一旦格納する必要がなくなり計算が一気に行われ高速化されるという効果がある。ただし、必要な加算器の数は1次元に分解する場合に比べて3倍程度になる。
【0034】
図14に本発明のDCT/IDCT高速演算器を使ったチップ・システム300の例を示す。画像はフレーム・メモリ、レジスタなどの並列アクセス可能なバッファ・メモリ部320に格納される。DCT/IDCT部310は、バッファ・メモリ部320より、演算に必要な8×8=64個のすべてのデータを同時に取りだし、演算結果を量子化部330に出力し、可変長符号部340で圧縮され、伝送路に送られるかあるいは記憶媒体に格納される(350)。逆に、伝送路/記憶媒体からシステム300に入力された圧縮データは可変長復号部340で伸長され、逆量子化部330で元の計算データに復元され、IDCT310で逆変換計算され、元の画像データに復元され、バッファ・メモリ320を介して、画像表示される。
【0035】
本発明は、離散コサイン変換ばかりでなく、三角関数一般に拡張することができるので、離散フーリエ変換およびその系統(ハートレイ変換、ウェーブレット変換など)にも応用することができる。また、三角関数を使った一般の変換、例えば、ハフ変換、ラドン変換などにも応用できる。さらに、三角関数を一般の周期関数にも拡張することができる。そして、一方が定数の積和演算にも拡張することができる。次元を2次元から3次元以上に、離散化点数を8点から増加させることもできる。本発明のシフト操作はあらかじめ定められたものとして固定化しているが、これらをシフタで構成すれば、可変構造になり、応用範囲が拡大される。加算器が大量に使用されるが、これらの任意の1桁分は基本回路として規則的な繰返し構造を有するので設計規模の拡大は容易である。
【0036】
【発明の効果】
本発明によれば、ゲート段数が大幅に削減され、DCT/IDCTの計算が高速化されるという効果がある。また、DCT/IDCTのハードウェアをほぼ共通化していることと、この高速化を(速度)×(面積)=(一定)になるように基本部分を繰返して使用すれば、チップ面積小を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の離散コサイン高速演算器の構成図。
【図2】DCT/IDCT計算の行列表現。
【図3】7個のコサイン定数の2進数数展開値とその値を正準リコードしたもの、およびそれらを2の平方根倍したもの。
【図4】前加算のために、あらかじめ加減算する変数対の組み合せおよび後加算のために、シフト入力する位置を示す図。
【図5】本発明の1次元DCT/IDCTを計算する回路。
【図6】xi−xjを加算器でなく簡単なゲートで実現する1桁分の回路。
【図7】本発明で使用する冗長2進加算器の1桁分の回路。
【図8】2次元DCT/IDCTを1次元に分解して実現する方法および直接2次元で実現する方法の説明図。
【図9】2次元4×4点のcosα×cosβ値の2進数展開値とそれらのリコード値の表。
【図10】2次元4×4点DCTの行列表現。
【図11】2次元4×4点IDCTの行列表現。
【図12】2次元4×4点DCT/IDCTを1次元分解なしに直接計算する方法:前加算のために、あらかじめ加減算する変数対の組み合せおよび後加算のために、シフト入力する位置を示す図。
【図13】2次元4×4点DCTを1次元分解なしに直接計算する本発明の回路構成図。
【図14】本発明のDCT/IDCT高速演算器を組み込んだチップ構成図。
【符号の説明】
10…前加算ブロック,20…後加算ブロック,100〜107…DCT入力直後の単純加算ゲート回路,110〜117…IDCT入力部,120〜126,220〜241…冗長2進加算器,210,211…冗長2進から通常の2進へ変換する回路。

Claims (5)

  1. 複数の入力変数の和又は差の一方若しくは両方、又は、前記複数の入力変数の定数倍の値の和又は差の一方若しくは両方を並列に計算する複数の第1の計算手段と前記複数の第1計算手段の結果のうち二つの結果を和又は差の一方又は両方を計算する複数の第2の計算手段を有し、複数の計算結果を出力する第1の手段と、
    前記第1の手段の複数の出力を同時に加算処理する複数の第2の手段とを有する処理手段とを有し、
    前記第1の手段の複数の出力の夫々は、前記複数の第2の手段のうち前記第 2 の計算手段の結果及び前記第 1 の計算手段の結果が単独出現する桁位置にシフトして入力されることを特徴とする離散コサイン変換の部分積和演算を行う離散コサイン高速演算器。
  2. 複数の入力変数の和又は差の一方若しくは両方、又は、前記複数の入力変数の定数倍の値の和又は差の一方若しくは両方を並列に計算する複数の第1の計算手段と前記複数の第1計算手段の結果のうち二つの結果を和又は差の一方又は両方を計算する複数の第2の計算手段を有し、複数の計算結果を出力する第1の手段と、
    前記第1の手段の複数の出力を同時に後加算処理する複数の第2の手段とを有する処理手段とを有し、
    前記第1の手段の複数の出力の夫々は、前記複数の第2の手段のうち前記第 2 の計算手段の結果及び前記第 1 の計算手段の結果が単独出現する桁位置にシフトして入力されることをことを特徴とする離散コサイン変換の部分積和演算を行う離散コサイン高速演算器。
  3. 前記第1の手段は、n点離散コサイン変換の式において、順変換の場合にはn−1=i+jとなるようなiとjとについてi列及びj列のデータの和と差を前記データ入力直後に計算したものを、逆変換の場合には入力されたi列とj列のデータそのものを選択する手段を有しており、
    順変換と逆変換のハードウェアを共通化したことを特徴とする請求項1または2記載の離散コサイン高速演算器。
  4. 前記第1の手段は、1−1=0,1−0=1,0−1=−1,0−0=0となる回路である複数のゲート回路を有し、
    前記処理手段は、冗長2進加算器を有し、
    前記複数のゲート回路には、それぞれが入力初段の加算が減算となるように変換した値を入力する請求項1または2記載の離散コサイン高速演算器。
  5. 前記離散コサイン高速演算器は、適当な定数に予めコサイン係数を掛けてリコード後の非ゼロ係数の数をもとの係数よりも少なくなるように決定して回路を構成したことを特徴とする請求項1または2記載の離散コサイン高速演算器。
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