JP3650597B2 - ローラ部材の洗浄装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はローラ部材の洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機や現像機等の供紙、排紙ローラ等に使用されるパイプ状のローラ部材を研磨加工後、その表面を洗浄する洗浄装置として、従来、図6の側部断面図に示すようなものが使用されている。
【0003】
この洗浄装置は、以下の構成によりローラ部材43を洗浄している。
供給口41から洗浄液の入った洗浄液槽42内にローラ部材43(ワーク)を一定の時間間隔(最小約6秒)で投入する。投入されたローラ部材43は、第1固定斜面44、第1昇降斜面45を転がり、次の固定斜面の壁面に当接して第1停止位置46で停止する。この際ワーク投入センサ47でローラ部材43を検出し、タイマーによって所定時間経過後、ローラ部材43を載せた第1昇降斜面45を上昇させる。そして、ローラ部材43は、次の固定斜面を経て昇降斜面を転がり、次の停止位置で停止する。また、供給口41から次のローラ部材43が投入され、上記と同様に搬送される。そして、先に搬送(洗浄)されているローラ部材43は、次々に、昇降斜面の上昇によって、固定斜面、昇降斜面を転がり、その間、洗浄液槽内の洗浄液で洗浄され、最終停止位置48で停止する。その後、最終昇降斜面49を洗浄液槽の上部位置(搬出部)まで上昇させ、ローラ部材43を搬出している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ローラ部材43が、浮力に打ち勝って洗浄液の中に完全に水没する(沈む)場合は問題ないが、洗浄液中に浮いてしまうローラ部材43に於ては、従来の洗浄装置では、搬送できず、洗浄が不完全であるという問題点がある。また、ローラ部材43は中空であるため中に空気がたまり(残り)洗浄液に浮かんでしまい、ローラ部材43が半分程度の水没では、確実に洗浄できないという問題点がある。
【0005】
そこで本発明は、ローラ部材を洗浄液中に完全に確実に沈めて洗浄を行い、その後、搬出することができるローラ部材の洗浄装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本発明に係るローラ部材の洗浄装置は、洗浄液が入った洗浄液槽と、該洗浄液槽で水平方向の軸心廻りに回転し該洗浄液中に一部が没する搬送ドラムと、該洗浄液槽内に該搬送ドラムと同一軸心で該軸心方向から見て凹型円弧状断面を有するガイド部材と、該搬送ドラムの外周面側に該搬送ドラムの円周方向に放射状に突出して先端部が該ガイド部材と隙間を有するよう設定された押さえ棒と、を備え、上記押さえ棒が、供給部から供給されたローラ部材を洗浄液中に浸しながら搬送し該ローラ部材をすくい上げて搬出部へ搬送するよう構成し、さらに、上記押さえ棒の先端部に、上記搬送ドラムの軸心と平行な軸心廻りに回転自在な小ローラを備え、該小ローラは、上記押さえ棒の先端部に該押さえ棒の長手方向又は/及び上記搬送ドラムの軸心と平行な方向に複数個配設され、該複数個の小ローラを互いに軸心を同一としないよう配設したものである。
【0007】
また、浄液が入った洗浄液槽と、該洗浄液槽で水平方向の軸心廻りに回転し該洗浄液中に一部が没する搬送ドラムと、該洗浄液槽内に該搬送ドラムと同一軸心で該軸心方向から見て凹型円弧状断面を有するガイド部材と、該搬送ドラムの外周面側に該搬送ドラムの円周方向に放射状に突出して先端部が該ガイド部材と隙間を有するよう設定された押さえ棒と、を備え、上記押さえ棒が、供給部から供給されたパイプ状のローラ部材を上記軸心と平行に保って洗浄液中に浸しながら搬送し、該ローラ部材をすくい上げて搬出部へ搬送するよう構成し、上記洗浄液槽内で上記搬送ドラムの軸心と平行な方向に水流を発生させ該軸心と平行に保たれた上記パイプ状のローラ部材の内面まで洗浄液を通過させる給水手段を備え、さらに、上記押さえ棒の先端部に、上記搬送ドラムの軸心と平行な軸心廻りに回転自在な小ローラを備え、該小ローラは、上記押さえ棒の先端部に該押さえ棒の長手方向又は/及び上記搬送ドラムの軸心と平行な方向に複数個配設され、該複数個の小ローラを互いに軸心を同一としないよう配設したものである。
また、上記ガイド部材の凹型円弧面の上記洗浄液槽の水位高さ位置の上下位置に、ローラ部材の搬送を補助する補助ローラを備えたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図示の実施の形態に基づき、本発明を詳説する。
【0009】
本発明のローラ部材の洗浄装置は、ローラ部材の表面加工を行うセンタレス研磨機の排出側(後工程側)に設けられるものであり、センタレス研磨機による研磨作業でローラ部材の表面に付着する研磨液及び研削粉を、この洗浄装置によって、ローラ部材を洗浄液(工水)に浸して、洗浄除去するものである。
また、この洗浄装置の後工程には、洗浄液を吹き飛ばし乾燥させる乾燥手段を備えており、ローラ部材を作製している。
この洗浄装置で洗浄されるローラ部材はパイプ状のローラであり、複写機や現像機等の供紙、排紙用ローラ等に使用される。
【0010】
図1の側部断面図と図2の正面断面図に基づいて、本発明に係るローラ部材の洗浄装置について説明する。
この洗浄装置は、洗浄液L(工水)が所定水位まで入った上方に開口部を有する洗浄液槽10と、この洗浄液槽10の上方位置で水平方向の軸心C廻りに回転し、洗浄液L中に一部が没する搬送ドラム1と、洗浄液槽10内に、搬送ドラム1と同一の軸心Cを有して構成され、かつ、その軸心C方向から見て凹型円弧状断面を有するガイド部材3と、を有している。即ち、ガイド部材3の円弧の中心が軸心Cと一致する。
【0011】
洗浄液槽10についてさらに説明すると、洗浄液槽10の開口部側の一辺(搬送ドラム1の軸心Cに平行な一辺)側に洗浄対象となるローラ部材4の供給部5を配設し、開口部側の他辺側(上記一辺の対面側)に、洗浄後のローラ部材4を搬出して後工程の乾燥工程(図示省略)へ送りだす搬出部6を配設している。
【0012】
搬送ドラム1についてさらに説明すると、図2に示すように、搬送ドラム1に連結された回転軸14は、その両端が軸受13,13によって回転可能に両端支持され、回転軸14の一端は、カップリング15を介して、減速機16、モーター17に接続され、モーター17の駆動により、搬送ドラム1を軸心C(回転軸心)廻りに回転させる。また、この回転は、断続・間欠運転が可能である。
また、図示省略するが、搬送ドラム1は板巻き筒状のドラムであってもよく、又は、網目状の骨組フレームからなるドラム形状のものであってもよい。
【0013】
ガイド部材3についてさらに説明すると、図1と図2に示すように、洗浄液槽10の底面板18から立設状の支持部材19を介して、凹型円弧状のガイド面20を形成している。このガイド面20はローラ部材4が引っ掛かったり、嵌まり込まない程度に小隙間を設けてもよく、後述する洗浄作業によってロール部材4から剥がれた研削粉(異物)を、ガイド面20のその隙間から取り除く(洗浄液槽10底面に落下させる)ことにより、ガイド面20に研削粉(異物)が堆積しないよう構成してもよい。
【0014】
さらに、搬送ドラム1の外周面11側には、搬送ドラム1の円周方向等間隔に放射状に突出して配設され(図1)、さらに、搬送ドラム1の軸心C方向に直線上に(一列に)等間隔で配設された(図2)複数の押さえ棒2…を備えている。具体的に説明すると図1に示すように、搬送ドラム1の円周方向に等間隔となるよう軸心C方向から見て、90°のピッチで4か所に押さえ棒2…を配設し、図2に示すように、一列に6本の押さえ棒2…を軸心Cと平行となるよう等間隔に配設している。従って、後述する洗浄作業が、長さ・大きさ(径)が様々なローラ部材4に対しても対応可能である。なお、押さえ棒2…の円周方向・軸心方向の間隔(本数)は、変更してもよい。
【0015】
また、図1と図2では、軸心方向に配設した(6本の)押さえ棒2…は、その基端部で1枚の長板状の連結部材21により連結されて櫛状となって一体化しており、その連結部材21が搬送ドラム1に取着されている。これにより、押さえ棒2の配置を容易にし、搬送ドラム1の製作、(6本の)直線一列の櫛状押さえ棒群の取替え・メンテナンスを容易にすることができる。
【0016】
さらに図3に示すように、押さえ棒2の先端部12は、ガイド部材3のガイド面20と隙間αを有するよう設定されている。即ち、押さえ棒2は搬送ドラム1により回転し、ガイド部材3は、押さえ棒2の先端部12の軌跡に対して隙間α離れて形成されている。言い換えれば、ガイド部材3のガイド面20は、軸心Cを中心とした押さえ棒2の先端の回転半径より隙間αだけ大きい半径の円弧面を有している。また、この隙間αは、後述するが、ガイド部材3(ガイド面20)に沿って押さえ棒2がローラ部材4を押しながら搬送する際、この隙間αにローラ部材4が嵌まり込んだり、引っ掛かったりすることはないよう設定されている。
【0017】
また、図3と図4の押さえ棒2の先端部12の側面図、正面図に示すように、夫々の押さえ棒2の先端部12には、搬送ドラム1の軸心Cと平行な軸心廻りに回転自在な小ローラ8を備えている。この小ローラ8は、押さえ棒2の厚さt(幅)より少し大きい直径の回転ローラ手段で、押さえ棒2の先端部12に於て、押さえ棒2の長手方向又は(及び)搬送ドラム1の軸心Cと平行な方向に複数個配設されている。さらに、これら複数個の小ローラ8…は互いに軸心が同一とならないよう配設されたものである。
【0018】
小ローラ8についてさらに具体的に説明すると、1本の押さえ棒2の搬送ドラム1の軸心C方向の両側面に、片面2個ずつの小ローラ8,8が押さえ棒2の長手方向に微小間隔を有して並んで取着され、しかも、図4に示すように、片面の小ローラ8,8と他面の小ローラ8,8とは、回転軸心を小ローラ8の略半径の寸法だけ押さえ棒2の長手方向にずらして取着されている。なお、全ての押さえ棒2に小ローラ8…を設けなくてもよく、その変更は自由である。
【0019】
次に図1に戻って、供給部5より供給されるローラ部材4を、押さえ棒2によって、洗浄液槽10内の洗浄液L中に浸しながら(洗浄しながら)搬送し、ローラ部材4をすくい上げて搬出部6へ搬送して、洗浄液槽10外へローラ部材4を送る操作について説明する。
【0020】
ローラ部材(ワーク)4は、図示省略の研磨機より排出され、供給部5の傾斜ガイド22上を転がり、入口シャッター23により停止する(待機工程)。この時、供給部5の入口シャッター23の上方位置に配設したワーク検出センサー24により、ローラ部材4の存在を検知し、入口シャッター23を開けてローラ部材4を洗浄液槽10内へ投下する(部材投入工程)。この際、図1に示すように、搬送ドラム1は、ローラ部材4の投入液面が押さえ棒2により塞がった状態とならない位置(回転角度位置)にある。
【0021】
この際、洗浄液Lより比重が大きいローラ部材4は、そのまま、(最深部まで)沈み、また、洗浄液Lより比重が小さいローラ部材4、又は、ローラ部材4の中空部に空気が残って浮いてしまうローラ部材4は、最初液面に浮いたままであるが、以下に述べるよう、押さえ棒2により液中に押し沈められる。又は、ローラ部材4の中空部の空気が抜ければ自然に沈んでいく。
【0022】
ワーク検出センサー24によって上記検知を行いローラ部材4投入後、タイマーによって、図2のモーター17を回転駆動を開始させ、搬送ドラム1を、洗浄液槽10の供給部5側の洗浄液L内に押さえ棒2が没していく方向───図1に於て時計廻り(矢印A)───に回転させる。この際、ローラ部材4は、投入後、液面に浮いていても押さえ棒2により強制的に押し沈められる(洗浄工程)。そして、このローラ部材4を押し沈めた押さえ棒2の後方(回転方向反対側)の押さえ棒2を、投入液面の所定上方位置に設けた押さえ棒センサー25が位置検出して、搬送ドラム1の回転を一時停止させる(停止洗浄状態)。
即ち、押さえ棒2は、円周方向に90°のピッチで設けられるため、ローラ部材4が押さえ棒2により完全に洗浄液Lに押し沈められた状態(図1の状態)で、押さえ棒センサー25が後の押さえ棒2の位置検出を行う位置に、押さえ棒センサー25を設ければよい。即ち、搬送ドラム1の1回転動作(1ステップ)は、90°回転である。そして、供給部5において、次のローラ部材4が待機工程、部材投入工程を経て、次々に、洗浄工程へと進む。
【0023】
上記停止洗浄状態について詳しく説明すると、この状態でのローラ部材4を押し沈めた押さえ棒2の位置は、鉛直下向き(最下点)よりも、手前(供給部5)側である(図1の状態)。即ち、ローラ部材4は、洗浄液の中で浮いてしまう部材である場合、図1の2点鎖線で示したローラ部材4のように、搬送ドラム1の最下点を越えて搬出部6側へ逃げて、洗浄液面に浮いてしまうことを防ぐためである。従って、停止洗浄状態では、洗浄液L中に、搬送ドラム1の最下点と共に、押さえ棒2が搬送ドラム1の最下点に達する手前でその押さえ棒2が、完全に没するよう設定している。
【0024】
そして、次のローラ部材4が投入され、搬送ドラム1を回転させて、先に投入・洗浄されているローラ部材4は、図3に示すように洗浄液L中を、搬出部6側へ洗浄されながら搬送される。この際、洗浄液L内に沈んでガイド部材3(ガイド面20)に沿って搬送されるローラ部材4は、押さえ棒2の先端部12に設けた小ローラ8を回転させながら押されるため、ローラ部材4はガイド部材3のガイド面20に沿って滑らかに移動ができる。また、複数の小ローラ8…の軸心は、同一としていないため、小ローラ8,8の間にローラ部材4が嵌まり込むことなく、ローラ部材4の直径が様々であっても、常に均一にローラ部材4を小ローラ8…に当接させることができる。
【0025】
さらに、洗浄液槽10には、洗浄液槽10内で搬送ドラム1の軸心Cと平行な方向に水流を発生させる給水手段7と、給水手段7の対向側に図示省略の排水手段とを備えている。従って、ローラ部材4が洗浄液Lに浸かっている洗浄状態において、ローラ部材4は、図2に示すように搬送ドラム1の軸心C方向を長手方向として、洗浄(搬送)されているため、洗浄液Lの水流(流れ)により、パイプ状のローラ部材4の内面まで洗浄液Lを通過させ、ローラ部材4の中の空気を抜けやすくして容易に沈めることができ、さらに、ローラ部材4の内面まで確実に洗浄することができる。
【0026】
そして、(沈んで)洗浄されたローラ部材4は、(ガイド部材3の最深部を越えて、)一列に並んだ押さえ棒2…によって押されてすくい上げられ、洗浄液面から脱する。この際、図5に示すように、ガイド部材3の凹型円弧面の洗浄液槽10(洗浄液L)の水位高さ位置の上下位置に、ローラ部材4の搬送を補助する補助ローラ9,9を備えている。即ち、搬出部6側の洗浄液Lの液面の上下に渡って2個の回転自在な補助ローラ9,9を、ガイド面20に沿って配設している。そのため、洗浄液面からローラ部材4がすくい上げられる際、補助ローラ9,9が回転してローラ部材4の摺動摩擦を低減するよう手助けして、搬送ドラム1(モーター17)の駆動力に急激な負荷増大(負荷変動)を与えることがない。
【0027】
液面を脱出したローラ部材4は、さらに、押さえ棒2…の回転により上方位置までガイドされながら搬送され(搬出工程)、洗浄液槽10の頂部26まで上昇する。この搬出部6の頂部26の高さは、搬送ドラム1の軸心Cよりも低く設定されているため、ローラ部材4が頂部26に達した際、押さえ棒2は、軸心Cから搬出部6側に下方傾斜した斜面状となるため、ローラ部材4は押さえ棒2を転がって、頂部26を越えて、洗浄液槽10の外部(図示省略の乾燥装置)へ搬出される。
【0028】
【発明の効果】
本発明は上述の構成により次のような効果を奏する。
【0029】
(請求項1によれば)洗浄液槽10内でローラ部材4を搬送する際、洗浄液Lに浮くローラ部材4、または、洗浄液L中に沈むローラ部材4であっても、確実にローラ部材4全体を洗浄液Lに浸して洗浄することができ、ローラ部材4を搬出部6まで搬送することができる。
さらに、押さえ棒2とガイド部材3との隙間αに、ローラ部材4が嵌まり込むことなく、滑らかにガイド部材3に沿って搬送させることができる。かつ、ローラ部材4の径が様々であっても、ローラ部材4を確実に小ローラ8に接触させながら、ガイド部材3に沿って搬送させることができる。従って、ローラ部材4に傷を付けることがない。
【0030】
(請求項2によれば)洗浄液槽 10 内でローラ部材4を搬送する際、洗浄液Lに浮くローラ部材4、または、洗浄液L中に沈むローラ部材4であっても、確実にローラ部材4全体を洗浄液Lに浸して洗浄することができ、ローラ部材4を搬出部6まで搬送することができる。
また、水流により、ローラ部材4の中空部に洗浄液Lを通して、迅速にローラ部材4を沈めることができ、さらに、ローラ部材4の内部まで確実に洗浄することが可能であり、洗浄効果を向上させることができる。従って、洗浄時間の短縮化も図ることが可能である。
さらに、押さえ棒2とガイド部材3との隙間αに、ローラ部材4が嵌まり込むことなく、滑らかにガイド部材3に沿って搬送させることができる。かつ、ローラ部材4の径が様々であっても、ローラ部材4を確実に小ローラ8に接触させながら、ガイド部材3に沿って搬送させることができる。従って、ローラ部材4に傷を付けることがない。
【0031】
(請求項3によれば)ローラ部材4が、洗浄液槽10(水面)から脱する際、補助ローラ9が回転してローラ部材4の摺動摩擦を低減するようローラ部材4の搬送を補助し、また、ローラ部材4の自重、ローラ部材4の内部に残留した水重などによる急激な負荷増大(負荷変動)を搬送ドラム1(モーター17)に与えないようすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の洗浄装置の実施の一形態を示す側部断面図である。
【図2】 本発明の洗浄装置を示す正面断面図である。
【図3】 押さえ棒の先端部を示す側面図である。
【図4】 押さえ棒の先端部を示す正面図である。
【図5】 ガイド部材の補助ローラを示す側面図である。
【図6】 従来の洗浄装置の側部断面図である。
【符号の説明】
1 搬送ドラム
2 押さえ棒
3 ガイド部材
4 ローラ部材
5 供給部
6 搬出部
7 給水手段
8 小ローラ
9 補助ローラ
10 洗浄液槽
11 外周面
12 先端部
C 軸心
L 洗浄液
α 隙間
Claims (3)
- 洗浄液(L)が入った洗浄液槽(10)と、該洗浄液槽(10)で水平方向の軸心(C)廻りに回転し該洗浄液(L)中に一部が没する搬送ドラム(1)と、該洗浄液槽(10)内に該搬送ドラム(1)と同一軸心(C)で該軸心(C)方向から見て凹型円弧状断面を有するガイド部材(3)と、該搬送ドラム(1)の外周面(11)側に該搬送ドラム(1)の円周方向に放射状に突出して先端部(12)が該ガイド部材(3)と隙間(α)を有するよう設定された押さえ棒(2)と、を備え、上記押さえ棒(2)が、供給部(5)から供給されたローラ部材(4)を洗浄液(L)中に浸しながら搬送し該ローラ部材(4)をすくい上げて搬出部(6)へ搬送するよう構成し、さらに、上記押さえ棒(2)の先端部( 12 )に、上記搬送ドラム(1)の軸心(C)と平行な軸心廻りに回転自在な小ローラ(8)を備え、該小ローラ(8)は、上記押さえ棒(2)の先端部( 12 )に該押さえ棒(2)の長手方向又は/及び上記搬送ドラム(1)の軸心(C)と平行な方向に複数個配設され、該複数個の小ローラ(8)を互いに軸心を同一としないよう配設したことを特徴とするローラ部材の洗浄装置。
- 洗浄液(L)が入った洗浄液槽( 10 )と、該洗浄液槽( 10 )で水平方向の軸心(C)廻りに回転し該洗浄液(L)中に一部が没する搬送ドラム(1)と、該洗浄液槽( 10 )内に該搬送ドラム(1)と同一軸心(C)で該軸心(C)方向から見て凹型円弧状断面を有するガイド部材(3)と、該搬送ドラム(1)の外周面( 11 )側に該搬送ドラム(1)の円周方向に放射状に突出して先端部( 12 )が該ガイド部材(3)と隙間(α)を有するよう設定された押さえ棒(2)と、を備え、上記押さえ棒(2)が、供給部(5)から供給されたパイプ状のローラ部材(4)を上記軸心(C)と平行に保って洗浄液(L)中に浸しながら搬送し、該ローラ部材(4)をすくい上げて搬出部(6)へ搬送するよう構成し、上記洗浄液槽(10)内で上記搬送ドラム(1)の軸心(C)と平行な方向に水流を発生させ該軸心(C)と平行に保たれた上記パイプ状のローラ部材(4)の内面まで洗浄液(L)を通過させる給水手段(7)を備え、さらに、上記押さえ棒(2)の先端部( 12 )に、上記搬送ドラム(1)の軸心(C)と平行な軸心廻りに回転自在な小ローラ(8)を備え、該小ローラ(8)は、上記押さえ棒(2)の先端部( 12 )に該押さえ棒(2)の長手方向又は/及び上記搬送ドラム(1)の軸心(C)と平行な方向に複数個配設され、該複数個の小ローラ(8)を互いに軸心を同一としないよう配設したことを特徴とするローラ部材の洗浄装置。
- 上記ガイド部材(3)の凹型円弧面の上記洗浄液槽( 10 )の水位高さ位置の上下位置に、ローラ部材(4)の搬送を補助する補助ローラ(9)を備えた請求項1又は請求項2記載のローラ部材の洗浄装置。
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