JP3650011B2 - 照明装置及び表示装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、非発光型表示手段の表示画面を照明する照明装置と、この照明装置を備える表示装置とに係り、特に照明装置の出射光量を部分的に異ならせて表示部の必要に応じて最適の配光ができるようにした照明装置及び表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子機器の軽量化、小型化及び低電力消費化を図る技術は著しく発展してきたが、この技術の流れの中で、液晶表示手段に代表される非発光型表示手段を用いることにより電子機器が軽量化され、小型化され、しかも低電力消費化されたことは注目に値する。
【0003】
液晶表示装置としては、透過型と反射型とがあり、透過型の液晶表示装置には液晶表示手段を裏側から照明する照明装置、いわゆるバックライトが設けられ、反射型の液晶表示装置には液晶表示手段を表側から照明する照明装置、いわゆるフロントライトが設けられる。
【0004】
これらの照明装置は、線状光源と、該線状光源の光を一端面より入射され、表裏のいずれか一面より平面的に分散させて出射させる導光板とを備えている(特開平10−153777号公報、特開平10−311915号公報等参照)。
【0005】
又、線状光源には、線状の発光管、発光ダイオードアレイなどを用いるものもあるが、低電力消費化を図るため、発光ダイオードなどの点光源と、この点光源の光が一端に入射され、線状に分散して出射させる線状ないし棒状の導光体とを備えるものが多用されている。更に、この線状光源には出射する光を導光板の一端面に向かわせる反射体が設けられる。
【0006】
ところで、上述した液晶表示装置の中には、液晶表示面からの入力ができるようにするために、例えば図7の断面図に模式的に示すように、反射型の液晶表示手段51の表面側にフロントライトとして照明装置52が配置され、更に、その表面側に透明のタッチパネル58が配置されたものがある。
【0007】
上述したように、照明装置52は、冷陰極蛍光管等からなる線状光源53、導光板54、視認性を高めるために導光板54の裏面に液晶表示手段51に対向するように設けた反射防止膜55を備えている。
【0008】
導光板54の表面には、線状光源53より導光板54の一端面、即ち入射面aに入射した光を分散して裏面側に反射する反射面56と、液晶表示手段51で反射され、導光板54の裏面に入射した光を導光板54の表面側に透過させる透光面57とが交互に形成されている。
【0009】
反射面56は、線状光源51の光が入射する入射面a及び液晶表示手段51に向かうように例えば水平面(導光板54の裏面)に対して43°傾斜させてあり、透光面57は入射面aと反対側の端面b及びタッチパネル58に向かうように例えば水平面に対して2°傾斜させてある。従って、平面視において、反射面56と透光面57との面積比はこの場合約1:27になっている。なお、反射面56と透光面57とに挟まれる谷の深さ、或いは透光面57と反射面56とに挟まれる山の高さは導光板54の全面にわたって一様に形成される。この結果、前記線状光源3からの光は導光板54の裏面側から主として出射される。
【0010】
前記タッチパネル58の入力手段の位置を示す方法としては、例えば図8の正面図に示すように、タッチパネル58の全面にわたって液晶表示手段51の画像を透視するための透明部Aを設け、液晶表示手段51の画像の一部として入力手段の位置をアイコンとして表示する方法があるが、液晶表示手段51及びその制御手段の計量化、小形化及びコストダウンを図るために、例えば図9の正面図に示すようにタッチパネル58の一部に液晶表示手段51の画像が投射される透明部Aと別に入力手段の位置を示すアイコン及び/又は手書き入力部Bを印刷などの手法により設ける方法が採用されることが少なくない。
【0011】
アイコン及び/又は手書き入力部Bにおいては、通常、入力手段の位置を示すボタン、キーボード、タッチパネルなどと、そのボタンやキーに付与された機能とが表示され、誤操作を防止するためにこれらの表示以外の大部分は不透明になっている。
【0012】
従って、図10に示すように、全面にわたって一様に反射面56と透光面57とを形成した導光板54を用い、アイコン及び/又は手書き入力部Bに対応する領域に反射防止膜を除去して反射材60を配置すると、線状光源53より出射された光の一部が反射材60で反射され、アイコン及び/又は手書き入力部Bの不透明な部分にも透明部Aと同じように投射される。このため、線状光源53の発光量を増加させないかぎり液晶表示手段51を経て透明部Aに投射される光量はその分少なくなり、画面が暗くなって画質が低下するおそれが生じるという問題がある。
【0013】
しかし、この問題を解決するために、線状光源53の光量を増大することは、低電力消費化を図る上で好ましくない。
【0014】
そこで、例えば、図11の断面図に模式的に示すように、アイコン及び/又は手書き入力部Bに対応する導光板54の部分の表裏両面61、62を互いに平行な鏡面に形成し、入射面aに入射した光の大部分がアイコン及び/又は手書き入力部Bに対応する部分では導光板54の表裏両面に向かって反射されることなく液晶表示手段51の前面まで進み、液晶表示手段51の前から液晶表示手段51側に平面的に分散して反射されるようにすることが試みられた。
【0015】
しかしながら、この場合には、液晶表示手段51に多量の光を供給することができるので、画質が低下することはないが、線状光源52からアイコン及び/又は手書き入力部Bに送られる光量が著しく少量になり、暗いところでアイコンを操作する時にアイコンの位置やその機能の表示を視認することが困難になって、誤操作が生じ易くなるなどの問題が生じることが分った。
【0016】
上記したように、従来の導光板においては、線状光源からの光は導光板の表面又は裏面のどちらか一方からしか主として出射されない。このため図10に示すように、裏面とは逆方向の面のパネルを照射しようとすると、反射部材を用いて光を反射させなければならず、その分光量が少なくなる。
【0017】
本発明は、かかる事情を鑑みて、電力消費を増加させることなく、導光板の表裏面からそれぞれ主たる光を出射可能にした照明装置を提供することを目的とする。
【0018】
また、本発明は、平面的に分散して出射させる照明装置の出射光量を部分的に異ならせて表示部の必要に応じた最適の配光ができるようにした照明装置を提供することを目的とするものであり、更に、電力消費を増大させることなく、しかも、非発光型表示手段の表示画質を低下させずに、タッチパネルに設定した画像表示部分以外の部分を照明できるようにした表示装置を提供することを目的とするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本発明に係る照明装置は、線状光源と、この線状光源の光を一端面より入射され、表裏の両面より平面的に分散させて出射させる導光板とを備える照明装置であって、前記導光板の前記一端面側の裏面には分布密度の粗い凹凸が設けられ、前記裏面の他の部分には凹凸が設けられず、前記一端面側の前記裏面に対向する前記導光板の表面には、凹凸が設けられず、前記裏面の他の部分に対向する前記導光板の表面には、分布密度の密な凹凸が設けられていることを特徴とする。
【0020】
上記構成によれば、導光板の表裏面それぞれから線状光源からの光を出射させることができる。また、線状光源の光量を増やすことなく、導光板の全面にわたって光を分散して出射させることができる。導光板の裏面の凹凸の分布密度を粗くした部分では、導光板に入射し、導光板の片面に向かって反射される光の量が少なくなる。
【0021】
また、本発明の照明装置は、線状光源と、この線状光源の光を一端面より入射され、表裏の両面より平面的に分散させて出射させる導光板とを備える照明装置であって、前記導光板の前記一端面側の裏面には深さが浅い凹凸が設けられ、前記裏面の他の部分には凹凸が設けられず、前記一端面側の前記裏面に対向する前記導光板の表面には、凹凸が設けられず、前記裏面の他の部分に対向する前記導光板の表面には、深さが深い凹凸が設けられていることを特徴とする。
【0022】
上記構成によれば、導光板の表裏面それぞれから線状光源からの光を出射させることができる。また、線状光源の光量を増やすことなく、導光板の全面にわたって光を分散して出射させることができる。導光板の裏面の凹凸の深さを浅くした部分では、導光板に入射し、導光板の片面に向かって反射される光の量が少なくなる。
【0023】
また、本発明の照明装置は、線状光源と、この線状光源の光を一端面より入射され、表裏の両面より平面的に分散させて出射させる導光板とを備える照明装置であって、前記導光板の前記一端面側の裏面には深さが浅く分布密度の粗い凹凸が設けられ、前記裏面の他の部分には凹凸が設けられず、前記一端面側の前記裏面に対向する前記導光板の表面には、凹凸が設けられず、前記裏面の他の部分に対向する前記導光板の表面には、深さが深く分布密度の密な凹凸が設けられていることを特徴とする。
【0024】
上記構成によれば、導光板の表裏面それぞれから線状光源からの光を出射させることができる。また、線状光源の光量を増やすことなく、導光板の全面にわたって光を分散して出射させることができる。導光板の裏面の凹凸の深さを浅く、分布密度を粗くした部分では、導光板に入射し、導光板の片面に向かって反射される光の量が少なくなる。
【0025】
また、本発明は、前記導光板は、前記導光板の前記一端面側の表面から主として光を出射させる第1の領域と、前記導光板の前記第1の領域に連続して前記一端面の反対側の端面まで広がる裏面から主として光を出射させる第2の領域と、を有することを特徴とする。
【0027】
従って、本発明の照明装置によれば、例えばタッチパネルの非発光型表示手段の表示範囲外に設定されたアイコン部などの光量が少なくてもよい部分では、前記導光板の裏面に形成する凹凸の分布密度を部分的に粗にし、又は前記凹凸の深さを部分的に浅くして出射光量を部分的に減少させ、多量の光量が必要な非発光型表示手段に多量の光を投射させることができる。
【0028】
また、本発明は、前記導光板の前記一端面側を暗照明部とし、前記暗照明部に連続して前記一端面の反対側の端面まで広がる他の部分を明照明部として構成し、前記暗照明部における導光板の裏面には、容易に視覚できない程度に微細な凹凸が粗く分布する粗面部が形成されていることを特徴とする。
【0029】
本発明においては、導光板の出射光量の少ない部分を暗照明部といい、導光板の出射光量が多い部分を明照明部というが、この明暗は相対的なものであり、出射光量の多少について3段階以上の複数段階にわたって明暗を段階的に異ならせたり、ある点又は領域から他の点又は領域に渡って連続的に明暗を変化させたりしても良いのである。
【0030】
暗照明部において、凹凸の分布密度をどの程度粗くするか、凹凸の深さをどの程度浅くするかは、経験的に決定すればよく、例えば暗闇の中でアイコンの位置やそのアイコンに付与された機能を認識できる程度の光量を得るためには、容易に視覚できない程度に微細な凹凸が粗く分布する粗面部を設ければ良い。
【0031】
暗照明部を設ける領域は特に限定されず、例えば入射面からその反対側の端面に向かって連続する所定の範囲にわたって暗照明部を設けたり、入射面の反対側の端面から入射面に向かって連続する所定の範囲にわたって暗照明部を設けたり、その他の端面から対向する端面に向かって連続する所定の範囲にわたって暗証明部を設けたり、導光板の面方向中央部に暗照明部を設けたりすることができ、又、複数の領域に分散して暗照明部を設けてもよい。
【0032】
次に、本発明に係る表示装置は、前記目的を達成するために、前記本発明の照明装置と、前記導光板の出射光量が多い部分(明照明部)の裏面側に配置された非発光型表示手段とを備えるように構成するものである。
【0033】
これによれば、線状光源の光量を増やすことなく、導光板の全面にわたって照明の明暗に対応する適当な光量で光を分散して出射させることができるので、電力消費を増加させずに、タッチパネルのアイコン及び/又は手書き入力部など、非発光型表示手段の画面以外を照明できる。
【0034】
しかも、非発光型表示手段の画面外を照明する暗照明部から出射される光量が微小に抑えられるので、非発光型表示手段の画面を照明する明照明部の凹凸の分布密度及び凹凸の深さをこれまでと同じようにすれば、明照明部からの出射光量をほとんど減少させずに、従来と同様に多量の光で非発光型表示手段の画面を照明することができるから、非発光型表示手段の画面が暗くなって画質が低下するおそれをなくせる。
【0035】
【発明の実施の態様】
本発明の一実施形態に係る照明装置及び表示装置を図面に基づき具体的に説明する。
【0036】
図1の断面図及び図2の斜視図に模式的に示す本発明の一実施形態に係る表示装置は、公知の反射型液晶表示手段からなる非発光型表示手段1と、この非発光型表示手段1の表示画面側、即ち表面側(図上、上側)に配置された本発明の一実施例に係る照明装置2と、更に、この照明装置2の表面側に配置されたタッチパネル8とを備えている。
【0037】
図3の正面図に示すように、このタッチパネル8には前記非発光型表示手段1の画面に対応する透明部Aと、この非発光型表示手段1の動作を制御するアイコンの位置を示すアイコン及び/又は手書き入力部Bとが設けられ、透明部Aから非発光型表示手段1の画面全体を透視できるようにしている。
【0038】
図示はしないが、前記アイコン及び/又は手書き入力部Bは、表面側(上側)に配置され、フィルム状の絶縁基板の裏面(下面)に透明電極からなる上部電極が形成された上部電極板と、裏面側(下側)に配置され、板状又はフィルム状の絶縁基板の上面に透明導電膜からなる下部電極が形成された下部電極板とを備え、これら上部電極と下部電極とを空気層を挟んで対向させ、上部電極板の所定の部位を指で押さえて上部電極を下部電極に一定以上接近させ、又は上部電極を下部電極に接触させることにより所定の制御信号を入力する構造にしてある。
【0039】
さて、図1に示すように、前記照明装置2は前記タッチパネル8の裏面を全面にわたって覆う導光板4と、この導光板4の一端面からなる入射面41の全長にわたって光を入射する例えば冷陰極蛍光管からなる線状光源3とを備える。
【0040】
前記導光板4は例えばアクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂などの透光性を有する熱可塑性樹脂を射出成形した樹脂成形品であり、入射面41から前記アイコン及び/又は手書き入力部Bに対応する範囲にわたる暗照明部Dと、前記透明部Aに対応させて、この暗照明部(第1の領域)Dに連続して反対側の端面43まで広がる明照明部(第2の領域)Cとからなる。
【0041】
この明照明部Cの表面、即ち、非発光型表示手段1と反対側の面は、従来の導光板と同じように線状光源3の光が入射する入射面41に向かって傾斜する反射面44と入射面41と反対側の端面43に向かって傾斜する透光面45とが交互に連続する凹凸面に形成されている。
【0042】
即ち、反射面44は、線状光源3の光が入射する入射面41及び導光板4の裏面に向かうように水平面(導光板4の裏面)に対して例えば43°傾斜させてあり、透光面45は入射面41と反対側の端面43及び導光板4の裏面に向かうように水平面に対して例えば2°傾斜させ、これにより明照明部Cの表面が平面視における反射面44と透光面45との投影面積比が例えば約1:27になる凹凸面に形成されている。又、この明照明部Cの裏面は従来の導光板と同じように鏡面42に形成され、更に、視認性を高めるために公知の反射防止膜5を積層してある。
【0043】
従って、明照明部Cにおいては、入射面41より入射した光Qが反射面44で反射されて非発光型表示手段1側に出射し、非発光型表示手段1で反射した光Qが明照明部Cを鏡面42から透光面45に透過し、タッチパネル8の透明部Aに出射することになる。
【0044】
ここで、前記反射面44と透光面45とに挟まれる谷の深さ(透光面45と反射面44とに挟まれる山の高さ)及び投影面積比率を従来と同じにしてあるので、従来と同じ光量の光Qを導光板4からの裏面側から非発光型表示手段1に出射させることができ、又、非発光型表示手段1で反射された従来と同じ光量の光Qを透過させることができるから、画面が暗くなり画質が低下するおそれはない。
【0045】
ところで、前記暗照明部Dの表面は鏡面47に形成され、その裏面は容易に視覚できない程度に微細な凹凸が粗く分布する粗面部46にしてある。
【0046】
従って、暗照明部Dにおいては、入射面41より入射した光Pが粗面部46で反射し、鏡面47を透過して導光板4の表面側から出射し、タッチパネル8のアイコン及び/又は手書き入力部Bに光を出射することになるが、粗面部46においては凹凸が容易に視覚できない程度に微細であり、しかも、この微細な凹凸が粗く分布しているので、暗照明部Dから出射する光Pの光量が明照明部Cから出射する光Qのそれに比べてかなり少なくなり、暗所においてアイコンの位置及びそのアイコンに付与した機能の表示を識別できる程度に暗くアイコン及び/又は手書き入力部Bが照明されることになる。
【0047】
つまり、この照明装置2を用いることにより、多量の光Qが必要な明照明部Cには多量の光Qを配光し、少量の光Pでよい暗照明部Dには少量の光Pを配光することにより、それぞれの部位に最適の配光が出来るのである。
【0048】
しかも、この暗照明部Dを設ける場合には、全面を明照明部Cとする場合に比べれば、非発光型表示手段1に同じ光量を出射させるために全体として必要な光量を少なくすることができ、低電力消費化を図ることができるのである。
【0049】
なお、この実施形態では、図1に示すように、必要に応じて、線状光源3の光P、Qを導光板4の入射面41に向けて反射する反射板6を設けるとともに、必要に応じて、暗照明部Dにおいて導光板4の裏面側に漏れた光をアイコン及び/又は手書き入力部Bに向けて反射する反射シート7を設けることにより、線状光源3の光が無駄に周囲に放射されることを防止している。
【0050】
又、本発明において、前記粗面部46は、明照明部Cよりも凹凸の分布を粗くしたり、凹凸の深さを浅くしたり、凹凸の分布を粗くするとともに凹凸の深さを浅くしたりするように構成してあれば良く、例えば図4の断面図に模式的に示すようにシルク印刷又はシボドットを形成する方法により、微小な凹凸46aを形成したり、図5の断面図に模式的に示すようにV字溝46bを粗く分布させたり、図6の断面図に模式的に示すように浅い連続波形の凹凸面46cを形成したりしても良い。
【0051】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明の照明装置は、前記導光板の裏面と表面からそれぞれ線状光源からの光を出射することができる。
【0052】
また、導光板の裏面に形成する凹凸の分布密度を部分的に粗又は前記凹凸の深さを部分的に浅くして出射光量を部分的に減少させることで、照明装置の出射光量を部分的に異ならせて表示部の必要に応じた最適の配光ができる効果が得られる。
【0053】
又、その結果、線状光源の発光量を明るい照明を必要とする部分と暗い照明でよい部分とに必要な最小限の光量に設定すればよく、導光板の全面にわたって一様な凹凸を形成する場合に比べれば、明るい照明が必要な部分で光量を不足させることなく、全体としての光量を少なくして低電力消費化を図ることができるという効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の表示装置を模式的に示す断面図である。
【図2】本発明の表示装置の分解斜視図である。
【図3】本発明の表示装置の正面図である。
【図4】本発明の導光板を模式的に示す断面図である。
【図5】本発明の導光板を模式的に示す断面図である。
【図6】本発明の導光板を模式的に示す断面図である。
【図7】従来の表示装置を模式的に示す断面図である。
【図8】従来の表示装置の正面図である。
【図9】従来の表示装置の正面図である。
【図10】従来の表示装置を模式的に示す断面図である。
【図11】従来の表示装置を模式的に示す断面図である。
【符号の説明】
1 非発光型表示手段
3 線状光源
4 導光板
46 粗面部
C 明照明部
D 暗照明部
Claims (6)
- 線状光源と、この線状光源の光を一端面より入射され、表裏の両面より平面的に分散させて出射させる導光板とを備える照明装置であって、
前記導光板の前記一端面側の裏面には分布密度の粗い凹凸が設けられ、前記裏面の他の部分には凹凸が設けられず、
前記一端面側の前記裏面に対向する前記導光板の表面には、凹凸が設けられず、前記裏面の他の部分に対向する前記導光板の表面には、分布密度の密な凹凸が設けられていることを特徴とする照明装置。 - 線状光源と、この線状光源の光を一端面より入射され、表裏の両面より平面的に分散させて出射させる導光板とを備える照明装置であって、
前記導光板の前記一端面側の裏面には深さが浅い凹凸が設けられ、前記裏面の他の部分には凹凸が設けられず、
前記一端面側の前記裏面に対向する前記導光板の表面には、凹凸が設けられず、前記裏面の他の部分に対向する前記導光板の表面には、深さが深い凹凸が設けられていることを特徴とする照明装置。 - 線状光源と、この線状光源の光を一端面より入射され、表裏の両面より平面的に分散させて出射させる導光板とを備える照明装置であって、
前記導光板の前記一端面側の裏面には深さが浅く分布密度の粗い凹凸が設けられ、前記裏面の他の部分には凹凸が設けられず、
前記一端面側の前記裏面に対向する前記導光板の表面には、凹凸が設けられず、前記裏面の他の部分に対向する前記導光板の表面には、深さが深く分布密度の密な凹凸が設けられていることを特徴とする照明装置。 - 前記導光板は、前記導光板の前記一端面側の表面から主として光を出射させる第1の領域と、前記導光板の前記第1の領域に連続して前記一端面の反対側の端面まで広がる裏面から主として光を出射させる第2の領域と、を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに照明装置。
- 前記導光板の前記一端面側を暗照明部とし、前記暗照明部に連続して前記一端面の反対側の端面まで広がる他の部分を明照明部として構成し、前記暗照明部における導光板の裏面には、容易に視覚できない程度に微細な凹凸が粗く分布する粗面部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の照明装置。
- 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の照明装置と、前記導光板の出射光量が多い部分の裏面側に配置された非発光型表示手段と、を備えることを特徴とする表示装置。
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