JP3646961B2 - ラジアル転がり軸受用保持器の荷重計測装置 - Google Patents

ラジアル転がり軸受用保持器の荷重計測装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3646961B2
JP3646961B2 JP00138098A JP138098A JP3646961B2 JP 3646961 B2 JP3646961 B2 JP 3646961B2 JP 00138098 A JP00138098 A JP 00138098A JP 138098 A JP138098 A JP 138098A JP 3646961 B2 JP3646961 B2 JP 3646961B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cage
slip ring
load
measuring device
rolling bearing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP00138098A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11194058A (ja
Inventor
一寿 梶原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koyo Seiko Co Ltd filed Critical Koyo Seiko Co Ltd
Priority to JP00138098A priority Critical patent/JP3646961B2/ja
Publication of JPH11194058A publication Critical patent/JPH11194058A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3646961B2 publication Critical patent/JP3646961B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Measurement Of Force In General (AREA)
  • Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ラジアル転がり軸受を所要条件で動作させた状態で、ラジアル転がり軸受に備える保持器にかかる荷重を計測する荷重計測装置に関する。この荷重計測装置は、歪ゲージを用いるものである。
【0002】
【従来の技術】
通常、ラジアル転がり軸受は、使用上の安全性を確保するために使用形態に応じて適正な仕様のものを選定するようになっている。このラジアル転がり軸受の安全な使用条件の項目のひとつとして、最大定格荷重があり、それに応じて軸受を構成する各要素の耐荷重性を選定するようになっている。この耐荷重性については、計算上の数値を求めるとともに、実際の使用状況での荷重を計測することにより認識し、決定される。
【0003】
次に、ラジアル転がり軸受の保持器が受ける荷重を計測する荷重計測装置の従来例について説明する。
【0004】
ここでは、ラジアル転がり軸受の保持器として、ラジアル玉軸受の波形保持器を例に挙げる。なお、波形保持器は、2枚の金属製の波形の板状環体を掌合した状態で円周数箇所に玉収容用のポケットを形成し、両板状環体の各ポケット間の掌合領域を金属製のリベットで結合した構成になっている。
【0005】
荷重計測装置は、波形保持器の所要位置に貼着される歪ゲージと、歪ゲージに対して電圧を供給して歪ゲージの電気抵抗の変化を検出する計測回路と、波形保持器と共に回転する歪ゲージと非回転の計測回路とを電気的に接続するスリップリングと、波形保持器の一側に一体的に取り付けられてスリップリングを支持する補助具とを含む。
【0006】
スリップリングは、一般的に周知のもので、非回転の固定部と、この固定部に対して回転自在に支持される回転部とを備え、固定部には計測回路の電気配線が接続される外部端子が、また回転部には歪ゲージの電気配線が接続される外部端子がそれぞれ設けられ、これら両外部端子が、固定部または回転部に設けられて相手に電気導通可能に接触する導電性ブラシを介して電気的に接続される構成になっている。
【0007】
そして、荷重計測に先立ち、波形保持器の2枚の板状環体をリベットで結合する前に、当該板状環体のポケット間の掌合領域に歪ゲージを貼着し、この2枚の板状環体を掌合した状態で片方の板状環体の軸方向一側に補助具としての環状板を取り付け、この環状板にスリップリングの回転部を一体に連結する。
【0008】
この波形保持器を内・外輪、玉と組み合わせてラジアル玉軸受を完成し、このラジアル玉軸受を回転軸およびケースに対して組み込む。
【0009】
このような形態で、回転軸を回転させるとともに、ラジアル荷重やアキシャル荷重などを適宜加担させる。そこで、波形保持器にかかる荷重によって弾性ひずみに応じた歪ゲージの電気抵抗値の変化を計測回路で検出し、波形保持器にかかる荷重を認識するようにしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来の荷重計測形態では、波形保持器の軸方向片側のみに補助具やスリップリングを取り付けているため、当該波形保持器に対して補助具やスリップリングによるアンバランス荷重が加担してしまう。これにより、波形保持器がアンバランスな状態で回転することになるので、実際の使用状況での回転運動とは大きく異なる状況になるなど、実際の使用状況で波形保持器にかかる荷重を計測できなくなっている。そのため、波形保持器の耐荷重性を精度良く認識するのが困難になっている。
【0011】
なお、ラジアル玉軸受は、主としてラジアル荷重を受ける状態で使用されるものであるが、軸受取付状態によってはアキシャル荷重を受けることがある。このような状況を荷重計測時に再現することが望ましいが、前述したような理由から実際には前記状況を再現することができないと言える。
【0012】
したがって、本発明は、ラジアル転がり軸受用保持器の荷重計測装置において、実際の動作状況でかかる荷重を正確に計測できるようにすることを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1のラジアル転がり軸受用保持器の荷重計測装置は、2枚の環体を円周数箇所に転動体収容用のポケットを形成する状態で掌合し、両環体の各ポケット間の掌合領域がリベットにより結合される構成のラジアル転がり軸受用保持器に対して、実際の使用状況でかかる荷重を計測するもので、保持器の所要位置に貼着される歪ゲージと、歪ゲージに対して電圧を供給して歪ゲージの電気抵抗の変化を検出する計測回路と、保持器の軸方向一側に配置されかつ歪ゲージと計測回路とを電気的に接続するスリップリングと、保持器に取り付けられかつスリップリングを支持する補助具とを含み、前記補助具が、スリップリングによるアンバランス荷重を受ける波形保持器の回転バランスを調整する要素を有している。
【0014】
本発明の請求項2のラジアル転がり軸受用保持器の荷重計測装置は、上記請求項1の補助具が、保持器の軸方向一側に一体的に取り付けられかつスリップリングの回転部が連結される第1環状板と、保持器の軸方向他側に一体的に取り付けられかつ第1環状板およびスリップリングによるアンバランス荷重を受ける保持器の回転バランスを調整する第2環状板とから構成されている。
【0015】
本発明の請求項3のラジアル転がり軸受用保持器の荷重計測装置は、上記請求項2の第1環状板が、前記保持器の2枚の環体をリベットで結合していない状態で、両環体に設けられるリベット孔のうち、円周数カ所のリベット孔に螺着される各ねじの軸部に、また、前記第2環状板が、残り円周数カ所のリベット孔に螺着される各ねじの軸部にそれぞれ固定される。
【0016】
このような本発明では、要するに、保持器に対して補助具およびスリップリングの重量がアンバランスに加担しないように補助具の構成を工夫している。これにより、荷重計測にあたって保持器の実際の使用状況を再現しやすくなり、実際の動作時に保持器にかかる荷重を精度良く計測できるようになる。
【0017】
請求項2では、保持器の軸方向一側に第1環状板とスリップリングを、また、保持器の軸方向他側に第2環状板を配置し、前記第1環状板およびスリップリングの重量と、前記第2環状板の重量とを適宜配分することにより、保持器の回転バランスを調整しており、バランス調整が比較的簡単に行えるようになる。
【0018】
請求項3では、第1、第2環状板を保持器に対して取り付ける形態として、保持器にもともと存在するリベット孔を利用してねじ止めするようにしているから、取り付け作業が比較的簡単になる。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の詳細を図1ないし図6に示す各実施形態に基づいて説明する。
【0020】
図1ないし図6は本発明の一実施形態にかかり、図1は、荷重計測装置の概略構成を示す縦断面図、図2は、図1の側面図、図3は、ラジアル玉軸受用波形保持器単体を示す斜視図、図4は、図3の波形保持器に取り付ける補助具の分解斜視図、図5は、波形保持器に取り付けた補助具とスリップリングとを分離して配置した状態を示す斜視図、図6は、補助具とスリップリングとの連結部位を示す側面図である。
【0021】
まず、波形保持器の構成について、図3を用いて説明する。図3において、10は波形保持器の全体を示しており、この波形保持器10は、波形に屈曲された2枚の板状環体11,12と、これら2枚の板状環体11,12を結合する複数のリベット13とから構成されている。
【0022】
板状環体11,12は、JIS規格SPCCを素材としてプレス成形により製作されるもので、円周数箇所に半円形に膨出する湾曲部11a,12aが設けられて波形に形成されている。これら2枚の板状環体11,12を軸方向で掌合させることにより、各板状環体11,12の対応する湾曲部11a,12aどうしが転動体としての玉(図示省略)を包んで保持するポケット14を形成する。この板状環体11,12の湾曲部11a,12aそれぞれの間の掌合領域には、リベット孔11b,12b(12bは図面に現れていない)がそれぞれ設けられている。リベット13は、JIS規格SWCH12Aを素材としてプレス成形により製作されるもので、ほぼ半球形の頭部が形成された円柱形のピンからなる。このリベット13が、2枚の板状環体11,12を掌合した状態で各ポケット14の間の領域のリベット孔11b,12bに挿通され、リベット13の小径部分の端縁がかしめ変形されることにより、2枚の板状環体11,12を非分離に結合するようになっている。この結合状態では、ポケット14から玉が抜け出ないように所要の隙間を介して保持されるようになる。
【0023】
次に、荷重計測装置の構成について、図1および図2を用いて説明する。図1および図2において、20は波形保持器10に貼着される歪ゲージ(図1および図2には現れていないが、図4および図5に示されている)、21は歪ゲージ20に対して電圧を供給して歪ゲージ20の電気抵抗の変化を検出する計測回路、22は波形保持器10と共に回転する歪ゲージ20と非回転の計測回路21とを電気的に接続するスリップリング、23は波形保持器10に一体的に取り付けられてスリップリング22の回転部42を支持する補助具、30は試料軸受、31は回転軸、32は回転軸31を回転駆動するプーリ、33は試料軸受30の軸受箱、34は回転軸31のサポート軸受、35はサポート軸受34の軸受箱、36はアキシャル荷重負荷用のばね、37はスリップリング22の固定部41を軸受箱33に対して固定支持させるためのボルトである。なお、ラジアル荷重は、プーリ32にかけられた図示していないベルトの張力を変えることで調整する。
【0024】
スリップリング22は、一般的に周知のもので、軸受箱33に対して4つのボルト37により固定された非回転の固定部41と、この固定部41に対して回転自在に支持される回転部42とを備え、固定部41には計測回路21の電気配線(図示省略)が接続される外部端子(図示省略)が、また回転部42には歪ゲージ20の電気配線(図示省略)が接続される外部端子(図示省略)がそれぞれ設けられ、この固定側外部端子と回転側外部端子とが、固定部41または回転部42に設けられて相手に電気導通可能に接触する導電性ブラシ(図示省略)を介して電気的に接続される構成になっている。
【0025】
補助具23は、図4および図5に示すように、波形保持器10の軸方向一側に一体的に取り付けられかつスリップリング22の回転部42が回転方向に連結される第1環状板51と、波形保持器10の軸方向他側に一体的に取り付けられかつ第1環状板51およびスリップリング22によるアンバランス荷重を受ける波形保持器10の回転バランスを調整するための第2環状板52と、第1、第2環状板51,52を波形保持器10に対して取り付けるためのねじ53およびナット54とから構成されている。なお、この補助具23では、波形保持器10の軸方向一側に配置される第1環状板51およびスリップリング22の重量に応じて、波形保持器10の軸方向他側に配置される第2環状板52の重量を適宜配分することにより、波形保持器10の回転バランスを調整するようになっている。ここでは、第1、第2環状板51,52は、例えばアルミニウム合金などの軽い材料で形成され、その外形形状や厚み寸法などにより重量調整される。
【0026】
前述の補助具23を波形保持器10に取り付ける手順を説明する。まず、波形保持器10の両板状環体11,12をリベット13で結合しない状態で、両板状環体11,12の掌合領域に設けられるリベット孔11b,12b(12bは図面に現れていない)のうち、円周数カ所のリベット孔11b,12bにねじ53を軸方向一側から差し込んでその軸部を軸方向他側へ突出させ、残り円周数カ所のリベット孔11b,12bにねじ53を軸方向他側から差し込んでその軸部を軸方向一側へ突出させる状態とし、これらねじ53にナット54を螺合して両板状環体11,12を結合する。そして、軸方向一側に突出するねじ53それぞれの軸部に第1環状板51の円周数カ所に設けられる貫通孔51aを、また、軸方向他側に突出するねじ53それぞれの軸部に第2環状板52の円周数カ所に設けられる貫通孔52aをそれぞれはめ合わせて、ナット54で固定する。
【0027】
このように波形保持器10に対して補助具23を取り付けてから、この補助具23に対してスリップリング22の回転部42を径方向ならびに回転方向に所要のがたをもつ状態で取り付ける。つまり、図6に示すように、第1環状板51の180度対向する部位の片面に植設される2つのピン51bを、スリップリング22の回転部42の180度対向する部位に設けられる貫通孔42aに嵌入させることにより、連結される。また、両者間のがたは、ピン51bの外径寸法と、貫通孔42aの内径寸法とを調整することにより、設定される。この第1環状板51からスリップリング22の回転部への動力伝達は、図6の仮想線および仮想矢印で示すように、ピン51bが貫通孔42a内で偏って当接することにより行われるが、前述のがたを設けていることにより、第1環状板51が偏心回転したときでも、この偏心回転の影響をスリップリング22が受けずに済むようになっている。なお、ピン51bおよび貫通孔42aは2つに限らず、1つまたは3つ以上でもよい。
【0028】
次に、上述した波形保持器10が実際の動作状況において受ける荷重を計測する手順および動作を説明する。
【0029】
まず、波形保持器10を、内・外輪、玉と組み合わせて図1に示すようなラジアル玉軸受からなる試料軸受30を完成し、この試料軸受30を回転軸31および軸受箱33に対して組み込む。このとき、波形保持器10は、リベット13で結合しておらず、上述したような形態で補助具23を取り付けることによって結合されるようになっている。また、図4および図5に示すように、波形保持器10において2枚の板状環体11,12のポケット14間の掌合領域などに歪ゲージ20が貼着される。歪ゲージ20は、必要に応じてポケット14の部分などに貼着してもよい。
【0030】
このような形態で、プーリ32を図示しないベルトにより駆動することにより、回転軸31を回転させる。ここで、ばね36により回転軸31を介して試料軸受30に対して所要のアキシャル荷重を適宜加担させる。
【0031】
この状態において、波形保持器10にかかる荷重に伴う弾性ひずみに応じた歪ゲージ20の電気抵抗値の変化を計測回路21で検出することにより、波形保持器10にかかる荷重を認識する。
【0032】
この荷重計測では、波形保持器10に対してスリップリング22や補助具23がアンバランス荷重として加担しないように、補助具23で波形保持器10の回転バランスを調整するようになっているから、波形保持器10の回転動作が実際の動作状況と同様になるので、波形保持器10にかかる荷重を精度良く計測できるようになる。
【0033】
なお、本発明は上記実施形態のみに限定されるものではなく、種々な応用や変形が考えられる。
【0034】
(1) 上記実施形態では、荷重計測の対象としてラジアル玉軸受の波形保持器10を例示しているが、この波形保持器10と同様、2枚の環体を組み合わせた構成の保持器であれば、本発明を適用することができる。このような構成の保持器は、図示しないが、例えばラジアルころ軸受などでも用いられている。
【0035】
【発明の効果】
請求項1ないし3の発明では、歪ゲージおよびスリップリングを用いてラジアル転がり軸受用保持器にかかる荷重を計測するにあたってスリップリングにより保持器に加担するアンバランス荷重を補助具により相殺させて保持器の回転バランスを調整できるようにすることにより、保持器を実際の動作に近似させた状態で動作させることができるようにしているから、保持器にかかる荷重を精度良く計測できるようになる。したがって、保持器の耐荷重性を正確に把握できるようになるので、ラジアル転がり軸受の最大定格荷重を正確に決定することができるようになる。
【0036】
特に、請求項2の発明では、保持器の軸方向一側に第1環状板とスリップリングを、また、保持器の軸方向他側に第2環状板を配置し、前記第1環状板およびスリップリングの重量と、前記第2環状板の重量とを適宜配分することにより、保持器の回転バランスを調整しており、バランス調整が比較的簡単に行えるようになる。
【0037】
また、請求項3の発明では、第1、第2環状板を保持器に対して取り付ける形態として、保持器にもともと存在するリベット孔を利用してねじ止めするようにしているから、取り付け作業が比較的簡単になる。
【0038】
このように、本発明では、補助具をわずかに改良するだけで、荷重計測装置の計測精度ならびに信頼性を向上できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の荷重計測装置の概略構成を示す縦断面図
【図2】図1の側面図
【図3】荷重計測対象となるラジアル玉軸受用波形保持器単体を示す斜視図
【図4】図3の波形保持器に取り付ける補助具の分解斜視図
【図5】波形保持器に取り付けた補助具とスリップリングとを分離して配置した状態を示す斜視図
【図6】補助具とスリップリングとの連結部位を示す側面図
【符号の説明】
10 波形保持器
11,12 板状環体
13 リベット
11a,12a 板状環体の湾曲部
14 ポケット
11b,12b 板状環体のリベット孔
20 歪ゲージ
21 計測回路
22 スリップリング
23 補助具
30 試料軸受
41 スリップリングの固定部
42 スリップリングの回転部
51 補助具の第1環状板
52 補助具の第2環状板
53 補助具のねじ
54 補助具のナット

Claims (3)

  1. 2枚の環体を円周数箇所に転動体収容用のポケットを形成する状態で掌合し、両環体の各ポケット間の掌合領域がリベットにより結合される構成のラジアル転がり軸受用保持器に対して、実際の使用状況でかかる荷重を計測する荷重計測装置であって、
    保持器の所要位置に貼着される歪ゲージと、
    歪ゲージに対して電圧を供給して歪ゲージの電気抵抗の変化を検出する計測回路と、
    保持器の軸方向一側に配置されかつ歪ゲージと計測回路とを電気的に接続するスリップリングと、
    保持器に取り付けられかつスリップリングを支持する補助具とを含み、
    前記補助具が、スリップリングによるアンバランス荷重を受ける波形保持器の回転バランスを調整する要素を有している、ことを特徴とするラジアル転がり軸受用保持器の荷重計測装置。
  2. 請求項1に記載のラジアル転がり軸受用保持器の荷重計測装置において、前記補助具が、保持器の軸方向一側に一体的に取り付けられかつスリップリングの回転部が連結される第1環状板と、保持器の軸方向他側に一体的に取り付けられかつ第1環状板およびスリップリングによるアンバランス荷重を受ける保持器の回転バランスを調整する第2環状板とから構成されている、ことを特徴とするラジアル転がり軸受用保持器の荷重計測装置。
  3. 請求項2に記載のラジアル転がり軸受用保持器の荷重計測装置において、前記第1環状板が、前記保持器の2枚の環体をリベットで結合していない状態で、両環体に設けられるリベット孔のうち、円周数カ所のリベット孔に螺着される各ねじの軸部に、また、前記第2環状板が、残り円周数カ所のリベット孔に螺着される各ねじの軸部にそれぞれ固定される、ことを特徴とするラジアル転がり軸受用保持器の荷重計測装置。
JP00138098A 1998-01-07 1998-01-07 ラジアル転がり軸受用保持器の荷重計測装置 Expired - Fee Related JP3646961B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00138098A JP3646961B2 (ja) 1998-01-07 1998-01-07 ラジアル転がり軸受用保持器の荷重計測装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00138098A JP3646961B2 (ja) 1998-01-07 1998-01-07 ラジアル転がり軸受用保持器の荷重計測装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11194058A JPH11194058A (ja) 1999-07-21
JP3646961B2 true JP3646961B2 (ja) 2005-05-11

Family

ID=11499887

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP00138098A Expired - Fee Related JP3646961B2 (ja) 1998-01-07 1998-01-07 ラジアル転がり軸受用保持器の荷重計測装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3646961B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ATE458989T1 (de) * 2000-06-08 2010-03-15 Bridgestone Firestone North Am Dynamische kraft messsystem für reifenteststation
DE102017112869B3 (de) 2017-06-12 2018-03-22 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Messanordnung zur Erfassung von Käfigbelastungen

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11194058A (ja) 1999-07-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6687623B2 (en) Real time bearing load sensing
US8664949B2 (en) Resolver and resolver-rolling bearing unit
WO2007066593A1 (ja) センサ付車輪用軸受
US9090123B2 (en) Bicycle rear hub
WO2009016820A1 (ja) センサ付車輪用軸受
JP2022035500A (ja) 軸受隙間計測装置
US11938752B2 (en) Omnidirectional wheel
JP4320241B2 (ja) インデックステーブル
JP3646961B2 (ja) ラジアル転がり軸受用保持器の荷重計測装置
CN110411631A (zh) 一种扭矩传感器
US20080240641A1 (en) Roller bearing
JP2007212179A (ja) 転がり軸受の特性測定用支持装置と転がり軸受の特性測定装置
JP4391406B2 (ja) スラスト軸受
CN113614399A (zh) 角接触球轴承的接触角取得方法及车轮用轴承装置的制造方法
JP4944501B2 (ja) 回転体のトルク測定装置
US7685890B2 (en) Bearing assembly with a strain sensor
AU647718B2 (en) Device for measuring torque in a universal joint and method therefor
JP2003206925A (ja) 軸受の予圧測定方法及び予圧測定装置並びにスピンドル装置。
CN216846889U (zh) 交叉滚子轴承寿命测试工装
JP5355042B2 (ja) センサ付車輪用軸受
JPS6359089B2 (ja)
JP2010090982A (ja) センサ付車輪用軸受
JP2005249594A (ja) 転動体荷重測定方法及び荷重測定用軸受
JP3358366B2 (ja) 転がり軸受用荷重測定装置
WO2024101268A1 (ja) センサ付き軸受装置および工作機械用スピンドル装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050104

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050111

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050204

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090218

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100218

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100218

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110218

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees