JP3646676B2 - チョッパ型コンパレータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、直並列型、2ステップ並列型A/Dコンバータ等に使用されるCMOS構成のチョッパ型コンパレータに関する。特には、アナログスイッチのフィードスルーノイズを低減できるチョッパ型コンパレータに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、CMOSプロセスの微細化技術の進歩によりメモリやマイクロプロセッサLSIの高集積化、高速化の動きが活発である。この論理LSIとコンパチブルなプロセスでアナログ回路を実現できれば、同一チップにデジタル回路とアナログ回路を配置することができ、高信頼性・小型化低コストを実現できる。このため、CMOSプロセスによるアナログ回路の実現は、A/D、D/Aコンバータはもちろん、マイクロプロセッサのA/Dオンチップ化、通信、OA機器のデジタル化等に不可欠なものとなっている。
【0003】
A/Dコンバータ等に使用されるコンパレータとしては、高精度が要求される分野では、バイポーラやFETトランジスタによるチョッパ型直流増幅器が実用化されてきた。特に、MOSトランジスタはリーク電流が小さく、オフセット電圧を発生しないので、チョッパスイッチとして最適である。
【0004】
現在、このCMOS構成のチョッパ型コンパレータとして様々なものが検討されている。
図12は、このCMOS構成のチョッパ型コンパレータの一例を示す図である。
図12に示すCMOS構成のチョッパ型コンパレータは、CMOSチョッパ型コンパレータの解析と評価、電子通信学会論文誌、Vol.J67−C No.5、1984において検討されたものである。
【0005】
このチョッパ型コンパレータには、入力電圧VINと基準電圧VRFの切換えを行う入力切換回路101と、入力切換回路101に接続されるコンデンサC1と、数段の増幅器(CMOSインバータ)112等から構成される増幅回路111と、補償回路121と、が設けられている。
【0006】
入力切換回路101には、入力電圧VINのオン/オフを行うスイッチCT1と、基準電圧VRFのオン/オフを行うスイッチCT2が設けられている。スイッチCT1とCT2は、それぞれMOS電界効果トランジスタ等の半導体素子である。スイッチCT1とCT2の図の上下部には、ゲート端子が示されている。これらのゲート端子には、それぞれ制御ドライブ回路102、103が接続されており、それぞれ制御信号CKS、CKCが入力される。スイッチCT1、CT2は、それぞれこの制御信号CKS、CKCで開閉が制御される。
【0007】
増幅回路111を構成するCMOSインバータ112には、MOS電界効果トランジスタ等の半導体素子からなるスイッチCT3が、CMOSインバータ112の入力側と出力側を結合するように配置されている。CMOSインバータ112には、制御ドライブ回路113が接続されており、制御信号CKbが入力される。スイッチCT3は、それぞれこの制御信号CKbで開閉が制御される。
【0008】
なお、補償回路121は、スイッチCT3のゲート・ドレイン間のフィードスルーによるオフセット電圧を低減するために設けられたのもである。ここで、スイッチCT3をCMOSスイッチで構成すれば、PMOSとNMOSによる電荷の自己補償が期待できるため、補償回路121は不要となる。
【0009】
続いて、上述のチョッパ型コンパレータの比較判定方法について説明する。
図13は、チョッパ型コンパレータの比較判定方法を説明するための図である。
図13においては、まず、スイッチCT1、CT3をオンする(ステップ101)。そうすると、コンデンサC1の入力側の電圧は入力電圧VINとなり、出力側の電圧はVBとなるので、コンデンサC1はその差電圧(VIN−VB)で充電される。なお、この電圧VBは、CMOSインバータ112の論理スレッショルド電圧である。この期間をサンプル期間(TS)と呼ぶ。
次に、スイッチCT3をオフし(ステップ102)、続いてスイッチCT1をオフする(ステップ103)。
ここで、スイッチCT2をオンにして(ステップ104)、入力電圧VINと基準電圧VRFとの比較を行う。この期間を比較期間(TC)と呼ぶ。
【0010】
図14は、上述の比較判定を示すタイムチャートである。
図14には、図12のコンパレータを制御する制御信号CLKと、各々のスイッチに入力される制御信号CKS、CKb、CKCのタイムチャートが示されている。図14においては、制御信号CLKがLOW(TPWL)になると、6ns後にスイッチCT2がオフされ、48ns後にスイッチCT1、CT3がオンされる。スイッチCT1がオンされると、TSの期間サンプリングが行われる。
制御信号CLKがHIGH(THIGH)になると、18ns後にスイッチCT3がオフされ、36ns後にスイッチCT1がオフされる。スイッチCT1がオフされると、サンプリングが終了する。
サンプリングが終了すると、34ns後に、スイッチCT2がオンされ、TCの期間比較が行われる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上述のチョッパ型コンパレータにおいては、スイッチCT1のオフ時に電荷ノイズQが発生する。この電荷ノイズQは、所謂フィードスルーノイズを呼ばれる。電荷ノイズQが発生すると、dV1=dQ1/C1の電圧変化が起こり、CMOSインバータ112が応答し、出力を出し始めてしまう。
また、図12に示したように、制御ドライブ回路102、103には、2つのインバータが用いられている。スイッチCT1とCT2の一方のゲート端子には、1つのインバータを介して制御信号が入力され、他方のゲート端子には、2つのインバータを介して制御信号が入力される。そのため、スイッチCT1、CT2のPch及びNchトランジスタを駆動する制御信号にインバータ1段分のディレイが生じ、PchとNchトランジスタを同時にオン/オフできず、上述のフィードスルーノイズを増長させてしまう。
また、上記のdV1を小さく抑えるためにコンデンサC1の容量を大きくした場合、コンパレータを高速動作させるために、スイッチCT1とCT2の切換を高速に行ったとしても、比較期間内にdV1に対する応答を戻しきれない場合があった。この冗長なCMOSインバータの応答を比較時間内により戻し、且つ、VIN−VB電圧を増幅させるためには、CMOSインバータの応答速度を上げねばならず、消費電力の増大を招く。さらに、コンデンサC1を大きくしたチョッパ型コンパレータをA/Dコンバータに使用した場合、A/Dコンバータの入力帯域の低下を招き、高速動作を阻害する要因となってしまう。
【0012】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであって、スイッチの制御ドライバの構成に改良を加えることにより、アナログスイッチのフィードスルーノイズを低減でき、且つ高効率なチョッパ型コンパレータを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明のチョッパ型コンパレータは、 PMOSトランジスタとNMOSトランジスタで構成され、被比較電圧のスイッチングを行う第1のスイッチ手段と、 PMOSトランジスタとNMOSトランジスタで構成され、基準電圧のスイッチングを行う第2のスイッチ手段と、 前記両スイッチ手段の出力側に接続され、前記電圧に応じた電荷を蓄えるコンデンサと、 該コンデンサの出力側に接続され、該コンデンサからのコンデンサ出力信号を増幅する増幅インバータと、 前記両スイッチ手段を制御するクロック信号を出力する第1の制御ドライバ回路と、 前記増幅インバータを制御するクロック信号を制御する第2の制御ドライバ回路と、 を具備し、 前記第1の制御ドライバ回路には、2つの出力手段が設けられており、 前記第1の制御ドライバ回路の一方の出力側に、前記第1のスイッチ手段のPMOSトランジスタのゲート端子及び前記第2のスイッチ手段のNMOSトランジスタのゲート端子、又は、前記第1のスイッチ手段のNMOSトランジスタのゲート端子及び前記第2のスイッチ手段のPMOSトランジスタのゲート端子が接続され、 前記第1の制御ドライバ回路の他方の出力側に、前記第1のスイッチ手段のNMOSトランジスタのゲート端子及び前記第2のスイッチ手段のPMOSトランジスタのゲート端子、又は、前記第1のスイッチ手段のPMOSトランジスタのゲート端子及び前記第2のスイッチ手段のNMOSトランジスタのゲート端子が接続され、 チョッパ型コンパレータであって、 前記第1の制御ドライブ回路及び/又は前記第2の制御ドライブ回路のドライブ出力制御信号の立ち上がり及び立下りの交点がドライブ信号の振幅の中心となることを特徴とする。
【0014】
この例のチョッパ型コンパレータにおいては、スイッチCT1とスイッチCT2の切換がほぼ同時に行えるので、NMOS、PMOSのチャンネル形成キャリアの相殺効果によりフィードスルーをキャンセルすることができ、電圧変化dV1自体を軽減できる。
また、電荷ノイズによる電圧変化dV1を小さく抑えるためコンデンサC1の容量を大きくする必要が無いため、動作を高速にでき、チップ面積も小さくて済む。
また、電圧変化dV1によるインバータの冗長な応答が出力されることが無く、比較期間内に確実に比較を行うことができる。
【0015】
前記チョッパ型コンパレータにおいては、 前記第1の制御ドライブ回路及び/又は前記第2の制御ドライブ回路内においては、該ドライブ回路に入力されたドライブ入力制御信号は、2つの出力回路に分岐されており、 前記一方の出力回路には、複数の第1の制御インバータが設けられており、 前記他方の出力回路には、前記第1の制御インバータの半数の第2の制御インバータが設けられており、該第2の制御インバータを構成するトランジスタのL寸(トランジスタ長さ)が、前記第1の制御インバータを構成するトランジスタのL寸の2倍であることが好ましい。
【0016】
インバータの配置数が異なる場合にも、トランジスタのL寸を変えることにより、スイッチの切換をディレイ無くほぼ同時に行える。これにより、切換時のフィードスルーをキャンセルでき、電荷ノイズによる電圧変化を抑制することができるので、アンプ応答の増長を抑制できる。
【0017】
前記チョッパ型コンパレータにおいては、 前記第1の制御ドライブ回路及び/又は前記第2の制御ドライブ回路内においては、該ドライブ回路に入力されたドライブ入力制御信号は、2つの出力回路に分岐されており、 前記一方の出力回路には、複数の制御インバータを介して、第1のDフリップフロップと、EXOR回路が接続されており、 前記他方の出力回路には、第2のDフリップフロップと、前記EXOR回路が接続されており、 前記EXOR回路の出力側は、前記両フリップフロップに接続されており、 前記両フリップフロップは、前記EXOR回路から制御信号を受けると、前記両フリップフロップに入力される信号を出力することもできる。
【0018】
上述の制御ドライブ回路によれば、レベルの異なる制御信号が同期して出力されるので、スイッチの切換をディレイ無くほぼ同時に行える。これにより、切換時のフィードスルーをキャンセルでき、電荷ノイズによる電圧変化を抑制することができるので、アンプ応答の増長を抑制できる。
【0019】
前記チョッパ型コンパレータにおいては、 前記第1の制御ドライブ回路及び/又は前記第2の制御ドライブ回路内においては、該ドライブ回路に入力されたドライブ入力制御信号は、2つの出力回路に分岐されており、 前記一方の出力回路には、複数のNAND回路を元にした第1の制御インバータが設けられており、 前記他方の出力回路には、前記第1の制御インバータの半数のNAND回路を元にした第2の制御インバータが設けられており、該第2の制御インバータの実質的なL寸(トランジスタ長さ)が、前記第1の制御インバータのL寸の2倍であることが好ましい。
【0020】
インバータの配置数が異なる場合にも、トランジスタの実質的なL寸を変えることにより、スイッチの切換をディレイ無くほぼ同時に行える。これにより、切換時のフィードスルーをキャンセルでき、電荷ノイズによる電圧変化を抑制することができるので、アンプ応答の増長を抑制できる。
【0021】
前記チョッパ型コンパレータにおいては、 前記第1の制御インバータに、並列に配置された2つのPチャンネルトランジスタと、直列に配置された2つのNチャンネルトランジスタと、が配置されており、 前記第2の制御インバータに、並列に配置された4つのPチャンネルトランジスタと、直列に配置された4つのNチャンネルトランジスタと、が配置されている、 ことが好ましい。
【0022】
この例の制御ドライバ回路においては、トランジスタにゲートアレイASIC等でよく用いられるベーシックセルを用いても、チャンネルコンダクタンスβN、βPをほぼ同一にすることができ、且つ、スイッチの切換をディレイ無くほぼ同時に行える。これにより、切換時のフィードスルーをキャンセルでき、電荷ノイズによる電圧変化を抑制することができるので、アンプ応答の増長を抑制できる。
【0023】
前記チョッパ型コンパレータにおいては、 前記第1の制御インバータに、並列に配置された2つのPチャンネルトランジスタと、直列に配置された2つのNチャンネルトランジスタと、が配置されており、 前記第2の制御インバータに、直列に配置された4つのPチャンネルトランジスタと、直列に配置された4つのNチャンネルトランジスタと、が配置されている。
【0024】
上述の制御ドライバ回路においても、スイッチの切換をディレイ無くほぼ同時に行える。これにより、切換時のフィードスルーをキャンセルでき、電荷ノイズによる電圧変化を抑制することができるので、アンプ応答の増長を抑制できる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ説明する。
まず、本発明の第1の実施の形態に係るチョッパ型コンパレータについて説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るチョッパ型コンパレータの構成を概略的に示す図である。
図1には、図10に示したような、入力電圧VINと基準電圧VRFの切換えを行う入力切換回路1と、入力切換回路1に接続されるコンデンサC1と、数段(図では1つだけ示してある)の増幅器(CMOSインバータ)12等から構成される増幅回路11と、が設けられている。
【0026】
入力切換回路1には、入力電圧VINのオン/オフを行うスイッチCT1と、基準電圧VRFのオン/オフを行うスイッチCT2が設けられている。スイッチCT1とCT2は、それぞれMOS電界効果トランジスタ等の半導体素子である。スイッチCT1とCT2の図の上下部には、それぞれゲート端子N1、P1、N2、P2が示されている。これらのゲート端子には、制御ドライブ回路2が接続されている。制御ドライブ回路2は、制御信号CK1の入力を受け、一方の出力部2aからゲート端子P1、N2に開閉指示を出し、他方の出力部2bからゲート端子N1、P2に開閉指示を出す。
【0027】
増幅回路11を構成するCMOSインバータ12には、MOS電界効果トランジスタ等の半導体素子からなるスイッチCT3が、CMOSインバータ12の入力側と出力側を結合するように配置されている。CMOSインバータ12には、制御ドライブ回路2と同様の構成をした制御ドライブ回路13が接続されている。制御ドライブ回路13には、制御信号CK2が入力され、スイッチCT3の開閉が制御される。
【0028】
ここで、この例のチョッパ型コンパレータにおいては、制御ドライブ回路2及び/又は制御ドライブ回路13の出力制御信号の立ち上がり及び立下りの交点がドライブ信号の振幅の中心となるようにすることが好ましい。
【0029】
図2は、出力制御信号の立ち上がり及び立下りの様子を示す図である。
図2には、スイッチCT1、CT2、CT3のPチャンネル及びNチャンネルへの制御信号の立ち上がり及び立下りが示されている。図中の一点鎖線は、制御信号の振幅中心を示すものである。図2に示すように、この例のチョッパ型コンパレータにおいては、Pチャンネル及びNチャンネルへの制御信号の立ち上がり及び立下りが同時に行われ、且つ、立ち上がり及び立下りの交点がドライブ信号の振幅の中心となっている。このようなドライブ信号を用いることによって、Pチャンネル、Nチャンネルトランジスタのチャネル形成キャリアの相殺により、電荷ノイズによる電圧変化dV1をキャンセルすることができる。
【0030】
続いて、上述のチョッパ型コンパレータの比較判定方法について説明する。
図3は、本発明の第1の実施の形態に係るチョッパ型コンパレータの比較判定方法を説明するための図である。
図3においては、まず、スイッチCT1、CT3をオンする(ステップ1)。そうすると、コンデンサC1の入力側の電圧は入力電圧VINとなり、出力側の電圧はVBとなるので、コンデンサC1はその差電圧(VIN−VB)で充電される。なお、この電圧VBは、CMOSインバータ12の論理スレッショルド電圧である。この期間をサンプル期間(TS)と呼ぶ。
次に、スイッチCT3をオフし(ステップ2)、続いてスイッチCT1をオフする(ステップ3)。
ここで、スイッチCT2をオンにして(ステップ4)、入力電圧VINと基準電圧VRFとの比較を行う。この期間を比較期間(TC)と呼ぶ。
【0031】
図4は、上述の比較判定を示すタイムチャートである。
図4には、図1のコンパレータを制御する制御信号CLKと、スイッチCT1、CT2、CT3に入力される各々の制御信号のタイムチャートが示されている。図3においては、制御信号CLKがLOW(TPWL)になると、若干のディレイの後、ほぼ同時に、スイッチCT2のオフ、スイッチCT1、CT3のオンが行われる。スイッチCT1がオンされると、TSの期間サンプリングが行われる。
制御信号CLKがHIGH(THIGH)になると、若干のディレイの後、ほぼ同時に、スイッチCT1のオフとスイッチCT2のオンがなされ、TCの期間比較が行われる。
【0032】
上述のように、この例のチョッパ型コンパレータにおいては、電荷ノイズによる電圧変化dV1を小さく抑えるためコンデンサC1の容量を大きくする必要が無いため、動作を高速にでき、チップ面積も小さくて済む。
また、基準電圧VRFが出力されることが無く、比較期間内に確実に比較を行うことができる。
さらに、スイッチCT1とスイッチCT2の切換がほぼ同時に行えるので、フィードスルーをキャンセルすることができ、電圧変化dV1自体を軽減できる。
【0033】
次に、本発明の第2の実施の形態に係るチョッパ型コンパレータについて説明する。
図5は、本発明の第2の実施の形態に係るチョッパ型コンパレータの制御ドライブ回路の構成を示す図である。この例では、制御ドライブ回路について説明するが、その他の部分については、図1に示したチョッパ型コンパレータと同様の構成とすることができる。
【0034】
図5には、チョッパ型コンパレータの制御ドライブ回路2、13(図1参照)が示されている。制御ドライブ回路2、13の制御信号入力側には、インバータ2aが配置されている。インバータ2aの出力側は、2つに分岐されており、一方には、インバータ2b、2cが配置されており、他方には、インバータ2d、2e、2fが配置されている。インバータ2cの出力側には、ゲート端子P1、N2(図1参照)が接続され、制御信号が出力される。インバータ2fの出力側には、ゲート端子P2、N1(図1参照)が接続され、制御信号が出力される。
【0035】
ここで、インバータのドレイン・ソース間電流Idsは、Ids=β(Vgs−Vth2/2となる。ただし、ここで、Lはインバータを構成するトランジスタのL寸(トランジスタ長さ)、Wはインバータを構成するトランジスタのW値(実効チャンネル幅)であり、β=μ00(W/L)である。また、Vgsはゲート・ソース間電圧であり、VthはスイッチCT1、CT2、CT3のしきい値電圧である。
【0036】
さらに、スイッチのオン抵抗は、Ron=Vds/Idsとなる。ここで、この例のインバータ2bのL寸を、インバータ2d、2eのL寸の2倍の長さとする。このとき、インバータ2b、2d、2eを構成するトランジスタに、チャンネルコンダクタンスβN、βPが同じくらいになるようなW値(実効チャンネル幅)が使用されているとすると、インバータ2bのRonは、インバータ2d、2eのRonの2倍となる。
【0037】
つまり、インバータ2bの1つ分のディレイと、インバータ2dと2eの各々のディレイを足し合わせたものがほぼ同一となり、ゲート端子P1、N2から、ゲート端子P2、N1への切換をディレイ無くほぼ同時に行える。これにより、切換時のフィードスルーをキャンセルでき、電荷ノイズによる電圧変化を抑制することができるので、アンプ応答の増長を抑制できる。
【0038】
次に、本発明の第3の実施の形態に係るチョッパ型コンパレータについて説明する。
図6は、本発明の第3の実施の形態に係るチョッパ型コンパレータの制御ドライブ回路の構成を示す図である。この例では、制御ドライブ回路について説明するが、その他の部分については、図1に示したチョッパ型コンパレータと同様の構成とすることができる。
【0039】
図6には、チョッパ型コンパレータの制御ドライブ回路2、13(図1参照)が示されている。制御ドライブ回路2、13には、制御信号Aが入力される。制御ドライブ回路2、13の入力側には、インバータ21aが配置されている。インバータ21aの出力側は、2つに分岐されており、一方には、インバータ21b、21c、21dが配置されており、他方には、インバータは配置されていない。インバータ21dの出力信号をD1とし、インバータ21aの出力信号をD2とする。インバータ21dの出力側は、2つに分岐されており、一方は、Dフリップフロップ22aに入力され、他方は、EXOR回路23に入力されている。インバータ21aの出力信号D2も、また、2つに分岐されており、一方は、EXOR回路23に入力され、他方は、Dフリップフロップ22bに入力されている。EXOR回路23の出力信号Cは、2つに分岐されており、一方は、Dフリップフロップ22aに入力され、他方は、Dフリップフロップ22bに入力されている。Dフリップフロップ22a、22bの出力信号X1、X2は、それぞれゲート端子P1及びN2(図1参照)、ゲート端子P2及びN1(図1参照)に入力される。
【0040】
図7は、本発明の第3の実施の形態に係るチョッパ型コンパレータの制御ドライブ回路の制御信号を示すタイムチャートである。
図7には、図6の制御ドライブ回路の制御信号Aと、インバータ21dの出力信号をD1と、インバータ21aの出力信号D2と、EXOR回路23の出力信号Cと、Dフリップフロップ22aの出力信号X1と、Dフリップフロップ22bの出力信号X2と、のタイムチャートが示されている。
【0041】
図7においては、制御ドライブ回路の制御信号AがH(High)レベルになると、インバータ21a(出力はLレベル)、21b(出力はHレベル)、21c(出力はLレベル)、21d(出力はHレベル)の動作によってやや遅れて、Hレベルのインバータ21dの出力信号D1が出力される。また、制御ドライブ回路の制御信号AがH(High)レベルになると、インバータ21a(出力はLレベル)の動作によって若干遅れて、Lレベルのインバータ21aの出力信号D2が出力される。
【0042】
インバータ21dの出力信号D1とインバータ21aの出力信号D2がEXOR回路23に入力されると、EXOR回路23から出力信号Cが出力される。ここで、出力信号D1及び出力信号D2が共に、HレベルかLレベルの場合には、EXOR回路23からLレベルの出力信号Cが出力される。一方、出力信号D1、D2のレベルが異なる場合には、EXOR回路23からHレベルの出力信号Cが出力される。
【0043】
Dフリップフロップ22a、22bは、EXOR回路23の出力信号(クロックパルス)Cが入力されると、その時の入力信号と同一の出力を行う。つまり、インバータ21dの出力信号D1の入力を受けるDフリップフロップ22aは、クロックパルスCが入力された時点で、出力信号D1を出力信号X1として出力する。一方、インバータ21aの出力信号D2の入力を受けるDフリップフロップ22bは、クロックパルスCが入力された時点で、出力信号D2を出力信号X2として出力する。ここで、クロックパルスCはDフリップフロップ22a、22bに同時に入力されるので、制御ドライブ回路からは、レベルの異なる制御信号X1、X2が同期して出力される。
【0044】
上述の制御ドライブ回路によれば、レベルの異なる制御信号X1、X2が同期して出力されるので、ゲート端子P1、N2から、ゲート端子P2、N1への切換をディレイ無くほぼ同時に行える。これにより、切換時のフィードスルーをキャンセルでき、電荷ノイズによる電圧変化を抑制することができるので、アンプ応答の増長を抑制できる。
【0045】
次に、本発明の第4の実施の形態に係るチョッパ型コンパレータについて説明する。
図8は、本発明の第4の実施の形態に係るチョッパ型コンパレータの制御ドライブ回路の構成を示す図である。この例では、制御ドライブ回路について説明するが、その他の部分については、図1に示したチョッパ型コンパレータと同様の構成とすることができる。
【0046】
図8には、チョッパ型コンパレータの制御ドライブ回路2、13(図1参照)が示されている。制御ドライブ回路2、13の制御信号入力側には、NAND回路を元にしたインバータ31aが配置されている。インバータ31aの出力側は、2つに分岐されており、一方には、インバータ32、31bが配置されており、他方には、インバータ31c、31d、31eが配置されている。インバータ31bの出力側には、ゲート端子P1、N2(図1参照)が接続され、制御信号が出力される。インバータ31eの出力側には、ゲート端子P2、N1(図1参照)が接続され、制御信号が出力される。
【0047】
続いて、上述のインバータの構成について詳しく説明する。
図9は、インバータ31a、31b、31c、31d、31eの構成を示す図である。
図9に示すインバータ31a、31b、31c、31d、31eには、並列に配置された2つのPチャンネルトランジスタP1、P2と、直列に配置された2つのNチャンネルトランジスタN1、N2と、が配置されている。
【0048】
図10は、インバータ32の構成を示す図である。
図10に示すインバータ32には、並列に配置された4つのPチャンネルトランジスタP1、P2、P3、P4と、直列に配置された4つのNチャンネルトランジスタN1、N2、N3、N4と、が配置されている。インバータ32は、図9に示したインバータ31a、31b、31c、31d、31eを2つシリアル接続したような構成をしており、インバータ32のL寸は実質的にインバータ31a、31b、31c、31d、31eの2倍となっている。
【0049】
上述の制御ドライバ回路においては、Nチャンネルトランジスタが直列で、Pチャンネルトランジスタが並列に配置されているので、NチャンネルトランジスタのβNとPチャンネルトランジスタβPとの比が1:1となり、図2に示すように、立ち上がり及び立下りのスルーレートが揃ってくる。
また、この例の制御ドライバ回路においては、トランジスタにベーシックセルを用いても、βN、βPをほぼ同一にすることができ、且つ、インバータ32の1つ分のディレイと、インバータ31cと31dの各々のディレイを足し合わせたものがほぼ同一となり、ゲート端子P1、N2から、ゲート端子P2、N1への切換をディレイ無くほぼ同時に行える。これにより、切換時のフィードスルーをキャンセルでき、電荷ノイズによる電圧変化を抑制することができるので、アンプ応答の増長を抑制できる。
【0050】
次に、本発明の第5の実施の形態に係るチョッパ型コンパレータについて説明する。
図11は、本発明の第5の実施の形態に係るチョッパ型コンパレータの制御ドライブ回路の構成を示す図である。この例では、制御ドライブ回路を構成するインバータについて説明するが、その他の部分については、図8、図9に示した制御ドライブ回路と同様の構成とすることができる。
図11に示すインバータ32には、直列に配置された4つのPチャンネルトランジスタP1、P2、P3、P4と、直列に配置された4つのNチャンネルトランジスタN1、N2、N3、N4と、が配置されている。
【0051】
上述の制御ドライバ回路においても、インバータ32の1つ分のディレイと、インバータ31cと31dの各々のディレイを足し合わせたものがほぼ同一となり、ゲート端子P1、N2から、ゲート端子P2、N1への切換をディレイ無くほぼ同時に行える。これにより、切換時のフィードスルーをキャンセルでき、電荷ノイズによる電圧変化を抑制することができるので、アンプ応答の増長を抑制できる。
【0052】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、スイッチの制御ドライバの構成に改良を加えることにより、アナログスイッチのフィードスルーノイズを低減でき、且つ高効率なチョッパ型コンパレータを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るチョッパ型コンパレータの構成を概略的に示す図である。
【図2】出力制御信号の立ち上がり及び立下りの様子を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るチョッパ型コンパレータの比較判定方法を説明するための図である。
【図4】上述の比較判定を示すタイムチャートである。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るチョッパ型コンパレータの制御ドライブ回路の構成を示す図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係るチョッパ型コンパレータの制御ドライブ回路の構成を示す図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係るチョッパ型コンパレータの制御ドライブ回路の制御信号を示すタイムチャートである。
【図8】本発明の第4の実施の形態に係るチョッパ型コンパレータの制御ドライブ回路の構成を示す図である。
【図9】インバータ31a、31b、31c、31d、31eの構成を示す図である。
【図10】インバータ32の構成を示す図である。
【図11】本発明の第5の実施の形態に係るチョッパ型コンパレータの制御ドライブ回路の構成を示す図である。
【図12】このCMOS構成のチョッパ型コンパレータの一例を示す図である。
【図13】チョッパ型コンパレータの比較判定方法を説明するための図である。
【図14】上述の比較判定を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
IN 入力電圧
RF 基準電圧
1 コンデンサ
CT1、CT2、CT3 スイッチ
1、N2、N1、P2 ゲート端子
CK1、CK2 制御信号
1 入力切換回路
2、13 制御ドライブ回路
11 増幅回路
12 増幅器(CMOSインバータ)

Claims (5)

  1. PMOSトランジスタとNMOSトランジスタで構成され、被比較電圧のスイッチングを行う第1のスイッチ手段と、
    PMOSトランジスタとNMOSトランジスタで構成され、基準電圧のスイッチングを行う第2のスイッチ手段と、
    前記両スイッチ手段の出力側に接続され、前記電圧に応じた電荷を蓄えるコンデンサと、
    該コンデンサの出力側に接続され、該コンデンサからのコンデンサ出力信号を増幅する増幅インバータと、
    前記両スイッチ手段を制御するクロック信号を出力する第1の制御ドライバ回路と、
    前記増幅インバータを制御するクロック信号を制御する第2の制御ドライバ回路と、
    を具備し、
    前記第1の制御ドライバ回路には、2つの出力手段が設けられており、
    前記第1の制御ドライバ回路の一方の出力側に、前記第1のスイッチ手段のPMOSトランジスタのゲート端子及び前記第2のスイッチ手段のNMOSトランジスタのゲート端子、又は、前記第1のスイッチ手段のNMOSトランジスタのゲート端子及び前記第2のスイッチ手段のPMOSトランジスタのゲート端子が接続され、
    前記第1の制御ドライバ回路の他方の出力側に、前記第1のスイッチ手段のNMOSトランジスタのゲート端子及び前記第2のスイッチ手段のPMOSトランジスタのゲート端子、又は、前記第1のスイッチ手段のPMOSトランジスタのゲート端子及び前記第2のスイッチ手段のNMOSトランジスタのゲート端子が接続され、 るチョッパ型コンパレータであって、
    前記第1の制御ドライブ回路及び/又は前記第2の制御ドライブ回路のドライブ出力制御信号の立ち上がり及び立下りの交点がドライブ信号の振幅の中心となり、前記第1の制御ドライブ回路及び/又は前記第2の制御ドライブ回路内においては、該ドライブ回路に入力されたドライブ入力制御信号は、
    2つの出力回路に分岐されており、
    前記一方の出力回路には、複数の第1の制御インバータが設けられており、
    前記他方の出力回路には、前記第1の制御インバータの半数の第2の制御インバータが設けられており、該第2の制御インバータを構成するトランジスタのL寸(トランジスタ長さ)が、前記第1の制御インバータを構成するトランジスタのL寸の2倍であることを特徴とするチョッパ型コンパレータ。
  2. PMOSトランジスタとNMOSトランジスタで構成され、被比較電圧のスイッチングを行う第1のスイッチ手段と、
    PMOSトランジスタとNMOSトランジスタで構成され、基準電圧のスイッチングを行う第2のスイッチ手段と、
    前記両スイッチ手段の出力側に接続され、前記電圧に応じた電荷を蓄えるコンデンサと、
    該コンデンサの出力側に接続され、該コンデンサからのコンデンサ出力信号を増幅する増幅インバータと、
    前記両スイッチ手段を制御するクロック信号を出力する第1の制御ドライバ回路と、
    前記増幅インバータを制御するクロック信号を制御する第2の制御ドライバ回
    路と、
    を具備し、
    前記第1の制御ドライバ回路には、2つの出力手段が設けられており、
    前記第1の制御ドライバ回路の一方の出力側に、前記第1のスイッチ手段のPMOSトランジスタのゲート端子及び前記第2のスイッチ手段のNMOSトランジスタのゲート端子、又は、前記第1のスイッチ手段のNMOSトランジスタのゲート端子及び前記第2のスイッチ手段のPMOSトランジスタのゲート端子が接続され、
    前記第1の制御ドライバ回路の他方の出力側に、前記第1のスイッチ手段のNMOSトランジスタのゲート端子及び前記第2のスイッチ手段のPMOSトランジスタのゲート端子、又は、前記第1のスイッチ手段のPMOSトランジスタのゲート端子及び前記第2のスイッチ手段のNMOSトランジスタのゲート端子が接続され、
    るチョッパ型コンパレータであって、
    前記第1の制御ドライブ回路及び/又は前記第2の制御ドライブ回路のドライブ出力制御信号の立ち上がり及び立下りの交点がドライブ信号の振幅の中心となり、前記第1の制御ドライブ回路及び/又は前記第2の制御ドライブ回路内においては、該ドライブ回路に入力されたドライブ入力制御信号は、2つの出力回路に分岐されており、
    前記一方の出力回路には、複数の制御インバータを介して、第1のDフリップフロップと、EXOR回路が接続されており、
    前記他方の出力回路には、第2のDフリップフロップと、前記EXOR回路が接続されており、
    前記EXOR回路の出力側は、前記両フリップフロップに接続されており、
    前記両フリップフロップは、前記EXOR回路から制御信号を受けると、前記両フリップフロップに入力される信号を出力することを特徴とするチョッパ型コンパレータ。
  3. PMOSトランジスタとNMOSトランジスタで構成され、被比較電圧のスイッチングを行う第1のスイッチ手段と、
    PMOSトランジスタとNMOSトランジスタで構成され、基準電圧のスイッチングを行う第2のスイッチ手段と、
    前記両スイッチ手段の出力側に接続され、前記電圧に応じた電荷を蓄えるコンデンサと、
    該コンデンサの出力側に接続され、該コンデンサからのコンデンサ出力信号を増幅する増幅インバータと、
    前記両スイッチ手段を制御するクロック信号を出力する第1の制御ドライバ回路と、
    前記増幅インバータを制御するクロック信号を制御する第2の制御ドライバ回路と、
    を具備し、
    前記第1の制御ドライバ回路には、2つの出力手段が設けられており、
    前記第1の制御ドライバ回路の一方の出力側に、前記第1のスイッチ手段のPMOSトランジスタのゲート端子及び前記第2のスイッチ手段のNMOSトランジスタのゲート端子、又は、前記第1のスイッチ手段のNMOSトランジスタのゲート端子及び前記第2のスイッチ手段のPMOSトランジスタのゲート端子が接続され、
    前記第1の制御ドライバ回路の他方の出力側に、前記第1のスイッチ手段のNMOSトランジスタのゲート端子及び前記第2のスイッチ手段のPMOSトランジスタのゲート端子、又は、前記第1のスイッチ手段のPMOSトランジスタのゲート端子及び前記第2のスイッチ手段のNMOSトランジスタのゲート端子が接続され、
    るチョッパ型コンパレータであって、
    前記第1の制御ドライブ回路及び/又は前記第2の制御ドライブ回路のドライブ出力制御信号の立ち上がり及び立下りの交点がドライブ信号の振幅の中心となり、前記第1の制御ドライブ回路及び/又は前記第2の制御ドライブ回路内においては、該ドライブ回路に入力されたドライブ入力制御信号は、2つの出力回路に分岐されており、
    前記一方の出力回路には、複数のNAND回路を元にした第1の制御インバータが設けられており、
    前記他方の出力回路には、前記第1の制御インバータの半数のNAND回路を元にした第2の制御インバータが設けられており、該第2の制御インバータの実質的なL寸(トランジスタ長さ)が、前記第1の制御インバータのL寸の2倍であることを特徴とするチョッパ型コンパレータ。
  4. 前記第1の制御インバータに、並列に配置された2つのPチャンネルトランジスタと、直列に配置された2つのNチャンネルトランジスタと、が配置されており、
    前記第2の制御インバータに、並列に配置された4つのPチャンネルトランジスタと、直列に配置された4つのNチャンネルトランジスタと、が配置されている、
    ことを特徴とする請求項3記載のチョッパ型コンパレータ。
  5. 前記第1の制御インバータに、並列に配置された2つのPチャンネルトランジスタと、直列に配置された2つのNチャンネルトランジスタと、が配置されており、
    前記第2の制御インバータに、直列に配置された4つのPチャンネルトランジスタと、直列に配置された4つのNチャンネルトランジスタと、が配置されている、
    ことを特徴とする請求項3記載のチョッパ型コンパレータ。
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