JP3646530B2 - 報知装置 - Google Patents

報知装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3646530B2
JP3646530B2 JP25576098A JP25576098A JP3646530B2 JP 3646530 B2 JP3646530 B2 JP 3646530B2 JP 25576098 A JP25576098 A JP 25576098A JP 25576098 A JP25576098 A JP 25576098A JP 3646530 B2 JP3646530 B2 JP 3646530B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
actuator
string
notification device
signal
operation pattern
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP25576098A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000092165A (ja
Inventor
毅 瀬戸
邦彦 高城
雅尚 広瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP25576098A priority Critical patent/JP3646530B2/ja
Publication of JP2000092165A publication Critical patent/JP2000092165A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3646530B2 publication Critical patent/JP3646530B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Telephone Set Structure (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephone Function (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話、PHS、ポケットベル等の携帯用通信機器の呼出装置等に用いられて、その着信情報等、所定の情報を報知する報知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、音意外の報知手段を用いて電話の着信を知らせる着信報知装置が知られている。特に、近年目覚ましく普及している携帯電話、PHS、ポケットベル等の携帯用通信機器においても、場所をわきまえず発信される着信音に鑑み、音以外の報知手段を用いる着信装置が提案されている。
【0003】
例えば、そのような携帯用通信機器の報知手段としては、バイブレータによる振動や発光素子による光、更には、特開平02―186863号公報に開示された携帯電話機に付属されたもののように、音、振動、及び光を組み合わせたもの等が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述したような報知装置にあっては、使用者の聴覚、触覚、視覚等に働きかけて情報を知らせるのであるが、使用者の周囲の状況によっては、そのような感知が非常に困難となる場合がある。
【0005】
例えば報知手段が音である場合、その着信音は、周囲の騒音に掻き消されてしまうことがある。とりわけ前述したように、その着信音自体が周囲に対する騒音となる虞もある。
【0006】
また、報知手段が振動である場合は、使用者が装置を身に付けていないと、振動はほとんど感知し得ない。
【0007】
更に、報知手段が光である場合は、直射日光のあたる屋外等での使用は、点灯している光が大変見にくくなるため不向きである。
【0008】
そこで本発明は、このような問題点に鑑みつつ、所定の情報を使用者に対して確実に報知することができる報知装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本願第1請求項に記載した発明は、紐体と、前記紐体と連係されたアクチュエータと、所定の情報を伝達する信号に基いて前記アクチュエータを制御するアクチュエータ制御部とを備えた報知装置において、前記アクチュエータ制御部は、前記信号の内容を識別する信号内容識別手段と、前記アクチュエータの動作パターンを複数記憶させた動作パターンテーブルと、前記信号内容識別手段からの出力に応じて前記動作パターンテーブルに記憶させた複数の動作パターンのなかから特定の動作パターンを採用する動作パターン決定手段と、を有する構成の報知装置である。
【0010】
このように、本発明の報知装置によると、紐体と、紐体と連係されたアクチュエータと、所定の情報を伝達する信号に基いて前記アクチュエータを制御するアクチュエータ制御部とを備えたので、所定の情報は、アクチュエータにて紐体を移動することにより、使用者に対して確実に報知される。
【0011】
すなわち、アクチュエータがアクチュエータ制御部にて所定の情報を伝達する信号に基いて制御されることにより、アクチュエータと連係された紐体は、所定の情報に対応して移動する。
【0012】
そして、紐体を移動することによれば、使用者は、紐体の移動を目視することによって、所定の情報を視覚的に認知することが可能となる。特に、直射日光のあたる屋外等で使用する際は、報知手段が光である場合よりも比較的容易に確認される。
【0013】
また、本報知装置は、紐体を利用して衣服や首、鞄、壁等の外部に掛け止めるようにしてもよい。この場合、紐体が移動する際には、これらの衣服や首、鞄、壁等に対する動作が得られて、視覚的報知効果が一層向上される。
【0014】
とりわけ、本報知装置を衣服や首に掛ける等して身に付けるのであれば、紐体の移動による触覚的報知効果が得られる。ここで更に、紐体を小刻みに移動するように構成すれば、振動が得られる。
【0020】
また、本発明において、アクチュエータ制御部は、信号の内容を識別する信号内容識別手段と、アクチュエータの動作パターンを複数記憶させた動作パターンテーブルと、信号内容識別手段からの出力に応じて動作パターンテーブルに記憶させた複数の動作パターンのなかから特定の動作パターンを採用する動作パターン決定手段と、を有するので、信号の内容毎にアクチュエータの動作パターンが使い分けられる。従って、多種類の情報が、紐体の移動態様を異ならせることにより、それぞれ報知される。
【0021】
本願第請求項に記載した発明は、請求項において、前記報知装置は、携帯用通信機器の呼出装置である構成の報知装置である。
【0022】
携帯用通信機器の着信は、従来では音、振動、光等で使用者に報知していたところ、本発明によると、紐体を移動することによって報知される。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の具体例を図面に基いて詳細に説明する。
【0024】
図1に示すように、本例の報知装置1は、携帯用通信機器たる携帯電話の呼出装置であって、紐体2と、紐体2と連係されたアクチュエータ3と、アクチュエータ3を制御するアクチュエータ制御部4とを備え、電話の着信情報は、前記紐体が移動することによって報知されるように構成されている。
【0025】
当該報知装置1の外装ケース5は、携帯電話本体とは別体に形成されたもの、又は、携帯電話機能が内装されたものである。また、図中の6は、アクチュエータ3の駆動源たるバッテリである。
【0026】
本例の紐体2は、合成樹脂を製織したワイヤであって、環状に形成されるとともに、外装ケース5内部のアクチュエータ3に設けられた回転出力部301に連係されている。また紐体2は、外装ケース5に設けた孔部501,501から外部に露呈されおり、この外部に露呈された部分を衣服や首、鞄、壁等の外部に掛け止めるようにしている。また、外装ケースの要所には、紐体2を規制するプーリ502,502を配設している。
【0027】
前記アクチュエータ3は、前記回転出力部301を有する電動モータであり、前記バッテリ6から動力を得るとともに、その回転方向及び回転速度は、アクチュエータ制御部4によって制御されている。
【0028】
アクチュエータ制御部4は、図2に示すように、前記携帯電話における信号受信回路から信号が入力される信号内容識別手段401と、アクチュエータ3の動作パターン(回転方向及び回転速度のパターン)を複数記憶させた動作パターンテーブル403と、信号内容識別手段401からの出力に応じて動作パターンテーブル403に記憶させた複数の動作パターンのなかから特定の動作パターンを採用する動作パターン決定手段402と、動作パターン決定手段402で決定された動作パターンに基いてアクチュエータ3を駆動するアクチュエータ駆動回路404と、を有する。
【0029】
尚、前記携帯電話の信号受信回路は、呼び出し側が発信する信号を受信する回路であり、その信号内容には、呼び出し側が付加した情報や呼び出し側の電話番号等の情報が符号の状態で含まれている。また、信号受信回路から信号内容識別手段への信号入力は、電波、光、又は通信用ケーブルを用いた通信手段にて行うようにしている。
【0030】
信号内容識別手段401は、信号受信回路から入力された信号の内容を識別する手段であって、具体的には、前述した符号を検出する符号検出手段と、符号内容を記憶した符号内容テーブルと、符号検出手段で検出された符号の内容を符号内容テーブルから判定する符号判定回路とで構成されている。
【0031】
動作パターン決定手段402は、信号内容識別手段401から出力された信号の内容に応じて、動作パターンテーブル403に記憶させた複数の動作パターンのなかから特定の動作パターンを採用する手段である。
【0032】
すなわち、動作パターンテーブル403には、回転方向及び回転速度がそれぞれ異なるアクチュエータ3の動作パターンが複数記憶されており、動作パターン決定手段402は、判別された信号内容と、その信号内容と対応される動作パターンとを1対1に対応させて用いるようにしている。
【0033】
そして、アクチュエータ3の動作パターンが決定されると、アクチュエータ駆動回路404によってアクチュエータ3が駆動されて、紐体2は、外装ケース5の孔部501,501において出没して移動する。
【0034】
このような本例の構成によると、携帯電話の着信情報は、紐体2が移動することによって報知される。すなわち、使用者にとって紐体2の移動は、報知装置1が衣服や首、鞄、壁等に対して移動することにより、視覚的に感知される。また、紐体2を衣服や首にかけて報知装置1を身に付けた場合、触覚的にも感知することができる。ここで更に、紐体2を小刻みに移動するようにすると、振動が得られる。
【0035】
尚、本例の紐体2の移動による報知手段は、音や光等、その他の報知手段と組み合わせて用いるようにしてもよい。
【0036】
また本例のように、信号の内容毎にアクチュエータ3の動作パターンを使い分けることによれば、呼び出し側が付加した情報や呼び出し側の電話番号等、多種類の情報が、紐体の移動態様を異ならせることにより、着信情報と同時にそれぞれ報知される。
【0037】
以上説明したように、本例の報知装置によると、紐体と、紐体と連係されたアクチュエータと、所定の情報を伝達する信号に基いて前記アクチュエータを制御するアクチュエータ制御部とを備えたので、所定の情報は、アクチュエータにて紐体を移動することにより、使用者に対して確実に報知することができる。
【0038】
すなわち、アクチュエータがアクチュエータ制御部にて所定の情報を伝達する信号に基いて制御されることにより、アクチュエータと連係された紐体は、所定の情報に対応して移動することができる。
【0039】
そして、紐体を移動することによれば、使用者は、紐体の移動を目視することによって、所定の情報を視覚的に認知することができる。特に、直射日光のあたる屋外等で使用する際は、報知手段が光である場合よりも比較的容易に確認することができる。
【0040】
また、本報知装置は、紐体を利用して衣服や首、鞄、壁等の外部に掛け止めるようにしてもよい。この場合、紐体が移動する際には、これらの衣服や首、鞄、壁等に対する動作が得られて、視覚的報知効果を一層向上することができる。
【0041】
とりわけ、本報知装置を衣服や首に掛ける等して身に付けるのであれば、紐体の移動による触覚的報知効果を得ることができる。ここで更に、紐体を小刻みに移動するように構成すれば、振動を得ることもできる。
【0042】
更に、本例の報知装置によると、報知装置の外装ケースには、紐体を挿通する孔部を設けたので、紐体は、孔部から外装ケースの外部に露呈されて、孔部に対して出没するように移動することができる。
【0043】
更に、本例の報知装置によると、アクチュエータ制御部は、信号の内容を識別する信号内容識別手段と、アクチュエータの動作パターンを複数記憶させた動作パターンテーブルと、信号内容識別手段からの出力に応じて動作パターンテーブルに記憶させた複数の動作パターンのなかから特定の動作パターンを採用する動作パターン決定手段と、を有するので、信号の内容毎にアクチュエータの動作パターンを使い分けることができる。従って、多種類の情報を、紐体の移動態様を異ならせることにより、それぞれ報知することができる。
【0044】
また更に、携帯用通信機器の着信は、従来では音、振動、光等で使用者に報知していたところ、本例によると、紐体を移動することによって報知することができる。
【0045】
次に、本発明の第2の具体例を図3に基いて説明する。
【0046】
図3に示すように、本例の報知装置1は、それぞれ紐体2を巻き取る巻取部302,302を備えた一対のアクチュエータ3,3を用いたものであり、紐体2は、両端部をそれぞ前記巻取部302,302に支持して設けられている。尚、その他の構成については、前述した具体例と同様であるので、共通する箇処には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0047】
本例の紐体2は、アクチュエータ3,3によって回転される巻取部302,302にて各端部をそれぞれ巻き取る、又は巻き取った各端部をそれぞれ開放することにより移動される。
【0048】
すなわち、このような報知装置1は、紐体2を利用して衣服や首、鞄、壁等の外部に掛け止めて、紐体2の端部の巻き取り/開放を順次行うことで、これらの衣服や首、鞄、壁等に対し、上下方向に揺らすことができる。
【0049】
このように、アクチュエータで紐体を巻き取るように構成してもよい。
【0050】
更に、本発明の第3の具体例を図4に基いて説明する。
【0051】
本例の報知装置1は、回転して移動するカム体303を備えたアクチュエータ3を用いたものであり、紐体2の基端は、前記カム体303の回転によって揺動される揺動部304に支持されるとともに、紐体2の他端には、外部装着用の係止具7が設けられている。尚、その他の構成については、前述した具体例と同様であるので、その説明を省略する。
【0052】
すなわち、前記カム体303は、凸部を有するおよそ円状の部材であって、揺動部304に対して前記突部を離合することにより、揺動部304を揺動するものである。
【0053】
前記揺動部304は、外装ケース5に枢支されるとともに、外装ケース5との間に設けられたコイルばね305によって、カム体303側へ付勢されている。
【0054】
そして紐体2は、揺動部304が揺動するのに伴い、外装ケース5に対し往復移動される。
【0055】
また、本例の係止具7は、鞄等の外部部材に対して着脱可能に駐止される金具であって、本報知装置1は、この係止具7を任意の部位に駐止することによって掛け止められる。
【0056】
本例の報知装置によると、紐体には、外部装着用の係止具を設けたので、本報知装置は、係止具を装置外部に係止することによって、容易に掛け止めることができる。
【0057】
また、アクチュエータとしては、カム体や、揺動部、コイルばね等を利用したものであってもよい。
【0058】
このようなアクチュエータによれば、紐体を急激に引くことができ、使用者としては、紐体の移動を容易に認識することができる。
【0059】
更に、本発明の第4の具体例を図5に基いて説明する。
【0060】
本例の報知装置1は、ベルト304によってカム体307を回転するアクチュエータ3を用いたものである。紐体2は、前記カム体307が回転するとともに往復移動される往復部308に端部を固定して設けられており、カム体307がベルトによって回転されるのに伴って、その端部が往復部308とともに移動される。また、外装ケース5と往復部308との間には、前記往復部308をカム体306側へ付勢するコイルばね309を設けている。更に、外装ケース5の孔部501は、前記往復部308を移動可能に支持する円筒状に形成されたものであり、前記コイルばね309は、この円筒状の孔部501の周囲に沿って配置されている。尚、その他の構成については、前述した具体例と同様であるので、その説明及び図示を省略する。
【0061】
このように、アクチュエータとしては、ベルトや、カム体、往復部材、コイルばね等を利用したものであってもよい。
【0062】
このようなアクチュエータによれば、紐体を急激に引くことができ、使用者としては、紐体の移動を容易に認識することができる。
【0063】
また、往復部材は、円筒状に形成した外装ケースの孔部にコイルばねを装着し、このコイルばねによってカム体側へ付勢するようにしてもよい。このような構成によれば、それらの各部品を容易且つ正確に組み付けることができる。
【0064】
更に、本発明の第5の具体例を図6に基いて説明する。
【0065】
本例の報知装置は、外装ケース5の要所にアクチュエータ3にて動かされる複数の可動部8,8を有するものであって、紐体2は、各端部を前記可動部8,8の先端にそれぞれ支持して設けている。尚、その他の構成については、前述した具体例と同様であるので、その説明及び図示を省略する。
【0066】
本例のアクチュエータ3は、前記可動部8,8と連結された連結部311を回転するものである。連結部311の回転速度は、複数の歯車からなる減速器310によって適宜設定されている。
【0067】
可動部8,8は、外装ケース5に支持された軸受部801を中心に下方向に回転可能に軸受されるとともに、連結部311に対しては、それらの各端部を連結部311に形成された溝状のガイド部311aに係止することによって連結されている。尚、各可動部8,8の一部分は、弾性変形可能な緩衝用のスプリングで形成されている。
【0068】
このような構成によると、可動部8,8は、連結部311が回転するのに伴い、各基端が連結部311のガイド部311aによって上下方向にもたらされて、軸受部801を中心に揺動する。また紐体2は、可動部8,8の揺動に連れて移動される。
【0069】
本例のように、アクチュエータにて動かされる可動部を設け、この可動部に紐体を支持するように構成してもよい。このような可動部によれば、報知装置の装飾性を向上することができる。
【0070】
更に、本発明の第6の具体例を図7に基いて説明する。尚、前述した具体例と同様の構成については、その説明を省略する。
【0071】
本例の報知装置1は、アクチュエータ3の回転板315に一方の端部を支持された紐体2が、回転板315が回転することによって移動されるように構成したものである。尚、紐体2の他方の端部は、留め具201にて該紐体2の中央部に移動可能に支持している。
【0072】
更に、外装ケース5の両脇には、それぞれ可動部8,8が設けられている。一方の可動部8は、その基端を外装ケース5に支持されるとともに、他端を紐体2に支持されており、紐体2が移動するとともに弾性変形可能なスプリングの部分において折り曲げられて、屈伸動作をするように設けられている。また、他方の可動部8は、アクチュエータ3によって直接操作されて、外装ケース5に対して揺動するように設けられている。
【0073】
本例のアクチュエータ3は、回転駆動される駆動歯車312と、前記駆動歯車312と噛合された従動歯車313と、外装ケース5に枢支されるとともに前記従動歯車313と同行回転する回転軸314と、前記回転軸314の先端に設けられた回転板315とを備え、紐体2の端部は、回転板315の要所に設けた支持部316に支持されている。
【0074】
従って、駆動歯車312が回転駆動することによれば、回転板315が従動歯車313及び回転軸314とともに回転して、紐体2が一方の可動部8の屈伸動作を伴いつつ移動される。
【0075】
また、前記回転軸314には、ワンウェイクラッチ317を介してカム体318を支持している。このワンウェイクラッチ317は、回転軸314が正逆方向のいずれか一方に回転した場合にカム体318を回転する部材である。そして、他方の可動部8は、外装ケース5に回転移動可能に支持された支軸320と一体に形成されており、前記カム体318の回転によって往復移動されるフォロワー319にて前記支軸320が操作されることにより、外装ケース5に対して揺動される。尚、図示は省略したが、外装ケース5とフォロワー319との間には、フォロワー319をカム体318側へ付勢するコイルばねを設けている。
【0076】
すなわち、回転軸314が回転される際、紐体2はその回転方向に拘らず移動されるのに対し、他方の可動部8は、回転軸314を所定の方向に回転した場合にのみ揺動される。
【0077】
尚、回転軸314の回転方向は、駆動歯車312及び従動歯車313の回転方向に対応するものであり、これらの回転方向の制御は、アクチュエータ制御部4にて行われる。
【0078】
このように、アクチュエータにて紐体と可動部とをそれぞれ動かすように構成してもよい。
【0079】
特に本例のように、アクチュエータの動作パターンにより、紐体及び可動部の双方を動かす場合と、それらのいずれか一方を動かす場合とを使い分けるように構成してもよい。
【0080】
このような構成によれば、紐体と可動部との動きの組み合わせにより、着信情報を使用者に対してより確実に報知することができる。例えば、着信と同時に紐体が動きだし、その状態である程度の時間が経過すると更に可動部が動きだすように構成することもできる。
【0081】
【発明の効果】
本願第1請求項に記載した発明は、紐体と、前記紐体と連係されたアクチュエータと、所定の情報を伝達する信号に基いて前記アクチュエータを制御するアクチュエータ制御部とを備えた報知装置において、前記アクチュエータ制御部は、前記信号の内容を識別する信号内容識別手段と、前記アクチュエータの動作パターンを複数記憶させた動作パターンテーブルと、前記信号内容識別手段からの出力に応じて前記動作パターンテーブルに記憶させた複数の動作パターンのなかから特定の動作パターンを採用する動作パターン決定手段と、を有する構成の報知装置である。
【0082】
このように、本発明の報知装置によると、紐体と、紐体と連係されたアクチュエータと、所定の情報を伝達する信号に基いて前記アクチュエータを制御するアクチュエータ制御部とを備えたので、所定の情報は、アクチュエータにて紐体を移動することにより、使用者に対して確実に報知することができる。
【0083】
すなわち、アクチュエータがアクチュエータ制御部にて所定の情報を伝達する信号に基いて制御されることにより、アクチュエータと連係された紐体は、所定の情報に対応して移動することができる。
【0084】
そして、紐体を移動することによれば、使用者は、紐体の移動を目視することによって、所定の情報を視覚的に認知することができる。特に、直射日光のあたる屋外等で使用する際は、報知手段が光である場合よりも比較的容易に確認することができる。
【0085】
また、本報知装置は、紐体を利用して衣服や首、鞄、壁等の外部に掛け止めるようにしてもよい。この場合、紐体が移動する際には、これらの衣服や首、鞄、壁等に対する動作が得られて、視覚的報知効果を一層向上することができる。
【0086】
とりわけ、本報知装置を衣服や首に掛ける等して身に付けるのであれば、紐体の移動による触覚的報知効果を得ることができる。ここで更に、紐体を小刻みに移動するように構成すれば、振動を得ることもできる。
【0092】
また、本発明において、アクチュエータ制御部は、信号の内容を識別する信号内容識別手段と、アクチュエータの動作パターンを複数記憶させた動作パターンテーブルと、信号内容識別手段からの出力に応じて動作パターンテーブルに記憶させた複数の動作パターンのなかから特定の動作パターンを採用する動作パターン決定手段と、を有するので、信号の内容毎にアクチュエータの動作パターンを使い分けることができる。従って、多種類の情報を、紐体の移動態様を異ならせることにより、それぞれ報知することができる。
【0093】
本願第請求項に記載した発明は、請求項において、前記報知装置は、携帯用通信機器の呼出装置である構成の報知装置である。
【0094】
携帯用通信機器の着信は、従来では音、振動、光等で使用者に報知していたところ、本発明によると、紐体を移動することによって報知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の具体例に係り、報知装置を示す正面図である。
【図2】 本発明の具体例に係り、アクチュエータ制御部を示す回路説明図である。
【図3】 本発明の具体例に係り、報知装置を示す正面図である。
【図4】 本発明の具体例に係り、報知装置を示す正面図である。
【図5】 本発明の具体例に係り、報知装置を示す正面図である。
【図6】 本発明の具体例に係り、報知装置を示す正面図である。
【図7】 本発明の具体例に係り、報知装置を示す正面図である。
【符号の説明】
1 携帯電話の報知装置
2 紐体
3 アクチュエータ
4 アクチュエータ制御部
5 外装ケース
6 バッテリ
7 係止具
8 可動部
201 留め具
301 回転出力部
302 巻取部
303 カム体
304 揺動部
305 コイルばね
306 ベルト
307 カム体
308 往復部
309 コイルばね
310 減速器
311 連結部
311a ガイド部
312 駆動歯車
313 従動歯車
314 回転軸
315 回転板
316 支持部
317 ワンウェイクラッチ
318 カム体
319 フォロワー
320 支軸
401 信号内容識別手段
402 動作パターン決定手段
403 動作パターンテーブル
404 アクチュエータ駆動回路
501 孔部
502 プーリ
801 軸受部

Claims (2)

  1. 紐体と、前記紐体と連係されたアクチュエータと、所定の情報を伝達する信号に基いて前記アクチュエータを制御するアクチュエータ制御部とを備えた報知装置において、
    前記アクチュエータ制御部は、前記信号の内容を識別する信号内容識別手段と、前記アクチュエータの動作パターンを複数記憶させた動作パターンテーブルと、前記信号内容識別手段からの出力に応じて前記動作パターンテーブルに記憶させた複数の動作パターンのなかから特定の動作パターンを採用する動作パターン決定手段と、を有することを特徴とする報知装置。
  2. 前記報知装置は、携帯用通信機器の呼出装置であることを特徴とする請求項1記載の報知装置。
JP25576098A 1998-09-09 1998-09-09 報知装置 Expired - Fee Related JP3646530B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25576098A JP3646530B2 (ja) 1998-09-09 1998-09-09 報知装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25576098A JP3646530B2 (ja) 1998-09-09 1998-09-09 報知装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000092165A JP2000092165A (ja) 2000-03-31
JP3646530B2 true JP3646530B2 (ja) 2005-05-11

Family

ID=17283254

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25576098A Expired - Fee Related JP3646530B2 (ja) 1998-09-09 1998-09-09 報知装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3646530B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000092165A (ja) 2000-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8311595B2 (en) Portable wireless communication device
US9384640B2 (en) Tactile alerting mechanism for portable communications device
JPH07273843A (ja) 携帯無線機の着信通報方法及び通報装置
JP3646530B2 (ja) 報知装置
JPH0897892A (ja) 携帯無線電話装置
GB2378617A (en) Mobile device vibrating in response to a predetermined condition
JP2007281786A (ja) 携帯端末装置、充電台、及び着信報知装置
JP2004200743A (ja) 携帯機器
KR100478839B1 (ko) 통신단말기의 시각적 착신알림장치
JP2000092163A (ja) 報知装置
JPH11150584A (ja) 報知装置及び報知方法
JP2001145139A (ja) 携帯型電話機用報知装置
JP2000092164A (ja) 通信装置の報知機構
KR200224753Y1 (ko) 휴대폰의 착신을 알려주는 작동구
JP2010283540A (ja) 携帯型無線通信装置
KR200241000Y1 (ko) 휴대폰의 착신신호 알림장치
JP2000236371A (ja) 携帯電話機用ストラップと携帯電話装置
KR100384543B1 (ko) 전화벨 발생전압을 이용한 송수화기 회동장치
KR101016949B1 (ko) 휴대폰 착신알림장치 및 그 방법
JPH11146037A (ja) 電話着信報知装置
JP3051025U (ja) 携帯通信機器用着信報知装置
JP2000092162A (ja) 報知装置
JP2003236470A (ja) 振動発生装置
KR20020045766A (ko) 휴대폰의 착신을 알려주는 작동구
JP2000244612A (ja) 着信自動切換機能を備えた携帯型情報端末装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20040720

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20041109

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20041210

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20050118

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20050131

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080218

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090218

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090218

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100218

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110218

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110218

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 7

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120218

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130218

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees