JP3646096B2 - プロテクター - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、プロテクターに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、プロテクターは、肩ベルトと腰ベルトを有し、両ベルトを身体に巻き付けることでプロテクターを身体に装着する。
【0003】
そして、肩・腰ベルトの端部には、バックル雄部材が取り付けられ、プロテクター本体側には、バックル雌部材が取り付けられている。
【0004】
従来、バックル雌部材は、帯状取付部材を介して、プロテクター本体に取り付けられ、バックル雌部材は、プロテクター本体の輪郭線よりも外方側に配設されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のプロテクターでは、プロテクターを身体に装着したときに、バックル雌部材がプロテクター本体の輪郭線よりも外方側に配設されるため、バックル雌部材がぶらぶらとして身体に当たって身体に違和感を生じると共に、バックル雌部材にボール等が当たってバックル雌部材が破損する虞れがあった。また、バックル雌部材に係止したバックル雄部材は、その係止爪部を破損する虞れがあった。さらに、帯状取付部材は、プロテクター本体に固定状に取り付けられているため、肩・腰ベルトを身体に巻き付けたときに、帯状取付部材等に無理な曲げ力が働いてちぎれ等の破損が生じていた。
【0006】
そこで、本発明は、バックル雌部材及びバックル雄部材の破損を確実に防止するプロテクターを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本発明に係るプロテクターは、プロテクター本体の表皮が射出成形された熱可塑性エラストマーから成り、該表皮が表側に突出した突隆部を有し、バックル雌部材が、プロテクター本体の輪郭線よりも内方側に配設されるように上記表皮に取り付けられ、かつ、上記突隆部に被覆されており、さらに、プロテクター本体には身体に巻き付けるためのベルトが配設され、該ベルトの端部に、上記バックル雌部材に係脱自在のバックル雄部材が取り付けられ、該バックル雄部材は、2本のガイド脚部と、ガイド脚部の間に配設された係止脚部と、を備え、該係止脚部は、少なくとも上壁部と左右側壁部とを有して先端側へ開口した形状であって、かつ、係止脚部の内面に係止爪部を突設し、上記バックル雌部材は、上記ガイド脚部が差し込まれるガイド筒部と、上記係止脚部内に嵌め込まれる弾性変形係止部と、を有し、さらに、該弾性変形係止部には、上記係止爪部に係脱する係止窪部が設けられているものである。
【0008】
また、バックル雌部材が、表皮に揺動自在に枢結されている。
【0009】
また、表皮が射出成形された熱可塑性エラストマーから成り、該表皮が表側に突出した突隆部を有し、バックル雌部材が、プロテクター本体の輪郭線よりも内方側に配設されるように上記表皮に取り付けられ、かつ、上記突隆部に被覆されており、さらに、上記バックル雌部材と離脱自在に係止する係止爪部を有するバックル雄部材を備え、上記係止爪部の係止した係止状態で、上記係止爪部が上記突隆部に覆われ、かつ、上記バックル雄部材が、上記輪郭線よりも内方側に位置するように構成されているものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態を示す図面に基づき、本発明を詳説する。
【0011】
図1と図2に、本発明に係るプロテクターの実施の一形態を示し、本プロテクターは、肩部Sと腰部Wを有するプロテクター本体Mを備え、肩部S及び腰部Wには、夫々、ベルト32,32が配設され、この両ベルト32,32を身体に巻き付けることで、プロテクター本体Mを身体に装着する。なお、本プロテクターは、野球、ソフトボール、アイスホッケー、フットボールなどのスポーツの、審判用、選手用に使用され、(主に胸・腹の)上半身の表面側に被覆状に装着して使用される。
【0012】
プロテクター本体Mは、表皮1と、裏生地10と、表皮1と裏生地10との間にサンドウィッチ状に挟まれた(PE、PU等の)板状発泡体11と、からなり、表皮1と発泡体11と裏生地10とがミシン糸9にて一体状に縫製されている。
【0013】
表皮1は、射出成形された熱可塑性エラストマー(TPE)から成り、TPEとしては、例えば、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリエチレン系、ポリスチレン系などがある。
【0014】
表皮1は、裏面壁部33と、裏面壁部33に貫設されて表側に突出した複数の突隆部2…と、を有し、突隆部2は、周壁部(側壁部)13と表面壁部14とを有し、裏面側に内部空間15を有する。なお、表側とは、身体と反対側をいう。
【0015】
また、表皮1は、分割構造とされ、プロテクター本体Mの大部分を占める基板表皮34と、基板表皮34に後から(縫製にて)取り付けられる後付表皮35と、から成る。
【0016】
ベルト32の端部には、バックル雄部材31が取り付けられ、プロテクター本体M側には、バックル雄部材31と離脱自在に係止するバックル雌部材30が取り付けられている。
【0017】
バックル雌部材30は、プロテクター本体Mの輪郭線Lよりも内方側に配設されるように表皮1に取り付けられ、かつ、突隆部2に被覆されている。
【0018】
具体的に述べると、バックル雌部材30は、基板表皮34の裏面壁部33に、(カシメピン等の)軸部材36にて、軸部材36の軸心36a廻りに揺動自在となるように枢結されている。また、バックル雌部材30は、後付表皮35の突隆部2に被覆されている。
【0019】
従って、図3に示すように、バックル雌部材30は、プロテクター本体Mの輪郭線Lよりも内方側に配設され、突隆部2に覆われながら軸心36a廻りに揺動自在となるため、本プロテクターを身体に装着したときに、バックル雌部材30が身体に当接することがなく違和感なく使用できると共に、バックル雌部材30へのボール等の接触を防止してバックル雌部材30の破損を防止することができる。さらに、プロテクター本体M側でバックル雌部材30の向きが自由に変わるため、身体へ巻き付けているベルト32の違和感がなく、また、バックル雌部材30等の部品に無理な曲げ力が働かず破損し難くなる。
【0020】
さらに、バックル雄部材31の係止爪部40(図4参照)をバックル雌部材30に係止した係止状態で、バックル雄部材31が上記輪郭線Lよりも内方側に位置すると共に、バックル雄部材31の係止爪部40がバックル雌部材30と共に突隆部2に覆われており、バックル雄部材31(特に、係止爪部40)の破損を防止することができる。また、バックル雄部材31はバックル雌部材30と共に向きを変えることができ、バックル雄部材31に無理な曲げ力が働かず破損し難くなる。
【0021】
なお、ベルト32の両端部のバックル雄部材31,31に係脱するバックル雌部材30,30の内の一方(又は両方)のバックル雌部材30を、固定状としてもよい。
【0022】
次に、図4に示すように、バックル雄部材31は、2本のガイド脚部37,37と、2本のガイド脚部37,37の間に配設された係止脚部38と、ベルト32が取り付けられると共にガイド脚部37,37及び係止脚部38が固着されるベルト取付部43と、を有している。
【0023】
係止脚部38は、上壁部60と左右側壁部61,61とを少なくとも有して先端側へ開口した形状であり、具体的に述べると、係止脚部38は、下方(裏側)に開口の凹溝部39を有し、凹溝部39に下方(裏側)に突出状に係止爪部40が設けられている。即ち、係止爪部40は、係止脚部38の内部に隠れているため、係止爪部40の破損を防止することができる。
【0024】
バックル雌部材30は、バックル雄部材31のガイド脚部37,37が差し込まれるガイド筒部41,41と、バックル雄部材31の係止脚部38の凹溝部39内部に嵌め込まれる弾性変形係止部42と、弾性変形係止部42の一端とガイド筒部41,41とが固着される基板部44と、を有している。
【0025】
弾性変形係止部42の他端側には、係止脚部38の係止爪部40に係脱する係止窪部45と、弾性変形係止部42を上下方向に(弯曲状に)揺動させる押圧部46と、が設けられている。また、基板部44には、(図2参照の)軸部材36が挿通される孔部47が貫設されている。
【0026】
次に、バックル雄部材31のバックル雌部材30への係止を説明すると、図4に示すように、バックル雄部材31のガイド脚部37,37を、バックル雌部材30のガイド筒部41,41に差し込んでいくと共に、バックル雄部材31の係止脚部38を、バックル雌部材30の弾性変形係止部42に嵌め込んでいくと、図5(イ)に示すように、バックル雄部材31の係止爪部40が、バックル雌部材30の弾性変形係止部42を下方へ押圧して、弾性変形係止部42を下方へ揺動させ、図5(ロ)に示すように、係止爪部40が係止窪部45に嵌合することで、バックル雄部材31がバックル雌部材30に係合する。なお、バックル雄部材31のバックル雌部材30からの離脱を説明すると、図5(ハ)に示すように、押圧部46を下方へ押圧して弾性変形係止部42を下方へ揺動させながら、バックル雄部材31を引き抜くことで、バックル雄部材31をバックル雌部材30から離脱させることができる。
【0027】
次に、バックル雌部材30のプロテクター本体Mへの取付方法を、肩部Sにおいて、説明すると、まず、図6に示すように、バックル雌部材30が取り付けられる取付域Zを平坦に形成した基板表皮34を成形すると共に、図7に示すように、バックル逃げ用切欠部48が設けられた突隆部2を有する後付表皮35を成形する。
【0028】
そして、図2に示すように、バックル雌部材30を、基板表皮34の裏面壁部33(取付域Z)に、軸部材36にて枢結した後、後付表皮35を、その突隆部2にてバックル雌部材30を表面側から被覆するように、基板表皮34に載置し、その後、後付表皮35・基板表皮34・発泡体11・裏生地10を縁巻部25及びミシン糸9にて一体に縫製して、バックル雌部材30をプロテクター本体Mへ取り付ける。
【0029】
なお、図2と図7に示すように、後付表皮35の突隆部2(表面壁部14)の、バックル雌部材30の押圧部46に対向する部位に、弾性変形可能な薄肉の小山部49を設け、外部から小山部49を押圧することで、押圧部46の押圧が可能となる。また、後付表皮35の切欠部48から、バックル雄部材31のバックル雌部材30への差し込みが可能となると共に、その切欠部48により、バックル雌部材30の揺動が干渉されない。
【0030】
なお、図示省略するが、バックル雌部材30を、別の(ポリアセタール等の)蓋部材にて、被覆するようにしてもよい。
【0031】
次に、図8に、バックル雌部材30のプロテクター本体Mへの他の取付状態を示し、バックル雌部材30を後付表皮35に軸部材36にて枢結した後、後付表皮35を基板表皮34の裏面側よりミシン糸9にて縫製し、その後、後付表皮35・発泡体11・裏生地10を縁巻部25及びミシン糸9にて一体に縫製して、バックル雌部材30をプロテクター本体Mへ取り付ける。
【0032】
なお、基板表皮34の突隆部2(表面壁部14)の、バックル雌部材30の押圧部46に対向する部位に、操作孔部50を貫設し、外部から押圧部46の押圧が可能となる。また、基板表皮34の突隆部2にバックル逃げ用切欠部48が設けられている。
【0033】
次に、図9に、バックル雌部材30及びバックル雄部材31の他の実施の形態を示し、図4と比較すると明らかな如く次の構成が相違する。即ち、図4では、係止爪部40と係止窪部45とが上下方向(垂直方向)にて係脱するのに対し、図9では、係止爪部40と係止窪部45とが左右方向(水平方向)にて係脱するように構成されている。具体的に述べると、係止爪部40は、係止脚部38の凹溝部39に左右側方に突出状に設けられ、係止窪部45は、弾性変形係止部42に左右側方に凹状に形成され、押圧部46は、弾性変形係止部42を左右方向に(弯曲状に)揺動させるように構成されている。また、弾性変形係止部42の両端部は、固定されている。
【0034】
そして、バックル雄部材31のバックル雌部材30への係止を説明すると、図10(イ)に示すように、バックル雄部材31のガイド脚部37,37を、バックル雌部材30のガイド筒部41,41に差し込んでいくと共に、バックル雄部材31の係止脚部38を、バックル雌部材30の弾性変形係止部42に嵌め込んでいくと、バックル雄部材31の係止爪部40が、バックル雌部材30の弾性変形係止部42を側方へ押圧して、弾性変形係止部42を側方へ揺動させ、図10(ロ)に示すように、係止爪部40が係止窪部45に嵌合することで、バックル雄部材31がバックル雌部材30に係合する。他方、図10(ハ)に示すように、押圧部46を側方へ押圧して弾性変形係止部42を側方へ揺動させながら、バックル雄部材31を引き抜くことで、バックル雄部材31をバックル雌部材30から離脱させることができる。
【0035】
そして、図9に示すバックル雌部材30は、図11に示す回転用カバー部材52にて補強用に被覆される。即ち、図11と図12に示すように、回転用カバー部材52は、筒体であり、バックル雌部材30を内部に装着するための開口部55と、バックル雌部材30の位置決め突部54が嵌合される位置決め孔部53と、バックル雌部材30の押圧部46が露出する切欠部56と、軸部材36(図2参照)が挿通するための孔部47と、が形成されている。
【0036】
次に、バックル雌部材30を内装した回転用カバー部材52のプロテクター本体Mへの取付方法を、腰部Wにおいて、説明すると、まず、図13に示すように、バックル雌部材30が取り付けられる取付域Zを平坦に形成した基板表皮34を成形すると共に、図14に示すように、バックル逃げ用切欠部48が設けられた突隆部2を有する後付表皮35を成形する。
【0037】
そして、図15に示すように、バックル雌部材30を内装した回転用カバー部材52を、基板表皮34に、軸部材36にて枢結した後、後付表皮35を、その突隆部2にて回転用カバー部材52を表面側から被覆するように、基板表皮34に載置し、その後、後付表皮35・基板表皮34・発泡体11・裏生地10を縁巻部25及びミシン糸9にて一体に縫製して、回転用カバー部材52をプロテクター本体Mへ取り付ける。
【0038】
また、図9に示すバックル雌部材30は、上記回転用カバー部材52に代わって、図16に示す固定用カバー部材57にて被覆するようにしてもよい。即ち、図16と図17に示すように、固定用カバー部材57は、袋状であり、バックル雌部材30を内部に装着するための開口部55と、バックル雌部材30の位置決め突部54が嵌合される位置決め孔部53と、バックル雌部材30の押圧部46が露出する切欠部56と、が形成されている。
【0039】
そして、バックル雌部材30を内装した固定用カバー部材57のプロテクター本体Mへの取付方法を、腰部Wにおいて、説明すると、まず、図13に示すように、バックル雌部材30が取り付けられる取付域Zを平坦に形成した基板表皮34を成形すると共に、図18に示すように、バックル逃げ用切欠部48が設けられた突隆部2を有する後付表皮35を成形する。なお、後付表皮35の切欠部48は、固定用カバー部材57(バックル雌部材30)が揺動しないため、バックル雄部材31を差し込むだけの大きさであればよい。
【0040】
そして、図19に示すように、バックル雌部材30を内装した固定用カバー部材57を、基板表皮34に、ミシン糸9にて縫製した後、後付表皮35を、その突隆部2にて固定用カバー部材57を表面側から被覆するように、基板表皮34に載置し、その後、後付表皮35・基板表皮34・発泡体11・裏生地10を縁巻部25及びミシン糸9にて一体に縫製して、固定用カバー部材57をプロテクター本体Mへ取り付ける。
【0041】
なお、図20に示すように、基板表皮1に窓部58を貫設して、固定用カバー部材57を、基板表皮1の裏面側から窓部58に挿通して、基板表皮1にミシン糸9にて縫製して取り付けてもよい。
【0042】
次に、図21にバックル雌部材30の別の実施の形態を示し、図9と比較すると明らかな如く次の構成が相違する。即ち、図9におけるバックル雌部材30は、弾性変形係止部42の両端が固着されている方向と平行な方向へ押圧することで弯曲変形させるのに対して、図21におけるバックル雌部材30は、弾性変形係止部42の両端が固着されている方向へ押圧することで弯曲変形させるように構成されているため、弾性変形係止部42の両端の固着部位への弯曲変形による負担を軽減させることができる。
【0043】
次に、図22にバックル雌部材30のさらに他の実施の形態を示し、図21と比較すると明らかな如く次の構成が相違する。即ち、図21におけるバックル雌部材30は、弾性変形係止部42の両端が固着されているのに対して、図22におけるバックル雌部材30は、弾性変形係止部42の係止窪部45側の一端が自由端となっているため、弾性変形係止部42の弯曲変形を容易に行うことができる。
【0044】
なお、表皮1の表面(即ち、突隆部2の表面壁部14)を、予め、弯曲面状、又は、凹凸模様面、若しくは、勾配面として、成形してもよく、さらに、表皮1の裏面側を、予め、身体に対応した凹曲面状として、成形してもよい。また、表皮1の表面を、予め、革皺模様として、成形してもよい。要するに、射出成形用金型に、上記形状・模様を形成しておくことで、表皮1に上記形状・模様を容易に形成することができる。
【0045】
なお、本発明は上述の実施の形態に限定されず、例えば、バックル雄部材31の係止脚部38を筒状としてもよく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更可能である。
【0046】
【発明の効果】
本発明は上述の如く構成されるので、次に記載する効果を奏する。
【0047】
(請求項1によれば、)プロテクターの身体への装着時に、バックル雌部材30が身体に当接することがなく違和感なく使用できる。また、バックル雌部材30へのボール等の接触を防止してバックル雌部材30の破損を防止することができる。さらに、表皮1の設計の自由度の増加、及び、表皮1の耐衝撃性の向上、を図ることができる。
また、係止爪部 40 の破損を確実に防止することができる。
【0048】
(請求項2によれば、)プロテクター本体M側でバックル雌部材30の向きが自由に変わるため、身体へ巻き付けているベルト32の違和感がなく、また、バックル雌部材30等の部品に無理な曲げ力が働かず破損し難くなる。
【0049】
(請求項3によれば、)プロテクターの身体への装着時に、バックル雌部材30及びバックル雄部材31が身体に当接することがなく違和感なく使用できる。また、バックル雌部材30及びバックル雄部材31へのボール等の接触を防止してバックル雌部材30及びバックル雄部材31の破損を防止することができる。さらに、表皮1の設計の自由度の増加、及び、表皮1の耐衝撃性の向上、を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の一形態を示す正面図である。
【図2】 図1のH−H断面図である。
【図3】 全体作用説明図である。
【図4】 バックル雄雌部材を示す斜視図である。
【図5】 要部断面作用説明図である。
【図6】 要部拡大斜視図である。
【図7】 要部斜視図である。
【図8】 取付状態の他の実施の形態を示す断面図である。
【図9】 バックル雄雌部材の他の実施の形態を示す斜視図である。
【図10】 要部平面作用説明図である。
【図11】 回転用カバー部材を示す斜視図である。
【図12】 平面図である。
【図13】 要部拡大斜視図である。
【図14】 要部斜視図である。
【図15】 取付状態の別の実施の形態を示す断面図である。
【図16】 固定用カバー部材を示す斜視図である。
【図17】 平面図である。
【図18】 要部斜視図である。
【図19】 取付状態のさらに他の実施の形態を示す断面図である。
【図20】 取付状態のさらに別の実施の形態を示す断面図である。
【図21】 バックル雄雌部材の別の実施の形態を示す斜視図である。
【図22】 バックル雄雌部材のさらに他の実施の形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 表皮
2 突隆部
30 バックル雌部材
31 バックル雄部材
32 ベルト
37 ガイド脚部
38 係止脚部
40 係止爪部
41 ガイド筒部
42 弾性変形係止部
45 係止窪部
60 上壁部
61 側壁部
M プロテクター本体
L 輪郭線
Claims (3)
- プロテクター本体(M)の表皮(1)が射出成形された熱可塑性エラストマーから成り、該表皮(1)が表側に突出した突隆部(2)を有し、バックル雌部材(30)が、プロテクター本体(M)の輪郭線(L)よりも内方側に配設されるように上記表皮(1)に取り付けられ、かつ、上記突隆部(2)に被覆されており、
さらに、プロテクター本体(M)には身体に巻き付けるためのベルト( 32 )が配設され、該ベルト( 32 )の端部に、上記バックル雌部材( 30 )に係脱自在のバックル雄部材( 31 )が取り付けられ、該バックル雄部材( 31 )は、2本のガイド脚部( 37)(37 )と、ガイド脚部( 37)(37 )の間に配設された係止脚部( 38 )と、を備え、該係止脚部( 38 )は、少なくとも上壁部( 60 )と左右側壁部( 61)(61 )とを有して先端側へ開口した形状であって、かつ、係止脚部( 38 )の内面に係止爪部( 40 )を突設し、
上記バックル雌部材( 30 )は、上記ガイド脚部( 37)(37 )が差し込まれるガイド筒部( 41)(41 )と、上記係止脚部( 38 )内に嵌め込まれる弾性変形係止部( 42 )と、を有し、さらに、該弾性変形係止部( 42 )には、上記係止爪部( 40 )に係脱する係止窪部( 45 )が設けられていることを特徴とするプロテクター。 - バックル雌部材(30)が、表皮(1)に揺動自在に枢結されている請求項1記載のプロテクター。
- 表皮(1)が射出成形された熱可塑性エラストマーから成り、該表皮(1)が表側に突出した突隆部(2)を有し、バックル雌部材(30)が、プロテクター本体(M)の輪郭線(L)よりも内方側に配設されるように上記表皮(1)に取り付けられ、かつ、上記突隆部(2)に被覆されており、さらに、上記バックル雌部材(30)と離脱自在に係止する係止爪部(40)を有するバックル雄部材(31)を備え、上記係止爪部(40)の係止した係止状態で、上記係止爪部( 40 )が上記突隆部(2)に覆われ、かつ、上記バックル雄部材( 31 )が、上記輪郭線(L)よりも内方側に位置するように構成されていることを特徴とするプロテクター。
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