JP3642464B2 - 磁気プリンター - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁気ヘッドアレイ上に直接磁気画像を形成後、現像剤で現像し、紙などの支持体へ転写して定着する、新規なマグネトグラフィーを用いた磁気プリンターに関する。さらに詳しくは、現像剤の種類によってモノカラーまたはフルカラーのいずれにも適用可能な高速,高分解能の磁気プリンターに関する。
本発明に係る磁気プリンターの応用分野としては、速度を大幅に速めた場合には、高速度印刷機としても用いることができる。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の技術の代表例として、NIPSON社の磁気プリンターがある(http://www.jatobull.co.jp/nipsontmp/nipson.html)。この磁気プリンターにおいては、本発明と同様に、マイクロ磁気ヘッドアレイを用いている。すなわち、この磁気プリンターは、マイクロ磁気ヘッドアレイを用いて、リジッドなシリンダー上の磁性体に磁気潜像を形成し、次いで、現像剤を用いてシリンダーの磁性体上に画像を形成し、さらにこれを転写し定着するものである。
上記ホームページに提供されている資料によれば、A4サイズにして700枚/分のプリントスピードであり、画像分解能は480dpiである。フルカラーは形成できない。
【0003】
従来は、上述のように、磁性体上に画像を形成した後、これを転写する方法が主流であった(例えば、岩崎通信機(株)による特公昭63−45598号「潜像形成方法」、特公昭63−16065号「磁気転写装置」参照)。
また、磁気ヘッドの構成としては、高透磁率コアに銅線を巻いた電磁誘導タイプ磁気ヘッドを単体で、または数個重ねて用いたものが使用されていた(小鍛冶等による「磁気プリンタにおける高解像度記録用マルチチャンネルヘッド」(画像電子学会誌 第22巻 第5号(1993)参照)。
【0004】
この他、マイクロ磁気ヘッドアレイとしては、F.Cardot 等により、The 7th International Conference on Solid-State Sensors and Actuators 講演論文集 32-35 ページに開示されたものが知られている。
このマイクロ磁気ヘッドアレイは、シリコン基板上に、図5にその概略を示すような、FeNiの記録電極の電極501を その周囲に配したAuワイヤのコイル502と共に高密度に配置したものである。
なお、上記文献中には、このマイクロ磁気ヘッドアレイは、回転可能な磁気ドラムとの組み合わせにより、前記磁気ドラム上に磁気画像を形成し、この磁気画像を顕像化し、さらに紙などに転写する磁気プリンターに応用可能であることが示されている。ただし、磁気プリンターの具体的な構成については、明らかにされていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術には、高速度で高分解能画像を得ようとする場合には、次のような欠点があった。
(1)一度磁性体上に磁気ヘッドを用いて磁気潜像を形成した後、現像し、これを紙などの支持体上に転写した。すなわち、転写前の画像を得るには2段階(磁気潜像形成ついで現像剤で現像)を要した。
(2)磁気ヘッドは1個または数個程度であり、高分解能画像を得ることは、困難であった。
【0006】
(3)マイクロ磁気ヘッドアレイを用いる場合でも、マイクロ磁気ヘッドはシリコンウェハなど硬い基板の上に形成されていた。このため、マイクロ磁気ヘッドはフレキシビリティ(柔軟性)に欠け、破壊しやすいものであった。
(4)前述のNIPSON社のマイクロ磁気ヘッドアレイは、フォトリソグラフィーという方法を用いて作成されるものであるため、大面積では形成できなかった。また、アレイの数も数列に限定されていた。
(5)従来、カラー画像の得られるマグネトグラフィー技術は実現されていなかった。
【0007】
本発明の目的は、従来の技術における上述のような問題を解消し、モノカラーまたはフルカラーのいずれにも適用可能な高速,高分解能の磁気プリンターを提供することにある。
より詳細に述べれば、以下の通りである。
本発明の第1の目的は、マイクロ磁気ヘッドアレイ自体を連続した、かつ、フレキシビリティーを有する帯状に形成し、マイクロ磁気ヘッド上に直接画像を形成するようにして、プロセスを短縮し、画像形成を高速化することである。
第2の目的は、マイクロ磁気ヘッドアレイを千鳥上に配列して、より高分解能化を可能とすることである。また、現像剤の平均粒子径を10μm以下としてより分解能の高い画像を得ることである。
【0008】
第3の目的は、マイクロ磁気ヘッドアレイを大面積化して作製し、つなぎ目がなくてきれいな画像を、高速度に形成することである。
第4の目的は、連続して画像を形成しても、長時間の耐久性を有するマイクロ磁気ヘッドアレイを作製することである。
第5の目的は、一つの画像作製プロセスを簡単化して(従って、R(赤),G(緑),B(青),Bl(黒)の4回の繰り返しを容易にして)、カラー画像を得やすくし、かつ、4つのドットで1画素を形成するようにして、鮮明なカラー画像とすることである。
第6の目的は、画像の定着に圧力または熱を用いて、より高速化を可能とすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係る磁気プリンターは、支持体に支持されるマイクロ磁気ヘッドアレイと、該マイクロ磁気ヘッドアレイの各マイクロ磁気ヘッドに選択的通電を行う電源と、前記マイクロ磁気ヘッドアレイの各マイクロ磁気ヘッドに形成される磁気像を現像するトナー現像装置とを有し、前記電源により、前記マイクロ磁気ヘッドアレイの各マイクロ磁気ヘッドに選択的通電を行ってデジタル画像を形成し、該画像を前記トナー現像装置により磁性トナーを用いて現像し、次いで該トナー画像を転写媒体上に転写し定着するプロセスによって画像を形成することを特徴とする。
【0010】
また、本発明に係る磁気プリンターにおいては、前記マイクロ磁気ヘッドアレイの支持体が、可撓性プラスチックからなるシームレス構造を有することを特徴とする。
また、本発明に係る磁気プリンターにおいては、前記マイクロ磁気ヘッドアレイは、各マイクロ磁気ヘッドが千鳥状にずらして配置されており、画像形成時には複数列を用いて電気的スイッチングを併用することにより、実ヘッドピッチよりも小さいピッチでの画像形成を可能としたことを特徴とする。
【0011】
また、本発明に係る磁気プリンターにおいては、前記マイクロ磁気ヘッドアレイ上には、保護膜が設けられたことを特徴とする。
また、本発明に係る磁気プリンターにおいては、前記画像形成プロセスが、異なった4個のマイクロ磁気ヘッドを用いて、4回の画像を繰り返して重ねることにより、カラー画像を形成することを特徴とする。
また、本発明に係る磁気プリンターにおいては、前記マイクロ磁気ヘッドの位置が異なり、従って異なる4ドットで1画素が形成されることを特徴とする。
【0012】
また、本発明に係る磁気プリンターにおいては、前記画像形成プロセスにおいて、使用する現像剤の平均粒子径が10μm以下であることを特徴とする。
また、本発明に係る磁気プリンターにおいては、前記画像形成プロセスにおいて、画像を転写する場合にはマイクロ磁気ヘッドへの通電を停止して、磁性トナーが剥離しやすくすることを特徴とする。
また、本発明に係る磁気プリンターにおいては、前記画像形成プロセスにおいて、画像の定着に圧力もしくは熱を用いることを特徴とする。
【0013】
請求項1に係る発明によれば、マイクロ磁気ヘッドアレイに通電してデジタル画像を形成し、この画像を現像剤を用いて現像し、次いで前記画像を支持体上に転写し定着するプロセスによって画像を形成するので、高速度で高分解能の磁気プリンターを実現することができる。
請求項2に係る発明によれば、マイクロ磁気ヘッドアレイの支持体にプラスチックを用いるようにしたので、変形が容易でかつシームレスな連続体とすることが容易になり、従って高速度で高分解能の磁気プリンターを実現することができる。
請求項3に係る発明によれば、マイクロ磁気ヘッドアレイの各列のコイル中心位置を直線上からずらして2次元的に配設したので、実際のドットピッチよりも高密度な磁気記録が可能となり、高分解能画像も作製可能となる。
【0014】
また、請求項4に係る発明によれば、マイクロ磁気ヘッドアレイ上には保護膜を設けたので耐久性が向上する。
また、請求項5に係る発明によれば、異なった4種のマイクロ磁気ヘッドアレイを用いて、R,G,B,Blの画像を4回繰り返して重ねて、カラー画像を形成するようにしたので、鮮明なカラー画像が得られるようになる。
請求項6に係る発明によれば、マイクロ磁気ヘッドの位置が異なり、従って異なる4ドットで1画素を形成させ、各ドットにはR,G,B,Blの各画像を形成するようにしたので、鮮明なカラー画像が得られるようになる。
【0015】
また、請求項7に係る発明によれば、画像形成プロセスにおいて、使用する磁性トナーの平均粒子径を10μm以下としたので、鮮明な画像が得られるようになる。
請求項8に係る発明によれば、画像を転写する場合は、マイクロ磁気ヘッドへの通電を停止して、磁性トナーが剥離しやすくしたので、高速度で画像を形成することができるようになる。
請求項9に係る発明によれば、画像の定着に圧力または熱を用いるようにしたので、装置をが小型・軽量化することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、まず、本発明に係る磁気プリンターの基本構成について、図1を用いて説明する。
磁気プリンターは、4つの基本部分からなる。図1において、101は回転ドラムであり、その形状は円柱形,多角柱形など問わない。この回転ドラム101は、比較的変形が自由であることが特徴である。回転ドラム101の外周には、マイクロ磁気ヘッドアレイ102が配置されており、外部に対して磁界が印加できるように構成されている。
【0017】
磁気プリンターの第1の部分では、マイクロ磁気ヘッドアレイ102の各マイクロ磁気ヘッドを、スイッチングによりONまたはOFFとして、デジタルな磁気潜像を形成する。この場合、画像を形成することの意味は、元の画像信号に応じた位置の各マイクロ磁気ヘッドを励磁することである。なお、励磁用の電源や電気回路は図示されていないが、回転ドラム101の内部に配置しても外部に配置しても構わない。
磁気プリンターの第2の部分は、トナー現像装置105を有し、磁気潜像の画像を現像する部分である。ここには現像剤が準備されており、マイクロ磁気ヘッドアレイ102中の励磁されたマイクロ磁気ヘッド上にのみ現像剤が付着する。現像剤付着後の回転ドラム101表面には、画像が形成されている。しかし、この現像剤は、マイクロ磁気ヘッドによって発生した磁界によって付着しているだけであるので、各マイクロ磁気ヘッドへの電気信号を切断すると、現像剤が剥離して画像は消失する。
【0018】
磁気プリンターの第3の部分は、現像剤により形成された画像をロール103を介して支持体、例えば紙104などに転写する部分である。例えば、紙104を回転ドラム101に押し付けてマイクロ磁気ヘッドの磁界を切断し、転写する。これにより、画像は、紙上に形成される。
次いで、磁気プリンターの第4の部分で加圧または加熱により、現像剤が紙上に定着される。ここでは、ヒーターロール106と加圧ロール107とを用いている。
以上が、本発明に係る磁気プリンターにおける基本的画像形成プロセスである(請求項1に対応する)。
【0019】
すなわち、従来は、マイクロ磁気ヘッドなどを用いて、一度円筒状の回転ロールに磁気潜像を作製していたが、本発明に係る磁気プリンターにおいては、マイクロ磁気ヘッドの上に保護膜(請求項4に示した)を介して、直接画像を作製することが特徴である。
また、従来は、マイクロ磁気ヘッドアレイが、シリコンウェハなどの硬い支持体の上に作製されていたが、本発明に係る磁気プリンターにおいては、柔軟性を有する画像形成用ベルト(上記説明では、回転ドラム101)を作製することが可能になったことが第2の特徴である。
【0020】
また、従来は、リソグラフィー技術を用いてマイクロ磁気ヘッドを作製していたため、プリント幅はマイクロ磁気ヘッドアレイのチップをつなぎ合わせてA4幅程度は可能であったが、大面積の画像形成用ベルトを作製することは困難であった。これに対して、本発明に係る磁気プリンターにおいては、画像形成用ベルトタイプの全面マイクロ磁気ヘッドを、容易に作製することが可能になった。
また、本発明に係る磁気プリンターにおいては、マイクロ磁気ヘッドに直接現像剤を付着させるので、必要な磁界が、従来の一度磁気潜像を磁性体ドラム上に形成する方法より、大幅に小さくてすむという利点がある。従って、磁気ヘッド駆動用電流が少なくなるので装置の電源が小さくて済み、また、電磁誘導コイルの巻き数が少なくて済むので作製が容易になり、高分解能画像の形成が可能となる。
【0021】
本発明に係る磁気プリンターは、以上のような構成としたことにより、従来の一度磁気潜像を磁性体ドラム上に形成する方法よりも画像形成工程が短縮され、高速度で画像形成ができるようになった。
なお、上述の画像形成プロセスにおいて、現像された画像を転写する場合は、マイクロ磁気ヘッドのコイルへの通電を停止して、磁性トナーを引きつけていた力を解除して剥離しやすくする(請求項8に対応する)。また、転写したい支持体、例えば紙の側から、マイクロ磁気ヘッドとは逆の磁界を印加することが好ましい。
【0022】
本発明において、高分解能とは127dpi以上の画素密度をいい、1200dpi程度までの高分解能化が可能である。高分解能化については、後に、マイクロ磁気ヘッドアレイの作製方法(アレイの並べ方)で可能とする方法を説明する。
また、マイクロ磁気ヘッドを用いているので、画像形成は電気的な操作だけで可能であり、従って、従来のようなマルチヘッド(数個の磁気ヘッドを重ねて作製したもの)を用いる場合よりも、画像形成が大幅に高速化可能となる。
さらに、従来のインクジェットプリンターのように、ヘッド部に移動部分がないことは、高速化に有利であるだけでなく、騒音がなくなることや装置の耐久性向上,安定稼働性の向上などの効果が得られる。また、従来のレーザープリンターのような光学系が不要になることも、装置の小形化,安定性の向上に効果が得られる。
【0023】
次に、以上の基本構成を発展させて、カラー画像を作製する場合について説明する(図2参照)。先に説明した場合のトナーを黒色磁性体とすると、同様な画像プロセスをさらに3回実行する。すなわち、R,G,B用であり、各現像剤は、カラートナーと磁性体からなるキャリヤーとで作製される。各色に対する4回の画像形成工程を繰り返して、カラー画像を得る(請求項5に対応する)。
図2中、201はRプリントユニット、202はGプリントユニット、203はBプリントユニットを示している。また、各プリントユニット中の、添字aは画像形成部、bは現像部、cは転写部、204は転写用紙を示している。
【0024】
上記構成においては、図示は省略しているが、各色に対する4回の画像形成工程の間で、転写の際の位置合わせのためのタイミング調整を行うことはいうまでもない。
また、上記カラー画像形成方法は、各ドットにカラー現像剤を用いて、重ねてカラー画像を形成する方法であるが、4つのドットで1画素を形成するようにして、4回の画像を別々のドットで形成して、鮮明なカラー画像とする方法も可能である(請求項6に対応する)。なお、複数個のマイクロ磁気ヘッドで作製されたドットを組み合わせて、画像の階調性を得る方法も、従来通り可能である。
【0025】
次に、マイクロ磁気ヘッドアレイについて説明する(図3,図4参照)。
本発明に係る磁気プリンターに用いるマイクロ磁気ヘッドアレイは、外形が200μm以下の電磁誘導コイル302と、該コイル302の中心に高透磁率磁心(コア)301を配したマイクロ磁気ヘッド300を2次元的に複数個配列(図4参照)したものである。そして、この2次元に配列された各マイクロ磁気ヘッド300への駆動電流を、逐次スイッチングして画像を形成する。
本発明に係る磁気プリンターに用いているマイクロ磁気ヘッドアレイの特徴は、まず、マイクロ磁気ヘッドアレイに柔軟性を付与するために、支持体303としてプラスチックフィルムを用いた(請求項2に対応する)点にある。また、本発明に係る磁気プリンターに用いているマイクロ磁気ヘッドアレイの他の特徴は、磁界発生効率を向上させるために、高透磁率磁心(コア)の形状を、後述するように、単純な棒状から変形しても良い。
【0026】
電磁誘導コイル302の外形が200μm以下である理由は、本発明が高解像度画像形成用であり、127dpi(ドットピッチは200μm)以上の画像分解能を必要とするためである。電磁誘導コイル302の中心に高透磁率なコア301を形成するが、該コア301下部は、マイクロ磁気ヘッド支持体上全面に共通して利用できるように設けられても、また、各マイクロ磁気ヘッドごとに設けられても良い(図3参照)。本発明に係る磁気プリンターに用いるマイクロ磁気ヘッドアレイは、一斉に使用する使用法はとらず、1つまたは数個ずつ順番にスイッチングによって通電・駆動するため、コイル302下側の高透磁率層を共通化できる。これによってコイル302の利用効率が向上するだけでなく、マイクロ磁気ヘッドアレイの作製が大幅に容易となる効果がある。また、コイル302に発生する熱を放熱する効果も有する。
【0027】
高透磁率コア301の外径は、上記コイル302上端部では、コイル302主要部より寸法を縮小して、磁束密度を高めても良い。これは磁束を集中させることにより、できる限り磁束の発散を押さえて、強い磁界強度を得るためである。従って断面形状は、角形,円形などを問わない。
これらマイクロ磁気ヘッドアレイは、シリコンウェハやガラスなど固くて変形しにくい支持体上に形成されるのではなく、比較的大きな変形が可能な、例えばプラスチックフィルムのような支持体が、画像形成上好ましい(請求項2)。プラスチックフィルムは非磁性であり、絶縁体でありまた軽量であり、割れにくい点も、支持体としては好ましい。
【0028】
本発明に用いられるマイクロ磁気ヘッドアレイ支持体には、MMA,PMMA,ABS樹脂,ポリカーボネート,ポリプロピレン,アクリル系樹脂,スチレン樹脂,ポリアリレート,ポリサルフォン,ポリエーテルサルフォン,エポキシ樹脂,ポリ−4−メチルペンテン−1,フッ素化ポリイミド,フッ素樹脂,フェノキシ樹脂,ポリオレフィン系樹脂,ナイロン樹脂,ポリイミド等の一般的なプラスチックフィルムが用いられる。
なお、厚みは、20〜200μm程度が、取扱上柔軟性があって好ましい。
【0029】
また、本発明に係る磁気プリンターに用いるマイクロ磁気ヘッドアレイでは、各ライン上のマイクロ磁気ヘッドは、中心位置が直線上からずれていて、いわゆる千鳥状に2次元的に配設される(図4参照、請求項3に対応する)。これは、高解像度の画像を形成するためであり、ラインプリンター用磁気ヘッドとして用いる場合は、例えば奇数列(1列目と3列目)内では1/2ピッチだけコイル中心をずらして配置し、電気的な制御によって記録媒体上では1列のドットとなるように記録する。このようにすると、画像上のドットピッチはマイクロ磁気ヘッドアレイ上のピッチの2倍になる(本構成は、本発明者が先に特願平10−341403号「磁気光学素子及び磁気ヘッドアレイ」により提案したものである)。
【0030】
なお、コイルに用いられる材料は、一般的な銅が電気抵抗値の点から好ましいが、Au,Ag,Al,Ptなどその他の導電性材料も用いられる。
マイクロ磁気ヘッドアレイの製造方法は大別して、フォトリソグラフィー法,電気メッキ法が用いられる。配線のパターン形成用マスクには、各種レーザー光や軟X線,紫外線などが用いられる。
配線の加工においては、導線の断面積(線幅,線高さ)がより大きいことが、電気抵抗を低下させる点から重要であるが、前述のように、コイル間ピッチには制限があるので、導線間の絶縁層体積がより少ない方法が選ばれる。本発明では、コイル形成用導線の高さを5μm以上とすることにより、電気抵抗を下げて、発熱や断線を防止する(請求項6に対応する)。
【0031】
上述のように、マイクロ磁気ヘッドアレイの各コイルは、画像分解能の点から、大きい面積で作成することが許されない。従って、コイル幅を細く作成しなければならないが、これにも作製技術的な理由と共に、低電気抵抗が必要な点から限界がある。
そこで、本発明に係る磁気プリンターに用いるマイクロ磁気ヘッドアレイでは、コイルを複数段階に積み重ねて(図3参照)、この課題を解決した。コイルから発生する磁界の強度は、「コイルの巻き数×電流値」の大きさに依存するので、コイルを複数層にして設けることで、比較的低電流で大きな磁界強度を得ることが可能となった。
【0032】
本発明に係る磁気プリンターに用いるマイクロ磁気ヘッドアレイは、使用法の如何を問わず、電気的絶縁性の確保や防錆、特に傷防止などのために上面に保護層を設けることが好ましい。特に現像剤を転写する際には、大きな摩擦力が加わるので、耐久性の強い保護膜を設けることが必要である(請求項4参照)。なお、磁界の強度は、マイクロ磁気ヘッドと磁気記録媒体との距離の2乗に比例して低下するので、保護膜は10μm以下の膜厚が好ましい。高透磁率コアに用いる軟磁性材料としては、従来から多用される、純鉄,珪素鋼,鉄やニッケル及びコバルトとの各種合金(Fe−Si−B系,Co−Fe−Si−B系)などが用いられる。特に、本発明の目的には、これら鉄とニッケルで構成されるパーマロイといわれる材料が好適に用いられる。透磁率は1000以上もしくは10000以上が好ましい。
【0033】
保護膜用材料としては、次のものが好適に例示される。SnS,SiO2,Ta2O5,ITO,ZrC,TiC,MgF2,Al2O3,MgO,BeO,ZrO2,Y2O3,Cなどの無機物やそれらの混合物が利用できる。
有機樹脂保護膜としては、重合性モノマー及びオリゴマーを主成分とする、光硬化性樹脂組成物や、熱光硬化性樹脂組成物を用いることができる。
本発明に係る磁気プリンターに用いるマイクロ磁気ヘッドアレイの電気的な駆動方法としては、FETなどを用いてスイッチングによって個々のマイクロ磁気ヘッドに電流を順次供給する方法が、任意に用いられる。
【0034】
本発明に係る磁気プリンターに用いられる現像剤は、2成分現像剤といわれる、すなわち、トナーとキャリヤーから構成されるものが好ましい。トナーはキャリヤーとの接触により、マイナス帯電してキャリヤーの表面に付着する。本発明では、磁性体であるキャリヤーと色を出すためのトナーの混合物の平均粒子径は10μm以下が好ましい。10μmより大きいと高分解能画像において画像がぼけて、鮮明な画像が得にくくなる(請求項7に対応する)。
なお、キャリヤーとしては、一般的には、強磁性体であるフェライト粒子が用いられる。表面には樹脂がコーティングされる。
トナーとしては、定着のための樹脂と着色剤,帯電制御剤などで構成されるものが好適に用い得る。画像形成後の現像剤を支持体に固定する定着方法には、熱ロール定着法,オーブン定着法,閃光定着法,圧力定着法などがある。
【0035】
本発明では、画像形成後の定着工程において、圧力または熱を用いる(請求項9に対応する)。圧力は加圧ロール間を通過させるだけで良いので、比較的装置が小型化できるという特徴がある。この場合、現像剤には、圧力によって支持体への付着力を増すような粘着剤を混入しておく。加熱によって定着する場合は、支持体の搬送用回転ロール中に加熱ヒーターを配して、支持体表面が、例えば150度程度に加熱されるようにすればよい。この場合の現像剤には、熱によって溶融して支持体への付着力を増加させる、例えばワックスが混合される。
【0036】
なお、支持体としては、一般的には各種の紙(例えば、表面に光沢性のコーティングが施されていてもよい)が用いられるが、各種のプラスチックフィルムや、金属製あるいはセラミック製のフィルムなども使用可能である。
本発明に係る画像形成プロセスにおいては、画像転写後、マイクロ磁気ヘッドアレイの保護膜上をクリーニングすることが好ましい。これは転写後わずかに現像剤が保護膜上に残るからであり、通常のクリーニング部材でふき取る(図1には図示していない)。
【0037】
以下、本発明の実施例を、詳細に説明する。
〔実施例1〕(請求項1〜5及び7〜9に対する実施例)
以下のようなマイクロ磁気ヘッドアレイを作製した。50μm厚で矩形のポリイミド基板(請求項2に対応する)上に、5nm厚のPt膜をスパッタ法により設けた。その上に、60μm厚のパーマロイ(Ni:Fe=80:20)膜をメッキ法で設けた。次に、エッチング法により、60μm径で高さ40μmの円柱状のコアをピッチ180μmとして残し、コアの上端を、図3に示すように、円錐台状に形成した。上記パーマロイコア間には、ポリイミド層を設けた。
【0038】
次いで、このポリイミド層をパターニングして、スパイラル状のポリイミドの壁を作製した。無電界Cuメッキ法を用いてこのポリイミドの壁間に、高さ10μm,幅5μmのCu配線を設けた。このCu配線上に、さらにポリイミド層を設けた後、上下Cu配線をつなぐためのコンタクトホールを設けた。次いで、同様にして、もう1層のCu配線を、ポリイミド上に設けた。その後に、ポリイミドを用いてマイクロ磁気ヘッドアレイ全体を平坦化した。その上に、スパッタ法を用いて、保護膜としてのDLC(ダイヤモンドライク・カーボン)膜を、10μmの厚みになるよう作製した(請求項4に対応する)。
【0039】
コイルの並べ方は、次のようにした。100個のコイル中心(パーマロイコアの中心)が直線上に並ぶようにして、まず、第1のコイル列とし、第2の100個のコイル列との間隔は、コイル中心間隔が180μmとなるようにした。また、第1のコイル列の中心の中間点に第2のコイル列の中心が並ぶようにして、2列を配した(請求項3に対応する)。同様にして、コイル列を連続して設けた。コア先端の磁界強度は、200mAの通電時で約1000ガウスであった。各コイルへの導線端は、INとOUTに分離して集中させ、FETを用いたスイッチを設けて、マイクロ磁気ヘッドアレイとした。
前記ポリイミド基板上のマイクロ磁気ヘッドアレイの端面と端面を隙間なく、円筒状になるようにつなぎ合わせた。この円筒状マイクロ磁気ヘッドアレイ(いわば、磁気ヘッドベルト)を、図2に示す3本の回転ロールを包むように差し入れ、緩みのないようにした。磁気ヘッド駆動用の電気回路や電源及び回転ロールと磁気ヘッドベルトは、各4個作製した(図2では、3個のみ示した)。
【0040】
次いで、市販のR,G,B及びBlの4種の現像剤を入れる現像部を、4か所に設けた。各現像剤の粒子径は、7μmであった(請求項7に対応する)。
画像を転写する支持体としては、通常の印刷用紙を用いた。図2中の201c,202c,203cは画像の転写部を示すが、この転写部では紙を挟んでロールを設け、ロール内には現像剤を引きつけるための永久磁石を設けた。また、前記転写部を通過する場合には、全磁気ヘッドの励磁用電流は切れるように電気回路を設けた(請求項8に対応する)。
【0041】
次いで、転写後の紙が通過できるように、定着用の加圧ロールを設けた(請求項9に対応する)。上記磁気ヘッドベルトを移動させながら、マイクロ磁気ヘッドに磁気的潜像を形成するために、各コイル1個ずつ通電を行い、第1列が終わったところで紙の移動に合わせて第2列に通電した。マイクロ磁気ヘッドアレイには、180/2の90μm間隔で、ドット状にデジタルな記録が保持された。1個のマイクロ磁気ヘッドへの通電の切り替えは、5μ秒以内であり、全ヘッドに同時に通電しなくても、十分高速度で画像を形成することができた。
【0042】
磁気ヘッドベルトを移動させながら、まず、第1の現像部で上記磁気潜像を可視化できるように現像した。さらに、この画像を磁気ヘッドベルトと同期して移動する紙上に転写した。プリントするための紙には、第1の転写部でマークをつけ、第2,第3,第4の転写部で、画像が重なるように位置合わせをした。同様の現像及び転写を合計4回繰り返した。次いで、定着用加圧ロールを通して、画像の定着を行った。以上の操作により、鮮明なカラー画像を紙上に得ることができた(請求項1,5に対応する)。
【0043】
〔実施例2〕(請求項6に対する実施例)
磁気ヘッドベルトを移動させながら、マイクロ磁気ヘッドに磁気潜像を形成する場合に、縦と横2個ずつ、合計4個の記録ドットで1画素を形成するようにして、かつ各ドットはそれぞれR,G,B,Blに対応するように電気回路を作製した以外は、実施例1と全く同様にして紙上にカラー画像を形成した。その後、加圧ロールを通して画像の加圧定着を行った。以上の操作により鮮明なカラー画像を紙上に得ることができた。
【0044】
〔比較例1〕(請求項1に対する比較例)
ステンレス製回転ロールの上に、TeFeCoの磁性膜をスパッタ法を用いて厚さ400nmの厚みに形成し、その上にDLCの保護膜を100nmの厚みで設け、合計4本の磁性ロールを作製した。次いで、実施例1と同様にして磁気ヘッドベルトを作製して、この磁気ヘッドベルト上に各マイクロ磁気ヘッドを励磁して磁気潜像を作製した。この磁気潜像を上記回転ロールの上に接触させて、磁気的に転写した。後は実施例1と同様にして、磁性ロールを現像,転写,定着を4回繰り返して行った。カラー画像は実施例1とほぼ同様に得られたが、磁性膜への転写工程が1工程多いためか、画像は実施例で得られたものより不鮮明であった。また、プリンターとしての容積も、実施例のものよりより大きく重くなった。
【0045】
〔比較例2〕(請求項4に対する比較例)
実施例1のマイクロ磁気ヘッドアレイにおいてDLCの保護膜を設けなかった以外は、全く同様にして画像形成を行った。この場合は、マイクロ磁気ヘッドへの励磁電流を減少させて制御することにより、ほぼ実施例と同様の画像が得られたが、最上層のポリイミド膜が破損しやすく、10数回程度の繰り返しで鮮明な画像が得られなくなった。
【0046】
〔比較例3〕(請求項5に対する比較例)
実施例1の画像形成プロセスにおいて、1つのマイクロ磁気ヘッドアレイからなる磁気ヘッドベルトを用いて、現像剤を4回入れ替えた以外は全く実施例1と同様にしてカラー画像を得た。磁気ヘッドベルトや現像部は何回もクリーニングが必要で、かつ、画像は混色によってか、不鮮明であった。
【0047】
〔比較例4〕(請求項6に対する比較例)
実施例2のように4ドットで1画素を形成するのではなく、縦横各2ドットずつ計8ドットを1画素とし、各R,G,B,Blは2個ずつを各種組み合わせるように、各マイクロ磁気ヘッドへの通電回路を設定した以外は、実施例2と同様にしてカラー画像を形成した。しかし、得られた画像は、実施例2で得られたものより不鮮明であった。
【0048】
〔比較例5,6〕(請求項7に対する比較例)
実施例1において現像剤の平均粒子径を、4種類とも20μm及び40μmとした以外は、実施例1と同様にしてカラー画像を形成した。しかし、粒子径が10μm以上の場合、大きくなるにつれて画像が不鮮明になった。
【0049】
〔比較例7〕(請求項8に対する比較例)
実施例の画像形成プロセスによって画像を転写する場合、マイクロ磁気ヘッドへの通電を継続すると、マイクロ磁気ヘッドへの現像剤の残りが多くなり、画像形成を繰り返すと、画像が徐々に不鮮明になった。
【0050】
〔比較例8〕(請求項9に対する比較例)
オーブン定着法,閃光定着法などにより定着を行った以外は、実施例2と同様にしてカラー画像を形成した。熱定着法,圧力定着法による装置に比較して、装置が大型化,重量化し、電力消費量も多くなった。
【0051】
上記各実施の形態、並びに実施例は、いずれも本発明の一例を示したものであり、本発明はこれらに限定されるべきものではないことは言うまでもないことである。
【0052】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、モノカラーまたはフルカラーのいずれにも適用可能な高速,高分解能の磁気プリンターを実現できるという顕著な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態に係る磁気プリンターの基本構成の概要を示す説明図である。
【図2】 実施例に係る磁気プリンターのカラー画像形成システムの説明図である。
【図3】 マイクロ磁気ヘッドの断面図である。
【図4】 マイクロ磁気ヘッド配置図(断面図)である。
【図5】 従来のマイクロ磁気ヘッドアレイの構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
101 回転ドラム
102 マイクロ磁気ヘッドアレイ
103 ロール
104 紙(支持体)
105 トナー現像装置
106 ヒーターロール
107 加圧ロール
201 Rプリントユニット
201a Rプリントユニット画像形成部
201b Rプリントユニット現像部
201c Rプリントユニット転写部
202 Gプリントユニット
202a Gプリントユニット画像形成部
202b Gプリントユニット現像部
202c Gプリントユニット転写部
203 Bプリントユニット
203a Bプリントユニット画像形成部
203b Bプリントユニット現像部
203c Bプリントユニット転写部
204 紙
205 定着ロール
300 マイクロ磁気ヘッド
301 コア
302 コイル
303 ポリアミド基板

Claims (9)

  1. 支持体に支持されるマイクロ磁気ヘッドアレイと、該マイクロ磁気ヘッドアレイの各マイクロ磁気ヘッドに選択的通電を行う電源と、前記マイクロ磁気ヘッドアレイの各マイクロ磁気ヘッドに形成される磁気像を現像するトナー現像装置とを有し、前記電源により、前記マイクロ磁気ヘッドアレイの各マイクロ磁気ヘッドに選択的通電を行ってデジタル画像を形成し、該画像を前記トナー現像装置により磁性トナーを用いて現像し、次いで該トナー画像を転写媒体上に転写し定着するプロセスによって画像を形成することを特徴とする磁気プリンター。
  2. 前記マイクロ磁気ヘッドアレイの支持体が、可撓性プラスチックからなるシームレス構造を有することを特徴とする請求項1に記載の磁気プリンター。
  3. 前記マイクロ磁気ヘッドアレイは、各マイクロ磁気ヘッドが千鳥状にずらして配置されており、画像形成時には複数列を用いて電気的スイッチングを併用することにより、実ヘッドピッチよりも小さいピッチでの画像形成を可能としたことを特徴とする請求項1または2に記載の磁気プリンター。
  4. 前記マイクロ磁気ヘッドアレイ上には、保護膜が設けられたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の磁気プリンター。
  5. 前記画像形成プロセスが、異なった4個のマイクロ磁気ヘッドを用いて、4回の画像を繰り返して重ねることにより、カラー画像を形成することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の磁気プリンター。
  6. 前記マイクロ磁気ヘッドの位置が異なり、異なる4ドットで1画素が形成されることを特徴とする請求項5に記載の磁気プリンター。
  7. 前記画像形成プロセスにおいて、使用する現像剤の平均粒子径が10μm以下であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の磁気プリンター。
  8. 前記画像形成プロセスにおいて、画像を転写する場合にはマイクロ磁気ヘッドへの通電を停止して、磁性トナーが剥離しやすくすることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の磁気プリンター。
  9. 前記画像形成プロセスにおいて、画像の定着に圧力もしくは熱を用いることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の磁気プリンター。
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