JP3641802B2 - 対数周期アンテナ装置及びアレーアンテナ装置 - Google Patents

対数周期アンテナ装置及びアレーアンテナ装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、通信あるいはレーダシステム等として使用される広帯域の対数周期アンテナ装置及びアレーアンテナ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図6は従来の対数周期アンテナ装置を示す構成図である。図6において、1、2、3、4、5はダイポール素子、6は平行2線給電線路、7は高周波電源であり、高周波電源7に平行2線給電線路6が接続され、その先にダイポール素子1乃至5が接続される。8は180°位相反転給電線路で、各ダイポール素子1乃至5間を接続している。
【0003】
次に動作を説明する。高周波電源7から給電された信号は平行2線給電線路6を介してダイポール素子1乃至5を励振する。あるダイポール素子と、これと隣合うダイポール素子とは180°位相反転給電線路8を介して順次接続されいる。ダイポール素子1乃至5は長さが順次長くなるように構成され、その寸法は、隣合うダイポール素子との長さの比が一定の定数になるように構成されている。ここで、それぞれのダイポール素子1乃至5は、その長さに応じて所望の周波数の約1/2波長に対応する周波数付近で共振し励振される。そのため、配置したダイポール素子の長さに対応した周波数範囲において広帯域に亘り使用が可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の対数周期アンテナ装置では、以上のように、それぞれのダイポール素子の共振周波数部分では効率良く電波が放射されるが、ダイポール素子とそれに隣合うダイポール素子の長さの比を大きくしていくと、各ダイポール素子の共振周波数の間隔が広がるため、あるダイポール素子の共振周波数と隣接するダイポール素子の共振周波数との間の周波数では効率が劣化し、その結果、電気的性能(利得、電圧定在波比(VSWR)等)の周波数特性の平坦性が失われ、特定の周波数間隔で利得の落ち込み、VSWRの劣化が発生する。
【0005】
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、各ダイポール素子の共振周波数を広げるために、ダイポール素子の共振の鋭さを緩和し、利得、VSWRの周波数特性を平坦化して広帯域の対数周期アンテナ装置及びアレーアンテナ装置を得ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る対数周期アンテナ装置は、隣り合うダイポール素子との長さの比が一定の定数となるように互いに異なる長さにした複数のダイポ−ル素子を、前記隣り合うダイポール素子とは180°位相反転給電線路を介して順次接続した対数周期アンテナ装置において、
前記ダイポール素子のそれぞれは、複数本のエレメントを有し、この一つのダイポ−ル素子内の前記複数本のエレメントは互いに長さが異なるように構成したものである。
【0007】
また、上記各ダイポール素子を構成する複数本のエレメントを、給電線の同一点から放射状に設けたものである。
【0009】
また、誘電体基板の裏表にストリップ導体を形成し、この裏と表のストリップ導体でダイポール素子を構成したものである。
【0010】
また、本発明に係るアレーアンテナ装置は、上記対数周期アンテナ装置を素子アンテナとしてアレー構成のアレーアンテナ装置としたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図について説明する。図1において、1乃至5はそれぞれ180°位相反転して配置されたダイポール素子で、各ダイポール素子は長さが順次長くなるように構成され、その寸法は、隣合うダイポール素子との長さの比が一定の定数になるように構成されている。各ダイポール素子1乃至5は、その符号にa、b、cのサフィックスを付けて示す複数本(本例では3本)のエレメントから構成される。各エレメントはその長さがa、b、cの順に少しずつ長くなるように設定されており、例えば、ダイポール素子1のエレメント1bはエレメント1aより長く、エレメント1cはエレメント1bより長い。他のダイポール素子についても同様の構成になっている。6はダイポール素子への平行2線給電線路、7は高周波電源、8は180°位相反転給電線路である。
【0012】
次に動作を説明する。高周波電源7から信号が給電されると、この信号は平行2線給電線路6を介してダイポール素子1乃至5を励振する。これらのダイポール素子1乃至5はその長さに応じて所望の周波数の約1/2波長に対応する付近で共振し励振される。ここで、例えばダイポール素子1については、長さの異なるエレメント1a、1b、1cで構成されており、各エレメント1a、1b、1cの共振周波数が僅かずつ異なるため、ダイポール素子1の共振周波数の比帯域が広がる。ダイポール素子2乃至5についても同様な動作により広帯域化が図られる。従って、全体として、特定の周波数での利得の落ち込み、VSWRの劣化が緩和され、使用周波数範囲全体に亘り、平坦な電気特性を有する対数周期アンテナ装置を得ることができる。
【0013】
実施の形態2.
なお、上記実施の形態1では各ダイポール素子として、長さの異なる各3本のエレメントを平行に並べて配置しているが、図2のように、給電線路の同一点に各3本のエレメントを接続し、各エレメントが放射状をなすように配置しても同様な効果が得られる。
【0014】
実施の形態3.
なお、上記実施の形態1、実施の形態2では、ダイポール素子を構成するエレメントは全て線状導体で構成しているが、図3に示すように、少なくとも一つのダイポール素子を板状にしても同様の効果が得られる。9は波長の一番長い側に設けられた板状のダイポール素子で、図では二等辺三角形の形状をした金属板からなり、その頂角が180°位相反転給電線路8に接続されている。
【0015】
ダイポール素子の長さ、つまり図3中dで示す寸法は、共振周波数の半波長以上が必要であるが、板状のダイポール素子9では電流分布が板状の周辺(二等辺三角形の斜辺部分)に集まるため、dの長さを共振周波数の半波長以下にすることができる。従って、長い波長に対応するダイポール素子を板状にすることにより、全体としてのアンテナ形状を小型にできるという利点がある。
【0016】
実施の形態4.
なお、上記実施の形態1乃至実施の形態3では、ダイポール素子及び給電線路を線状導体で構成しているが、図4のように、誘電体基板上に金属箔からなるストリップ導体をエッチングにより形成して構成しても同様な効果が得られる。図4において、10は誘電体基板、1乃至5はダイポール素子である。これらダイポール素子は、その片側(図中黒で塗りつぶして示す)が誘電体基板10の表側に、また他の片側(図中破線で示す)が誘電体基板10の裏側にそれぞれエッチングにより形成されている。6は誘電体基板10の表裏にそれぞれエッチングにより構成された平行2線給電線路である。
【0017】
上記ダイポール素子1乃至5のそれぞれは、長さの異なる3本のエレメント、例えば1a、1b、1cから構成されており、それらの片側は誘電体基板10の表の平行2線給電線路6に、他の片側は裏の平行2線給電線路6に接続されている。他のダイポール素子2乃至5についても同様である。実施の形態1乃至実施の形態3に示した180°位相反転給電線路を設けていないが、各エレメントを誘電体基板9の表裏に交互に設けることで180°の位相反転を行っている。
【0018】
上記のように、誘電体基板を用いることで、構造が堅固となり、製作も容易にな広帯域特性の対数周期アンテナを実現できる。
【0019】
実施の形態5.
なお、上記実施の形態1から実施の形態4は、対数周期アンテナ装置を単体で使用する場合の例であるが、実施の形態1から実施の形態4のいずれかの対数周期アンテナ装置を素子アンテナとしてアレーアンテナ装置を構成することができる。図5は、実施の形態4で示した誘電体基板を用いた対数周期アンテナ装置を素子アンテナとしてアレーアンテナ装置を構成した例を示す。図5において、11は反射板、12は素子アンテナである。
【0020】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、特定の周波数における利得の落ち込み、VSWRの劣化が緩和され、使用周波数範囲全域に亘り、平坦な周波数特性の対数周期アンテナ及びアレーアンテナ装置が得られる。
【0021】
また、ダイポール素子の一部を板状にすることにより、全体としての形を小型にすることができる。
【0022】
また、誘電体基板を用いることにより、多数のエレメントを必要とするダイポール素子の製作が容易となるため、広帯域かつ製作容易で構造堅固な対数周期アンテナ装置及びアレーアンテナ装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る対数周期アンテナ装置を示す側面図である。
【図2】 この発明の実施の形態2に係る対数周期アンテナ装置を示す側面図である。
【図3】 この発明の実施の形態3に係る対数周期アンテナ装置を示す側面図である。
【図4】 この発明の実施の形態4に係る対数周期アンテナ装置を示す側面図である。
【図5】 この発明の実施の形態5に係るアレーアンテナ装置を示す斜視図である。
【図6】 従来の対数周期アンテナ装置を示す側面図である。
【符号の説明】
1、2、3、4、5 ダイポール素子、
1a、1b、1c エレメント、2a、2b、2c エレメント、
3a、3b、3c エレメント、4a、4b、4c エレメント、
5a、5b、5c エレメント、6 平行2線給電線路、
6 平行2線給電線路、7 高周波電源、
8 180°位相反転給電線路、9 板状ダイポール素子、
9 板状ダイポール素子、10 誘電体基板、
10 誘電体基板、11 反射板、12 素子アンテナ。

Claims (4)

  1. 隣り合うダイポール素子との長さの比が一定の定数となるように互いに異なる長さにした複数のダイポ−ル素子を、前記隣り合うダイポール素子とは180°位相反転給電線路を介して順次接続した対数周期アンテナ装置において、
    前記ダイポール素子のそれぞれは、複数本のエレメントを有し、この一つのダイポ−ル素子内の前記複数本のエレメントは互いに長さが異なるように構成したことを特徴とする対数周期アンテナ装置。
  2. 上記各ダイポール素子を構成する複数本のエレメントは、給電線の同一点から放射状に設けられていることを特徴とする請求項1記載の対数周期アンテナ装置。
  3. 誘電体基板の裏表にストリップ導体を形成し、この裏と表のストリップ導体でダイポール素子を構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の対数周期アンテナ装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項記載の対数周期アンテナ装置を素子アンテナとしてアレ−構成としたことを特徴とするアレーアンテナ装置。
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