JP3641435B2 - トランザクション調停装置及び方法 - Google Patents
トランザクション調停装置及び方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3641435B2 JP3641435B2 JP2001056679A JP2001056679A JP3641435B2 JP 3641435 B2 JP3641435 B2 JP 3641435B2 JP 2001056679 A JP2001056679 A JP 2001056679A JP 2001056679 A JP2001056679 A JP 2001056679A JP 3641435 B2 JP3641435 B2 JP 3641435B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- port
- transaction
- inbound
- buffer
- memory device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Bus Control (AREA)
- Memory System (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のポートからのメモリアクセスのトランザクションを調停する調停回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3は、従来の調停装置の構成を示すブロック図である。
【0003】
調停装置30は、複数のポートからのメモリ装置90へのアクセスを調停するために、インバウンドポートバッファ311,312,313、インバウンドアービタ32、アウトバウンド緩衝バッファ33、アウトバウンドルータ34、アウトバウンドポートバッファ351,352,253を有する。調停装置30は、ポートA,B,Cのトランザクションの調停を行う。
【0004】
インバウンドポートバッファ311,312,313は、ポートA,B,Cからのトランザクション(以下、インバウンドトランザクションと称す)をそれぞれキューイングする。
【0005】
インバウンドアービタ32は、調停により選択したトランザクションをインバウンドポートバッファ311,312,313より取り出してメモリ装置90に入力する。
【0006】
アウトバウンド緩衝バッファ33は、メモリ装置90からのリプライ(以下、アウトバウンドトランザクションと称す)を受信して一時的に蓄積する。
【0007】
アウトバウンドルータ34は、アウトバウンドポートバッファ351,352,253の空き容量を監視し、アウトバウンド緩衝バッファ33からアウトバウンドポートバッファ351,352,253へのアウトバウンドトランザクションの入力を制御する。
【0008】
アウトバウンドポートバッファ351,352,253は、ポートA,B,Cへのアウトバウンドトランザクションをそれぞれ蓄積し、出力先の各ポートの状況に応じてアウトバウンドトランザクションを出力する。例えば、アウトバウンドポートバッファ351は、ポートAがビジー状態であれば出力を停止し、ビジー状態が解消されれば出力を開始する。
【0009】
調停装置30はポートA,B,Cからのインバウンドトランザクションを、インバウンドポートバッファ311,312,313に一時的に蓄積し、調停によって選択されたものをメモリ装置90へ出力する。
【0010】
また、調停装置30は、メモリ装置90よりのアウトバウンドトランザクションをアウトバウンド緩衝バッファ33に蓄積した後にアウトバウンドポートバッファ351,352,353に移し、各ポートに出力する。
【0011】
これにより、複数のポートからメモリ装置90へアクセスすることが可能となる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
従来の調停装置30では、インバウンドアービタ32は、アウトバンドポートバッファ351,352,353のビジー状態と無関係にインバンドトランザクションをメモリ装置90に送出する。また、従来の調停装置30では、アウトバウンド緩衝バッファ33は、先頭のアウトバウンドトランザクションが出力された後でないと、2段目以降にあるアウトバンドトランザクションを出力できない。
【0013】
例えば、ポートAへのアウトバウンドトランザクションがアウトバウンド緩衝バッファ33の先頭にあり、アウトバウンドポートバッファ351がビジー状態であると、ビジー状態でない他のポートへのアウトバウンドトランザクションが2段目以降にあっても、アウトバウンド緩衝バッファ33はそれを出力できない。
【0014】
アウトバウンド緩衝バッファ33が、ビジー状態のポートへのアウトバウンドトランザクションを追い越して、ビジー状態でないポートへのアウトバウンドトランザクションを出力することができれば、その問題は解決される。そのためには、例えばFIFO構成のアウトバウンド緩衝バッファをポート毎に設けるなどして、アウトバウンド緩衝バッファからポート毎に読み出し可能とする必要がある。しかし、ポート毎のアウトバウンド緩衝バッファを設けたアウトバウンド緩衝バッファは、単純なFIFO構成のものに比べてハードウェア量が大きい。
【0015】
本発明の目的は、アウトバウンドの他ポートのビジー状態によって、ポート毎のインバウンドトランザクションをメモリに入力できない状態を緩和した調停装置を小さなハードウェアで提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のトランザクション調停装置は、複数のポートからメモリ装置へ向かうインバウンドトランザクションを調停し、前記メモリ装置からのアウトバウンドトランザクションを前記ポートへ分配する調停装置であって、
それぞれの前記ポートに所定の重みを持たせて前記インバウンドトランザクションを調停し、前記メモリ装置へ入力するインバウンド部と、
前記メモリ装置より前記アウトバウンドトランザクションを受信する緩衝バッファと、前記緩衝バッファより、対応する前記ポートへの前記アウトバウンドトランザクションを受信して該ポートに出力する、前記ポート毎のポートバッファを有し、前記メモリ装置からの前記アウトバウンドトランザクションを前記ポートへ分配するアウトバウンド部と、
前記メモリ装置へ入力された前記インバウンドトランザクションのうち、リプライを要するリクエストであり、かつ前記リプライである前記アウトバウンドトランザクションが前記ポートへ出力されていないものの数を前記ポート毎にカウントし、カウント値により、前記ポートにおけるビジーの発生を予測し、ビジーの発生を緩和するように、前記重みを変更する調停制御部を有する。
【0017】
したがって、メモリ装置へ入力したリクエストのうち、それに対応するリプライが出力されていないものの数がカウンタで各ポート毎にカウントされ、そのカウント値からのビジー状態の予測により、インバウンドトランザクションの調停における重みが制御されるので、各ポートにおけるビジー状態の発生が緩和される。
【0018】
本発明の実施形態によれば、前記調停制御部は、
前記メモリ装置への前記インバウンドトランザクションより、前記ポート毎の前記リクエストを検出するデコーダと、
対応するポートの前記リクエストが前記デコーダで検出されるとカウントアップし、前記アウトバウンド部より該ポートへ前記アウトバウンドトランザクションが出力されるとカウントダウンする、前記ポート毎のカウンタと、
前記カウンタのカウント値により、前記重みを変更するように前記インバウンド部へ指示するアービタコントローラを有する。
【0019】
本発明の実施形態によれば、前記アービタコントローラは、
前記カウント値が所定の閾値を超えたカウンタに対応するポートを、入力禁止ポートとして前記インバウンド部へ通知し、
前記インバウンド部は、前記アービタコントローラより通知された前記入力禁止ポートの前記インバウンドトランザクションの前記メモリ装置への入力を停止する。
【0020】
本発明の実施形態によれば、前記カウンタは、対応する前記ポートバッファより前記アウトバウンドトランザクションが出力されるとカウントダウンする。
【0021】
複数のポートに共通の緩衝バッファを有する構成において、メモリ装置へのインバウンドトランザクションの入力をポート毎に制御するので、ビジーとなった他のポートの影響で、各ポートのアウトバウンドトランザクションが出力できない状態の発生を緩和できる。
【0022】
本発明の実施形態によれば、前記インバウンド部は、
対応する前記ポートより前記インバウンドトランザクションを受信する、前記ポート毎のポートバッファと、
前記ポートバッファ毎に所定の重みを持たせて、前記ポートバッファにより受信された前記インバウンドトランザクションを調停し、前記メモリ装置へ入力するアービタを有し、
前記デコーダは、前記アービタの出力より前記ポート毎の前記リクエストを検出し、
前記アービタコントローラは、前記重みを変更するように前記アービタへ指示する。
【0023】
本発明のトランザクション調停方法は、複数のポートからメモリ装置へ向かうインバウンドトランザクションを調停し、前記メモリ装置より前記アウトバウンドトランザクションを受信する緩衝バッファと、前記緩衝バッファより、対応する前記ポートへの前記アウトバウンドトランザクションを受信して該ポートに出力する、前記ポート毎のポートバッファを有し、前記メモリ装置からのアウトバウンドトランザクションを前記ポートへ分配する調停装置におけるトランザクション調停方法であって、
前記メモリ装置へ入力された前記インバウンドトランザクションのうち、リプライを要するリクエストであり、かつ前記リプライが前記ポートへ出力されていないものの数を前記ポート毎にカウントするステップと、
前記メモリ装置へ入力する前記インバウンドトランザクションの調停における、各ポートに与えられた重みを、前記ポート毎のカウント値により、前記ポートにおけるビジーの発生を予測し、ビジーの発生を緩和するように、変更するステップを有する。
【0024】
本発明の他のトランザクション調停方法は、複数のポートからメモリ装置へ向かうインバウンドトランザクションを調停し、前記メモリ装置より前記アウトバウンドトランザクションを受信する緩衝バッファと、前記緩衝バッファより、対応する前記ポートへの前記アウトバウンドトランザクションを受信して該ポートに出力する、前記ポート毎のポートバッファを有し、前記メモリ装置からのアウトバウンドトランザクションを前記ポートへ分配する調停装置におけるトランザクション調停方法であって、
前記メモリ装置へ入力された前記インバウンドトランザクションのうち、リプライを要するリクエストであり、かつ前記リプライが前記ポートへ出力されていないものの数を前記ポート毎にカウントするステップと、
前記ポート毎のカウント値を、前記ポートにおけるビジーの発生を予測するための所定の閾値と比較するステップと、
前記カウント値が前記閾値を超えたポートの前記トランザクションの前記メモリ装置への入力を停止するステップを有する。
【0025】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0026】
図1を参照すると、本実施形態の調停装置10は、インバウンドポートバッファ111,112,113、インバウンドアービタ12、アウトバウンド緩衝バッファ13、アウトバウンドルータ14、アウトバウンドポートバッファ151,152,153、デコーダ16、ビジー予測カウンタ17及びインバウンドアービタコントローラ19を有する。ビジー予測カウンタ17は、各ポートに対応するポートカウンタ181,182,183を有する。調停装置10は、ポートA,B,Cのトランザクションの調停を行う。
【0027】
インバウンドポートバッファ111,112,113は、ポートA,B,Cからのトランザクション(以下、インバウンドトランザクションと称す)をそれぞれキューイングする。
【0028】
インバウンドアービタ12は、調停により選択したトランザクションをインバウンドポートバッファ311,312,313より取り出してメモリ装置90に入力する。代表的な調停方法として、インバウンドアービタ12が各ポートに同一の重みを持たせ、ラウンドロビンで調停を行うものがある。また、インバウンドアービタ12は各ポートに互いに異なる重みを与えて調停する方法も考えられる。インバウンドアービタ12は、インバンドアービタコントローラ19からの指示により、調停における各ポートの重みを変更する。即ち、重みを増したポートのトランザクションは、それ以前よりメモリ装置90へ入力されやすくなり、重みが低下したポートのトランザクションは、それ以前よりメモリ装置90へ入力され難くなる。例えば、インバウンドアービタ12は、インバウンドアービタコントローラ19より入力禁止ポートを指示されると(即ち、重みがゼロとされると)、調停において、そのポートのインバウンドトランザクションをメモリ装置90に入力しない。
【0029】
アウトバウンド緩衝バッファ13は、メモリ装置90からのリプライ(以下、アウトバウンドトランザクションと称す)を受信して一時的に蓄積する。
【0030】
アウトバウンドルータ14は、アウトバウンドポートバッファ151,152,153の空き容量を監視し、アウトバウンド緩衝バッファ13からアウトバウンドポートバッファ151,152,153へのアウトバウンドトランザクションの入力を制御する。
【0031】
アウトバウンドポートバッファ151,152,153は、ポートA,B,Cへのアウトバウンドトランザクションをそれぞれ蓄積し、出力先の各ポートの状況に応じてアウトバウンドトランザクションを出力する。例えば、アウトバウンドポートバッファ151は、ポートAがビジー状態であれば出力を停止し、ビジー状態が解消されれば出力を開始する。
【0032】
デコーダ16は、インバウンドアービタ12よりメモリ装置90へ入力されたトランザクションのコマンド及びアドレスをデコードし、そのトランザクションがリプライ有りのもの(以下、リクエストと称す)であれば、対応するポートカウンタを1カウントアップする。デコーダ16は、メモリ装置90へ入力したインバウンドトランザクションがリプライ無しのものであれば、ポートカウンタ181,182,183をカウントアップしない。
【0033】
ポートカウンタ181,182,183は、それぞれが対応するポートのリクエストがメモリ装置90に入力されると1カウントアップする。また、ポートカウンタ181,182,183は、それぞれが対応するアウトバウンドポートバッファ151,152,153よりアウトバウンドトランザクションが出力されると1カウントダウンする。
【0034】
インバウンドアービタコントローラ19は各ポートカウンタ181,182,183のカウント値を監視しており、カウンタ値によって各ポートの調停の重みを変更する。単純な例では、インバウンドアービタコントローラ19は、カウンタ値が所定の閾値を超えると、その対応するポートを入力禁止ポートとしてインバウンドアービタ12へ通知する。この所定の閾値は、メモリ装置90のレイテンシや、各バッファの深さ(段数)によって最適な値が定まる。
【0035】
調停装置10はポートA,B,Cからのインバウンドトランザクションを、インバウンドポートバッファ111,112,113に一時的に蓄積し、調停によって選択されたものをメモリ装置90へ出力する。また、調停装置10は、メモリ装置90よりのアウトバウンドトランザクションをアウトバウンド緩衝バッファ13に蓄積した後にアウトバウンドポートバッファ151,152,153に移し、各ポートに出力する。
【0036】
調停装置10は、メモリ装置90にリクエストを入力すると、それに対応するポートカウンタ181,182,183をカウントアップし、アウトバウンドポートバッファ151,152,153より、アウトバウンドトランザクションを出力すると、それに対応するポートカウンタ181,182,183をカウントダウンする。そして、調停装置10は、ポートカウンタ181,182,183のカウンタ値が閾値を超えると、そのポートからのインバウンドトランザクションのメモリ装置90への入力を禁止する。
【0037】
図2は、本実施形態の調停装置10の動作を示すタイミングチャートである。
【0038】
ここでは、ポートA及びポートBにのみインバウンドトランザクションが入力する。リクエストRQa0,RQa1,RQa3,RQa4,RQa5の順で、ポートAより調停装置10へリクエストが入力する。また、リクエストRQb0,RQb1の順で、ポートBより調停装置10へリクエストが入力する。これらのリクエストに対するリプライはデータを有するものであり、リクエストよりもポート占有時間が長いものとする。リプライRPa0,RPa1,RPa3,RPa4,RPa5,RPb0,RPb1は、それぞれリクエストRQa0,RQa1,RQa3,RQa4,RQa5,RQb0,RQb1に対するリプライである。また、ポートカウンタの所定の閾値は“4”であるとする。
【0039】
信号I/BportA,I/BportBは、ポートA,Bよりの入力である。
【0040】
信号MEMは、インバンドアービタ32からメモリ装置90への入力信号である。
【0041】
信号OBQは、メモリ装置90よりアウトバンド緩衝バッファ13への入力信号である。
【0042】
Qoa0,Qoa1,Qoa2,Qoa3は、アウトバンドポートバッファ151の先頭から4段目までに、蓄えられたトランザクションである。
【0043】
Qob0,Qob1,Qob2,Qob3は、アウトバンドポートバッファ152の先頭から4段目までに、蓄えられたトランザクションである。
【0044】
信号aBUSY,bBUSYは、それぞれアウトバウンドポートバッファ151,152のビジー状態を示す。
【0045】
カウント値Ca,Cbは、ポートカウンタ181,182のカウンタ値である。
【0046】
信号O/BportA,O/BportBは、ポートA,Bへのアウトバウンドトランザクションの出力である。
【0047】
まず、リクエストRQa0,RQa1,RQa3,RQa4,RQa5がポートAに入力し、メモリ装置90へ入力される。リクエストRQa4までメモリ装置90へ入力されると、カウント値Ca=4となり、信号aBUSYがオンとなる。インバウンドアービタコントローラ19がポートAを入力禁止ポートとするので、インバウンドアービタ12はポートAのリクエストをメモリ装置90に入力できなくなる。ここで、リクエストRQb0がポートBへ入力すると、ポートAは入力が禁止されているので、リクエストRQb0が優先的に選択されメモリ装置90に入力される。
【0048】
信号O/BportAよりリプライRPa0が出力されると、カウント値Caが“3”になり、ビジー状態が解除される。即ち、信号aBUSYがオフとなる。
【0049】
ここで、インバウンドアービタ12では、ポートA,Bの間の調停が行われるが、ラウンドロビンによりポートAが選択される。したがって、まず、リクエストRQa5がメモ装置90へ入力された後、リクエストRQb1が入力される。
【0050】
したがって、メモリ装置90へ入力したリクエストのうち、それに対応するリプライが出力されていないものの数がビジー予測カウンタ17で各ポート毎にカウントされ、そのカウント値からの予測により、インバウンドトランザクションの調停がインバウンドアービタコントローラ19で制御されるので、各ポートにおけるビジー状態の発生が緩和され、効率良く各ポートのトランザクションが処理され、トータルのスループットが向上する。
【0051】
【発明の効果】
本発明によれば、ビジー状態の予測により、インバウンドトランザクションの調停における重みが制御されるので、各ポートにおけるビジー状態の発生が緩和され、各ポートのトランザクションが効率良く処理され、トータルのスループットが向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の調停装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本実施形態の調停装置の動作を示すタイミングチャートである。
【図3】従来の調停装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 調停装置
111,112,113 インバウンドポートバッファ
12 インバウンドアービタ
13 アウトバウンド緩衝バッファ
14 アウトバウンドルータ
151,152,153 アウトバウンドポートバッファ
16 デコーダ
17 ビジー予測カウンタ
181,182,183 ポートカウンタ
19 インバウンドアービタコントローラ
90 メモリ装置
Claims (7)
- 複数のポートからメモリ装置へ向かうインバウンドトランザクションを調停し、前記メモリ装置からのアウトバウンドトランザクションを前記ポートへ分配する調停装置であって、
それぞれの前記ポートに所定の重みを持たせて前記インバウンドトランザクションを調停し、前記メモリ装置へ入力するインバウンド部と、
前記メモリ装置より前記アウトバウンドトランザクションを受信する緩衝バッファと、前記緩衝バッファより、対応する前記ポートへの前記アウトバウンドトランザクションを受信して該ポートに出力する、前記ポート毎のポートバッファを有し、前記メモリ装置からの前記アウトバウンドトランザクションを前記ポートへ分配するアウトバウンド部と、
前記メモリ装置へ入力された前記インバウンドトランザクションのうち、リプライを要するリクエストであり、かつ前記リプライである前記アウトバウンドトランザクションが前記ポートへ出力されていないものの数を前記ポート毎にカウントし、カウント値により、前記ポートにおけるビジーの発生を予測し、ビジーの発生を緩和するように、前記重みを変更する調停制御部を有するトランザクション調停装置。 - 前記調停制御部は、
前記メモリ装置への前記インバウンドトランザクションより、前記ポート毎の前記リクエストを検出するデコーダと、
対応するポートの前記リクエストが前記デコーダで検出されるとカウントアップし、前記アウトバウンド部より該ポートへ前記アウトバウンドトランザクションが出力されるとカウントダウンする、前記ポート毎のカウンタと、
前記カウンタのカウント値により、前記重みを変更するように前記インバウンド部へ指示するアービタコントローラを有する、請求項1記載のトランザクション調停装置。 - 前記アービタコントローラは、
前記カウント値が所定の閾値を超えたカウンタに対応するポートを、入力禁止ポートとして前記インバウンド部へ通知し、
前記インバウンド部は、前記アービタコントローラより通知された前記入力禁止ポートの前記インバウンドトランザクションの前記メモリ装置への入力を停止する、請求項2記載のトランザクション調停装置。 - 前記カウンタは、対応する前記ポートバッファより前記アウトバウンドトランザクションが出力されるとカウントダウンする、請求項2記載のトランザクション調停装置。
- 前記インバウンド部は、
対応する前記ポートより前記インバウンドトランザクションを受信する、前記ポート毎のポートバッファと、
前記ポートバッファ毎に所定の重みを持たせて、前記ポートバッファにより受信された前記インバウンドトランザクションを調停し、前記メモリ装置へ入力するアービタを有し、
前記デコーダは、前記アービタの出力より前記ポート毎の前記リクエストを検出し、
前記アービタコントローラは、前記重みを変更するように前記アービタへ指示する、請求項2記載のトランザクション調停装置。 - 複数のポートからメモリ装置へ向かうインバウンドトランザクションを調停し、前記メモリ装置より前記アウトバウンドトランザクションを受信する緩衝バッファと、前記緩衝バッファより、対応する前記ポートへの前記アウトバウンドトランザクションを受信して該ポートに出力する、前記ポート毎のポートバッファを有し、前記メモリ装置からのアウトバウンドトランザクションを前記ポートへ分配する調停装置におけるトランザクション調停方法であって、
前記メモリ装置へ入力された前記インバウンドトランザクションのうち、リプライを要するリクエストであり、かつ前記リプライが前記ポートへ出力されていないものの数を前記ポート毎にカウントするステップと、
前記メモリ装置へ入力する前記インバウンドトランザクションの調停における、各ポートに与えられた重みを、前記ポート毎のカウント値により、前記ポートにおけるビジーの発生を予測し、ビジーの発生を緩和するように、変更するステップを有するトランザクション調停方法。 - 複数のポートからメモリ装置へ向かうインバウンドトランザクションを調停し、前記メモリ装置より前記アウトバウンドトランザクションを受信する緩衝バッファと、前記緩衝バッファより、対応する前記ポートへの前記アウトバウンドトランザクションを受信して該ポートに出力する、前記ポート毎のポートバッファを有し、前記メモリ装置からのアウトバウンドトランザクションを前記ポートへ分配する調停装置におけるトランザクション調停方法であって、
前記メモリ装置へ入力された前記インバウンドトランザクションのうち、リプライを要するリクエストであり、かつ前記リプライが前記ポートへ出力されていないものの数を前記ポート毎にカウントするステップと、
前記ポート毎のカウント値を、前記ポートにおけるビジーの発生を予測するための所定の閾値と比較するステップと、
前記カウント値が前記閾値を超えたポートの前記トランザクションの前記メモリ装置への入力を停止するステップを有するトランザクション調停方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001056679A JP3641435B2 (ja) | 2001-03-01 | 2001-03-01 | トランザクション調停装置及び方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001056679A JP3641435B2 (ja) | 2001-03-01 | 2001-03-01 | トランザクション調停装置及び方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002259203A JP2002259203A (ja) | 2002-09-13 |
JP3641435B2 true JP3641435B2 (ja) | 2005-04-20 |
Family
ID=18916667
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001056679A Expired - Fee Related JP3641435B2 (ja) | 2001-03-01 | 2001-03-01 | トランザクション調停装置及び方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3641435B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4839759B2 (ja) * | 2005-09-28 | 2011-12-21 | 日本電気株式会社 | メモリアクセス制御方式と方法、及びプロセッサ装置 |
JP5061504B2 (ja) * | 2006-05-25 | 2012-10-31 | 株式会社明電舎 | デュアルポートメモリのアクセス権調停方式 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6415854A (en) * | 1987-07-09 | 1989-01-19 | Fujitsu Ltd | Memory access control system |
JPH033048A (ja) * | 1989-05-31 | 1991-01-09 | Nec Corp | 情報処理装置 |
JPH07295878A (ja) * | 1994-04-27 | 1995-11-10 | Kofu Nippon Denki Kk | 主記憶リクエスト制御装置 |
JP3317873B2 (ja) * | 1997-05-07 | 2002-08-26 | 甲府日本電気株式会社 | データ転送制御装置 |
US6738840B1 (en) * | 1999-08-31 | 2004-05-18 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Arrangement with a plurality of processors having an interface for a collective memory |
JP3698987B2 (ja) * | 2000-12-18 | 2005-09-21 | エヌイーシーコンピュータテクノ株式会社 | バッファ制御装置、汎用ポート制御装置、入出力システム、情報処理装置 |
-
2001
- 2001-03-01 JP JP2001056679A patent/JP3641435B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002259203A (ja) | 2002-09-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4095032B2 (ja) | ダイナミックランダムアクセスメモリデバイスへの要求をスケジュールする方法及び装置 | |
CN110417670B (zh) | 网络交换机 | |
US9201816B2 (en) | Data processing apparatus and a method for setting priority levels for transactions | |
JP4094550B2 (ja) | スケジューリングの順序付けられたステージの基準を使用してリクエストをスケジューリングする方法及び装置 | |
US6792516B2 (en) | Memory arbiter with intelligent page gathering logic | |
JP4457168B2 (ja) | 資源要求調停装置、資源要求調停方法、及び、コンピュータプログラム | |
US8095744B2 (en) | Device for controlling access from a plurality of masters to shared memory composed of a plurality of banks each having a plurality of pages | |
US6519666B1 (en) | Arbitration scheme for optimal performance | |
JP2005505854A (ja) | 構成可能なしきい値を使用して1つの資源への要求をスケジュールする方法及び装置 | |
US7096293B2 (en) | Dynamic bus arbitration method and bus arbiter | |
US5948094A (en) | Method and apparatus for executing multiple transactions within a single arbitration cycle | |
US7613856B2 (en) | Arbitrating access for a plurality of data channel inputs with different characteristics | |
JP3641435B2 (ja) | トランザクション調停装置及び方法 | |
US9891840B2 (en) | Method and arrangement for controlling requests to a shared electronic resource | |
JP5380322B2 (ja) | メモリマスタデバイス | |
JP4151362B2 (ja) | バス調停方式、データ転送装置、及びバス調停方法 | |
JP4344163B2 (ja) | 資源要求調停装置、資源要求調停方法、及び、コンピュータプログラム | |
EP2854042A1 (en) | Information processing apparatus, data transfer apparatus, and data transfer method | |
JP2005004563A (ja) | Dma転送制御装置 | |
US6910119B1 (en) | Instruction pipe and stall therefor to accommodate shared access to return stack buffer | |
JP4635485B2 (ja) | データ処理装置 | |
JP2005173859A (ja) | メモリアクセス制御回路 | |
JP5494925B2 (ja) | 半導体集積回路、情報処理装置およびプロセッサ性能保証方法 | |
JP2000259550A (ja) | Dma制御装置 | |
JP2003157670A (ja) | 記憶装置、該記憶装置の制御方法、該記憶装置を含む半導体装置および該記憶装置を含む情報処理装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040903 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041013 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041207 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20041207 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20041207 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050105 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050121 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080128 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090128 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100128 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |