JP2000259550A - Dma制御装置 - Google Patents

Dma制御装置

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JP2000259550A
JP2000259550A JP11066451A JP6645199A JP2000259550A JP 2000259550 A JP2000259550 A JP 2000259550A JP 11066451 A JP11066451 A JP 11066451A JP 6645199 A JP6645199 A JP 6645199A JP 2000259550 A JP2000259550 A JP 2000259550A
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JP
Japan
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bus
priority
access
dma
unit
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JP11066451A
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English (en)
Inventor
Kazunori Shionoya
和則 塩野谷
Kenichi Morita
賢一 守田
Takeshi Minami
猛 南
Nobuo Kamei
伸雄 亀井
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のデバイスによる共有バスの使用割合を
算出し、その算出結果に応じて優先順位を変更すること
により、各デバイスがそれぞれ適切に共有バスにアクセ
スすることができるDMA制御装置を提供すること。 【解決手段】 バスモニタ部8により、バス使用許可信
号ack1〜ack3に基づき算出されたDMA制御部1〜3の
バス占有率の合計が予め決められたしきい値を越え制御
変更信号CHSがアクティブになると、優先順位決定部
18において優先順位テーブルが第1テーブルT1から
第2テーブルT2へ変更される。これにより、バス5の
使用割合が高くなった場合には、優先順位が最も低かっ
たアクセス制御部4の優先順位が引き上げられるため、
CPU14は確実にバス5へアクセスすることができ
る。つまり、DMA制御部1〜3、およびアクセス制御
部4がそれぞれ適切にバス5へアクセスすることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直接メモリアクセ
ス制御(以下、「DMA制御」ともいう)に関する。さ
らに詳細には、共有バスに接続された複数のデバイスに
よる共有バスの使用割合に応じて優先順位を変更するこ
とにより、特定のデバイスによる共有バスの占有を防止
し、もって各デバイスがそれぞれ適切に共有バスにアク
セスできるようにしたDMA制御装置に関するものであ
る。例えば、複写機のように、CPUと他のデバイス
(スキャナ、プリンタ等)とでバスを共用する機器に用
いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来のDMA制御装置では、複数のデバ
イスからバスアクセスのリクエストがあった場合に、バ
スアクセスを調停するためのバス調停部を備えるものが
知られている。そのシステムの一例を図8に示す。図8
に示すシステムは、基本的に、メモリ107と、各DM
A制御部101,102,103、およびアクセス制御
部104とを有し、DMA制御部101〜103、およ
びアクセス制御部104が共用のバス105を介してメ
モリ107にアクセスするものである。そして、各DM
A制御部101〜103、およびアクセス制御部104
からバス105へのアクセスを調停するバス調停部10
6が設けられている。また、DMA制御部101にはプ
リンタ装置111が接続され、DMA制御部102には
スキャナ装置112が接続され、DMA制御部103に
はハードディスク113が接続され、アクセス制御部1
04にはCPU114が接続されている。
【0003】このシステムは次のように動作する。この
動作について図9を参照して説明する。例えば、DMA
制御部101においてバス105へのアクセスが必要に
なると、DMA制御部101はバス調停部106に対し
リクエスト信号req1を出力する。このリクエスト信号re
q1に対してバス調停部106は、可能ならばバス使用許
可信号ack1を返信する。この許可信号ack1がアクティブ
である期間中、DMA制御部101を介してプリンタ装
置111がバス105にアクセスできるのである。他の
制御部(デバイス)でも同様である。
【0004】ここで、複数の制御部からリクエストが同
時にあった場合には、バス調停部106は所定の優先順
位にしたがってバス使用許可信号を返信するようになっ
ている。優先順位の一例を図10に示す。この優先順位
の場合、バス調停部106に対してリクエスト信号req
1,req2,req3,req4が同時に出力されたときには、バス調
停部106は、最も優先順位が高いバス使用許可信号ac
k1のみを返信する。これにより、DMA制御部101が
他の制御部102〜104よりも優先してバス105に
アクセスする。同様に、リクエスト信号req2,req3,req4
が同時に出力されたときには、バス調停部106はその
中で最も優先順位の高いバス使用許可信号ack2のみを返
信する。このため、DMA制御部102が他の制御部1
03,104よりも優先してバス105にアクセスす
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のDMA制御装置100では、バス調停部106
において常に図10に示す優先順位にしたがってバス調
停制御が行われるため、優先順位の高いデバイス(プリ
ンタ装置101)がシステムを独占するおそれがあっ
た。また、DMA制御部101〜103、およびアクセ
ス制御部104からのリクエスト信号req1,req2,req3,r
eq4が一時期に集中してバス調停部106に対して出力
されると、優先順位の低いデバイス(CPU114)が
バス105にアクセスできないおそれもあった。かかる
場合にはCPU114がバス105にアクセスできずに
システムのプログラムが停止してしまうおそれがあっ
た。
【0006】そこで、本発明は上記した問題点を解決す
るためになされたものであり、複数のデバイスによる共
有バスの使用割合を算出し、その算出結果に応じて優先
順位を変更することにより、各デバイスがそれぞれ適切
に共有バスにアクセスすることができるDMA制御装置
を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明に係るDMA制御装置によれば、メモリと、前
記メモリに接続された共有バスと、前記共有バスに接続
されるとともに前記メモリにアクセスする複数のデバイ
スと、前記各デバイスによる所定時間ごとの前記共有バ
スの使用割合を算出するバスモニタ手段と、前記バスモ
ニタ手段の算出結果に応じて前記各デバイスの優先順位
を決定する優先順位決定手段と、前記各デバイスから前
記共有バスへのアクセスを前記優先順位に従って調停す
るバス調停手段と、を有する。
【0008】このDMA制御装置では、バスモニタ手段
により各デバイスによる所定時間ごとの共有バスの使用
割合が算出される。すると、優先順位決定手段によりバ
スモニタ手段の算出結果に応じて各デバイスの優先順位
が決定される。そして、バス調停手段によって優先順位
決定手段で決定された優先順位に従い各デバイスから共
有バスへのアクセスが調停される。これにより、共有バ
スの使用割合に応じて適切に各デバイスによる共有バス
へのアクセスが調停される。従って、複数のデバイスか
らリクエストが一時期に集中した場合に、優先順位の高
いデバイスによる共有バスの独占を防止し、優先順位の
低いデバイスにも必要なアクセス時間を確保することが
可能となる。よって、共有バスに接続されたすべてのデ
バイスを適切に共有バスにアクセスさせることができ
る。
【0009】また、本発明に係るDMA制御装置におい
て、複数の異なる優先順位テーブルを有し、前記優先順
位決定手段は、前記バスモニタ手段の算出結果に応じて
前記優先順位テーブルのうち1つを選択することが好ま
しい。
【0010】このDMA制御装置でも、バスモニタ手段
により各デバイスによる所定時間ごとの共有バスの使用
割合が算出される。すると、優先順位決定手段によりバ
スモニタ手段の算出結果に応じて複数の優先順位テーブ
ルのうちの1つが選択される。そして、バス調停手段に
よって優先順位決定手段で選択された優先順位テーブル
に従い各デバイスから共有バスへのアクセスが調停され
る。これにより、共有バスの使用割合に応じて適切に各
デバイスによる共有バスへのアクセスが調停される。従
って、複数のデバイスからリクエストが一時期に集中し
た場合に、優先順位の高いデバイスによる共有バスの独
占を防止し、優先順位の低いデバイスにも必要なアクセ
ス時間を確保することが可能となる。よって、共有バス
に接続されたすべてのデバイスを適切に共有バスにアク
セスさせることができる。
【0011】さらに、本発明のDMA制御装置におい
て、標準の優先順位テーブルを有し、前記優先順位決定
手段は、前記バスモニタ手段の算出結果に応じて前記標
準優先順位テーブルをそのまま使用し、あるいはこれを
変更して使用することも好ましい。
【0012】このDMA制御装置でも、バスモニタ手段
により各デバイスによる所定時間ごとの共有バスの使用
割合が算出される。すると、優先順位決定手段によりバ
スモニタ手段の算出結果に応じて標準の優先順位テーブ
ルを使用するか、あるいは標準の優先順位テーブルを変
更して使用するかが決定される。さらに、標準の優先順
位テーブルを変更して使用する場合には、バスモニタ手
段の算出結果に応じて標準の優先順位テーブルのデータ
内容が変更される。そして、バス調停手段によって、標
準の優先順位テーブル、あるいは優先順位決定手段によ
りデータ内容が変更された優先順位テーブルに従い、各
デバイスから共有バスへのアクセスが調停される。これ
により、共有バスの使用割合に応じて適切に各デバイス
による共有バスへのアクセスが調停される。従って、複
数のデバイスからリクエストが一時期に集中した場合
に、優先順位の高いデバイスによる共有バスの独占を防
止し、優先順位の低いデバイスにも必要なアクセス時間
を確保することが可能となる。よって、共有バスに接続
されたすべてのデバイスを適切に共有バスにアクセスさ
せることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明のDMA制御装置を
具体化した実施の形態について図面に基づいて詳細に説
明する。本実施の形態は、複写機における各デバイスの
バスへのアクセスを制御するDMA制御装置である。
【0014】(第1の実施の形態)まず、第1の実施の
形態について説明する。このDMA制御装置10は、図
1に示すように、メモリ7と、各DMA制御部1,2,
3、およびアクセス制御部4と、バスモニタ部8とを有
し、DMA制御部1〜3、およびアクセス制御部4が共
用のバス5を介してメモリ7にアクセスするものであ
る。そして、バスモニタ部8の算出するバス5の使用割
合に応じて各DMA制御部1〜3、およびアクセス制御
部4からバス5へのアクセスを調停するバス調停部6が
設けられている。また、DMA制御部1にはプリンタ装
置11が接続され、DMA制御部2にはスキャナ装置1
2が接続され、DMA制御部3にはハードディスク13
が接続され、アクセス制御部4にはCPU14が接続さ
れている。CPU14は、このシステムを含めた複写機
全体の制御を統括するものである。なお、プリンタ装置
11、スキャナ装置12、およびハードディスク13は
それぞれDMA制御部1,2、および3によりCPU1
4を介さずメモリ7に直接アクセスできるようになって
いる。
【0015】バスモニタ部8は、図2に示すように、バ
ス調停部6から出力されるバス使用許可信号ack1,ack2,
ack3のアクティブ期間をカウントし、そのカウント結果
に基づいて優先順位決定部18に入力している制御変更
信号CHSをアクティブまたはインアクティブに切り替
えるものである。すなわち、このバスモニタ部8は、図
3に示すように、カウンタ21,22,23と、遅延形
フリップフロップ(Delay Flip-Flop、以下「DFF」
ともいう)31,32,33と、加算器25と、比較器
26とを有する。カウンタ21の端子ENにはバス使用
許可信号ack1が入力され、端子CLKにはクロック信号
CSが入力され、端子CLRにはカウンタクリア信号C
CSが入力されている。一方、端子Qからはカウンタ2
1におけるカウント値C1が出力され、これがDFF3
1の端子INに入力されている。また、DFF31の端
子CLKには占有率セット信号SSSが入力され、端子
OUTからは占有率S1が出力され、これが加算器25
に入力されている。
【0016】カウンタ21は、端子CLKに入力されて
いるクロック信号CSの立ち上がりで、端子ENに入力
されているバス使用許可信号ack1がアクティブであれば
カウントアップを行うとともに、そのカウント値C1を
端子Qから出力してDFF31の端子INに入力するも
のである。そして所定周期ごとに発信されるカウンタク
リア信号CCSが端子CLKに入力されると、カウント
値C1をリセットするようになっている。なお、カウン
タ22,23も同様の作用をするものである。
【0017】DFF31は、所定周期ごとに発信される
占有率セット信号SSSが端子CLKに入力されると、
カウンタ21から入力されているカウント値C1を端子
OUTから出力するものである。すなわち、DFF31
は占有率セット信号SSSの入力周期におけるバス使用
許可信号ack1の発生割合、つまりDMA制御部1のバス
使用割合を算出しているのである。なお、DFF32,
33も同様の作用をするものであり、DFF32がDM
A制御部2のバス使用割合を算出し、DFF33がDM
A制御部3のバス使用割合を算出するようになってい
る。また、クロック信号CS、カウンタクリア信号CC
S、および占有率セット信号SSSは、すべてバスモニ
タ8の内部で生成されるものである。
【0018】加算器25は、DFF31〜33が算出し
たバス占有率S1〜S3の和を算出するものである。ま
た比較器26は、加算器25が算出した結果としきい値
(本実施の形態におけるしきい値は「50」である)と
を比較し、その算出結果がしきい値よりも大きい場合に
バス調停部6に入力されている制御変更信号CHSをア
クティブにするものである。
【0019】また、バス調停部6は、図4に示すよう
に、優先順位決定部18とバス応答制御部17とを備
え、各DMA制御部1〜3、およびアクセス制御部4か
らそれぞれリクエスト信号req1,req2,req3,req4が入力
されると、優先順位決定部18で決定された優先順位に
従い、バス応答制御部17が各DMA制御部1〜3、お
よびアクセス制御部4に対して適宜バス使用許可信号ac
k1,ack2,ack3,ack4を返信するものである。そして、バ
ス使用許可信号が返信された制御部は、バス使用許可信
号がアクティブである期間中だけバス5にアクセスでき
る。ここで、優先順位決定部18は、図5に示す2種類
の優先順位テーブル、つまり第1テーブルT1と第2テ
ーブルT2とを備えている。そして、優先順位決定部1
8に入力されている制御変更信号CHSが、インアクテ
ィブである期間は第1テーブルT1が選択され、アクテ
ィブである期間中は第2テーブルT2が選択されるよう
になっている。
【0020】なお、第1テーブルT1は、従来のDMA
装置100で用いられている優先順位テーブルと同じで
あり、優先度はDMA制御部1、DMA制御部2、DM
A制御部3、アクセス制御部4の順になっている。ま
た、第2テーブルT2における優先度はDMA制御部
1、DMA制御部2、アクセス制御部4、DMA制御部
3の順になっている。
【0021】従って、各DMA制御部1〜3、およびア
クセス制御部4からのリクエスト信号req1,req2,req3、
およびreq4が一時期に集中してバス使用割合が高くな
り、制御変更信号CHSがアクティブとなった場合に
は、第2テーブルT2が選択されるため、アクセス制御
部4(CPU14)の優先順位が上げられ、DMA制御
部3(ハードディスク3)の優先順位が下げられる。こ
れにより、優先順位の低いCPU4のバス5へのアクセ
ス時間を確保することが可能となっている。
【0022】続いて、上記のように構成されたDMA制
御装置10の動作について、図6を用いて説明する。図
6は各種信号の状態を示したタイミングチャート図であ
る。なお、本実施の形態では、占有率セット信号SS
S、カウンタクリア信号CCSともに100μsごとに
発信され、占有率セット信号SSSの発信直後(125
ns後)にカウンタクリア信号CCSが発信されるように
なっている。また、クロック信号CSは1μs周期の信
号である。
【0023】時刻t0 以前においては、カウント値C
1,C2,C3はそれぞれ「50」「28」「9」とな
っている。また、各DMA制御部1〜3のバス占有率S
1〜S3として、前回の占有率セット信号SSSの発信
時に読み込まれた値「15」「8」「10」が加算器2
5に入力されている。よって、加算器25は、算出結果
として「33」を出力している。そして、この出力は比
較器26に入力されているが、しきい値「50」を越え
ていないので、制御変更信号CHSはインアクティブ
(Lo)となっている。このため、バス調停部8における
バス調停制御の内容は変更されない。なお、バス占有率
とは、所定時間ごとのバスの使用割合を表したものであ
る。
【0024】そして、時刻t0 においてクロック信号C
Sが立ち上がり、このときバス使用許可信号のうちack2
のみがアクティブ(Hi)であるから、カウンタ22がカ
ウントアップを行って、そのカウント値C2が更新され
て「29」になる。一方、バス使用許可信号ack1および
ack3はインアクティブ(Lo)であるから、カウンタ21
および23はカウントアップしないので、それぞれのカ
ウント値C1およびC3は「50」および「9」のまま
である。
【0025】また、時刻t0 から1μs経過した時刻t
1 にも再びクロック信号CSが立ち上がり、このときも
バス使用許可信号のうちack2のみがアクティブ(Hi)で
あるから、カウンタ22がカウントアップを行って、そ
のカウント値C2が更新されて「30」になる。一方、
バス使用許可信号ack1およびack3はインアクティブ(L
o)であるから、カウンタ21および23はカウントア
ップしないので、それぞれのカウント値C1およびC3
は「50」および「9」のままである。
【0026】時刻t1 から500ns経過した時刻t2
おいて、バス使用許可信号ack2がインアクティブ(Lo)
になり、バス使用許可信号ack3がアクティブ(Hi)にな
ったとする。すると時刻t1 から1μs経過した時刻t
3 でクロック信号CSが立ち上がるため、カウンタ23
がカウントアップを行って、そのカウント値C3が更新
され「10」になる。一方、バス使用許可信号ack1およ
びack2はインアクティブ(Lo)であるから、カウンタ2
1および22はカウントアップしないので、それぞれの
カウント値C1およびC2は「50」および「30」の
ままである。
【0027】時刻t3 から375ns経過した時刻t4
おいて、占有率セット信号SSSが各DFF31〜33
に入力される。すると、DFF31〜33は、時刻t4
時点におけるカウント値C1〜C3をバス占有率S1〜
S3として出力する。すなわち、DFF31からバス占
有率S1として「50」が出力され、DFF32からバ
ス占有率S2として「30」が出力され、DFF33か
らバス占有率S3として「10」が出力される。このよ
うに、カウント値C1〜C3をバス占有率S1〜S3と
して出力できるのは、本実施の形態では占有率セット信
号SSSおよびカウンタクリア信号CCSを100μs
周期で各DFF31〜33および各カウンタ21〜23
に入力しているからである。
【0028】そして、このようにして算出されたバス占
有率S1〜S3は、加算器25に入力される。すると加
算器25は、算出結果として「90」を出力し、それを
比較器26に入力する。比較器26では、しきい値「5
0」を越えていると判断されるため、バスモニタ部8か
らバス調停部6に対して発せられる制御変更信号CHS
がアクティブ(Hi)となる。この制御変更信号CHSが
アクティブ(Hi)である期間中は、優先順位決定部18
では第2テーブルT2が選択されるため、アクセス制御
部4の優先順位が上がる(図6参照)。これにより、C
PU14によるバス5へのアクセスが確実に確保され
る。このように、バス5の使用割合に応じて優先順位決
定部18がバス調停に用いる最適な優先順位テーブルを
選択するため、各制御部がそれぞれ適切にバス5にアク
セスすることができる。
【0029】さらに、時刻t4 から125ns経過後の時
刻t5 (時刻t3 から500ns経過)において、カウン
タクリア信号CCSが各カウンタ21〜23に入力され
る。これにより、各カウンタ21〜23のカウント値C
1〜C3はすべてクリアされて「0」になる。
【0030】時刻t5 から500ns経過した時刻t6
再びクロック信号CSが立ち上がり、このときバス使用
許可信号のうちack3のみがアクティブ(Hi)であるか
ら、カウンタ23がカウントアップを行って、そのカウ
ント値C3が更新されて「1」になる。一方、バス使用
許可信号ack1およびack2はインアクティブ(Lo)である
から、カウンタ21および22はカウントアップしない
ので、それぞれのカウント値C1およびC2は、ともに
「0」のままである。
【0031】次いで、時刻t6 から500ns経過した時
刻t7 において、バス使用許可信号ack1がアクティブ
(Hi)になり、バス使用許可信号ack3がインアクティブ
(Lo)になったとする。すると時刻t6 から1μs経過
した時刻t8 で再びクロック信号CSが立ち上がり、こ
のときカウンタ21がカウントアップを行って、そのカ
ウント値C1が更新されて「1」になる。一方、バス使
用許可信号ack2およびack3はインアクティブ(Lo)であ
るから、カウンタ22および23はカウントアップしな
いので、それぞれのカウント値C2およびC3は「0」
および「1」のままである。
【0032】以後、同様にして各カウンタ21〜23に
おいてカウントアップが行われ、占有率セット信号SS
Sが各DFF31〜33に入力されると、各DMA制御
部1〜3の占有率S1〜S3が算出され、その算出結果
に応じて優先順位決定部18において優先順位テーブル
の選択が行われる。そして、選択された優先順位テーブ
ルに従ってバス調停が行われる。このようにバス5の使
用割合に応じて優先順位テーブルが変更されるため、各
制御部がそれぞれ適切にバス5にアクセスすることがで
きる。
【0033】以上、詳細に説明したように第1の実施の
形態に係るDMA制御装置10によれば、バスモニタ部
8において、バス使用許可信号ack1〜ack3に基づきバス
5に接続されたDMA制御部1〜3のバス占有率S1〜
S3が算出される。さらに、算出された占有率S1〜S
3の合計が予め決められたしきい値「50」を越えると
制御変更信号CHSがアクティブになり、優先順位決定
部18において優先順位テーブルが第1テーブルT1か
ら第2テーブルT2へと変更される。これにより、バス
5の使用割合が高くなった場合には、優先順位が最も低
かったアクセス制御部4の優先順位が引き上げられるた
め、CPU14は確実にバス5へアクセスすることがで
きる。つまり、DMA制御部1〜3、およびアクセス制
御部4がそれぞれ適切にバス5へアクセスすることがで
きるようになっている。
【0034】(第2の実施の形態)次に、第2の実施の
形態について説明する。第2の実施の形態に係るDMA
制御装置は、第1の実施の形態に係るDMA制御装置と
基本的にほぼ同じ構成のものであるが、優先順位決定部
の構成が異なる。このため、第2の実施の形態では、第
1の実施の形態と同じところについての説明は省略し、
異なるところについて説明する。なお、第1の実施の形
態と同じ構成のものについては、同一符号を付するもの
とする。
【0035】この第2の実施の形態に係るDMA制御装
置も、第1の実施の形態と同様、メモリ7と、各DMA
制御部1,2,3、およびアクセス制御部4と、バスモ
ニタ部8とを有し、DMA制御部1〜3、およびアクセ
ス制御部4が共用のバス5を介してメモリ7にアクセス
するものである。そして、各DMA制御部1〜3、およ
びアクセス制御部4からバス5へのアクセスを調停する
バス調停部156が設けられている(図1参照)。
【0036】このバス調停部156は、図7に示すよう
に、バスモニタ部8が算出するバス5の使用割合に応じ
てバス調停制御における優先順位を決定する優先順位決
定部168を備え、この優先順位決定部168で決定さ
れた優先順位に従いバス調停を行うようになっている。
また、優先順位決定部168には、テーブル変更部16
0が備わっている。このテーブル変更部160は、バス
モニタ部8から発せられている制御変更信号CHSがア
クティブである期間中、DMA制御部のうち優先度の低
いもののアクセス間隔を広くする、つまり優先順位テー
ブルTのデータ内容を変更するものである。なお、制御
変更信号CHSは、バスモニタ部8によりバス使用許可
信号ack1〜ack3に基づき算出されたDMA制御部1〜3
のバス占有率の合計が予め決められたしきい値「50」
を越えている場合にアクティブになるようになってい
る。また、優先順位テーブルTは、初期状態において読
み込まれたテーブルデータであるが、その後テーブル変
更部160の作用によってデータ内容が変更される。
【0037】テーブル変更部160は、次のようにして
優先順位テーブルTのデータ内容を変更する。本実施の
形態では、優先順位テーブルTとして、初期状態におい
て第1テーブルT1(図5参照)が読み込まれるものと
する。例えば、図6に示すように、各DMA制御部1〜
3のバス占有率S1〜S3がそれぞれ「50」「30」
「10」となり、バスモニタ部8によって制御変更信号
CHSがアクティブになったとする。そうすると、テー
ブル変更部160は、バス占有率が一番低いDMA制御
部3(ハードディスク装置13)からのリクエスト信号
req3が1/3の割合でバス応答制御部17へ出力され、
バス占有率が二番目に低いDMA制御部2(スキャナ装
置12)からのリクエスト信号req2が2/3の割合でバ
ス応答制御部17へ出力されるように、第1テーブルT
1のデータ内容を変更する。つまり、DMA制御部1〜
3によるバス5の使用割合が高くなった場合には、その
ときのバス占有率が最も高いDMA制御部1を除いて、
バス占有率が低いDMA制御部3および2によるバス5
へのアクセス間隔をさらに広くするようにテーブルデー
タの内容を変更する。なお、テーブル変更部160は、
アクセス制御部4(CPU14)、およびバス占有率が
最も高いDMA制御部(上記した場合ではDMA制御4
が該当する)に対しては何ら作用しない。
【0038】これにより、DMA制御部1〜3によるバ
ス5の使用割合が高くなり、制御変更信号CHSがアク
ティブになると、DMA制御部1の優先順位はそのまま
で、DMA制御部2,3の優先順位が実質的に下がり、
アクセス制御部4の優先順位が上がることになる。従っ
て、各制御部からのリクエストが一時期に集中してバス
5の使用割合が高くなった場合、最も処理の優先度が高
いDMA制御部1によるバス5へのアクセスには影響を
与えずに、優先順位が最下位であるアクセス制御部4に
もバス5へのアクセス時間が確実に確保される。
【0039】以上、詳細に説明したように第2の実施の
形態に係るDMA制御装置によれば、バスモニタ部8に
おいて算出されるDMA制御部1〜3のバス占有率S1
〜S3の合計が予め決められたしきい値「50」を越え
ると制御変更信号CHSがアクティブになり、テーブル
変更部160により優先順位テーブルT(第1テーブル
T1)のデータ内容が変更される。これにより、バス5
の使用割合が高くなった場合には、優先順位が最も低い
アクセス制御部4の優先順位が実質的に引き上げられる
ため、CPU14は確実にバス5へアクセスすることが
できる。つまり、DMA制御部1〜3、およびアクセス
制御部4がそれぞれ適切にバス5へアクセスすることが
できるようになっている。
【0040】なお、上記実施の形態は単なる例示にすぎ
ず、本発明を何ら限定するものではない。従って本発明
は当然に、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、
変形が可能である。上記した第1および第2の実施の形
態として複写機におけるDMA制御装置を例示したが、
これに限らずDMA制御を行うものであればいずれのも
のにも本発明を適用することができる。また、DMA制
御部1〜3のバス占有率が必要ない場合には、アクセス
制御部4のバス占有率を算出してその算出結果に基づき
制御変更信号CHSをアクティブにしたり、さらには、
所定時間ごとのバス使用許可信号ack1〜ack3の論理和に
基づき制御変更信号CHSをアクティブにするようにす
ることもできる。また、上記第2の実施の形態におい
て、テーブル変更部160はDMA制御部2,3からの
リクエスト信号req2,req3の出力回数に応じて第1テー
ブルT1のデータ内容を変更するようにしたが、リクエ
スト信号req2,req3が出力されている時間間隔に応じて
変更するようにしても良い。さらに、上記実施の形態に
おいて例示した具体的な数値は、単なる例示にすぎない
ことは言うまでもない。
【0041】
【発明の効果】以上、説明した通り本発明のDMA制御
装置によれば、共有バスに接続された各デバイスによる
共有バスの使用割合に基づいて、バス調停制御における
優先順位が変更される。これにより、共有バスの使用割
合が高くなった場合でも、各デバイスがそれぞれ適切に
共有バスにアクセスすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係るDMA制御装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】図1のバスモニタ部の動作について説明するた
めの説明図である。
【図3】図1のバスモニタ部の構成を示すブロック図で
ある。
【図4】図1のバス調停部の構成を示すブロック図であ
る。
【図5】優先順位決定部に格納されている優先順位テー
ブルを説明するための説明図である。
【図6】各種信号の状態を示したタイミングチャートで
ある。
【図7】第2の実施の形態に係るDMA制御装置におけ
るバス調停部の構成を示すブロック図である。
【図8】従来のDMA制御装置の概略構成を示すブロッ
ク図である。
【図9】従来のバス調停部におけるバス調停制御を説明
するための説明図である。
【図10】従来のバス調停部におけるバス調停制御の優
先順位を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1,2,3 DMA制御部 4 アクセス制御部 5 バス 6,156 バス調停部 7 メモリ 8, バスモニタ部 10 DMA制御装置 17 バス応答制御部 18,168 優先順位決定部 req リクエスト信号 ack バス使用許可信号 SSS 占有率セット信号 CCS カウンタクリア信号 CS クロック信号 C カウント値 S 占有率 CHS 制御変更信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 南 猛 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 亀井 伸雄 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 5B060 CD14 5B061 BA03 BC02 DD11

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリと、 前記メモリに接続された共有バスと、 前記共有バスに接続されるとともに前記メモリにアクセ
    スする複数のデバイスと、 前記各デバイスによる所定時間ごとの前記共有バスの使
    用割合を算出するバスモニタ手段と、 前記バスモニタ手段の算出結果に応じて前記各デバイス
    の優先順位を決定する優先順位決定手段と、 前記各デバイスから前記共有バスへのアクセスを前記優
    先順位に従って調停するバス調停手段と、を有すること
    を特徴とするDMA制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載するDMA制御装置にお
    いて、 複数の異なる優先順位テーブルを有し、 前記優先順位決定手段は、前記バスモニタ手段の算出結
    果に応じて前記優先順位テーブルのうち1つを選択する
    ことを特徴とするDMA制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載するDMA制御装置にお
    いて、 標準の優先順位テーブルを有し、 前記優先順位決定手段は、前記バスモニタ手段の算出結
    果に応じて前記標準優先順位テーブルをそのまま使用
    し、あるいはこれを変更して使用することを特徴とする
    DMA制御装置。
JP11066451A 1999-03-08 1999-03-12 Dma制御装置 Pending JP2000259550A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007058276A (ja) * 2005-08-22 2007-03-08 Shinsedai Kk マルチプロセッサ
CN101004728B (zh) * 2006-01-06 2010-12-01 惠普开发有限公司 直接存储器访问的访问系统和方法

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