JP3640953B2 - 精肉生産システム - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、牛肉等の部分肉を切り分けた精肉を計量して精肉商品を生産する精肉生産システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、牛肉等の食肉は食肉処理工場において枝肉から肩ロース、ヒレ等の部位ごとに部分肉に分割され、その部分肉が真空パックされた状態でスーパーマーケット等の小売店舗に納入される。スーパーマーケット等では、入荷された部分肉を実際に店舗に並べる大きさにカットまたはスライスしてうすぎり肉等の精肉商品を生産する。
【0003】
通常、精肉商品を生産するのに使用する部分肉の部位は予めスーパーマーケット等で決定している。例えば、「肩ロース」の部分肉からは「国産牛切り落とし」や「肩ロースしゃぶしゃぶ用」等の精肉商品が生産されるが、「バーベキューステーキ用肩ロース」は生産されない。精肉商品「バーベキューステーキ用肩ロース」は「サーロイン」の部分肉から生産されるのである。
【0004】
そして、部分肉を切り分けてパック詰めした精肉商品には「国産牛切り落とし」等の商品名や価格、消費期限を表記した値付ラベルを貼り付けて店頭に並べる。また、特に牛肉の精肉商品に貼付する値付ラベルには商品名や価格の他に「松阪牛」等の産地名を表記することも多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、どの部位の部分肉から如何なる精肉商品を切り分けるかは、通常作業者に口頭や指示書にて指示されることが多く、また作業者自身の判断によって行われていることもあった。このため、例えば「肩ロース」の部分肉から「バーベキューステーキ用肩ロース」の精肉商品を切り出してしまうような、実際とは部位の異なる誤った商品を生産してしまうことがあった。
【0006】
また、産地名も作業者が計量値付装置等に入力して値付ラベルに印字していることが多いが、作業者の勘違い等によって実際とは異なる誤った産地名を印字するおそれもあった。
【0007】
最近特に牛肉についてのラベル表示内容が社会的にも注目されており、上述の如き誤りが万一にもあった場合には、店舗の信用を著しく失墜させることとなる。このため、過誤がないように慎重に作業を進めると、商品の生産効率が低下することともなっていた。
【0008】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、ある部位の部分肉から誤った精肉商品を生産することを防止することができる精肉生産システムを提供することを第1の目的とする。
【0009】
また、本発明は、誤った産地名表示を防止することができる精肉生産システムを提供することを第2の目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、部分肉を切り分けた精肉を計量して精肉商品を生産する精肉生産システムにおいて、精肉を計量する計量手段と、前記精肉を切り出した部分肉の部位情報および前記精肉を計量して生産される精肉商品の商品コードを入力する入力手段と、前記精肉商品の商品情報を印字したラベルを発行するラベル発行手段と、を備える計量値付装置と、前記計量値付装置と通信可能に接続され、部分肉の部位情報と前記部分肉から生産可能な精肉商品の商品コードとを関連付けたデータベースを格納する記憶手段と、前記入力手段から入力された部位情報および商品コードが前記データベースにて関連付けられているか否かを検査する検査手段と、前記検査手段による検査の結果当該部位情報および当該商品コードが前記データベースにて関連付けられている場合には当該商品コードについての商品情報を前記計量値付装置に与える商品情報付与手段と、を備える管理サーバと、を備える。
【0011】
また、請求項2の発明は、請求項1の発明にかかる精肉生産システムにおいて、前記管理サーバに、前記検査手段による検査の結果、前記入力手段から入力された部位情報および商品コードが前記データベースにて関連付けられていない場合には前記計量値付装置に警告を発報するように指示する警告発生手段をさらに備える。
【0012】
また、請求項3の発明は、部分肉を切り分けた精肉を計量して精肉商品を生産する精肉生産システムにおいて、精肉を計量する計量手段と、前記精肉を切り出した部分肉の部位情報を入力する入力手段と、前記精肉商品の商品情報を印字したラベルを発行するラベル発行手段と、を備える計量値付装置と、前記計量値付装置と通信可能に接続され、部分肉の部位情報と前記部分肉から生産可能な精肉商品の商品名とを関連付けたデータベースを格納する記憶手段と、前記入力手段から入力された部位情報に対応する商品名を前記データベースを検索することによって特定する対応商品特定手段と、特定された前記商品名についての商品情報を前記計量値付装置に与える商品情報付与手段と、を備える管理サーバと、を備える。
【0013】
また、請求項4の発明は、請求項3の発明にかかる精肉生産システムにおいて、前記計量値付装置に、前記対応商品特定手段によって複数の商品名が特定された場合に、前記複数の商品名から生産すべき商品名の選択を受け付ける選択受付手段をさらに備え、前記商品情報付与手段に、選択された前記商品名についての商品情報を前記計量値付装置に与えさせる。
【0014】
また、請求項5の発明は、部分肉を切り分けた精肉を計量して精肉商品を生産する精肉生産システムにおいて、精肉を計量する計量手段と、前記精肉を切り出した部分肉の個体識別コードおよび前記精肉を計量して生産される精肉商品の産地名情報を入力する入力手段と、前記精肉商品の産地名情報を含む商品情報を印字したラベルを発行するラベル発行手段と、を備える計量値付装置と、前記計量値付装置と通信可能に接続され、出産地と産地名情報とを関連付けたデータベースを格納する記憶手段と、前記入力手段から入力された個体識別コードから部分肉の出産地を特定する出産地特定手段と、前記入力手段から入力された産地名情報および特定された前記出産地が前記データベースにて関連付けられているか否かを検査する検査手段と、前記検査手段による検査の結果当該産地名情報および当該出産地が前記データベースにて関連付けられていない場合には前記計量値付装置に警告を発報するように指示する警告発生手段と、を備える管理サーバと、を備える。
【0015】
また、請求項6の発明は、請求項5の発明にかかる精肉生産システムにおいて、前記計量値付装置に、前記検査手段による検査の結果、前記入力手段から入力された産地名情報および前記出産地特定手段によって特定された前記出産地が前記データベースにて関連付けられていない場合には、前記データベースにて前記出産地に対応付けられた産地名情報を表示する表示手段をさらに備える。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0017】
<1.第1実施形態>
図1は、本発明にかかる精肉生産システムの全体構成を示す図である。この精肉生産システムはスーパーマーケット等の小売店舗内において実現されるものである。精肉生産システムは、管理サーバ10と複数の計量値付装置200とを店舗内LAN2を介して接続することにより構築されている。通常、管理サーバ10は店舗1の事務所に設置され、計量値付装置200は店舗1の作業現場(バックヤード)に設置される。
【0018】
図2は、管理サーバ10の概略構成図である。管理サーバ10のハードウェアとしての構成は一般的なコンピュータと同様である。すなわち、管理サーバ10は、主に各種演算処理を行うCPU11、基本プログラムを記憶する読み出し専用のメモリであるROM12および各種情報を記憶する読み書き自在のメモリであるRAM13をバスライン19に接続して構成されている。また、バスライン19には、制御用ソフトウェアやデータなどを記憶しておく磁気ディスク14が接続される。本実施形態の磁気ディスク14には、後述するデータベース141や商品マスタテーブル146が格納されている。そして、これらCPU11,ROM12,RAM13および磁気ディスク14によって管理サーバ10の制御部16が構成されている。
【0019】
また、バスライン19には、キーボード21,マウス22,ディスプレイ23,プリンタ24および通信部25が電気的に接続されている。キーボード21およびマウス22は管理サーバ10に対して所定のコマンドやデータを入力するためのものであり、ディスプレイ23およびプリンタ24はそれぞれ表示機能および印刷機能を有する。通信部25は店舗内LAN2を介して計量値付装置200との間でデータ等の授受を行う際に用いるインターフェイスである。
【0020】
次に、計量値付装置200について図3から図5を用いて説明する。図3は、計量値付装置200の正面図である。図4は、計量値付装置200の断面図である。また図5は、計量値付装置200の全体構成を示す図である。以下、これらに基づいて、計量値付装置200における処理について説明する。
【0021】
図3から図5に示すように、この計量値付装置200は、計量部210と、入力表示部220と、印字ヘッド230とラベル搬送部240とを含むプリント機構部PM1と、読取部250と、通信部255と、制御部260と、包装部290と、貼付部280とを主として備えている。
【0022】
計量部210は、その上部に載置される商品の計量を行う。精肉商品を載せたトレーTが計量部210に載置されると、図示を省略する計量機構によってその重量値がデータとして取得される。
【0023】
入力表示部220は、計量値付装置200の動作メニューや、登録データ、動作状況などを表示する表示パネル221と、テンキーその他のキーからなる入力キー222とを備えている。入力表示部220においては、所定のキー操作によって表示画面を適宜切り替えることにより、種々のデータ登録や、管理サーバ10との間のデータ転送、商品の計量、あるいはラベル印字の実行指示等を行うことができる。なお、表示パネル221はタッチパネルとして機能しており、入力キー222からの入力の他に、表示パネル221から入力作業を行うこともできる。
【0024】
プリント機構部PM1は、値付ラベル9への印字を担うものである。印字ヘッド230は、計量対象となった精肉商品の商品名、計量部210による計量結果、単価、計量結果と単価より定まる販売価格、加工日、消費期限、保存方法等を、商品のラップフィルムFに貼付される値付ラベル9に対して印字する。ラベル搬送部240は、印字ヘッド230が配置された搬送経路において、各ラベルを搬送する。
【0025】
読取部250は、部分肉に貼付された後述の部分肉ラベル(図8)に印字されたバーコードを読み取るためのバーコードリーダとしての機能を備える。なお、読取部250は、計量値付装置200の本体と電気的に接続され、データの受け渡しが可能であれば、本体に付随して備わる態様であってもよいし、計量値付処理と離れた場所にて読取処理が行えるよう、本体と分離して使用可能な態様であってもよい。
【0026】
通信部255は、管理サーバ10との間でデータ等の授受を行う際に用いるインタフェースである。
【0027】
制御部260は、CPU261と、ROM262と、RAM263と、例えば不揮発性メモリから構成される記憶部264と、タイマ267とを主として備える。これらは、バスライン269を介して互いに接続されている。なお、入力表示部220、計量部210などもそれぞれ、バスライン269に電気的に接続されている。タイマ267は、加工日を設定するなど、種々の処理に対して、時刻情報を与えるためのものである。記憶部264は、計量値付装置200の各種処理を実行するプログラム265と、管理サーバ10からダウンロードされ、値付処理に際し必要な商品情報等が登録される登録マスタ266とを主として記憶している。
【0028】
包装部290は、精肉商品を載せたトレーTを、各種の包装用のラップフィルムを用いて包装する包装機能を有している。図4に示すように、包装部290は、ラップフィルムFの移送機構291と、一対の左右折込板292と、後折込板293と、プッシャ294と、熱溶着コンベヤ295とを有している。計量部210にて計量されたトレーTは、図4において右側に移動されてリフタLF上に載置された後、そのリフタLFによって上方へ移動される。また、この上昇動作に先立って、移送機構291によって、ラップフィルムFがトレーTの上方においてあらかじめ張設状態とされて供給されている。そして、このリフタLFによる上昇動作の結果、トレーT上に載置された商品の上面やトレーTの辺縁部にラップフィルムFが密着する。さらに、トレーTの上面をラップフィルムFが覆った状態で、左右折込板292、後折込板293、およびプッシャ294などを用いて、ラップフィルムFの四辺をトレーTの底面(下面)側に折り込んだ後、熱溶着コンベヤ295によってトレーTの底面側に折り込まれたラップフィルムFの各辺縁部を互いに溶着することにより、包装処理を実現することができる。
【0029】
貼付部280は、各商品ごとの情報が印字された値付ラベル9を、各商品に貼付するためのものである。貼付部280は、印字が完了した各値付ラベル9を台紙から剥離して、精肉商品(より具体的にはその精肉商品にかけられたラップフィルムF)に貼付する。
【0030】
以上、精肉生産システムおよびそれを構成する管理サーバ10、計量値付装置200のハードウェア構成について説明したが、次に精肉生産システムの機能および処理内容について説明する。図6は、精肉生産システムの機能を示すブロック図である。また、図7は、精肉生産システムにおける処理手順を示すフローチャートである。なお、図6において、警告発生部101、検査部102および商品情報付与部103は管理サーバ10のCPU11が処理プログラムを実行することによって実現される処理部である。
【0031】
まず、図7のステップS1にて、部分肉から精肉商品を生産する作業者が計量値付装置200にその部分肉の部位コードを入力する。「部位コード」は部位を識別するために部位ごとに割り振られた固有のコードである。部位コードは部分肉に貼付された部分肉ラベルに記載されている。図8は、部分肉ラベルの一例を示す図である。このような部分肉ラベル7は、枝肉から部分肉を加工する食肉処理工場において発行され、小売店舗に向けて出荷する各部分肉に貼付される。
【0032】
図8の部分肉ラベル7の場合、所定の文字情報の他に2つのバーコードBC1,BC2が印字されている。下段のバーコードBC1には、計量結果や加工日、部分肉の部位ごとの部位コードなどが、上段のバーコードBC2には個体識別情報がそれぞれ数字情報として含まれている。従って、作業者が読取部250によって下段のバーコードBC1を読み取ることにより、計量値付装置200に部分肉の部位コードが入力される。本実施形態では、部位「サーロイン」の部位コードとして「1160」が計量値付装置200に入力されるものとする。なお、部分肉ラベル7の例えば部位名欄に直接部位コードを印字して、それを作業者が入力表示部220から手入力するようにしても良い。
【0033】
次に、ステップS2に進み、生産すべき精肉商品の商品コードを作業者が計量値付装置200に入力する。精肉商品だけでなく計量値付装置200にて取り扱う全ての商品には商品コードが予め付与されており、作業者は生産しようとする精肉商品の商品コードを入力表示部220から入力するのである。具体的には、入力キー222から商品コードを直接入力するようにしても良いし、タッチパネルとして機能する表示パネル221に複数の精肉商品を表示させてそれらから選択入力するようにしても良い。本実施形態では、精肉商品「牛肉バーベキューステーキ用肩ロース」の商品コードとして「1507」が計量値付装置200に入力されるものとする。
【0034】
次に、ステップS3に進み、作業者が入力表示部220から所定のコマンドを入力することにより、計量値付装置200が管理サーバ10に対して生産対象となっている精肉商品の商品情報を要求する。ここで要求する商品情報とは、商品ごとに予め設定された単価、風袋等の情報である。このような商品情報は管理サーバ10の磁気ディスク14に商品マスタテーブル146として格納されている。そして、計量値付装置200は入力された商品コードを指定して精肉商品の商品情報を要求するとともに、入力された上記部位コードを管理サーバ10に引き渡す。本実施形態では、計量値付装置200が商品コード「1507」を指定して精肉商品「牛肉バーベキューステーキ用肩ロース」についての商品情報を管理サーバ10に要求するとともに、部位コード「1160」を管理サーバ10に引き渡す。
【0035】
商品コードを指定した商品情報要求とともに、部位コードを受け取った管理サーバ10は部分肉の部位と精肉商品とが適合しているか否かのチェックを行う(ステップS4)。具体的には、管理サーバ10の検査部102が磁気ディスク14に格納されたデータベース141に基づいて部分肉の部位と生産すべき精肉商品とが適合しているか否かの検査を行う。
【0036】
図9は、磁気ディスク14に格納されたデータベース141の一例を示す図である。同図に示すように、データベース141においては、部分肉の部位コードとその部分肉から生産可能な精肉商品の商品コードとが関連付けられて登録されている。例えば、部位「肩ロース」の部分肉の部位コード「1030」には、「肩ロース」の部分肉から生産可能な精肉商品「国産牛切り落とし小」の商品コード「1274」や精肉商品「牛肉肩ロースしゃぶしゃぶ用大」の商品コード「1588」等が関連付けて登録されている。同様に、部位「サーロイン」の部分肉の部位コード「1160」には、「サーロイン」の部分肉から生産可能な精肉商品「牛肉サーロインステーキ用厚切」の商品コード「1506」等が関連付けて登録されている。
【0037】
管理サーバ10の検査部102は、計量値付装置200からの商品情報要求を受けたときに、引き渡された部位コードおよび商品コードがデータベース141にて関連付けられて登録されているか否かをチェックするのである。本実施形態では、計量値付装置200から引き渡された部位コード「1160」と商品コード「1507」とがデータベース141にて関連付けられて登録されているため、検査部102は部分肉の部位と精肉商品とが適合すると判断する。
【0038】
このように適合性有りと判断された場合には、ステップS5に進み、管理サーバ10の商品情報付与部103が商品マスタテーブル146に登録されている精肉商品「牛肉バーベキューステーキ用肩ロース」についての商品情報を要求元の計量値付装置200に配信する。このときには、商品マスタテーブル146において商品コード「1507」に関連付けられて登録されている商品情報が計量値付装置200に配信されることとなる。
【0039】
次に、商品情報を受け取った計量値付装置200は、計量部210により対象精肉商品の計量を行い、その計量結果と商品情報として配信された単価とから売価を算出する。そして、計量値付装置200は、プリント機構部PM1に上記売価等を印字した値付ラベルを発行させるとともに、包装部290による包装処理が完了した該精肉商品のラップフィルムに対して貼付部280に上記値付ラベルを貼付させる(ステップS6)。
【0040】
一方、計量値付装置200から引き渡された部位コードと商品コードとがデータベース141にて関連付けられていない場合もある。例えば、作業者が精肉商品の商品コードとして「牛肉ばらカルビ焼肉用小」の商品コード「1527」を入力したとする。この場合、計量値付装置200から引き渡された部位コード「1160」と商品コード「1527」とがデータベース141にて関連付けられていないため、検査部102は部分肉の部位と精肉商品とが適合しないと判断する。
【0041】
このように適合性無しと判断された場合には、ステップS4からステップS7に進み、管理サーバ10の警告発生部101が計量値付装置200に警告を発報するように指示を与える。警告発報指示を受けた計量値付装置200は、入力表示部220の表示パネル221に所定の警告メッセージを表示する(ステップS8)。
【0042】
以上のようにすれば、ある部位の部分肉から生産しても良い精肉商品についての商品情報を要求したときのみ、管理サーバ10から計量値付装置200に商品情報が配信されて正常なラベル発行がなされることとなるため、異なる部位の部分肉から誤った精肉商品を生産することを防止することができる。その結果、現場のミスによって値付ラベルに表示されている商品と実際の内容物とが異なるという事態が防止され、顧客の店舗に対する信用を維持することができる。
【0043】
また、ある部位の部分肉から誤った精肉商品を生産しようとしたときには、管理サーバ10から計量値付装置200に商品情報が配信されずに、表示パネル221に警告メッセージが表示されることとなるため、作業者は自らのミスに気付くこととなる。その後、作業者が改めて正しい部位コードおよびその部位の部分肉から生産可能な精肉商品の商品コードを入力することにより、管理サーバ10から計量値付装置200に商品情報が配信されて正常なラベル発行がなされることとなる。なお、部位コードを入力することなく、商品コードのみによって商品情報要求を行っても検査部102が部分肉の部位と精肉商品とが適合しないと判断するため、異なる部位の部分肉から誤った精肉商品を生産することを防止することができる。
【0044】
<2.第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態の精肉生産システムのハードウェア構成については第1実施形態と同じであるためその説明は省略する。図10は、第2実施形態の精肉生産システムの機能を示すブロック図である。また、図11は、第2実施形態の精肉生産システムにおける処理手順を示すフローチャートである。なお、図10において、対応商品特定部111および商品情報付与部112は管理サーバ10のCPU11が処理プログラムを実行することによって実現される処理部である。
【0045】
まず、図11のステップS11において、部分肉から精肉商品を生産する作業者が計量値付装置200にその部分肉の部位コードを入力する。部位コードの内容およびその入力手法は第1実施形態と同じである。第2実施形態では、部位「カルビ」の部位コードとして「1240」が計量値付装置200に入力されるものとする。
【0046】
次に、ステップS12に進み、計量値付装置200が管理サーバ10に部位コードを送信する。部位コードを受信した管理サーバ10は該部位コードに対応する商品名を特定する(ステップS13)。具体的には、管理サーバ10の対応商品特定部111が上記部位コードに対応する商品名をデータベース141を検索することによって特定する。
【0047】
第2実施形態のデータベース141も第1実施形態の図9に示したものと同じであり、部分肉の部位コードとその部分肉から生産可能な精肉商品の商品コードとが関連付けられて登録されている。そして、第2実施形態では、対応商品特定部111が計量値付装置200から送信された部位コード「1240」に対応する商品名をデータベース141を検索することによって特定する。図9のデータベース141では、部位コード「1240」と「カルビ」の部分肉から生産可能な精肉商品「牛肉ばらカルビ焼肉用小」の商品コード「1527」、精肉商品「牛ばらうすぎりカルビ焼肉用大冷凍」の商品コード「1435」等とが関連付けられて登録されている。従って、対応商品特定部111は、計量値付装置200から送信された部位コード「1240」に対応する商品名として「牛肉ばらカルビ焼肉用小」、「牛ばらうすぎりカルビ焼肉用大冷凍」等を特定する。
【0048】
次に、ステップS14に進み、特定された商品数が1個であるかそれより多いかが対応商品特定部111によって判断される。そして、特定された商品数が複数の場合にはステップS15に進み、対応商品特定部111が計量値付装置200に上記特定された複数の精肉商品の商品コードを送信する。第2実施形態では、部位コード「1240」に対応する商品として複数の精肉商品が特定されるため、それらの商品コードが計量値付装置200に送信される。これらの商品コードは、処理対象となっている部分肉から生産可能な精肉商品の商品コードであり、つまりは当該部分肉から生産しても良い精肉商品の候補のコードである。
【0049】
複数の商品コードを受信した計量値付装置200は、それら商品コードに対応する商品名を入力表示部220の表示パネル221に表示する(ステップS16)。第2実施形態では、「牛肉ばらカルビ焼肉用小」、「牛ばらうすぎりカルビ焼肉用大冷凍」等の商品名が表示パネル221に表示される。なお、商品コードと商品名との対応関係は、登録マスタ266に登録しておいても良いし、商品コードとともに管理サーバ10から配信してもらうようにしても良い。
【0050】
作業者は、表示パネル221に表示された複数の商品名を見て、処理対象となっている部分肉から生産しても良い精肉商品の候補を知ることとなる。複数の商品候補を見た作業者は、それら複数の候補の中から1つを選択して計量値付装置200に入力する(ステップS17)。具体的には、複数の商品名を表示している表示パネル221に接触して1つの商品を選択する。すなわち、表示パネル221は、生産可能な複数の商品名を表示するとともに、それら複数の商品名から生産すべき商品名の選択を受け付けるタッチパネルとして機能しているのである。なお、第2実施形態では、作業者が「牛肉ばらカルビ焼肉用小」を選択したとする。
【0051】
作業者によって表示パネル221から選択された商品の商品コードは、計量値付装置200から管理サーバ10に送信される。そして、管理サーバ10の商品情報付与部103が上記選択された商品についての商品情報を計量値付装置200に配信する(ステップS18)。第2実施形態では、選択された商品「牛肉ばらカルビ焼肉用小」の商品コード「1527」が計量値付装置200から管理サーバ10に送信され、商品情報付与部103が商品マスタテーブル146に登録されている精肉商品「牛肉ばらカルビ焼肉用小」についての商品情報、つまり商品マスタテーブル146において商品コード「1527」に関連付けられて登録されている商品情報を計量値付装置200に配信することとなる。
【0052】
一方、ステップS14において、特定された商品数が1個である場合にはそのままステップS18に進み、特定された商品名についての商品情報が計量値付装置200に配信される。このときにも特定された商品の商品コードに関連付けられてマスタテーブル146に登録されている商品情報が計量値付装置200に配信されることとなる。
【0053】
最後に、商品情報を受け取った計量値付装置200は、計量部210により対象精肉商品の計量を行い、その計量結果と商品情報として配信された単価とから売価を算出する。そして、計量値付装置200は、プリント機構部PM1に上記売価等を印字した値付ラベルを発行させるとともに、包装部290による包装処理が完了した該精肉商品のラップフィルムに対して貼付部280に当該値付ラベルを貼付させる(ステップS19)。
【0054】
以上のようにすれば、ある部位の部分肉から生産しても良い精肉商品についての商品情報しか計量値付装置200に配信されないため、異なる部位の部分肉から誤った精肉商品を生産することを防止することができる。その結果、現場のミスによって値付ラベルに表示されている商品と実際の内容物とが異なるという事態が防止され、顧客の店舗に対する信用を維持することができる。
【0055】
<3.第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態について説明する。第3実施形態の精肉生産システムのハードウェア構成については第1実施形態と同じであるためその説明は省略する。図12は、第3実施形態の精肉生産システムの機能を示すブロック図である。また、図13は、第3実施形態の精肉生産システムにおける処理手順を示すフローチャートである。なお、図12において、出産地特定部121、検査部122および警告発生部123は管理サーバ10のCPU11が処理プログラムを実行することによって実現される処理部である。
【0056】
まず、図13のステップS21において、部分肉から精肉商品を生産する作業者が計量値付装置200にその部分肉の個体識別コードを入力する。個体識別コードは、牛等の家畜の飼育履歴を管理するために、家畜の生後すぐに各個体ごとに付与される識別番号である。この個体識別コードには、家畜の出産地(牧場)に固有に付与された番号(牧場コード)が含まれている。枝肉から部分肉を加工する食肉処理工場では、部分肉を切り出した枝肉の個体識別コードをその部分肉に付記するようにしており、具体的には部分肉ラベル7(図8)にバーコードBC2として印字している。
【0057】
従って、作業者が読取部250によって上段のバーコードBC2を読み取ることにより、計量値付装置200に部分肉の個体識別コードが入力される。なお、部分肉ラベル7のバーコードBC2に付記されている個体識別コードの数値を作業者が入力表示部220から直接手入力するようにしても良い。計量値付装置200に入力された部分肉の個体識別コードは管理サーバ10に送信される。
【0058】
次に、ステップS22に進み、作業者が精肉商品を生産する工程の1つとして精肉商品の産地名を計量値付装置200に入力する。この産地名は精肉商品に貼付される値付ラベルに印字されるものであり、例えば「松阪牛」、「近江牛」等の産地名情報である。計量値付装置200に入力された精肉商品の産地名も管理サーバ10に送信される。なお、産地名は予め付与された固有のコードにて入力するようにすれば良い。
【0059】
一方、個体識別コードを受信した管理サーバ10では、出産地特定部121がその個体識別コードから部分肉の出産地(正確には部分肉を切り出した個体の出産地)を特定する(ステップS23)。この出産地特定は、個体識別コードに含まれる牧場コードに基づいて行われ、例えば牧場コードと出産地とを対応付けたテーブルを出産地特定部121が検索することによって行うようにすれば良い。その後、産地名を受信した管理サーバ10では、出産地特定部121によって特定された部分肉の出産地と上記入力された産地名とが適合しているか否かのチェックを行う(ステップS24)。具体的には、磁気ディスク14に格納されたデータベース142に基づいて管理サーバ10の検査部122が個体識別コードから特定された出産地と上記入力された産地名とが適合しているか否かの検査を行う。
【0060】
図14は、磁気ディスク14に格納された第3実施形態のデータベース142の一例を示す図である。同図に示すように、データベース142においては、牛肉の出産地と産地名とが関連付けられて登録されている。例えば、出産地「兵庫県」には産地名「神戸牛」、「三田牛」、「兵庫県産」等が関連付けて登録されている。
【0061】
管理サーバ10の検査部122は、個体識別コードから特定された出産地と入力された産地名とがデータベース142にて関連付けられて登録されているか否かをチェックするのである。例えば、個体識別コードから特定された出産地が「兵庫県」である場合に産地名として「神戸牛」が入力された場合には検査部122が適合性有りと判断する。一方、個体識別コードから特定された出産地が「兵庫県」である場合に産地名として「松阪牛」が入力された場合には検査部122が適合性無しと判断する。
【0062】
検査部122が適合性有りと判断した場合には、産地名表示に問題はないため、そのまま第1、第2実施形態と同様のラベル発行・貼付が行われる(ステップS25)。
【0063】
逆に、検査部122が適合性無しと判断した場合には産地名表示が不適切になる可能性があるため、ステップS26に進む。ステップS26では、管理サーバ10の警告発生部123が計量値付装置200に警告発報を指示する。警告発報指示を受けた計量値付装置200は、入力表示部220の表示パネル221に産地名表示が不適切である旨の警告メッセージを表示する(ステップS27)。
【0064】
また、警告発生部123は警告発報を指示するとともに、計量値付装置200に適切な産地名候補を送信する(ステップS28)。適切な産地名候補とは、上記個体識別コードから特定された出産地にデータベース142にて関連付けられて登録されている産地名である。例えば、上記のように個体識別コードから特定された出産地が「兵庫県」であるときに産地名として「松阪牛」が入力された場合には、検査部122が適合性無しと判断することとなり、産地名候補として「神戸牛」、「三田牛」、「兵庫県産」のそれぞれのコードが計量値付装置200に送信される。
【0065】
産地名候補のコードを受信した計量値付装置200は、それらコードに対応する産地名を入力表示部220の表示パネル221に表示する(ステップS29)。上記の例では、適切な産地名として「神戸牛」、「三田牛」、「兵庫県産」が表示パネル221に表示されることとなる。
【0066】
作業者は、表示パネル221に表示された警告メッセージを見ることによって入力した産地名が不適切であることを認識するとともに、表示された産地名候補を見ることによって印字可能な産地名の候補を知ることとなる。その後、表示された産地名候補から作業者が新たな適切な産地名を入力することによって、ステップS25に進むこととなり、適切な産地名が印字された値付ラベルの発行および貼付が行われることとなる。
【0067】
以上のようにすれば、実際とは異なる産地名を入力して値付ラベルに印字しようとすると、警告メッセージとともに適切な産地名候補が表示パネル221に表示されることとなるため、誤った産地名表示を防止することができるとともに適切な産地名に効率良く修正することができる。
【0068】
【発明の効果】
以上、説明したように、請求項1の発明によれば、入力手段から入力された部位情報および商品コードがデータベースにて関連付けられている場合には当該商品コードについての商品情報を計量値付装置に与えるため、ある部位の部分肉から誤った精肉商品を生産することを防止することができ、その結果、現場のミス等によってラベルに表示されている商品と実際の内容物とが異なるという事態を防止することができる。
【0069】
また、請求項2の発明によれば、入力手段から入力された部位情報および商品コードがデータベースにて関連付けられていない場合には計量値付装置に警告を発報するように指示するため、ある部位の部分肉から誤った精肉商品を生産することを防止することができ、その結果、現場のミス等によってラベルに表示されている商品と実際の内容物とが異なるという事態を防止することができる。
【0070】
また、請求項3の発明によれば、入力手段から入力された部位情報に対応する商品名をデータベースを検索することによって特定し、その特定された商品名についての商品情報を計量値付装置に与えるため、ある部位の部分肉から生産しても良い精肉商品についての商品情報しか計量値付装置に配信されないため、その部分肉から誤った精肉商品を生産することを防止することができる。
【0071】
また、請求項4の発明によれば、入力された部位情報に対応する複数の商品名が特定された場合に、それら複数の商品名から生産すべき商品名の選択を受け付けるため、生産すべき商品名を効率良く決定することができる。
【0072】
また、請求項5の発明によれば、入力手段から入力された産地名情報および個体識別コードから特定された出産地がデータベースにて関連付けられていない場合には計量値付装置に警告を発報するように指示するため、誤った産地名表示を防止することができる。
【0073】
また、請求項6の発明によれば、入力手段から入力された産地名情報および個体識別コードから特定された出産地がデータベースにて関連付けられていない場合には、データベースにて出産地に対応付けられた産地名情報を表示するため、誤った産地名を適切な産地名に効率良く修正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる精肉生産システムの全体構成を示す図である。
【図2】図1の精肉生産システムの管理サーバの概略構成図である。
【図3】図1の精肉生産システムの計量値付装置の正面図である。
【図4】図1の精肉生産システムの計量値付装置の断面図である。
【図5】図1の精肉生産システムの計量値付装置の概略構成図である。
【図6】第1実施形態の精肉生産システムの機能を示すブロック図である。
【図7】第1実施形態の精肉生産システムにおける処理手順を示すフローチャートである。
【図8】部分肉ラベルの一例を示す図である。
【図9】第1実施形態のデータベースの一例を示す図である。
【図10】第2実施形態の精肉生産システムの機能を示すブロック図である。
【図11】第2実施形態の精肉生産システムにおける処理手順を示すフローチャートである。
【図12】第3実施形態の精肉生産システムの機能を示すブロック図である。
【図13】第3実施形態の精肉生産システムにおける処理手順を示すフローチャートである。
【図14】第3実施形態のデータベースの一例を示す図である。
【符号の説明】
1 店舗
2 店舗内LAN
10 管理サーバ
14 磁気ディスク
101,123 警告発生部
102,122 検査部
103,112 商品情報付与部
111 対応商品特定部
121 出産地特定部
141,142 データベース
200 計量値付装置
210 計量部
220 入力表示部
230 印字ヘッド
240 ラベル搬送部
250 読取部
280 貼付部
290 包装部
PM1 プリント機構部
【発明の属する技術分野】
本発明は、牛肉等の部分肉を切り分けた精肉を計量して精肉商品を生産する精肉生産システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、牛肉等の食肉は食肉処理工場において枝肉から肩ロース、ヒレ等の部位ごとに部分肉に分割され、その部分肉が真空パックされた状態でスーパーマーケット等の小売店舗に納入される。スーパーマーケット等では、入荷された部分肉を実際に店舗に並べる大きさにカットまたはスライスしてうすぎり肉等の精肉商品を生産する。
【0003】
通常、精肉商品を生産するのに使用する部分肉の部位は予めスーパーマーケット等で決定している。例えば、「肩ロース」の部分肉からは「国産牛切り落とし」や「肩ロースしゃぶしゃぶ用」等の精肉商品が生産されるが、「バーベキューステーキ用肩ロース」は生産されない。精肉商品「バーベキューステーキ用肩ロース」は「サーロイン」の部分肉から生産されるのである。
【0004】
そして、部分肉を切り分けてパック詰めした精肉商品には「国産牛切り落とし」等の商品名や価格、消費期限を表記した値付ラベルを貼り付けて店頭に並べる。また、特に牛肉の精肉商品に貼付する値付ラベルには商品名や価格の他に「松阪牛」等の産地名を表記することも多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、どの部位の部分肉から如何なる精肉商品を切り分けるかは、通常作業者に口頭や指示書にて指示されることが多く、また作業者自身の判断によって行われていることもあった。このため、例えば「肩ロース」の部分肉から「バーベキューステーキ用肩ロース」の精肉商品を切り出してしまうような、実際とは部位の異なる誤った商品を生産してしまうことがあった。
【0006】
また、産地名も作業者が計量値付装置等に入力して値付ラベルに印字していることが多いが、作業者の勘違い等によって実際とは異なる誤った産地名を印字するおそれもあった。
【0007】
最近特に牛肉についてのラベル表示内容が社会的にも注目されており、上述の如き誤りが万一にもあった場合には、店舗の信用を著しく失墜させることとなる。このため、過誤がないように慎重に作業を進めると、商品の生産効率が低下することともなっていた。
【0008】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、ある部位の部分肉から誤った精肉商品を生産することを防止することができる精肉生産システムを提供することを第1の目的とする。
【0009】
また、本発明は、誤った産地名表示を防止することができる精肉生産システムを提供することを第2の目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、部分肉を切り分けた精肉を計量して精肉商品を生産する精肉生産システムにおいて、精肉を計量する計量手段と、前記精肉を切り出した部分肉の部位情報および前記精肉を計量して生産される精肉商品の商品コードを入力する入力手段と、前記精肉商品の商品情報を印字したラベルを発行するラベル発行手段と、を備える計量値付装置と、前記計量値付装置と通信可能に接続され、部分肉の部位情報と前記部分肉から生産可能な精肉商品の商品コードとを関連付けたデータベースを格納する記憶手段と、前記入力手段から入力された部位情報および商品コードが前記データベースにて関連付けられているか否かを検査する検査手段と、前記検査手段による検査の結果当該部位情報および当該商品コードが前記データベースにて関連付けられている場合には当該商品コードについての商品情報を前記計量値付装置に与える商品情報付与手段と、を備える管理サーバと、を備える。
【0011】
また、請求項2の発明は、請求項1の発明にかかる精肉生産システムにおいて、前記管理サーバに、前記検査手段による検査の結果、前記入力手段から入力された部位情報および商品コードが前記データベースにて関連付けられていない場合には前記計量値付装置に警告を発報するように指示する警告発生手段をさらに備える。
【0012】
また、請求項3の発明は、部分肉を切り分けた精肉を計量して精肉商品を生産する精肉生産システムにおいて、精肉を計量する計量手段と、前記精肉を切り出した部分肉の部位情報を入力する入力手段と、前記精肉商品の商品情報を印字したラベルを発行するラベル発行手段と、を備える計量値付装置と、前記計量値付装置と通信可能に接続され、部分肉の部位情報と前記部分肉から生産可能な精肉商品の商品名とを関連付けたデータベースを格納する記憶手段と、前記入力手段から入力された部位情報に対応する商品名を前記データベースを検索することによって特定する対応商品特定手段と、特定された前記商品名についての商品情報を前記計量値付装置に与える商品情報付与手段と、を備える管理サーバと、を備える。
【0013】
また、請求項4の発明は、請求項3の発明にかかる精肉生産システムにおいて、前記計量値付装置に、前記対応商品特定手段によって複数の商品名が特定された場合に、前記複数の商品名から生産すべき商品名の選択を受け付ける選択受付手段をさらに備え、前記商品情報付与手段に、選択された前記商品名についての商品情報を前記計量値付装置に与えさせる。
【0014】
また、請求項5の発明は、部分肉を切り分けた精肉を計量して精肉商品を生産する精肉生産システムにおいて、精肉を計量する計量手段と、前記精肉を切り出した部分肉の個体識別コードおよび前記精肉を計量して生産される精肉商品の産地名情報を入力する入力手段と、前記精肉商品の産地名情報を含む商品情報を印字したラベルを発行するラベル発行手段と、を備える計量値付装置と、前記計量値付装置と通信可能に接続され、出産地と産地名情報とを関連付けたデータベースを格納する記憶手段と、前記入力手段から入力された個体識別コードから部分肉の出産地を特定する出産地特定手段と、前記入力手段から入力された産地名情報および特定された前記出産地が前記データベースにて関連付けられているか否かを検査する検査手段と、前記検査手段による検査の結果当該産地名情報および当該出産地が前記データベースにて関連付けられていない場合には前記計量値付装置に警告を発報するように指示する警告発生手段と、を備える管理サーバと、を備える。
【0015】
また、請求項6の発明は、請求項5の発明にかかる精肉生産システムにおいて、前記計量値付装置に、前記検査手段による検査の結果、前記入力手段から入力された産地名情報および前記出産地特定手段によって特定された前記出産地が前記データベースにて関連付けられていない場合には、前記データベースにて前記出産地に対応付けられた産地名情報を表示する表示手段をさらに備える。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0017】
<1.第1実施形態>
図1は、本発明にかかる精肉生産システムの全体構成を示す図である。この精肉生産システムはスーパーマーケット等の小売店舗内において実現されるものである。精肉生産システムは、管理サーバ10と複数の計量値付装置200とを店舗内LAN2を介して接続することにより構築されている。通常、管理サーバ10は店舗1の事務所に設置され、計量値付装置200は店舗1の作業現場(バックヤード)に設置される。
【0018】
図2は、管理サーバ10の概略構成図である。管理サーバ10のハードウェアとしての構成は一般的なコンピュータと同様である。すなわち、管理サーバ10は、主に各種演算処理を行うCPU11、基本プログラムを記憶する読み出し専用のメモリであるROM12および各種情報を記憶する読み書き自在のメモリであるRAM13をバスライン19に接続して構成されている。また、バスライン19には、制御用ソフトウェアやデータなどを記憶しておく磁気ディスク14が接続される。本実施形態の磁気ディスク14には、後述するデータベース141や商品マスタテーブル146が格納されている。そして、これらCPU11,ROM12,RAM13および磁気ディスク14によって管理サーバ10の制御部16が構成されている。
【0019】
また、バスライン19には、キーボード21,マウス22,ディスプレイ23,プリンタ24および通信部25が電気的に接続されている。キーボード21およびマウス22は管理サーバ10に対して所定のコマンドやデータを入力するためのものであり、ディスプレイ23およびプリンタ24はそれぞれ表示機能および印刷機能を有する。通信部25は店舗内LAN2を介して計量値付装置200との間でデータ等の授受を行う際に用いるインターフェイスである。
【0020】
次に、計量値付装置200について図3から図5を用いて説明する。図3は、計量値付装置200の正面図である。図4は、計量値付装置200の断面図である。また図5は、計量値付装置200の全体構成を示す図である。以下、これらに基づいて、計量値付装置200における処理について説明する。
【0021】
図3から図5に示すように、この計量値付装置200は、計量部210と、入力表示部220と、印字ヘッド230とラベル搬送部240とを含むプリント機構部PM1と、読取部250と、通信部255と、制御部260と、包装部290と、貼付部280とを主として備えている。
【0022】
計量部210は、その上部に載置される商品の計量を行う。精肉商品を載せたトレーTが計量部210に載置されると、図示を省略する計量機構によってその重量値がデータとして取得される。
【0023】
入力表示部220は、計量値付装置200の動作メニューや、登録データ、動作状況などを表示する表示パネル221と、テンキーその他のキーからなる入力キー222とを備えている。入力表示部220においては、所定のキー操作によって表示画面を適宜切り替えることにより、種々のデータ登録や、管理サーバ10との間のデータ転送、商品の計量、あるいはラベル印字の実行指示等を行うことができる。なお、表示パネル221はタッチパネルとして機能しており、入力キー222からの入力の他に、表示パネル221から入力作業を行うこともできる。
【0024】
プリント機構部PM1は、値付ラベル9への印字を担うものである。印字ヘッド230は、計量対象となった精肉商品の商品名、計量部210による計量結果、単価、計量結果と単価より定まる販売価格、加工日、消費期限、保存方法等を、商品のラップフィルムFに貼付される値付ラベル9に対して印字する。ラベル搬送部240は、印字ヘッド230が配置された搬送経路において、各ラベルを搬送する。
【0025】
読取部250は、部分肉に貼付された後述の部分肉ラベル(図8)に印字されたバーコードを読み取るためのバーコードリーダとしての機能を備える。なお、読取部250は、計量値付装置200の本体と電気的に接続され、データの受け渡しが可能であれば、本体に付随して備わる態様であってもよいし、計量値付処理と離れた場所にて読取処理が行えるよう、本体と分離して使用可能な態様であってもよい。
【0026】
通信部255は、管理サーバ10との間でデータ等の授受を行う際に用いるインタフェースである。
【0027】
制御部260は、CPU261と、ROM262と、RAM263と、例えば不揮発性メモリから構成される記憶部264と、タイマ267とを主として備える。これらは、バスライン269を介して互いに接続されている。なお、入力表示部220、計量部210などもそれぞれ、バスライン269に電気的に接続されている。タイマ267は、加工日を設定するなど、種々の処理に対して、時刻情報を与えるためのものである。記憶部264は、計量値付装置200の各種処理を実行するプログラム265と、管理サーバ10からダウンロードされ、値付処理に際し必要な商品情報等が登録される登録マスタ266とを主として記憶している。
【0028】
包装部290は、精肉商品を載せたトレーTを、各種の包装用のラップフィルムを用いて包装する包装機能を有している。図4に示すように、包装部290は、ラップフィルムFの移送機構291と、一対の左右折込板292と、後折込板293と、プッシャ294と、熱溶着コンベヤ295とを有している。計量部210にて計量されたトレーTは、図4において右側に移動されてリフタLF上に載置された後、そのリフタLFによって上方へ移動される。また、この上昇動作に先立って、移送機構291によって、ラップフィルムFがトレーTの上方においてあらかじめ張設状態とされて供給されている。そして、このリフタLFによる上昇動作の結果、トレーT上に載置された商品の上面やトレーTの辺縁部にラップフィルムFが密着する。さらに、トレーTの上面をラップフィルムFが覆った状態で、左右折込板292、後折込板293、およびプッシャ294などを用いて、ラップフィルムFの四辺をトレーTの底面(下面)側に折り込んだ後、熱溶着コンベヤ295によってトレーTの底面側に折り込まれたラップフィルムFの各辺縁部を互いに溶着することにより、包装処理を実現することができる。
【0029】
貼付部280は、各商品ごとの情報が印字された値付ラベル9を、各商品に貼付するためのものである。貼付部280は、印字が完了した各値付ラベル9を台紙から剥離して、精肉商品(より具体的にはその精肉商品にかけられたラップフィルムF)に貼付する。
【0030】
以上、精肉生産システムおよびそれを構成する管理サーバ10、計量値付装置200のハードウェア構成について説明したが、次に精肉生産システムの機能および処理内容について説明する。図6は、精肉生産システムの機能を示すブロック図である。また、図7は、精肉生産システムにおける処理手順を示すフローチャートである。なお、図6において、警告発生部101、検査部102および商品情報付与部103は管理サーバ10のCPU11が処理プログラムを実行することによって実現される処理部である。
【0031】
まず、図7のステップS1にて、部分肉から精肉商品を生産する作業者が計量値付装置200にその部分肉の部位コードを入力する。「部位コード」は部位を識別するために部位ごとに割り振られた固有のコードである。部位コードは部分肉に貼付された部分肉ラベルに記載されている。図8は、部分肉ラベルの一例を示す図である。このような部分肉ラベル7は、枝肉から部分肉を加工する食肉処理工場において発行され、小売店舗に向けて出荷する各部分肉に貼付される。
【0032】
図8の部分肉ラベル7の場合、所定の文字情報の他に2つのバーコードBC1,BC2が印字されている。下段のバーコードBC1には、計量結果や加工日、部分肉の部位ごとの部位コードなどが、上段のバーコードBC2には個体識別情報がそれぞれ数字情報として含まれている。従って、作業者が読取部250によって下段のバーコードBC1を読み取ることにより、計量値付装置200に部分肉の部位コードが入力される。本実施形態では、部位「サーロイン」の部位コードとして「1160」が計量値付装置200に入力されるものとする。なお、部分肉ラベル7の例えば部位名欄に直接部位コードを印字して、それを作業者が入力表示部220から手入力するようにしても良い。
【0033】
次に、ステップS2に進み、生産すべき精肉商品の商品コードを作業者が計量値付装置200に入力する。精肉商品だけでなく計量値付装置200にて取り扱う全ての商品には商品コードが予め付与されており、作業者は生産しようとする精肉商品の商品コードを入力表示部220から入力するのである。具体的には、入力キー222から商品コードを直接入力するようにしても良いし、タッチパネルとして機能する表示パネル221に複数の精肉商品を表示させてそれらから選択入力するようにしても良い。本実施形態では、精肉商品「牛肉バーベキューステーキ用肩ロース」の商品コードとして「1507」が計量値付装置200に入力されるものとする。
【0034】
次に、ステップS3に進み、作業者が入力表示部220から所定のコマンドを入力することにより、計量値付装置200が管理サーバ10に対して生産対象となっている精肉商品の商品情報を要求する。ここで要求する商品情報とは、商品ごとに予め設定された単価、風袋等の情報である。このような商品情報は管理サーバ10の磁気ディスク14に商品マスタテーブル146として格納されている。そして、計量値付装置200は入力された商品コードを指定して精肉商品の商品情報を要求するとともに、入力された上記部位コードを管理サーバ10に引き渡す。本実施形態では、計量値付装置200が商品コード「1507」を指定して精肉商品「牛肉バーベキューステーキ用肩ロース」についての商品情報を管理サーバ10に要求するとともに、部位コード「1160」を管理サーバ10に引き渡す。
【0035】
商品コードを指定した商品情報要求とともに、部位コードを受け取った管理サーバ10は部分肉の部位と精肉商品とが適合しているか否かのチェックを行う(ステップS4)。具体的には、管理サーバ10の検査部102が磁気ディスク14に格納されたデータベース141に基づいて部分肉の部位と生産すべき精肉商品とが適合しているか否かの検査を行う。
【0036】
図9は、磁気ディスク14に格納されたデータベース141の一例を示す図である。同図に示すように、データベース141においては、部分肉の部位コードとその部分肉から生産可能な精肉商品の商品コードとが関連付けられて登録されている。例えば、部位「肩ロース」の部分肉の部位コード「1030」には、「肩ロース」の部分肉から生産可能な精肉商品「国産牛切り落とし小」の商品コード「1274」や精肉商品「牛肉肩ロースしゃぶしゃぶ用大」の商品コード「1588」等が関連付けて登録されている。同様に、部位「サーロイン」の部分肉の部位コード「1160」には、「サーロイン」の部分肉から生産可能な精肉商品「牛肉サーロインステーキ用厚切」の商品コード「1506」等が関連付けて登録されている。
【0037】
管理サーバ10の検査部102は、計量値付装置200からの商品情報要求を受けたときに、引き渡された部位コードおよび商品コードがデータベース141にて関連付けられて登録されているか否かをチェックするのである。本実施形態では、計量値付装置200から引き渡された部位コード「1160」と商品コード「1507」とがデータベース141にて関連付けられて登録されているため、検査部102は部分肉の部位と精肉商品とが適合すると判断する。
【0038】
このように適合性有りと判断された場合には、ステップS5に進み、管理サーバ10の商品情報付与部103が商品マスタテーブル146に登録されている精肉商品「牛肉バーベキューステーキ用肩ロース」についての商品情報を要求元の計量値付装置200に配信する。このときには、商品マスタテーブル146において商品コード「1507」に関連付けられて登録されている商品情報が計量値付装置200に配信されることとなる。
【0039】
次に、商品情報を受け取った計量値付装置200は、計量部210により対象精肉商品の計量を行い、その計量結果と商品情報として配信された単価とから売価を算出する。そして、計量値付装置200は、プリント機構部PM1に上記売価等を印字した値付ラベルを発行させるとともに、包装部290による包装処理が完了した該精肉商品のラップフィルムに対して貼付部280に上記値付ラベルを貼付させる(ステップS6)。
【0040】
一方、計量値付装置200から引き渡された部位コードと商品コードとがデータベース141にて関連付けられていない場合もある。例えば、作業者が精肉商品の商品コードとして「牛肉ばらカルビ焼肉用小」の商品コード「1527」を入力したとする。この場合、計量値付装置200から引き渡された部位コード「1160」と商品コード「1527」とがデータベース141にて関連付けられていないため、検査部102は部分肉の部位と精肉商品とが適合しないと判断する。
【0041】
このように適合性無しと判断された場合には、ステップS4からステップS7に進み、管理サーバ10の警告発生部101が計量値付装置200に警告を発報するように指示を与える。警告発報指示を受けた計量値付装置200は、入力表示部220の表示パネル221に所定の警告メッセージを表示する(ステップS8)。
【0042】
以上のようにすれば、ある部位の部分肉から生産しても良い精肉商品についての商品情報を要求したときのみ、管理サーバ10から計量値付装置200に商品情報が配信されて正常なラベル発行がなされることとなるため、異なる部位の部分肉から誤った精肉商品を生産することを防止することができる。その結果、現場のミスによって値付ラベルに表示されている商品と実際の内容物とが異なるという事態が防止され、顧客の店舗に対する信用を維持することができる。
【0043】
また、ある部位の部分肉から誤った精肉商品を生産しようとしたときには、管理サーバ10から計量値付装置200に商品情報が配信されずに、表示パネル221に警告メッセージが表示されることとなるため、作業者は自らのミスに気付くこととなる。その後、作業者が改めて正しい部位コードおよびその部位の部分肉から生産可能な精肉商品の商品コードを入力することにより、管理サーバ10から計量値付装置200に商品情報が配信されて正常なラベル発行がなされることとなる。なお、部位コードを入力することなく、商品コードのみによって商品情報要求を行っても検査部102が部分肉の部位と精肉商品とが適合しないと判断するため、異なる部位の部分肉から誤った精肉商品を生産することを防止することができる。
【0044】
<2.第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態の精肉生産システムのハードウェア構成については第1実施形態と同じであるためその説明は省略する。図10は、第2実施形態の精肉生産システムの機能を示すブロック図である。また、図11は、第2実施形態の精肉生産システムにおける処理手順を示すフローチャートである。なお、図10において、対応商品特定部111および商品情報付与部112は管理サーバ10のCPU11が処理プログラムを実行することによって実現される処理部である。
【0045】
まず、図11のステップS11において、部分肉から精肉商品を生産する作業者が計量値付装置200にその部分肉の部位コードを入力する。部位コードの内容およびその入力手法は第1実施形態と同じである。第2実施形態では、部位「カルビ」の部位コードとして「1240」が計量値付装置200に入力されるものとする。
【0046】
次に、ステップS12に進み、計量値付装置200が管理サーバ10に部位コードを送信する。部位コードを受信した管理サーバ10は該部位コードに対応する商品名を特定する(ステップS13)。具体的には、管理サーバ10の対応商品特定部111が上記部位コードに対応する商品名をデータベース141を検索することによって特定する。
【0047】
第2実施形態のデータベース141も第1実施形態の図9に示したものと同じであり、部分肉の部位コードとその部分肉から生産可能な精肉商品の商品コードとが関連付けられて登録されている。そして、第2実施形態では、対応商品特定部111が計量値付装置200から送信された部位コード「1240」に対応する商品名をデータベース141を検索することによって特定する。図9のデータベース141では、部位コード「1240」と「カルビ」の部分肉から生産可能な精肉商品「牛肉ばらカルビ焼肉用小」の商品コード「1527」、精肉商品「牛ばらうすぎりカルビ焼肉用大冷凍」の商品コード「1435」等とが関連付けられて登録されている。従って、対応商品特定部111は、計量値付装置200から送信された部位コード「1240」に対応する商品名として「牛肉ばらカルビ焼肉用小」、「牛ばらうすぎりカルビ焼肉用大冷凍」等を特定する。
【0048】
次に、ステップS14に進み、特定された商品数が1個であるかそれより多いかが対応商品特定部111によって判断される。そして、特定された商品数が複数の場合にはステップS15に進み、対応商品特定部111が計量値付装置200に上記特定された複数の精肉商品の商品コードを送信する。第2実施形態では、部位コード「1240」に対応する商品として複数の精肉商品が特定されるため、それらの商品コードが計量値付装置200に送信される。これらの商品コードは、処理対象となっている部分肉から生産可能な精肉商品の商品コードであり、つまりは当該部分肉から生産しても良い精肉商品の候補のコードである。
【0049】
複数の商品コードを受信した計量値付装置200は、それら商品コードに対応する商品名を入力表示部220の表示パネル221に表示する(ステップS16)。第2実施形態では、「牛肉ばらカルビ焼肉用小」、「牛ばらうすぎりカルビ焼肉用大冷凍」等の商品名が表示パネル221に表示される。なお、商品コードと商品名との対応関係は、登録マスタ266に登録しておいても良いし、商品コードとともに管理サーバ10から配信してもらうようにしても良い。
【0050】
作業者は、表示パネル221に表示された複数の商品名を見て、処理対象となっている部分肉から生産しても良い精肉商品の候補を知ることとなる。複数の商品候補を見た作業者は、それら複数の候補の中から1つを選択して計量値付装置200に入力する(ステップS17)。具体的には、複数の商品名を表示している表示パネル221に接触して1つの商品を選択する。すなわち、表示パネル221は、生産可能な複数の商品名を表示するとともに、それら複数の商品名から生産すべき商品名の選択を受け付けるタッチパネルとして機能しているのである。なお、第2実施形態では、作業者が「牛肉ばらカルビ焼肉用小」を選択したとする。
【0051】
作業者によって表示パネル221から選択された商品の商品コードは、計量値付装置200から管理サーバ10に送信される。そして、管理サーバ10の商品情報付与部103が上記選択された商品についての商品情報を計量値付装置200に配信する(ステップS18)。第2実施形態では、選択された商品「牛肉ばらカルビ焼肉用小」の商品コード「1527」が計量値付装置200から管理サーバ10に送信され、商品情報付与部103が商品マスタテーブル146に登録されている精肉商品「牛肉ばらカルビ焼肉用小」についての商品情報、つまり商品マスタテーブル146において商品コード「1527」に関連付けられて登録されている商品情報を計量値付装置200に配信することとなる。
【0052】
一方、ステップS14において、特定された商品数が1個である場合にはそのままステップS18に進み、特定された商品名についての商品情報が計量値付装置200に配信される。このときにも特定された商品の商品コードに関連付けられてマスタテーブル146に登録されている商品情報が計量値付装置200に配信されることとなる。
【0053】
最後に、商品情報を受け取った計量値付装置200は、計量部210により対象精肉商品の計量を行い、その計量結果と商品情報として配信された単価とから売価を算出する。そして、計量値付装置200は、プリント機構部PM1に上記売価等を印字した値付ラベルを発行させるとともに、包装部290による包装処理が完了した該精肉商品のラップフィルムに対して貼付部280に当該値付ラベルを貼付させる(ステップS19)。
【0054】
以上のようにすれば、ある部位の部分肉から生産しても良い精肉商品についての商品情報しか計量値付装置200に配信されないため、異なる部位の部分肉から誤った精肉商品を生産することを防止することができる。その結果、現場のミスによって値付ラベルに表示されている商品と実際の内容物とが異なるという事態が防止され、顧客の店舗に対する信用を維持することができる。
【0055】
<3.第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態について説明する。第3実施形態の精肉生産システムのハードウェア構成については第1実施形態と同じであるためその説明は省略する。図12は、第3実施形態の精肉生産システムの機能を示すブロック図である。また、図13は、第3実施形態の精肉生産システムにおける処理手順を示すフローチャートである。なお、図12において、出産地特定部121、検査部122および警告発生部123は管理サーバ10のCPU11が処理プログラムを実行することによって実現される処理部である。
【0056】
まず、図13のステップS21において、部分肉から精肉商品を生産する作業者が計量値付装置200にその部分肉の個体識別コードを入力する。個体識別コードは、牛等の家畜の飼育履歴を管理するために、家畜の生後すぐに各個体ごとに付与される識別番号である。この個体識別コードには、家畜の出産地(牧場)に固有に付与された番号(牧場コード)が含まれている。枝肉から部分肉を加工する食肉処理工場では、部分肉を切り出した枝肉の個体識別コードをその部分肉に付記するようにしており、具体的には部分肉ラベル7(図8)にバーコードBC2として印字している。
【0057】
従って、作業者が読取部250によって上段のバーコードBC2を読み取ることにより、計量値付装置200に部分肉の個体識別コードが入力される。なお、部分肉ラベル7のバーコードBC2に付記されている個体識別コードの数値を作業者が入力表示部220から直接手入力するようにしても良い。計量値付装置200に入力された部分肉の個体識別コードは管理サーバ10に送信される。
【0058】
次に、ステップS22に進み、作業者が精肉商品を生産する工程の1つとして精肉商品の産地名を計量値付装置200に入力する。この産地名は精肉商品に貼付される値付ラベルに印字されるものであり、例えば「松阪牛」、「近江牛」等の産地名情報である。計量値付装置200に入力された精肉商品の産地名も管理サーバ10に送信される。なお、産地名は予め付与された固有のコードにて入力するようにすれば良い。
【0059】
一方、個体識別コードを受信した管理サーバ10では、出産地特定部121がその個体識別コードから部分肉の出産地(正確には部分肉を切り出した個体の出産地)を特定する(ステップS23)。この出産地特定は、個体識別コードに含まれる牧場コードに基づいて行われ、例えば牧場コードと出産地とを対応付けたテーブルを出産地特定部121が検索することによって行うようにすれば良い。その後、産地名を受信した管理サーバ10では、出産地特定部121によって特定された部分肉の出産地と上記入力された産地名とが適合しているか否かのチェックを行う(ステップS24)。具体的には、磁気ディスク14に格納されたデータベース142に基づいて管理サーバ10の検査部122が個体識別コードから特定された出産地と上記入力された産地名とが適合しているか否かの検査を行う。
【0060】
図14は、磁気ディスク14に格納された第3実施形態のデータベース142の一例を示す図である。同図に示すように、データベース142においては、牛肉の出産地と産地名とが関連付けられて登録されている。例えば、出産地「兵庫県」には産地名「神戸牛」、「三田牛」、「兵庫県産」等が関連付けて登録されている。
【0061】
管理サーバ10の検査部122は、個体識別コードから特定された出産地と入力された産地名とがデータベース142にて関連付けられて登録されているか否かをチェックするのである。例えば、個体識別コードから特定された出産地が「兵庫県」である場合に産地名として「神戸牛」が入力された場合には検査部122が適合性有りと判断する。一方、個体識別コードから特定された出産地が「兵庫県」である場合に産地名として「松阪牛」が入力された場合には検査部122が適合性無しと判断する。
【0062】
検査部122が適合性有りと判断した場合には、産地名表示に問題はないため、そのまま第1、第2実施形態と同様のラベル発行・貼付が行われる(ステップS25)。
【0063】
逆に、検査部122が適合性無しと判断した場合には産地名表示が不適切になる可能性があるため、ステップS26に進む。ステップS26では、管理サーバ10の警告発生部123が計量値付装置200に警告発報を指示する。警告発報指示を受けた計量値付装置200は、入力表示部220の表示パネル221に産地名表示が不適切である旨の警告メッセージを表示する(ステップS27)。
【0064】
また、警告発生部123は警告発報を指示するとともに、計量値付装置200に適切な産地名候補を送信する(ステップS28)。適切な産地名候補とは、上記個体識別コードから特定された出産地にデータベース142にて関連付けられて登録されている産地名である。例えば、上記のように個体識別コードから特定された出産地が「兵庫県」であるときに産地名として「松阪牛」が入力された場合には、検査部122が適合性無しと判断することとなり、産地名候補として「神戸牛」、「三田牛」、「兵庫県産」のそれぞれのコードが計量値付装置200に送信される。
【0065】
産地名候補のコードを受信した計量値付装置200は、それらコードに対応する産地名を入力表示部220の表示パネル221に表示する(ステップS29)。上記の例では、適切な産地名として「神戸牛」、「三田牛」、「兵庫県産」が表示パネル221に表示されることとなる。
【0066】
作業者は、表示パネル221に表示された警告メッセージを見ることによって入力した産地名が不適切であることを認識するとともに、表示された産地名候補を見ることによって印字可能な産地名の候補を知ることとなる。その後、表示された産地名候補から作業者が新たな適切な産地名を入力することによって、ステップS25に進むこととなり、適切な産地名が印字された値付ラベルの発行および貼付が行われることとなる。
【0067】
以上のようにすれば、実際とは異なる産地名を入力して値付ラベルに印字しようとすると、警告メッセージとともに適切な産地名候補が表示パネル221に表示されることとなるため、誤った産地名表示を防止することができるとともに適切な産地名に効率良く修正することができる。
【0068】
【発明の効果】
以上、説明したように、請求項1の発明によれば、入力手段から入力された部位情報および商品コードがデータベースにて関連付けられている場合には当該商品コードについての商品情報を計量値付装置に与えるため、ある部位の部分肉から誤った精肉商品を生産することを防止することができ、その結果、現場のミス等によってラベルに表示されている商品と実際の内容物とが異なるという事態を防止することができる。
【0069】
また、請求項2の発明によれば、入力手段から入力された部位情報および商品コードがデータベースにて関連付けられていない場合には計量値付装置に警告を発報するように指示するため、ある部位の部分肉から誤った精肉商品を生産することを防止することができ、その結果、現場のミス等によってラベルに表示されている商品と実際の内容物とが異なるという事態を防止することができる。
【0070】
また、請求項3の発明によれば、入力手段から入力された部位情報に対応する商品名をデータベースを検索することによって特定し、その特定された商品名についての商品情報を計量値付装置に与えるため、ある部位の部分肉から生産しても良い精肉商品についての商品情報しか計量値付装置に配信されないため、その部分肉から誤った精肉商品を生産することを防止することができる。
【0071】
また、請求項4の発明によれば、入力された部位情報に対応する複数の商品名が特定された場合に、それら複数の商品名から生産すべき商品名の選択を受け付けるため、生産すべき商品名を効率良く決定することができる。
【0072】
また、請求項5の発明によれば、入力手段から入力された産地名情報および個体識別コードから特定された出産地がデータベースにて関連付けられていない場合には計量値付装置に警告を発報するように指示するため、誤った産地名表示を防止することができる。
【0073】
また、請求項6の発明によれば、入力手段から入力された産地名情報および個体識別コードから特定された出産地がデータベースにて関連付けられていない場合には、データベースにて出産地に対応付けられた産地名情報を表示するため、誤った産地名を適切な産地名に効率良く修正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる精肉生産システムの全体構成を示す図である。
【図2】図1の精肉生産システムの管理サーバの概略構成図である。
【図3】図1の精肉生産システムの計量値付装置の正面図である。
【図4】図1の精肉生産システムの計量値付装置の断面図である。
【図5】図1の精肉生産システムの計量値付装置の概略構成図である。
【図6】第1実施形態の精肉生産システムの機能を示すブロック図である。
【図7】第1実施形態の精肉生産システムにおける処理手順を示すフローチャートである。
【図8】部分肉ラベルの一例を示す図である。
【図9】第1実施形態のデータベースの一例を示す図である。
【図10】第2実施形態の精肉生産システムの機能を示すブロック図である。
【図11】第2実施形態の精肉生産システムにおける処理手順を示すフローチャートである。
【図12】第3実施形態の精肉生産システムの機能を示すブロック図である。
【図13】第3実施形態の精肉生産システムにおける処理手順を示すフローチャートである。
【図14】第3実施形態のデータベースの一例を示す図である。
【符号の説明】
1 店舗
2 店舗内LAN
10 管理サーバ
14 磁気ディスク
101,123 警告発生部
102,122 検査部
103,112 商品情報付与部
111 対応商品特定部
121 出産地特定部
141,142 データベース
200 計量値付装置
210 計量部
220 入力表示部
230 印字ヘッド
240 ラベル搬送部
250 読取部
280 貼付部
290 包装部
PM1 プリント機構部
Claims (6)
- 部分肉を切り分けた精肉を計量して精肉商品を生産する精肉生産システムにおいて、
精肉を計量する計量手段と、前記精肉を切り出した部分肉の部位情報および前記精肉を計量して生産される精肉商品の商品コードを入力する入力手段と、前記精肉商品の商品情報を印字したラベルを発行するラベル発行手段と、を備える計量値付装置と、
前記計量値付装置と通信可能に接続され、部分肉の部位情報と前記部分肉から生産可能な精肉商品の商品コードとを関連付けたデータベースを格納する記憶手段と、前記入力手段から入力された部位情報および商品コードが前記データベースにて関連付けられているか否かを検査する検査手段と、前記検査手段による検査の結果当該部位情報および当該商品コードが前記データベースにて関連付けられている場合には当該商品コードについての商品情報を前記計量値付装置に与える商品情報付与手段と、を備える管理サーバと、
を備えることを特徴とする精肉生産システム。 - 請求項1記載の精肉生産システムにおいて、
前記管理サーバは、
前記検査手段による検査の結果、前記入力手段から入力された部位情報および商品コードが前記データベースにて関連付けられていない場合には前記計量値付装置に警告を発報するように指示する警告発生手段をさらに備えることを特徴とする精肉生産システム。 - 部分肉を切り分けた精肉を計量して精肉商品を生産する精肉生産システムにおいて、
精肉を計量する計量手段と、前記精肉を切り出した部分肉の部位情報を入力する入力手段と、前記精肉商品の商品情報を印字したラベルを発行するラベル発行手段と、を備える計量値付装置と、
前記計量値付装置と通信可能に接続され、部分肉の部位情報と前記部分肉から生産可能な精肉商品の商品名とを関連付けたデータベースを格納する記憶手段と、前記入力手段から入力された部位情報に対応する商品名を前記データベースを検索することによって特定する対応商品特定手段と、特定された前記商品名についての商品情報を前記計量値付装置に与える商品情報付与手段と、を備える管理サーバと、
を備えることを特徴とする精肉生産システム。 - 請求項3記載の精肉生産システムにおいて、
前記計量値付装置は、前記対応商品特定手段によって複数の商品名が特定された場合に、前記複数の商品名から生産すべき商品名の選択を受け付ける選択受付手段をさらに備え、
前記商品情報付与手段は、選択された前記商品名についての商品情報を前記計量値付装置に与えることを特徴とする精肉生産システム。 - 部分肉を切り分けた精肉を計量して精肉商品を生産する精肉生産システムにおいて、
精肉を計量する計量手段と、前記精肉を切り出した部分肉の個体識別コードおよび前記精肉を計量して生産される精肉商品の産地名情報を入力する入力手段と、前記精肉商品の産地名情報を含む商品情報を印字したラベルを発行するラベル発行手段と、を備える計量値付装置と、
前記計量値付装置と通信可能に接続され、出産地と産地名情報とを関連付けたデータベースを格納する記憶手段と、前記入力手段から入力された個体識別コードから部分肉の出産地を特定する出産地特定手段と、前記入力手段から入力された産地名情報および特定された前記出産地が前記データベースにて関連付けられているか否かを検査する検査手段と、前記検査手段による検査の結果当該産地名情報および当該出産地が前記データベースにて関連付けられていない場合には前記計量値付装置に警告を発報するように指示する警告発生手段と、を備える管理サーバと、
を備えることを特徴とする精肉生産システム。 - 請求項5記載の精肉生産システムにおいて、
前記計量値付装置は、
前記検査手段による検査の結果、前記入力手段から入力された産地名情報および前記出産地特定手段によって特定された前記出産地が前記データベースにて関連付けられていない場合には、前記データベースにて前記出産地に対応付けられた産地名情報を表示する表示手段をさらに備えることを特徴とする精肉生産システム。
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