JP3640885B2 - 衛生洗浄装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗浄ノズルから噴出された洗浄水で人体局部を洗浄する衛生洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、衛生洗浄装置としては、例えば、図11に示す衛生洗浄装置100のように、タンク101が個別に設けられた所謂「セパレートタイプ」の便器102に設置されるものがある。
【0003】
そして、図11の衛生洗浄装置100では、使用者が操作ボタン103を押下すると、メインバルブ104及び切換弁105が開き、吸水口106から吸水ホース107を介して、水道水が洗浄水タンク108に供給されるので、洗浄タンク108から導水管119を介して、洗浄タンク108内の水道水が洗浄ノズル110に供給される。このとき、洗浄ノズル110では、洗浄タンク108からの水道水の水圧により、内筒111のいずれかが所定の位置まで前進し、その内筒111の先端に設けられた噴出孔112から、洗浄タンク108内の水道水が洗浄水として噴出されるので、洗浄ノズル110から噴出された洗浄水で人体局部を洗浄することができる。尚、使用者が操作ボタン103を押下してから一定時間経過すると、メインバルブ104及び切換弁105が閉じるので、洗浄ノズル110では、洗浄水の噴出が停止するとともに、その内筒111に、図示しないバネの復帰力のみが作用するので、その内筒111はもとの位置まで後退することになる。
【0004】
この点、図11の衛生洗浄装置100では、図12及び図13に示すように、洗浄水を噴出する際の洗浄ノズル110の内筒111の噴出穴112の位置Xを、便座113の内側後部から距離Aに設定しており、この設定条件を実現するように、洗浄ノズル110をベースプレート114に固定している。尚、この距離Aは、図11の便座113がベースプレート114に取り付けられた場合の基準値であって、かかる基準値は、洗浄ノズル110の内筒111の噴出穴112から噴出される洗浄水の洗浄効果などを考慮して決められる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、例えば、図14に示すように、タンク120が一体的に設けられた所謂「ワンピースタイプ」の便器121に対して、図11の衛生洗浄装置100を設置しようとすると、図14の便器121では、タンク120との間隔が狭く、図11の衛生洗浄装置100の便座113の先端が図14の便器121から突出するので、図11の衛生洗浄装置100の便座113を、その便座113に比べてサイズが小さいもの(図15及び図16参照)に代える必要があった。
【0006】
もっとも、図11の衛生洗浄装置100では、図11の便座113をサイズの小さい便座122(図15及び図16参照)に予め代えた場合でも、ベースプレート114に対して洗浄ノズル110を固定する位置は変わらないので、図15及び図16に示すように、洗浄水を噴出する際の洗浄ノズル110の内筒111の噴出穴112の位置Xは、便座122の内側後部から距離A’にあり、図11の便座113を取り付けたときの距離Aとほぼ同じとなる。しかし、その一方で、洗浄水を噴出する際の洗浄ノズル110の内筒111の噴出穴112の位置Xは、便座122の内側前部から距離Cにあって、図11の便座113を取り付けたときの距離B(図12及び図13参照)と比べて近くなる。従って、洗浄水を噴出する際の洗浄ノズル110の内筒111の噴出穴112の位置Xについて、便座122の全体に対する位置関係にずれが生じることになるので、洗浄ノズル110から噴出された洗浄水で人体局部を洗浄する際に、使用者に違和感をもたせるおそれがあった。
【0007】
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、ベースプレートに対して取り付けられる便座のサイズが変わっても、洗浄ノズルが洗浄水を噴出する位置を最適にすることができる衛生洗浄装置を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために成された請求項1に記載の発明は、便座と、便座を回動自在に設けたベースプレートと、ベースプレートに対して固定される洗浄ノズルと、を備える衛生洗浄装置において、洗浄ノズルの固定位置が変更可能であること、洗浄ノズルに突設されるとともに、貫通孔が貫設された固定板と、ベースプレートに内設されるとともに、固定孔がそれぞれ穿設された段差面を形成した固定台と、貫通孔に挿通されるとともに固定孔に挿着されることにより、固定板を段差面に固定する固定部材と、を有すること、を特徴としている。
【0009】
【0010】
また、請求項に記載の衛生洗浄装置は、請求項に記載の発明であって、段差面が平行関係にあること、を特徴としている。
【0011】
更に、請求項に記載の衛生洗浄装置は、請求項に記載の発明であって、段差面が交差関係にあること、を特徴としている。
【0012】
すなわち、請求項1に記載の衛生洗浄装置においては、ベースプレートに対して取り付けられる便座のサイズが変わっても、ベースプレートに対する洗浄ノズルの固定位置を変更することができるので、洗浄ノズルが洗浄水を噴出する位置を適切にすることが可能となる。そのため、ベースプレートに対して取り付けられる便座のサイズが変わっても、同一タイプの洗浄ノズルをベースプレートに固定することができ、洗浄ノズルの共有化を図ることが可能となるので、洗浄ノズルのメカニズムに関する設計事項を変更する必要がない。
【0013】
また洗浄ノズルに突設された固定板の貫通孔に通された固定部材を、ベースプレートに内設された固定台の固定孔に挿入して着けることにより、洗浄ノズルの固定板をベースプレートの固定台に固定することができるが、この点、ベースプレートの固定台の固定孔は、ベースプレートの固定台の段差面にそれぞれ設けられており、固定部材が挿入されて着けられる固定孔(つまり、段差面)を選択することにより、ベースプレートに対する洗浄ノズルの固定位置を変更することができるので、ベースプレートに対する洗浄ノズルの固定位置の変更を簡単な構成で実現することが可能となる。
【0014】
また、請求項に記載の衛生洗浄装置においては、ベースプレートの固定台の固定孔を設けた各段差面が互いに平行関係にあり、洗浄ノズルの固定板をベースプレートの固定台に固定する際に、固定部材が挿入されて着けられる固定孔(つまり、段差面)を何れに選択しても、ベースプレートに対する洗浄ノズルの姿勢が常に一定となるので、ベースプレートに対する洗浄ノズルの固定位置を変更しても、洗浄ノズルから噴出される洗浄水の噴出角度を常に同じにすることができる。
【0015】
また、請求項に記載の衛生洗浄装置においては、ベースプレートの固定台の固定孔を設けた各段差面が互いに交差関係にあり、洗浄ノズルの固定板をベースプレートの固定台に固定する際に、固定部材が挿入されて着けられる固定孔(つまり、段差面)の選択によって、ベースプレートに対する洗浄ノズルの姿勢が異なるので、ベースプレートに対する洗浄ノズルの固定位置を変更した際に、洗浄ノズルから噴出される洗浄水の噴出角度も変更することができる。
【0016】
尚、ベースプレートに対して取り付けられる便座のサイズが変わる場合には、生産者側において異なるサイズの便座に変更してベースプレートに取り付けるケースや、使用者側において異なるサイズの便座に交換してベースプレートに取り付けるケースなどがある。
また、洗浄ノズルには、例えば、洗浄水を噴出するための内筒を前進・後退させるものがあるが、その駆動源としては、水圧とバネの復帰力によるものや、モータによるものなどがある。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照にして説明する。本実施の形態の衛生洗浄装置は、従来技術の欄で説明した図11の衛生洗浄装置100において、ベースプレート114に対する洗浄ノズル110の固定方法を改良したものである。従って、本実施の形態の衛生洗浄装置の概要は、従来技術の欄で説明した図11の衛生洗浄装置100のものと同じであるので、その詳細な説明は省略する。また、従来技術の欄で使用した図11〜図16の符号は、本欄の説明においても使用するものとする。
【0018】
図1や図2に示すように、本実施の形態の衛生洗浄装置では、洗浄ノズル110において、一対の固定板2がシリンダ1の両側に一体的に形成されており、固定板2の各々には、一つの貫通孔3が設けられている。
【0019】
一方、ベースプレート114には、一対の固定台4が一体的に形成されており、固定台4の各々には、上側の段差面5と下側の段差面6とが互いに平行に設けられている。さらに、上側段差面5の各々には、一つのネジ孔7(「固定孔」に相当するもの)が設けられ、下側の段差面6の各々にも、一つのネジ孔8が設けられている。
【0020】
そして、例えば、図3に示すように、洗浄ノズル111の固定板2をベースプレート114の固定台4の下側の段差面6に接面させて、洗浄ノズル111の固定板2の貫通孔3と、ベースプレート114の固定台4の下側の段差面6のネジ孔8とを重ね合わせ、その後に、固定ネジ9(「固定部材」に相当するもの)を、洗浄ノズル111の固定板2の貫通孔3に通すとともに、ベースプレート114の固定台4の下側の段差面6のネジ孔8にねじ込めば、従来技術の洗浄ノズル111と同じ位置・姿勢で、洗浄ノズル111をベースプレート114に固定させることができる。
【0021】
よって、このとき、ベースプレート114に対して、図11の便座113が取り付けられていれば、図13に示すように、洗浄水を噴出する際の洗浄ノズル110の内筒111の噴出穴112の位置Xは、便座113の内側後部からの距離Aにある。
【0022】
一方、図1及び図2に示すように、洗浄ノズル110の固定板2をベースプレート114の固定台4の上側の段差面5に接面させて、洗浄ノズル110の固定板2の貫通孔3と、ベースプレート114の固定台4の上側の段差面5のネジ孔7とを重ね合わせ、その後に、固定ネジ9を、洗浄ノズル110の固定板2の貫通孔3に通すとともに、ベースプレート114の固定台4の上側の段差面5のネジ孔7にねじ込めば、従来技術の洗浄ノズル110とは異なる位置で、洗浄ノズル110をベースプレート114に固定させることができる。もっとも、ここでは、ベースプレート114の固定台4の上側の段差面5が、下側の段差面6に対して平行に設けられていることから、従来技術の洗浄ノズル110と同じ姿勢で、洗浄ノズル111をベースプレート114に固定させることができる。
【0023】
そして、このとき、ベースプレート114に対して、上述した図11の便座113ではなく、図15及び図16の便座122が取り付けられていれば、図4に示すように、洗浄水を噴出する際の洗浄ノズル110の内筒111の噴出穴112の位置Xは、便座122の内側後部からの距離Dとなる。尚、この距離Dは、図15及び図16の便座122がベースプレート114に取り付けられた場合の基準値であって、かかる基準値は、洗浄ノズル110の内筒111の噴出穴112から噴出される洗浄水の洗浄効果などを考慮して決められる。
【0024】
従って、本実施の形態の衛生洗浄装置においては、ベースプレート114に対して取り付けられる便座が、従来技術の欄で述べたように、図11の便座113からその便座113よりサイズの小さいもの122(図15及び図16参照)に変わっても、図3から図1に示すようにして、ベースプレート114に対する洗浄ノズル110の固定位置を変更することができるので、洗浄水を噴出する際の洗浄ノズル110の内筒111の噴出穴112の位置X(図4参照)、すなわち、洗浄ノズル110が洗浄水を噴出する位置を適切にすることが可能となる。
【0025】
そのため、ベースプレート114に取り付けられる便座113(図11参照)が、それよりサイズの小さい便座122(図15及び図16参照)に変えられても、同一タイプの洗浄ノズル110をベースプレート114に固定することができ、洗浄ノズル110の共有化を図ることが可能となるので、洗浄ノズル110のメカニズムに関する設計事項を変更する必要がない。
【0026】
つまり、本実施の形態の衛生洗浄装置とは異なって、ベースプレート114に対する洗浄ノズル110の固定位置を変更できない場合でも、例えば、洗浄ノズル110の内筒111をもとの位置にまで引き戻すバネ(図示せず)について、ばね定数の大きいものを使用して、洗浄ノズル110の内筒111が前進する距離を抑えれば、本発明が解決しようとする課題を処理することも可能であるが、この場合では、洗浄ノズル110のバネ(図示せず)を設計変更する必要がある。しかし、本実施の形態の衛生洗浄装置では、図1〜図3に示すように、ベースプレート114に対する洗浄ノズル110の固定位置を変更することができるので、当該洗浄ノズル110をそのまま使用することができる。
【0027】
また、本実施の形態の衛生洗浄装置においては、図1〜図3に示すように、洗浄ノズル110に突設された固定板2の貫通孔3に通された固定ネジ9を、ベースプレート114に内設された固定台4の固定孔7,8にねじ込むことにより、洗浄ノズル110の固定板2をベースプレート114の固定台4に固定することができるが、この点、ベースプレート114の固定台4の固定孔7,8は、ベースプレート114の固定台4の上側の段差面5と下側の段差面6にそれぞれ設けられているため、固定ネジ9がねじ込まれる固定孔7,8(つまり、段差面5,6)を選択することにより、ベースプレート114に対する洗浄ノズル110の固定位置を変更することができるので、ベースプレート114に対する洗浄ノズル110の固定位置の変更を簡単な構成で実現している。
【0028】
また、本実施の形態の衛生洗浄装置においては、図1及び図3に示すように、ベースプレート114の固定台4の固定孔7,8を設けた上側の段差面5及び下側の段差面6が互いに平行関係にあり、洗浄ノズル110の固定板2をベースプレート114の固定台4に固定する際に、固定ネジ9がねじ込まれる固定孔7,8(つまり、段差面5,6)を何れに選択しても、ベースプレート114に対する洗浄ノズル110の姿勢が常に一定となるので、ベースプレート114に対する洗浄ノズル110の固定位置を変更しても、洗浄ノズル110から噴出される洗浄水の噴出角度を常に同じにすることができる。
【0029】
尚、ベースプレート114に対して取り付けられる便座113(図11参照)が、そのサイズより小さい便座122(図15及ぶ図16参照参照)に変わる場合としては、生産者側で変更してベースプレート114に取り付けるケースや、使用者側で交換してベースプレート114に取り付けるケースなどがある。
【0030】
また、本発明は上記実施の形態に限定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
【0031】
例えば、本実施の形態の衛生洗浄装置では、固定台4の上側の段差面5と下側の段差面6とが平行関係にあり、便器102,121(図12、図15参照)に設置されると、固定台4の上側の段差面5と下側の段差面6は水平状態となるが、洗浄ノズル110から噴出される洗浄水の噴出角度を常に同じにする観点からするならば、固定台4の上側の段差面5と下側の段差面6が水平状態になる必要はなく、固定台4の上側の段差面5と下側の段差面6の平行関係が維持されるならば、固定台4の上側の段差面5と下側の段差面6は傾斜状態になってもよい。
【0032】
一方、ベースプレート114に対して取り付けられる便座が、従来技術の欄で述べたように、図11の便座113からその便座113よりサイズの小さいもの122(図15及び図16参照)に変わる場合において、洗浄ノズル110から噴出される洗浄水の噴出角度をも変えたいときには、固定台4の上側の段差面5と下側の段差面6とを交差関係にすればよい。
【0033】
例えば、この場合において、図11の便座113が図5に示す平面形状のものであり、図15及び図16の便座122が図6に示す前傾形状のものであるときは、ベースプレート114に対して取り付けられる便座が前傾することになるが、図1〜図3のベースプレート114の固定台4において、上側の段差面5を同様にして前傾させて設ければ、図6の前傾形状の便座に着座した人体が前傾しても、洗浄ノズル110から噴出される洗浄水も同様に前傾させることができるので、図5の平面形状の便座に着座した人体に対するときと同様にして、洗浄ノズル110の洗浄水を人体局部に噴出させることができる。
【0034】
すなわち、ベースプレート114の固定台4の固定孔7,8を設けた上側の段差面5及び下側の段差面6が互いに交差関係にあれば、洗浄ノズル110の固定板2をベースプレート114の固定台4に固定する際に、固定ネジ9がねじ込まれる固定孔7,8(つまり、段差面5,6)の選択によって、ベースプレート114に対する洗浄ノズル110の姿勢が異なるので、ベースプレート114に対する洗浄ノズル110の固定位置を変更した際に、洗浄ノズル110から噴出される洗浄水の噴出角度も変更することができる。
【0035】
また、本実施の形態の衛生洗浄装置では、洗浄ノズル110の固定板2を固定台4の上側の段差面5又は下側の段差面6に固定ネジ9で固定することにより、ベースプレート114に対する洗浄ノズル110の固定位置を変更していたが、この固定構成に限定されるものではない。
【0036】
例えば、図7及び図8の洗浄ノズル110の固定構造では、ベースプレート114の固定台51に設けたラッチ用スプリング52と、洗浄ノズル110のシリンダ1に設けたオピニオン54と、を備えており、洗浄ノズル110の内筒111の先端部に設けられたツマミ111Aをつまんで、内筒111を前進・後退させれば、ラッチ用スプリング52とオピニオン54の係合位置が調整されるので、ベースカバー55を外すことなく、ベースプレート114に対する洗浄ノズル110の固定位置を変更することができる。
【0037】
また、図9及び図10の洗浄ノズル110の固定構造では、ベースプレート114の固定台62に設けたギヤ64と、洗浄ノズル110のシリンダ1に設けたオピニオン66と、を備えており、ベースプレート114の貫通穴114Aからドライバーを差し込んで、ベースプレート114の固定台62に挿通された回転軸63を介して、ギヤ64を回転させれば、ギア64とオピニオン66の係合位置が調整されるので、ベースカバー67を外すことなく、ベースプレート114に対する洗浄ノズル110の固定位置を変更することができる。
【0038】
また、本実施の形態の衛生洗浄装置では、洗浄ノズル110が一対のシリンダ1を備えたものであるが、1つ又は3つ以上のシリンダ1を備えたものであってもよい。
【0039】
また、本実施の形態の衛生洗浄装置では、便座113,122の形状がO字形であるが(図4、図13、図16参照)、U字形などのものを使用してもよい。
【0040】
また、本実施の形態の衛生洗浄装置では、洗浄ノズル110につき、内筒111を前進・後退させる駆動源として、水圧とバネの復帰力によるものを使用したが、これに限らず、例えば、モータによるものを使用してもよく、この場合でも、モータの制御内容(例えば、内筒111の前進量の設定値など)を変更する必要がないので、同一タイプの洗浄ノズル110をベースプレート114に固定することが可能となり、洗浄ノズル110の共有化を図ることができる。
【0041】
また、本実施の形態では、ベースプレート114に対して取り付けられる便座113(図11参照)が、そのサイズより小さい便座122(図15及ぶ図16参照参照)に変わる場合を説明しているが、その逆であってもよい。
【0042】
【発明の効果】
本発明の請求項1に係る衛生洗浄装置は、ベースプレートに対して取り付けられる便座のサイズが変わっても、ベースプレートに対する洗浄ノズルの固定位置を変更することができるので、洗浄ノズルが洗浄水を噴出する位置を適切にすることが可能となる。そのため、ベースプレートに対して取り付けられる便座のサイズが変わっても、同一タイプの洗浄ノズルをベースプレートに固定することができ、洗浄ノズルの共有化を図ることが可能となるので、洗浄ノズルのメカニズムに関する設計事項を変更する必要がない。
【0043】
また洗浄ノズルに突設された固定板の貫通孔に通された固定部材を、ベースプレートに内設された固定台の固定孔に挿入して着けることにより、洗浄ノズルの固定板をベースプレートの固定台に固定することができるが、この点、ベースプレートの固定台の固定孔は、ベースプレートの固定台の段差面にそれぞれ設けられており、固定部材が挿入されて着けられる固定孔(つまり、段差面)を選択することにより、ベースプレートに対する洗浄ノズルの固定位置を変更することができるので、ベースプレートに対する洗浄ノズルの固定位置の変更を簡単な構成で実現することが可能となる。
【0044】
また、請求項に記載の衛生洗浄装置は、ベースプレートの固定台の固定孔を設けた各段差面が互いに平行関係にあり、洗浄ノズルの固定板をベースプレートの固定台に固定する際に、固定部材が挿入されて着けられる固定孔(つまり、段差面)を何れに選択しても、ベースプレートに対する洗浄ノズルの姿勢が常に一定となるので、ベースプレートに対する洗浄ノズルの固定位置を変更しても、洗浄ノズルから噴出される洗浄水の噴出角度を常に同じにすることができる。
【0045】
更に、請求項に記載の衛生洗浄装置は、ベースプレートの固定台の固定孔を設けた各段差面が互いに交差関係にあり、洗浄ノズルの固定板をベースプレートの固定台に固定する際に、固定部材が挿入されて着けられる固定孔(つまり、段差面)の選択によって、ベースプレートに対する洗浄ノズルの姿勢が異なるので、ベースプレートに対する洗浄ノズルの固定位置を変更した際に、洗浄ノズルから噴出される洗浄水の噴出角度も変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の衛生洗浄装置の実施の形態において、固定板を固定台の上側の段差面に固定した状態の洗浄ノズルの固定構造を示す側面図である。
【図2】 同じく、固定板を固定台の上側の段差面に固定した状態の洗浄ノズルの固定構造を示す正面図である。
【図3】 同じく、固定板を固定台の下側の段差面に固定した状態の洗浄ノズルの固定構造を示す側面図である。
【図4】 同じく、洗浄ノズルが洗浄水を噴出する位置と便座との位置関係を示す平面図である。
【図5】 同じく、平面形状の便座を使用したときの人体の姿勢を示す図である。
【図6】 同じく、傾斜形状の便座を使用したときの人体の姿勢を示す図である。
【図7】 同じく、洗浄ノズル固定構造の変更例である。
【図8】 同じく、図7の斜視図である。
【図9】 同じく、洗浄ノズル固定構造の変更例である。
【図10】 同じく、図9の斜視図である。
【図11】 所謂「セパレートタイプ」の便器に設置された従来の衛生洗浄装置を示す外観斜視図である。
【図12】 図11において、洗浄ノズルが洗浄水を噴出する位置と便座との位置関係を示す側面図である。
【図13】 図11において、洗浄ノズルが洗浄水を噴出する位置と便座との位置関係を示す平面図である。
【図14】 所謂「ワンピースタイプ」の便器の一例を示した外観斜視図である。
【図15】 所謂「ワンピースタイプ」の便器に設置された従来の衛生洗浄装置において、洗浄ノズルが洗浄水を噴出する位置と便座との位置関係を示す側面図である。
【図16】 所謂「ワンピースタイプ」の便器に設置された従来の衛生洗浄装置において、洗浄ノズルが洗浄水を噴出する位置と便座との位置関係を示す平面図である。
【符号の説明】
2 固定板
3 貫通孔
4 固定台
5,6 段差面
7,8 ネジ孔
9 固定ネジ
100 衛生洗浄装置
110 洗浄ノズル
113,122 便座
114 ベースプレート

Claims (3)

  1. 便座と、前記便座を回動自在に設けたベースプレートと、前記ベースプレートに対して固定された洗浄ノズルと、を備える衛生洗浄装置において、
    前記洗浄ノズルの固定位置が変更可能であること、
    前記洗浄ノズルに突設されるとともに、貫通孔が設けられた固定板と、
    前記ベースプレートに内設されるとともに、固定孔がそれぞれ設けられた段差面を形成した固定台と、
    前記貫通孔に挿通されるとともに前記固定孔に挿着されることにより、前記固定板を前記段差面に固定する固定部材と、を有すること、を特徴とする衛生洗浄装置。
  2. 請求項1に記載する衛生洗浄装置であって、
    前記段差面が平行関係にあること、を特徴とする衛生洗浄装置。
  3. 請求項に記載する衛生洗浄装置であって、
    前記段差面が交差関係にあること、を特徴とする衛生洗浄装置。
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