JP3640403B2 - 映像信号の色検出回路 - Google Patents

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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/64Circuits for processing colour signals
    • H04N9/68Circuits for processing colour signals for controlling the amplitude of colour signals, e.g. automatic chroma control circuits

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は建設機械などの産業機械装置類の運転に際し、特定色を検知して警報等を発する危険防止機構に関し、特に、映像信号の色検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
建設機械などの産業機械装置類を操作して作業を行う際に重要な点の一つに他の作業者や通行人に対する危険防止のための安全対策がある。特に、野外や街中で作業を行う建設作業では大型の移動機械装置が用いられており、作業中の装置の近傍等に多くの作業者や通行人が存在する場合が多い。例えば、クレーン車等の建設工事用の車両ではクレーンの先端近くや回転範囲内に人がいると危険なため、安全対策として見張り員による見張りやクレーンオペレータによる目視による安全確認を行いながら作業を行っているのが現状である。
【0003】
上記のような場合、オペレータや見張り員等の人による目視のみに頼る従来の安全対策では装置の近傍にいる他の作業者等を見落とすおそれがあるという問題点があった。そこで、装置の危険区域内にいる他の作業者等を検知し警報を発することができれば、上述のようなオペレータや見張り員等による見落としを補うことができ危険防止への寄与を期待することができる。
【0004】
このような問題点を解決するための技術として、特願平5−63500号に開示された映像信号の色成分抽出回路がある。特願平5−63500号の色成分抽出回路では、特定色(例えば、黄色成分)を抽出する場合にはAGC(自動利得制御回路)でレベルを一定とした上で、図11に示すようにNTSC信号の、
(1)輝度信号で一定値以上の領域(図11でE1で示す範囲)、
(2)副搬送波が一定値以上の振幅の領域(図11でE2で示す範囲)、
(3)副搬送波の位相がΦyellow±θの領域(図11でE3で示す範囲)、
を検出して、(1),(2)及び(3)を合成して黄の領域を決定した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特願平5−63500号の色成分抽出回路ではNTSC信号の色差成分は0.5MHzの帯域に制限されているので被写体の面積が小さいと色差信号として伝送されず検出することができなくなるという問題点があった。
【0006】
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、カラーテレビカメラの三原色信号を用いて特定の高彩度の色(三原色とその補色)を検出することで画面上の小面積の特定の色の検出をなし得る、映像信号の色検出回路を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために第1の発明による色検出回路は、カラー映像の三原色のうち、第1の色成分信号と第2の色瀬異聞信号と第3の色成分信号を入力信号とし、
前記第1の色成分信号と前記第2の色成分信号を加算する加算手段と、
前記第1の色成分信号と前記第2の色成分信号との差分信号を出力する第1の減算手段と、前記加算手段の出力を1/2に減衰する第1の1/2減衰器と、前記第1の1/2減衰器の出力と前記第3の色成分信号との差分信号を出力する第2の減算手段と、前記第1の減算手段の出力の絶対値を得る正値化手段と、前記正値化手段の出力を1/2に減衰する第2の1/2減衰器と、前記第2の減算手段の出力と前記第2の1/2減衰器の出力との差分信号を出力する第3の減算手段と、前記第3の減算手段の出力と基準値とを比較し比較結果に基づく信号を出力する信号比較出力手段と、を有することを特徴とする。
【0008】
第2の発明は上記第1の発明の映像信号の色検出回路において、更に、信号比較出力手段の出力から所定周波数以上の高周波成分信号を取り除く高周波除去手段を含むことを特徴とする。
【0009】
第3の発明は上記第1の発明の映像信号の色検出回路において、更に、信号比較出力手段の出力を所定時間積分する積分手段を含むことを特徴とする。
【0010】
第4の発明は、上記第1の発明乃至第3の発明の何れかの映像信号の色検出回路において、前記第1,第2及び第3の色成分信号を合成し合成信号を得る合成手段と、前記合成信号のピークレベルを検出するピーク検出手段と、前記ピークレベルを基準値と比較しその結果に基づき前記第1,第2及び第3の利得制御手段を制御する利得制御手段と、からなることを特徴とする。
【0011】
第5の発明は、上記第1の発明乃至第3の発明の何れかの映像信号の色検出回路において、第2の減算手段が第3の色成分信号から前記第1の1/2減衰器の出力を減算することを特徴とする。
【0012】
第6の発明は、カラー映像の三原色のうち、第1の色成分信号と第2の色成分信号と第3の色成分信号を入力信号とし、前記第1の色成分信号の利得を制御する第1の利得制御手段と、前記第2の色成分信号の利得を制御する第2の利得制御手段と、前記第3の色成分信号の利得を制御する第3の利得制御手段と、前記第1の色成分信号の利得をkとしたとき前記前記第2の利得を1−kとなるように前記第1の利得制御手段及び第2の利得制御手段を制御する制御手段と、前記第1の利得制御手段の出力と前記第2の利得制御手段の出力を加算する加算手段と、前記第1の利得制御手段の出力と前記第2の利得制御手段の出力との差分信号を出力する第1の減算手段と、前記加算手段の出力と前記第3の利得制御手段の出力との差分信号を出力する第2の減算手段と、前記第1の減算手段と出力の絶対値を得る正値化手段と、前記第2の減算手段の出力と前記正値化手段の出力との差分信号を出力する第3の減算手段と、前記第3の減算手段の出力と基準値とを比較し比較結果に基づく信号を出力する信号比較出力手段と、を有することを特徴とする。
【0013】
【作用】
上記構成により第1の発明による色検出回路は、
加算手段により第1の色成分信号と第2の色成分信号を加算し、第1の減算手段により第1の色成分信号と第2の色成分信号との差分信号を出力し、第1の1/2減衰器より加算手段の出力を1/2に減衰し、第2の減算手段により第1の1/2減衰器の出力と第3の色成分信号との差分信号を出力し、正値化手段により第1の減算手段の出力の絶対値を得て、第2の減衰器により正値化手段の出力を1/2に減衰し、第3の減算手段により前記第2の減算手段の出力と前記第2の1/2減衰器の出力との差分信号を出力し、信号比較出力手段により第3の減算手段の出力と基準値とを比較し比較結果に基づく信号を出力する。これにより、テレビ画面上の小面積の特定の色を検出する。
【0014】
第2の発明は上記第1の発明の映像信号の色検出回路において、更に、高周波除去手段により信号比較出力手段の出力から所定周波数以上の高周波成分信号を取り除き、微小な面積を検出際に生じる過敏な検出動作を防止する。これにより、テレビ画面上の小面積の特定の色を誤動作なく正しく検出する。
【0015】
第3の発明は上記第1の発明の映像信号の色検出回路において、更に、積分手段により信号比較出力手段の出力を所定時間積分する。これにより積分手段の出力を色検出回路の検出出力としてある時間内の特定色を検出する。
【0016】
第4の発明は上記第1の発明乃至第3の発明の何れかの映像信号の色検出回路において、合成手段により第1,第2及び第3の色成分信号を合成し合成信号を得て、ピーク検出手段により合成信号のピークレベルを検出し、利得制御手段によりピークレベルを基準値と比較しその結果に基づき前記第1,第2及び第3の利得制御手段を制御する。
【0017】
第5の発明は上記第1の発明乃至第3の発明の何れかの映像信号の色検出回路において、第2の減算手段が第3の色成分信号から前記第1の1/2減衰器の出力を減算することにより、三原色のある範囲の色相を検出する。
【0018】
第6の発明は第1の利得制御手段により第1の色成分信号の利得を制御し、第2の利得制御手段により第2の色成分信号の利得を制御し、第3の利得制御手段により第3の色成分信号の利得を制御し、制御手段により第1の色成分信号の利得をkとしたとき前記第2の利得を1−kとなるように前記第1の利得制御手段及び第2の利得制御手段を制御し、加算手段により第1の利得制御手段の出力と第2の利得制御手段の出力を加算し、第1の減算手段により第1の利得制御手段の出力と第2の利得制御手段の出力との差分信号を出力し、第2の減算手段により加算手段の出力と第3の利得制御手段の出力との差分信号を出力し、正値化手段により第1の減算手段と出力の絶対値を得て、第3の減算手段により第2の減算手段の出力と正値化手段の出力との差分信号を出力し、信号比較出力手段により、第3の減算手段の出力と基準値とを比較し比較結果に基づく信号を出力する。これにより、三原色の補色のある範囲の色相を検出する。
【0019】
【実施例】
〈実施例1〉
図1は発明に基づく色検出回路の一実施例の構成を示すブロック図であり、第2,第3及び第4の発明の場合も本実施例に含まれる。また、図2はNTSC信号の伝送帯域を示し、図3は黄色検出のベクトル図を示す。
【0020】
図2で、輝度信号EYが4.2MHzであるのに対し色差信号のうちEQは0.5MHzにすぎないので、画面上で微小面積の被写体については仮にそれが高彩度であっても検出することができない。
【0021】
例えば、建設作業現場での危険防止のため危険地区内にいる作業員をみつけるために、作業をモニタするカラーテレビカメラを用いて作業員のヘルメットや着衣の特定色(黄色)の部分を検出する場合、NTSC信号で処理すると色差信号が狭帯域のため広範囲を一度に監視することは困難である。すなわち、広角のレンズで撮像すれば監視範囲は広くなるが、画面全体としてはヘルメットや着衣の面積が小さくなるのでNTSC信号で高彩度のまま伝送することはできない。
【0022】
図1の色検出回路について述べる前に色表示と信号レベルについて説明する。マクスウエル三角形ではR(赤),G(緑),B(青)の三原色を頂点とする正三角形で色表示を行うが、本実施例では補色である、M(マゼンタ),C(シアン),Y(黄)も中心からの距離を等しく表示するため正六角形で色表示する(図3参照)。
【0023】
本実施例の正六角形表示では各頂点はR,G,B,M,C,Yであり、中心はW(無彩色(白))であり、各頂点は最明色(同一色相で同彩度では最も輝度が高いこと)とする。
【0024】
この場合のカメラ出力はER=EG=EB=1であり、R(赤)ではER=1,EG=0,EB=0、Y(黄)ではER=1,EG=1,EB=0、etc…である。
黄の場合を例にとると、黄色を表示する信号Eyellowを、
【0025】
【数1】
yellow=(1/2)(ER+EG)−EB (1)
で表わす。
【0026】
式(1)では最明色の場合に信号Eyellowの振幅は図3(a)に示すようになり、Yでは1.0となるものの両隣の色相G,Rでは0.5となりWでは0であり、C,Mでは−0.5、Bでは−1.0となるので、Yを分離するのにEyellow≧0.5とすると図3(a)でYGRY内の領域(網点で示す部分)となりR,Gも含まれる。Eyellow≧0.75とすると図3(a)で斜線で示す領域となりほぼ黄の領域を分離できるが彩度が低下してW(白)に多少近づくと検出できなくなる。そこで信号Eyellowを、
【0027】
【数2】
Figure 0003640403
で表わす。ここで、ER0はERを利得制御してその画面のW(白)をER=1、EG=1、EB=1とした場合の値である。
【0028】
図3(b)は式(2)を図示したものであり、Eyellow≧0.5が斜線の領域となるのでR,Gと充分分離しており、しかも多少黄の彩度が低くても分離可能となる。そこで、実施例では信号Eyellowの発生に式(2)を用いる。なお、本実施例は本発明に基づく色検出回路の実施例中の黄色(yellow)を検出する回路の例であるが、R(赤),G(緑),B(青)の順序を変更すれば、M(マゼンタ),C(シアン)の検出も可能である。例えば、図1の回路で利得制御回路1の入力をEB、利得制御回路2の入力をER、利得制御回路3を入力EGとすればCを検出することができる。
【0029】
図1で、1,2,3はカメラ出力信号であり、1は赤の色成分信号ERを、2は緑の色成分信号EGを、3は青の色成分信号EBとする。また、4,5,6は利得制御回路、7は加算回路、8はピーク検波回路、9は振幅比較回路、10は加算器、11,13,14は減算器、12は整流器であり正値化手段に相当し、15はスライサであり比較出力手段に相当し、16はLPF(ローパスフィルタ)であり高周波除去手段に相当し、17はスイッチ、18は積分器、19は出力信号、20,21は基準電圧、26,27は1/2減衰器である。
また、利得制御回路4,5,6、加算回路7、ピーク検波回路8、及び振幅比較回路9は利得制御手段を構成する。
【0030】
カメラ出力信号1,2,3(ER,EG,EB)を利得制御回路4,5,6に加える。加算回路7、ピーク検波回路8、及び振幅比較回路9は利得制御回路4,5,6の利得を合成値ESのピーク値が一定になるように等しく制御する。
【0031】
ここで、利得制御回路4,5,6のそれぞれの出力をER0,EG0,EB0としER0,EG0,EB0を加算回路7に加える。加算回路7は下記式(3)のESを実現するマトリックス加算器である。
【0032】
【数3】
ES=(1/3)(ER0+EG0+EB0) (3)
【0033】
次に、ピーク検波回路8で合成値ESのピーク検出を行い振幅比較回路9で基準電圧20と比較してその結果に応じて利得制御回路4,5,6の利得を一斉に制御する。
【0034】
これは利得制御回路4,5,6の出力ER0,EG0,EB0が画面の白か最明色のピークが1になるように制御するためのものである。例えば、白があればER0=1,EG0=1,EB0=1であり白でなくて赤のみであればER0=3,EG0=0,EB0=0である。
【0035】
利得制御回路4の出力ER0と利得制御回路5の出力EG0を加算器10で加算し1/2減衰器26に加えると、その出力は(1/2)(ER0+EG0)となる。そして、減算器13で減衰器26の出力から利得制御回路6の出力EB0を差し引いて前記数式(1)の演算を行い、その出力を減算器14に加える。
【0036】
一方、減算器11では利得制御回路4の出力ER0から利得制御回路5の出力EG0の減算を行いその出力を整流器12に加え|ER0−EG0|を得て、減衰器27で1/2にしてその出力を減算器14に加える。
減算器14では減算器13の出力から減衰器27の出力の減算を行い、その出力は、前記数式(2)を達成する。
減算器14の出力をスライサ15に加え基準電圧21以上の信号を取り出す。このとき基準値が0.5なら図3(b)の斜線の領域となる。スライサ15の出力は必要なら0,1として2値化してもよい。
【0037】
スライサ15の出力をLPF16に入力する。スイッチ17はLPF16の開/閉スイッチである。本実施例は微小面積の黄色の検出を目的としているが、あまりにも微小な面積をも検出するものとすると過敏な検出動作となる場合もあるので、LPF16を設け、スイッチ17によりLPF16を挿入して一定周波数以上の高周波成分を除く場合がある。したがって、求める微小面積に限界を設ける場合にはLPF16が必要となる。
【0038】
スイッチ17(或いはLPF16)の出力を色検出回路の検出出力とすると、例えば、テレビ画面の黄色の部分を表示できる。また、積分器18の出力を色検出回路の検出出力とすると、ある時間内の黄色の検出が可能となる。
【0039】
図4は通常用いる3チャンネル共通AGC(図1のAGC4〜6に相当)及び加算回路7〜振幅比較回路9の入出力波形図の例である。カメラ出力信号の赤色成分ERの波形を図4(a)とし、緑色成分EG波形を図4(b)とし、青色成分EB波形を図4(c)に示した波形とするとき、加算回路7の出力(合成信号)数式(3)の波形が図4(d)の実線で示す波形となる。振幅比較回路9が図4(d)のピーク値を一点鎖線で示す基準電圧20と比べて振幅の制御を行う。図4(a)〜(c)の波形の合成が図4(d)の実線で示す分布であるからAGC4〜6の制御により破線で示す大きさまで利得を増大することとなる。
【0040】
〈実施例2〉
図5は発明に基づく補色検出回路の一実施例の構成を示すブロック図であり、第6の発明に相当する。また、図6は利得制御の一例であり、図7は利得による黄の出力変化の説明図である。
【0041】
図5で、22は利得kの制御回路、23は利得(1−k)の制御回路を示し、その他の記号は図1で述べたと同様の構成および機能のブロックを示す。
黄色やC,Mのように補色の場合はカメラ出力が2チャンネルで等しいとは限らない。例えば、被写体のややオレンジがかった黄ではER>EGとなる。このような場合に備え、ある範囲の色相を選択するのが本実施例の補色検出回路である。
【0042】
図1(実施例1)と異なるのは利得制御回路22,23であり、利得制御回路22はk倍の利得を、利得制御回路23は(1−k)倍の利得をとる。言い替えれば、ER=EGならば利得制御回路22,23による利得の和は一定となる。この回路22,23として具体的には図6に示すような連動可変抵抗24,25を用いると連動可変抵抗24の出力はkERとなり、連動可変抵抗25の出力は(1−k)EGとなるので図5の色検出回路により合成が可能となる。
【0043】
数式(2)から、数式(4)
【数4】
Figure 0003640403
を得ることができる。
【0044】
図5で、カメラ出力信号1,2,3(ER,EG,EB)を利得制御回路4,5,6に加える。
例えば、利得制御回路4の出力ER0を連動可変抵抗24を経て得たkER0と利得制御回路5の出力EG0を連動可変抵抗25を経て得た(1−K)EG0とを加算器10で加算して、減算器13で減衰器26の出力から利得制御回路6の出力EB0を差し引いてその出力を減算器14に加える。
【0045】
一方、減算器11では、連動可変抵抗24の出力ER0から連動可変抵抗25の出力(1−k)EG0の減算を行い、その出力を整流器12に加え|kER0−(1−k)EG0|を得て、その出力を減算器14に加える。
減算器14では減算器13の出力から整流器12の出力の減算を行う。これにより減算器14の出力は上記数式(4)を達成する。
【0046】
以下、図1の場合と同様に減算器14の出力をスライサ15に加え基準電圧21以上の信号を取り出す。スライサ15の出力は必要なら0,1として2値化してもよい。
【0047】
図7はG,Y,Rの数式(2)と数式(4)のEyellowの表示である。数式(2)数式(4)でk=0.5とすればよい。
k=0.5では図7の実線部分のようにEyellowはY(ER=EG)でピークの1.0となる。K=0.6(オレンジがかった黄)をとると破線部分のようにピークはY’になる。基準電圧21でEyellow≧0.5を取り出すとY’ではピークが0.5と小さくなるがオレンジがかった黄を中心に検出することができる。
【0048】
〈実施例3〉
図8は発明に基づく原色検出回路の一実施例の構成を示すブロック図であり、第5の発明に相当する。また、図9は青検出のベクトル図であり、図10は三原色及び補色検出のベクトル図である。
三原色(R,G,B)の場合にある範囲の色相を選択するのが本実施例の原色検出回路であり、原色検出回路の構成は図1とほぼ同様の構成でよい。例としてY(黄)と補色関係にあるB(青)の検出例を図8に示す。
【0049】
図8で、28は減算器であり図1の減算器13とは極性が逆相である。その他の記号は図1で述べたと同様の構成および機能のブロックを示すので説明を省略する。
【数5】
Figure 0003640403
数式(5)は数式(2)に比べて第1項と第2項が入れ替わっただけである。したがって、B(青)の検出は図1の減算器13の入力の極性を反対にして減算器28とするだけでよい。
【0050】
図9はB(青)の検出のベクトル表示であり、斜線の部分が数式(5)でEBLUE≧0.5とした場合でありC,Mとの分離、更にやや低彩度の青も検出可能である。
三原色と対応するC,M,Yの補色を図1,図8と同様の構成の色成分検出器で検出すると図10に示すベクトル表示となる。ここでは各検出出力≧0.5としたので0.5のところで補色と原色とが接するが、仮に、検出出力≧0.7とすれば図10の破線で示す部分のように分離することも可能である。
なお、実施例2では図示しなかったが、図5の補色成分検出器でも図8とほぼ同様に三原色と対応するC,M,Yの補色を検出することができる。
【0051】
以上説明したように本発明によれば、カラーカメラの広帯域信号を用いて被写体の三原色やその補色を検出することができる。
上記により、第1,第2及び第3の発明の映像信号の色成分検出回路によれば、カラーテレビカメラの映像信号(NTSC信号)から画面のなかで特定色(実施例では黄色となる部分であるがこの色に限られない)を検出することができるので、必要に応じて特定色の検出信号(実施例では出力信号19)を警報装置に接続し危険区域内にいる作業員等に警報や警告を報知したり、運転室内のオペレータや見張り員に注意を喚起することができる。また、場合によっては装置の運転停止や危険回避動作を行わせることも可能である。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように第1乃至第6の発明によれば、カラーカメラの広帯域信号を用いて被写体の三原色やその補色を検出することができる。
例えば、クレーン(建設機械)にカラーカメラを設け、広角レンズで広い視野の中での作業員のヘルメットや着衣の特定色(例えば、黄)を検出することができるので、作業の安全性の向上に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の色検出回路の一実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】NTSC信号の伝送帯域を示す。
【図3】黄色検出のベクトル図を示す。
【図4】3チャンネル共通AGCの入出力波形図の例である。
【図5】本発明の補色検出回路の一実施例の構成を示すブロック図である。
【図6】利得制御の一例である。
【図7】利得による黄の出力変化の説明図である。
【図8】本発明の原色検出回路の一実施例の構成を示すブロック図である。
【図9】青検出のベクトル図である。
【図10】三原色及び補色検出のベクトル図である。
【図11】従来技術により抽出される黄色信号の範囲を示す説明図である。
【符号の説明】
4,5,6 利得制御回路(利得制御手段)
7 加算回路(利得制御手段;合成手段)
8 ピーク検波回路(利得制御手段)
9 振幅比較回路(利得制御手段)
10 加算器
11,13,14 減算器
12 整流器(正値化手段)
15 スライサ(比較出力手段)
16 ローパスフィルタ(高周波除去手段)
18 積分器
20,21 基準電圧
22 利得(k)の制御回路
23 利得(1−k)の制御回路
26,27 1/2減衰器

Claims (6)

  1. カラー映像の三原色のうち、第1の色成分信号と第2の色成分信号と第3の色成分信号を入力信号とし、
    前記第1の色成分信号と前記第2の色成分信号を加算する加算手段と、
    前記第1の色成分信号と前記第2の色成分信号との差分信号を出力する第1の減算手段と、
    前記加算手段の出力を1/2に減衰する第1の1/2減衰器と、
    前記第1の1/2減衰器の出力と前記第3の色成分信号との差分信号を出力する第2の減算手段と、
    前記第1の減算手段の出力の絶対値を得る正値化手段と、
    前記正値化手段の出力を1/2に減衰する第2の1/2減衰器と、
    前記第2の減算手段の出力と前記第2の1/2減衰器の出力との差分信号を出力する第3の減算手段と、
    前記第3の減算手段の出力と基準値とを比較し比較結果に基づく信号を出力する信号比較出力手段と、
    を有することを特徴とする映像信号の色検出回路。
  2. 請求項1記載の映像信号の色検出回路において、更に、信号比較出力手段の出力から所定周波数以上の高周波成分信号を取り除く高周波除去手段を含むことを特徴とする映像信号の色検出回路。
  3. 請求項1記載の映像信号の色検出回路において、更に、信号比較出力手段の出力を所定時間積分する積分手段を含むことを特徴とする映像信号の色検出回路。
  4. 請求項1乃至3項の何れか1項記載の映像信号の色検出回路において、
    前記第1,第2及び第3の色成分信号を合成し合成信号を得る合成手段と、
    前記合成信号のピークレベルを検出するピーク検出手段と、
    前記ピークレベルを基準値と比較しその結果に基づき前記第1,第2及び第3の利得制御手段を制御する利得制御手段と、
    からなることを特徴とする映像信号の色検出回路。
  5. 請求項1乃至3項の何れか1項記載の映像信号の色検出回路において、第2の減算手段が第3の色成分信号から前記第1の1/2減衰器の出力を減算することを特徴とする映像信号の色検出回路。
  6. カラー映像の三原色のうち、第1の色成分信号と第2の色成分信号と第3の色成分信号を入力信号とし、
    前記第1の色成分信号の利得を制御する第1の利得制御手段と、
    前記第2の色成分信号の利得を制御する第2の利得制御手段と、
    前記第3の色成分信号の利得を制御する第3の利得制御手段と、
    前記第1の色成分信号の利得をkとしたとき前記前記第2の利得を1−kとなるように前記第1の利得制御手段及び第2の利得制御手段を制御する制御手段と、
    前記第1の利得制御手段の出力と前記第2の利得制御手段の出力を加算する加算手段と、
    前記第1の利得制御手段の出力と前記第2の利得制御手段の出力との差分信号を出力する第1の減算手段と、
    前記加算手段の出力と前記第3の利得制御手段の出力との差分信号を出力する第2の減算手段と、
    前記第1の減算手段と出力の絶対値を得る正値化手段と、
    前記第2の減算手段の出力と前記正値化手段の出力との差分信号を出力する第3の減算手段と、
    前記第3の減算手段の出力と基準値とを比較し比較結果に基づく信号を出力する信号比較出力手段と、
    有することを特徴とする映像信号の色検出回路。
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