JP3640344B2 - 移動通信システムにおける基地局設置位置情報の誤り検出方法及びシステム - Google Patents
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【発明の属する技術分野】
本発明は、移動通信システムにおける基地局の設置位置情報の誤りを検出する方法およびシステムに関し、より詳細には、複数の基地局と通信を行う移動機から複数の基地局識別子を受信し、基地局識別子に応じた基地局の設置位置情報を基地局設置位置情報データベースより取得し、設置位置情報から求まる基地局間の距離を用いて設置位置情報の誤りを検出する移動通信システムにおける基地局設置位置情報の誤り検出方法及びシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
移動通信システムにおける基地局の設置位置情報は、設備の保守を行う上で重要であるとともに、移動機の位置情報を加入者に提供するサービスに適用することが考えられ、精度の高い位置情報が求められている。そこで、基地局設置位置情報の誤り検出方法として、例えば、基地局設置位置情報データベースに格納された基地局の設置位置を示す位置情報と、対象とする基地局から送信される基地局識別子とを用いる方法がある。測定者は、対象とする基地局の設置位置において、GPS(Global Positioning System)等の測位機器を用いて測位し保守者に通知する。同時に、測定者は移動機から発呼し、対象とする基地局から送信される基地局固有の基地局識別子を、保守者に通知する。保守者は、通知された基地局識別子から基地局設置位置情報データベースに保存されている基地局の設置位置を取得し、測定者から通知された測位結果と照合することで、基地局設置位置情報の誤り検出を行うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
基地局の設置位置情報は、サービスエリア内全ての基地局について、精度の高い位置情報が求められる。従来の方法は、基地局それぞれの設置位置を測位し、かつ基地局識別子を取得して、基地局設置位置情報データベースに格納された値と照合しているため確実な検出が可能となる。
【0004】
しかしながら、1回の測位で1つの基地局の設置位置情報の正誤判定を行うことができるのみで、多数の基地局の誤り検出を行うには、多大な人的稼動を必要とするという問題があった。
【0005】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、人的稼動が小さく計算効率の良い基地局設置位置情報の誤り検出方法及びそのシステムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、このような目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、移動通信システムにおける基地局の設置位置を示す基地局設置位置情報を格納した基地局設置位置情報データベースの基地局設置位置情報の誤り検出方法において、前記基地局を特定する基地局識別子を受信する受信ステップと、前記基地局識別子に応じた基地局の前記設置位置情報を前記基地局設置位置情報データベースより取得する取得ステップと、複数の前記基地局識別子に応じた基地局の前記設置位置情報から前記基地局間の距離を求め、該距離があらかじめ設定された基準値以上となるとき、前記距離を求めた前記基地局の前記設置位置情報のいずれかが誤りであると判定する判定ステップとを備えることを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の発明は、前記判定ステップは、複数の前記基地局識別子に応じた基地局の1つを代表基地局として選択し、該代表基地局と前記基地局との距離を求め、該距離があらかじめ設定された基準値未満となる前記基地局を同一の集合に属するものとし、複数の前記基地局識別子に応じた基地局の全てを前記集合のいずれか1つに属するものとし、複数の前記基地局識別子に応じた基地局を1以上の前記集合に分ける集合分けステップと、該集合分けステップで分けられた1以上の前記集合に基づいて、前記基地局の前記設置位置情報が誤りであると判定する集合判定ステップとを備えることを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載の発明は、前記集合判定ステップは、前記集合に属する基地局数が最多である集合が唯一であり、かつ受信された基地局総数に対する前記集合に属する基地局数の割合が、あらかじめ設定された閾値以上である場合に、前記集合に属さない前記基地局の前記設置位置情報を誤りであると判定し、前記集合判定ステップは、前記集合に属する基地局数が最多である集合が複数であり、または受信された基地局総数に対する前記集合に属する基地局数の割合が、あらかじめ設定された閾値を越えない場合に、複数の前記基地局識別子に応じた基地局の全ての前記設置位置情報に誤りの可能性があると判定することを特徴とする。
【0009】
請求項4に記載の発明は、前記集合判定ステップは、複数の前記基地局識別子に応じた基地局の前記設置位置情報のうち1つの設置位置情報が、あらかじめ定められた設置位置情報のいずれかと一致する場合には、前記1つの設置位置情報を前記集合に含めないことを特徴とする。
【0010】
請求項5に記載の発明は、前記集合分けステップは、複数の前記基地局識別子に応じた基地局の前記設置位置情報から取得した設置位置が、あらかじめ定められた範囲内にない場合には、前記設置位置情報を誤りと判定することを特徴とする。
【0011】
請求項6に記載の発明は、移動通信システムにおける基地局の設置位置を示す基地局設置位置情報を格納した基地局設置位置情報データベースの基地局設置位置情報の誤り検出システムにおいて、前記基地局を特定する基地局識別子を送信する移動機と、該移動機から複数の前記基地局識別子を受信し、前記基地局識別子に応じた基地局の前記設置位置情報を前記基地局設置位置情報データベースより取得し、前記設置位置情報の誤りを判定する誤り検出装置とを備えたことを特徴とする。
【0012】
請求項7に記載の発明は、前記誤り検出装置は、複数の前記基地局識別子に応じた基地局の前記設置位置情報から前記基地局間の距離を求め、該距離があらかじめ設定された基準値以上となるとき、前記距離を求めた前記基地局の前記設置位置情報のいずれかが誤りであると判定する判定手段を備えたことを特徴とする。
【0013】
請求項8に記載の発明は、前記判定手段は、複数の前記基地局識別子に応じた基地局の1つを代表基地局として選択し、該代表基地局と前記基地局との距離を求め、該距離があらかじめ設定された基準値未満となる前記基地局を同一の集合に属するものとし、複数の前記基地局識別子に応じた基地局の全てを前記集合のいずれか1つに属するものとし、複数の前記基地局識別子に応じた基地局を1以上の前記集合に分ける集合分け手段と、該集合分け手段で分けられた1以上の前記集合に基づいて、前記基地局の前記設置位置情報が誤りであると判定する集合判定手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】
請求項9に記載の発明は、前記集合判定手段は、前記集合に属する基地局数が最多である集合が唯一であり、かつ受信された基地局総数に対する前記集合に属する基地局数の割合が、あらかじめ設定された閾値以上である場合に、前記集合に属さない前記基地局の前記設置位置情報を誤りであると判定し、前記集合判定手段は、前記集合に属する基地局数が最多である集合が複数であり、または受信された基地局総数に対する前記集合に属する基地局数の割合が、あらかじめ設定された閾値を越えない場合に、複数の前記基地局識別子に応じた基地局の全ての前記設置位置情報に誤りの可能性があると判定することを特徴とする。
【0015】
請求項10に記載の発明は、前記集合判定手段は、複数の前記基地局識別子に応じた基地局の前記設置位置情報のうち1つの設置位置情報が、あらかじめ定められた設置位置情報のいずれかと一致する場合には、前記1つの設置位置情報を前記集合に含めないことを特徴とする。
【0016】
請求項11に記載の発明は、前記集合分け手段は、複数の前記基地局識別子に応じた基地局の前記設置位置情報から取得した設置位置が、あらかじめ定められた範囲内にない場合には、前記設置位置情報を誤りと判定することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明する。
【0018】
図1は、本発明にかかる基地局設置位置情報の誤り検出システムの一例を示すブロック構成図である。有線網18に接続された基地局12,14,16と、移動機10によって構成された移動通信システムにおいて、誤り検出システムは、有線網18に接続された誤り検出装置20と、基地局識別子に対応した基地局設置位置情報(例えば、緯度・経度)を格納した基地局設置位置情報データベース28と、保守監視装置30とから構成されている。本実施例においては、移動機10が3つの基地局12,14,16から電波を受信している例を示しており、この3つの基地局が誤り検出対象の基地局となる。誤り検出装置20は、移動機10からの基地局識別子を受信する受信部22と、基地局設置位置情報データベース28から基地局設置位置情報を取得する取得部24と、取得部24の出力結果から位置情報の誤りを判定する誤り検出部26とから構成されている。本実施例においては、誤り検出装置20を有線網18に接続された独立の装置として示しているが、誤り検出装置20の機能を、有線網内、基地局内、もしくは移動機内に持たせる構成も考えられる。
【0019】
このような構成により、移動機10と基地局12,14,16との間で信号の送受信を行い、基地局12,14,16それぞれに対応する各基地局固有の基地局識別子を移動機10で取得する。移動機10は、無線チャネルが確立された基地局(図1の例では基地局12)を通して、取得した3つの基地局の基地局識別子を報告部11から誤り検出装置20へ送信する。誤り検出装置20の受信部22は、移動機10が送信した3つの基地局の基地局識別子を受信する。取得部24は、受信部22から取得した基地局識別子を牽引文字として、基地局識別子に対応した基地局設置位置情報を基地局設置位置情報データベース28から取得する。誤り検出部26は、取得部24で取得した基地局設置位置情報を参照して誤り検出を行う。誤り検出部26で、誤っていると判定された基地局設置位置情報は、保守監視装置30から取り出すことができ、メンテナンスに反映することができる。
【0020】
図2は、移動機で基地局識別子を受信した基地局の配置例を示した図である。ここでは、移動機で基地局識別子を受信した基地局数が5個の場合を考える。図2は、移動機から報告された基地局CS1〜CS5の設置位置情報により、基地局の設置位置を示したものである。以下に、基地局設置位置の誤り検出方法の具体例について説明する。移動機は、5個の基地局CS1〜CS5の基地局識別子CS−ID1〜CS−ID5を誤り検出装置へ送信する。誤り検出装置は、基地局識別子CS−ID1〜CS−ID5を基に、各基地局の設置位置情報(x1,y1)〜(x5,y5)を基地局設置位置情報データベースより取得する。誤り検出装置は、これら設置位置情報から基地局間の距離を求め、当該距離があらかじめ設定される基準値未満であるか否かを、基地局CS1〜CS5における全ての組合せで判定する。本実施例では基準値として、基地局間の距離を求めようとする双方の基地局からの最大電波伝搬距離の和とした。最大電波伝搬距離とは、移動機が基地局からの信号を認識できる範囲で、基地局から最も離れた距離のことである。
【0021】
すなわち、誤り検出装置によって求められた基地局間の距離が、基準値よりも大きいということは、双方の基地局からの最大電波伝搬距離の和よりも大きいということである。従って、本来なら移動機は、どちらかの基地局または双方の基地局から基地局識別子を受信できないはずである。それにもかかわらず、移動機から誤り検出装置に基地局識別子を送信してきたということは、どちらかの基地局または双方の基地局に対応する基地局設置位置情報データベースに格納された設置位置情報が誤っている可能性が高い。このような相対的な判定を、各々の基地局間で繰り返した後、各基地局ごとに、他の基地局との距離が基準値未満となる基地局の数と、自局も含めた基地局総数に対しての割合を求め、この割合が、あらかじめ設定された閾値以上であれば基地局の設置位置は正しいと判定し、閾値未満であれば誤りであると判定する。
【0022】
図3は、本発明にかかる基地局設置位置情報の誤り検出方法において、図2の基地局配置例から判定される互いの距離の関係を表に示した図である。基地局CS1〜CS5相互の距離を求め、基準値との比較から判定した結果である。図3の1行目は、CS1とCS2との距離、CS1とCS3との距離が基準値未満であり、CS1とCS4との距離、CS1とCS5との距離は基準値以上であることを示している。従って、CS1は、自局も含めて対象となる基地局総数(5基地局)に対して、60%(5分の3)の割合で互いの距離が基準値未満となる。同様に図3の4行目は、CS4とCS5との距離が基準値未満であり、CS4とCS1との距離、CS4とCS2との距離、CS4とCS3との距離が基準値以上であることを示している。従って、CS4は、自局も含めて対象となる基地局総数に対して、40%(5分の2)の割合で互いの距離が基準値未満となる。例えば、誤り判定に用いる上記閾値が50%であるとすると、CS1,CS2,CS3における上記割合が閾値以上となり、設置位置が正しいと判定され、CS4,CS5の設置位置は誤りであると判定される。
【0023】
図4は、本発明にかかる基地局設置位置情報の誤り検出方法の一例を示したフローチャートである。移動機で基地局識別子を受信した基地局数が5個(CS1〜CS5)の場合を考える。これら基地局は、所属する集合が未決定の基地局であり、基地局相互の距離を導出する対象となる基地局である。図4に示したa1,a2,a3,a4は結合子であり、ここに結合されるフローについては後述する。
【0024】
最初に、基地局CS1〜CS5の中から任意の1基地局を選択し代表基地局とする(S1)。ここでは基地局CS1を代表基地局とする。次に、代表基地局CS1以外の基地局(例えばCS2)を選択し、代表基地局CS1との距離を求める(S2)。代表基地局CS1と基地局CS2との距離が、基準値未満であるか否かを判定し(S3)、基準値未満であれば、基地局CS2が代表基地局CS1と同じ集合に属すると判定する(S4)。一方、代表基地局CS1と基地局CS2との距離が基準値以上であれば、基地局CS2は、所属する集合が未決定であるとする(S5)。この判定を、代表基地局CS1以外の全ての基地局に対して行う(S6)。所属する集合が未決定である基地局がある場合(S7)は、所属する集合が未決定である基地局の中から、さらに任意の1基地局を代表基地局として新たに選択し(S1)、所属する集合が未決定である基地局の中から新たに選択された代表基地局と同一集合に属する基地局を求める。なお、結果として分けられた集合には、1つの基地局しか所属しない集合もある。
【0025】
例えば、CS1を代表基地局として求めた集合をGN1={CS1,CS2,CS3}とする。ここで、CS4とCS5は代表基地局CS1とは異なる集合に属すると判定されている。そこで、例えばCS4を新たな代表基地局として、CS1と異なる集合に属する他の基地局(CS5)との距離を求め、CS4と同一集合に属するか否かの判定を行う。このようにして、移動機で基地局識別子を受信した基地局全てがいずれかの集合に属するまで上述した処理を繰り返す(S7)。例えばCS5がCS4と同一集合と判断された場合、この集合はGN2={CS4,CS5}となり、集合分けは終了する。誤り検出装置は、このようにして分けられた集合を用いて正誤判定を行う(S8)。
【0026】
図5は、本発明における基地局設置位置情報の誤り検出方法の、集合を用いた正誤判定方法の一例を示すフローチャートである。図4に示した正誤判定(S8)に相当し、図4において結合子a3から出て、結合子a4へ戻るまでのフローを示す。図5に示したa5,a6は結合子であり、ここに結合されるフローについては後述する。最初に、上述したように分けられた集合の各々に属する基地局数を数え、所属する基地局数が最多である集合が、唯一であるか複数であるかを確認する(S10)。唯一である場合は、全集合の基地局総数に対して、所属する基地局数が最多である集合の基地局数がどの程度の割合で占められているかを求め、その割合が閾値以上であるか否かを判定する(S11)。閾値以上であれば、所属する基地局数が最多である集合に属さない基地局設置位置を誤り情報とする(S12)。一方、所属する基地局数が最多である集合が複数ある場合、および所属する基地局数が最多である集合が唯一であっても、所属する基地局数が最多である集合に属する基地局数が全基地局数に対して占める割合が閾値未満であれば、全ての基地局設置位置情報に誤りの可能性があると判定する(S13)。すなわち、いずれの集合についても正誤判定ができないため、誤りのある集合を特定できないので、誤りの可能性があるという判定に止まる。
【0027】
上述した例においては、集合GN1には3つの基地局が、集合GN2には2つの基地局が属している。このとき、最大基地局数を有する集合はGN1であり、唯一である。ここで、GN1の基地局数(3基地局)が全集合の基地局総数(5基地局)に対して占める割合は60%(5分の3)である。例えば、閾値が50%であるとすると、60%の基地局が占めるGN1に属する基地局の設置位置情報が正しい情報であるとされ、それ以外の基地局であるGN2に属する基地局の設置位置情報は誤った情報であると判定される。また、例えば、閾値が70%であるとすると、全ての基地局の設置位置情報を、誤りの可能性があると判定される。
【0028】
図6は、本発明における基地局設置位置情報の誤り検出方法の、集合を用いた正誤判定におけるパターン照合の一例を示すフローチャートである。図5において、全ての設置位置情報が誤った情報であると判定する前に、パターン化されている情報群と照合して、パターン化されているものを集合から除外した上で、再度上述した閾値を用いた判定を行う。パターン化されている情報群とは、例えば、仮設置された基地局、または竣工前に暫定的に位置情報が与えられている基地局等の情報をいう。
【0029】
本実施例における誤り検出方法は、図5の結合子a5から出て、結合子a6へ戻るまでの検出方法である。パターンとの比較は1回だけで十分であるので、結合子a5を通るのは初めてか否かを判定する(S20)。初めてであれば、基地局識別子を受信した基地局の中から1つの基地局を選択し(S21)、誤りパターンの情報群と比較し(S22)、一致するものは集合から除外する(S23)。例えば、基地局CS4の設置位置情報(x4,y4)が、パターン情報群のひとつと一致して集合から除外され、GN1={CS1,CS2,CS3}、GN2={CS5}となったとする。最多基地局数(3基地局)を有する集合GN1が集合から除外されなかった基地局総数(4基地局)に対して75%(4分の3)の割合を占めるので、閾値が70%の場合、GN1の基地局が正しい設置位置情報の基地局と判定され、GN2の基地局CS5およびパターン群に一致した基地局CS4が誤った設置位置情報と判定される。なお、パターンと比較して、全ての基地局がパターンと一致した場合(S25)は、閾値を用いた判定を行うフローには戻らずに、全ての基地局設置位置情報に誤りの可能性があると判定する(S13)。
【0030】
図7は、本発明にかかる基地局設置位置情報の誤り検出方法の、設置位置情報の事前検証の一例を示すフローチャートである。上述した正誤判定を行う前に、基地局の設置位置情報の中に、設置位置としてあり得ない位置となっている情報が含まれている場合、その情報を誤り情報として、正誤判定の対象から外すものである。図4において結合子a1から出て、a2へ戻るまでのフローを示す。基地局識別子を受信した基地局の中から1つの基地局を選択し(S30)、この基地局の設置位置情報が正常範囲にあるか否か判定を行う(S31)。正常範囲外であれば、集合分けの対象外とし(S32)、正常範囲内であれば、集合分けの対象とする(S33)。例えば、基地局の設置位置がa≦x≦b、c≦y≦dの範囲に限定されているとき、受信された基地局CS1の設置位置(x1,y1)が、x1<aの範囲にあった場合、基地局CS1は集合分けの対象外とする(S32)。全ての基地局に対して、設置位置情報の検証を行い(S34)、全ての基地局が集合分けの対象外となった場合(S35)は、集合分けによる正誤判定を行わずに、全ての基地局設置位置情報に誤りの可能性があると判定する(S13)。
【0031】
上述したように、移動機が受信することが出来た基地局識別子を、誤り検出装置で受信することにより、基地局設置位置情報データベースに格納された基地局設置位置情報の誤り検出を行うことができる。基地局それぞれの設置位置を測位する必要がなく、誤りと判定された基地局設置位置情報を有する基地局についてのみ位置情報の訂正を行えばよく、メンテナンスの効率化を図ることができる。
【0032】
本発明を適用するサービスの一例として、移動機の位置情報を加入者に提供する位置情報サービスが考えられる。位置情報サービスは、例えば、移動機と、複数の基地局と、位置情報センタとから構成される。位置情報の取得が要求された移動機は、周囲の基地局からの信号を受信し、各基地局に対応する受信信号の電界強度と基地局識別子を位置情報センタへ報告する。位置情報センタは、基地局識別子を用いて基地局設置位置情報データベースから基地局設置位置を引き出し、設置位置及び報告された受信電界強度を用いて位置推定を行い、推定位置を位置情報の取得が要求された移動機へ報告する。以上が位置情報サービスの概要であるが、上記位置情報センタへ報告される基地局識別子は本発明においても用いられる。
【0033】
そこで、位置情報センタ内の装置に、本発明における誤り検出装置とのインタフェースを持たせることで、本発明の誤り検出方法を用いることができる。基地局設置位置情報データベースは、共通のデータベースを使用することができる。この場合、基地局設置位置情報の誤り検出を行うために人的動員をかける必要はなく、位置情報サービスの利用者が本発明の誤り検出を同時に行うことになる。さらに、移動機の位置推定を行う際に、基地局設置位置を用いるため、本発明の誤り検出方法を位置推定の前段で適用することにより、設置位置が誤っている場合は、その基地局情報を使用しないことで位置推定精度の向上が期待される。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、基地局を特定する基地局識別子を送信する移動機と、移動機から複数の基地局識別子を受信し、基地局識別子に応じた基地局の設置位置情報を基地局設置位置情報データベースより取得し、設置位置情報の誤りを判定する誤り検出装置とを備えたので、移動機で受信され自動的に報告される基地局識別子を用いることにより、人的稼動の小さい基地局設置位置情報の誤り検出が可能となる。また、基地局間の距離を最低1つの基地局に対してのみ求めることで、情報総数に対して誤情報が含まれている割合が少なく、互いの距離で判定される関係が同じである集合が独立していることの多い情報群に対して、従来方式と同等の精度を保持しつつ、計算効率の良い基地局設置位置情報の誤り検出を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる基地局設置位置情報の誤り検出システムの一例を示すブロック構成図である。
【図2】移動機で基地局識別子を受信した基地局の配置例を示した図である。
【図3】本発明にかかる基地局設置位置情報の誤り検出方法において、図2の基地局配置例から判定される互いの距離の関係を表に示した図である。
【図4】本発明にかかる基地局設置位置情報の誤り検出方法の一例を示したフローチャートである。
【図5】本発明にかかる基地局設置位置情報の誤り検出方法の、集合を用いた正誤判定方法の一例を示すフローチャートである。
【図6】本発明にかかる基地局設置位置情報の誤り検出方法の、集合を用いた正誤判定におけるパターン照合の一例を示すフローチャートである。
【図7】本発明にかかる基地局設置位置情報の誤り検出方法の、設置位置情報の事前検証の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 移動機
11 報告部
12,14,16 基地局
18 有線網
20 誤り検出装置
28 基地局設置位置情報データベース
30 保守監視装置
22 受信部
24 取得部
26 誤り検出部
Claims (11)
- 移動通信システムにおける基地局の設置位置を示す基地局設置位置情報を格納した基地局設置位置情報データベースの基地局設置位置情報の誤り検出方法において、
前記基地局を特定する基地局識別子を受信する受信ステップと、
前記基地局識別子に応じた基地局の前記設置位置情報を前記基地局設置位置情報データベースより取得する取得ステップと、
複数の前記基地局識別子に応じた基地局の前記設置位置情報から前記基地局間の距離を求め、該距離があらかじめ設定された基準値以上となるとき、前記距離を求めた前記基地局の前記設置位置情報のいずれかが誤りであると判定する判定ステップと
を備えることを特徴とする基地局設置位置情報の誤り検出方法。 - 前記判定ステップは、
複数の前記基地局識別子に応じた基地局の1つを代表基地局として選択し、該代表基地局と前記基地局との距離を求め、該距離があらかじめ設定された基準値未満となる前記基地局を同一の集合に属するものとし、複数の前記基地局識別子に応じた基地局の全てを前記集合のいずれか1つに属するものとし、複数の前記基地局識別子に応じた基地局を1以上の前記集合に分ける集合分けステップと、
該集合分けステップで分けられた1以上の前記集合に基づいて、前記基地局の前記設置位置情報が誤りであると判定する集合判定ステップと
を備えることを特徴とする請求項1に記載の基地局設置位置情報の誤り検出方法。 - 前記集合判定ステップは、前記集合に属する基地局数が最多である集合が唯一であり、かつ受信された基地局総数に対する前記集合に属する基地局数の割合が、あらかじめ設定された閾値以上である場合に、前記集合に属さない前記基地局の前記設置位置情報を誤りであると判定し、
前記集合判定ステップは、前記集合に属する基地局数が最多である集合が複数であり、または受信された基地局総数に対する前記集合に属する基地局数の割合が、あらかじめ設定された閾値を越えない場合に、複数の前記基地局識別子に応じた基地局の全ての前記設置位置情報に誤りの可能性があると判定することを特徴とする請求項2に記載の基地局設置位置情報の誤り検出方法。 - 前記集合判定ステップは、複数の前記基地局識別子に応じた基地局の前記設置位置情報のうち1つの設置位置情報が、あらかじめ定められた設置位置情報のいずれかと一致する場合には、前記1つの設置位置情報を前記集合に含めないことを特徴とする請求項2に記載の基地局設置位置情報の誤り検出方法。
- 前記集合分けステップは、複数の前記基地局識別子に応じた基地局の前記設置位置情報から取得した設置位置が、あらかじめ定められた範囲内にない場合には、前記設置位置情報を誤りと判定することを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1項に記載の基地局設置位置情報の誤り検出方法。
- 移動通信システムにおける基地局の設置位置を示す基地局設置位置情報を格納した基地局設置位置情報データベースの基地局設置位置情報の誤り検出システムにおいて、
前記基地局を特定する基地局識別子を送信する移動機と、
該移動機から複数の前記基地局識別子を受信し、前記基地局識別子に応じた基地局の前記設置位置情報を前記基地局設置位置情報データベースより取得し、前記設置位置情報の誤りを判定する誤り検出装置と
を備えたことを特徴とする基地局設置位置情報の誤り検出システム。 - 前記誤り検出装置は、複数の前記基地局識別子に応じた基地局の前記設置位置情報から前記基地局間の距離を求め、該距離があらかじめ設定された基準値以上となるとき、前記距離を求めた前記基地局の前記設置位置情報のいずれかが誤りであると判定する判定手段を備えたことを特徴とする請求項6に記載の基地局設置位置情報の誤り検出システム。
- 前記判定手段は、
複数の前記基地局識別子に応じた基地局の1つを代表基地局として選択し、該代表基地局と前記基地局との距離を求め、該距離があらかじめ設定された基準値未満となる前記基地局を同一の集合に属するものとし、複数の前記基地局識別子に応じた基地局の全てを前記集合のいずれか1つに属するものとし、複数の前記基地局識別子に応じた基地局を1以上の前記集合に分ける集合分け手段と、
該集合分け手段で分けられた1以上の前記集合に基づいて、前記基地局の前記設置位置情報が誤りであると判定する集合判定手段と
を備えたことを特徴とする請求項7に記載の基地局設置位置情報の誤り検出システム。 - 前記集合判定手段は、前記集合に属する基地局数が最多である集合が唯一であり、かつ受信された基地局総数に対する前記集合に属する基地局数の割合が、あらかじめ設定された閾値以上である場合に、前記集合に属さない前記基地局の前記設置位置情報を誤りであると判定し、
前記集合判定手段は、前記集合に属する基地局数が最多である集合が複数であり、または受信された基地局総数に対する前記集合に属する基地局数の割合が、あらかじめ設定された閾値を越えない場合に、複数の前記基地局識別子に応じた基地局の全ての前記設置位置情報に誤りの可能性があると判定することを特徴とする請求項8に記載の基地局設置位置情報の誤り検出システム。 - 前記集合判定手段は、複数の前記基地局識別子に応じた基地局の前記設置位置情報のうち1つの設置位置情報が、あらかじめ定められた設置位置情報のいずれかと一致する場合には、前記1つの設置位置情報を前記集合に含めないことを特徴とする請求項8に記載の基地局設置位置情報の誤り検出システム。
- 前記集合分け手段は、複数の前記基地局識別子に応じた基地局の前記設置位置情報から取得した設置位置が、あらかじめ定められた範囲内にない場合には、前記設置位置情報を誤りと判定することを特徴とする請求項8ないし10のいずれか1項に記載の基地局設置位置情報の誤り検出システム。
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