JP3639496B2 - 車載用アンテナ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は車載用アンテナ装置に係わり、特に、車両購入後、車両内部に容易に設置できるアンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車載用テレビジョン等に用いられる車載用アンテナ装置であって、車両購入後に取付けるものは外付けのロッドタイプが一般的であったが、車内へのケーブルの引き込みが難しいこと、また、車外への突起を嫌う人がいるため、車内に取付けるものが開発されている。
【0003】
そのような車載用アンテナ装置の従来の例を図5および図6により説明する。図5に示す透明フィルム13aに導体プリント14が施されてフィルムアンテナ13が形成されている。この導体プリント14は導線6、ブースタ3、導線6および差込端子7を介して車載用電子機器に接続される。そして、フイルムアンテナ13は図6に示すように、車両の後面ガラス等に貼り付けて使用される。例えば、上記フィルムアンテナ13は図6に示すように車両の後面ガラス15にフィルムアンテナ13に塗布されている粘着材により貼着される。
【0004】
このように後面ガラス等に貼るフィルムアンテナは窓をきれいに拭いて霧を吹き濡らしてから貼るので取付け作業が面倒であった。また、後面ガラスに貼る場合は、曇り取り用の熱線プリントを痛める恐れがあった。さらに、熱線とアンテナのパターンが重なる部分が生じて車外からの見栄えが悪くなるという問題があった。
【0005】
また、窓に直接貼っているため、車外から目立ち盗難の恐れがあった。また、車両購入後に窓にフィルムを貼り、その後フィルムアンテナを貼る場合は窓用フィルムを痛めてしまうことがあった。さらに、透明のフィルムアンテナに粘着材が塗布されているため、窓の透明度が悪くなり、後方視界が妨げられるという問題が生じていた。
【0006】
特開平11−17595号公報には車両の左側面サンバイザーおよび右側面サンバイザーに透明フィルムに組み込まれたフィルム状アンテナを貼る構成が提案されているが、車両購入後にサンバイザーにフィルムアンテナを貼ることは窓ガラスに貼るよりもさらに困難な作業となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は上記した点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、車両購入後、簡単に設置でき、盗難防止等が可能な車載用アンテナ装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明の車載用アンテナ装置は、車両に固定される保持部材と、前記保持部材に回動位置調節可能に支持された板状アンテナとからなる車両内部に設置するアンテナ装置であって、前記保持部材には車両の天井内張りの端部を挾持するクリップが設けられているものである。
【0009】
また、前記車載用アンテナ装置において、前記板状アンテナを平板に導体をプリントして形成するものである。
【0010】
また、前記各車載用アンテナ装置において、前記板状アンテナを透明としたものである。
【0011】
また、前記各車載用アンテナ装置において、前記板状アンテナにブースタが取付けられたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
この発明の実施例である車載用アンテナ装置を図面に基づいて説明する。図1はこの発明の実施例である車載用アンテナ装置を示す斜視図である。図に示す板状アンテナ1は導体プリント2が施された透明の平板1aにより形成されている。平板1aには軸1bが一体に形成され、また、ブースタ3が取付けられている。
【0015】
軸1bは保持部材4に回動位置調節可能に支持されており、保持部材4にはクリップ4aが形成されている。ブースタ3の入力側は導体プリント2に接続されており、ブースタ3の出力側は導線6と差込端子7、7により車載用電子機器に接続可能となっている。また、導線5、5により電源に接続される。
【0016】
図2に上記板状アンテナ1をハッチバック車の後部に取付けられた例を示す。すなわち、後部ドア11に近接する天井内張10の後端10aを保持部材4のクリップ4aに挾持させている。クリップ4aは天井内張10を弾性で加圧し挾持しているので、板状アンテナ1が振動により抜け落ちることはない。
【0017】
また、ブースタ3はアンテナを構成する導体プリント2と同一面に設けられているので信号をロスを少なくしてブースタ3に取り込むことができる。
【0018】
また、板状アンテナ1は軸1bを介して保持部材4に図示のA方向の回動位置調節可能に支持されているので、車両の窓の角度に合わせることが可能であり、また、感度調整が可能となる。また、車両から離れるときは板状アンテナ1を上方に回動させておくことにより板状アンテナ1が外部が見えにくくなり、盗難が防止される。さらに、車両外部から内部への配線が必要でなく、設置が簡単である。
【0019】
図3はこの発明の参考例である車載用アンテナ装置を示す斜視図である。図に示す板状アンテナ8は導体プリント2が施された透明の平板8aにより形成されている。平板8aには軸8bが一体に形成されている。
【0020】
軸8bは台座9に回動位置調節可能に支持されており、台座9の中にブースタ3が設けられている。ブースタ3の入力側には導体プリント2が導線6、6を介して接続されており、ブースタ3の出力側は導線6と差込端子7、7により車載用電子機器に接続可能となっている。また、導線5、5により電源に接続される。
【0021】
図4に上記板状アンテナ8をリアトレイ12に載置された例を示す。台座9をリアトレイ12上に単に載置するのではなく、両面テープやマジックテープにより固定してもよい。また、板状アンテナ8をインストルパネル上に配置してもよい。
【0022】
板状アンテナ8は台座9に対して図3に示すB方向の回動位置が調節可能となっているので、車両の窓の角度に合わせることが可能であり、また、感度調整が可能となる。また、車両から離れるときは板状アンテナ8を下方に回動させておくことにより外部から見えにくなり盗難が防止される。さらに、車両外部から内部への配線が必要でなく、設置が簡単である。
【0023】
【発明の効果】
この発明の車載用アンテナ装置によれば、車両の窓に張り付ける必要がなく、また、車両外部から内部への配線が不要であるので設置作業が簡単であり、さらに、多くの車種に適用可能である。
【0024】
また、板状アンテナの回動位置が調節可能となっているので、設置角度の調整ができる。また、長期間使用しないときに、外部から見えにくい位置として盗難防止ができる。
【0025】
また、フィルム状アンテナを粘着材により車の窓に貼付けることがないので、窓の透明度を下げることがなく、視界の妨げとならない。
【0026】
また、板状アンテナにブースタを取付けたものは信号をロスを少なくしてブースタに取り込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例である車載用アンテナ装置を示す斜視図である。
【図2】同車載用アンテナ装置の使用状態を示す斜視図である。
【図3】 この発明の参考例である車載用アンテナ装置を示す斜視図である。
【図4】同車載用アンテナ装置の使用状態を示す斜視図である。
【図5】従来の車載用アンテナ装置を示す正面図である。
【図6】同車載用アンテナ装置の使用状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 板状アンテナ、1a 平板、1b 軸
2 導体プリント
3 ブースタ
4 保持部材、4a クリップ
5、6 導線
7 差込端子
8 板状アンテナ、8a 平板、8b 軸
9 台座
10 天井内張、10a 後端
11 後部ドア
12 リアトレイ
13 フィルムアンテナ、13a 透明フィルム
14 導体プリント
15 後面ガラス
Claims (4)
- 車両に固定される保持部材と、前記保持部材に回動位置調節可能に支持された板状アンテナとからなる車両内部に設置するアンテナ装置であって、前記保持部材には車両の天井内張りの端部を挾持するクリップが設けられていることを特徴とする車載用アンテナ装置。
- 前記板状アンテナは平板に導体をプリントして形成する請求項1の車載用アンテナ装置。
- 前記板状アンテナは透明である請求項1または2の車載用アンテナ装置。
- 前記板状アンテナにブースタが取付けられた請求項1から3のいずれかに記載された車載用アンテナ装置。
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