JP3635767B2 - 極低温発生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、極低温発生装置に係り、より詳細には、ギホード・マクマホン冷凍機、バルブタイプのパルス管冷凍機等に代表される、作動流体の高低圧をバルブにより切り替える極低温発生装置の高低圧切り替え機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の、作動流体の高低圧をバルブにより切り替える極低温発生装置について、パルス管冷凍機を例にとり説明する。
【0003】
図2は、従来のパルス管冷凍機である。図において、圧縮機1は高圧吐出口1a及び低圧吸入口1bを有している。高圧吐出口1a側には高圧配管2が連結され、低圧吸入口1b側には低圧配管3が連結される。高圧配管2は高圧バルブ4を、低圧配管3は低圧バルブ5を経て、各々第1導管7に連通し、第1導管7の他端は蓄冷器8の一端に連通している。また、6はバルブ開閉制御部である。蓄冷器8の他端はコールドヘッド9に連結され、コールドヘッド9はさらにパルス管10の一端に連結している。パルス管10の他端は第2導管11に連通しており、第2導管11は第1オリフィス12を経てバッファタンク13に連通している。また14は、第1導管7と第2導管11とを、第2オリフィス15を介して連通するバイパス配管であり、通称ダブルインレット通路と呼ばれる。
【0004】
上記構成のパルス管冷凍機において、高圧バルブ4が開となり、低圧バルブ5が閉となると、高圧状態の作動ガスが第1導管7を経て蓄冷器8に侵入するとともに、一部がバイパス配管14から第2オリフィス15、第1オリフィス12を経てバッファタンク13に侵入する。蓄冷器8に侵入した高圧の作動ガスは、コールドヘッド9、パルス管10、第2導管11、第1オリフィス12を経てバッファタンク13に侵入する。この状態から高圧バルブ4が閉となり、低圧バルブ5が開となると、バッファタンク13内の高圧の作動ガスは、パルス管10、コールドヘッド9、蓄冷器8、第1導管7、低圧バルブ5を経て圧縮機1の低圧吸入口1bに帰還するとともに、その一部がバイパス配管14から低圧バルブ5を経て低圧吸入口1bに帰還する。また、パルス管10、コールドヘッド9、蓄冷器8内の高圧ガスは、第1導管7から低圧バルブ5を経て低圧吸入口1bに帰還する。
【0005】
上記一連の動作中、バッファタンク13に侵入する作動ガスは、第1オリフィス12及び第2オリフィス15により流量が制御されるため、作動ガスの圧力変化と位置変化に位相ずれが生じる。また、バッファタンク13から排出される作動ガスも、第1オリフィス12及び第2オリフィス15により流量が制御されるため、、作動ガスの圧力変化と位置変化に位相ずれが生じる。このように、作動ガスの圧力変動と変移変動との位相差を生ぜしめることで、作動ガスの熱がコールドヘッド9から蓄冷器8側へと汲み出され、コールドヘッド9において極低温を発生する。
【0006】
上記構成のパルス管冷凍機の内、圧縮機1、高圧配管2、低圧配管3、高圧バルブ4、低圧バルブ5、バルブ開閉制御部6で作動ガスの圧力振動源60を構成し、第1オリフィス12、第2オリフィス15、バファタンク13で作動ガスの位相調節機構16を構成する。
【0007】
高圧バルブ4、低圧バルブ5、バルブ開閉制御部6は、通常一体のロータリバルブユニットで構成されることが多い。従来のロータリバルブユニットの構成を、図3に示す。
【0008】
図3において、ロータリバルブユニット17は、ロータリバルブ18と、バルブ駆動用モータ19とで構成してある。ロータリバルブ18は、バルブ駆動用モータ19で回転駆動されるロータリ弁子20と、ロータリ弁子20に対向する状態に配置したバルブプレート21とで構成される。ロータリ弁子20は、図4に示すように、円板の対称箇所を所定角度の扇面形状に切り欠いた形状に形成してあり、その中央部に第1低圧ガス通路22を形成するとともに、扇形状に残っている2つの突出片部分でのバルブプレート21との摺動面にそれぞれ円弧状の長溝23を形成し、各長溝23と第1低圧通路22はロータリ弁子20の内部で連通している。一方バルブプレート21には、その中心部から側面にかけて第2低圧通路24が形成され、またその中心部から偏心した位置に蓄冷器側と連通するメイン通路25が形成されている。また、ロータリ弁子20が収容されているハウジング26の側部には、圧縮機の高圧吐出口と連通する高圧連通孔27が設けられる。またバルブプレート21に設けられた第2低圧通路24は、圧縮機の低圧吸入口に連通している。
【0009】
上記構成のロータリバルブユニット17において、バルブ駆動用モータ19の回転により、ロータリ弁子20が回転する。このとき、バルブプレート21のメイン通路25がロータリ弁子20に覆われていない状態であるときは、メイン通路25は、高圧連通孔27からの高圧作動ガスで満たされた空間と連通する。このため高圧の作動ガスをメイン通路25から蓄冷器に供給する。また、メイン通路25がロータリ弁子20に覆われ、円弧状の長溝23とメイン通路25とが対面した場合、圧縮機の低圧吸入口と連通した第2低圧通路24が第1低圧通路22を経てメイン通路25と連通するため、蓄冷器側から高圧の作動ガスがロータリバルブ18に流れ込み、第2低圧通路24から圧縮機に帰還する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
従来のロータリバルブユニットは、図3に示すように、ロータリ弁子20が収容されたハウジング26内の空間は、圧縮機の高圧吐出口と連通されているため、常時高圧状態である。従って、ロータリ弁子20は、強い圧力で常時バルブプレート21に押し付けられる。そのため、ロータリ弁子20を駆動するため非常に大きい駆動力が必要となり、そのためモータ等の駆動手段が大型化、ひいては装置の大型化を招いていた。また、このような非常に大きな圧力でロータリ弁子20がバルブプレート21に押し付けられながら回転するため、ロータリ弁子20の摩耗が激しく、ロータリバルブの耐久性を著しく劣化させる要因となる。
【0011】
故に、本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、ロータリ弁子とバルブプレートとの接触圧力を緩和して、ロータリ弁子の駆動トルクを減少し、さらにロータリ弁子の摩耗を防止してロータリバルブの耐久性を向上させることを技術的課題とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記技術的課題を解決するために、本発明の請求項1において講じた技術的手段は、圧力振動源と、蓄冷器と、コールドヘッドと、位相調節機構とを直列接続し、前記圧力振動源から供給される作動ガスの圧力変動と変移変動との位相差を前記位相調節機構により調節することにより前記蓄冷器の両端に温度差を生ぜしめ、前記コールドヘッドにおいて極低温を発生する極低温発生装置において、
前記圧力振動源は、高圧吐出口及び低圧吸入口を有する圧縮機と、
前記高圧吐出口に連通する高圧空間を内部に有した高圧側ハウジングと、前記低圧吸入口に連通する低圧空間を内部に有した低圧側ハウジングと、前記高圧空間内に配され駆動手段により回転駆動可能なロータリ弁子と、前記低圧空間内に前記ロータリ弁子と対面して配されたバルブプレートと、前記低圧空間から前記ロータリ弁子と前記バルブプレートとの対向面にかけて前記バルブプレート内に穿設された低圧通路と、前記バルブプレート内に穿設され一端面が前記対向面に開口し他端が前記蓄冷器に連通するメイン通路と、前記高圧空間から前記対向面にかけて前記ロータリ弁子内に穿設され前記メイン通路に連通する高圧通路と、前記ロータリ弁子に形成され前記低圧通路と前記メイン通路とを連通する連通路と、前記ロータリ弁子を前記バルブプレートから離間する方向に付勢する弾性体と、を備えたロータリバルブユニットと
を有することを特徴とする、極低温発生装置としたことである。
【0013】
上記技術的手段によれば、ロータリバルブユニット内に、ロータリ弁子をバルブプレートから離間する方向に付勢する付勢部材を設けた。ロータリ弁子は高圧空間内に、バルブプレートは低圧空間内に配置されているため、圧力差によりロータリ弁子はバルブプレートに押し付けられる。このときロータリ弁子をバルブプレートから離間する方向に付勢する付勢部材の付勢力と上記押し付け力の一部が相殺され、押し付け力が緩和されるものである。
【0014】
上記技術的課題を解決するために、本発明の請求項2において講じた技術的手段のように、前記圧力振動源は、前記ロータリ弁子と前記バルブプレートとの間に環状のベアリングを設けてなることを特徴とする、請求項1に記載の極低温発生装置とするのが好ましい。ロータリ弁子とバルブプレートとの間にベアリングを設ければ、ベアリング部分にかかる押し付け力は、ロータリ弁子の回転に対する摩擦抵抗力とはならないため、ロータリ弁子の回転駆動力をより一層低減できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態例について、図面とともに説明するが、極低温装置全体の構成は、従来技術において説明したパルス管冷凍機やギホードマクマホン冷凍機と同様であるので説明を省略し、ロータリバルブユニットの構成のみを説明する。
【0016】
図1は、本発明の第1実施形態例であるロータリバルブユニットの断面図である。図において、ロータリバルブユニット30は、ロータリ弁子38を回転駆動させる駆動部31及び、ロータリバルブ32で構成される。駆動部31は、第1ハウジング33、第1ハウジング33とシール部材を介して連結された円筒状の第2ハウジング34、第1ハウジング31と第2ハウジング34の内部に配置されたモータ35より成る。ロータリバルブ32は、第3ハウジング36、第3ハウジング36とシール部材を介して連結された第4ハウジング37、第3ハウジング36及び第4ハウジング37の内部に配置されたロータリ弁子38、バルブプレート39、スプリング40、ベアリング41より成る。
【0017】
モータ35の一端はプレート42に固着され、このプレート42は螺子43により第3ハウジング36に螺合固定されている。ロータリ弁子38の中心部にはストッパ56で底部を封止された有底孔が、バルブプレート39の中心部には後述する低圧通路52が形成されており、この有底溝及び低圧通路52内に、モータ35の回転駆動を伝達するシャフト44が挿入され、シャフト44とロータリ弁子38はキー溝の噛み合いにより、軸方向に移動可能であり、かつ同軸回転可能に固着されている。従って、ロータリ弁子39は、モータ35が回転すると、シャフト44により回転力が伝達され、シャフト44と同軸的に回転する。
【0018】
第4ハウジング37には、その図示上部からロータリ弁子38が収容される内部空間53にかけて、高圧導入路45が形成されている。また第1ハウジング33には、その図示右側からモータ35が収容される内部空間54にかけて、低圧導入路46が形成されている。高圧導入路45の外部開口端45aは図示せぬ圧縮機の高圧吐出口に連通している。低圧導入路46の外部開口端46aは図示せぬ圧縮機の低圧吸入口に連通している。このため内部空間53は圧縮機の高圧吐出口に連通することになり、高圧空間と、内部空間54は圧縮機の低圧吸入口に連通することになり、低圧空間となる。
【0019】
第3ハウジング36の内部に収容されたバルブプレート39は、ピン47により第3ハウジング36内に位置決めされて固定されている。バルブプレート39の図示左側には、ロータリ弁子38がバルブプレート39と対面する形で配置しており、両者間で対向面55を形成している。バルブプレート39には、対向面55から第3ハウジング36にかけて第1メイン通路48が形成されており、第3ハウジング36には、前記第1メイン通路48との対面部から図示上部にかけて第2メイン通路49が形成されている。第2メイン通路49の外部開口端49aは、図示せぬ蓄冷器に連通している。
【0020】
バルブプレート39にはさらに、モータ35が収容されている低圧空間54から対向面55側にかけて、前述した低圧通路52が形成されている。また、第4ハウジング37の内部に収容されたロータリ弁子38は、その収容されている高圧空間53側から対向面55側にかけて、高圧通路50が形成されると共に、バルブプレート39に形成された低圧通路52と、対向面55にて連通する連通路51が形成されている。ここで、ロータリ弁子38 回転中心から高圧通路50までの距離は、回転中心から連通路51までの距離と等しく設定されており、またこれらの距離は、バルブプレート39の中心から第1メイン通路48との距離とも等しい。従って、ロータリ弁子38が回転して、ある瞬間には高圧通路50と第1メイン通路48とが連通状態となり、またある瞬間には低圧通路52、連通路51と第1メイン通路48とが連通状態となる。
【0021】
ロータリ弁子38とバルブプレート39との間には、環状のベアリング41が配されている。またロータリ弁子38の環状ベアリング41に当接する部分の一部には、環状の有底溝が形成されており、この溝内にはスプリング40が配置されている。
【0022】
上記構成のロータリバルブユニットにおいて、圧縮機の高圧吐出口から高圧の作動ガスが高圧導入路45の外部開口端45aよりロータリバルブユニット30に侵入し、さらに、高圧導入路45に連通している高圧空間53に侵入する。また、圧縮機の低圧吸入口は第1ハウジング33の低圧導入路46とその外部開口端46aにおいて連通しており、さらに低圧導入路はモータ35が収容されている低圧空間54と連通しているため、低圧空間54は常時低圧状態である。この状態において、モータ35が駆動し、モータ35に連結しているシャフト44及びシャフト44に連結しているロータリ弁子38が回転する。ロータリ弁子38が回転し、図1に示す状態である場合、ロータリ弁子38の高圧通路50とバルブプレート39の第1メイン通路とが連通状態となる。高圧通路50は高圧空間53と連通しているため、高圧の作動ガスが高圧通路50、第1メイン通路48、第2メイン通路49を経て蓄冷器に導入される。この状態からロータリ弁子38がさらに回転し、バルブプレート39の低圧通路52、ロータリ弁子38の連通路51、バルブプレートの第1メイン通路48とが連通状態となった場合、低圧通路52は常時低圧空間54と連通しているため、蓄冷器内の高圧ガスは、第2メイン通路49、第1メイン通路48、連通路51、低圧通路52を経て低圧空間54に侵入する。
【0023】
上記動作を繰り返すことにより、蓄冷器内に導入する作動ガスの高低圧の切替が行われる。
【0024】
図1において、高圧空間53はロータリ弁子38側に位置し、低圧空間54はバルブプレート39側に位置する。従って、高圧と低圧との差圧分の圧力でロータリ弁子38はバルブプレート39に押し付けられる。このときロータリ弁子38の有底溝内に配置されたスプリング40により、ロータリ弁子38はバルブプレート39から離間する方向に付勢されているため、このスプリング40による付勢力と差圧による押し付け力とがある程度相殺される。この結果、ロータリ弁子38がバルブプレート39に押し付けられる力が緩和され、ロータリ弁子38の回転トルクを大幅に減少することができる。
【0025】
また、ロータリ弁子38とバルブプレート39との間には、ベアリング41が配されている。従って、バルブプレート39にかかる、ロータリ弁子38からの押し付け力の大部分は、このベアリング41を介して伝達される。ベアリング41を介して伝達された押し付け力は、ロータリ弁子38が回転する際の摩擦力には影響しない。そのため、ロータリ弁子38の回転トルクを一層大幅に減少することができる。
【0026】
以上、本発明の1実施形態例について説明したが、本発明は、上記実施形態例に限定されるものではない。例えば、実施形態例においては図1に示すように、スプリング40の一端がベアリング41に当接している構成としたが、これに限定されることはなく、シャフト44の先端面とロータリ弁子38とで囲まれる空間H内にスプリングを配置しても、同様の効果が得られる。また、スプリング44の代わりに、ゴム、樹脂等の弾性体を配置しても、同様の効果が得られ、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、適用可能である。
【0027】
【発明の効果】
請求項1の発明は、以下の如く効果を有する。
【0028】
ロータリ弁子をバルブプレートから離間する方向に付勢する付勢部材をロータリバルブユニット内に配置した。これにより、ロータリ弁子側の圧力とバルブプレート側の圧力の差に基づき両者が押し付けられる力を、付勢部材の付勢力である程度相殺させることができる。このため、正味の押し付け力が減少し、ロータリ弁子を駆動する駆動手段の駆動トルクを減少させることが可能となり、駆動手段の小型化、ひいてはロータリバルブユニットまたはそのロータリバルブユニットを使用する極低温発生装置の小型化に寄与する。
【0029】
請求項2の発明は、以下の如く効果を有する。
【0030】
ロータリ弁子とバルブプレートとの間に、環状のベアリングを設けた。これにより、ロータリ弁子側の圧力とバルブプレート側の圧力の差に基づき両者が押し付けられる力の大部分をベアリングが受けることになる。ベアリングにかかる押し付け力は、ロータリ弁子が回転するときの回転摩擦抵抗に寄与しない。このため、実際に回転摩擦抵抗に寄与するのは直接ロータリ弁子とバルブプレートが接触している部分のみにかかる押し付け力のみとなり、より一層ロータリ弁子を駆動させるときの駆動トルクを減少できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における、ロータリバルブユニットの部分断面図である。
【図2】パルス管冷凍機の全体概略図である。
【図3】従来技術における、ロータリバルブユニットの断面図である。
【図4】従来技術における、ロータリ弁子及びバルブプレートの斜視図である。
【符号の説明】
1 圧縮機
1a 高圧吐出口
1b 低圧吸入口
8 蓄冷器
9 コールドヘッド
12 第1オリフィス
13 バッファタンク
15 第2オリフィス
16 位相調節機構
30 ロータリバルブユニット
31 駆動部
32 ロータリバルブ
33 第1ハウジング(低圧側ハウジング)
34 第2ハウジング(低圧側ハウジング)
35 モータ
36 第3ハウジング
37 第4ハウジング(高圧側ハウジング)
38 ロータリ弁子
39 バルブプレート
40 スプリング(付勢部材)
41 ベアリング
44 シャフト
48 第1メイン通路(メイン通路)
50 高圧通路
51 連通路
52 低圧通路
53 高圧空間
54 低圧空間
55 対向面
56 ストッパ
60 圧力振動源

Claims (2)

  1. 圧力振動源と、蓄冷器と、コールドヘッドと、位相調節機構とを直列接続し、前記圧力振動源から供給される作動ガスの圧力変動と変移変動との位相差を前記位相調節機構で調節することにより前記蓄冷器の両端に温度差を生ぜしめ、前記コールドヘッドにおいて極低温を発生する極低温発生装置において、
    前記圧力振動源は、高圧吐出口及び低圧吸入口を有する圧縮機と、
    前記高圧吐出口に連通する高圧空間を内部に有した高圧側ハウジングと、前記低圧吸入口に連通する低圧空間を内部に有した低圧側ハウジングと、前記高圧空間内に配され駆動手段により回転駆動可能なロータリ弁子と、前記低圧空間内に前記ロータリ弁子と対面して配されたバルブプレートと、前記低圧空間から前記ロータリ弁子と前記バルブプレートとの対向面にかけて前記バルブプレート内に穿設された低圧通路と、前記バルブプレート内に穿設され一端面が前記対向面に開口し他端が前記蓄冷器に連通するメイン通路と、前記高圧空間から前記対向面にかけて前記ロータリ弁子内に穿設され前記メイン通路に連通する高圧通路と、前記ロータリ弁子に形成され前記低圧通路と前記メイン通路とを連通する連通路と、前記ロータリ弁子を前記バルブプレートから離間する方向に付勢する弾性体と、を備えたロータリバルブユニットと
    を有することを特徴とする、極低温発生装置。
  2. 前記圧力振動源は、前記ロータリ弁子と前記バルブプレートとの間に環状のベアリングを設けてなることを特徴とする、請求項1または2に記載の極低温発生装置。
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