JP3635744B2 - 回転電機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、三相交流発電機、三相誘導電動機などの回転電機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術として、特開平6−133483号公報に開示された技術が知られている。この技術を、図8を用いて説明する。3相交流発電機のステータコイルは、第1巻線Y1 、Y2 、Y3 をY形に結線したY形三相結線回路と、第2巻線Δx3 、Δy3 、Δz3 をΔ形に結線したY形三相結線回路とを備える。第2巻線Δx3 、Δy3 、Δz3 は、各位相差が120°をなすように、ステータコイルの各スロットに収容される。
【0003】
一方、第1巻線Y1 、Y2 、Y3 は、それぞれ2つに分割され(第1巻線Y1 がYx1 、Yz2 、第1巻線Y2 がYy1 、Yx2 、第1巻線Y3 がYz1 、Yy2 )、それぞれの合成ベクトルが、第2巻線Δx3 、Δy3 、Δz3 の各電圧ベクトルに対して30°の位相差が生じるように、分割された各巻線が、第2巻線Δx3 、Δy3 、Δz3 を収容するスロット内に別々に収容される。
【0004】
上記のように、第1巻線Y1 、Y2 、Y3 の合成ベクトル(電圧ベクトル)と、第2巻線Δx3 、Δy3 、Δz3 の電圧ベクトルとの位相差を、約30°とすることによって、ポールコアの回転に対するステータ側の空間起磁力分布を均一化し、電磁的な騒音を抑えることができるとともに、第1巻線Y1 、Y2 、Y3 と、第2巻線Δx3 、Δy3 、Δz3 とが、同一のスロット内に収容されるため、スロット数の増加を抑えることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、上記に示した技術では、第1巻線Y1 がYx1 、Yz2 、第1巻線Y2 がYy1 、Yx2 、第1巻線Y3 がYz1 、Yy2 に、それぞれ分割されており、分割された各巻線は、図9に示すように、波巻に巻かれ、独立してスロット内に収容されていた。そして、各巻線の端部は、スロット内に挿入された後に、巻線の端末が接続されて電気的な結線がなされる。
【0006】
ここで、各第1巻線は、それぞれ4つの端末(例えば第1巻線Y1 は、巻線Yx1 の両端と、巻線Yz2 の両端の4つ)を備えることとなるため、3つの第1巻線Y1 、Y2 、Y3 は合計12コの端末を備えることとなる。
このように、従来の技術では、第1巻線を2つの巻線に分割することにより、巻線の端末数が増加することになって、端末の識別が困難となり、誤接続を生じる可能性があるとともに、接続工数が増えるため製造コストが増加する不具合を生じる。
【0007】
【発明の目的】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、その目的は、電磁的な騒音を抑え、ステータコアのスロット数の増加を抑え、さらに巻線の端末数を減らすことのできる回転電機の提供にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
〔請求項1の手段〕
回転電機は、請求項1の構成を採用することにより、次の作用および効果を奏する。
第2巻線を2つの巻線に区分し、区分した各巻線を、第1巻線を収納するスロットに収納しても、2つに区分された巻線の合成ベクトルを第1巻線のベクトルに対して30°の位相差とすることができる。つまり、第2巻線は、第1巻線と同じスロット内に収納されるが、第1巻線の起磁力変化に対して30°の位相差の起磁力変化をもつ。
【0009】
このように、第1巻線のベクトルに対して第2巻線の合成ベクトルが30°の位相差となることにより、ポールコアの回転に対するステータ側の空間起磁力が均一化する。このため、ロータとステータとの間に大きな脈動加振力が発生しなくなり、出力の低下を招くことなく電磁的な騒音を減少することができる。
【0010】
また、第2巻線は2つの巻線に区分されて、それぞれの巻線が第1巻線と同じスロット内に収納される。従って、Y型専用およびΔ型専用のスロットが不要となり、ステータコアのスロット数の増加を招くことがない。
【0011】
さらに、第2巻線は2つの巻線に区分されて、それぞれの巻線が第1巻線と同じスロット内に収納されるが、第2巻線の区分された巻線は、重ね巻きによって連続して巻かれた状態でスロット内に収納されるものであるため、第2巻線は2つの端末を備えることとなる。このため、例えば、各第2巻線の区分された巻線のそれぞれを、重ね巻きによって連続して巻かれた状態でスロット内に収納すれば、3つの第2巻線の端末は合計6つとなり、従来の端末数の半分で済む。
【0012】
このように、第2巻線の端末の数を、従来に比較して少なくすることができるため、端末の識別が容易となり、誤接続を生じる可能性が少なくなるとともに、接続工数が減るため製造コストを抑えることができる。
また、各第2巻線は、一本のエナメル線を重ね巻きによって連続して巻かれるものであり、このエナメル線はノズルを用いて巻かれるものである。
さらに、3つの第2巻線の区分された巻線と第1巻線の巻数は、全て同一の巻数で構成されることにより、同一の巻線機で9つ全ての巻線を作成でき、極めて巻線工程を簡素化できる。
【0013】
〔請求項2の手段〕
回転電機は、請求項2の構成を採用することにより、次の作用および効果を奏する。
第1巻線を2つの巻線に区分し、区分した各巻線を、第2巻線を収納するスロットに収納しても、2つに区分された巻線の合成ベクトルを第2巻線のベクトルに対して30°の位相差とすることができる。つまり、第1巻線は、第2巻線と同じスロット内に収納されるが、第2巻線の起磁力変化に対して30°の位相差の起磁力変化をもつ。
【0014】
このように、第2巻線のベクトルに対して第1巻線の合成ベクトルが30°の位相差となることにより、ポールコアの回転に対するステータ側の空間起磁力が均一化する。このため、ロータとステータとの間に大きな脈動加振力が発生しなくなり、出力の低下を招くことなく電磁的な騒音を減少することができる。
【0015】
また、第1巻線は2つの巻線に区分されて、それぞれの巻線が第2巻線と同じスロット内に収納される。従って、Y型専用およびΔ型専用のスロットが不要となり、ステータコアのスロット数の増加を招くことがない。
【0016】
さらに、第1巻線は2つの巻線に区分されて、それぞれの巻線が第2巻線と同じスロット内に収納されるが、第1巻線の区分された巻線は、重ね巻きによって連続して巻かれた状態でスロット内に収納されるものであるため、第1巻線は2つの端末を備えることとなる。このため、例えば、各第1巻線の区分された巻線のそれぞれを、重ね巻きによって連続して巻かれた状態でスロット内に収納すれば、3つの第1巻線の端末は合計6つとなり、従来の端末数の半分で済む。
【0017】
このように、第1巻線の端末の数を、従来に比較して少なくすることができるため、端末の識別が容易となり、誤接続を生じる可能性が少なくなるとともに、接続工数が減るため製造コストを抑えることができる。
また、各第1巻線は、一本のエナメル線を重ね巻きによって連続して巻かれるものであり、このエナメル線はノズルを用いて巻かれるものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
次に発明にかかる回転電機を、図に示す実施例に基づき説明する。
〔実施例の構成〕
図1ないし図5は請求項2を適用した実施例を示すもので、図1はステータコイルの結線図、図2はその電圧ベクトル図、図3は三相交流発電機の断面図である。
【0019】
三相交流発電機1は、図3に示すように、車両走行用エンジン(図示しない)の回転出力が伝達されて回転するロータ2、このロータ2の外周側に固定されたステータ3、および発電した交流電流を整流する整流回路4などから構成されている。
【0020】
ロータ2は、フィールドコイル5が装着されたポールコア6、このポールコア6が固定された回転軸7、および回転軸7の端部に固着されたスリップリング8などから構成されたランデル型磁界ロータで、ポールコア6の両側には、回転軸7と同軸に冷却ファン9が固着されている。
【0021】
ステータ3は、2つのエンドフレーム10に挟まれて固定された円環状のステータコア11、および9つの独立したステータコイル12から構成される。
ステータコア11は、ポールコア6とともに磁気回路を構成するもので、その内周には、ステータコイル12を収納するための36本の図示しないスロット(毎極毎相1スロット)が全周に亘って設けられている。
【0022】
ステータコイル12は、Y形三相結線回路13と、Δ形三相結線回路14とを備える。Y形三相結線回路13は、3つの第1巻線Y1 、Y2 、Y3 をY形に結線したもので、各第1巻線Y1 、Y2 、Y3 はそれぞれ2つに区分されている。つまり、第1巻線Y1 が区分巻線Yx1 、Yz2 、第1巻線Y2 が区分巻線Yy1 、Yx2 、第1巻線Y3 が区分巻線Yz1 、Yy2 に区分されている。
【0023】
一方、Δ形三相結線回路14は、3つの第2巻線Δx3 、Δy3 、Δz3 を、Y形三相結線回路13と並列にΔ形に結線したものである。
この3つの第2巻線Δx3 、Δy3 、Δz3 は、各位相差が120°を成すように、ステータコア11に設けられた36本のスロット内に順次収納される。
【0024】
上述の第1巻線Y1 の区分巻線Yx1 、Yz2 は、巻線にかかる電圧の合成ベクトルEY1 が、図2の電圧ベクトル図に示すように、第2巻線Δz3 のベクトルEΔ3 、および第2巻線Δx3 のベクトルEΔ1 と、30°の位相差を生じるように、区分巻線Yx1 が第2巻線Δx3 と同じスロット内に収納され、区分巻線Yz2 が第2巻線Δz3 と同じスロット内に収納される(図4の巻線仕様図参照)。
また、第1巻線Y1 の区分巻線Yx1 、Yz2 は、連続した一本のエナメル線によって形成されるように、図5に示すように、一本のエナメル線を重ね巻きによって連続して巻かれ、治具等を用いてスロット内に収納される。
【0025】
同様に、第1巻線Y2 の区分巻線Yy1 、Yx2 は、巻線にかかる電圧の合成ベクトルEY2 が、第2巻線Δx3 のベクトルEΔ1 、および第2巻線Δy3 のベクトルEΔ2 と、30°の位相差を生じるように、区分巻線Yy1 が第2巻線Δy3 と同じスロット内に収納され、区分巻線Yx2 が第2巻線Δx3 と同じスロット内に収納される。
また、第1巻線Y2 の区分巻線Yy1 、Yx2 も、一本のエナメル線を重ね巻きによって連続して巻かれ、治具等を用いてスロット内に収納される。
【0026】
さらに、第1巻線Y3 の区分巻線Yz1 、Yy2 は、巻線にかかる電圧の合成ベクトルEY3 が、第2巻線Δy3 のベクトルEΔ2 、および第2巻線Δz3 のベクトルEΔ3 と、30°の位相差を生じるように、区分巻線Yz1 が第2巻線Δz3 と同じスロット内に収納され、区分巻線Yy2 が第2巻線Δy3 と同じスロット内に収納される。
また、第1巻線Y3 の区分巻線Yz1 、Yy2 も、一本のエナメル線を重ね巻きによって連続して巻かれ、治具等を用いてスロット内に収納される。
【0027】
なお、本実施例では、図4に示すように、Δ形三相結線回路14が、Y形三相結線回路13の内周側に位置するように、ステータコア11のスロット内に収納されている。これにより、循環電流によって発熱し易いΔ形三相結線回路14は、冷却ファン9によって冷却される効果が高くなる。また、図4の巻線仕様図中の各円内に示す数字は、図1の結線図の数字と対応するものである。この実施例では、第1巻線Y1 、Y2 、Y3 を巻回した後にスロットに収容する例を示したが、スロット内に直接、第1巻線Y1 、Y2 、Y3 を巻回しても良い。
【0028】
〔実施例の作動〕
次に、上記実施例の作動を説明する。
Y形三相結線回路13の第1巻線Y1 、Y2 、Y3 の各区分巻線Yx1 、Yy1 、Yz1 、Yx2 、Yy2 、Yz2 の巻数を3回、Δ形三相結線回路14の第2巻線Δx3 、Δy3 、Δz3 の巻数を10回とすると、各第1巻線Y1 、Y2 、Y3 の第3次高調波電流と、第2巻線Δx3 、Δy3 、Δz3 の第3次高調波電流とがそれぞれ同一の位相となる。
【0029】
また、第1巻線Y1 、Y2 、Y3 の合成ベクトルが、第2巻線Δx3 、Δy3 、Δz3 のベクトルに対して30°の位相差を生じるため、界磁起磁力分布と空隙起磁力分布との磁気作用力は、ロータ2の回転方向における位置にかかわらず、ほぼ一定値となり、結果的にロータ2とステータ3との間に大きな脈動加振力が発生しなくなる。
【0030】
〔実施例の効果〕
各第1巻線Y1 、Y2 、Y3 の第3次高調波電流と、第2巻線Δx3 、Δy3 、Δz3 の第3次高調波電流とがそれぞれ同一の位相となり、ロータ2とステータ3との間に大きな脈動加振力が発生しなくなるため、発電機の生じる騒音を大幅に低減することができる。
【0031】
また、ステータコア11に設けられるスロット数を、既存のY形三相結線回路のみのスロット数、あるいは従来のΔ形三相結線回路のみのスロット数と同じで済む。この結果、Y形三相結線回路13とΔ形三相結線回路14とが専用のスロットを用いる場合に比較してスロット数を半減できるため、スロット内への巻線作業が容易になるとともに、スロットの幅やコアティース(図示しない)の幅を大きく設定でき、巻線作業中やステータコア11の組立作業中などにおけるコアティースの変形を防ぐことができる。
【0032】
さらに、第1巻線Y1 、Y2 、Y3 は、それぞれ2つの巻線に区分されて、それぞれの巻線が第2巻線Δx3 、Δy3 、Δz3 と同じスロット内に収納されるが、第1巻線Y1 、Y2 、Y3 のそれぞれの区分された巻線は、重ね巻きによって連続して巻かれた状態でスロット内に収納される。このため、各第1巻線Y1 、Y2 、Y3 のそれぞれの区分巻線は2つの端末を備えることとなり、第1巻線Y1 、Y2 、Y3 の端末は合計6つで、従来の端末数の半分で済む。
このように、第1巻線Y1 、Y2 、Y3 の端末の数を、従来に比較して半分にすることができるため、端末の識別が容易となり、誤接続を生じる可能性が少なくなるとともに、接続工数が減るため製造コストを抑えることができる。
【0033】
〔第2実施例〕
図6に請求項1を適用した第2実施例を示す。
上記の実施例では、第1巻線を区分して、その合成ベクトルを、第2巻線のベクトルに対して30°の位相差を持たせた例を示したが、本実施例では、第1巻線Yx3 、Yy3 、Yz3 は区分せずに、第2巻線Δ1 、Δ2 、Δ3 を2つに区分して図9に示すように、亀甲環状に接続し、その合成ベクトルを、第1巻線Yx3 、Yy3 、Yz3 のベクトルに対して30°の位相差を持たせたものである。
【0034】
そして、第2巻線Δ1 の区分巻線Δx1 、Δy2 、2巻線Δ2 の区分巻線Δy1 、Δz2 、2巻線Δ3 の区分巻線Δz1 、Δx2 のそれぞれは、一本のエナメル線を重ね巻きによって連続して巻いた状態でスロット内に収納されたものである。
この実施例では、9つのステータコイル12全てを同一の巻数で構成できるので、同一の巻線機で9つ全ての巻線ユニットが作成でき、極めて巻線工程を簡素化できる。
【0035】
〔第3実施例〕
図7に請求項1を適用した第3実施例を示す。
上記の第2実施例では、第2巻線Δ1 、Δ2 、Δ3 を2つに区分して亀甲環状に接続し、その合成ベクトルを、第1巻線Yx3 、Yy3 、Yz3 のベクトルに対して30°の位相差を持たせたものであるが、本実施例は、2つの巻線に区分される第2巻線Δ1 、Δ2 、Δ3 を星形環状に接続し、その合成ベクトルを、第1巻線Yx3 、Yy3 、Yz3 のベクトルに対して30°の位相差を持たせたものである。
この実施例においても、第2実施例同様、9つのステータコイル12全てを同一の巻数で構成できるので、同一の巻線機で9つ全ての巻線ユニットが作成でき、極めて巻線工程を簡素化できる。
【0036】
〔変形例〕
上記の第1実施例では、区分巻線を3回巻、第2巻線を10回巻とした例を示したが、それらの比率が、約1:3であれば電磁的騒音を抑える効果がある。つまり、区分巻線の巻数と第2巻線の巻数を、2回巻と6回巻、3回巻と9回巻などとしても良い。
区分される区分巻線は、所望の発電出力特性に合致させるために多少アンバランスになっても良い。つまり、第1巻線を区分する場合、3回巻の区分巻線と4回巻の区分巻線に区分しても良い。
【0037】
Δ形三相結線回路14を、Y形三相結線回路13の内周側に配置した例を示したが、例えばΔ形三相結線回路14の耐熱グレードを上げて、Y形三相結線回路13の外周側に配置しても良い。この場合、電磁的騒音を抑える効果を失うことはない。
本発明を三相交流発電機1に適用した例を示したが、三相誘導電動機など他の回転電機に本発明を適用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項2を適用したステータコイルの結線図である(第1実施例)。
【図2】ステータコイルの電圧ベクトル図である(第1実施例)。
【図3】三相交流発電機の断面図である(第1実施例)。
【図4】ステータコイルの巻線仕様図である(第1実施例)。
【図5】区分巻線の重ね巻きの状態を示す説明図である(第1実施例)。
【図6】請求項1を適用したステータコイルの結線図である(第2実施例)。
【図7】請求項1を適用したステータコイルの結線図である(第3実施例)。
【図8】ステータコイルの結線図である(従来技術)。
【図9】ステータコイルの巻線仕様図である(従来技術)。
【符号の説明】
1 三相交流発電機(回転電機)
11 ステータコア
13 Y形三相結線回路
14 Δ形三相結線回路
Y1 、Y2 、Y3 第1巻線
Δx3 、Δy3 、Δz3 第2巻線
Yx1 、Yy1 、Yz1 、Yx2 、Yy2 、Yz2 区分巻線

Claims (2)

  1. 3つの第1巻線がY形に結線されたY形三相結線回路と、
    3つの第2巻線がΔ形に結線されたΔ形三相結線回路とを備え、
    前記3つの第1巻線は、各位相差が120°を成すようにステータコアのスロット内に収納され、
    前記3つの第2巻線のそれぞれは、2つの位相ベクトルを生じるように2つに区分されて、区分された巻線の生じる2つの位相ベクトルの合成ベクトルが、前記第1巻線のベクトルに対して30°の位相差を生じるように、前記第1巻線が収容される前記スロット内に収容されるとともに、
    第2巻線は、一本のエナメル線を重ね巻きによって連続して巻かれるものであり、
    前記エナメル線は、当該エナメル線が引き出されるノズルを用いて巻かれるものであり、
    前記3つの第2巻線の区分された巻線と前記第1巻線の巻数は、全て同一の巻数で構成されることを特徴とする回転電機。
  2. 3つの第1巻線がY形に結線されたY形三相結線回路と、
    3つの第2巻線がΔ形に結線されたΔ形三相結線回路とを備え、
    前記3つの第2巻線は、各位相差が120°を成すようにステータコアのスロット内に収納され、
    前記3つの第1巻線のそれぞれは、2つの位相ベクトルを生じるように2つに区分されて、区分された巻線の生じる2つの位相ベクトルの合成ベクトルが、前記第2巻線のベクトルに対して30°の位相差を生じるように、前記第2巻線が収容される前記スロット内に収容されるとともに、
    第1巻線は、一本のエナメル線を重ね巻きによって連続して巻かれるものであり、
    前記エナメル線は、当該エナメル線が引き出されるノズルを用いて巻かれることを特徴とする回転電機。
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