JP3635506B2 - 棒材供給機 - Google Patents

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光義 山口
昭夫 斉木
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、旋盤等の工作機械に棒材を供給するための棒材供給機に関する。
【0002】
【従来の技術】
棒材供給機は長尺の棒材をNC旋盤等の工作機械に連続的に送り込むようにしたもので、その送り込み方法としてはチェーン、ワイヤー、ベルト、ローラー等を用いたものが知られている。すなわち、チェーン、ワイヤー、ベルト等による場合は、それらで押し棒を駆動し、押し棒の先で棒材を工作機械側へ押し出すようにしている。また、ローラー等を用いる場合は、複数個のローラーで棒材を挟み、いずれかのローラーを駆動することにより棒材を工作機械側へ送るようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来の送り込み方法では、チェーン、ワイヤー、ベルト等の弛み、延び、ローラー等と棒材との間のスリップ等により棒材の送り出し量の制御が不完全になるという問題がある。
【0004】
本発明はそのような問題を解決することができる棒材供給機の棒材送り込み装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、螺旋溝3aを有する案内部材3の中心穴3b内に棒材1の押し棒2が摺動自在に配置され、上記押し棒2が上記案内部材3の螺旋溝3aに係合部材4を介し係合せしめられ、上記案内部材3と上記押し棒2との相対回転により上記押し棒2を上記中心穴3b内で前進又は後退させるようにした棒材供給機において、上記案内部材3が回動可能に設けられ、上記案内部材3の中心穴3bに平行にガイド体22が設けられ、上記係合部材4が上記螺旋溝3aと上記ガイド体22との双方に係合し、上記案内部材3の回動により上記押し棒2が上記係合部材4を介し上記螺旋溝3aと上記ガイド体22との双方に拘束されつつ上記中心穴3b内を前進又は後退するように構成された棒材供給機の構成を採用し、請求項2の発明は、上記案内部材3が螺旋体で構成された請求項1記載の棒材供給機の構成を採用し、請求項3の発明は、上記案内部材3の回りにオイル受けが設けられ、該オイル受け内に上記案内部材3が接触しうるオイル23が入れられた請求項1又は請求項2記載の棒材供給機の構成を採用している。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
この棒材供給機は、図1乃至図5に示されるように、棒材1の押し棒2が棒材1の送り方向に沿って摺動自在に配置され、螺旋溝3aを有する案内部材3が押し棒2に平行に回動可能に配置され、上記押し棒2が上記案内部材3の螺旋溝3aに係合部材4を介し係合せしめられ、上記案内部材3が回動することにより上記押し棒2が棒材1の送り方向に沿って前進又は後退するような構成となっている。
【0007】
上記棒材1の押し棒2は中実丸棒で作られた部材であって、棒材供給機中に水平に配置され、その前端には棒材1の後端を把持するためのグリッパー5がベアリング6を介し押し棒2に対して回動自在に連結されている。このため、棒材1がその先端において図1中右方向に配置された図示しないNC旋盤等の主軸に把持され主軸の回転と共に回転すると、グリッパー5は棒材1と共に押し棒2の先端で保持されつつ回転することとなる。
【0008】
上記案内部材3は、具体的には螺旋体で構成され、より具体的には細長い帯状の板材がコイルスプリング状に巻回されてなるものであって、棒材供給機中に水平に配置されている。この螺旋体の中心穴3bに上記押し棒2が摺動自在に挿入されている。中心穴3bは螺旋体を前後に貫いているので、押し棒2は螺旋体の前後端間を往復動可能である。
【0009】
上記案内部材3は、棒材供給機の図示しない機枠に水平に固定される円筒状のケース7内に回動可能に挿入されている。すなわち、案内部材3の後端はドライブシャフト8に溶接等により固着され、該ドライブシャフト8はプーリー9a,9b及びベルト10を介しモーター11によって駆動されるようになっている。モーター11はケース7にブラケット12を介し固定されており、制御装置(図示せず)によりその回転数及び回転方向をコントロールされるようになっている。また、上記ドライブシャフト8はラジアルベアリング13、スラストベアリング14及びベアリングケース15を介して上記ケース7の後端に支持され、案内部材3の前端は該前端をその回りから保持する内筒体16と、該内筒体16をその回りから保持する外筒体17とを介して上記ケース7の前端に支持されている。また、必要に応じて上記ケース7の内部には案内部材3の中間を支える受け部材18が一箇所又は複数箇所に設けられている。受け部材18は案内部材3の略全長にわたって伸びる長尺状に形成することもできる。受け部材18は案内部材3の外周面が接し得る滑り軸受体であり、ゴム、ウレタン等で出来たOリング、シート等の弾性体19を介してケース7の内壁面に支持されている。この弾性体19により、棒材1が回転する際の振動を吸収することができる。
【0010】
上記係合部材4は、具体的にはピンであり、その一端にはネジ20が設けられ、他端にはローラ21が回動可能に被せられている。係合部材4は、そのネジ20が押し棒2に側面から螺入することにより、押し棒2に固定され、ローラ21が案内部材3の螺旋溝3a内に挿入されることにより案内部材3に係合している。また、この係合部材4のローラ21の上端はケース7内に設けられた二本のレール状のガイド体22間に入り込んでいる。ガイド体22は、具体的には上記受け部材18に水平面で切り欠かれたことにより形成された平坦面上に固定されている。ガイド体22は上記複数個の受け部材18同士を連結しており、その両端は上記ベアリングケース15と上記内筒体16とに連結され固定されている。これにより、上記案内部材3がケース7内の定位置でいずれかの向きに回転すると、係合部材4が案内部材3の螺旋溝3aとガイド体22との双方に拘束される結果、押し棒2は案内部材3の中心穴3b内を前進又は後退することとなる。
【0011】
また、上記案内部材3の回りにはオイル受けが設けられ、該オイル受け内に上記案内部材3に接触しうるオイル23が入れられている。具体的には、上記ケース7がオイル受けを兼ねており、オイル23がケース7外に漏れ出ないように上記ベアリングケース15との間、上記外筒体17との間に夫々Oリング24が設けられている。オイル23は案内部材3の下側に接触する程度のレベルでケース7内に注入されており、案内部材3の回転と共に案内部材3の表面に付着して引き出され案内部材3と棒材1との間に行き渡り、その一部は棒材1の表面に付着して外筒体17内に至る。外筒体17の空洞17a内には、オイル23が棒材1と共にケース7外に出るの阻止するため、棒材1の表面を拭うためのスクレーパー25が設けられている。また、スクレーパー25で掻き取られたオイル23をケース7内に戻すために、外筒体17と内筒体16との間には隙間、孔等からなるオイル23の戻り道26が形成されている。さらに、上記受け部材18には、ケース7内のオイル23のレベルをケース7の全長に渡り一定にするため、オイル23の通り穴27が形成されている。
【0012】
なお、ケース7の先端にはケース7の開口を覆うようにオイル回収箱28が取り付けられている。スクレーパー25を通り抜け、棒材1から滴下するオイルをこのオイル回収箱28で回収するようになっている。
【0013】
次に、上記棒材供給機の作用について説明する。
まず、棒材1がケース7の先端からケース7内に挿入され、案内部材3の中心穴3bに通され、棒材1の後端がグリッパー5により把持される。次に、モーター11が制御装置のコントロールを受けて所定回転数だけ回転し、案内部材3を所定の向きに所定回転数だけ回す。係合部材4は、旋回運動する螺旋溝3aとガイド体22の直線溝22aとの双方の拘束を受けてケース7内を所定距離だけ前進する。従って、押し棒2も案内部材3の中心穴3b内を同じ距離だけ前進し、そのグリッパー5で掴んだ棒材1を工作機械の主軸の方に一定長さ分だけ送る。工作機械はその主軸で棒材1を把持して回転させ、刃物で切削する。
【0014】
その際、オイル23が案内部材3に掻き揚げられ、案内部材3の中心穴3bと棒材1との間に至り、両者間の潤滑を行う。棒材1の表面に付着したオイル23は棒材1と共に前進するが、そのオイルはスクレーパー25により掻き取られ、戻り道26からケース7内に戻ることになる。
【0015】
所定の切削が終わると、モーター11がさらに上記回転数だけ回転し、棒材1を工作機械の方に送り、工作機械は棒材1の先端部の切削を行う。このような加工が繰り返され、棒材1が消費されると、上記モーター11が逆転し、押し棒2は後退し、新たな棒材1がケース7内に挿入されるのを待って再び前進する。
【0017】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、螺旋溝を有する案内部材の中心穴内に棒材の押し棒が摺動自在に配置され、上記押し棒が上記案内部材の螺旋溝に係合部材を介し係合せしめられ、上記案内部材と上記押し棒との相対回転により上記押し棒を上記中心穴内で前進又は後退させるようにした棒材供給機において、上記案内部材が回動可能に設けられ、上記案内部材の中心穴に平行にガイド体が設けられ、上記係合部材が上記螺旋溝と上記ガイド体との双方に係合し、上記案内部材の回動により上記押し棒が上記係合部材を介し上記螺旋溝と上記ガイド体との双方に拘束されつつ上記中心穴内を前進又は後退するように構成されたことから、棒材の送り出し量を正確に行い加工精度を高めることができる。
【0018】
請求項2の発明によれば、上記案内部材が螺旋体で構成されたことから、案内部材と押し棒の設置スペースを一体化し省スペース化を達成することができ、また、螺旋体の剛性を低下させ弾力性を与えた場合は、棒材の供給時等に押し棒に衝撃が掛かった場合にそのダンパー効果によって衝撃を吸収し棒材の加工精度を高めることができる。
【0019】
請求項3の発明によれば、上記案内部材の回りにオイル受けが設けられ、該オイル受け内に上記案内部材が接触しうるオイルが入れられたことから、オイルを案内部材と棒材との間に供給し棒材の振動を低減しその回転を円滑化し、螺旋体による棒材の送りが正確であることと相俟って加工精度をさらに高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る棒材供給機の要部の部分切欠縦断面図である。
【図2】図1中後部の拡大図である。
【図3】図1中前部の拡大図である。
【図4】図2中IV−IV線断面図である。
【図5】図3中V−V線断面図である。
【符号の説明】
1…棒材
2…押し棒
3…案内部材
3a…螺旋溝
4…係合部材
3b…螺旋体の中心穴
23…オイル

Claims (3)

  1. 螺旋溝を有する案内部材の中心穴内に棒材の押し棒が摺動自在に配置され、上記押し棒が上記案内部材の螺旋溝に係合部材を介し係合せしめられ、上記案内部材と上記押し棒との相対回転により上記押し棒を上記中心穴内で前進又は後退させるようにした棒材供給機において、上記案内部材が回動可能に設けられ、上記案内部材の中心穴に平行にガイド体が設けられ、上記係合部材が上記螺旋溝と上記ガイド体との双方に係合し、上記案内部材の回動により上記押し棒が上記係合部材を介し上記螺旋溝と上記ガイド体との双方に拘束されつつ上記中心穴内を前進又は後退するように構成されたことを特徴とする棒材供給機。
  2. 上記案内部材が螺旋体で構成されたことを特徴とする請求項1記載の棒材供給機。
  3. 上記案内部材の回りにオイル受けが設けられ、該オイル受け内に上記案内部材が接触しうるオイルが入れられたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の棒材供給機。
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