JP3635298B2 - ボディ内装用部材相互の端部間合せ止着構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、フロントピラー,クオータライニング等の相隣接するボディ内装用部材を端部寄りの板面相互で重ね合せてクリップでボディパネルに止着固定するに適用されるボディ内装用部材相互の端部合せ止着構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車のボディ内装用部材としては、図4で示すようなフロントピラー1,クオータライニング2がある。この部材1,2は端部寄りの板面相互で重ね合せると共に、部材相互1,2を長手方向に間隔を隔てて内側に備える複数個のクリップ(図示せず)でボディパネルに止着固定することが行なわれている。
【0003】
その部材相互1,2の端部寄りは、板面相互で単に重ね合せただけであると、跳ね上りが生ずるおそれがある。このため、図5で示すように個別のクリップ3,4を各部材1,2の端部寄り板面に備え、各部材1,2の端部寄り板面もクリップ3,4で強固にボディパネル5に止着固定するようにされている。
【0004】
そのクリップ3,4を備え付けるには、図6で示すような複数枚のリブ6a,6b…で補強した突片6がクリップ3,4の受け座として各部材1,2の内面側に一体に設けられている。また、突片6を受け座とし、図7で示すような金属製のクリップ3が取り付けられている。
【0005】
各部材1,2は、上述した如く複数個のクリップを長手方向に備えてボディパネルに止着固定するものであるが、その取付け強度を保ちながらも、クリップを1つでも減らすことができれば部品点数を削減できるばかりでなく、クリップの受け座を設ける数も減らせるところからコストも低減できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、ボディ内装用部材の重ね合せで取り付けられる端部寄りに着眼し、取付け強度を保ちながらも、クリップの個数を減らすことにより部品点数並びにコストの削減を図るよう改良したボディ内装用部材相互の端部間合せ止着構造を提供することを目的とする。
【0007】
それに加えて、本発明は各部材の端部相互をフラットに重ね合せて止着固定可能なボディ内装用部材相互の端部間合せ止着構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係るボディ内装用部材相互の端部合せ止着構造においては、フロントピラー,クオータライニング等の相隣接するボディ内装用部材を第1並びに第2部材とし、各部材を端部寄り板面相互で重ね合せてクリップでボディパネルに止着固定するもので、
一つのクリップを第2部材の内面に設けた突片の先端に備え、該クリップ及び突片を通せる大きさの開口部を第1部材の端部寄り板面に設け、第2部材の突片を第1部材の開口部に挿置し、該突片を介して第1部材の端部寄り板面を第2部材の端部寄り板面で受止め支持すると共に、第1部材の前記開口部より突出するクリップをボディパネルの止め穴に嵌着し、第1並びに第2部材を前記クリップでボディパネルにあてがい固定することにより構成されている。
【0009】
本発明の請求項2に係るボディ内装用部材相互の端部合せ止着構造においては、第2部材の端部厚と略相応する段差の段部を第1部材の端部寄り板面に設け、第1部材の端部寄り板面を第2部材の段部に嵌め合せて第1部材の端部寄り板面を第2部材の端部寄り板面で受止め支持することにより構成されている。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜3を参照して説明すると、図示実施の形態は、図4で示すと同様にフロントピラー,クオータライニングをボディ内装用部材とする端部合せ止着構造を例示する。図中、符号10は第1部材であるフロントピラー、11は第2部材であるクオータライニング、12はボディパネル、13はクリップを示す。
【0011】
そのボディ内装用部材の端部合せ止着構造は、図6で示すと同様に突片11bをクオータライニング11の端部寄り内面側に設け、また、図7で示すと同様なクリップ13を突片11bの先端に嵌め込んで一つ備え、部材相互10,11の端部寄り板面10a,11aを重ね合せてクリップ13でボディパネル12に止着固定するに適用されている。
【0012】
その部材相互の端部間合せ構造においては、図1,図2で示すように開口部10bがフロントピラー10の端部寄り板面に設けられている。また、一つのクリップ12を嵌着する止め穴12aがボディパネル12のパネル面に設けられている。開口部10bは、クリップ13及び突片11bを通せる大きさに形成されている。フロントピラー10の端部寄りは、クオータライニング11の端部厚みと略相応する段差の段部10cを設けて薄板状に形成されている。
【0013】
そのフロントピラー10とクオータライニング11とは、図3で示すようにクリップ13及び突片11bを開口部10bに通し、突片11bを開口部10bの口内に挿置すると共に、クリップ13を開口部10bより突出させて端部寄りの板面相互10a,11aを重ね合せる。この板面相互10a,11aの重ね合せ状態を保ち、クリップ13をボディパネル12の止め穴12aに圧入嵌着することから、各部材10,11の端部寄り板面10a,11aを一つのクリップ13でボディパネル12にあてがって止着固定する。
【0014】
これにより、少なくともフロントピラー10の端部寄り板面10aにはクリップを備えなくても、部材相互10,11の端部寄り板面10a,11aを強固に止着固定できるから、部品点数を削減できると共に、コストの低減も図れる。
【0015】
それに加えて、開口部10bに挿置する突片11bを介してフロントピラー10の端部寄り板面をクオータライニング11の端部寄り板面で受止め支持し、開口部10bより突出するクリップ13をボディパネル12の止め穴12aに嵌着することから、クリップ13としてはボディパネル12の止め穴12aに嵌着するだけのもので足りる。これにより、部材相互10,11をボディパネル12に簡単で確実にあてがい固定できる。
【0016】
クオータライニング11は、端部寄り板面11aをフロントピラー10の段部10cに嵌め合せてフロントピラー10の端部面に組み付けられている。このフロントピラー10の段部10cは、クオータライニング11の端部厚と略相応する段差を有するため、フロントピラー10とクオータライニング11の各表装面を面一に連続させて端部相互で重ね合わせられる。これにより、フラッシュサーフェイス化を図れて体裁上良好なものに組み合せできる。
【0017】
上述した実施の形態は、開口部をフロントピラー側に設け、クリップをクオータライニング側に備えたが、これを逆に設けて組み立てることもできる。また、ボディ内装用部材としてフロントピラー,クオータライニングを例示したが、それ以外の相隣接するボディ内装用部材を端部相互で重ね合せてクリップでボディパネルに止着固定するのにも同様に適用できる。
【0018】
【発明の効果】
以上の如く、本発明の請求項1に係るボディ内装用部材相互の端部間合せ止着構造に依れば、ボディパネルの止め穴に嵌着する一つのクリップを第2部材の内面に備え、そのクリップを第1部材の開口部に通して第1部材を第2部材の端部で受止め支持すると共に、同じクリップをボディパネルの止め穴に嵌着させて第1並びに第2部材をボディパネルにあてがい固定するため、一つのクリップにより部材相互を端部寄り板面でボディパネルに固定できるから、部品点数並びにコストを削減できる。
【0019】
それに加えて、第1部材の開口部に挿置する第2部材の突片を介して第1部材の端部寄り板面を第2部材の端部寄り板面で受止め支持し、該開口部より突出するクリップをボディパネルの止め穴に嵌着するため、クリップとしてはボディパネルの止め穴に嵌着するだけのもので足りるから、部材相互をボディパネルに簡単で確実にあてがい固定できる。
【0020】
本発明の請求項2に係るボディ内装用部材相互の端部間合せ止着構造に依れば、第2部材の端部厚に略相応する段差の段部を第1部材の端部寄り板面に設け、第2部材の端部寄りを第1部材の段部に嵌め合せることから、部材相互の各表装面を面一に合わせられ、フラッシサーフェイス化を図れて体裁上良好なものに保てる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態に係るボディ内装用部材相互の端部間合せ止着構造で各部材の端部間近くを上部側から見て示す部分断面図である。
【図2】 図1の端部間合せ止着構造を適用する各部材の端部近くを示す部分斜視図である。
【図3】 図1の端部間合せ止着構造を適用する各部材の端部間合せ状態を示す側断面図である。
【図4】 一般例に係るボディ内装用部材としてフロントピラー,クオータライニングを示す説明図である。
【図5】 従来例に係るボディ内装用部材相互の端部間合せ止着構造で各部材の端部近くを上部側から見て示す部分断面図である。
【図6】 図5の端部間合せ止着構造に要するクリップの受け座を示す説明図である。
【図7】 図5の端部間合せ止着構造に要するクリップを示す説明図である。
【符号の説明】
10,11 パネル内装用部材
10a,11a パネル内装用部材の端部
10b 第1部材に設けた開口部
10c 第1部材に設けた段部
11b 第2部材に設けた突片
12 ボディパネル
12a クリップの止め穴
13 クリップ
Claims (2)
- フロントピラー,クオータライニング等の相隣接するボディ内装用部材(10,11)を第1部材,第2部材とし、各部材(10,11)を端部寄り板面相互で重ね合せてクリップ(13)でボディパネル(12)に止着固定するボディ内装用部材相互の端部間合せ止着構造において、
一つのクリップ(13)を第2部材(11)の内面に設けた突片(11b)の先端に備え、該クリップ(13)及び突片(11b)を通せる大きさの開口部(10b)を第1部材(10)の端部寄り板面に設け、第2部材(11)の突片(11b)を第1部材(10)の開口部(10b)に挿置し、該突片(11b)を介して第1部材(10)の端部寄り板面を第2部材(11)の端部寄り板面で受止め支持すると共に、第1部材(10)の前記開口部(10b)より突出するクリップ(13)をボディパネル(12)の止め穴(12a)に嵌着し、第1並びに第2部材(10,11)を前記クリップ(13)でボディパネル(12)にあてがい固定したことを特徴とするボディ内装用部材相互の端部間合せ止着構造。 - 第2部材(11)の端部寄り板厚と略相応する段差の段部(10c)を第1部材(10)の端部寄り板面に設け、第1部材(10)の端部寄り板面を第2部材(11)の段部(10c)に嵌め合せて第1部材(10)の端部寄り板面を第2部材(11)の端部寄り板面で受止め支持したことを特徴とする請求項1記載のボディ内装用部材相互の端部間合せ止着構造。
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