JP3634196B2 - ドアストッパー - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はドアの開き状態を保持するためのドアストッパーに関する。
【0002】
【従来の技術】
床面とドア下端縁との隙間に差し込んでドアの開き状態を保持するという楔状のドアストッパーについては、その隙間の違いに応じるため、大小のドアストッパーを用意しておかなければならない難点がある。これを解消すべく提案された図12のものは、楔状の下積ドアストッパーAと楔状の上積ドアストッパーBとからなる。図12の下積ドアストッパーAと上積ドアストッパーBはそれぞれ単独使用したり組み合わせ使用したりすることができる。したがって床面とドア下端縁との隙間が小さいときには、下積ドアストッパーA・上積ドアストッパーBのいずれかを使用すればよく、また、ドア下端縁と床面との隙間が大きいときには、下積ドアストッパーAの突起aと上積ドアストッパーBの凹所bとを嵌め合わせて両者を積み重ね固定し、この合体したストッパーを当該隙間に差し込めばよい。
【0003】
このほか図13に示す提案例もある。図13のものは、楔状の第1ドアストッパーCと楔状の第2ドアストッパーDとがこれらの基端縁においてヒンジdで連結されている。これについて第1ドアストッパーC・第2ドアストッパーDを図12(A)のような展開状態にしたときは、床面とドア下端縁との隙間が小さいときに対応でき、また図12(B)のように、第1ドアストッパーC・第2ドアストッパーDをこれらの第1載置底面e・第2載置底面fが閉じ合う折り畳み状態にしたときは、床面とドア下端縁との隙間が大きいときに対応できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術のものは、単なる楔状のものよりも使い勝手がよい。しかし図12のものものは、下積ドアストッパーAと上積ドアストッパーBとを分離したとき、その一方を紛失したり、しまい忘れたりして急場を凌ぐことができないおそれがある。また、図13のドアストッパーでは、第1ドアストッパーC・第2ドアストッパーDを同図(A)のように展開して使用したときに、ドア下端から大きくはみ出した一方のストッパー(たとえば第2ドアストッパーD)が人や運搬車の通行を阻害したりするおそれがある。
【0005】
本発明はこのような課題を解決し、下記のようなドアストッパーを提供しようとするものである。
(1) 床面とドア下端縁との隙間が異なる場合でも、ドアストッパーとして、基台に対するドア止め載置体の簡易な上げ下げ操作でこれに対処できる。基台とドア止め載置体とが一体性を有するため、その一方を紛失することがない。基台上においてドア止め載置体を低位置・高位置のいずれの状態にしたときでも全長が過大にならないため、使用時中のドアストッパーが通行の支障にならない。
(2) 高位置状態に変位したドア止め載置体について、上下はもちろん左右へも不本意に変動することをなくし、低位置や高位置におけるドア止め載置体を安定に保持できるようにする。床面とドア下端縁との隙間に大きな隙間に対しても信頼性の高い利用を簡易迅速な操作で可能にする。
(3) 低位置状態下でも高位置状態下でもドア止め載置体の安定性を向上させ、基台上におけるドア止め載置体の強度増強もはかる。
(4) ドア止め載置体の円滑操作をはかり、かつ、ドア止め載置体を確実に保持できるようにする。
(5) 全体としての安定性だけでなく強度をも向上させる。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載されたドアストッパーは所期の目的を達成するために下記の課題解決手段を特徴とする。すなわち当該ドアストッパーは、載置用としての載置底面や後端側から先端側に向けて下り勾配で形成された傾斜上面部を有する基台と、基台の傾斜上面部と同方向に傾斜するドア止め傾斜上面を有して基台の傾斜上面部上に積載自在なもので、当該傾斜上面部上に積載された低位置状態から後端側の斜め上方へ変位させて高位置状態にしたりその高位置状態から復帰させて元の低位置状態にしたりするためのドア止め載置体と、ドア止め載置体の上記低位置状態や上記高位置状態を保持するとともに当該ドア止め載置体を上記低位置状態から上記高位置状態かつ上記高位置状態から上記低位置状態へと可逆的に案内するための案内型の連結保持機構とを備えていること、および、ドア止め載置体が基台の傾斜上面部上に配置され、かつ、これら基台とドア止め載置体とにわたり上記連結保持機構が設けられてドア止め載置体が上記の低位置状態や高位置状態に変位自在なるよう基台に連結保持されていること、および、基台の後端部とドア止め載置体の後端部ならびに基台の先端部とドア止め載置体の先端部とがそれぞれ相対移動自在な自由端部からなることを特徴とする。
【0007】
本発明の請求項2に記載されたドアストッパーは所期の目的を達成するために下記の課題解決手段を特徴とする。すなわち当該ドアストッパーは請求項1記載のものにおいて、互いに対面して両側から立ち上がる両側板部を基台が有していること、および、互いに対面して両側から垂れ下がる両側板部をドア止め載置体が有していること、および、基台の両側板部に形成された曲折案内溝やドア止め載置体の両側板部間に架設される連係ピンを案内型の連結保持機構が構成要素として具備しており、かつ、当該連結保持機構の両曲折案内溝がその中間部を曲折点にして後端側へ曲折しているとともにその溝曲折部の端縁が連係ピン用の停止端縁になっていること、および、基台とドア止め載置体と連結保持機構との相対関係において、ドア止め載置体がその両側板部内に基台の両側板部を介在させて当該基台と重なり合い、かつ、上記連係ピンが上記両曲折案内溝を貫通してドア止め載置体の両側板部にわたり架設されていること、および、ドア止め載置体が高位置状態に保持されているときには、上記連係ピンが上記両曲折案内溝の停止端縁側に介在し、かつ、ドア止め載置体が低位置状態に保持されているときには、上記連係ピンが上記両曲折案内溝内において停止端縁の反対端縁側に介在することを特徴とする。
【0008】
本発明の請求項3に記載されたドアストッパーは所期の目的を達成するために下記の課題解決手段を特徴とする。すなわち当該ドアストッパーは請求項1記載のものにおいて、互いに対面して両側から立ち上がる両側板部や先端側から立ち上がる先端壁を基台が有していること、および、互いに対面して両側から垂れ下がる両側板部をドア止め載置体が有していること、および、基台の両側板部に形成された曲折案内溝やドア止め載置体の両側板部間に架設される連係ピンならびにドア止め載置体にあってドア止め傾斜上面を有する部分の下面内から下向きに突出した突起部を案内型の連結保持機構が構成要素として具備しており、かつ、当該連結保持機構の両曲折案内溝がその中間部を曲折点にして後端側へ曲折しているとともにその溝曲折部の端縁が連係ピン停止用の停止端縁になっていること、および、基台とドア止め載置体と連結保持機構との相対関係において、ドア止め載置体がその両側板部内に基台の両側板部を介在させて当該基台と重なり合い、かつ、上記連係ピンが上記両曲折案内溝を貫通してドア止め載置体の両側板部にわたり架設され、かつ、上記突起部が上記先端壁の外面と近接離反自在に対応していること、および、ドア止め載置体が高位置状態に保持されているときには、上記先端壁の外面から離反した上記突起部が基台傾斜上面部上の先端側に乗り上がるとともに上記連係ピンが上記両曲折案内溝の停止端縁側に介在し、かつ、ドア止め載置体が低位置状態に保持されているときには、基台の傾斜上面部上から降下した上記突起部が上記先端壁の外面に接触して停止するとともに上記連係ピンが上記両曲折案内溝内において停止端縁の反対端縁側に介在することを特徴とする。
【0009】
本発明の請求項4に記載されたドアストッパーは所期の目的を達成するために下記の課題解決手段を特徴とする。すなわち当該ドアストッパーは請求項1記載のものにおいて、互いに対面して両側から立ち上がる両側板部を基台が有していること、および、互いに対面して両側から垂れ下がる両側板部をドア止め載置体が有していること、および、基台の両側板部において相対的に後端側寄りに形成された第1曲折案内溝や相対的に先端側寄りに形成された第2曲折案内溝ならびにドア止め載置体の両側板部にわたって架設される第1連係ピンや第2連係ピンを案内型の連結保持機構が構成要素として具備しており、かつ、当該連結保持機構の両第1曲折案内溝と両第2曲折案内溝とがこれらの中間部を曲折点にしてそれぞれ後端側へ曲折しているとともに第1曲折案内溝や第2曲折案内溝における当該溝曲折部の端縁が連係ピン停止用の第1停止端縁や第2停止端縁になっていること、および、基台とドア止め載置体と連結保持機構との相対関係において、ドア止め載置体がその両側板部内に基台の両側板部を介在させて当該基台と重なり合い、かつ、上記第1連係ピンや上記第2連係ピンがそれぞれ上記両第1曲折案内溝や上記両第2曲折案内溝を貫通してドア止め載置体の両側板部にわたり架設されていること、および、ドア止め載置体が高位置状態に保持されているときには、上記第1連係ピンが上記両第1曲折案内溝の第1停止端縁側に介在するとともに上記第2連係ピンが上記両第2曲折案内溝の第2停止端縁側に介在し、かつ、ドア止め載置体が低位置状態に保持されているときには、上記第1連係ピンが上記両第1曲折案内溝内において第1停止端縁の反対端側に介在するとともに上記第2連係ピンが上記両第2曲折案内溝内において第2停止端縁の反対端縁側に介在することを特徴とする。
【0010】
本発明の請求項5に記載されたドアストッパーは所期の目的を達成するために下記の課題解決手段を特徴とする。すなわち当該ドアストッパーは請求項1記載のものにおいて、互いに対面して両側から立ち上がる両側板部と後端側に設けられて立ち上がる支持部とを基台が有していること、および、互いに対面して両側から垂れ下がる両側板部をドア止め載置体が有していること、および、揺動腕と下部ピンと上部ピンとを案内型の連結保持機構が構成要素として具備していること、および、基台とドア止め載置体と連結保持機構との相対関係において、基台とその上に配置されたドア止め載置体との間に揺動腕が介在され、かつ、基台の両側板部とその間に介入した揺動腕の下端部とがこれらを貫通する下部ピンで回転可能に連結されているとともにドア止め載置体の両側板部とその間に介入した揺動腕の上端部とがこれらを貫通する上部ピンで回転可能に連結されていること、および、ドア止め載置体が高位置状態に保持されているときには、上記揺動腕が基台の後端側へ傾倒変位して上記支持部により接触支持され、かつ、ドア止め載置体が低位置状態に保持されているときには、上記揺動腕が上記支持部から離反して基台の先端側へ傾倒変位することを特徴とする。
【0011】
本発明の請求項6に記載されたドアストッパーは所期の目的を達成するために下記の課題解決手段を特徴とする。すなわち当該ドアストッパーは請求項1記載のものにおいて、互いに対面して両側から立ち上がる両側板部と後端側に設けられて立ち上がる第1支持部と該第1支持部の前方に設けられて立ち上がる第2支持部とを基台が有していること、および、互いに対面して両側から垂れ下がる両側板部をドア止め載置体が有していること、および、第1揺動腕と第2揺動腕ならびに第1下部ピンと第2下部ピンならびに第1上部ピンと第2上部ピンを案内型の連結保持機構が構成要素として具備していること、および、基台とドア止め載置体と連結保持機構との相対関係において、基台とその上に配置されたドア止め載置体との間に上記第1揺動腕と上記第2揺動腕とが介在されて、第1揺動腕が第1支持部の前側に位置しているとともに第2揺動腕が第2支持部の前側に位置しており、かつ、基台の両側板部とドア止め載置体の両側板部にわたる第1揺動腕の上下両端部が第1下部ピンと第1上部ピンとを介して当該両側板部に回転可能に連結されているとともに基台の両側板部とドア止め載置体の両側板部にわたる第2揺動腕の上下両端部が第2下部ピンと第2上部ピンとを介して当該両側板部に回転可能に連結されていること、およ び、ドア止め載置体が高位置状態に保持されているときには、上記第1揺動腕や上記第2揺動腕が基台の後端側へ傾倒変位して上記第1支持部や上記第2支持部によりそれぞれ接触支持され、かつ、ドア止め載置体が低位置状態に保持されているときには、上記第1揺動腕や上記第2揺動腕がそれぞれ上記第1支持部や上記第2支持部から離反して基台の先端側へ傾倒変位することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明に係るドアストッパーの各実施形態について、添付の図1〜図11を参照して以下に説明する。
【0013】
図1〜図3に例示されたドアストッパーは、基台1およびドア止め載置体2と、基台1に対しドア止め載置体2を上下変位自在に保持するための案内型の連結保持機構3とで構成されている。基台1は図3で明らかなように、底板1aと、底板1aの両側から立ち上がる両側板部1b・1cと、底板1aの後側から立ち上がる後側壁1dとで形成されている。基台1において、先細りの楔状をなす両側板部1b・1cは、これらの傾斜上縁1eが基台1の後端側から先端側に向けて下り勾配で傾斜している。後側壁1dの上端縁1fや底板1aの先端側にある上端縁1gも傾斜上縁1eと同じ方向に傾斜している。この図示例の場合、基台1の傾斜上面部1Aはこれら傾斜上縁1e・上端縁1f・上端縁1gによって形成されている。さらに底板1aの底面が基台1の載置底面1hになる。
【0014】
図1〜図3において基台1と同様の楔状をなすドア止め載置体2は、後端側から先端側に向けて下り勾配で傾斜するドア止め傾斜上面2cと、その両側から垂れ下がる先細りで楔状の両側板部2a・2bとを有するものである。ドア止め載置体2のドア止め傾斜上面2cには、幅方向にわたる多数の凹溝が滑り止め2dとして設けられている。
【0015】
図1〜図3に例示されたドアストッパーは、図1(B)に示すようにドア止め傾斜上面2cを基台1の傾斜上面部1A上に積載したときドア止め載置体2が基台1に対して低位置状態になり、ドアストッパーが低くなる。この低位置状態のドア止め載置体2をその後端側の斜め上方に変位させると、これが高位置状態になり、ドアストッパーが高くなる。ドア止め載置体2をこのような低位置状態や高位置状態に可逆的に案内したりそれらの状態を基台1に保持させるものが前述した案内型の連結保持機構3である。
【0016】
図1〜図3を参照して連結保持機構3は、基台1において両側板部1b・1cの後端寄りに形成された一対の曲折案内溝3a・3bと、ドア止め載置体2の両側板部2a・2b間に架設される連係ピン3cとを構成要素として具備している。さらにいうと、両曲折案内溝3a・3bはフック状のもので、その中間部を曲折点にして後端側へ下向きに曲折している。両曲折案内溝3a・3bにおいては、溝曲折部の端縁が連係ピン3c用の停止端縁3d・3eになる。一方でドア止め載置体2の両側板部2a・2bには、連係ピン3cを通すための孔2e・2fが形成される。
【0017】
図1〜図3の実施形態で、基台1とドア止め載置体2と連結保持機構3との相対関係はつぎのとおりである。すなわち、ドア止め載置体2はその両側板部2a・2b内に基台1の両側板部1b・1cを介在させて当該基台1と重なり合い、この状態で連係ピン3が上記両曲折案内溝3a・3bや上記両孔2e・2fを貫通してドア止め載置体2の両側板部2a・2bにわたり架設される。これで基台1とドア止め載置体2と連結保持機構3とは組み立てられている。
【0018】
図1〜図3を参照していうと、図1(B)の矢印S2方向がドアストッパーの装着方向を示しており、図1(B)の矢印S1方向がドアストッパーの離脱方向を示している。したがって床面とドア下端縁との隙間(図示せず)は矢印S2方向にある。このS1・S2 が示す方向は図4〜図11の説明においても同様である。
【0019】
図1〜図3のドアストッパーを用いるときは、図1(B)の状態にしたもの、または、図1(C)の状態にしたものを、矢印S2方向すなわち床面とドア下端縁との隙間に差し込み、これでドアの開き状態を保持する。このドアストッパーについては自明のとおり、床面とドア下端縁との隙間が小さい場合に図1(B)の状態で使用し、その隙間が大きい場合に図1(C)の状態で使用する。これらのケースでドア止め載置体2が図1(B)の低位置状態にあるとき、連係ピン3cが両曲折案内溝3a・3bの溝直立部に介在する。両曲折案内溝3a・3bの溝直立部に介在した連係ピン3cは故意に動かさないがかぎり変動しないから、低位置状態のドア止め載置体2がドアストッパーの長手方向に変動したりはしない。ゆえに図1(B)の状態でドアの開き状態を保持することができる。一方、ドア止め載置体2を図1(B)の低位置状態から図1(C)の高位置状態に変位させたときは、連係ピン3cが両曲折案内溝3a・3b内で溝直立部→溝屈曲点→溝屈曲部のように変位するとともに停止溝縁3d・3eに接して停止する。両曲折案内溝3a・3bの停止溝縁3d・3eで停止したときの連係ピン3cも、故意に動かさないがかぎり変動しないから、高位置状態のドア止め載置体2もこの状態を維持する。ゆえに図1(C)の状態でもドアの開き状態を保持することができる。ちなみに図1(C)の高位置状態にあるドアストッパーの上面は、傾斜上面部1Aの傾斜角度にドア止め傾斜上面2cの傾斜角度を加えたところの大きな傾斜角度になる。
【0020】
図4・図5に例示されたドアストッパーは、基台1について、これがドア止め載置体2よりも短く形成されていたり、基台先端から立ち上がる先端壁1iを有していたりする点が前記実施形態のものと相違する。このほか、連結保持機構3の一部が前記実施形態のものと以下のように相違する。すなわち図4・図5での連結保持機構3は、基台1の両側板部1b・1cに形成された両曲折案内溝3a・3bやドア止め載置体2の両側板部2a・2b間に架設される連係ピン3cだけでなく、ドア止め載置体2にあってドア止め傾斜上面2cを有する部分の下面内から下向きに突出した突起部2gをも構成要素として具備している。
【0021】
図4・図5の実施形態で、基台1とドア止め載置体2と連結保持機構3との相対関係はつぎのとおりである。すなわち、ドア止め載置体2はその両側板部2a・2b内に基台1の両側板部1b・1cを介在させて当該基台1と重なり合い、かつ、この状態で上記連係ピン3cが上記両曲折案内溝3a・3bや上記両孔2e・2fを貫通してドア止め載置体2の両側板部2a・2bにわたり架設される。これで基台1とドア止め載置体2と連結保持機構3とは組み立てられている。この場合にドア止め載置体2側の突起部2gは、基台1側にある先端壁1iの外面1jと近接離反自在に対応している。既述の上端縁1gは先端壁1iの上端にある。
【0022】
図4・図5のドアストッパーについて、ドア止め載置体2が図4(B)の低位置状態に保持されるときは、基台1の傾斜上面部1A上から降下した上記突起部2gが上記先端壁1iの外面1jに接触して停止するとともに上記連係ピン3cが上記両曲折案内溝3a・3b内において停止端縁3d・3eの反対端縁側(溝直立部側)に介在する。これは突起部2gと先端壁外面1j、両曲折案内溝3a・3bと連係ピン3cなど、これらの双方で基台1に対するドア止め載置体2変動が阻止されるのであるから、図4(B)の低位置状態がより安定したものとなる。一方、ドア止め載置体2が図4(C)の高位置状態に保持されるときは、先端壁1iの外面1jから離反した突起部2gが基台傾斜上面部1A上の先端側に乗り上がるとともに連係ピン3cが両曲折案内溝3a・3bの停止端縁側3d・3eに介在する。図4(C)の状態での使用においてドアの下端縁を受けるのはドア止め傾斜上面2cであるが、それは突起部2gよりも後端側の短い部分であるから、使用上十分な強度を保持させやすい。このほか、ドア止め載置体2が図4(C)の高位置状態にあ るときは、傾斜上面部1Aとドア止め傾斜上面2cとがほぼ平行になる。
【0023】
図6・図7に例示されたドアストッパーは、連結保持機構3に関して以下の点が前記実施形態のものと相違する。すなわち図6・図7の連結保持機構3は、これの構成要素として、基台1の両側板部1b・1cにおいて相対的に後端側寄りに形成された第1曲折案内溝3f・3gや相対的に先端側寄りに形成された第2曲折案内溝3h・3iを具備するとともにドア止め載置体2の両側板部2a・2bにわたって架設される第1連係ピン3jや第2連係ピン3kを具備するものである。しかも各一対の第1曲折案内溝3f・3gや第2曲折案内溝3h・3iは、これらの中間部を曲折点にしてそれぞれ後端側へ曲折しているとともに該各溝曲折部の端縁が連係ピン停止用の第1停止端縁3m・3nや第2停止端縁3p・3qになっている。こほのかドア止め載置体2の両側板部2a・2bには、第1連係ピン3jや第2連係ピン3kを通すため、二つの孔2e・2fと符合を付してない他の二つの孔とが形成される。
【0024】
図6・図7の実施形態で、基台1とドア止め載置体2と連結保持機構3との相対関係はつぎのとおりである。すなわち、ドア止め載置体2はその両側板部2a・2b内に基台1の両側板部1b・1cを介在させて当該基台1と重なり合い、かつ、この状態で上記第1連係ピン3jや第2連係ピン3kがそれぞれ上記両第1曲折案内溝3f・3gや上記両第2曲折案内溝3h・3iをや上記両孔2e・2fなどを貫通してドア止め載置体2の両側板部2a・2bにわたり架設される。このようにして基台1とドア止め載置体2と連結保持機構3とは組み立てられる。
【0025】
図6・図7のドアストッパーについて、ドア止め載置体2が図6(B)の低位置状態に保持されるときは、上記両第1曲折案内溝3f・3g内において上記第1連係ピン3jが第1停止端縁3m・3nの反対端側(溝直立部側)に介在するとともに上記両第2曲折案内溝3h・3i内において上記第2連係ピン3kが第2停止端縁3p・3qの反対端縁側(溝直立部側)に介在する。一方、ドア止め載置体2が図6(C)の高位置状態に保持されるときは、上記第1連係ピン3jが上記両第1曲折案内溝3f・3gの第1停止端縁3m・3n側に介在するとともに上記第2連係ピン3kが上記両第2曲折案内溝3h・3iの第2停止端縁3p・3q側に介在する。この実施形態ではさらに、図6(B)(C)で明らかなように第1曲折案内溝3f・3hの上端は第2曲折案内溝3g・3iの上端よりも高い。しかも、第1曲折案内溝3f・3hの溝屈曲部が後端下方に向かう下降傾斜であるのに対し、第2曲折案内溝3g、3iの溝屈曲部は後端上方に向かう上昇傾斜となっている。このようにしたものは、基台1に対するドア止め載置体2の高低変位操作が行いやすい。図6・図7のドアストッパーは、また、図1〜図3の実施形態のものと比べた場合に全体としての強度が向上し、ドア止め載置体2の変動が効率よく抑止されて安定度もよくなる。
【0026】
図8・図9に例示されたドアストッパーは、基台1について、その後端側に設けられて立ち上がる支持部1kを有する点が前記実施形態のものと相違する。この支持部1kの前面は後端側へ傾倒したテーパ面3pからなる。この例で、下記の下部ピン3rを通すため基台1の両側板部1b・1cに形成された孔1m・1nは支持部1kの前面側に近接している。図8・図9のドアストッパーはこのほか、連結保持機構3が揺動腕3sと下部ピン3rと上部ピン3tとを構成要素とする点でも前記実施形態のものと相違する。ドア止め載置体2については、その両側板部2a・2bに上部ピン3tを通すための孔2hがそれぞれ形成されている。
【0027】
図8・図9の実施形態で、基台1とドア止め載置体2と連結保持機構3との相対関係はつぎのとおりである。揺動腕3sは基台1とその上に配置されたドア止め載置体2との間に介在される。これで揺動腕3sの下端部が基台1の両側板部1b・1c間に介入すると ともに揺動腕3sの上端部がドア止め載置体2の両側板部2a・2b間に介入する。この状態で、下部ピン3rが基台1の両側板部1b・1c(孔1m・1n)と揺動腕3sの下端部とを貫通して両側板部1b・1cにわたり架設されるとともに、上部ピン3tがドア止め載置体2の両側板部2a・2b(孔2h・2h)と揺動腕3sの上端部とを貫通して両側板部2a・2bにわたり架設される。かくて基台1ドア止め載置体2と揺動腕3sとは下部ピン3rと上部ピン3tとで回転可能に連結され、ドア止め載置体2は基台1に対して所定方向に揺動するものとなる。
【0028】
図8・図9のドアストッパーについて、ドア止め載置体2が図8(B)の低位置状態に保持されるときは、上記揺動腕3sが上記支持部1kから離反して基台1の先端側へ傾倒変位する。この状態のとき、上記下部ピン3rは上記上部ピン3tよりもわずか低い位置にあり、上記揺動腕3sを起き上がりがたくしているから、ドア止め載置体2の変動が効率よく抑止されて安定度もよくなる。一方、ドア止め載置体2が図8(C)の高位置状態に保持されるときは、上記揺動腕3sが基台1の後端側へ傾倒変位して上記支持部1kにより接触支持される。さらにいえば、揺動腕3sが支持部1kのテーパ面3pで背凭れ状に支持され、それ以上の傾倒が阻止されるから、ドア止め載置体2の高位置状態が確実に保持される。図8(C)の高位置状態にあるドアストッパーの上面は、傾斜上面部1Aの傾斜角度にドア止め傾斜上面2cの傾斜角度を加えたところの大きな傾斜角度になる。
【0029】
図10・図11に例示されたドアストッパーは、連結保持機構3として一対の揺動腕を用いる点が図8・図9のものと相違する。すなわち図10・図11の連結保持機構3は、一対の第1揺動腕3vと一対の第2揺動腕3y、一対の第1下部ピン3uと一対の第2下部ピン3x、一対の第1上部ピン3wと一対の第2上部ピン3zなどを構成要素として具備している。これと対応して基台1には、後端側に設けられて立ち上がる一対の第1支持部1qと該第1支持部1qの前方に設けられて立ち上がる一対の第2支持部1rとが底板上に設けられる。
【0030】
図10・図11の実施形態で、基台1とドア止め載置体2と連結保持機構3との相対関係はつぎのとおりである。第1揺動腕3vと第2揺動腕3yは、第1揺動腕3vが第1支持部1qの前側で第2揺動腕3yが第2支持部1rの前側という相対配置において基台1とドア止め載置体2との間に介在される。これで第1揺動腕3v・第2揺動腕3yの各下端部が基台1の両側板部1b・1c間に介入し、第1揺動腕3v・第2揺動腕3yの各上端部がドア止め載置体2の両側板部2a・2b間に介入する。この状態において、基台1の両側板部1b・1cと第1揺動腕3vの下端部とが第1下部ピン3uで回転可能に連結されるとともにドア止め載置体2の両側板部2a・2bと第1揺動腕3vの上端部とが第1上部ピン3wで回転可能に連結される。同様に、基台1の両側板部1b・1cと第2揺動腕3yの下端部とが第2下部ピン3xで回転可能に連結されるとともにドア止め載置体2の両側板部2a・2bと第2揺動腕3yの上端部とが第2上部ピン3zで回転可能に連結される。基台1・ドア止め載置体2・連結保持機構3はこのようにして組み立てられてリンク構造をなす。
【0031】
図10・図11のドアストッパーについて、ドア止め載置体2が図10(B)の低位置状態に保持されるときは、上記第1揺動腕3vや上記第2揺動腕3yがそれぞれ上記第1支持部1qや上記第2支持部1rから離反して基台1の先端側へ傾倒変位する。一方、ドア止め載置体2が図10(C)の高位置状態に保持されているときは、上記第1揺動腕3vや上記第2揺動腕3yが基台1の後端側へ傾倒変位して上記第1支持部1qや上記第2支持部1rによりそれぞれ接触支持される。このようなドアストッパーは、ドア止め載置体2の上下変位操作がリンク構造に依存して円滑に行われる。しかも第1揺動腕3vが第1支持部1qで支持されたり第2揺動腕3yも第2支持部1qで支持されたりするので、強度の向上はもちろんドア止め載置体2の変動阻止についても安定性を確保することがで きる。ドア止め載置体2が図10(C)の高位置状態にあるときは、傾斜上面部1Aとドア止め傾斜上面2cとがほぼ平行になる。
【0032】
【発明の効果】
本発明に係るドアストッパーはつぎのような効果を有する。
(1) 連結保持機構で連結された基台とドア止め載置体とを一体で保存することができるので、その一方を紛失することがなく、それにともなう不便を解消することができる。基台に対するドア止め載置体の簡易な揺動操作で、これを高位置状態に保持することができ、床面とドア下端縁との大きな隙間にも即時対応することができる。ドア止め載置体を低位置状態にしても高位置状態にしてもドアストッパー全長がほとんど変わらないから、いずれの状態で使用しても通行に支障をきたすことがない。
(2) 基台に対してドア止め載置体を操作するためのものが連係ピンや曲折案内溝を備えた簡易構成の連結保持機構であり、しかも、これでドア止め載置体の低位置状態や高位置状態を変動なく保持することができる。床面とドア下端縁との隙間の大小に対し、簡易性・迅速性・安定性の点で信頼性の高いドアストッパーを提供することができる。
(3) 基台の先端壁とドア止め載置体の突起部とを接触させたりドア止め載置体の突起部を基台の傾斜上面部に乗り上げさせたりするので、基台に対するドア止め載置体の安定性を常に保持することができ、それがドア止め傾斜上面の強度向上につながりドアストッパーのストッパー効果の向上にもつながる。
(4) 第1曲折案内溝・第2曲折案内溝と第1連係ピン・第2連係ピンとを具備した連結保持機構が基台に対するドア止め載置体の安定化を増進させる。
(5) 基台とドア止め載置体とを連結保持機構の揺動腕・下部ピン・上部ピンなどで連結したので、ドア止め載置体の低位置状態や高位置状態の保持ならびに操作について円滑性や安定性を確保することができる。
(6) 基台とドア止め載置体と連結保持機構とを第1揺動腕・第2揺動腕でリンク構造にするとともに、ドア止め載置体が高位置状態にあるときの第1揺動腕・第2揺動腕を第1支持部・第2支持部で支持するようにしたので、全体の強度と安定性ならびに操作性をより向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るドアストッパーの第1実施形態を示した平面図と縦断側面図と側面図である。
【図2】図1(B)におけるII−II線の縦断側面図である。
【図3】図1に例示されたドアストッパーの分解斜視図である。
【図4】本発明に係るドアストッパーの第2実施形態を示した平面図と縦断側面図と側面図である。
【図5】図4に例示されたドアストッパーの分解斜視図である。
【図6】本発明に係るドアストッパーの第3実施形態を示した平面図と縦断側面図と側面図である。
【図7】図6に例示されたドアストッパーの分解斜視図である。
【図8】本発明に係るドアストッパーの第4実施形態を示した平面図と縦断側面図と側面図である。
【図9】図8に例示されたドアストッパーの分解斜視図である。
【図10】本発明に係るドアストッパーの第5実施形態を示した平面図と縦断側面図と側面図である。
【図11】図10に例示されたドアストッパーの分解斜視図である。
【図12】従来ドアストッパーの一例について、ドア下端縁と床面との隙間が大きい場合の使用状態を示した縦断側面図である。
【図13】従来ドアストッパーの他例について、ドア下端縁と床面との隙間が小さい場合の使用状態を示した展開斜視図と該隙間が大きい場合の使用状態を示した斜視図である。
【符号の説明】
1 基台
1A 傾斜上面部
1b 側板部
1c 側板部
1h 載置底面
1i 先端壁
1j 外面
1k 支持部
1q 第1支持部
1r 第2支持部
2 ドア止め載置体
2a 側板部
2b 側板部
2c ドア止め傾斜上面
2g 突起部
3 連結保持機構
3a 曲折案内溝
3b 曲折案内溝
3c 連係ピン
3d 停止溝縁
3e 停止溝縁
3f 第1曲折案内溝
3g 第2曲折案内溝
3h 第1曲折案内溝
3i 第2曲折案内溝
3j 第1連係ピン
3k 第2連係ピン
3m 第1停止溝縁
3n 第1停止溝縁
3p 第2停止溝縁
3q 第2停止溝縁
3r 下部ピン
3s 揺動腕
3t 上部ピン
3u 第1下部ピン
3v 第1揺動腕
3w 第1上部ピン
3x 第2下部ピン
3y 第2揺動腕
3z 第2上部ピン
Claims (6)
- 載置用としての載置底面や後端側から先端側に向けて下り勾配で形成された傾斜上面部を有する基台と、基台の傾斜上面部と同方向に傾斜するドア止め傾斜上面を有して基台の傾斜上面部上に積載自在なもので、当該傾斜上面部上に積載された低位置状態から後端側の斜め上方へ変位させて高位置状態にしたりその高位置状態から復帰させて元の低位置状態にしたりするためのドア止め載置体と、ドア止め載置体の上記低位置状態や上記高位置状態を保持するとともに当該ドア止め載置体を上記低位置状態から上記高位置状態かつ上記高位置状態から上記低位置状態へと可逆的に案内するための案内型の連結保持機構とを備えていること、および、ドア止め載置体が基台の傾斜上面部上に配置され、かつ、これら基台とドア止め載置体とにわたり上記連結保持機構が設けられてドア止め載置体が上記の低位置状態や高位置状態に変位自在なるよう基台に連結保持されていること、および、基台の後端部とドア止め載置体の後端部ならびに基台の先端部とドア止め載置体の先端部とがそれぞれ相対移動自在な自由端部からなることを特徴とするドアストッパー。
- 互いに対面して両側から立ち上がる両側板部を基台が有していること、および、互いに対面して両側から垂れ下がる両側板部をドア止め載置体が有していること、および、基台の両側板部に形成された曲折案内溝やドア止め載置体の両側板部間に架設される連係ピンを案内型の連結保持機構が構成要素として具備しており、かつ、当該連結保持機構の両曲折案内溝がその中間部を曲折点にして後端側へ曲折しているとともにその溝曲折部の端縁が連係ピン用の停止端縁になっていること、および、基台とドア止め載置体と連結保持機構との相対関係において、ドア止め載置体がその両側板部内に基台の両側板部を介在させて当該基台と重なり合い、かつ、上記連係ピンが上記両曲折案内溝を貫通してドア止め載置体の両側板部にわたり架設されていること、および、ドア止め載置体が高位置状態に保持されているときには、上記連係ピンが上記両曲折案内溝の停止端縁側に介在し、かつ、ドア止め載置体が低位置状態に保持されているときには、上記連係ピンが上記両曲折案内溝内において停止端縁の反対端縁側に介在することを特徴とする請求項1記載のドアストッパー。
- 互いに対面して両側から立ち上がる両側板部や先端側から立ち上がる先端壁を基台が有していること、および、互いに対面して両側から垂れ下がる両側板部をドア止め載置体が有していること、および、基台の両側板部に形成された曲折案内溝やドア止め載置体の両側板部間に架設される連係ピンならびにドア止め載置体にあってドア止め傾斜上面を有する部分の下面内から下向きに突出した突起部を案内型の連結保持機構が構成要素として具備しており、かつ、当該連結保持機構の両曲折案内溝がその中間部を曲折点にして後端側へ曲折しているとともにその溝曲折部の端縁が連係ピン停止用の停止端縁になっていること、および、基台とドア止め載置体と連結保持機構との相対関係において、ドア止め載置体がその両側板部内に基台の両側板部を介在させて当該基台と重なり合い、かつ、上記連係ピンが上記両曲折案内溝を貫通してドア止め載置体の両側板部にわたり架設され、かつ、上記突起部が上記先端壁の外面と近接離反自在に対応していること、および、ドア止め載置体が高位置状態に保持されているときには、上記先端壁の外面から離反した上記突起部が基台傾斜上面部上の先端側に乗り上がるとともに上記連係ピンが上記両曲折案内溝の停止端縁側に介在し、かつ、ドア止め載置体が低位置状態に保持されているときには、基台の傾斜上面部上から降下した上記突起部が上記先端壁の外面に接触して停止するとともに上記連係ピンが上記両曲折案内溝内において停止端縁の反対端縁側に介在することを特徴とする請求項1記載のドアストッパー。
- 互いに対面して両側から立ち上がる両側板部を基台が有していること、および、互いに対面して両側から垂れ下がる両側板部をドア止め載置体が有していること、および、基台の両側板部において相対的に後端側寄りに形成された第1曲折案内溝や相対的に先端側寄りに形成された第2曲折案内溝ならびにドア止め載置体の両側板部にわたって架設される第1連係ピンや第2連係ピンを案内型の連結保持機構が構成要素として具備しており、かつ、当該連結保持機構の両第1曲折案内溝と両第2曲折案内溝とがこれらの中間部を曲折点にしてそれぞれ後端側へ曲折しているとともに第1曲折案内溝や第2曲折案内溝における当該溝曲折部の端縁が連係ピン停止用の第1停止端縁や第2停止端縁になっていること、および、基台とドア止め載置体と連結保持機構との相対関係において、ドア止め載置体がその両側板部内に基台の両側板部を介在させて当該基台と重なり合い、かつ、上記第1連係ピンや上記第2連係ピンがそれぞれ上記両第1曲折案内溝や上記両第2曲折案内溝を貫通してドア止め載置体の両側板部にわたり架設されていること、および、ドア止め載置体が高位置状態に保持されているときには、上記第1連係ピンが上記両第1曲折案内溝の第1停止端縁側に介在するとともに上記第2連係ピンが上記両第2曲折案内溝の第2停止端縁側に介在し、かつ、ドア止め載置体が低位置状態に保持されているときには、上記第1連係ピンが上記両第1曲折案内溝内において第1停止端縁の反対端側に介在するとともに上記第2連係ピンが上記両第2曲折案内溝内において第2停止端縁の反対端縁側に介在することを特徴とする請求項1記載のドアストッパー。
- 互いに対面して両側から立ち上がる両側板部と後端側に設けられて立ち上がる支持部とを基台が有していること、および、互いに対面して両側から垂れ下がる両側板部をドア止め載置体が有していること、および、揺動腕と下部ピンと上部ピンとを案内型の連結保持機構が構成要素として具備していること、および、基台とドア止め載置体と連結保持機構との相対関係において、基台とその上に配置されたドア止め載置体との間に揺動腕が介在され、かつ、基台の両側板部とその間に介入した揺動腕の下端部とがこれらを貫通する下部ピンで回転可能に連結されているとともにドア止め載置体の両側板部とその間に介入した揺動腕の上端部とがこれらを貫通する上部ピンで回転可能に連結されていること、および、ドア止め載置体が高位置状態に保持されているときには、上記揺動腕が基台の後端側へ傾倒変位して上記支持部により接触支持され、かつ、ドア止め載置体が低位置状態に保持されているときには、上記揺動腕が上記支持部から離反して基台の先端側へ傾倒変位することを特徴とする請求項1記載のドアストッパー。
- 互いに対面して両側から立ち上がる両側板部と後端側に設けられて立ち上がる第1支持部と該第1支持部の前方に設けられて立ち上がる第2支持部とを基台が有していること、および、互いに対面して両側から垂れ下がる両側板部をドア止め載置体が有していること、および、第1揺動腕と第2揺動腕ならびに第1下部ピンと第2下部ピンならびに第1上部ピンと第2上部ピンを案内型の連結保持機構が構成要素として具備していること、および、基台とドア止め載置体と連結保持機構との相対関係において、基台とその上に配置されたドア止め載置体との間に上記第1揺動腕と上記第2揺動腕とが介在されて、第1揺動腕が第1支持部の前側に位置しているとともに第2揺動腕が第2支持部の前側に位置しており、かつ、基台の両側板部とドア止め載置体の両側板部にわたる第1揺動腕の上下両端部が第1下部ピンと第1上部ピンとを介して当該両側板部に回転可能に連結されているとともに基台の両側板部とドア止め載置体の両側板部にわたる第2揺動腕の上下両端部が第2下部ピンと第2上部ピンとを介して当該両側板部に回転可能に連結されていること、および、ドア止め載置体が高位置状態に保持されているときには、上記第1揺動腕や上記第2揺動腕が基台の後端側へ傾倒変位して上記第1支持部や上記第2支持部によりそれぞれ接触支持され、かつ、ドア止め載置体が低位置状態に保持されているときには、上記第1揺動腕や上記第2揺動腕がそれぞれ上記第1支持部や上記第2支持部から離反して基台の先端側へ傾倒変位することを特徴とする請求項1記載のドアストッパー。
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