JP3633818B2 - 気中終端接続部 - Google Patents

気中終端接続部 Download PDF

Info

Publication number
JP3633818B2
JP3633818B2 JP05872399A JP5872399A JP3633818B2 JP 3633818 B2 JP3633818 B2 JP 3633818B2 JP 05872399 A JP05872399 A JP 05872399A JP 5872399 A JP5872399 A JP 5872399A JP 3633818 B2 JP3633818 B2 JP 3633818B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
girders
fixed
pair
metal fitting
gantry
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP05872399A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000261948A (ja
Inventor
浩之 保科
Original Assignee
昭和電線電纜株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 昭和電線電纜株式会社 filed Critical 昭和電線電纜株式会社
Priority to JP05872399A priority Critical patent/JP3633818B2/ja
Publication of JP2000261948A publication Critical patent/JP2000261948A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3633818B2 publication Critical patent/JP3633818B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cable Accessories (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は気中終端接続部に係り、特に、電力ケーブルと屋内配線、架空線または電気機器とを接続するのに用いられる気中終端接続部に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、地中電力ケーブルの気中終端接続部としては、ケーブル端部の絶縁体外周にストレスコーンを設け、その外側に碍管を被嵌した構造のものが知られている。
【0003】
このような気中終端接続部の主な構造は図3に示すように、電力ケーブル1の導体1aの端部には導体引出棒61が圧縮接続され、段剥ぎして露出された絶縁体1b上には紡錘状のストレスコーン62が被嵌され、このストレスコーン62は後述する押圧圧縮装置66を介して碍管64内の下方に挿入固定されたエポキシ座63に押圧固定されている。押圧圧縮装置66は、固定シャフト、座金、スプリング等から成り、ストレスコーン62の下方テーパ面62a側に組み込まれている。また、予め電力ケーブル1に嵌挿されている保護金具67が、碍管64の下方から当該碍管64の底部に締結されたエポキシ座63のフランジ63aに固定されている。なお、碍管64内には、絶縁流体65が充填されている。
【0004】
このように構成された気中終端接続部は、図4に示すような架台100に設置されて用いられている。この架台100には、気中終端接続部の碍管64を跨設するための一対の桁101、102が、離隔された状態で上部に固定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような気中終端接続部では、架台100の一対の桁101、102が、碍管64の取付座64aの取付ピッチに対応した間隔Lで離隔されているので、架台100の下部方向で待機させている円形フランジ67aを有する保護金具67を一対の桁101、102間に挿通させることができなかった。このため、何れか一方の桁を外さなければ保護金具67の円形フランジ67aをエポキシ座63のフランジ63aに固定させることができなかった。
【0006】
また、一対の桁101、102を固定した状態で、保護金具をエポキシ座63のフランジ63aに固定させることができるようにするために、図5に示すような、保護金具本体71と、2分割された円形フランジ72A、72Bとを具備した保護金具70が実用化されている。このような保護金具70は、保護金具本体71を一対の桁101、102間を挿通させてから、保護金具本体71の鍔部71aを押え込むようにして、2分割された円形フランジ72A、72Bを固定するので、何れか一方の桁を外さなくとも保護金具70とエポキシ座63のフランジ63a(図3)とを固定することができるが、部品点数が多くなり取付作業が煩雑になる難点があった。
【0007】
本発明は、このような従来の難点を解決するためになされたもので、架台の上部に固定されている碍管を跨設する一対の桁間に、単体の保護金具を挿通させることができる気中終端接続部を提供することを目的とする。
【0008】
【発明を解決するための手段】
このような目的を達成する本発明の気中終端接続部は、架台の上部に離隔された状態で固定されている一対の桁間から上方に向けて引き上げられた電力ケーブルが、一対の桁間に跨設される碍管によって被嵌される気中終端接続部において、電力ケーブルに嵌挿され、一対の桁間を通る保護金具は、碍管に対して固定するための円形フランジを有し、且つ当該円形フランジが架台の上部に所定間隔で固定されている一対の桁間を挿通可能に切り欠かれているものである。
【0009】
このような気中終端接続部によれば、保護金具が一対の桁間を挿通可能に切り欠かれているので、架台の桁を取り外すことなく、而も簡単な作業で、この保護金具と、電力ケーブルに被嵌された碍管とを固定することができる。
【0010】
また、本発明の気中終端接続部において保護金具の円形フランジの形状を小判形にすれば、単体の保護金具を一対の桁間に挿通できると共に、保護金具の円形フランジを固定ボルトによって、電力ケーブルに被嵌された碍管に固定させることができるようになる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の気中終端接続部における好ましい実施の形態例について、図面を参照して説明する。
【0012】
本発明の気中終端接続部は図2に示すように、電力ケーブル1の導体1aの端部には導体引出棒2が圧縮接続され、段剥ぎして露出された絶縁体1b上には紡錘状のストレスコーン3が被嵌され、このストレスコーン3は後述する押圧圧縮装置10を介して碍管5内の下方に挿入固定されたエポキシ座4に押圧固定されている。なお、碍管5の上部には導体引出棒2および碍管5を固定するための上部金具6が固定され、これらを覆うように上部覆い7が被されており、この碍管5内には、絶縁流体8が充填されている。
【0013】
また、ストレスコーン3の下方テーパ面3a側には押圧圧縮装置10が組み込まれている。この押圧圧縮装置10は、ストレスコーン3の下方テーパ面3aに嵌合される押し金具11と、押し金具11に固定される可動シャフト12と、可動シャフト12の周りに挿嵌されるスプリング13と、スプリング13の後端を支持するように可動シャフト12に嵌挿される座金14と、座金14の移動を規制するようにエポキシ座4のフランジ4aに固定される固定シャフト15とから成り、ストレスコーン3が押し金具11によってケーブルの軸方向に押圧圧縮されるように構成されている。したがって、ストレスコーン3を、エポキシ座4の内テーパ面4bに押圧固定させることができる。
【0014】
さらに、予め電力ケーブル1に嵌挿されている保護金具20が、碍管5の下方からエポキシ座4のフランジ4aに固定されている。この保護金具20は図1に示すように、電力ケーブル1が、ストレスコーン3、押圧圧縮装置10などの所定の付属品(図2)と共に組み込まれることになる碍管5に対して固定するための円形フランジ20aを有し、且つ当該円形フランジ20aが架台100の上部に固定されている一対の桁101、102間を挿通可能に切り欠かれている(「架台100」は、図4に示したものを引用する。)。具体的には、円形フランジ20aは小判形に形成されている(以下、「フランジ20a」と称する。)。
【0015】
これにより、フランジ20aの切り欠き面20asと、桁101、102の長手方向の面101s、102sとをほぼ平行にすることにより、フランジ20aを一対の桁101、102間に挿通させることができるので、架台100の何れか一方の桁を外すことなく、而も簡単な作業で、この保護金具20と、地中電力ケーブル1が所定部品と共に組み込まれた碍管5とを固定することができるようになる。なお、保護金具20のフランジ20aの一部分を切り欠いているだけなので、固定ボルト(図示せず)で保護金具20をエポキシ座4のフランジ4aに固定させることができる。
【0016】
このように構成された気中終端接続部を架台100に設置する作業について説明する。なお、架台100の上部には、予め碍管5の取付座5aの取付ピッチに対応した間隔で、一対の桁101、102が固定されている。
【0017】
まず、架台100の上部へ電力ケーブル1を引き上げ、保護金具20、予め組上げられた押圧圧縮装置10およびストレスコーン3の順番で当該電力ケーブル1に嵌挿させておく。次に、架台100上で電力ケーブル1の端部を段剥ぎして、遮蔽層などをストレスコーン3および押圧圧縮装置10と共に組上げ、さらに、露出された導体1aに導体引出棒2を圧縮接続し、この導体引出棒2から絶縁層1bにかけて油止ゴムモールド層16を形成させる。
【0018】
そして、架台100の一対の桁101、102に支持碍子17を介して、上述したケーブル処理が施された電力ケーブル1のケーブル端末を被嵌するように、碍管5を跨設する。電力ケーブル1に被嵌された碍管5を跨設後、この碍管5に所定の付属品を引き上げてセットし、碍管5の下方に固定されたエポキシ座4のフランジ4aに押圧圧縮装置10の固定シャフト15を固定する。これにより、押圧圧縮装置10の座金14がスプリング13を圧縮することから、このスプリング13の弾撥力によって押し金具11がストレスコーン3をケーブルの軸方向に押圧圧縮することになるので、ストレスコーン3は、エポキシ座4の内テーパ面4bに押圧固定されることになる。
【0019】
このようなケーブル端末処理が終了後、碍管5の上部から絶縁流体8を規定量だけ流し込んでから、当該上部に上部金具6を固定し、さらに、これらを覆うように上部覆い7を被せる。そして、架台100の一対の桁101、102の下に待機させておいた保護金具20を当該一対の桁101、102間を通してから、当該保護金具20のフランジ20aを固定ボルトでエポキシ座4のフランジ4aに固定し、この保護金具20の後端部からケーブルシース1cに亘って防水テープ18を巻着することにより、気中終端接続部の架台100への設置が完了する。なお、碍管5の上下部におけるこれら2種類の作業は、作業の効率化を図るためには、同時進行させることが好ましい。
【0020】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明の気中終端接続部によれば、保護金具のフランジの形状を、架台の上部に所定間隔で固定されている一対の桁間を挿通可能な形状に形成したことにより、単体の保護金具で架台の桁を取り外す作業をなくすことができ、而も保護金具の軽量化が図れるので、組立作業効率が大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の気中終端接続部における好ましい実施の形態例を示す部分詳細図。
【図2】本発明の気中終端接続部における好ましい実施の形態例を示す全体図。
【図3】従来の気中終端接続部を示す全体図。
【図4】気中終端接続部が設置される架台を示す全体斜視図。
【図5】従来の気中終端接続部に用いられる保護金具を示す斜視図。
【符号の説明】
1・・・・・電力ケーブル
3・・・・・ストレスコーン
4・・・・・エポキシ座
5・・・・・碍管
6・・・・・上部金具
10・・・・・押圧圧縮装置
20・・・・・保護金具
20a・・・・・円形フランジ
100・・・・・架台
101、102・・・・・一対の桁

Claims (2)

  1. 架台の上部に離隔された状態で固定されている一対の桁間から上方に向けて引き上げられた電力ケーブルが、前記一対の桁間に跨設される碍管によって被嵌される気中終端接続部において、
    前記電力ケーブルに嵌挿され、前記一対の桁間を通る保護金具は、前記碍管に対して固定するための円形フランジを有し、且つ当該円形フランジが前記架台の上部に所定間隔で固定されている前記一対の桁間を挿通可能に切り欠かれていることを特徴とする気中終端接続部。
  2. 前記保護金具の前記円形フランジの形状は小判形であることを特徴とする請求項1記載の気中終端接続部。
JP05872399A 1999-03-05 1999-03-05 気中終端接続部 Expired - Fee Related JP3633818B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05872399A JP3633818B2 (ja) 1999-03-05 1999-03-05 気中終端接続部

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05872399A JP3633818B2 (ja) 1999-03-05 1999-03-05 気中終端接続部

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000261948A JP2000261948A (ja) 2000-09-22
JP3633818B2 true JP3633818B2 (ja) 2005-03-30

Family

ID=13092433

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05872399A Expired - Fee Related JP3633818B2 (ja) 1999-03-05 1999-03-05 気中終端接続部

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3633818B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6018862B2 (ja) * 2012-09-25 2016-11-02 北陸電力株式会社 電力機器の支持構造及びそのプレート片の交換方法並びに支持碍子の交換方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000261948A (ja) 2000-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3633818B2 (ja) 気中終端接続部
JPH0556541A (ja) 絶縁母線の接続器具
JP3092682B2 (ja) 電力ケーブル接続装置
JPS6011524B2 (ja) 架空地線の延線、引留方法
KR100345471B1 (ko) 저압케이블의 설치용 내장클램프
JPS6036994Y2 (ja) ジヤンパ線補強装置
JPH10201063A (ja) 引留クランプ
JPH0656404B2 (ja) 高圧ケ−ブルプレハブ式接続部電気試験装置
JPS6025764B2 (ja) 電力・光フアイバ−複合ケ−ブルの端末処理方法
JP3652776B2 (ja) ケーブルプレハブ形接続部
JP3152378B2 (ja) 圧縮型引留クランプおよびプレハブ電線
JP2521602Y2 (ja) Ccpケーブル接続端子函保護カバー
JPH0681405B2 (ja) ケ−ブル吊止装置
JP3152379B2 (ja) 圧縮型引留クランプおよびプレハブ電線
JP2822730B2 (ja) プレ・モールド絶縁体挿入治具
JP3998523B2 (ja) 車両用ケーブルジョイント
JP3982725B2 (ja) ケーブル分岐接続部
JPS6120564Y2 (ja)
JPS6316278Y2 (ja)
JPH02146916A (ja) ケーブル終端部の組立方法
JPS587796Y2 (ja) 金車通過形引留クランプ
JPS6322614Y2 (ja)
CN116657972A (zh) 一种带有高压线缆固定装置的高压杆
JPS6023896Y2 (ja) 三相共心型ケ−ブルの接続部
JPH0336196Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040511

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040709

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041124

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041221

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3633818

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090107

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100107

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100107

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110107

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120107

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130107

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130107

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees