JP3633256B2 - 印刷画像処理システム及び印刷画像処理方法並びに印刷画像処理プログラムが記録された記録媒体 - Google Patents

印刷画像処理システム及び印刷画像処理方法並びに印刷画像処理プログラムが記録された記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータにより生成した印刷画像データの印刷処理を行うとともに、ディスプレイ上にプレビューデータの表示処理を行い、更に印刷画像を縮小したインデクス印刷としてのサムネイル画像の印刷処理を行う印刷画像処理システム及び印刷画像処理方法並びに印刷画像処理プログラムが記録された記録媒体の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、印刷画像処理システムを用いて、大型の用紙に例えばポスターなどように大きな画像を印刷処理することが行なわれている。このように印刷された大型の用紙はそのままではかさばるため、例えば用紙を丸めた状態にするなどして運搬、保存されることが多い。そのため、用紙に印刷された画像の内容を外部から確認するのに、その用紙全体を広げるのは煩わしく不便である。そこで、用紙の上部などの画像が印刷された領域の近辺において印刷画像が縮小されたサムネイル画像を印刷し、印刷内容を確認するためのインデクスとして用いれば、丸めた用紙を少し開くことで印刷内容の確認ができるため、前述した不便が解消される。
【0003】
一方、近年の印刷システムにおいては、印刷を行おうとする使用者が実際の印刷処理の前に、ディスプレイ上において、その印刷画像を表示して確認するためのプレビュー処理を行うのが一般的となっている。これにより、実際の印刷を行う前に、予めプレビューデータによる視認ができるので、使用者にとって便利なシステムとなる。
【0004】
ここで、前述のサムネイル画像処理とプレビュー処理の両方を取り入れた印刷画像処理システムを構築する場合には、印刷画像に対する印刷画像データを生成する処理に加えて、サムネイル画像データを生成する処理と、プレビューデータを生成する処理が必要となり、全部で3つのデータ生成処理が含まれることとなる。例えば使用者が印刷指示に際して、併せてサムネイル画像データの印刷とプレビューデータの表示を指示すると、前記3つのデータ生成処理が実行され、使用者のディスプレイ上にはプレビュー表示がされるとともに、印刷用紙上には印刷画像とサムネイル画像とが併せて印刷されることとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述のような印刷画像処理システムにおいては、印刷画像が大型であることも多く、そのためデータ量は膨大になる。よって、前記各生成処理を行うために、印刷データの展開をするなどデータ量に応じて必要となる処理量も増大していく。さらに、前記3つのデータ生成処理は解像度が大幅に異なるデータの生成を行うものであって、それぞれ独立した処理であるから、3つの全てを実行させようとする場合には、一層処理量が増大することが避けられない。
【0006】
従って、前述のような印刷画像処理システムを構築した場合、全体としてかなりの処理量が要求されることとなる。これにより、使用者が行うべき印刷処理を終了するまでに時間がかかることとなり、迅速な業務の遂行に支障をきたすという点で問題があった。
【0007】
そこで、本発明は上述した問題に鑑みなされたものであり、その課題は、印刷画像の印刷及びプレビュー表示と共に、印刷画像のインデクスとしてのサムネイル画像を印刷する場合にも、処理量を増大させず、迅速に印刷処理が実行される印刷画像処理システム及び印刷画像処理方法並びに印刷画像処理プログラムが記録された記録媒体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の印刷画像処理システムは、印刷指示された印刷画像データを印刷処理する印刷画像処理システムであって、前記印刷画像データを縮小したインデクス印刷に使用されるサムネイル画像データの印刷を指示する指示手段と、前記印刷画像データに基づいて前記印刷画像データの表示確認に使用されるプレビューデータを作成する作成手段と、作成した前記プレビューデータを変換して前記サムネイル画像データを生成する変換手段と、前記指示手段によりサムネイル画像データの印刷が指示された場合には、前記変換手段により生成されたサムネイル画像データの印刷処理を行う印刷処理手段とを備えることを特徴とする。
【0009】
ここで、印刷画像データとは、印刷すべき原画像を印刷して印刷画像を形成させるために印刷装置に出力される所定の形式に従ったデータである。一般にこの印刷画像データは、ホスト装置等からの印刷要求に際して印刷内容を指示するための所定のページ記述言語等で記述される印刷データを解析して、例えばビットマップ展開を行うなどにより生成されるものである。
【0010】
また、サムネイル画像データとは、原画像を全体的に縮小して原画像に対するインデクスとして機能させるためのサムネイル画像を形成させるために印刷装置に出力されるデータであり、一般的には前記印刷画像データを元に縮小処理を経て生成されるものである。例えば、サムネイル画像を原画像と共に印刷媒体上に印刷して原画像の種別を識別させたり、多数のサムネイル画像を印刷媒体上に印刷して1つの印刷媒体で多くの原画像の内容を確認させたりする場合に用いることができ、多様な用途に利用可能なものである。
【0011】
また、プレビューデータとは、原画像データの印刷処理に先立って、印刷すべき原画像をディスプレイ等に表示させ視認させるために行なわれるプレビュー処理に用いられるデータであり、一般的には前記印刷画像データを元に縮小処理を経て生成されるものである。
【0012】
さて、請求項1に記載の発明によれば、作成手段により印刷画像データに基づいて作成されたプレビューデータが、変換手段により変換されてサムネイル画像データが生成される。そして、指示手段によりサムネイル画像データの印刷が指示されると、印刷処理手段によりサムネイル画像データの印刷処理が行われる。
【0013】
よって、サムネイル画像データは、プレビュー処理用のプレビューデータを利用して生成されるので、印刷データを別途、展開処理してサムネイル画像データを生成する手間を省くことができ、サムネイル画像データの印刷処理は迅速に行われる。
【0014】
請求項2に記載の印刷画像処理システムは、請求項1に記載の印刷画像処理システムにおいて、前記プレビューデータの表示を指示するプレビュー指示手段を、更に備えるとともに、前記印刷処理手段は、前記指示手段によりサムネイル画像データの印刷が指示された場合において、前記プレビュー指示手段によりプレビューデータの表示が指示されているときは、前記変換手段により生成されたサムネイル画像データを印刷処理し、前記プレビュー指示手段によりプレビューデータの表示が指示されていないときは、前記印刷画像データを縮小処理して印刷処理を行うことを特徴とする。
【0015】
請求項2に記載の発明によれば、プレビュー指示手段によりプレビューデータの表示が指示される。そして、サムネイル画像データの印刷の指示がされ、かつ、プレビューデータの表示が指示されているとき、サムネイル画像データの印刷処理が行われるが、サムネイル画像データの印刷の指示がされる一方、プレビューデータの表示が指示されていないときは、印刷画像データを縮小処理して印刷処理が行われる。
【0016】
よって、プレビュー処理を行わない場合であっても、プレビューデータの代わりに印刷画像データを利用してサムネイル画像データが生成されるので、サムネイル画像データの生成のためだけにプレビューデータ作成処理を行う無駄が排除され、印刷画像処理システムの処理が効率的に行われる。
【0017】
請求項3に記載の印刷画像処理システムは、請求項1又は請求項2に記載の印刷画像処理システムにおいて、前記変換手段により生成される前記サムネイル画像データは、前記プレビューデータと同一のデータであることを特徴とする。
【0018】
請求項3に記載の発明によれば、作成手段によりプレビューデータが作成されると、そのデータはそのままサムネイル画像データとして用いられる。
【0019】
よって、プレビューデータからサムネイル画像データへの変換処理が省略されるので、サムネイル画像データの印刷処理は一層迅速に行われる。
【0020】
請求項4に記載の印刷画像処理システムは、請求項1又は請求項2に記載の印刷画像処理システムにおいて、前記変換手段により生成される前記サムネイル画像データは、前記プレビューデータを縮小処理して変換したデータであることを特徴とする。
【0021】
請求項4に記載の発明によれば、変換手段によりプレビューデータを縮小処理して変換されたデータがサムネイル画像データとして用いられる。
【0022】
よって、プレビューデータよりも一般的にはサムネイル画像データの方が縮小率が大きくなるので、簡易かつ汎用的な処理によりサムネイル画像データの生成が行なわれる。
【0023】
請求項5に記載の印刷画像処理方法は、印刷指示された印刷画像データを印刷処理する印刷画像処理システムにおける印刷画像処理方法であって、前記印刷画像データを縮小したインデクス印刷に使用されるサムネイル画像データの印刷を指示する指示工程と、前記印刷画像データに基づいて前記印刷画像データの表示確認に使用されるプレビューデータを作成する作成工程と、作成した前記プレビューデータを変換して前記サムネイル画像データを生成する変換工程と、前記指示工程においてサムネイル画像データの印刷が指示された場合には、前記変換工程にて生成されたサムネイル画像データの印刷処理を行う印刷処理工程とを備えることを特徴とする印刷画像処理方法。
【0024】
ここで、印刷画像データ、サムネイル画像データ、プレビューデータは、前述した請求項1に記載の発明の場合と同様の意味である。
【0025】
さて、請求項5に記載の発明によれば、作成工程において印刷画像データに基づいて作成されたプレビューデータが、変換工程において変換されてサムネイル画像データが生成される。そして、指示工程においてサムネイル画像データの印刷が指示されると、印刷処理工程においてサムネイル画像データの印刷処理が行われる。
【0026】
よって、サムネイル画像データは、プレビュー処理用のプレビューデータを利用して生成されるので、印刷データを別途、展開処理してサムネイル画像データを生成する手間を省くことができ、サムネイル画像データの印刷処理は迅速に行われる。
【0027】
請求項6に記載の印刷画像処理方法は、請求項5に記載の印刷画像処理方法において、前記プレビューデータの表示を指示するプレビュー工程を、更に備えるとともに、前記印刷処理工程は、前記指示工程においてサムネイル画像データの印刷が指示された場合において、前記プレビュー指示工程にてプレビューデータの表示が指示されているときは、前記変換工程にて生成されたサムネイル画像データを印刷処理し、前記プレビュー指示工程にてプレビューデータの表示が指示されていないときは、前記印刷画像データを縮小処理して印刷処理を行うことを特徴とする請求項5に記載の印刷画像処理方法。
【0028】
請求項6に記載の発明によれば、プレビュー指示工程においてプレビューデータの表示が指示される。そして、サムネイル画像データの印刷の指示がされ、かつ、プレビューデータの表示が指示されているとき、サムネイル画像データの印刷処理が行われるが、サムネイル画像データの印刷の指示がされる一方、プレビューデータの表示が指示されていないときは、印刷画像データを縮小処理して印刷処理が行われる。
【0029】
よって、プレビュー処理を行わない場合であっても、プレビューデータの代わりに印刷画像データを利用してサムネイル画像データが生成されるので、サムネイル画像データの生成のためだけにプレビューデータ作成処理を行う無駄が排除され、印刷画像処理が効率的に行われる。
【0030】
請求項7に記載の印刷画像処理方法は、請求項5又は請求項6に記載の印刷画像処理方法において、前記変換工程において生成される前記サムネイル画像データは、前記プレビューデータと同一のデータであることを特徴とする。
【0031】
請求項7に記載の発明によれば、作成工程においてプレビューデータが作成されると、そのデータはそのままサムネイル画像データとして用いられる。
【0032】
よって、プレビューデータからサムネイル画像データへの変換処理が省略されるので、サムネイル画像データの印刷処理は一層迅速に行われる。
【0033】
請求項8に記載の印刷画像処理方法は、請求項5又は請求項6に記載の印刷画像処理方法において、前記変換工程において生成される前記サムネイル画像データは、前記プレビューデータを縮小処理して変換したデータであることを特徴とする。
【0034】
請求項8に記載の発明によれば、変換工程においてプレビューデータを縮小処理して変換されたデータがサムネイル画像データとして用いられる。
【0035】
よって、プレビューデータよりも一般的にはサムネイル画像データの方が縮小率が大きくなるので、簡易かつ汎用的な処理によりサムネイル画像データの生成が行なわれる。
【0036】
請求項9に記載の印刷画像処理プログラムを記録した記録媒体は、印刷指示された印刷画像データを印刷処理する印刷画像処理システムに含まれるコンピュータに、前記印刷画像データを縮小したインデクス印刷に使用されるサムネイル画像データの印刷を指示する指示工程と、前記印刷画像データに基づいて前記印刷画像データの表示確認に使用されるプレビューデータを作成する作成工程と、作成した前記プレビューデータを変換して前記サムネイル画像データを生成する変換工程と、 前記指示工程においてサムネイル画像データの印刷が指示された場合には、前記変換工程にて生成されたサムネイル画像データの印刷処理を行う印刷処理工程とを実行させることを特徴とする。
【0037】
ここで、印刷画像データ、サムネイル画像データ、プレビューデータは、前述した請求項1及び請求項5に記載の発明の場合と同様の意味である。
【0038】
さて、請求項9に記載の発明によれば、作成工程において印刷画像データに基づいて作成されたプレビューデータが、変換工程において変換されてサムネイル画像データが生成される。そして、指示工程においてサムネイル画像データの印刷が指示されると、印刷処理工程においてサムネイル画像データの印刷処理が行われる。
【0039】
よって、サムネイル画像データは、プレビュー処理用のプレビューデータを利用して生成されるので、印刷データを別途、展開処理してサムネイル画像データを生成する手間を省くことができ、サムネイル画像データの印刷処理は迅速に行われる。
【0040】
請求項10に記載の印刷画像処理プログラムを記録した記録媒体は、請求項9に記載の記録媒体において、前記プレビューデータの表示を指示するプレビュー工程を、更に備えるとともに、前記印刷処理工程は、前記指示工程においてサムネイル画像データの印刷が指示された場合において、前記プレビュー指示工程にてプレビューデータの表示が指示されているときは、前記変換工程にて生成されたサムネイル画像データを印刷処理し、前記プレビュー指示工程にてプレビューデータの表示が指示されていないときは、前記印刷画像データを縮小処理して印刷処理を行うことを特徴とする。
【0041】
請求項10に記載の発明によれば、プレビュー指示工程においてプレビューデータの表示が指示される。そして、サムネイル画像データの印刷の指示がされ、かつ、プレビューデータの表示が指示されているとき、サムネイル画像データの印刷処理が行われるが、サムネイル画像データの印刷の指示がされる一方、プレビューデータの表示が指示されていないときは、印刷画像データを縮小処理して印刷処理が行われる。
【0042】
よって、プレビュー処理を行わない場合であっても、プレビューデータの代わりに印刷画像データを利用してサムネイル画像データが生成されるので、サムネイル画像データの生成のためだけにプレビューデータ作成処理を行う無駄が排除され、印刷画像処理が効率的に行われる。
【0043】
請求項11に記載の印刷画像処理プログラムが記録された記録媒体は、請求項9又は請求項10に記載の記録媒体において、前記変換工程において生成される前記サムネイル画像データは、前記プレビューデータと同一のデータであることを特徴とする。
【0044】
請求項11に記載の発明によれば、作成工程においてプレビューデータが作成されると、そのデータはそのままサムネイル画像データとして用いられる。
【0045】
よって、プレビューデータからサムネイル画像データへの変換処理が省略されるので、サムネイル画像データの印刷処理は一層迅速に行われる。
【0046】
請求項12に記載の印刷画像処理システムが記録された記録媒体は、請求項9又は請求項10に記載の記録媒体において、前記変換工程において生成される前記サムネイル画像データは、前記プレビューデータを縮小処理して変換したデータであることを特徴とする。
【0047】
請求項12に記載の発明によれば、変換工程においてプレビューデータを縮小処理して変換されたデータがサムネイル画像データとして用いられる。
【0048】
よって、プレビューデータよりも一般的にはサムネイル画像データの方が縮小率が大きくなるので、簡易かつ汎用的な処理によりサムネイル画像データの生成が行なわれる。
【0049】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、本実施形態では、ホスト装置として機能する複数のクライアントと、印刷制御装置として機能するプリンタサーバがネットワークで接続され、プリンタサーバには更にプリンタが接続されて構成される印刷画像処理システムに対し、本発明を適用する場合について説明を行う。
【0050】
図1は、本実施形態に係る印刷画像処理システムの全体構成を示すブロック図である。図1における印刷画像処理システムは、プリンタサーバ10と、複数のクライアントとしてのパーソナルコンピュータ30(以下、これを「クライアントPC30」という。)を備えており、プリンタサーバ10と各クライアントPC30とは、ネットワーク40を介して接続されている。
【0051】
始めに、プリンタサーバ10の構成について説明する。図1に示すように、プリンタサーバ10は、CPU11と、ROM12と、RAM13と、入力部14と、表示部15と、ネットワーク用インターフェース16と、プリンタ用インターフェース17と、記憶部20とを備えている。これらの各構成要素はバスを介して相互に接続されている。そして、プリンタサーバ10には、複数のプリンタ50がプリンタ用インターフェース17を介して接続されている。なお、本実施形態では、プリンタサーバ10がプリンタ50に対してビットマップデータを出力するものとする。
【0052】
以上の構成において、CPU11は、プリンタサーバ10の動作を総括的に制御すると共に、各種プログラムを実行する。また、CPU11は、印刷画像データに基づいてプレビューデータを作成する作成手段、プレビューデータを変換してサムネイル画像データを生成する変換手段、サムネイル画像データの印刷出力を行う印刷処理手段として機能する。
【0053】
ROM12は、CPU11により実行される各種プログラム、CPU11により行なわれる処理に必要なデータなどが記憶されている読み出し専用のメモリである。
【0054】
RAM13は、CPU11により行なわれる処理に必要なデータやプログラムを一時的に記憶するものであって、読み込み及び書き込みとも可能なメモリである。
【0055】
入力部14は、プリンタサーバ10にデータ又はコマンドを入力するもので、キーボード、マウス等によって構成されている。
【0056】
表示部15は、プリンタサーバ10で行なわれる処理内容、入力されたデータなどを視覚的に確認するために、文字、画像等を表示するものであり、例えばCRTディスプレイ、液晶ディスプレイ等により構成されている。
【0057】
ネットワーク用インターフェース16は、プリンタサーバ10をネットワーク40に接続し、ネットワーク40を経由したクライアントPC30とのデータの入出力を制御する。
【0058】
記憶部20は、例えばRAM又はハードディスク等の書き換え可能で記憶容量の大きいメモリにより構成されている。また、記憶部20は、クライアントPC30により印刷指示された印刷データを受信して格納する印刷データ領域21と、プレビュー処理に用いられるプレビューデータをビットマップ展開して格納するプレビュービットマップデータ領域22と、サムネイル画像データをビットマップ展開して格納するサムネイル画像ビットマップデータ領域23と、印刷データをビットマップ展開して格納する印刷ビットマップデータ領域24の各記憶領域を有している。
【0059】
次に、プリンタサーバ10にプリンタ用インターフェース17を介して接続されているプリンタ50は、印刷画像データを実際に用紙上に印刷するプリントエンジンとしての機能を有し、プリンタサーバ10の印刷出力処理により印刷画像データを用紙に印刷するものである。なお、図1には、プリンタサーバ10に、2台のプリンタ50が接続されているが、プリンタ50の数は1台でもよく、3台以上でもよい。また、プリンタ50がネットワークに対応している場合には、プリンタ50をネットワーク40に直接接続してもよい。
【0060】
次に、クライアントPC30の構成について説明する。図1に示すように、クライアントPC30は、CPU31と、ROM32と、RAM33と、記憶部34と、入力部35と、表示部36と、ネットワーク用インターフェース37を備えている。これらの各構成要素はバスを介して相互に接続されている。
【0061】
以上の構成において、CPU31は、クライアントPC30の動作を総括的に制御すると共に、各種プログラムを実行する。また、CPU11は、サムネイル画像データの印刷を指示する指示手段、プレビューデータの表示部36による表示を指示するプレビュー指示手段として機能する。
【0062】
ROM32は、クライアントPC30の動作を制御するためのプログラム、CPU11により行なわれる処理に必要なデータなどが記憶されている読み出し専用のメモリである。
【0063】
RAM33は、CPU31の処理に必要なデータやプログラムを一時的に記憶するための読み書き可能なメモリである。
【0064】
記憶部34は、ハードディスク等の書き換え可能で記憶容量の大きいメモリにより構成されていて、例えば印刷データ、プレビューデータ等が格納される。
【0065】
入力部35はクライアントPC30にデータ又はコマンドを入力するもので、キーボード、マウス等により構成されている。
【0066】
表示部36は、クライアントPC30で行なわれる処理内容、入力データなどを視覚的に確認するために、文字、画像等を表示すると共に、プレビュー処理が行われた場合には、プレビューデータを表示する。表示部36は、例えばCRTディスプレイ、液晶ディスプレイ等により構成されている。
【0067】
ネットワーク用インターフェース37は、クライアントPC30をネットワーク40に接続し、ネットワーク40を経由したプリンタサーバ10等とのデータの入出力制御を行うものである。
【0068】
なお、図1によれば、4台のクライアントPC30がネットワーク40に接続されているが、クライアントPC30の接続台数は1台、2台、3台又は5台以上でもよい。また、クライアントPC30が1台の場合には、ネットワーク40を介さずに、クライアントPC30とプリンタサーバ10を直接接続してもよい。
【0069】
次に、図2は、本実施形態の印刷画像処理システムにおいて、プリンタサーバ10及びクライアントPC30でそれぞれ実行されるソフトウェアにより実現される機能モジュールを説明する構成図である。
【0070】
まず、図2(a)に示すように、クライアントPC30における印刷画像処理を実行するソフトウェアには、印刷データ作成手順30aと、印刷指示手順30bと、プレビュー指示手順30cと、送受信手順30dと、プレビュー表示手順30eの各機能モジュールが含まれて構成される。
【0071】
以上の構成において、印刷データ作成手順30aは、クライアントPC30において、例えば文字情報や画像情報を含む印刷画像について編集処理等を行って所望の印刷を行うための印刷データを作成する手順である。この印刷データは、例えばPostScript(Adobe Systems社)等の所定のページ記述言語を用いて記述することができる。
【0072】
印刷指示手順30bは、印刷データ作成手順30aにおいて作成された印刷データの印刷指示を行う手順である。また、この印刷指示は、原画像に対する印刷指示と共に、原画像に対応するサムネイル画像に対しての印刷指示を行うことが可能である。
【0073】
なお、サムネイル画像に対する印刷指示と共に、サムネイル画像のサイズ(解像度)、印刷位置等の所定の付随情報を指示させるようにしてもよい。
【0074】
プレビュー指示手順30cは、前記印刷データについて作成されたプレビューデータの表示部36への表示を指示する手順である。すなわち、クライアントPC30のユーザが印刷データの印刷を指示する前に、印刷画像を視覚的に確認する場合に行う処理である。
【0075】
送受信手順30dは、ネットワークインターフェース37を介し、ネットワーク40を経由してプリンタサーバ10との各種データの送受信を制御する手順である。印刷データ、各種指示データ等をプリンタサーバ10に送信すると共に、プリンタサーバ10から送信されるプレビューデータ等を受信する。
【0076】
プレビュー表示手順30eは、送受信手順においてプリンタサーバ10から受信したプレビューデータを表示部36に出力する手順である。クライアントPC30のユーザは表示部36の表示内容を見ることにより、予め印刷画像を認識することができ、必要な場合は所定の操作を行うことで修正処理等を施すことが可能である。
【0077】
次に、図2(b)に示すように、プリンタサーバ10における印刷画像処理を実行するソフトウェアには、送受信手順10aと、プレビュービットマップ展開手順10bと、サムネイル画像ビットマップ生成手順10cと、印刷ビットマップ展開手順10dと、印刷出力手順10eの各機能モジュールが含まれて構成される。
【0078】
以上の構成において、送受信手順10aは、ネットワークインターフェース16を介し、ネットワーク40を経由してクライアントPC30との各種データの送受信を制御する手順である。印刷データ、各種指示データ等をプリンタサーバ10から受信すると共に、クライアントPC30へプレビューデータ等を送信する。
【0079】
プレビュービットマップデータ展開手順10bは、クライアントPC30からプレビュー指示を受けた場合に、印刷データに基づいてプレビュービットマップデータを展開し生成する手順である。この際、クライアントPC30の表示部36の解像度に適合させるように、例えば適宜の縮小処理を施されてデータ生成される。このプレビュービットマップデータは記憶部20のプレビュービットマップデータ領域22に格納される。
【0080】
サムネイル画像ビットマップ生成手順10cは、クライアントPC30からサムネイル画像の印刷指示を受けた場合に、既に生成されているプレビュービットマップデータを変換してサムネイル画像ビットマップデータを生成する手順である。すなわち、本実施形態においては、印刷データを元にサムネイル画像データを生成するのではなく、プレビューデータを利用してサムネイル画像データを得るものである。このサムネイル画像ビットマップデータは記憶部20のサムネイル画像ビットマップデータ領域24に格納される。
【0081】
ここで、プレビュービットマップデータからサムネイル画像ビットマップデータへの変換は、一般に縮小処理を用いて行うことができる。すなわち、プレビュービットマップデータはクライアントPC30の表示部36の解像度に適合しているのに対し、サムネイル画像ビットマップデータはプリンタ50により印刷されるサムネイル画像の所望の印刷サイズに対応して定まる解像度に適合させるものである。そのため、用途を考慮するとサムネイル画像の印刷サイズはかなり小さくてよいので、その分、解像度が小さくてすみ、プレビュービットマップデータよりも低解像度となるため、縮小処理により変換することが可能となる。
【0082】
例えば、1000×1000個の画素からなるプレビュービットマップデータに対して、縦方向と横方向に1画素づつ間引く処理を行って縮小変換することにより、500×500個の画素からなるサムネイル画像ビットマップデータを簡易な処理にて生成することができる。また例えば、所定範囲に含まれる複数の画素の加算平均処理を行って縮小変換することもでき、この場合は間引き処理に比べて高精度な処理を行える。
【0083】
また、プレビュービットマップデータとサムネイル画像ビットマップデータの両方の解像度が等しく、しかもデータ形式が同じである場合には、これらに対するデータを同一のものにすることができる。この場合には、展開処理が不要となると共に、記憶部20の使用エリアを減らすことができる。
【0084】
次に、印刷ビットマップデータ展開手順10dは、クライアントPC30からの印刷要求を受けて、印刷データに基づいてプリンタ50に出力される印刷ビットマップデータを展開し生成する手順である。この印刷ビットマップデータは記憶部20の印刷ビットマップデータ領域24に格納される。
【0085】
なお、プレビュー処理が行われず、プレビューデータが生成されていない場合には、この印刷ビットマップデータを用いて、サムネイル画像ビットマップデータを生成することができる。この場合にも、前述した縮小処理を用いた縮小変換がされることになる。これにより、プレビュー処理の実行の如何にかかわらず、サムネイル画像データの生成が可能となる。
【0086】
印刷出力手順10eは、プリンタ用インターフェース17を介してプリンタ50に印刷すべき印刷ビットマップデータ又はサムネイル画像ビットマップデータを出力する手順である。これにより、プリンタ50にセットした印刷用紙上には、印刷画像又は対応するサムネイル画像が印刷されることとなる。
【0087】
なお、図2においては、図示してないが、クライアントPC30における印刷指示手順30b、プレビュー指示手順30c、プレビュー表示手順30dを、プリンタサーバ10においても同様に設ける構成にしてもよい。すなわち、プリンタサーバ10は、指示を入力させる入力部14と、プレビュー表示をさせる表示部15を、クライアントPC30同様備えているので、プリンタサーバ10とクライアントPC30の双方で、同様の操作等を可能にすることにより、印刷画像処理システム全体の利便性が向上することになる。
【0088】
次に、図3と図4に示すフローチャートを用いて、クライアントPC30での印刷データの生成から、プリンタサーバ10でのサムネイル画像の印刷出力に至る処理が行われるまでの手順について説明する。なお、図3と図4に示す処理では、プレビュー指示、プレビュー表示、サムネイル画像印刷指示をプリンタサーバ10において行う場合の処理について説明する。
【0089】
図3は、クライアントPC30において行なわれる処理手順を示すものである。
【0090】
始めに、ステップS1では、入力部35への入力を監視する。具体的には、マウスやキーボードを用いて所定の指示コマンドが入力されたかどうかを調べる。その結果、何らかの指示が入力された場合には(ステップS1;YES)、ステップS2に移行する。一方、ユーザの指示が入力されない場合には(ステップS1;NO)、ステップS1を繰り返し、入力がされるのを待つ。
【0091】
ステップS2では、ステップS1で入力された指示の内容を解析する。すなわち、キーボード、マウス等により入力された指示コマンド等に応じた処理を行うために、その内容を解析するものである。
【0092】
ステップS3では、ステップS2の解析結果において、編集の指示がされたか否かを判断する。すなわち、画像データの加工、レイアウト等の編集処理を行う場合は、ユーザが編集を指示することになる。その結果、編集指示が入力された場合には(ステップS3;YES)、ステップS4に移行してデータ編集処理を実行する。一方、編集指示が入力されない場合には(ステップS3;NO)、ステップS5に移る。
【0093】
ステップS5では、ステップS2の解析結果において、印刷指示がされたか否かを判断する。印刷指示がされていない場合は(ステップS5;NO)、入力指示はその他の処理に対するコマンドであることとなるから、対応する処理を行う。一方、印刷指示がされている場合は(ステップS5;YES)、ステップS6に移る。
【0094】
ステップS6では、印刷データが作成される。すなわち、編集作業等が完了した後に、その内容を反映したデータ内容を前述のページ記述言語等により記述して印刷データが作成される。
【0095】
ステップS7では、ステップS6で作成した印刷データがプリンタサーバ10に対して送信される。その後、この送信された印刷データを用いて、プリンタサーバ10において各種処理が行われることとなる。
【0096】
なお、ステップS1乃至ステップS7にて行なわれる処理は、1回の指示コマンド等の入力に対して行う処理であり、実際にはステップS1乃至ステップS7の処理が繰り返さる。
【0097】
図4は、プリンタサーバ10において、印刷データに対して行われる処理の手順を示すものである。
【0098】
始めに、ステップS11では、クライアントPC30におけるステップS1乃至ステップS7の処理の結果、送信された印刷データをプリンタサーバ10が受信したか否かを判断する。その結果、印刷データが受信されていない場合は(ステップS11;NO)、既に記憶部20の印刷データ領域21に記憶されている印刷データを用いるので、ステップS13に移行する。一方、印刷データが受信されている場合は(ステップS11;YES)、ステップS12に移り、受信した印刷データを記憶部20の印刷データ領域21に格納する。
【0099】
ステップS13では、入力部14への入力を監視し、マウスやキーボードを用いて所定の指示コマンドが入力されたかどうかを調べる。すなわち、図4に示す処理では、プレビュー指示、プレビュー表示、サムネイル画像印刷指示をプリンタサーバ10において行う場合の処理を示すものであり、それらの指示は入力部14により行なわれるので、その内容を調べるものである。その結果、何らかの指示が入力された場合には(ステップS13;YES)、ステップS14に移行する。一方、ユーザの指示が入力されない場合には(ステップS13;NO)、ステップS11とステップS13を繰り返す。
【0100】
ステップS14では、ステップS13で入力された指示の内容を解析する。すなわち、キーボード、マウス等により入力された指示コマンド等に応じた処理を行うために、その内容を解析するものである。
【0101】
ステップS15では、ステップS14の解析結果において、プレビュー表示の指示がされたか否かを判断する。すなわち、ユーザが印刷に先立って印刷画像を表示部15により表示確認させたい場合に入力される指示である。ステップS15の判断の結果、プレビュー表示指示が入力された場合には(ステップS15;YES)、ステップS16に移行し、プレビュー表示指示が入力されていない場合には(ステップS15;NO)、ステップS19に移行する。
【0102】
ステップS16では、プレビュー表示処理を行うために、記憶部20の印刷データ領域21に記憶されている複数の印刷データの中から、処理の対象となる印刷データを選択する。
【0103】
ステップS17では、ステップS16で選択された印刷データに基づいて、表示部15の解像度に適合したプレビュービットマップ展開が行われる。生成されたプレビュービットマップデータは、記憶部20のプレビュービットマップデータ領域22に保持される。
【0104】
ステップS18では、プレビュービットマップデータ領域22のプレビュービットマップデータを、実際に表示部15に出力してプレビュー表示する。これにより、ユーザが印刷画像を視認することができる。
【0105】
一方、ステップS19では、ステップS14の解析結果において、サムネイル画像印刷の指示がされたか否かを判断する。すなわち、ユーザが印刷画像と共に、又は単独でサムネイル画像を印刷出力させたい場合に出される指示である。ステップS19の判断の結果、サムネイル画像印刷の指示がされてない場合には(ステップS19;NO)、入力指示はその他の処理に対するコマンドであることとなるから、対応する処理を行う。一方、サムネイル画像印刷の指示が入力された場合には(ステップS19;YES)、ステップS20に移る。
【0106】
ステップS20では、所定の印刷データに対しプレビュービットマップ展開を行った結果、プレビュービットマップデータ領域22に記憶されているプレビュービットマップデータを元に縮小処理等を行って、サムネイル画像ビットマップデータが生成される。また、前述したように、プレビュービットマップデータの代わりに印刷ビットマップデータを用いて、サムネイル画像ビットマップを生成することもできる。このサムネイル画像ビットマップデータは記憶部20のサムネイル画像ビットマップデータ領域24に格納される。
【0107】
ステップS21では、印刷処理を行いプリンタ50に印刷すべきビットマップデータを出力する。この場合、印刷ビットマップデータとサムネイル画像ビットマップデータとを合成して出力することができる。これにより、プリンタ50において、所望の印刷が行なわれ、印刷処理が終了することになる。
【0108】
かくして、本実施形態に係る印刷画像処理システムによれば、サムネイル画像データは、プレビューデータを利用して生成されるので、印刷データに基づいて展開処理を行わなくてすみ、しかもプレビューデータとサムネイル画像データの解像度はどちらも比較的低いので、簡易な縮小処理を行うことにより変換可能であり、印刷画像処理の効率を全体的に向上させることが可能となる。
【0109】
また、例えばプレビューデータに変換処理を行わず、そのままサムネイル画像データとして利用できる場合には、更なる処理効率の向上が図られる。
【0110】
また、プレビュー処理の有無に応じて、例えばプレビュー処理が実行される場合は、前記変換処理を行うが、プレビュー処理が実行されない場合には、印刷画像データを利用してサムネイル画像データを変換生成するオプションを設けておくと、一層印刷画像処理システムの利便性が向上する。
【0111】
なお、本実施形態においては、プリンタ50に出力されるデータ形式はビットマップデータを用いる場合について説明したが、これに限られず、種々のデータ形式のプリンタ50を用いる場合に対しても本発明の適用が可能である。
【0112】
また、本実施形態においては、プリンタサーバ10が、プリンタ50と別々の装置として構成されている場合について説明したが、プリンタサーバ10とプリンタ50が一体となって1つの装置として構成されている場合に対しても本発明の適用が可能である。
【0113】
また、前述した本発明に係る印刷画像処理を機能させる印刷画像処理プログラムは、印刷画像処理システムに含まれるコンピュータにおいて読み取り可能なCD−ROM、フロッピーディスク等の記録媒体に記録させることが可能である。そして、当該CD−ROM等を用いて当該コンピュータにおいて印刷画像処理プログラムをインストールした上で、起動して実行させることにより、本発明に係る印刷画像処理が実現される。
【0114】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、プレビューデータを変換してサムネイル画像データを生成し、サムネイル画像データの印刷指示を受けると、生成したサムネイル画像データの印刷処理を行うようにしたので、印刷データを別途、展開処理してサムネイル画像データを生成する手間が省け、サムネイル画像データの印刷処理が迅速に行われる。よって、印刷画像処理システムの処理効率が向上する。
【0115】
請求項2に記載の発明によれば、プレビュー表示が指示されたときは、請求項1と同様の処理を行う一方、プレビュー表示がされないときには、印刷画像データを縮小処理してサムネイル画像データ生成を行うようにしたので、サムネイル画像データの生成のためだけにプレビューデータ作成処理を行う無駄が排除され、印刷画像処理システムの処理効率が一層向上する。
【0116】
請求項3に記載の発明によれば、作成されたプレビューデータをそのままサムネイル画像データとして用いるようにしたので、プレビューデータからサムネイル画像データへの変換処理を省くことができ、サムネイル画像データの印刷処理を一層迅速に行うことが可能となる。
【0117】
請求項4に記載の発明によれば、プレビューデータを縮小処理して変換されたデータをサムネイル画像データとして用いるようにしたので、簡易かつ汎用的な処理によりサムネイル画像データの生成を行うことが可能になる。
【0118】
請求項5に記載の発明によれば、プレビューデータを変換してサムネイル画像データを生成し、サムネイル画像データの印刷指示を受けると、生成したサムネイル画像データの印刷処理を行うようにしたので、印刷データを別途、展開処理してサムネイル画像データを生成する手間が省け、サムネイル画像データの印刷処理が迅速に行われる。よって、印刷画像処理全体の効率が向上する。
【0119】
請求項6に記載の発明によれば、プレビュー表示が指示されたときは、請求項5と同様の処理を行う一方、プレビュー表示がされないときには、印刷画像データを縮小処理してサムネイル画像データ生成を行うようにしたので、サムネイル画像データの生成のためだけにプレビューデータ作成処理を行う無駄が排除され、印刷画像処理全体の効率が一層向上する。
【0120】
請求項7に記載の発明によれば、作成されたプレビューデータをそのままサムネイル画像データとして用いるようにしたので、プレビューデータからサムネイル画像データへの変換処理を省くことができ、サムネイル画像データの印刷処理を一層迅速に行うことが可能となる。
【0121】
請求項8に記載の発明によれば、プレビューデータを縮小処理して変換されたデータをサムネイル画像データとして用いるようにしたので、簡易かつ汎用的な処理によりサムネイル画像データの生成を行うことが可能になる。
【0122】
請求項9に記載の発明によれば、プレビューデータを変換してサムネイル画像データを生成し、サムネイル画像データの印刷指示を受けると、生成したサムネイル画像データの印刷処理を行うようにしたので、印刷データを別途、展開処理してサムネイル画像データを生成する手間が省け、サムネイル画像データの印刷処理が迅速に行われる。よって、印刷画像処理用ソフトウェアの処理効率が向上する。
【0123】
請求項10に記載の発明によれば、プレビュー表示が指示されたときは、請求項9と同様の処理を行う一方、プレビュー表示がされないときには、印刷画像データを縮小処理してサムネイル画像データ生成を行うようにしたので、サムネイル画像データの生成のためだけにプレビューデータ作成処理を行う無駄が排除され、印刷画像処理用ソフトウェアの処理効率が一層向上する。
【0124】
請求項11に記載の発明によれば、作成されたプレビューデータをそのままサムネイル画像データとして用いるようにしたので、プレビューデータからサムネイル画像データへの変換処理を省くことができ、サムネイル画像データの印刷処理を一層迅速に行うことが可能となる。
【0125】
請求項12に記載の発明によれば、プレビューデータを縮小処理して変換されたデータをサムネイル画像データとして用いるようにしたので、簡易かつ汎用的な処理によりサムネイル画像データの生成を行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における印刷画像処理システムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態における印刷画像処理システムで実行されるソフトウェアにより実現される機能モジュールを示す構成図であり、(a)はクライアントPC、(b)はプリンタサーバについての構成図である。
【図3】本発明の実施形態におけるクライアントPCで行われる指示入力から印刷データ送信に至る処理を説明するフローチャートである。
【図4】本発明の実施形態におけるプリンタサーバで行われる印刷データ受信から印刷出力に至る処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
10…プリンタサーバ
10a…送受信手順
10b…プレビュービットマップデータ展開手順
10c…サムネイル画像ビットマップ生成手順
10d…印刷ビットマップ展開手順
10e…印刷出力手順
11、31…CPU
12、32…ROM
13、33…RAM
14、35…入力部
15、36…表示部
16、37…ネットワーク用インターフェース
17…プリンタ用インターフェース
20、34…記憶部
30…クライアントPC
30a…印刷データ作成手順
30b…印刷指示手順
30c…プレビュー指示手順
30d…送受信手順
30e…プレビュー表示手順
40…ネットワーク
50…プリンタ

Claims (12)

  1. 印刷指示された印刷画像データを印刷処理する印刷画像処理システムであって、
    前記印刷画像データを縮小したインデクス印刷に使用されるサムネイル画像データの印刷を指示する指示手段と、
    前記印刷画像データに基づいて前記印刷画像データの表示確認に使用されるプレビューデータを作成する作成手段と、
    作成した前記プレビューデータを変換して前記サムネイル画像データを生成する変換手段と、
    前記指示手段によりサムネイル画像データの印刷が指示された場合には、前記変換手段により生成されたサムネイル画像データの印刷処理を行う印刷処理手段と、
    を備えることを特徴とする印刷画像処理システム。
  2. 前記プレビューデータの表示を指示するプレビュー指示手段を、更に備えるとともに、前記印刷処理手段は、前記指示手段によりサムネイル画像データの印刷が指示された場合において、前記プレビュー指示手段によりプレビューデータの表示が指示されているときは、前記変換手段により生成されたサムネイル画像データを印刷処理し、前記プレビュー指示手段によりプレビューデータの表示が指示されていないときは、前記印刷画像データを縮小処理して印刷処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の印刷画像処理システム。
  3. 前記変換手段により生成される前記サムネイル画像データは、前記プレビューデータと同一のデータであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の印刷画像処理システム。
  4. 前記変換手段により生成される前記サムネイル画像データは、前記プレビューデータを縮小処理して変換したデータであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の印刷画像処理システム。
  5. 印刷指示された印刷画像データを印刷処理する印刷画像処理システムにおける印刷画像処理方法であって、
    前記印刷画像データを縮小したインデクス印刷に使用されるサムネイル画像データの印刷を指示する指示工程と、
    前記印刷画像データに基づいて前記印刷画像データの表示確認に使用されるプレビューデータを作成する作成工程と、
    作成した前記プレビューデータを変換して前記サムネイル画像データを生成する変換工程と、
    前記指示工程においてサムネイル画像データの印刷が指示された場合には、前記変換工程にて生成されたサムネイル画像データの印刷処理を行う印刷処理工程と、
    を備えることを特徴とする印刷画像処理方法。
  6. 前記プレビューデータの表示を指示するプレビュー工程を、更に備えるとともに、前記印刷処理工程は、前記指示工程においてサムネイル画像データの印刷が指示された場合において、前記プレビュー指示工程にてプレビューデータの表示が指示されているときは、前記変換工程にて生成されたサムネイル画像データを印刷処理し、前記プレビュー指示工程にてプレビューデータの表示が指示されていないときは、前記印刷画像データを縮小処理して印刷処理を行うことを特徴とする請求項5に記載の印刷画像処理方法。
  7. 前記変換工程において生成される前記サムネイル画像データは、前記プレビューデータと同一のデータであることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の印刷画像処理方法。
  8. 前記変換工程において生成される前記サムネイル画像データは、前記プレビューデータを縮小処理して変換したデータであることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の印刷画像処理方法。
  9. 印刷指示された印刷画像データを印刷処理する印刷画像処理システムに含まれるコンピュータに、
    前記印刷画像データを縮小したインデクス印刷に使用されるサムネイル画像データの印刷を指示する指示工程と、
    前記印刷画像データに基づいて前記印刷画像データの表示確認に使用されるプレビューデータを作成する作成工程と、
    作成した前記プレビューデータを変換して前記サムネイル画像データを生成する変換工程と、
    前記指示工程においてサムネイル画像データの印刷が指示された場合には、前記変換工程にて生成されたサムネイル画像データの印刷処理を行う印刷処理工程と、
    を実行させることを特徴とする印刷画像処理プログラムが記録された記録媒体。
  10. 前記プレビューデータの表示を指示するプレビュー工程を、更に備えるとともに、前記印刷処理工程は、前記指示工程においてサムネイル画像データの印刷が指示された場合において、前記プレビュー指示工程にてプレビューデータの表示が指示されているときは、前記変換工程にて生成されたサムネイル画像データを印刷処理し、前記プレビュー指示工程にてプレビューデータの表示が指示されていないときは、前記印刷画像データを縮小処理して印刷処理を行うことを特徴とする請求項9に記載の印刷画像処理プログラムが記録された記録媒体。
  11. 前記変換工程において生成される前記サムネイル画像データは、前記プレビューデータと同一のデータであることを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の印刷画像処理プログラムが記録された記録媒体。
  12. 前記変換工程において生成される前記サムネイル画像データは、前記プレビューデータを縮小処理して変換したデータであることを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の印刷画像処理プログラムが記録された記録媒体。
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