JP3631706B2 - 移動通信端末、通信システム、通信端末ロック方法、およびプログラム - Google Patents

移動通信端末、通信システム、通信端末ロック方法、およびプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動通信端末、通信システム、通信端末ロック方法、およびプログラムに関し、特に、携帯電話機の紛失や盗難時の悪用防止、および個人データ復旧を容易に行う移動通信端末、通信システム、通信端末ロック方法、およびプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯電話機等の移動通信端末の紛失あるいは盗難が発生した際に、第三者による移動通信端末の悪用を防止する方法等が公開されてきた。
【0003】
特開2000−188783号公報が開示するところの携帯電話機の自動操作方法(以下、従来例1)では、携帯電話機の盗難時等に、予め設定しておいた番号からの呼び出しに対して、パスワード等により、携帯電話機の自動操作を可能とする方法が記載されていた。
【0004】
また、特開2000−151798号公報が開示するところのダイヤル/データロック機能付き携帯電話(以下、従来例2)では、特定の電話番号着信時に、ダイヤルロックおよび携帯電話に記録されているデータのロックが行われる携帯電話が記載されていた。
【0005】
また、SIMカード等の情報記録媒体を用いる移動通信端末における盗難時等の不正防止のための技術としては、以下に示すようなものがあった。
【0006】
特開平3−100895号公報が開示するところの携帯用端末装置の不正使用防止方式(以下、従来例3)には、盗難を検知すると、バックアップしている内部データと入力データ処理プログラムとを消去することによって、内部データの流出および不正使用の防止を実現する方式が記載されていた。
【0007】
また、特開平10−93687号公報が開示するところのカード式携帯電話機およびカード式ポケットベル(以下、従来例4)には、携帯電話機(あるいはポケットベル)に装着されるIDカードに暗証番号を記録し、暗証番号を入力することにより、使用規制が解除される携帯電話機等が記載されていた。
【0008】
従来例4では、IDカードが装着されている携帯電話機の操作をロックしても、IDカードを他の携帯電話機に装着すれば使用できてしまうため、携帯電話機の操作をロックするのみでは不十分であり、そこでIDカード自体を遠隔からロック(使用不可)していた。
【0009】
また、特開平11−177682号公報が開示するところの無線通信装置(以下、従来例5)には、公衆電話機等から送信された無効化コードを受信すると、接続されているSIMカードを使用不可能とする携帯電話機が記載されていた。
【0010】
また、特許第2750746号公報に開示するところの携帯用端末装置の不正使用防止方式(以下、従来例6)では、配送処理端末の盗難を検知したホストコンピュータが盗難信号を発信すると、上記の盗難信号を受信した配送処理端末は、キー入力を無効にするとともに、自端末のメモリおよび装着されているICカードに記憶されているデータの取り出しを不可能にしていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
従来例1〜従来例6では、携帯電話を紛失等した場合に第三者による悪用を防止するため、リモートから携帯電話機の操作や情報記録媒体へのアクセスをロック(禁止)していた。また、暗証番号等を入力することにより、上記のリモート操作は、許可あるいは認証されていた。
【0012】
しかしながら、ユーザが事前にこれらの暗証番号等を設定していなかった場合、これらの暗証番号の初期値は比較的容易、単純なものが多い(例えば、全桁0)。従って、ユーザが通常に携帯電話を保有、使用している場合に、ユーザ以外の第三者によるリモート操作で悪戯にロックされるという問題点があった。
【0013】
また、認証手段として事前に特定の電話番号を記憶しておき、その電話からの着信の場合にのみロック操作を許可する技術も公開されているが、事前に電話番号を登録し忘れた場合には、携帯電話機を紛失した時にユーザ自身もリモートからロック操作できないという問題があった。ロック操作を許可する電話機の電話番号が登録されていなければ、どの電話機の電話番号とも一致しないため全ての電話機からリモート操作によるロック操作が拒否されてしまう可能性があった。
【0014】
また、従来技術では、悪用防止については考慮されているが、紛失あるいは盗難後におけるデータ復旧には言及していない。紛失あるいは盗難した携帯電話機のメモリや情報記録媒体(IDカード、ICカード、あるいはSIMカード)に登録あるいは保存していたデータを消去してしまった場合、消去したデータの復旧が行えないため、新たに携帯電話機を購入した場合、新規に登録し直さなければならない不便さがあった。
【0015】
本発明は、上記問題点に鑑み、操作ロック、情報記録媒体ロックの操作を許容し、認証手段を強化することにより、紛失あるいは盗難された時に第三者による悪用を防止するとともに、通常利用時に、ユーザ以外の第三者によりリモートからの操作ロック、情報記録媒体ロックを行う悪戯を防止する移動通信端末、通信システム、通信端末ロック方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
【0016】
また、紛失あるいは盗難された時に容易に新しい移動通信端末に元のデータ(電話帳、スケジュール、受信メール等)を復旧する移動通信端末、通信システム、通信端末ロック方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため、請求項1記載の発明は、移動通信端末本体と、該移動通信端末本体と着脱可能である情報記録媒体と、を有する移動通信端末であって、前記情報記録媒体は、データを記録する媒体データ記録手段と、自機へのアクセスと前記移動通信端末本体への操作とを禁止するためのロックコードを記録するロックコード記録手段と、前記情報記録媒体自身のID番号を記録するID番号記録手段とを有し、前記移動通信端末本体は、データを記録する本体データ記録手段と、通信および前記データの表示のための入力を行う操作手段と、前記ロックコードを前記情報記録媒体に登録するロックコード登録手段と、該ロックコード登録手段により前記ロックコードが登録されているか否かを検出する登録検出手段と、他の通信端末から送信された前記ロックコードを受信するロックコード受信手段と、前記他の通信端末から送信された前記情報記録媒体自身のID番号を受信するID番号受信手段と、を有し、前記登録検出手段による検出した結果、ロックコードが設定されているか否かを判断し、ロックコードが設定されている場合には、前記ロックコード受信手段により受信したロックコードと前記情報記録媒体内のロックコード記録手段に記録されたロックコードとを比較し、前記ロックコードが登録されていない場合には、前記ID番号受信手段により受信した前記情報記録媒体のID番号と前記情報記録媒体内の前記ID番号記録手段に記録された当該ID番号とを比較して、一致した場合には、前記操作手段による動作と前記情報記録媒体へのアクセスとを禁止するロック手段と、ロック手段と、を有し、前記移動通信端末は、当該自機による前記操作手段による動作と前記情報記録媒体へのアクセスとを禁止するロック設定を受け付けたことを前記他の通信端末に送信した後に、前記他の通信端末からのデータ転送要求に応じて前記他の通信端末に要求されたデータを転送し、前記移動通信端末は、前記他の通信端末に前記要求されたデータ転送が前記他の通信端末からの通信切断を確認して当該自機の前記操作手段による動作と前記情報記録媒体へのアクセスとを禁止する使用ロックを行なうことを特徴とする
【0018】
また、請求項2記載の発明によれば、移動通信端末本体と、該移動通信端末本体と着脱可能である情報記録媒体とを有する請求項1に記載の移動通信端末1と、前記情報記録媒体内の登録されたロックコードまたは登録された前記情報記録媒体のID番号と同一のいずれかを送信した他の移動通信端末2と、を少なくとも有する通信システムであって、前記他の移動通信端末2は、前記移動通信端末1からの当該自機内の操作手段による動作と前記情報記録媒体へのアクセスとを禁止する使用ロックを行なうロック設定の受付の送信を受けて前記他の移動通信端末2の表示手段に表示し、前記移動通信端末1にデータ転送希望の登録データ種別と当該データが保存されているメモリ種別とを送信して前記移動通信端末1からデータ転送されたデータを格納し、前記移動通信端末1は前記他の移動通信端末2からの通信切断完了後に前記操作手段による動作と前記情報記録媒体へのアクセスとを禁止する使用ロックを行なうことを特徴とする通信システムを特徴とする
【0019】
また、請求項3記載の発明によれば、請求項1に記載の移動通信端末本体と、該移動通信端末本体と着脱可能である情報記録媒体とを有する移動通信端末の操作手段による動作と前記情報記録媒体へのアクセスとを禁止する使用ロックを行なう方法であって、前記方法は、他の通信端末から送信されたロックコードまたは他の通信端末から送信された前記情報記録媒体自身のID番号を受信して、ロックコードが設定されている場合には、前記受信したロックコードと前記情報記録媒体内のロックコードとを比較し、前記ロックコードが登録されていない場合には、前記他の通信端末から受信した前記情報記録媒体のID番号と、前記情報記録媒体内に記録された当該ID番号とを比較して、一致した場合には、前記操作手段による動作と前記情報記録媒体へのアクセスとを禁止するロック設定の受付を前記他の通信端末に送信し、前記ロック設定の受付を受信した他の通信端末からのデータ転送要求の受信または切断要求を受信した後に、前記移動通信端末の操作手段による動作と前記情報記録媒体へのアクセスとを禁止する使用ロックを行なう方法である。
【0020】
また、請求項4記載の発明によれば、請求項3に記載の通信システムを用いた移動通信端末の操作手段による動作と前記情報記録媒体へのアクセスとを禁止する使用ロックを行なう方法であって、前記方法は、他の通信端末から送信されたロックコードまたは他の通信端末から送信された前記情報記録媒体自身のID番号を受信して、ロックコードが設定されている場合には、前記受信したロックコードと前記情報記録媒体内のロックコードとを比較し、前記ロックコードが登録されていない場合には、前記他の通信端末から受信した前記情報記録媒体のID番号と、前記情報記録媒体内に記録された当該ID番号とを比較して、一致した場合には、前記操作手段による動作と前記情報記録媒体へのアクセスとを禁止するロック設定の受付を前記他の通信端末に送信し、前記ロック設定の受付を受信した他の通信端末は、前記移動通信端末に対してデータ転送要求を送信し、前記移動通信端末は、前記データ転送要求を送信した前記他の通信端末に要求されたデータを転送し、前記他の通信端末の切断要求を受信した後に、前記移動通信端末の操作手段による動作と前記情報記録媒体へのアクセスとを禁止する使用ロックを行なう方法である。
【0021】
また、請求項5記載の発明によれば、移動通信端末本体と該移動通信端末本体と着脱可能な情報記録媒体とからなる移動通信端末の処理を実行させるためのプログラムであって、前記プログラムは、他の通信端末から送信されたロックコードまたは他の通信端末から送信された前記情報記録媒体自身のID番号を受信して、ロックコードが設定されている場合には、前記受信したロックコードと前記情報記録媒体内のロックコードとを比較し、前記ロックコードが登録されていない場合には、前記他の通信端末から受信した前記情報記録媒体のID番号と、前記情報記録媒体内に記録された当該ID番号とを比較して、一致した場合には、前記操作手段による動作と前記情報記録媒体へのアクセスとを禁止するロック設定の受付を前記他の通信端末に送信し、前記ロック設定の受付を受信した他の通信端末からのデータ転送要求の受信または切断要求を受信し、前記ロック設定の受付を受信した他の通信端末からの前記移動通信端末に対するデータ転送要求された場合にはデータ転送要求されたデータを前記ロック設定の受付を受信した他の通信端末に転送し、前記切断要求または前記他の通信端末に前記転送した後に、前記移動通信端末の操作手段による動作と前記情報記録媒体へのアクセスとを禁止する使用ロックを行なう操作を前記移動通信端末に実行させるためのプログラムである。
【0038】
また、本発明によれば、情報記録媒体内にロックコードを記憶する手段と、上記ロックコードを情報記録媒体装着時の移動通信端末から設定する手段(変更する場合は、変更前のコード入力を要する)と、情報記録媒体内に初期値以外のロックコードが設定されたかどうかを示すロックコード登録フラグを記憶する手段と、ロックコードを情報記録媒体装着時の移動通信端末に登録した際ロックコード登録フラグをONにする手段と、発着両側の移動通信端末でリモートロック操作であるかどうかを通知/判断する手段と、ロックコードおよびID番号を無線で送受信する手段と、ロックコードおよびID番号の正当性を着側で判定する手段と、ロックコードまたはID番号が正当である場合にのみ、着側では発側からの要求に従い、自動的に要求データを無線で転送する手段と、呼切断後、着側の操作および情報記録媒体をロックする手段と、を有する。
【0039】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態における情報記録媒体20装着時の移動通信端末1の構成を示す図である。以下、図1を用いて、本実施形態における移動通信端末1の構成および動作について説明する。
【0040】
移動通信端末1は、移動通信端末本体10と、情報記録媒体20と、を有する。なお、移動通信端末1は、携帯電話機であってもよいし、PHSあるいはPDAであってもよい。
【0041】
情報記録媒体20は、移動通信端末本体10と着脱可能に接続されている。また、情報記録媒体20には、ユーザの個人情報(電話帳、スケジュール、あるいは受信メール等)が記録されている。ユーザは、情報記録媒体20が任意の端末に装着されることにより、その端末は、情報記録媒体20内のデータの読み出しが可能となる。なお、情報記録媒体20は、SIMカードと一般に呼ばれるICカードであってもよく、形状はカード状によらない。
【0042】
移動通信端末本体100は、制御部11と、送受信部12と、データ変換部13と、アンテナ14と、スピーカ15と、マイクロフォン16と、データ記録部17と、操作部18と、表示部19と、を有する。
【0043】
制御部11は、データ変換部12、データ変換部13、データ記録部17、操作部18、および表示部19と接続されており、移動通信端末本体10が有する各部位の制御を行う。
【0044】
送受信部12は、データを送受信可能な信号に変復調する。また、データ変換部13は、音声等を所定の信号に変換する。データ変換部13は、送受信部12、スピーカ15、およびマイクロフォン16と接続されている。アンテナ14は、送受信部12と接続されており、無線で信号(電波)を送受信する。スピーカ15は、音声を出力する。マイクロフォン16は、音声を入力する。
【0045】
データ記録部17は、電話帳、スケジュール、および受信メール等のデータ(以下、登録データ)を記録する部位である。操作部18は、テンキーあるいはジョイスティック等を用いて、移動通信端末1における通信および設定に係る入力を行う部位である。表示部19は、所定のデータ(例えば、データ記録部17あるいは情報記録媒体20が有するデータ記録部21に記録されているデータ)を表示する。
【0046】
情報記録媒体20は、データ記録部21と、ロックコード記録部22と、ID番号記録部23と、を有する。情報記録媒体20が移動携帯端末本体10に装着されている際、データ記録部21、ロックコード記録部22、およびID番号記録部23は、制御部11と接続される。
【0047】
データ記録部21は、電話帳、スケジュール、および受信メール等の登録データを記録する部位である。
【0048】
ロックコード記録部22は、移動通信端末本体10における操作部18による入力および情報記録媒体20の使用をロック(禁止)するための情報であるロックコードを記録する部位である。なお、ロックコードは、例えば、所定の文字列等の暗証番号であってもよい。
【0049】
ロックコード記録部22には、予めロックコードの初期値が記録されており、ユーザは、操作部18を用いることにより、新たにロックコードを登録することが可能である。ユーザが新たなロックコードを登録することにより、ロックコードの初期値は、所望の値に書き換え可能となる。また、移動通信端末1の不正使用を考慮して、ロックコード登録の際には、例えば、登録前のロックコード入力が必要であるといった規制が設けられている。
【0050】
また、ロックコード記録部22には、ロックコード設定フラグのON/OFFが記録されている。ロックコード記録部22に記録されているロックコードが初期値である場合、ロックコード設定フラグ「OFF」がロックコード記録部22に記録される。また、ユーザが新たなロックコードを登録し、ロックコード記録部22に記録した場合、ロックコード設定フラグは、「OFF」から「ON」に設定され、ロックコード設定フラグ「ON」がロックコード記録部22に記録される。
【0051】
制御部11にロックコードが入力されると、制御部11は、入力されたロックコードとロックコード記録部22に記録されているロックコードとを比較し、一致した場合、移動通信端末本体10の操作および情報記録媒体20の使用をロックする。
【0052】
ID番号記録部23には、情報記録媒体20固有の識別情報であるID番号が記録されている。ID番号は、予め設定されており、外部入力による変更は、不可能である。
【0053】
制御部11にID番号が入力されると、制御部11は、入力されたID番号とID番号記録部23に記録されているID番号とを比較し、一致した場合、移動通信端末本体10における操作部18によるキー入力および情報記録媒体20の使用をロックする。
【0054】
図2は、本発明の一実施形態における移動通信端末2の構成を示す図である。以下、図2を用いて、本実施形態における移動通信端末2の構成および動作について説明する。
【0055】
移動通信端末2は、基地局(図示せず)を介して、移動通信端末1と通信可能であるとする。なお、移動通信端末2は、携帯電話機であってもよいし、PHSあるいはPDAであってもよい。また、移動通信端末1とのデータの送受信、データの記録、およびデータの表示を実現するものであれば、他の端末であってもよい。
【0056】
移動通信端末2は、制御部31と、送受信部32と、データ変換部33と、アンテナ34と、スピーカ35と、マイクロフォン36と、データ記録部37と、操作部38と、表示部39と、を有する。
【0057】
制御部31は、データ変換部32、データ変換部33、データ記録部37、操作部38、および表示部39と接続されており、移動通信端末2が有する各部位の制御を行う。
【0058】
送受信部32は、データを送受信可能な信号に変復調する。また、データ変換部33は、音声等を所定の信号に変換する。データ変換部33は、送受信部32、スピーカ35、およびマイクロフォン36と接続されている。アンテナ34は、送受信部32と接続されており、無線で信号(電波)を送受信する。スピーカ35は、音声を出力する。マイクロフォン36は、音声を入力する。
【0059】
データ記録部37は、電話帳、スケジュール、および受信メール等の登録データを記録する部位である。操作部38は、テンキーあるいはジョイスティック等を用いて、移動通信端末2における通信および諸設定等を行う部位である。表示部39は、諸データを表示する。
【0060】
図3は、本発明の一実施形態における移動通信端末1および移動通信端末2による処理を示すシーケンスである。以下、図1および図2を用い、図3に沿って、ユーザが事前に移動通信端末1に装着されている情報記録媒体20にロックコードを登録していた場合に、移動通信端末1を紛失した時、移動通信端末2からのリモート操作で移動通信端末1をロックするまでの処理について説明する。
【0061】
ユーザは、移動通信端末本体10に装着されている情報記録媒体20のロックコードを設定する(初期値から所定のロックコードに書き換える)。新たなロックコードおよびロックコード登録フラグ「ON」がロックコード記録部22に記録される(1−A)。
【0062】
ユーザは、移動通信端末1を紛失した場合、移動通信端末2を用いて、ロック設定発信を行う(発信メッセージ内にロック設定有無情報を定義し、ロック設定有りを発信メッセージに設定する)(1−a)。
【0063】
移動通信端末1は、着信に対し、発信メッセージ内のロック設定有無情報を参照する。移動通信端末1は、ロック設定有りを検出すると、自動応答し、移動通信端末2との接続が行われる。
【0064】
接続完了後、移動通信端末2は、ロックコードの入力を行い、移動通信端末1へ通知する(1−b)。
【0065】
移動通信端末1は、ロックコードを受信すると、ロックコード記録部22に記録されているロックコード登録フラグおよびロックコードを読み出し、「判定▲1▼:受信ロックコードと一致するか?」および「判定▲2▼:ロックコード登録フラグがONか?」の判定を行う。判定▲1▼および判定▲2▼ともに条件を満足する場合、移動通信端末1は、移動通信端末2へロック設定を受け付けたことを通知する(1−B)。判定▲1▼の条件を満足しない場合は、呼切断する。
【0066】
移動通信端末2は、移動通信端末1がロック設定を受け付けた旨の通知を受信すると、ロック設定が受け付けられた旨を表示部39(例えば、LCD)に表示する。また、表示部39は、データ転送を希望する登録データの種別(例えば、電話帳、スケジュール、あるいは受信メール等)、データが保存されているメモリ種別(例えば、移動通信端末本体10が有するデータ記録部17、あるいは情報記録媒体20が有するデータ記録部21等)の設定を促す表示を行う。ユーザがデータ転送を希望する場合は、上記の登録データの種別およびメモリ種別を指定し、移動通信端末1へ通知する(1−c)。
【0067】
移動通信端末1は、移動通信端末2から、登録データの種別およびメモリ種別の指定を含むデータ転送要求を受信すると、受信したデータ転送要求に基づいて、指定されたメモリ(データ記録部17、21等)から、指定登録データ(電話帳、スケジュール、あるいは受信メール等)を読み出して移動通信端末2へデータ転送を行う(1−C)。
【0068】
移動通信端末2は、移動通信端末1から転送された登録データをメモリ(データ記録部37)に格納する(1−d)。
【0069】
移動通信端末1から登録データ転送が終了し、さらに、移動通信端末1へ登録データの転送要求を行う場合は、再度、1−cの処理が繰り返される。また、1−cにおいて、ユーザがロック設定のみを希望し、登録データ転送を希望しない場合、移動通信端末2は、データ転送要求を移動通信端末1に送信せずに通信切断操作を行う(1−e)。
【0070】
移動通信端末1は、通信切断完了後、移動通信端末本体10における操作ロックおよび情報記録媒体20における使用ロックを行う(1−D)。
【0071】
以上のように、移動通信端末本体10が操作ロックされるので、移動通信端末1から発着信操作が不可能となる。従って、第三者による移動通信端末1の不正使用が抑制され、通話料金が課金されることもなくなる。また、移動通信端末1(データ記録部17)内のデータを参照、利用できなくなるため、個人データの漏洩も防止可能となる。
【0072】
さらに、情報記録媒体20もロックされるため、情報記録媒体20を他の移動通信端末へ装着しても、同様に、第三者による悪用を防止できる。また、移動通信端末30は、移動通信端末1にデータ転送要求を行うことにより、移動通信端末2には、移動通信端末1で使用されていたデータが保存されるので、ユーザは、新規に移動通信端末2に登録し直す必要はなくなる。
【0073】
また、移動通信端末2のようなデータを記録する手段を有する通信端末を取得するまでの期間に、移動通信端末1が悪用される可能性もあるので、データを記録する手段を有する通信端末の取得前に知人等から通信端末を借用し、第三者による悪用を防止するためにロック(1−cで切断操作する)し、後日、データを記録する手段を有する通信端末を取得してからデータ転送を行うことも可能である。
【0074】
図4は、本発明の一実施形態における移動通信端末1および移動通信端末2による処理を示すシーケンスである。以下、図1および図2を用い、図4に沿って、ユーザが事前に移動通信端末1に装着されている情報記録媒体20にロックコードを登録していなかった場合に、移動通信端末1を紛失した時、移動通信端末2からのリモート操作で移動通信端末1をロックするまでの処理について説明する。
【0075】
移動通信端末本体10に装着されている情報記録媒体20のロックコードは、ユーザにより設定されていない。従って、ロックコードは初期値のままであり、ロックコード登録フラグはOFFである(2−A)。
【0076】
ユーザは、移動通信端末1を紛失した場合、移動通信端末2を用いて、ロック設定発信を行う(発信メッセージ内にロック設定有無情報を定義し、ロック設定有りを発信メッセージに設定する)(2−a)。
【0077】
移動通信端末1は、着信に対し、発信メッセージ内のロック設定有無情報を参照する。移動通信端末1は、ロック設定有りを検出すると、自動応答し、移動通信端末2との接続が行われる。
【0078】
接続完了後、移動通信端末2は、ロックコードの初期値の入力を行い、移動通信端末1へ通知する(2−b)。
【0079】
移動通信端末1は、ロックコードを受信すると、ロックコード記録部22に記録されているロックコード記録部22に記録されているロックコード登録フラグおよびロックコードを読み出し、「判定▲1▼:受信ロックコードと一致するか?」および「判定▲2▼:ロックコード登録フラグがONか?」の判定を行う。判定▲1▼の条件を満足するが、判定▲2▼の条件を満足しない場合、移動通信端末1は、移動通信端末2へロック設定エラーを通知する(2−B)。判定▲1▼の条件を満足しない場合、移動通信端末1は、移動通信端末2と呼切断する。
【0080】
移動通信端末2がロック設定エラー通知を受信すると、表示部39(例えば、LCD)は、移動通信端末1がロック設定を受け付けなかった旨を表示するとともに、情報記録媒体20のID番号の入力をユーザに促す表示を行う。ユーザは、ID番号の入力を行い、移動通信端末1へ通知する(2−c)。
【0081】
移動通信端末1は、移動通信端末1からID番号を受信すると、情報記録媒体20(データ記録部21)からID番号を読み出す。移動通信端末1は、受信したID番号と情報記録媒体20に記録されているID番号とを比較し、一致した場合、移動通信端末2へロック設定を受け付けたことを通知する(2−C)。
【0082】
移動通信端末2は、移動通信端末1がロック設定を受け付けた旨の通知を受信すると、ロック設定が受け付けられた旨を表示部39(例えば、LCD)に表示する。また、表示部39は、データ転送を希望する登録データの種別(例えば、電話帳、スケジュール、あるいは受信メール等)、データが保存されているメモリ種別(例えば、移動通信端末本体10が有するデータ記録部17、あるいは情報記録媒体20が有するデータ記録部21等)の設定を促す表示を行う。ユーザがデータ転送を希望する場合は、上記の登録データの種別およびメモリ種別を指定し、移動通信端末1へ通知する(2−d)。
【0083】
移動通信端末1は、移動通信端末2から、登録データの種別およびメモリ種別の指定を含むデータ転送要求を受信すると、受信したデータ転送要求に基づいて、指定されたメモリ(データ記録部17、21等)から、指定登録データ(電話帳、スケジュール、あるいは受信メール等)を読み出して移動通信端末2へデータ転送を行う(2−D)。
【0084】
移動通信端末2は、移動通信端末1から転送された登録データをメモリ(データ記録部37)に格納する(2−e)。
【0085】
移動通信端末1から登録データ転送が終了し、さらに、移動通信端末1へ登録データの転送要求を行う場合は、再度、2−dの処理が繰り返される。また、2−dにおいて、ユーザがロック設定のみを希望し、登録データ転送を希望しない場合、移動通信端末2は、データ転送要求を移動通信端末1に送信せずに通信切断操作を行う(2−f)。
【0086】
移動通信端末1は、通信切断完了後、移動通信端末本体10における操作ロックおよび情報記録媒体20における使用ロックを行う(2−E)。
【0087】
ロックコードが初期状態のままである場合、コードが容易かつ単純であるため、ユーザ以外の第三者から容易にリモートから移動通信端末1がロックされてしまう可能性が高い。上記のように、ロックコードが初期値である場合、移動通信端末1は、情報記録媒体20のID番号入力を移動通信端末2に対して更に要求し、一致しなければロックさせないことで、ユーザ以外の第三者による移動通信端末1へのロック操作を防止する。
【0088】
なお、認証手段として情報記録媒体のID番号を始めから使用せずユーザ設定のロックコードを利用する理由は、ユーザ設定値(設定済みのロックコード)を利用することにより、ユーザ自身がロック操作を行う場合に、馴染みのある値で上記操作を可能とするユーザの利便性を考慮したためである。
【0089】
また、ロックコード未設定である場合(ロックコードが初期値である場合)、情報記録媒体20のID番号を使用する理由は、以下に示す理由による。情報記録媒体内のID番号は、初めから各情報記録媒体固有の番号が登録されているため、ユーザの設定忘れ等は発生せず、また所有者自身しか知らない値のため高セキュリティを保証できるからである。
【0090】
図5は、本発明の一実施形態における移動通信端末1のロックコード設定フラグのON/OFF設定処理の流れを示すフローチャートである。以下、図1を用い、図5に沿って、本実施形態における移動通信端末1のロックコード設定フラグのON/OFF設定処理について説明する。
【0091】
ロックコード記録部22に記録されているロックコードは初期値であり、ロックコード設定フラグは「OFF」であるとする。制御部11は、操作部18によりロックコード設定が行われたか否かを判断する(ステップS501)。
【0092】
ロックコード設定が行われていないと判断された場合(ステップS501/No)、制御部11は、ロックコード設定フラグを「OFF」のままとし、動作を終了する。
【0093】
ロックコード設定が操作部18により行われていると判断された場合(ステップS501/Yes)、制御部11は、ロックコード記録部22に記録されているロックコードを書き換え、ロックコード記録部22に新たなロックコードを記録する(ステップS502)。
【0094】
制御部11は、新ロックコード記録後、ロックコード記録部22におけるロックコード設定フラグを「OFF」から「ON」に設定し(ステップS503)、動作を終了する。
【0095】
図6および図7は、本発明の一実施形態における移動通信端末1の動作の流れを示すフローチャートである。以下、図1および図2を用い、図6に沿って、本実施形態における移動通信端末本体10の操作ロック動作および情報記録媒体20の使用ロック動作について説明する。
【0096】
制御部11は、アンテナ14、送受信部12、およびデータ変換部13を介して、移動通信端末2からのロック設定着信を示す信号を検出したか否かを判断する(ステップS601)。
【0097】
ロック設定が着信されていないと判断された場合(ステップS601/No)、移動通信端末1は、通常の着信処理を行い(ステップS611)、動作を終了する。
【0098】
ロック設定が着信されたと判断された場合(ステップS601/Yes)、移動通信端末1は、自動応答を行い(ステップS602)、移動通信端末2から送信されたロックコードを受信する(ステップS603)。
【0099】
制御部11は、ロックコード記録部22に記録されているロックコード設定フラグを読み取り、受信したロックコードと、ロックコード記録部22に記録されているロックコードと、を比較し、両者が一致したか否かを判断する(ステップS604)。
【0100】
受信したロックコードとロックコード記録部22に記録されているロックコードとが一致しないと判断された場合(ステップS604/No)、移動通信端末1は、移動通信端末2との通信を切断し(ステップS612)、動作を終了する。
【0101】
受信したロックコードとロックコード記録部22に記録されているロックコードとが一致すると判断された場合(ステップS604/Yes)、制御部11は、ロックコード記録部22に記録されているロックコード設定フラグが「ON」であるか否かを判断する(ステップS605)。ロックコード設定フラグが「ON」ではない、すなわち、「OFF」であると判断された場合(ステップS605/No)、図7におけるステップS701に遷移する。
【0102】
ロックコード設定フラグが「ON」であると判断された場合(ステップS605/Yes)、移動通信端末1は、移動通信端末10本体および情報記録媒体20における操作を無効化する(ロックする)ことを受け付けた旨を、移動通信端末2に応答する(ステップS606)。
【0103】
次に、制御部11は、移動通信端末2からのデータ転送要求を受信したか否かを判断する(ステップS607)。データ転送要求を受信していないと判断された場合(ステップS607/No)、ステップS609に遷移する。
【0104】
データ転送要求を受信したと判断された場合(ステップS607/Yes)、制御部11は、転送要求された登録データを、データ記録部17あるいはデータ記録部21等から読み取り、移動通信端末2に転送するように、送受信部12およびデータ変換部13等の各部位を制御する(ステップS608)。
【0105】
データ転送要求を受信していないと判断された場合(ステップS607/No)、あるいは登録データ転送(ステップS608)後、制御部11は、移動通信端末2との通信が切断されたか否かを判断する(ステップS609)。移動通信端末2との通信が切断されていないと判断された場合(ステップS609/No)、ステップS607に遷移し、制御部11は、再度、移動通信端末2からのデータ転送要求を受信したか否かを判断する。
【0106】
移動通信端末2との通信が切断されたと判断された場合(ステップS609/Yes)、制御部11は、移動通信端末本体10における操作をロックするとともに、装着されている情報記録媒体20へのアクセスをロックし(ステップS610)、移動通信端末1は、動作を終了する。
【0107】
ロックコード記録部22に記録されているロックコード設定フラグが「OFF」であると判断された場合、すなわちロックコード記録部に記録されているロックコードが初期値のままであると判断された場合(ステップS605/No)、移動通信端末1は、移動通信端末本体10および情報記録媒体20における操作のロックを受け付けなかった旨(ロック設定エラー)を、移動通信端末2に応答する(ステップS701)。
【0108】
次に、制御部11は、移動通信端末2から送信されたID番号を受信したか否かを判断する(ステップS702)。ID番号が受信されていないと判断された場合(ステップS702/No)、制御部11は、移動通信端末2からの呼接続終了を示す信号を移動通信端末1が受信したか否かを判断する(ステップS709)。
【0109】
移動通信端末2からの呼接続終了を示す信号が受信されていないと判断された場合(ステップS709/No)、ステップS702に遷移する。移動通信端末2からの呼接続終了を示す信号が受信されたと判断された場合(ステップS709/Yes)、移動通信端末1は、通信を切断し(ステップS710)、動作を終了する。
【0110】
移動通信端末2から送信されたID番号が受信されたと判断された場合(ステップS702/Yes)、制御部11は、ID番号記録部23に記録されている情報記録媒体20固有のID番号と、受信したID番号と、を比較し、両者が一致したか否かを判断する(ステップS703)。ID番号記録部23に記録されているID番号と受信したID番号とが一致しないと判断された場合(ステップS703/No)、移動通信端末1は、移動通信端末2との通信を切断し(ステップS710)、動作を終了する。
【0111】
ID番号記録部23に記録されているID番号と受信したID番号とが一致したと判断された場合(ステップS703/Yes)、移動通信端末1は、移動通信端末本体10における操作および情報記録媒体20へのアクセスの無効化(ロック設定)を受け付ける旨を、移動通信端末2に応答する(ステップS704)。
【0112】
次に、制御部11は、移動通信端末2からのデータ転送要求を受信したか否かを判断する(ステップS705)。データ転送要求を受信していないと判断された場合(ステップS705/No)、ステップS707に遷移する。
【0113】
データ転送要求を受信したと判断された場合(ステップS705/Yes)、制御部11は、転送要求された登録データを、データ記録部17あるいはデータ記録部21等から読み取り、移動通信端末2に転送するように、送受信部12およびデータ変換部13等の各部位を制御する(ステップS706)。
【0114】
データ転送要求を受信していないと判断された場合(ステップS705/No)、あるいは登録データ転送(ステップS706)後、制御部11は、移動通信端末2との通信が切断されたか否かを判断する(ステップS707)。移動通信端末2との通信が切断されていないと判断された場合(ステップS707/No)、ステップS705に遷移し、制御部11は、再度、移動通信端末2からのデータ転送要求を受信したか否かを判断する。
【0115】
移動通信端末2との通信が切断されたと判断された場合(ステップS707/Yes)、制御部11は、移動通信端末本体10における操作をロックするとともに、装着されている情報記録媒体20へのアクセスをロックし(ステップS708)、移動通信端末1は、動作を終了する。
【0116】
なお、本実施形態によれば、移動通信端末本体10における操作がロックされることにより、移動通信端末1は、操作部18による操作を受け付けなくなり、他の端末との通信も不可能となる。また、データ記録部17に記録されているあらゆるデータの表示および出力も不可能となる。
【0117】
また、情報記録媒体20へのアクセスがロックされることにより、データ記録部21に記録されているあらゆるデータの表示および出力が不可能となる。さらに、情報記録媒体20を他の端末に装着したとしても、情報記録媒体20自体へのアクセスがロックされるので、データ記録部22に記録されているデータの表示および出力が不可能となる。
【0118】
また、移動通信端末2から送信されるロックコード、ID番号、およびデータ転送要求の受信と、受信したロックコードおよびID番号と情報記録媒体20に記録されているロックコードおよびID番号との比較と、上記の比較に基づいてロックが有効であるか否かに係る移動通信端末2への通知と、移動通信端末2により転送要求されたデータの転送と、は、移動通信端末1がロックされた後においても動作可能であるとする。
【0119】
移動通信端末本体10は、データを記録する処理と、キー入力に基づいて、通信およびデータ表示を行う処理と、ロックコードを情報記録媒体20に登録する処理と、情報記録媒体20に記録されているロックコードが初期値のままか、あるいは登録済みの値かを検出する処理と、移動通信端末2から送信されるロックコード、ID番号、およびデータ転送要求を受信する処理と、受信したロックコードおよびID番号と情報記録媒体20に記録されているロックコードおよびID番号との比較を行う処理と、上記の比較に基づいてロックが有効であるか否かを移動通信端末2に通知する処理と、移動通信端末2により転送要求されたデータを転送する処理と、を行う。
【0120】
また、情報記録媒体20は、データ、ロックコード、およびID番号を記録する処理を行う。
【0121】
また、移動通信端末2は、データを記録する処理と、キー入力に基づいて、通信およびデータ表示を行う処理と、データ、ロックコード、およびID番号を入力し、移動通信端末1に送信する処理と、移動通信端末1にデータの転送要求を送信する処理と、転送要求するデータの種別および記録領域を指定する処理と、移動通信端末1から転送されたデータを受信する処理と、を行う。
【0122】
上記の移動通信端末本体10、情報記録媒体20、および移動通信端末2による処理は、それぞれ移動通信端末本体10、情報記録媒体20、および移動通信端末2が有するコンピュータプログラムにより実行されるが、上記のプログラムは、光ディスクあるいは磁気ディスク等の情報記録媒体に記録され、上記の情報記録媒体からロードされるようにしてもよいし、所定のネットワークを介して接続されている外部機器からロードされるようにしてもよい。
【0123】
なお、上記の実施形態は本発明の好適な実施の一例であり、本発明の実施形態は、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能となる。
【0124】
【発明の効果】
事前にロックコードが設定されている場合は、第三者によるリモートからのロックは困難であった。しかしながら、ロックコードが未設定(初期値)であった場合、ロックコードの初期値は容易、単純なコードであることが多いため、第三者からも比較的容易にコードを一致させることができた。
【0125】
本発明によれば、ロックコードが初期値である場合には、ロックコードの一致だけではなく、情報記録媒体特有のID番号の一致を確認し、移動通信端末をロックすることによって、第三者の悪戯によるロックを抑制することが可能となる。
【0126】
また、本発明によれば、リモート操作により紛失した移動通信端末および情報記録媒体内に登録・保存されているデータを他の移動通信端末に転送させることによって、紛失した携帯電話機に登録・保存してあったデータを復旧することが可能となる。つまり、移動通信端末を紛失した場合に、新しい移動通信端末に電話帳、スケジュール、あるいはメール等のデータを新規に登録し直す手間をかけずに紛失した移動通信端末と同じデータを容易に新しい移動通信端末に再現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における情報記録媒体装着時の移動通信端末1の構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施形態における移動通信端末2の構成を示す図である。
【図3】本発明の一実施形態における移動通信端末1および移動通信端末2による処理を示すシーケンスである。
【図4】本発明の一実施形態における移動通信端末1および移動通信端末2による処理を示すシーケンスである。
【図5】本発明の一実施形態における移動通信端末1のロックコード設定フラグのON/OFF設定処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】本発明の一実施形態における移動通信端末1の動作の流れを示すフローチャートである。
【図7】本発明の一実施形態における移動通信端末1の動作の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1、2 移動通信端末
10 移動通信端末本体
11、31 制御部
12、32 送受信部
13、33 データ変換部
14、34 アンテナ
15、35 スピーカ
16、36 マイクロフォン
17、21、37 データ記録部
18、38 操作部
19、39 表示部
20 情報記録媒体
22 ロックコード記録部
23 ID番号記録部

Claims (5)

  1. 移動通信端末本体と、該移動通信端末本体と着脱可能である情報記録媒体と、を有する移動通信端末であって、
    前記情報記録媒体は、
    データを記録する媒体データ記録手段と、
    自機へのアクセスと前記移動通信端末本体への操作とを禁止するためのロックコードを記録するロックコード記録手段と、
    前記情報記録媒体自身のID番号を記録するID番号記録手段とを有し、
    前記移動通信端末本体は、
    データを記録する本体データ記録手段と、
    通信および前記データの表示のための入力を行う操作手段と、
    前記ロックコードを前記情報記録媒体に登録するロックコード登録手段と、
    該ロックコード登録手段により前記ロックコードが登録されているか否かを検出する登録検出手段と、
    他の通信端末から送信された前記ロックコードを受信するロックコード受信手段と、
    前記他の通信端末から送信された前記情報記録媒体自身のID番号を受信するID番号受信手段と、
    前記登録検出手段による検出した結果、ロックコードが設定されているか否かを判断し、ロックコードが設定されている場合には、前記ロックコード受信手段により受信したロックコードと前記情報記録媒体内のロックコード記録手段に記録されたロックコードとを比較し、前記ロックコードが登録されていない場合には、前記ID番号受信手段により受信した前記情報記録媒体のID番号と前記情報記録媒体内の前記ID番号記録手段に記録された当該ID番号とを比較して、一致した場合には、前記操作手段による動作と前記情報記録媒体へのアクセスとを禁止するロック手段と、
    を有し、
    前記移動通信端末は、当該自機による前記操作手段による動作と前記情報記録媒体へのアクセスとを禁止するロック設定を受け付けたことを前記他の通信端末に送信した後に、前記他の通信端末からのデータ転送要求に応じて前記他の通信端末に要求されたデータを転送し、
    前記他の通信端末に前記要求されたデータ転送が前記他の通信端末からの通信切断を確認して当該自機の前記操作手段による動作と前記情報記録媒体へのアクセスとを禁止する使用ロックを行なうことを特徴とする移動通信端末。
  2. 移動通信端末本体と、該移動通信端末本体と着脱可能である情報記録媒体とを有する請求項1に記載の移動通信端末1と、前記情報記録媒体内の登録されたロックコードまたは登録された前記情報記録媒体のID番号と同一のいずれかを送信した他の移動通信端末2と、を少なくとも有する通信システムであって、
    前記他の移動通信端末2は、前記移動通信端末1からの当該自機内の操作手段による動作と前記情報記録媒体へのアクセスとを禁止する使用ロックを行なうロック設定の受付の送信を受けて前記他の移動通信端末2の表示手段に表示し、前記移動通信端末1にデータ転送希望の登録データ種別と当該データが保存されているメモリ種別とを送信して前記移動通信端末1からデータ転送されたデータを格納し、
    前記移動通信端末1は前記他の移動通信端末2からの通信切断完了後に前記操作手段による動作と前記情報記録媒体へのアクセスとを禁止する使用ロックを行なうことを特徴とする通信システム
  3. 請求項1に記載の移動通信端末本体と、該移動通信端末本体と着脱可能である情報記録媒体とを有する移動通信端末の操作手段による動作と前記情報記録媒体へのアクセスとを禁止する使用ロックを行なう方法であって、
    前記方法は、他の通信端末から送信されたロックコードまたは他の通信端末から送信された前記情報記録媒体自身のID番号を受信して、ロックコードが設定されている場合には、前記受信したロックコードと前記情報記録媒体内のロックコードとを比較し、前記ロ ックコードが登録されていない場合には、前記他の通信端末から受信した前記情報記録媒体のID番号と、前記情報記録媒体内に記録された当該ID番号とを比較して、一致した場合には、前記操作手段による動作と前記情報記録媒体へのアクセスとを禁止するロック設定の受付を前記他の通信端末に送信し、
    前記ロック設定の受付を受信した他の通信端末からのデータ転送要求の受信または切断要求を受信した後に、前記移動通信端末の操作手段による動作と前記情報記録媒体へのアクセスとを禁止する使用ロックを行なう方法。
  4. 請求項3に記載の通信システムを用いた移動通信端末の操作手段による動作と前記情報記録媒体へのアクセスとを禁止する使用ロックを行なう方法であって、
    前記方法は、他の通信端末から送信されたロックコードまたは他の通信端末から送信された前記情報記録媒体自身のID番号を受信して、ロックコードが設定されている場合には、前記受信したロックコードと前記情報記録媒体内のロックコードとを比較し、前記ロックコードが登録されていない場合には、前記他の通信端末から受信した前記情報記録媒体のID番号と、前記情報記録媒体内に記録された当該ID番号とを比較して、一致した場合には、前記操作手段による動作と前記情報記録媒体へのアクセスとを禁止するロック設定の受付を前記他の通信端末に送信し、
    前記ロック設定の受付を受信した他の通信端末は、前記移動通信端末に対してデータ転送要求を送信し、
    前記移動通信端末は、前記データ転送要求を送信した前記他の通信端末に要求されたデータを転送し、
    前記他の通信端末の切断要求を受信した後に、前記移動通信端末の操作手段による動作と前記情報記録媒体へのアクセスとを禁止する使用ロックを行なう方法。
  5. 移動通信端末本体と該移動通信端末本体と着脱可能な情報記録媒体とからなる移動通信端末の処理を実行させるためのプログラムであって、
    前記プログラムは、他の通信端末から送信されたロックコードまたは他の通信端末から送信された前記情報記録媒体自身のID番号を受信して、ロックコードが設定されている場合には、前記受信したロックコードと前記情報記録媒体内のロックコードとを比較し、前記ロックコードが登録されていない場合には、前記他の通信端末から受信した前記情報記録媒体のID番号と、前記情報記録媒体内に記録された当該ID番号とを比較して、一致した場合には、前記操作手段による動作と前記情報記録媒体へのアクセスとを禁止するロック設定の受付を前記他の通信端末に送信し、
    前記ロック設定の受付を受信した他の通信端末からのデータ転送要求の受信または切断要求を受信し、
    前記ロック設定の受付を受信した他の通信端末からの前記移動通信端末に対するデータ転送要求された場合にはデータ転送要求されたデータを前記ロック設定の受付を受信した他の通信端末に転送し、
    前記切断要求または前記他の通信端末に前記転送した後に、前記移動通信端末の操作手段による動作と前記情報記録媒体へのアクセスとを禁止する使用ロックを行なう操作を前記移動通信端末に実行させるためのプログラム。
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