JP3629322B2 - 浄水器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、水道の蛇口に接続される原水入口を、回動式弁体の切換操作により、原水出口と浄化用水供給口に切換自在に接続する切換バルブと、浄水出口を有すると共に切換バルブの浄化用水供給口に着脱自在に接続される濾過器とからなる浄水器に関する。
【0002】
【従来の技術】
浄水器の濾過器を切換バルブとは別体に形成して、濾過器ケースを含む濾過器全体を切換バルブに着脱自在に接続する構造は、たとえば特開平7−108261号に記載されている。該構造においては、一定期間使用後は濾材を内蔵する濾過器全体を交換することができるので、交換作業が簡単になると共に、長期間の使用においても濾過器全体の清潔感を維持することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、長期間の使用により表面が汚れるのは濾過器だけではなく、切換バルブもその表面が水アカ等で汚れ、清潔感が失われてくる。また、切換バルブ内部も汚れてくる。したがって、濾過器だけが清潔に保たれて、切換バルブが汚れていると、切換バルブの汚れが一層目立ち、全体としての清潔感が失われてしまう。
【0004】
一方、前記公報の切換バルブは、バルブ外郭を構成するボデイが一体物として構成されてカバーも兼ねており、該カバー兼ボデイに、回動式弁体等の各バルブ構成部材が組み付けられている。
【0005】
そのため、切換バルブの清潔感も保とうとすれば、バルブ全体を取り替えてしまわなければならず、維持管理にコストがかかる。また、分解掃除をするとしても、ボデイから各部品をばらばらに取り外さなければならず、分解作業に非常に手間がかかる。
【0006】
本願発明の目的は、切換バルブのカバーのみを簡単に取り替えることができるようにすることにより、長期間の使用における濾過器及び切換バルブの清潔感を維持できるようにすると共に、維持管理費用も低減できるようにすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために本願請求項1記載の発明は、原水入口、原水出口及び浄化用水供給口を有し、回動式弁体の回動操作により、原水入口を原水出口及び浄化用水供給口に切換自在に接続する切換バルブと、浄化用水取入口及び浄水出口を有すると共に上記切換バルブの浄化用水供給口に着脱自在に接続される濾過器とからなる浄水器において、
切換バルブは、回動式弁体をユニットケース内に回動自在に収めてなるバルブユニットと、該バルブユニットを覆うケースカバーとを備えると共に、弁回動軸芯方向に前記浄化用水供給口が形成され、
ケースカバーは、弁回動軸芯を通る縦断分割面により2分割された1対のカバー部材よりなり、バルブユニットに対して取り替え自在に被せられている。
【0008】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の浄水器において、切換バルブの分解組み付けを一層容易にできるように、ケースカバーを構成する1対のカバー部材の上下端部に、それぞれおねじ部の半割り部分を形成し、上側のおねじ部に原水入口用ナットを、下側のおねじ部に原水出口用ノズルをそれぞれ螺合することにより、両カバー部材を結合している。
【0009】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の浄水器において、切換バルブに対する濾過器全体の着脱作業も一層容易にできるように、切換バルブの浄化用水供給口に、継手管部を形成し、濾過器には前記継手管部が弁回動軸芯方向に差し込み自在な差込孔を形成している。
【0010】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の浄水器であって、切換バルブに、原水シャワー出口を追加し、弁体に連動連結されたハンドルを、原水位置と、原水シャワー位置と、浄水位置とに切換自在としている浄水器において、暗がりでの操作あるいは目の不自由な人による切換操作が、指の感触により確実に認識できるように、ハンドルの表面には、原水シャワー位置において上面となる部分に複数の認識突起を形成している。
【0011】
請求項5記載の発明は、請求項4記載の浄水器において、原水位置、原水シャワー位置及び浄水位置の各位置を、指により一層確実に認識できるようにしたものであり、ハンドルには弁回動軸芯の径方向に両翼状に延びる翼部を形成し、ハンドルが原水位置の時には翼部が垂直姿勢となり、浄水位置及び原水シャワー位置の時には、それぞれ翼部分が水平姿勢となるようにハンドルと弁体とを連動連結している。
【0012】
【発明の実施の態様】
図1は、本願発明を適用した浄水器の使用状態を示す全体正面図であり、浄水器は、切換バルブ1と、該切換バルブ1に対して取替自在な分離型の濾過器2とから構成されており、切換バルブ1は、水道の蛇口4に取り付けられている。
【0013】
濾過器2の下端には、下方へと突出する筒状の浄水出口6が形成され、切換バルブ1の下端には、水道蛇口4と同一中心線上で下方へと突出する筒状の原水出口8が形成されると共に、該原水出口8を取り囲むように原水シャワー出口9が形成されており、切換ハンドル10の回動操作により、浄水、原水及び原水シャワーを任意に選択して使用できるようになっている。
【0014】
切換バルブ1はその主な構成部材として、図4の分解左側面図に示すように、前後のカバー部材15a,15bに2分割されたケースカバー15と、該ケースカバー15に覆われると共に実質的なバルブ機構を内蔵するバルブユニット14と、両カバー部材15a,15bを結合するための上側の取付ナット17及び下側のノズル18と、パッキン23等を備えている。前記ケースカバー15は、弁回動軸芯Oを通る縦断分割面Lを境として前後対称に2分割されており、各カバー部材15,a15bの上下端部には、ナット17とノズル18をそれぞれ螺着するためのおねじ筒部20,21の半割り部分がそれぞれ形成されている。
【0015】
カバー部材15a,15bの上側おねじ筒部20の下端にはそれぞれ半円形の内向きフランジ部19が形成されており、各フランジ部19の内周端縁19aと、下側おねじ筒部21の内周面が、バルブユニット14の上下の筒形部分14a,14bにそれぞれ嵌合することにより、カバー組立時におけるバルブユニット14と各カバー部材15a 15bとの間の前後及び左右の位置決めができるようになっている。
【0016】
図2は濾過器2と切換バルブ1とを分離して示す縦断面図であり、弁回動軸芯Oを通る垂直断面で切断した図であるので、後側カバー部材15bの端面(分割面)は実際には断面としては現れないが、図を理解し易いように敢えてハッチングを施してある。この図2及び図5により、切換バルブの詳しい内部構造を説明する。上側のおねじ筒部20内には、環状のゴムパッキン23及び取付管24が嵌め込まれ、取付ナット17の内向きつば部により、ケースカバー15の内向きフランジ部19に押付固定されている。取付管24の内周にはめねじが形成され、水道の蛇口4に螺着される。
【0017】
バルブユニット14の外郭を形成するユニットケース16内には、1対のシールリング27を介して回動軸芯O回り回動自在に球状の弁体26が支持されており、弁体26の軸芯方向の右端側にはハンドル軸29が一体回転可能に連結され、左端部には、流量制限コーン30及びバルブスリーブ31が一体回転可能に連結されている。ハンドル軸29及びスリーブ31はそれぞれシールを介してユニットケース16に回転自在に支持されている。
【0018】
ハンドル軸29には、図5に示すように位置決め兼回止め用の平面状の切り取り面29aが形成されており、ハンドル10には上記切り取り面29aに摺接する平面部10bを有する嵌合孔10aが形成されており、該嵌合孔10aをハンドル軸29に嵌合することにより、ハンドル10をハンドル軸29に対して回動方向に固定できるようになっている。ハンドル10の抜け防止としては、切り取り面29aの左端に形成した筋状の溝29cに、平面部10bの左端に形成した筋状の小さな突起10cを係合するようになっている。
【0019】
切換バルブ1内に形成される水の流通経路を説明する。図2において、ユニットケース16の中央上面には入口孔33が形成され、該入口孔33はケースカバー15の原水入口3を介して蛇口4に連通している。ユニットケース16の中央部下面には、原水出口8内に向いて開口する小孔34が同一円周上に多数形成されると共に、原水拡散用の傘形部材35が設けられ、原水出口8の外周側には、前記原水シャワー出口9に連通する環状のシャワー室36が形成されている。ユニットケース16の左端部にはスリーブ31に連通する浄化用水供給口37が形成されている。
【0020】
球状弁体26には、回動軸芯Oに対し直角方向に貫通する原水通路41と、該原水通路41の回動軸芯方向両側(左右両側)に配置されたL字形の浄化用水通路42及び原水シャワー通路43が形成されている。浄化用水通路42は、回動軸芯部分から該軸芯と直角でかつ原水通路41に対して90°の位相差で外方に延びており、軸芯部分は左方へ延びて浄化用水供給口37に連通している。原水シャワー通路43は、回動軸芯部分から該軸芯と直角でかつ浄化用水通路42とは反対方向に延びており、軸芯部分は、軸芯方向の右方へ延びてハンドル軸29内の水室を介して前記環状シャワー室36に連通している。
【0021】
図2は浄水利用時の状態を示しており、浄化用水通路42は上向き状態で原水入口3に開口し、原水通路41及び原水シャワー通路43はそれぞれ横向き及び下向き状態で共に閉じている。該状態からハンドル10を時計回りに90°回転することにより、原水通路41が直立状態となって原水入口3と原水出口8が連通し、原水使用状態となる。さらに90°回転することにより、原水シャワー通路43が上向きとなって原水入口3に連通し、原水シャワー使用状態となる。
【0022】
図9のA,B,Cは、それぞれハンドル10の浄水位置、原水位置及び原水シャワー位置の状態を示す平面図であり、ハンドル10には、弁回動軸芯Oの径方向に両翼状に延びる翼部10eが形成されており、該翼部10eは、図9のBのように原水位置(水道水位置)の時には垂直姿勢となり、図9のA及びCのように浄水位置及びシャワー位置の時には水平姿勢となるように構成されている。ハンドル10の筒部の表面には、上記各回動位置において上側にくる面に、各状態を視認できる水滴等の表示70a,70b,70c並びに「浄水」,「水道水」,「シャワー」の文字がそれぞれ印刷あるいは貼付されている。さらに、翼部10eには、指で触れることにより各位置が認識できるように、図9のCの原水シャワー位置の時に上側となる面には複数(例えば2個)の認識突起72が形成され、図9のAの浄水位置の時に上側となる面には、単一の認識突起73が形成されている。なお、図9のBに示す原水位置から180°回動して翼部10eが上下逆の状態となったときも原水位置であり、図2の原水通路41が連通している。
【0023】
図2により濾過器2の構造を説明する。切換バルブ1のケースカバー15とは全く別個の有底円筒形の濾過器ケース44を有し、該濾過器ケース44の側面に浄化用水取入口40が形成されている。濾過器ケース44の内部は、内筒45により外周側の濾材収納室45aと内周側の濾材収納室45bとに分けられており、外周側の濾材収納室45aには、脱臭あるいは防かび効果の有る活性炭46及び繊維状のフィルターエレメント47等が収納され、内周側の濾材収納室45bには、不純物除去用の中空糸膜として、逆U字形に形成された多孔性表面の細チューブ48が複数本配置されている。これら細チューブ48の下端部は、下側の樹脂製ベースバインダ49に、これを下方へと貫通するように植設されており、細チューブ48の表面に形成された微細孔を通過して細チューブ48内に入った水が、細チューブ48の下端から浄水出口6へと排出されるようになっている。
【0024】
側面の浄化用水取入口40は、環状室38及び複数の連通孔39を介して外周側濾材収納室45aに連通している。
【0025】
切換バルブ1に濾過器2を着脱するための差込形接続部の構造を説明する。図6において、ユニットケース16の左端部の浄化用水供給口37には、回動軸芯Oと同芯で左方に突出する継手管部50が形成されると共に、継手管部50の前後両側に、該継手管部50と同方向に延びる1対の係止爪51が設けられている。該係止爪51の先端部には、回動軸芯O側へと張り出すくさび形の係止用突起52が一体に形成されている。継手管部50は、外周に形成された環状溝内にシールリング58が嵌着されている。
【0026】
一方、濾過器2の浄化用水取入口40には、前記継手管部50が液密状態に嵌合する差込孔64を有するスリーブ66が固着されており、該スリーブ66の外周面には、前記係止爪51の係合相手部材として、垂直板状に前後に張り出す1対の爪受け部67が形成されている。
【0027】
図8に示すように、爪受け部67より左側の部分には、略垂直な前後1対のガイド面60が形成されており、該ガイド面60の下方には、係止爪51の係合を解除するための解除部材11が配置されている。解除部材11は、ガイド面60に沿って上方に突出する前後1対のカム65を有すると共に、濾過器ケース44の楕円形周壁62の下部に形成された支持孔63に挿入され、押上自在に係止されている。カム65は、上方にいくに従い回動軸芯O側に寄っていく傾斜カム面を有しており、解除部材11を押し上げることにより、係止爪51を前後に押し開いて爪受け部67から外すようになっている。
【0028】
係止爪51は、図4に示すように基端部が連結環53により一体に連結されており、該連結環53を、ユニットケース16の左端ボス部16aに嵌合している。ボス部16aの前後面には垂直な1対の平面部が形成され、該平面部に連結環53の内周に形成された平面部を合わせることにより、回動方向に位置決めし、また、図6に示すように連結環53の外周面には前後に突出する1対の回止め突起54が一体に形成され、これらを各カバー部材15a,15bに形成されたコ字形凹部57に係合することにより、回り止めをしている。
【0029】
ユニットケースボス部16aの前後両側には1対のリブ55が形成され、該リブ55とケースカバー15の押え面56との間で回止め突起54を挟持することにより、連結環53の回動軸芯方向の位置を固定している。
【0030】
切換バルブ1のケースカバー15には、濾過器ケース44の楕円形周壁62と同じ合わせ面を有する楕円形周壁68が形成されており、該楕円形周壁68には、濾過器ケース側の楕円形周壁62の内周面(いんろう嵌合部)62aにいんろう嵌合するいんろう嵌合部68aが形成されており、回動軸芯方向に抜き差し可能となっている。
【0031】
次に濾過器2の接続作業を説明する。図6において、まず、濾過器2の楕円形周壁62を切換バルブ側のいんろう嵌合部68aにいんろう嵌合する。これにより、差込孔64と継手管部50との芯合わせを行うことができる。そのまま続けて差し込むことにより、図7に示すように差込孔64が継手管部50に自動的に嵌合すると共に、両爪受け部67が両係止爪51の弾性力に抗してこれを押し広げながら突起52を乗り越え、突起52に受け部67が係合し、濾過器2が抜け落ちないようにロックする。
【0032】
一定期間使用後に濾過器2を取り外す場合は、まず、図8に示す解除部材11を指で押し上げることにより、係止爪51を広げて受け部67から外し、濾過器2全体を左方へと引き抜く。引き抜き後、解除部材11は自重により自然に下降位置に戻っている。
【0033】
図4又は図5のように切換バルブ1を分解する際には、水道蛇口から切換バルブ全体を外し、上側のナット17と下側のノズル18を、各おねじ筒部20,21から外す。そして、汚れた両カバー部材15a,15bをバルブユニット14から外し、新しいカバー部材15a、15bを被せ、ナット17及びノズル18により結合する。また、上記カバー部材15a,15bを取り外した際に、パッキン23及びOリング等も必要に応じて取り替え、また、バルブユニット14の表面に付いている水アカ等を除去する。
【0034】
図9に示すようにハンドル10による切換操作をする場合においては、各回動位置の表示70a,70b,70cにより、浄水、原水及び原水シャワーの視認ができる。
【0035】
また、暗い場所での切換操作あるいは目の不自由な人による切換操作の場合においても、原水位置は翼部10eが垂直姿勢であることにより、浄水位置は単一の突起73が指に触れることにより、シャワー位置は複数の認識突起72が指に触れることにより、それぞれの状態を認識できる。
【0036】
なお、前述のように、継手管部50と差込孔64の外周を囲むと共に、継手管部差込方向に嵌合するいんろう嵌合部68a,62aをケースカバー15と濾過器2に形成していると、濾過器2と切換バルブ1との接続作業を一層容易にすると共に、該接続部を外部から保護でき、また、接続部の強度も向上する。
【0037】
【その他の実施の形態】
(1)図2の実施の形態では、原水の出口として、通常の原水出口8と原水シャワー出口9とを有する切換バルブを示しているが、原水シャワー出口を有しない切換バルブにも適用できることはいうまでもない。
【0038】
(2)図9のCにおいて、シャワー位置に対応する認識突起72の数を増やして、たとえば表示70cに対応するような配列とすることも可能である。
【0039】
(3)図9のAにおいて、浄水位置に対応する認識突起73を省略することもできる。この場合は、表面に突起がないことを認識することにより、浄水位置であることを確認できる。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように本願請求項1記載の発明によると、
(1)バルブ機構をユニットケース内に一体的に収納したユニット構造とし、該バルブユニット14と別体でこれを覆うケースカバー15を、弁回動軸芯Oを通る縦断分割面による2分割構造とし、かつ、浄化用水供給口37を上記回動軸芯方向に形成してあるので、バルブユニット14に対し、切換バルブ1の外郭を構成するケースカバー15のみを簡単に取り外して交換することができる。これにより、従来のように、切換バルブ全体を交換する場合に比べ、濾過器及び切換バルブの外観を長期間清潔に維持することができ、かつ、その維持管理費用も節約できる。
【0041】
(2)請求項2記載の発明のように、ケースカバー15を構成する1対のカバー部材15a,15bの上下端部におねじ筒部(おねじ部)20,21を形成し、原水入口用の取付ナット17と原水出口用のノズル18をそれぞれおねじ部20,21に螺合することにより、両カバー部材15a,15bを結合するようにすると、特別の結合用の部材が不要となり、部品点数の節約ができると共に、切換バルブの分解組み付け作業も一層容易になる。
【0042】
(3)請求項3記載の発明のように、切換バルブ1の浄化用水供給口37に継手管部50を形成し、濾過器2には前記継手管部50が弁回動軸芯方向に差し込み自在な差込孔64を形成して、差し込み形式で接続するようにしていると、切換バルブ1に対する濾過器全体の着脱作業も一層容易に行え、浄水器の維持管理が一層容易になる。
【0043】
(4)請求項4記載の発明のように、切換バルブ1に、原水シャワー出口9を追加し、弁体26に連動連結されたハンドル10を、原水位置と、原水シャワー位置と、浄水位置とに切換自在としている浄水器において、原水シャワー位置において上面となる部分に複数の認識突起72を形成していると、暗がりでの操作あるいは目の不自由な人による切換操作においても、少なくとも原水シャワー位置とそれ以外の位置とを指の感触により区別することができ、上記暗がり等の特殊な状況での操作性が向上する。また、長期間の使用により、印刷等の表示は薄くなったり、消えたり、あるいは汚れで見えなくなることがあるが、認識突起72は消えることはないので、長期間利用することができる。
【0044】
請求項5記載の発明のように、請求項4記載の浄水器において、ハンドル10には回動軸芯の径方向に両翼状に延びる翼部10eを形成し、ハンドル10が原水位置の時には翼部10eが垂直姿勢となり、浄水位置及び原水シャワー位置の時には、それぞれ翼部10eが水平姿勢となるようにハンドル10と弁体26とを連動連結していると、前記のシャワー位置の認識突起72の有無と相俟って、浄水位置、原水位置及び原水シャワー位置の3位置を、指の感触のみにより確実に認識することができ、暗がりあるいは目の不自由な人による操作性が一層向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明を適用した浄水器の全体正面図である。
【図2】切換バルブと濾過器とを分離して示す縦断面図である。
【図3】切換バルブ単体の底面図である。
【図4】切換バルブ単体の分解左側面図である。
【図5】図2の切換バルブ単体のV−V断面分解図である。
【図6】図2の接続部のV−V断面部分図である。
【図7】解除時の状態を示す図6と同様の断面部分図である。
【図8】図7のVIII−VIII断面図である。
【図9】ハンドルの平面図であり、Aは浄水位置、Bは原水位置、Cはシャワー位置を示している。
【符号の説明】
1 切換バルブ
2 濾過器
3 原水入口
6 浄水出口
8 原水出口
9 原水シャワー出口
10 ハンドル
10e 翼部
14 バルブユニット
15 ケースカバー
15a,15b カバー部材
17 取付ナット
18 ノズル
37 浄化用水供給口
40 浄化用水取入口
50 継手管部
62 楕円形部
62a,68a いんろう嵌合部
72 認識突起

Claims (5)

  1. 原水入口、原水出口及び浄化用水供給口を有し、回動式弁体の回動操作により、原水入口を原水出口及び浄化用水供給口に切換自在に接続する切換バルブと、浄化用水取入口及び浄水出口を有すると共に上記切換バルブの浄化用水供給口に着脱自在に接続される濾過器とからなる浄水器において、
    切換バルブは、回動式弁体をユニットケース内に回動自在に収めてなるバルブユニットと、該バルブユニットを覆うケースカバーとを備えると共に、弁回動軸芯方向に前記浄化用水供給口が形成され、
    ケースカバーは、弁回動軸芯を通る縦断分割面により2分割された1対のカバー部材よりなり、バルブユニットに対して取り替え自在に被せられていることを特徴とする浄水器。
  2. 請求項1記載の浄水器において、ケースカバーを構成する1対のカバー部材の上下端部に、それぞれおねじ部の半割り部分を形成し、上側のおねじ部に原水入口用ナットを、下側のおねじ部に原水出口用ノズルをそれぞれ螺合することにより、両カバー部材を結合していることを特徴とする浄水器。
  3. 請求項1記載の浄水器において、切換バルブの浄化用水供給口に、継手管部を形成し、濾過器には前記継手管部が弁回動軸芯方向に差し込み自在な差込孔を形成していることを特徴とする浄水器。
  4. 請求項1記載の浄水器において、切換バルブには、原水シャワー出口を追加し、弁体に連動連結されたハンドルを、原水位置と、原水シャワー位置と、浄水位置とに切換自在とし、ハンドルの表面には、原水シャワー位置において上面となる部分に複数の認識突起を形成していることを特徴とする浄水器。
  5. 請求項4記載の浄水器において、ハンドルには弁回動軸芯の径方向に両翼状に延びる翼部を形成し、ハンドルが原水位置の時には翼部が垂直姿勢となり、浄水位置及び原水シャワー位置の時には、それぞれ翼部が水平姿勢となるようにハンドルと弁体とを連動連結していることを特徴とする浄水器。
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