JP3629285B2 - 圧電セラミックの製法 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、圧電セラミックの製法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ドープされたチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)を基礎とする圧電セラミックの製造の場合には、チタン/ジルコニウム比が数パールミルの範囲内で正確に結晶型変形相境界に関して一致しており、かつ、セラミック中のチタン原子及びジルコニウム原子が粒子全体並びに各粒子中で均一に分散しており、かつ、焼結中のセラミックからの酸化鉛蒸発に関しての、再現可能な安定した比を達成するために、圧電セラミックに対する焼結温度ができるだけ低い場合に、最適の材料性質が得られる。
【0003】
上記要求は、生成形体の成形に使用することができ、かつ引き続き、低い温度で焼結することができる、化学的に均一で相が純粋である著しく微細なPZT粉末を適当な化学量論で得ることができる場合にのみ満たされうる。
【0004】
要求される性質を有するPZT粉末の製造については、数多くの方法が公知である。例えば、共沈、噴霧反応(Spruehreaktion)又はゾルゲル法による化学的な方法で、鉛を含む全てのカチオンを既に含有している粉末が得られる。できるだけ低い焼結温度は、通常、粒子の微細さによって達成される。
【0005】
しかしながら、上記の化学的な方法の欠点は、粉末の高い製造コスト、ほとんどの場合に小さなバッチの大きさ及びこれに伴ったバッチ間の組成の変動、粉末中のチタンとジルコニウムの部分的にしばしば不均一な分散、しかし殊に、圧電セラミックの、結晶型変形相境界についての最適組成における不十分な該圧電セラミックの再現可能性である。
【0006】
従って、しばしば今日では、最適化された混合酸化物方法(Mixed−Oxide−Verfahren)が実際に使用されている。この場合には、酸化鉛PbO、ドーピング物質酸化物、二酸化チタンTiO及び特に微粉砕された酸化ジルコニウムZrOからの混合物が磨砕され、乾燥され、かつ典型的に約900℃でPZTに変換される(か焼される)。しかしながらこの場合には、TiO及びZrOとPbOの種々の反応挙動によって条件づけられて、PbTiOからPbZrOまで、従って所望の値の周囲に広く散らばったTi/Zr比を有するPZT粉末粒子が生じる。従って該粉末は、もう1度磨砕されかつ混合されなければならない。該粉末の焼結の際、凝縮中に拡散及び粒子成長によって達成可能なチタン/ジルコニウム比の均一性は、焼結温度及び粒度によって制限され、かつ粉末の不均一性によって制限される。焼結セラミックの最適の圧電性材料性質ないしは焼結セラミックの結晶型変形相境界に関しての最適の組成は、各プロセスバッチで経験的に調整され、かつ、Ti/Zr比に関しての酸化物混合の微細な変化によって場合によっては後調整される。この方法を用いて、費用はかかるが再現可能であるPZTセラミックの製造が可能である。
【0007】
PZTセラミックの製造のための、混合酸化物方法と化学的な方法とからの組合せは、Ceramic Bulletin 、第71巻(1992)、第6号、978頁に記載されている。この著者は、二段階工程で、先ずいわゆる水熱法によって、均一な前駆物質化合物として、調整可能なTi/Zr比を有するZrTiO(ZTO)を得、か焼し、かつ引き続き、初めてPbOと一緒に磨砕しかつ混合することを提案している。さらなるか焼プロセスの際に、酸化鉛は著しく容易にZTOと反応し、かつ、均一なTi/Zr比を有する、相が純粋であるPZT粉末を形成する。
【0008】
しかしながら、この方法においても、化学的な方法で生じる、相応する酸化物の沈殿によってバッチ間で軽度にのみではあるが異なるTi/Zr比が生じることが欠点である。組成がほとんどの場合には結晶型変形相境界の付近で選択されるため、このことによって、得られた圧電セラミックの性質の大きな変化が生じる可能性がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従って本発明の課題は、一回で実施することができかつ簡単で再現可能な方法で、最適の性質を有する均一なセラミックが得られる、PZTセラミックの製法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、本発明によれば、請求項1記載の方法によって解決される。
【0011】
【作用】
本発明のさらなる形成は、請求項2から7までのいずれか1項に記載されている。
【0012】
唯一のZTO組成物ないしは中間化合物の代りに、x値(ジルコニウム含量についての)が、最適の圧電材料値及び結晶型変形相境界についての最適状態が期待される所望かつ推定の最適組成xoptを1〜3%下回るかないしは上回る2種のZTO組成物ないしは中間化合物が使用される場合に、本発明の全ての利点が維持されることは、本発明による方法にとって重要なことである。水熱合成の際の不可避のバッチ間変動ないしは呼称組成からの偏差は、予備試験及び2種のPZT粉末の経験的な混合物系によって容易に考慮に入れることができる。異なって組成された2種の中間化合物が使用される場合の、最適の組成からの意識された僅かな偏差によって、最適の材料値での再現可能なセラミック製造が簡単に可能となる。
【0013】
この場合には、中間化合物に関しての意識して得られた不均一性によって、それにもかかわらず、著しく均一なPZTセラミックが異相なしに生じることは、意外なことである。このようにして、同じ出発生成物(ないしは中間化合物)を用いて、異なって最適化された材料性質を有する種々のセラミックが得られる。
【0014】
本発明によって製造されたセラミックから得られた圧電素子は、公知の標準圧電セラミック(Standard Vibrit 420)と比較してより改善されたデータ、例えば、半分以下の静電容量温度係数TkC1645で比誘電率1823及び結合係数kp0.62を示す。このような値の組合せは、例えばセンサにとって重要である。
【0015】
個々の組成物の電気的性質は該組成物で達成可能な最良値に相当し、その結果、より高い防音性及び感度を有する医療用超音波変換器への使用が可能である。他の組成物については、感度が高くかつ温度の作用が僅かであるセンサとしての使用が可能である。
【0016】
本発明によって製造されたセラミックの別の可能な使用は、積層型アクチュエータの分野にある。本発明によるPZTセラミック材料から得られた、40〜70μmの膜厚を有するフィルムは、1130℃で焼結されてほぼ100%の密度を有する透明なセラミックに変換されることができる。該方法のさらなる改善の場合には、フィルム製造技術のために、1100℃未満のなお明確に低い焼結温度が期待される。このことによって、安価なAgPd電極の使用が可能である。
【0017】
数モル%のNbもしくはNdでドープされたPZTセラミックについては、結晶型変形相境界は、ジルコニウム含量についてのx値0.53〜0.56の場合に期待される。このような有効な圧電セラミックの組成が結晶型変形相境界上にあるか又はその近辺にあるため、x値は、本発明による方法の場合には特に0.5〜0.6、殊に0.53〜0.56が選択される。より高いドーピング含量又は他の使用の場合には、x値は、0<x<1のより大きな範囲内にあってもよい。
【0018】
本発明の別の有利な態様の場合には、中間化合物は水熱法で所望のドーピング物質と一緒に沈殿され、この場合、ドーピング物質に関しても著しく均一な分散が達成される。
【0019】
また、処理工程c)の際のドーピング物質をその酸化物の形で添加することが可能であり、かつ中間化合物及び酸化鉛PbOと一緒に磨砕することが可能である。
【0020】
PZT粉末への粉末混合物のか焼は、有利に700〜850℃で行なわれ、この場合、既に700℃で単相であり均一なPZT材料が得られる。温度上昇とともに、か焼の際に得られたPZT粉末の粒度もまた大きくなり、このPZT粉末は、その後に、より高い焼結温度を必要とする。通常、焼結温度は1050〜1250℃であり、この場合、理論的密度の95%以上の密度を有する高密度PZTセラミックが得られる。
【0021】
第1及び第2の中間化合物、PbO並びに場合によってはドーピング物質の均一な混合は、通常、湿式磨砕による常法によって行なわれる。
【0022】
例えば、圧縮によってブロック及びタブレットに成形するために、か焼の際に得られたPZT粉末は、後磨砕なしで成形に使用することができる。結合剤を用いて泥漿を得ることもでき、かつ例えばフィルムに注型もしくは延伸されることもできる。
【0023】
次に、本発明を例につき詳説する。
【0024】
【実施例】
中間化合物を水熱法による常法で得た。この場合には無機の塩、ゲルもしくは酸化物の水溶液から出発した。該溶液を15MPaまでの定義された圧力下で水の沸点(与えられた圧力での)と臨界温度(374℃)の間の温度にさらした。この場合には、酸化物の均一な沈殿が生じた。所望の混晶が直接生じ、製造に使用される反応器の外部でのか焼は、必要なかった。中間化合物(ZTO)の沈殿物を分離し、かつ乾燥させた。粉末全体における狭い粒度分布並びに粉末粒子全体にわたって均一なチタン/ジルコニウム比を有する、典型的に200ナノメータの粒径の著しく微細な粉末が得られた。該方法は、準連続的に実施することができ、この場合、数百キログラムまでの大きなバッチが、統一した組成で安価に得ることができる。またこの場合には所望のドーピング物質を共沈させることができ、かつ同様に均一にPZT粉末に結合導入することができる。
【0025】
さらにPZT粉末を、焼結の際の揮発性酸化鉛の損失を補償するために軽度に化学量論的過剰量で選択される酸化鉛の必要量と混合した。水の添加下で粉末をボールミル中で標準状態で18時間磨砕し、濾別し、かつ乾燥させた。
【0026】
か焼のために、1分間当たり1〜10ケルビンの加熱速度、例えば2K/分に調整し、700〜850℃の範囲内の所望のか焼温度を約2時間維持し、かつさらに引き続き徐々に冷却した。か焼後に粉末を単に乳鉢ですりつぶしかつ篩分けし、かつ直ちに後加工することができた。得られた粉末のX線回折計による検査によって、か焼中に、相が純粋であるPZTが生じておりかつ異相が全く存在していないことが示された。既に700℃で、PZT粉末との酸化鉛の反応は完了していた。粉末は、3.7m/gまでの比表面積及び4μm未満の平均粒度を示していた。
【0027】
篩分けた粉末を造粒し、かつ成形体に圧縮し、この場合、既に理論的密度の60%までの生成形体の密度が得られた。
【0028】
焼結のために成形体を加熱速度1〜10K/分で1050〜1250℃の焼結温度にまで加熱し、この温度を約0.5〜2時間維持し、かつ再度冷却した。理論値の97%までの密度が達成され、これが、空気中で焼結されたPZTセラミックについての典型的な上限値である。熱による腐蝕によって測定された粒度は、か焼温度及び焼結温度に依存して1〜8μmの範囲内にある。
【0029】
上記方法に相応して、一般式:Pb(ZrTi1−x)O−ドーピング物質
で示されるPZTセラミックが得られ、この場合、ジルコニウム/チタン比は、該比が最適値にあるか、ないしはこのようにして製造されたセラミックの性質が最適である程度に選択されている。結晶型変形相境界上にある組成について、x値0.54が推定される。この組成を達成するために、本発明によればy=0.56であるZrTi1−yの第1の中間化合物及びz=0.52であるZrTi1−zの第2の中間化合物を、先に詳細に記載された水熱法と同様にして得た。
【0030】
式:
x=a・y+b・z、但し、a+b=1
による第1及び第2の中間化合物の相応する含量並びに酸化鉛PbO及びドーピング物質酸化物の相応する量を重量測定して導入することによって、x値を両極値の0.52と0.56の間で0.5%刻みで変化させた、総和による組成式を有する粉末混合物が得られた。この混合物を既述のとおりにして磨砕し、かつ、か焼した。この際に得られた、種々の組成のPZT粉末を既述の方法で成形体に圧縮し、かつさらに試験体へと焼結した。
【0031】
走査電子顕微鏡撮影によって、試験体の均一なセラミック構造が示され、このことは、均一な構造及びジルコニウム/チタン比についての晶粒全体にわたる均一な組成を示している。
【0032】
試験体の性質の検査のために該試験体を研磨し、金属化し、かつ150℃で分極処理した。比誘電率E、結合係数Kp、損失角(Verlustwinkel)tan δ、品質係数(Guete)Q、圧電性電荷定数(piezoelektrische Ladungskonstante)d33(それぞれの場合に大信号測定及び小信号測定)並びに静電容量温度係数TkCを測定した。
【0033】
測定値の評価の際に、最適の性質を有する試験体の組成が推定の組成(この場合にはx=0.54)からずれていることが示されていた。特殊な値の組合せは、例えば、x=0.550及びx=0.555である試験体の場合に観察された。最初に記載された試験体は、E1600、kp0.60及びTkC3500を示す標準圧電セラミック(Vibrit 420(登録商標))と比較して、より良好な圧電データ(E=1823、kp=0.62)を半分以下のTkC値(1645)で示した。このことは、均一なジルコニウム/チタン比に基づく、結晶型変形相境界における、より明確な転移を示している。この結果は、ゾルゲル法による粉末を用いた公知方法によって得られるセラミック体ないしは圧電セラミックに匹敵し、かつ、このようなセラミック体ないしは圧電セラミックと同様に、粉末の微小均一性(Mikrohomogenitaet)に起因している。しかしながら、ゾルゲル法による粉末と比較して、本発明による方法に関しては、著しいコスト面での利点及び最適の組成を有するPZTセラミックの特に簡単な製法が得られる。
【0034】
他の個々の組成物及び焼結体、殊にx値が0.555である試験体の電気的性質は、より高い防音性及び感度を有する医療用超音波変換器への使用が期待される別の標準セラミック、例えばヴィブリット 525(Vibrit 525(登録商標))の電気的性質にほぼ相応する。x値0.550である試験体の性質によってこの組成物は、感度が高くかつ温度作用が僅かであるセンサとしての使用に推奨される。
【0035】
本発明による圧電セラミックのための別の可能な使用は、積層型アクチュエータの分野にある。
【0036】
さらに、本発明による方法の利点はとりわけ、ジルコニウム/チタン比において著しく均一なセラミックが、該セラミックに使用される粉末が、例えばゾルゲル法による粉末もしくは共沈による粉末と同程度に高価であるということなしに得られる点にある。さらなる利点は、本方法の柔軟性である。混合及びドーピングによって、ZTO組成物を基礎とする各種のセラミック粉末を得ることができる。異なるジルコニウム/チタン比を有するそれぞれの場合に2種の異なる中間化合物のみから種々のジルコニウム/チタン比を有するPZTセラミックを得ることが可能であり、かつ、2種のZTO中間化合物の、経験的に確定された、厳密に結晶型変形相境界に関しての最適の混合比に従って、該PZTセラミックを製造することが可能である。例えば付加的に添加された酸化ネオジム及び/又は酸化ニッケル及び/又は酸化ニオブは、均一に混晶中に組み入れることができるため、本発明による方法を用いて、最大約50%までのPZTセラミックの任意のドーピング可能性も与えられている。このような高度にドープされるニッケル/ニオブ−ドーピングは、高い効果を有するセラミックに必要とされる。

Claims (7)

  1. 式:Pb(ZrTi1−x)O〔式中、0<x<1である〕で示されるPZTセラミックを製造する方法において、
    a) 式:ZrTi1−y〔式中、(x+1%)≦y≦(x+3%)である〕で示される第1の中間化合物を水熱法によって得、
    b) 式:ZrTi1−z〔式中、(x−3%)≦z≦(x−1%)である〕で示される第2の中間化合物を工程a)の場合と同様にして得、
    c) 第1の中間化合物及び第2の中間化合物を酸化鉛PbOと一緒にa:b:1の比で磨砕し、この場合、a+b=1かつx=a・y+b・zであり、
    d) 得られた混合物をPZT粉末にか焼かつ変換し、
    e) 該PZT粉末から成形体を得、
    f) 該成形体をPZTセラミックに焼結する
    ことを特徴とする、圧電セラミックの製法。
  2. 中間化合物をドーピング物質と一緒に水熱法の際に沈殿させる、請求項1記載の方法。
  3. 処理工程c)の際に付加的になお、常用のドーピング物質の酸化物と一緒に磨砕する、請求項1記載の方法。
  4. か焼(処理工程d)を700〜850℃で実施する、請求項1から3までのいずれか1項に記載の方法。
  5. 焼結(処理工程f)を1050〜1250℃で実施する、請求項1から4までのいずれか1項に記載の方法。
  6. 磨砕(処理工程c)を湿式磨砕によって実施する、請求項1から5までのいずれか1項に記載の方法。
  7. パラメータa及びbの種々の値を用いた方法(処理工程cの場合)で実施し、PZTセラミックの最適化すべき測定値を測定し、所望の最適値を有するセラミックを確定し、かつこの組成物の基礎になっているパラメータa及びbを処理工程c)〜f)の新たな実施に使用する、請求項1から6までのいずれか1項に記載の方法。
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